
開口一番、「『ブレードランナー2049』より、こちらを選んでくれて感謝します!」と感動の面持ちの森ガキ監督の横で、「関西で撮影がある時はカレー屋をハシゴしていました。関西はスパイスカレーがいっぱい」と、岸井ゆきのは映画のインドロケにつながるカレー好きを披露。初監督の本作を携え、初の大阪舞台挨拶となる森ガキ監督は、「初めての長編映画を大阪の方に観ていただけるのがうれしいです。こうやって映画は多くの人に広がっていくのだなと思いました。大阪の取材では、東京よりもメディアの方の反応が良く、『この映画はいいので、自信を持って!』と言っていただきました」と感想を語ると、岸井も「最初は不安で落ち込み、小さくなっていました。現場で真ん中に立てるか、やるからにはしっかりしなければと色々考えていたのです。いざ現場に入ると森ガキ組のみなさんが、私たち(キャスト)の居心地のいい環境を丸ごと作っていてくれました」と監督に感謝しながら、初主演の感想を語った。


観客によるフォトセッションに笑顔で応えた後、オリジナル脚本による映画作りについて「今はオリジナル作品を撮るのが難しく、瀬々敬久監督(『64-ロクヨン-』)から、(オリジナル作品が)全国で上映されるというのは、本当にないことだと言われました。脚本の山﨑さんと3年間悩んで書き、イメージ通りに撮影できた。こういうことは今の映画界の状況では少ないこと」と振り返った森ガキ監督。「映画は残っていくもの。CMとはまた違う」とこれから口コミで広げてと訴えた。岸井も「観てもらえてうれしいです。熊本(人吉市)で2週間、インドでも撮影し、家族を一生懸命描きました。この映画は、もっと大きくなっていくと思います」と締めくくり、大阪舞台挨拶を終了した。





山﨑賢人「みんなが笑ってハッピーになれる作品です!」
まず山﨑さんより「今日は大阪に来られて嬉しく思います!(上映後の舞台挨拶ということで)皆さんに早く見ていただきたかったです。どうでしたでしょうか!?」と客席に問いかけると、大きな拍手が沸き起こりました。続けて橋本さんが「皆さんこんにちは!早速皆さんに見ていただけて嬉しいです。本当にありがとうございます!」、福田監督が「本日はお足元の悪い中こんなにたくさんのお客さんに来ていただけて嬉しいです!今日はよろしくお願いします!」とご挨拶。
山﨑さんは今回がコメディ映画初主演。演じられた感想を聞かれ、「本当に福田監督の作品が大好きなので、今回お話をいただいて本当に嬉しかったです。」と答えられました。一方橋本さんは2度目の福田監督作品。今回も劇中でさまざまな表情を見せていることについて触れられると、橋本さんは「実は私だけまだ映画を見れていなくて…どういう感じになっていたでしょうか!?」と客席に問いかけると、「可愛かった!!」や「おっふ」といった映画にちなんだ感想が飛び交いました。
MCより『斉木楠男のΨ難』を映画化するにあたり、主人公は是非山﨑さんに!と、福田監督が熱烈オファーをされたことについて理由を尋ねられると、福田監督は「実は最初嫁から山﨑くんの良さを教えてもらったんです。そんなときに斉木楠雄のビジュアルを見たら、賢人君だ!って思いましたね。」と当時を振り返り、その時点で山﨑さんのスケジュールがかなり埋まっていたものの、別の方は考えられないということで、2年以上待ったという裏エピソードも披露されました。

映画『ナラタージュ』10.8大ヒット御礼大阪舞台挨拶
大ヒットを記念いたしまして、10月8日(日)、TOHOシネマズ梅田にて大ヒット御礼舞台挨拶付試写会が実施されました。本編上映後の舞台挨拶ということで、映画の余韻に包まれた会場に有村架純さん、坂口健太郎さん、行定勲監督が登壇すると大歓声が沸きあがりました。
まずは有村架純さんから「こんにちは!泉を演じました有村架純です。地元の関西で舞台挨拶ができて嬉しいです!」とご挨拶。

最後に有村さんから「皆さん本当に温かく迎え入れてくれてありがとうございます。今後この映画がたくさんの方に届くように祈っています。」
今年も魅せます!『第9回 京都ヒストリカ国際映画祭』
今年の目玉は、巨匠・溝口健二監督代表作『近松物語』の4Kデジタル復元版の日本初上映と、19世末にリュミエール社が世界中で撮影したフィルムの4Kデジタル復元版をドキュメンタリーとしてまとめた『リュミエール!』の関西初上映でしょう。
鮮烈な再デビュー、世界のミゾグチと映画のはじまり!
1958年トリノ生まれ。トリノ大学哲学科およびトリノ音楽院ピアノ科を卒業。音楽評論研究に従事し、1988年に2つの評論エッセイを発表。1991年、処女小説『怒りの城』を発表、カンピエッロ・セレツィオーネ賞(伊)とメディシス賞(仏)を受賞。1993年出版の『洋・海』はベストセラーとなり、27ヶ国語に翻訳された。

