
「AI」と一致するもの


『台湾人生』『台湾アイデンティティー』と台湾の日本統治下に生きてきた日本語世代に取材を重ねてきた酒井充子監督。最新作『ふたつの祖国、ひとつの愛 イ・ジュンソプの妻』は、韓国では知らない者はいないという名画家ジュンソプとその妻、方子(まさこ)との愛を丹念に映し出したドキュメンタリーだ。

■台湾で日本語をしゃべるおじいさんとの出会いから、デビュー作『台湾人生』ができるまで。

■韓国の国民的画家、イ・ジュンソプさんとその妻方子さんの「愛」を撮る。



―――イ・ジュンソプさんの絵力と、封筒の宛名一つとってもとても味があり、手紙の文面も妻に対する愛がストレートに綴られていて印象的でした。ジュンソプさんの人生を語るにあたって、これらの作品や残された絵をどのように入れていこうと思ったのですか?

■台湾、韓国の日本語世代取材を通じて感じた、それぞれの今とこれから。

『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』イベントレポート
(MORTDECAI 2015年 アメリカ 1時間47分)
原作:キリル・ボンフィリオリ「チャーリー・モルデカイ1 英国紳士の名画大作戦」(角川文庫刊)
監督:デヴィッド・コープ
出演:ジョニー・デップ、グウィネス・パルトロー、ユアン・マクレガー、オリヴィア・マン、ジェフ・ゴールドブラム、ポール・ベタニー
公式サイト⇒ http://www.mortdecai.jp/
(c) 2015 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2015年2月6日(金)~TOHOシネマズ(梅田、なんば、二条、西宮OS)ほか全国超拡大ロードショー
たむけん !華麗なる秘密を大暴露!
「“ちゃー”リー・モルデカイ」ビリケンさんに大ヒット祈願@通天閣
ジョニー・デップ最新作『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』は、インチキアートディーラーが名画盗難事件に絡む捜査に協力して、世界を股にかけて大活躍する痛快アクションコメディ。その公開を前に来日したジョニー・デップではなくて!?、お笑い芸人たむらけんじさんを迎え、通天閣のビリケンさんに映画の大ヒット祈願を行いました。
◆公開記念イベント◆
・実施日:2月4日(水)12:30~(約20分)
・ゲスト:たむらけんじ
・場所:通天閣(地下イベント会場)
◆イベント詳細◆
新装オープンした通天閣地下のイベント会場に颯爽と登場したお笑い芸人たむらけんじさんは、主人公チャーリー・モルデカイの衣装に身を包み、ビリケンさんに本作の大ヒット祈願をしました。MCの鋭いツッコミにたじたじになりながらも、厳しい芸能界で生き残る秘訣や自身の自虐ネタなどを披露し、会場は爆笑の渦が巻き起こりました!
MC:チャーリー・モルデカイに扮していただいたたむらけんじさんです!
たむらけんじ: (金髪のドレスの女性と共にたむらけんじ登場)今日は体調悪いので休もかなと思いました(東京の記者会見を体調不良でドタキャンしたジョニー・デップ)。この“ちょびヒゲ”めちゃめちゃかゆいです!
MC:映画をご覧いただいて感想はいかがでしたか?
たむら:アメリカのコメディーがめちゃめちゃ苦手で不安やったんですが、ボケが上品!カーアクション・謎解きもあって意外な裏切りとかあって面白かったです!
MC:チャーリー・モルデカイは貴族ですが、インチキアートディーラー、スパイというキャラですね。たむけんさんもいろんなお仕事をお持ちですが?
たむら:はい、僕もインチキ焼肉屋、インチキカレー屋と…誰がや!? あそこだけは真面目にやらせて頂いてます!
MC:『チャーリー・モルデカイ』の副題が“華麗なる名画の秘密”ですが、“華麗なるたむけんの秘密”は?関西で10本のレギュラーを持っておられる秘訣は?
たむら:これっという秘訣はないのですが……ゴマ擦りから始まって、飲みの誘いは断らない、呼ばれたらすぐ行く、長いものには上手に巻かれる、これです!
MC:ところでチャーリーはビックマウスで破産もしておりまして、焼肉たむらは~?
たむら:すぐそっちの方にいきますね!昔ほどじゃないですが、ウチは全然大丈夫です!! この前もこれで(スポーツ紙に)“滞納は否定“て書かれて怖い思いをしました。書き方が悪い!もう何も喋りません(笑)
MC:今日は隣に女性がいますが、ジョニー・デップさんは来日の際、婚約者のアンバー・ハードさんを連れてましたが~?
たむら:えっ!? アンバー・ハードさんでしたっけ?君はハンバーガールかいな!? 淡路島を応援するハンバーガールなんかーい!! はいっ!
MC:最近女性と言えば、鈴木紗理奈さんとの復縁が噂されてますが~?
たむら:復縁は絶対ないです!! ないですけど、この前ウチに来ました!
MC:何しに?
たむら:友人たちと(鈴木紗理奈含む)ご飯を食べに行って2軒目に行ったらべろべろになって。気づいたらみんなで家にいました。先日その中にいた後輩が僕にお礼を言ってきまして、写真を見せてきたんですが、それがその時に鈴木紗理奈と寄り添ってとった写真なんですよ。鈴木紗理奈のこと叱らなアカンのですよ!俺の後輩とそんな写真取って!もう浮気したからないです!(復縁は)200%ないです!ないない!終わり!
MC:ビリケンさんが後にいらっしゃいますが、足の裏をかいて笑うと願いが叶うとされています。神の像ビリケンさんにご協力いただいて、映画のキャンペーンを行っていただけることになりました。ビリケンさんはしゃべれないので、代理で通天閣の西上雅章社長登場にご登場いただきます!
西上社長:(チャップリンの恰好で登場)僕もこの映画が好きで期待しています!今日は、“チャーリー”にちなんで、チャーリー・チャップリンの恰好をしてみました。
MC:ビリケンさんでどういった協力をしていただくかと言いますと、たむけんさんからビリケンさんにチャーリー・モルデカイの象徴“ちょびヒゲ”を授与していただいて、映画のヒットをお願いしようというものです!
(“ちょびヒゲ”を持った西日本ハンバーガールZ登場し、たむけんに“ちょびヒゲ”を渡し、ビリケンさんにヒゲをつける)
たむら:ビリケン・モルデカイになりました!
たむら: (足をなでながら)チャーリー・モルデカイ大ヒットしますように!よろしくお願いいたします!!
MC:それではこのイベントがお開きになりますが、たむけんさん最後にコメントをお願いします。
たむら:僕がなぜこの映画の宣伝隊長に指名されたのか、秘密を暴きたいと思います。
“ちゃ~”りー・モルデカイは、痛快アドベン“ちゃ~”です! みなさん“ちゃ~”んと映画館に足を運んでくだ“ちゃ~”い!
MC:みなさんぜひ映画館で観てください!よろしくお願いいたします!
【たむらけんじプロフィール】
1973年5月4日生まれ(41才)
大阪府阪南市出身
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属
【ストーリー】
英国でゴヤの名画が盗まれ修復師が殺されるという事件が起きた。名画には世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていた!そこで、英国諜報機関MI5のマートランド(ユアン・マクレガー)は、美術界の裏事情に詳しいインチキアートディーラーのチャーリー・モルデカイ(ジョニー・デップ)に捜査を依頼する。実は、マートランドとチャーリーは大学の同級生で、チャーリーの妻となったジョアンナ(グウィネス・パルトロー)をめぐる恋敵でもあった。チャーリーは貴族だが破産寸前で、家宝の美術品を少しずつ売却してはしのいでいたが一向にらちが開かない。そんな状況に業を煮やす妻のジョアンナに頭が上がらない。しかも、最近蓄えた髭をジョアンナが嫌がりキスさえさせてもらえない。そこで、チャーリーは頼りになる召使のジョック(ポール・ベタニー)と共に名画を追って、世界を股にかけた華麗なる大冒険へと繰り出す!
(河田 真喜子)

『トレヴィの泉で二度目の恋を』マイケル・ラドフォード監督インタビュー
シャーリー・マクレーン&クリストファー・プラマーという2大アカデミー賞俳優が贈る、
最高にチャーミングなラブストーリー『トレヴィの泉で二度目の恋を』2015年1月31日㈯からBunkamuraル・シネマほかにて全国順次ロードショーいたします!
公開に先立ちまして先日、マイケル・ラドフォード監督のインタビューを行いました!
撮影の舞台裏や現場でのシャーリー・マクレーン&クリストファー・プラマーの様子、さらには村上春樹さんとの意外なエピソードなど、貴重なお話を伺うことが出来ました。
★作品紹介は⇒ こちら
★公式サイト⇒ www.torevinoizumide.com
Q:主演のエルサを演じるシャーリー・マクレーンについて?
彼女はとてもタフな女性だ。映画ではやわらかさみたいなものを演じて欲しいと伝えた。彼女は驚いた、ケンカになったし口論もした。しかし真剣に役に向き合ってくれた。シャーリーはムービースターのカリスマ性、スター性がある。
Q:フレッドを演じるクリストファー・プラマーについて?
彼はとても才能がある。85歳の今でも一人舞台をしているんだ!
Q:クリストファー・プラマー、シャリー・マクレーンの魅力はなんですか?
二人の間にはケミストリーがあった。それはとても運が良かったよ!
クリストファー・プラマーはとても若い。そして若い女性にモテるんだ!古典的な作品にでる俳優さんだね!シャーリー・マクレーンは真のムービースター!直観的、本能的に演じていて、自分がどう映っているか知っている。タイプは真逆の二人だよ。
Q:脚本はなぜまた「イルポスティーノ」のアンナ・パヴィニャーノなんですか?
最適だった。彼女は文化的にイタリア的なんだ。脚本はまず、スペイン語をイタリア語にそれを僕が英語にしたんだ!
Q:リメイクにあたって意識したことは?
(リメイク)とても難しかった。正直もうリメイクはしない。
自分の気に入っている部分はキープした。南米ではヒットしたのに世界的にはダメだった、そこを考えた。オリジナルに比べフレッドのキャラクターを掘り下げた。自分なりにユーモアを付与した。
Q:オリジナルのどこに惹かれたのですか?
とても人間的でユーモアがあり感動的、センチメンタルなとこもいい!自分が好きなタイプの映画。名優たちと仕事ができるのも嬉しかった。ユーモア、ロマンス、感動を伝えられると思ったんだ!
Q:オリジナルとの違いは?
核になるアイディアは同じ。オリジナルに比べ、フレッドを掘り下げた。
Q:この作品を撮ってて一番楽しかったことは?
助演も含めて最高のキャストを集められた!主演二人のカリスマ性は凄かった!
Q:奇跡的だと思ったシーンは?
二人がはじめて夜を過ごすシーンが心配だった、シニアのSEXを匂わすからね!そんなの見たくないと思う人がいるかもしれない!でもいざ撮影してみると凄いなと思った。
Q:イタリアに思い入れは?
息子も生まれたし、結婚もした。なぜか逃れられない運命。イタリアが大好きだし、人生の一部。深いところでイタリアが好き。映画を作るにあたっては深く文化に入り込まなくてはいけない。イタリアが舞台だと作りやすい。
Q:映画の中で、なぜあんなにもアニタ・エクバーグ(フェリーニ監督作品『甘い生活』のヒロイン)にエルサ(シャーリ・マクレーン)は思い入れがあったのですか?
セリフでもあるが、エルサは若いころにアニタに似ているといわれていた。エルサはずっとニューオリンズにいたから、(「甘い生活」の中のアニタは)エルサの中で異国情緒あふれる夢になった。
Q:フェリーニを意識しましたか?
映画のスタイルについては色々あるがフェリーニ風にはできなかった。フェリーニの作品とは逆で親密な小さい世界観にした。役者がいいので、長回しをやった。
Q:「甘い生活」のアニタの死について?
ロンドンのテレビで知った。ローマのホスピスで亡くなったと聞いた。とても悲しい。撮影中にホスピスにいると知っていて悲しかった。元旦那はアニタにベタぼれだったんだよ。シャーリー・マクレーンが22,23歳くらいの頃にアニタと撮った写真を見せてくれた。どこかのシーンで使おうかと思ったよ。シャーリー・マクレーンがトレヴィの泉でコスプレするシーンはシャーリー・マクレーンの提案だったんだ。
Q:アニタとの面識は?
会ったことはない。
Q:アニタへの追悼のメッセージなどはしましたか?
やっていない。アニタのニュースはイギリスではあまり放送されなかったんだ
Q:アニタを一言で言うと?
アイコンである。彼女はイメージなんだ、映画的なイメージ!フェリーニは彼女の資質を捉えたんだ。演技はイマイチだったけど!
Q:シニアにむけて作ったのですか?
時間もお金もあるから、今は世界的にシニア向けの作品が増えている。観ててフィールグッドな作品があってもいいんじゃないかと思ってね!
Q:日本にはシニアの恋の映画はありません。それについてどうですか?
すごく残念(5回くらい)!アメリカ、イギリスではシニアの恋の映画は増えています
Q:若い読者に向けて
若い人のリアクションよかった。実際にトレヴィの泉に行ったと、映画を見てくれた若いカップルが言ってくれた。恋する気持ちはいくつになっても変わらない。人生は常にサプライズなんだ。(この作品は)リアルなラブストーリーなんだ。
年を重ねたら人生楽しくないというのは違う。それを伝えたい。年齢を重ねても恋をするってことをみてもらえたら
Q:日本について、そして今後日本の原作の映画化は考えていますか?
村上春樹とは親交があり「国境の南、太陽の西」の映画化の話があった。
村上春樹は「アメリカで撮ってくれ」と言ったが、僕は日本的な映画で日本的なフィーリングがあると思った、いろいろあって実現はしなかったんだ。日本の小説も文化も好き。吉本バナナも好き!いい本があれば映画化したい!
黒澤明、溝口健二、小津安二郎、大島渚などの作品が好き。最近のものよりは昔の作品が好き。宮崎駿の作品は好き。残念だけど(邦画)の公開本数は減っている。ぜひ作りたい、日本で撮影したい。日本的な要素に惹かれている。
監督:マイケル・ラドフォード
出演:シャーリー・マクレーン、クリストファー・プラマー、マーシャ・ゲイ・ハーデン、クリス・ノース
2014年/アメリカ/英語/STEREO/シネスコ/97分/
原題:ELSA&FRED (C)2014 CUATRO PLUS FILMS, LLC
提供:リヴァーサイド・エンターテインメント・ジャパン
配給:アルバトロス・フィルム www.torevinoizumide.com
2015年1月31日(土)~Bunkamuraル・シネマ、2月7日(土)~テアトル梅田、京都シネマ、2月14日(土)~シネ・リーブル神戸 他全国順次公開






最後に「震災をから復興した神戸の未来に希望が持てるような、明るくて優しい映画。ぜひ多くに人に観てほしい」と結び、会場からは温かい拍手が送られた。映画に参加することで震災のことを改めて考えるきっかけを掴んだ出演者たち同様に、震災のことを改めて振り返り、考えるきっかけを与えてくれる作品。震災から20年経った今の神戸も、ぜひ見てほしい。今日からヒューマントラスト渋谷、テアトル梅田、シネ・リーブル神戸、立誠シネマで公開中だ。※1月31日(土)から神戸映画資料館、シアターセブンで公開。


