「AI」と一致するもの
■もう映画が作れなくなってしまった杉浦さんに代わり、「『百日紅』を映画にするため、僕が”いい道具”になる」という気持ちでやっていた。
■キャスティングで一番最初に浮かんだのは杏さん。お栄は愛しさのある女性に。
―――原作ではそれぞれ独立したエピソードを、映画では四季を通した物語として描いています。映画オリジナルはどの部分ですか?
お栄とお猶の姉妹関係は、割とオリジナルで作っている部分ですね。お猶が登場するエピソードを映画のクライマックスにしようと思っていたので、そこから逆算的に考えて、お客さんにお栄とお猶の関係を印象づけるようにしました。
■ありきたりな時代劇は面白くないのでロックを使用。杉浦さんも江戸マンガを描きながらロックを聞いていたし、お栄もロックな女性。
■北斎の娘・お栄は、生まれたときからある運命を背負わされた女性。その晩年もミステリアスで、様々な想像が膨らむ。
『Zアイランド』哀川翔、品川ヒロシの爆笑記者会見
◎ゲスト:哀川 翔、品川ヒロシ監督
◎2015年4月25日(土) 堂島ホテルにて
・ (2015年 吉本興業 角川映画 1時間48分 PG-12)
・監督・脚本:品川ヒロシ
・出演:哀川 翔、鈴木砂羽、木村祐一、宮川大輔、RED RICE(湘南乃風)、大悟(千鳥)、川島邦裕(野生爆弾)、山本舞香、水之絵梨奈、般若、篠原ゆき子、シシド・カフカ、河本準一(次長課長)、風間俊介、窪塚洋介、中野英雄、鶴見慎吾
・公式サイト⇒ http://www.z-island.jp/
・(C)2015「Zアイランド」製作委員会
2015年5月16日(土)~大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、TOHOシネマズ二条、TOHOシネマズ西宮OS ほか全国ロードショー
~“ヤクザvsゾンビ”のヒューマンドラマ!? 続編もあり?~
芸人出身の品川ヒロシ監督4作目『Zアイランド』(5月16日公開)が完成し4月25日、品川監督と主演の哀川翔が来阪、PR会見を行った。佐渡島での撮影では地元の方々の協力を得て、予想以上のゾンビが沢山登場した模様。映画同様、製作主旨や撮影の模様などをマジメに語ってくれたが、何分にも沢山の個性派俳優や吉本興業の芸人たちが出演しているので、普通のことでも可笑しく聞こえてしまう。この哀川翔と品川ヒロシ監督のぶっ飛び記者会見が、面白くならないはずがない!
【作品紹介】
芸能生活30周年の哀川翔には、通算111本目の主演作。元やくざ組長だった現運送屋・宗形(哀川)は、抗争でムショ送りになった武史(鶴見辰吾)の娘・日向(山本舞香)の世話をしながら暮らしていたが、武史の出所の日、娘が「父親に会いたくない」と家出。行く先は家族の思い出の地“銭荷(ぜに)島”。宗形、武史と元妻桜(鈴木砂羽)らは島に向かう。同時に宗形と敵対する竹下組の面々(木村祐一、大悟、川島邦裕、中野英雄)らも島へ乗り込む。だが、島では吉田(宮川大輔)が持ち込んだクスリが原因で“謎の疫病”が蔓延。死んだはずの人間が甦るなど、症状はまるでゾンビ。島では感染者がモーレツな勢いで増殖し始め、大混乱に陥る。
―――この映画のゾンビはずいぶん動きが早いが?
品川監督:ゾンビ映画を見終えて、いつもゾンビの速さを気にする。最近のゾンビって速いと思う。
哀川:速いと、この世の終わりを感じるよ。あれだけのスピードだと逃げられないので、受けの芝居になってきて、それが難しい。早さを制御しなくてはならないので、極力からませないようにした。触れないようにしてたんだけど、掴んで離さないことがあって困った。佐渡島での撮影で、佐渡の70歳位のおじいちゃんが、メイクしなくてもゾンビみたいなのに、その上にメイクして「またゾンビかよ!もっと凄くするの?」ってな具合で(笑)。
品川監督:佐渡の人にもたくさん(ゾンビ役で)出てもらったけど、撮影が終わってから、「メイク落としました?」って聞いた位の人もいた(笑)。後姿はゾンビそのもので(笑)。おじいちゃんがなかなか上手くてね。ヨタヨタ歩いて、それだけでゾンビに見えるのに、「私何したらいいですか?」なんて聞いてきたんで、「そのまま歩いとけば大丈夫!」と…。おじいちゃん毎日来て、どんどんメイクも上手くなって、終わる頃にはすっかり元気になっていた。「いいリハビリになった!」って喜んでました(笑)。佐渡の人たちは、みんなゾンビが上手くなったよ。いつでもゾンビやれるよ(笑)。
―――哀川さんは芸能生活30周年記念作品で、ゾンビ映画を選んだのは?
哀川:自分ではゾンビ映画とは思ってない。「ヤクザ対ゾンビ」の映画に、家族愛もからんでくる。普通はピンポイントで攻めるので終わりがあるが、ゾンビは殺しても殺してもどんどん増殖していくので終わりがない。嚙まれたら自分もゾンビになるという、この世界の広がり感がたまらなくて、この話が来たときには「それいいんじゃない?」と一発で決めた。実はゾンビ映画は大好きで、“ゾンビ・ストリッパーズ”という映画が面白くて、感情を持ったゾンビがとても怖かった。それを見て、日本でもヤクザ映画と同じ位置付でゾンビ映画を確立していくべきだと思った。
―――ただのゾンビ映画ではなく、いろんな感情を絡ませるのにこだわった点は?
品川監督:人間ドラマの部分は任侠映画ですね。かつての角川映画にあった『里見八犬伝』や『セーラー服と機関銃』とか『二代目はクリスチャン』や『戦国自衛隊』といった大衆演劇を映画にもってきたような映画が大好きだったので、それに西洋のゾンビをぶつけて、例えば洋食をかつお節のダシでとったらどうなるの?というものを撮りたかった。知り合いがゾンビになった時はどうするか?…西洋だと殺すか閉じ込めるしかないが、日本では独自の方法で表現できるのではないか?と考えて、あのラストシーンになった。
哀川:ゾンビになった元カノを撃てるかどうか? あのシーンはドキッとしたよ。窪塚と風間は対極にあって、現代的なシュールさがとても美しかった。
品川監督:ネタバレになるといけないが、最後の方の翔さんのシーンは日本人の美学を表現した。
――― 笑えるシーンが沢山あったが、それは欠かせないもの?
哀川:なんで宮川と川島が出ているシーンであんなに笑いをとれるのか、よく分かんないだよね(笑)。
品川監督:タイプによって違うけど、海外ではゾンビ映画はパーティー感覚なんですよ。海外の映画祭で上映した時、宮川さんが出てくるシーンでは「ワ~!」ってみな拍手するんですよ。コメディーとしてゾンビ映画を捉えてる。
哀川:決してふざけてる訳じゃないんだけどね。ゾンビは結構役のふり幅が大きくて、やってもやってもやり尽くせない感じがする。
品川監督:笑わせようとは思ってないし、出ている人たちはみんな大マジメ。ゾンビ映画の中でゾンビの話はあまりしないと思う。警察に電話するシーンでも、どう説明したらいいのか…。ゾンビの説明なんかものすごく難しいですよ。リアルな反応が可笑しい。
哀川:台本は設計図だが、本よりも映像の方がずっと面白い。監督はまた役者をその気にさせるのが上手くてね、撮影前に“今日はあなたが主役ですよ”なんてことをポンと言うんだよ。そりゃ役者は張り切りますよ。でも、「今日は哀川さんはあっちで釣りしてて下さい」って言う通りにしたら、「そこ映るから移動して!」だって。「ここで釣してろって言っただろう!?」(笑)
品川監督:その日は哀川さん、アジ50匹釣ってました(笑)。哀川さんは島では毎晩飲んでましたね。夜は9時ぐらいから哀川さんが手品を始めて、眠くなってトランプが手から落ちたら「ハイ、おしまい!」って寝る。いい感じで健康的な毎日。ずっと天気良かったしね。
―――佐渡島を堪能した?
哀川:島は何回も回りましたね。釣りザオ10本持って行って、釣りに精出したら佐渡島の“サカナ大使”に任命された。2度目に行った時に、市長さんから任命された。トビウオやノドグロの美味いこと! 6月の佐渡島は最高ですよ。
品川監督:あまりにもノドグロが美味いんで、映画のタイトルも「ノドグロ」にしろという話も出たぐらい。でも、「それだけはやめてくれ!」と断固拒否した。
―――佐渡島での上映会は?
品川監督:島に映画館はなかったけど、1200人ぐらい入る会場で上映した。2回上映で700人ずつ、計1400人入った。人口6万人の島では大変な数ですよ。
―――こんなに盛りあがったら続編も出来そうだが?
品川監督:次は生き残った人が本土に渡っていく…。最終的には3部作にして、最後はハワイに行きたいな。
哀川:ゾンビは不死身だからね、いくらでもできるよ♪
(安永 五郎)
■『百日紅』映画化のきっかけについて
杉浦さん原作をいつかは撮りたいと思っていたが、杉浦さんの作品は完成度が高いので、杉浦さんの原作を映像として生かす自信がなかった。『カラフル』の後、なかなか仕事が決まらなかったとき、最初にProductionIGへ杉浦さんの『合葬』を撮る企画を持参したところ、「杉浦さん作品なら『百日紅』の企画を進めたことがある」と言われた。後日呼ばれていったら、ProductionIGの石川さんから「『百日紅』を、この予算で、90分以内で作らないか?」と目の前で言われ、即OKした。90分は僕にとっては短いが、だからといって90分で作るのが無理とは言いたくなかった。
―――『百日紅』映画化で難しかった点は?
杉浦さんの作品は大体短いものばかり。同じ登場人物でこれぐらいの長さの作品はない。どうやって1本の映画にするかが、最初のハードルだった。今回は原作至上主義。せりふも一字一句変えていない。ファンの方に見てもらって満足いただける作品。ただ原作は読み切りなので、主人公のお栄とお猶姉妹を横軸にして、縦軸に原作のエピソードを串刺しにした。ただ、原作との距離感が難しかった。別のことをすると、悪くなっているようにしか見えない。だからといって全部同じにすると単なるコピーになってしまう。
■キャラクター造詣について
■声優陣について
■北斎とお栄について
■実写とアニメの違いについて
■好きな監督、影響を受けたアニメについて
■アニメ業界を志した理由について
■原監督が描く「日常性」の原点について

世界が注目!浮世エンターテインメント、誕生!
舞台は両国橋や吉原、火事、妖怪騒ぎ、など喜怒哀楽に満ち溢れる江戸の街――。浮世絵師・お栄は、父であり師匠である葛飾北斎や愉快な面々と共に、絵師として人生を謳歌していた。たとえ「絵に色気が無い」と言われても、諦めない。不器用でも真っすぐに、浮世絵師・お栄が江戸を行く。監督は『映画クレヨンしんちゃん』シリーズ、『河童とクゥの夏休み』で知られる原恵一。声優陣には、主人公・お栄役の杏を始め、松重豊、濱田岳、高良健吾ら豪華キャストが集結。2015年、日本そして世界に百日紅が咲き乱れる!
同作の5月9日の公開を記念し、大阪ロフトプラスワンウエストで原恵一監督のトークショーが開催されます。
名称:「『百日紅~Miss HOKUSAI~』公開記念 原恵一監督トークショー」
開場:大阪ロフトプラスワンウエスト
大阪府大阪市中央区宗右衛門町2-3
美松ビル3F
日程:2015年04月21日(火)
時間:OPEN 18:30 / START 19:30
チケット代金:前売¥1500/ 当日¥1800(共に飲食代別)※要1オーダー500円以上
購入方法:前売券はイープラス、ロフトプラスワンウエスト店頭&電話予約にて4/4(土)発売開始!
イープラス:近日詳細発表!
※ご入場はイープラス→店頭電話予約の順となります。
電話→ 06-6211-5592(16時~24時)
【出演】 原恵一
(『百日紅~Miss HOKUSAI~』監督)
【司会】ミルクマン斉藤
『映画クレヨンしんちゃん』シリーズ、『河童とクゥの夏休み』等の監督で知られる原恵一が、大阪ロフトプラスワンウエストに初登場!
今回は5月9日にロードショーとなる『百日紅~Miss HOKUSAI~』の公開を記念し、同作の製作秘話、裏話などをたっぷりと語って頂きます!
【ストーリー】
百日紅(さるすべり)の花が咲く――お栄と北斎、仲間達のにぎやかな日々がはじまる。浮世絵師・お栄は、父であり師匠でもある葛飾北斎とともに絵を描いて暮らしている。雑然とした家に集う善次郎や国直と騒いだり、犬と寝転んだり、離れて暮らす妹・お猶と出かけたりしながら絵師としての人生を謳歌している。今日も江戸では、両国橋や吉原、火事、妖怪騒ぎ、など喜怒哀楽に満ちあふれている。
恋に不器用なお栄は、絵に色気がないと言われ落ちこむが、絵を描くことはあきらめない。そして、百日紅が咲く季節が再びやってくる、嵐の予感とともに……。江戸の四季を通して自由闊達に生きる人々を描く、浮世エンターテインメント! 時を超えて現代へ紡がれる人生讃歌の傑作が誕生しました。
『百日紅(さるすべり)~Miss HOKUSAI~』
監督:原恵一(『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』、『河童のクゥと夏休み』、『カラフル』)
原作:杉浦日向子「百日紅」
出演:杏、松重豊、濱田岳、高良健吾、美保純、清水詩音、麻生久美子、筒井道隆、立川談春、入野自由、矢島晶子、藤原啓治
制作:Production I.G 配給:東京テアトル
(c)2014-2015杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
公式サイト⇒ http://sarusuberi-movie.com/index.html
2015年5月9日(土)~TOHOシネマズ日本橋、テアトル新宿ほか全国ロードショー
(プレスリリースより)
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