「AI」と一致するもの

『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』 映画公開記念
特製クリアファイル(A4)
 プレゼント!

 boychoir-pre.jpg

■  提供:アスミック・エース株式会社

■ 募集人員: 5 名様

■ 締切:2015年9月20日(日)


2015年9月11日(金)~ 大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズ(なんば、二条、西宮OS)、OSシネマズミント神戸 ほか全国ロードショー!! 

 

★作品紹介⇒ こちら
★公式サイト⇒ http://boysoprano@asmik-ace.co.jp

 


  
『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』

 

愛を知らなかった少年が歌う喜びを知った時、夢の舞台の幕が上がる―
アカデミー賞®2度受賞の名優 ダスティン・ホフマン
× 期待の新星 ギャレット・ウェアリング     

~それは少年から大人になるまでのわずかな間だけしか出せない“奇跡の歌声“~


世界有数の少年合唱団を舞台に、ひとりぼっちの少年が厳しい指導者との出会いによって成長し、限られた時間の中で自分の運命を切り開いていく愛に溢れた物語が、いよいよ幕を開ける。

boychoir-550.jpg複雑な家庭環境に育ち、トラブルばかり起こしていた少年ステットだが、実はたぐいまれな美声の持ち主だった。そんな彼に飛び込む名門少年合唱団への入学。そこで少年たちの育成を任されているのは、厳しい指導で知られているカーヴェル。彼は若いころに才能を否定され、指導者の道に入った過去があり、才能がありながらも、無駄にしているステットに対して厳しく接する。楽譜も読めず同級生たちからのいじめに遭いながら、カーヴェルの導きにより、次第に“歌う”事に魅了されていくステット。
そんな時、由緒正しいコンサートでソロを歌うチャンスが与えられる―。

アカデミー賞®2度受賞に輝く名優、ダスティン・ホフマンを始め、本作が初の長編出演となる新星ギャレット・ウェアリング他、名優たちが脇を固める。監督にはアカデミー賞受賞作『レッド・バイオリン』で知られるフランソワ・ジラール。また、ワーグナー、ヘンデルといった偉大な作曲家たちによる合唱曲が映画を華麗に彩る。その圧倒的なドラマと奏でられる名曲の数々により、トロント国際映画祭を始め各国の映画祭でも絶賛の嵐を呼んでいる。

 


出演:ダスティン・ホフマン、ギャレット・ウエアリング、キャシー・ベイツ、デブラ・ウィンガー、ジョシュ・ルーカス、エディ・イザード、ケヴィン・マクヘイル他
監督:フランソワ・ジラール 脚本:ベン・リプリー
© 2014 BOYCHOIR MOVIE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
HP:boysoprano@asmik-ace.co.jp
提供:アスミック・エース/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

2015年9月11日(金)~ 大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズ(なんば、二条、西宮OS)、OSシネマズミント神戸 ほか全国ロードショー!! 

 (プレスリリースより)
 

federiko-550.jpg

sekaiichiitosii-550.jpg

『世界で一番いとしい君へ』オリジナル付箋 プレゼント!

sekaiichiitosii-pre.jpg


 

■ 募集人員: 3 名様

■ 締切:2015年9月6日(日)

 

2015年8月29日(土)~ シネマート心斎橋
9月19日(土)~ 京都みなみ会館
10月 ~ 元町映画館  他全国順次公開

★公式サイト⇒ http://www.itoshiikimi-movie.info/
 


  
『世界で一番いとしい君へ』

 

流れ星のようなボクたち家族の人生は、毎日が喜びの連続でした。
微笑みを絶やさず今を生きる ある家族の愛の物語
夢いっぱいの青春を生きるはずの我が子が、誰よりも先に“大人”になっていく…。

     

sekaiichiitosii-550.jpgテコンドー選手を目指していたデスと、アイドルを夢見ていたミラ。17歳という若さで親になった2人は、息子アルムと3人でかけがえのない家族になった。16歳になったアルムは、成長が急速に進む先天性早老症のため、身体年齢は80歳を超えている。治療費を稼ぐため必死に働くデスとミラだったが、息子と共に明るさを失わずに生きてきた。そんな彼らの人生がテレビ番組で紹介され、それまで限られた世界しか知らなかったアルムにドキドキする“事件”が起こり始める。だがアルムに残された時間はわずかだった…。


映画『群盗』『超能力者』など“美しきオーラ”で圧倒的な存在感を示してきたカン・ドンウォンが初の父親役に挑戦し、子供よりも子供っぽい無邪気な姿とあふれ出る父性愛を表情豊かに表現。ドラマ「オールイン運命の愛」などで輝きを放ってきたソン・ヘギョは、優しい笑顔で家族をしっかりと包み込む母親役を好演している。また『スキャンダル』『女優たちへ』のイ・ジェヨン監督は、過去作とは全く趣を変えた軽快なテンポの本作で、観る者の心に温かな癒しと深い余韻を運び込んでくれる。

 


 
監督:イ・ジェヨン  原作:「どきどき僕の人生」キム・エラン著(クオン)
キャスト:カン・ドンウォン、ソン・ヘギョ、チョ・ソンモク、ペク・イルソプ、イ・ソンミン、キム・ガプス
原題:두근두근 내 인생
2014年/韓国/カラー/117分  配給:ツイン
© 2014 ZIP CINEMA All Rights Reserved.

 2015年8月29日(土)~ シネマート心斎橋、 9月19日(土)~ 京都みなみ会館、 10月~ 元町映画館  他全国順次公開

 (プレスリリースより)
 

biggame-550.jpg

okinawa-butai-550.jpg

『沖縄 うりずんの雨』ジャン・ユンカーマン監督トークショー@第七藝術劇場
2015年8月9日(日)第七藝術劇場にて
 
(2015年 日本 2時間28分)
監督:ジャン・ユンカーマン(『老人と海』『映画 日本国憲法』)
8月8日(土)~第七藝術劇場、15日(土)~ポレポレ東中野(アンコール上映)、29日(土)~神戸アートビレッジセンター、近日~京都シネマほか全国順次公開
公式サイト⇒ http://okinawa-urizun.com/ 
戦後70年、沖縄は問いかける『沖縄 うりずんの雨』ジャン・ユンカーマン監督インタビューはコチラ 
(C)2015 SIGLO
 

~主張をし続けることが大事。

日米双方で沖縄問題に関心を持つ人が少しでも増えれば、小さな勝利になる~

 
2005年に『映画 日本国憲法』で海外からみた日本国憲法を描いたジャン・ユンカーマン監督が、沖縄戦から現在に至るまでの長いスパンで「沖縄の戦後」を顧み、沖縄の声を聞く最新作『沖縄 うりずんの雨』を完成させた。東京、沖縄での上映を経て、現在第七藝術劇場で絶賛公開中だ。
 
okinawa-500-1.jpg
ジャン・ユンカーマン監督は、沖縄が本土復帰して3年後の1975年から沖縄に滞在している。復帰後にもかかわらず多数の米兵が滞在していることに理不尽さを感じ、ずっとアメリカに沖縄の現状を伝えたいと思っていたという。製作に3年半をかけた本作は「沖縄戦」「占領」「凌辱」「明日へ」の4部構成で、アメリカ側の沖縄映像資料(沖縄戦や、占領時代の映像)やインタビューを織り込み、沖縄とアメリカ双方の立場から米軍基地問題を掘り下げた。第七藝術劇場では、『沖縄 うりずんの雨』の延長線上に位置する作品、『戦場ぬ止み』(三上智恵監督)も現在同時公開しており、双方を観ることで、沖縄問題をより深く知り、考える良い機会となるだろう。
 
公開2日目の9日15:20の回終了後に行われたトークショーでは、満席の観客を前に、ジャン・ユンカーマン監督が本作のテーマや現在日本が抱えている安保、基地問題、沖縄に対する日米の差別意識について、会場からの質問に答えた。米兵によるレイプ事件の加害者インタビュー映像を取り入れたことについても、経緯やその必要性について監督の意見を真摯に語ってくださった。1時間に及ぶ熱のこもったトークショーの模様をご紹介したい。
 

okinawa-3.jpg

Q.現在記念上映されている『ひめゆり』(柴田昌平監督作)の感想は?
『ひめゆり』は丁寧に証言を集めていたので、ひめゆり学徒隊や沖縄の現実がみえる映画です。『沖縄 うりずんの雨』との共通点は、経験したことを自分の言葉で証言してもらっていること。歴史を理解するのに一番いい方法です。勇気が必要だったと思いますが、自分の目で見たことを話してもらいました。皆さん、とても劇的で、悲劇的な経験をした方々で、経験したことを明確に記憶しています。それらがこの映画のベースになっており、その延長戦上に三上智恵監督の映画(『戦場ぬ止み』)があります。私が歴史の証言を取っていく中で、辺野古も厳しい状況になってきています。昨年9月、空撮のため沖縄に行くと、モートン・ハルペリン氏(沖縄返還交渉に携わった米国家安全保障会議元高官)がシンポジウムで基調講演を行うため滞在しており、一緒に撮影もできました。シンポジウムとそこでの大田昌秀先生の発言が、この映画の主張の一つをまとめてくれ、最後のシーンができました。
 
 

okinawa-butai-2.jpg

Q.20年前に起きた12歳少女レイプ事件の犯人の一人、ロドリコ・ハープ氏が画面で証言しているが、証言を映画に入れるまでの経過は?また、沖縄の方の反応は?
こういう映画を作るときは、最初から誰に観てもらうかを考えます。沖縄問題を意識してもらいたいのは、主に日本本土、アメリカの人たちで、彼らが沖縄問題を掴むためにどうすればいいかを考えました。沖縄で上映したときは、本土とは全然違う感じがしました。レイプ事件だけでなく、沖縄戦のことを沖縄で観ることは、とても辛いところでもあったと思いますが、アメリカ人や本土の日本人に伝えるためには真正面から描く必要があったのです。沖縄でも、多くの人に沖縄のことを伝えようとすることに対し、暖かい反響と感謝を伝えてもらいました。
 
私は、最初から加害者の証言も映画の中に入れるべきだと思っていました。沖縄問題が出てくるたびにレイプ問題も取り上げられますが、その実態はなかなか理解されていません。特に沖縄以外の人たちは遠いところの事件と思っています。ハープ氏は今回最初に撮ったインタビューですが、それまでには撮るかどうか、撮った後につかえるかどうかという判断がありました。いつも相手にシンパシーを持ってインタビューをしているので、レイプした人に面と向かって話ができるか不安でしたが、実際に会うと、とても素朴な人でした。心の深いところで反省していたので、これは使えると思いました。
 
後は、どうやって見せるかです。そのためには事件の背景に何があるかを描きました。加害者の話だけでなく、(今までのレイプ事件の)被害者の話も入れ、最終的にはアメリカの学者シンシア・エンローさんの話を入れて、インタビューの前に枠組みを作って、丁寧に見せるようにしました。沖縄で女性問題に深く関わっている方も、こちらの意図は認めてくださっていますが、加害者インタビューは見せるべきではないと言われました。20年前に起こった事件ですが、被害者に配慮し、沖縄のメディアは今でもディテールには触れないようにしています。だから僕たちはそれに真正面から取り組み、見せようと判断しました。
 
okinawa-500-4.jpg
Q.今回の映画のテーマの一つである憲法第9条に対する沖縄県民の思いと本土の人の思いは、アメリカ人のジャン・ユンカーマン監督からみると、どう映るのか?
一つの見え方として、沖縄は憲法第9条を守る最前線です。戦後70年の今、憲法問題や安保法案を通して、日本の戦後の歴史が見えてきています。多くの日本市民が心の深いところで戦争を否定、放棄しています。ただ、矛盾しているのは、日本とアメリカが軍事同盟を組んでいることです。アメリカは絶えず戦争を選んでおり、日本がアメリカと組むと、どうしてもアメリカの方針に従わざるを得なくなります。安保がそうですが、それがはっきりと見えてきているのが今年の夏で、民意と政府の方針が対立しています。
 
もう一つの見え方は、同じことが狭い規模で沖縄に起こっているということです。20年間沖縄の人たちは(辺野古移設は)ダメだと否定し、特にこの2、3年はオール沖縄の意思となっているのに、安倍政権はアメリカ政府と約束しているから基地を作ると言っています。TBSキャスターの金平氏が、「全国が辺野古化されてきた」と言っていますが、辺野古で起こっているのと同じことが国会で起きています。どうやって解決するかはとても難しいですが、その難しさがこの映画のテーマでもあります。
 
また、それらが起こる環境には二つの意識が内在しています。一つは(アメリカ側から見て沖縄は)戦利品という考え方で、沖縄はアメリカが沖縄戦で犠牲を払って得た特権的な権利を持つ場所なのです。長いスパンで映画を描くことは、戦争が終わった途端、アメリカが特権的意識で扱ってきた沖縄を映し出すことでもあります。占領が終わっても基地がそのまま残るのは、特権的な権利がある戦利品だからです。
 
もう一つは、本土の日本市民の中に沖縄に対する差別意識があることです。今は米軍基地の74%が沖縄に集中しています。「それはしょうがない」という発言には差別が入っていると思います。なぜ70~90年代に沖縄の基地に反対する声が挙がってこなかったのかと考えると、それは沖縄市民が二流市民(second citizen)と思われているからです。実際、アメリカ本土占領が終わったとき、米軍基地の80%が本土にありました。沖縄が74%になったのは沖縄の本土復帰後です。本土の基地を閉鎖して、沖縄に移設しているのです。今になってそれに対して疑問が広がっていますが、沖縄では(基地を残したままの)本土復帰は差別的だと当時から言われています。映画の中で沖縄の写真家、石川真生さんも、沖縄の人が受ける差別と黒人差別が似ていると語っていました。重要なのは、差別が根拠になるときは、差別がなくなるまで闘い続けることです。アメリカの黒人公民権運動も差別と闘う歴史でしたし、沖縄もそういう歴史になると思います。
 
 
Q. (生粋の沖縄県民であることを表明しての質問)事件の加害者であるロドリコ・ハープ氏には、実際にどういう言葉で映画の出演依頼をし、それに対してどのような返答があったのか?また、沖縄県民の反発は予想はされていたと思うが、実際はどうだったか?
ハープ氏らには、「あなたたちは罪を犯したが、その罪を責めるつもりはない。あなたたちの状況を正直に話してもらいたい」と手紙を書きました。手紙が届くまでは色々な経緯があり、時間がかかりましたが、届いてからすぐに「了解しました」と返事をもらったのです。後で理由を聞くと、カメラの前で事件が起きたときのことを正直に話すことが自分のためにもなると語ってくれました。レイプ事件を起こしたことは許してはいけないし、(観客の皆さんには)映画の方針を理解していただいていると思います。メディアが(事件のことを)丁寧に扱ってきたことに対して、そのルールを破ったという反感はありましたが、コザ地区での上映後に、「ハープ氏と話す機会があったら、『あなたには生きてほしい、自殺しないで』と伝えてほしい」とおばあさんが話しかけてくれたこともありました。
 
加害者のインタビューを見て複雑な気持ちにならない人はいないですが、そこから色々なことが見えてくると思います。ハープ氏はとても素直な人でした。「アメリカではレイプ事件に関わることは想像もできないが、沖縄では関わることができる」というのはどういうことかといえば、占領者の意識であり、基地から外に出た世界を見下しているのです。それはすごく大事な情報です。加害者が普通の兵士だからこそ、深刻な問題で、現に米軍基地の中でも、性暴力が頻繁に起こっています。
 
okinawa-550.jpg
Q.将来の展望という点で、アメリカが沖縄を戦利品と捉えているのなら、アメリカの国民世論が盛り上がることも必要だと思うが、アメリカで本作のような映画に賛同してくれる人がどれぐらいいるのか?
残念ながらアメリカの軍事主義はとても根強く残っています。アメリカ人として悲しいことですが、僕はベトナム戦争の最中に育てられ、反戦運動もしていました。終わったときに二度とあんな戦争をしないと思っていましたが、アメリカはそこから何も教訓を得ていません。民主党も共和党も軍隊を支持しており、武力で国際問題を解決することができるし、必要だと思っています。また、アメリカは海外に100か国で800基地を持っています。残念ながら沖縄はその中の一つという捉え方です。
 
ただ、沖縄の辺野古問題が長引いたことにより、辺野古の基地建設をやめてほしいという人は増え続けています。私が関わっている大学のネットワークによると、平和を唄う元米兵グループが、辺野古の基地建設反対声明を出していますし、バークレイの市議会も声明を出しています。それらはまだ少数派なことは否めませんが、秋に『沖縄 うりずんの雨』上映ツアーを組み、大学などで上映しながら、広めていきたいと思います。解決方法となると、主張をし続けるということでしょう。辺野古を応援しつづけ、強制的に基地が建設されることに対し抗議の声をあげれば、その声はアメリカに響くはずです。
 
特に(沖縄に駐在した)元米兵の動きが大事です。(米軍が沖縄に駐在し始めてから)70年になりますが、大体年平均5万人が沖縄に駐在しており、延べ350万人にのぼります。彼らは、沖縄に対して懐かしさを抱いていますし、沖縄のことが好きです。そういう人たちが沖縄にずっと基地を残すべきなのかと考えるのではないでしょうか。少なくともインタビューで出演した元米兵(沖縄戦に従事)は、まだ米軍が沖縄に残り、負担させられていることを残念がっていました。
 

okinawa-butai-3.jpg

Q.米軍兵士が置かれている状況を以前直接聞く機会があり、軍隊内は暴力が支配し、レイプも当たり前。兵士たちは貧しい中でリクルートされ、完全に暴力的支配で統治されておりというのは忘れてはいけないアメリカの状況だと感じたが。
その通りだと思います。軍隊は根本的に非人間的な組織で、敵を見下すことが必要です。それは、米軍が沖縄でやっている行動につながっています。米軍もPTSDを抱えている若い兵士が25万人おり、年間7000人の自殺者(1時間に一人ぐらいの割合)がいます。戦死者より自殺者が圧倒的に多いですし、自衛隊でもイラクからの帰還兵には自殺者が多いです。しかし、そういう精神的な病気を抱えている人の治療は全く行われておらず、兵士は使い捨てのようになっているのが、軍隊の根本的な姿です。米軍の性暴力も同じで、毎年2万8千件ぐらい起きており、とても深いところにある問題です。だから、妥協してはいけません。
 
集団的自衛権も同じことです。戦争に行かせるということは問題の解決にはならず、両方が被害者になることにつながります。沖縄という一つの島でもそういう状況が見えてきますが、それは普遍的なメッセージでもあります。沖縄から届く声を聞くことが大事です。
 
三上監督の『戦場ぬ止み』で、辺野古の座り込みに参加している人たちは、唄って踊って、とても明るく、人間的なところがあります。厳しい状況の中、強い精神をもって座り込みを行っているのです。これがおかしい、やってはいけないという人が増え続ければ、いずれは改善できます。本土の中でも、この映画を歓迎する人がたくさんいます。沖縄への関心が確実に高くなり、その事実が沖縄に届くと、沖縄の人の励みになります。沖縄問題に関心を持つ人が少しずつ増え続ければ、それは小さな勝利です。一度、「沖縄の人たちは、負けは知らない」と言われたことがあるので、「負けっぱなしではないか」と返すと、「勝ったことはないから、負けはわからない」と言われました。沖縄は「(見方を変えれば)世の中はこういう風に見える」と教えてくれる気持ちの豊かな島です。
(江口由美)
 

kisekino2000-550.jpg

nobi-di-550.jpg若い人の宝になる映画を!『野火』塚本晋也監督インタビュー

(2014年 日本 1時間27分)
・原作:大岡昇平
・製作・脚本・撮影・監督・編集:塚本晋也
・出演:塚本晋也、リリー・フランキー、中村達也、森 優作、中村優子
・2015年7月25日(土)~渋谷ユーロスペース、8月1日(土)~シネ・リーブル梅田、京都シネマ、シネ・リーブル神戸 ほか全国順次公開
・公式サイト⇒ http://nobi-movie.com/
・コピーライト:(C)SHINYA TSUKAMOTO / KAIJYU THEATER


 nobi-500-1.jpg 

~雄大で美しい風景と無残で小さい人間、このコントラストを撮りたかった~

 

大岡昇平が第2次大戦中、フィリピン戦線での日本軍の苦闘を描いた問題作。1951年に「展望」に発表した戦争文学の代表作。第3回(昭和26年度)読売文学賞・小説賞受賞。59年に市川崑監督が大映で映画化している。


【物語】
nobi-550.jpg第2次大戦末期のフィリピン・レイテ島。敗色濃厚で日本兵たちが飢えに苦しむ中、田村一等兵(塚本晋也)は結核を患い、部隊を追い出されて野戦病院行きを命じられるが、病院も負傷兵で入れず、田村は追い出される。戻った部隊からも入隊を拒否され、原野をさまよい歩く。空腹と孤独、容赦なく照りつける太陽の熱と戦いながら、田村は地獄のありさまを目の当たりにする。殺人、人肉食への欲求、同胞すら狩ってまでも生き延びようとする戦友たち。何とか生き延びた田村にも、いつしか狂気がしのび寄る…。  

死体が行く手にゴロゴロ転がる、凄惨な画面には絶句するしかない。人間はどこまで残酷になれるのか? 限界を試すようなフィリピンの無残極まりない描写は、今転がって行きつつある“いつか来た道”への警告に違いない。


 塚本晋也監督が構想20年をかけた悲願の作品『野火』(大岡昇平原作)が完成し9日、大阪・シネ・リーブル梅田で先行上映された。舞台あいさつのため来阪した塚本監督に、映画に込めた思いを聞いた。


―――『野火』の映画化はいつ頃から考えていたのか?
塚本晋也監督:原作を高校時代に読んで、鮮烈に頭に残った。悪いトラウマではなく、いいトラウマになった。映画少年だったんで、いつか映画化したい、とその時から思っていた。あれから40年。凄惨な戦場の映画ですが、雄大で美しい風景と無残で小さい人間、このコントラストだけは描きたいと考え、30代でも40代でもそこは変わらなかった。

nobi-di-2.jpg――― 脚本執筆はいつ頃? 
塚本監督:30代にはシノプシスを書いた。輪郭は変わっていない。原作に近づいて、追体験していく旅、みたいな感じですね。

――― 市川崑監督の『野火』(59年)は見たか?
塚本監督: 銀座・並木座で見た。強い印象を受けた。崑さんを大尊敬している。心に残りました。崑さんの人間性にも…。自分が撮っていたモノクロの8㍉映画に影響を受けた。その後、崑さんの映画をずいぶん見た。

――― 市川崑監督フリークだった?
塚本監督:日本映画が好きで崑監督も好きだが、黒澤明監督、岡本喜八監督も好きでした。一番好きなのは神代辰巳監督ですけど。全盛期の日活ロマンポルノは中学生なので見られなかった。東宝時代の『青春の蹉跌』や『アフリカの光』などを見てます。日活時代の映画は今後の楽しみにしています。

――― 監督としては最初が『鉄男』(89年)になる?
塚本監督: 『野火』にはまだまだ手が届かなかった。30歳過ぎて映画にしようとしたが、規模が大きく現実的にはならなかった。10年ぐらい前に、戦場に行った方々が80歳を超えられた頃、インタビューを始めた。レイテ島の戦友会のリーダーの紹介で10人ぐらいの方々に聞いた。実際、人間がいかに簡単に物体に変化するものか、聞いた。写真も見せてもらった。

――― カニバリズム(人肉食)については?
塚本監督:自分が、とは誰も言わないが、現地では普通に行われていたようです。理性が働いてる状況じゃない。食べたか食べなかったか、良い悪いを問う映画ではない。

nobi-di-3.jpg――― 原作は文学的表現になっているが?
塚本監督:市川崑作品では食べていない。人肉を食べて歯がボロボロになって食べられなかったということになる。今作では、食べただろうなという程度。サルの肉とされているが、バラバラ死体はサルではなく人間に見える。

―――『鉄男』をはじめ、海外や日本でも“塚本フリーク”は多いが『野火』はアレっと思う作品では?
塚本監督:そうかな?  ある種のファンタジーとして見せる映画が多かったが、根っこのところでは共通している、と思う。

――― 丁度戦後70年の節目の公開になるが?
塚本監督:そこを目指した訳じゃないが、偶然のようで、実は必然だった。10年前には取れなかった原作(の映画化権)も取れたし、周りのスタッフも頑張って、1着買った軍服を50着にしてくれた。奇跡みたいにして出来た映画です。

――― 自ら主演も。はじめから自分でやるつもりだった?
塚本監督:いやいや、もっとほかの人でオファーもありましたが、やっぱり自分で、ということに。普通の人っていう目線を意識した。田村(主人公)とお客さんが一緒です、と。

―――『野火』の前に(マーティン・)スコセッシ監督の『沈黙』に3か月、中心になる「茂吉」役で出演しているが?
塚本監督:遠藤周作原作で、これもスコセッシ監督が20年ぐらい温めていた作品。『野火』、スコセッシ監督作品と、宿願の作品にかかわれた、意義ある1年。この1年は“ビフォーアフター”みたいですね。 

――― 昨年9月にベネチア国際映画祭コンペ部門に出しているが、反響は?
塚本監督:お客さんのスタンディング・オベーションはものすごく長かった。マスコミは賛否両論。暴力シーンではっきり別れました。

――― 若い人に見てもらいたい映画?
塚本監督:本当にそう。私たちが子供時代に“はだしのゲン”を見て心から感動したように、若い人には宝になる映画です。

(安永 五郎)

chaplindirector.JPG

『チャップリンからの贈りもの』グザヴィエ・ボーヴォワ監督インタビュー&トークショー@フランス映画祭2015
 

~「神を信じていないけれど、チャップリンは信じています。」

グザヴィエ・ボーヴォワ監督×ミシェル・ルグランが綴る

チャップリン遺体誘拐の顛末とほろりとする結末~

 
伝説の喜劇王、チャーリー・チャップリンは、いつも社会の底辺で生きる人たちに目を向け、その苦しみや歓びをユーモアと皮肉を絶妙なさじ加減で取り入れながら描き続けてきた。そんな偉大なチャップリンを思わぬ形で取り上げ、現在に”甦らせた“のが、実在のチャップリン遺体誘拐事件を題材にした、グザヴィエ・ボーヴォワ監督最新作の『チャップリンからの贈りもの』だ。
 
chaplin-550.jpg
 
<ストーリー>
1978年、スイスのレマン湖畔に住む、移民のオスマン(ロシュディ・ゼム)は、刑務所から出所したばかりの親友エディ(ブノワ・ポールヴールド)を離れのバラックに住まわせながら、娘サミラと共にギリギリの生活を送っていた。ある日、エディとテレビを見ていると、チャールズ・チャップリン逝去のニュースを目にする。妻の入院費が払えず窮地に陥ったオスマンのためにエディは、前代未聞のチャップリンの遺骨を誘拐し、身代金を奪う計画を立てるのだったが・・・。
 
チャップリンの遺族が本作へ全面的に協力し、作品中でもチャップリンの妻役やサーカス座長役で出演している他、なんといっても感動的なのは『シェルブールの雨傘』をはじめ、数々の素晴らしい映画音楽を手がけたミシェル・ルグランが、本作で久しぶりに音楽を担当していること。往年の名画を観ているような壮大な音楽に胸が熱くなる。
 
遺体誘拐事件の犯人側にスポットを当て、彼らが当時置かれていた状況や、誘拐事件を起こさねばならなかった理由、そして映画ならではの結末に希望が見える、グザヴィエ・ボーヴォワ監督流ファンタジー。ファンタジー要素をより高めたのが主役のブノワ・ポールヴールド演じるエディがサーカス座で職を得、二人組のパントマイムを演じるシーンだ。チャップリンの姿がかさなるようなエディの姿やラストシーンは、記憶に残ることだろう。
 
グザヴィエ・ボーヴォワ監督へのインタビューでは、チャップリンへの思いやサーカスシーンの裏話をお聞かせいただいた。
 

chaplin-2.jpg

―――チャップリンの存在の偉大さや、グザヴィエ・ボーヴォア監督が学ぶべきものを引き継いでいる偉大さを感じましたが、監督にとってチャップリンはどのような存在ですか?
私は神を信じていないけれど、チャップリンは信じています。チャップリンが語る言葉は、私の前作『神々と男たち』の修道僧に語らせても、ぴったりくるような台詞がありました。『チャップリンの独裁者』でのスピーチも修道僧に語らせても非常にしっくりくるもので、そういう意味でもチャップリンは偉大な存在だったと思います。
 
 
―――犯人が移民であることも、この事件や本作の脚本を書く上で大きな要素となっていたと思いますが、当時の社会的背景や移民たちの置かれていた状況について教えてください。
事件はスイスで起こっていますが、フランスとスイスで実は状況は違っていました。スイスは移民を街の中に溶け込ませ、住まわせていましたが、フランスの場合は移民を郊外に追いやり、ゲットーのようなところで住まわせていたのです。スイスは最初から移民に滞在許可を与えていましたが、フランスはなかなか滞在許可を与えませんでした。しかも当時フランスは労働力確保のために移民を来させておきながら、滞在許可や労働許可を与えなかったのです。これがそもそもフランスの間違いだったと思います。労働力として入国させたなら、スイスのように街の中に住まわせ、労働許可を出すべきでした。それが今フランスで起きている様々な事件の根源になっていると思います。
 
 

chaplin-3.jpg

―――サーカスのシーンで、ブノワ・ポールヴールド演じるエディの二人組の出し物(パントマイム)が素晴らしかったですが、このシーンはどのように作り上げていったのですか?
本当のサーカスの出し物を見て、それが素晴らしかったので映画に採用しました。ブノワは、最初は道化師の役は絶対にやらないと言い張っていました。赤い鼻をつけた、いわゆる道化師ではないと話をしても、DVDを見せようとしても断固拒絶されたのです。最終的には、一緒にサーカスを見に行って、生のサーカスのパントマイムを見て、ようやく「これだったら、やってみる」と快諾してくれました。
実際のサーカスでのパントマイムは、本番一回だけですが、映画の撮影時は20回、30回と同じことをやらなければならなかったので、翌日ブノワは「筋肉痛だ!」と大騒ぎしていました。
 
 
―――墓を掘り起こすシーンと、埋め戻すシーンの曲は少し楽しそうな雰囲気がありましたが、監督からはどのような指示を出したのですか?
お墓を掘り起こす奇妙で奇天烈な人がいたということで、ファニーな音楽を起用しました。刑事ものであれば暗い感じの音楽になりますが、そういうものは作りたくなかったのです。
 
chaplin-4.jpg
 
―――『ライムライト』をアレンジした音楽が使われていましたが、その意図は?
『ライムライト』をアレンジしたのは、ミシェル・ルグランです。この曲を使ったのは、お墓を掘り起こしたときに、チャップリンの魂がもう一度表舞台に現れたという感じを出したかったのです。そこで、『ライムライト』の曲で登場させたのです。執事が「こんな事件でももう一度表舞台に(チャップリンが)出てきたので、私はもう一度ここにいなくてはいけない」と最後に言いますが、そこでも掘り起こされたことにより、生き返りはしませんが、やはり“チャップリンは出てきた”のです。
(江口由美)
 

FFF-チャップリン-T-550.jpg
フランス映画祭2015上映後に行われたトークショーでは、東京を気に入ってくださった監督の熱のこもった挨拶に続き、音楽について話が及んだときは、担当したミシェル・ルグランになんと生電話という、うれしいサプライズも。きっとチャップリンも微笑みながら見守ってくれていたであろう、最後まで盛り上がったトークショーの様子をご紹介したい。
 
ゲスト:グザヴィエ・ボーヴォワ監督
(2015年6月29日(日)@有楽町朝日ホール)
 

FFF-チャップリン-T-2.jpg

――― 最初のご挨拶。
皆様こんにちは~。この場を借りてこの作品を公開して下さった関係者の方々にお礼を申し上げます。
私は、私の作品を紹介してくれるいろんな国へ行って「この国に来られて嬉しい」といつも言っていますが、それはウソで、心の中では「本当は家に居たかった」と思うことが多いです。ですが、今回は本当に本心から日本に来ることができて嬉しく思っております。私の友達の多くは日本が好きです。日本映画は勿論、家並みやファッション、和食や文化、特に注目したのは自分以外をリスペクトする姿勢です。東京はこんな大都会なのに、物音があまりしません。車も静かで、あまりに静かなのでびっくりしたくらいです。今回は皆様とお会いできて大変嬉しく思っております。
黒澤明監督は、「映画について語ることは余計なことだ」と仰ってたと思いますが、「見ればわかる」ということでが、私は私の映画についてひと言説明させて頂ければと思います。
 
 
――― この映画は実際に起きたチャップリン遺体誘拐事件を基に作られていますが、今なぜこれを題材にして作ったのですか?
家で妻と『ライムライト』を見ていて、その事件のことを思い出して妻に話したんです。すると、「冗談でしょ!?」と信じなかったんです。そこで、インターネットで調べて説明していたら、「チャップリンの遺体を盗むなんて、こんな奇妙奇天烈なことは映画にすべきだ!」と思って作ったのです。
 
FFF-チャップリン-T-3.jpg
――― 音楽を巨匠ミシェル・ルグランが手掛けておられるのに、先ずびっくり! さらに、滑稽で間抜けなシーンにそれが使われていたのにまたびっくり!彼を起用した理由は?
映画は魂を持った人間のようだと思っています。映画を作るということは、魂に導かれるように創り上げていくことだと。先ず、その作品は音楽が必要かどうかを考え、必要だったら魂からの呼びかけがあると思っています。
ミシェル・ルグランの音楽は大好きで、『シェルブールの雨傘』や『ロシュフォールの恋人たち』などずっと彼の音楽を聴いて育った人間ですので、「是非担当して欲しい!」とオファーしたら、OKして下さったのです。しかも、フランスにあるお城のようなご自宅に3週間泊めて頂いて、一緒に生活するという幸運に恵まれたのです。スタジオはハリウッドにあったのですが、フランス人女優の奥様がフランスに居たいと仰って、そうなったのです。
編集を担当していた私の妻は、編集機をルグランさんのピアノの横に置いて、ルグランさんはシーンを見ながら作曲するという共同作業ができたのです。彼は83歳ですが、若々しくてとても熱意のある方です。オーケストラのイメージも同時に出来上っていて、作曲も演奏もすべてやって頂きました。今思い出しても涙ぐんでしまうほど感謝しております。
 
(ここで突然携帯電話を取り出して、電話を掛けるボーヴォワ監督……相手はなんと、ミシェル・ルグラン!! 会場の大喝采を送ると、「日本の皆さんにカンパイ!」とミシェル・ルグランの元気な声でお返事が!―― 思わぬプレゼントに会場は大盛り上がり。)
 
 
――― 『ライムライト』を思わせるラストシーンが特に印象的でしたが、最初からそうするつもりでしたか?
社会の陰の部分で生きている人も光の方へ行ってほしい。人は立ち上がることができる。スイスで撮影したのですが、可能な限りの光を集めて撮影しました。刑務所から出所する時に「もう道化師は辞めろよ」と言われるのですが、結局サーカスで道化師をやることでエディは立ち直っていくのです。そこがとても重要なことだったのです。私の子供時代もとても大変なことがあり不幸でした。ですが、映画の力で光の方へ行けたのです。同じように立ち直ってほしいという願いを込めて撮りました。
 
 
――― 雨のシーンが多かったようですが、何か理由があるのですか?
チャップリンが亡くなったのはクリスマスで、必然的に冬のシーンが多くなって雨が多かったのです。自然の雨のシーンは好きで、よく撮ります。思い通りの気候を人工的に設定して撮影したい監督もいますが、私は自然に任せて撮る方です。
 
 

FFF-チャップリン-T-4.jpg

――― 『神々と男たち』でも素晴らしい映像で魅了させてくれたキャメラマンのカロリーヌ・シャンプティエとの仕事について?
彼女とは5作品一緒に仕事をしています。彼女なしでは撮影は考えられない程です。言葉に出さなくても私の意図を素早く理解してくれます。私たちがよく考えていることはあまり美しくなり過ぎないようにすることです。俳優とのやりとりもよく理解してくれています。彼女は、半分はアーティストで、半分は「サムライ」だと思っています。芸術家としてのセンスも素晴らしく、モーターのような原動力があり、さらに確固たる意志を持った人なんです。体は小さいのですが、「サムライ」のような人だと思っています。
 
 
――― とてもユーモアのある作品でしたが、チャップリンの秘書の方や娘さんなどの身内の方はどう捉えていたのでしょう?
弁護士と検事のやり取りは実際の裁判記録から引用しています。結構、楽しんでいたのでは?と思われます。チャップリンの奥様は、最初「チャップリンは心の中で生きている」という理由で身代金は払わないと言っていたそうです。ですが、子供たちに危険が及ぶような脅迫をされ、それぞれにガードマンを付けたようなこともあったらしいです。ご家族にしてみれば不愉快な事件ですが、最後は粋な計らいで締めくくられましたので、今回の映画化にもとても協力して頂けたのです。チャップリンの偉大さは、亡くなってからもマスコミで大きく報道されて世界が注目し、死してなお二回目の生を生きた人なんだと思いました。
(河田真喜子)
 

<作品情報>
『チャップリンからの贈りもの』
原題:La rancon de la gloire  英題:THE PRICE OF FAME
・2014年 フランス 1時間55分
・監督:グザヴィエ・ボーヴォワ
・脚本:グザヴィエ・ボーヴォワ/エチエンヌ・コマール
・出演:ブノワ・ポールヴールド、ロシュディ・ゼム、キアラ・マストロヤンニ、ピーター・コヨーテ他
2015年7月18日(土)~YEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル梅田、京都シネマ、シネ・リーブル神戸ほか、全国順次公開
公式サイト⇒ http://chaplin.gaga.ne.jp/
©Marie-Julie Maille / Why Not Productions
 

sai-550.jpg

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99