日本で公開予定のないヨーロッパの最新映画を紹介する大阪ヨーロッパ映画祭が今年で19回目を迎える。11月3日よりウィリー・ロハス アジア初写真展「美味しい冒険」(イーマにて開催中)で幕を開けた映画祭は、メインとなるヨーロッパ最新映画日本初上映が11月23日から26日までの4日間ホテルエルセラーン大阪で開催される他、イタリア・トリノのキッズアニメーション(キッズプラザ大阪)など世代を問わず楽しめる映画の祭典だ。
ヨーロッパ最新映画日本初上映では、異色のヒューマンロードムービー『HASTA・LA・VISTA - オトコになりたい -』や、サルマ・ハエック出演の人生大逆転ムービー『いのちの火花』、有名な450作品のカットを編集して制作、映画史を旅するような喜びと映画への愛にあふれた『ファイナル・カット』などヨーロッパならではのユーモアに溢れた作品や、社会問題を見据えた作品が一挙上映される。
さらに今年の名誉委員長、ブルーノ・ガンツの特集上映を開催。「天使からヒトラーまでの軌跡」と題して、代表作『ベルリン・天使の詩』、『ヒトラー~最期の12日間~』をはじめ、エリック・ロメール監督の『O伯爵夫人』など主要8作品を上映する。
また、ロンドン特集 「LONDON FAIRWAY ~外国人監督が撮る英国の首都~」と題して、ロンドンが映画の魅力的な舞台として愛されてきたことがわかる6作品を上映。“環境”と“食”の面から、スローフードをテーマにした作品『Terra Madre』上映後、フランス人シェフ ドミニク・コルビー氏を招聘したシンポジウム「第6感で目醒めるスローフード」も開催される。晩秋の大阪で、ヨーロッパ映画に触れるひとときを存分に楽しんでほしい。
<第19回大阪ヨーロッパ映画祭概要>
開催期間 :2012年11月3日(土)~ 26日(月)、2013年1月5日(土)~6日(日)
●ヨーロッパ最新映画日本初上映/ロンドン特集「ロンドン・フェアウェイ」/ 名優ブルーノ・ガンツ特集上映「天使からヒトラーまでの軌跡」/ 特別招待作品上映 11月23日(金・祝)〜26日(月)
●イタリア・トリノのキッズアニメーション 11月17日(土)、18日(日)
●創って学ぼう!イタリア流シネマ教室~映画祭のキンダーガーデン~ 11月23日(金・祝)~25日(日)
●ヤングシネマフォーラム 11月23日(金・祝)
●ウィリー・ロハス アジア初写真展「美味しい冒険」 11月3日(土)~21日(水)
●ブックフェア「本で楽しむヨーロッパ」 11月3日(土)~ 24日(土)
●環境映画上映×シンポジウム「第六感で目醒めるスローフード」 11月24日(土)
●関連イベント/世界のCMフェスティバル2012 2013年1月5日(土)~6日(日)
会 場 :エルセラーンホール(ホテルエルセラーン大阪5階)、イーマ、キッズプラザ大阪
梅田芸術劇場 (世界のCMフェスティバル)
大阪ヨーロッパ映画祭公式サイトはコチラ


22>号出口から徒歩約6分


クリント・イーストウッド演じるガス・ロベルは、メジャーリーグのスカウトマン。今の時代に、コンピュータも使わなければ、メールもしない、昔ながらのスタイルを貫く男だ。素直に感情を表現することが苦手で、話し方はぶっきらぼう、いつも気難しげな表情を浮かべている。そんな、時代に取り残されたような男を、球団はお払い箱にしようとしていた。視力が衰え、目がかすみ始めたとはいえ、まだまだスカウトマンとしての自信と誇りは失っていない。ガスは、キャリア最後のスカウトの旅に出る。手を貸したのは、父との間にわだかまりを感じつづけてきた一人娘のミッキー。妻を早くに亡くし、男手ひとつで育てようとして、育てられなかった娘と、思いがけず旅をすることになった不器用な父。初めて向かい合った父娘が、旅の終わりに見つけたものとは――?
板挟みにあいながら、時間に追われる現代人には必需品!?
スペインで家族と久々の再会を果たしたウィル(ヘンリー・カヴィル)。しかし、家族が突然誘拐されてしまう。愕然とするウィルの前に父親のマーティン(B・ウィリス)が現れて、「自分は実はCIA工作員である」と驚くべき事実を告げる。そして政府間の事件に巻き込まれたことが原因で家族が拉致されたことを知り、ウィルは衝撃を受ける。マーティンは同じくCIA工作員のキャラック(S・ウィーヴァー)に現状を打破すべく連絡するが、待ち合わせ場所でマーティンは狙撃され、魔の手はウィルへと及ぶ。スペイン国家警察、CIA、そして謎の組織にも追われ、家族を救う猶予は24時間もない。ウィルは己の本能だけを頼りに国家間の陰謀の渦中へと身を投じていく―。


