「AI」と一致するもの

たった1日の旅が、2人の人生を変えていく―

心にあたたかな光を灯す珠玉のヒューマンドラマ



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倍賞千恵子&木村拓哉&山田洋次監督が大阪に集結!

木村へのサプライズ誕生日祝いに倍賞が生歌唱のプレゼント!!

 

山田洋次監督の91本目となる最新作『TOKYOタクシー』が、2025年11月21日(金)より公開いたします。長きにわたり日本映画界で活躍し続け山田監督作品には欠かせない名女優・倍賞千恵子、そして『武士の一分』以来19年ぶりの山田組参加となる木村拓哉がW主演を務めます。さらに蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、イ・ジュニョン、笹野高史など多彩な豪華キャストが集結した、感動のヒューマンドラマです。

公開を間近に控えた本作の公開直前イベントが大阪にて実施されました主演の倍賞千恵子、木村拓哉、本作のメガホンをとった御年94歳の山田洋次監督ら豪華キャストとスタッフが集結し、大阪ステーションシネマにて舞台挨拶と大阪の観光名所・通天閣をバックにしたタクシーセレモニーを開催。舞台挨拶では、11月13日が誕生日となる木村にサプライズでお祝いを実施。本作にかける想いや撮影現場でのエピソードなどを語り、大盛り上がりのイベントとなりました。

下記は、第一弾として大阪ステーションシティシネマでの舞台挨拶の模様を紹介しております。通天閣でのタクシーセレモニーレポート第二弾をご覧ください。

 


■日程:2025年11月12日(水) 16:40~17:00(上映後)

■場所:大阪ステーションシティシネマ Scr1 〈大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ノースゲートビル11F 〉

■登壇者:倍賞千恵子(84)、木村拓哉(52)、山田洋次監督(94) (敬称略)  MC:津田なおみ



大阪ステーションシティシネマで行われた舞台挨拶では、公開を間近に控える本作を一足先に鑑賞した観客を前に倍賞千恵子、木村拓哉、山田洋次監督が登壇。
 

★公開が11月21日(金)に迫った今の気持ちについて?

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本作の主演で終活に向かうマダム・高野すみれ役の倍賞は「去年の今頃は撮影準備に入ろうとしていたのに、今こうして皆さんの前に立っているのがとても不思議な感じです。木村君とは『ハウルの動く城』以来21年ぶりで、とても楽しくお仕事をさせて頂きました。今回はタクシーの後部座席から彼の後ろ姿を見ながらお芝居をすることが多かったのですが、時折バックミラーにうつる木村君の目がとても大きくて、これまで渥美清さんのような目の大きな方とお芝居してきたものですから(笑)、凄い目力のある方だなと思いました。あぁ、この人ならいろんなことを受け止めてくださるだろうと思って、膨大なセリフでも安心して言えました。こんなにたくさんの方に映画を観ていただいて、大変嬉しく思っております。」と少し緊張した様子を見せつつも喜びの思いを伝えた。


すみれを乗せる事となるタクシー運転手・宇佐美浩二役を務めた木村は「今日は500名以上の方にお集まりいただいたと先ほどスタッフから伺ったのですが、たくさんの方に観ていただけたこと、本当にありがたく思います。」と満席の会場へ感謝の気持ちを込め挨拶。

山田監督は「この映画は今年の早春にクランクインしまして、終わったころにはものすごい暑い夏になって、夏が過ぎてようやく封切りを迎えられます。映画が成功してくれるといいなと心から願っております。今日は本当にどうもありがとう。」と本作への熱い思いを明かした。


★大阪での思い出やお気に入りの場所は?

倍賞は「今日たこ焼きをいただいたのですが、とても美味しかったです。私は昭和36年に『斑女』という映画でデビューしたのですが、大阪から家出してきたきゃぴきゃぴの女の子を演じたんです。ポスター撮影の時に大阪城で撮影したのですが、私にとって大阪城は映画界に入るきっかけになった場所のイメージが強いです。今回(大阪城に)伺えたらいいなと思うのですが、行ける時間があるかどうか…。そんな思い出がある場所なんです。この『TOKYOタクシー』で178本目の映画となりました。」と明かし、会場から驚きの声と称賛の拍手が起こった。
 

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続けて木村が「山田監督の撮影数だったり、倍賞さんの出演本数はホームランの数じゃないですからね?(笑) 素晴らしいなと思いました。」と驚きを交えつつ称えた。自身の大阪の思い出について木村は、「幼少期に葛飾柴又にいた事実もあるんですが、僕は箕面にもいた事があるので、皆さんの交わす大阪弁を耳にしていてもスムーズに入ってくるんです」と明かし、「大阪城ホールはグループにいた時も個人としてもお邪魔して皆さんと騒がせてもらったんですが、大阪は非常に盛り上がってくれます(笑)」とコメントし、会場から拍手が起こると「その代わり、MCに関してはもの凄く厳しいです(笑)」と会場の笑いを誘った。そして、「大阪の皆さんは本編と同じようにあたたかさもあり、厳しさもあって人間味豊かな印象をいつも持たせてもらっています」と大阪についての印象を明かした。


続けて豊中市出身の山田監督は僕、大阪出身なんです。一応ね(笑)。なんで一応かと言うと僕は満州の小学校に入った時に、先生に『雪(↓)が降ってきた」と言ったら『違うよ雪(↑)だよ』と言われたんですが、母親に『あなたは大阪出身だから関西のイントネーションが身についているのよ。』と言われたんです。なので僕は今日大威張りで大阪出身ですと申し上げております(笑)」と語り、自身の幼少期の思い出を語った。


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★サプライズのハッピーバースデー!TOKYOタクシー特性ケーキと倍賞千恵子の生歌でお祝い♪

舞台挨拶が終盤に差し掛かった頃、翌日11月13日に誕生日を迎える木村へサプライズでお祝い!登場した特大のバースデーケーキは、劇中で木村演じる宇佐美浩二が運転するタクシーを完全再現したデザインとなっており、倍賞は「このタクシーに私たち乗ってたのね」と山田監督も交え3人でケーキを囲むと、木村もスイートな感じですね(笑)と照れながら笑顔でコメント。


さらに倍賞からのサプライズでバースデーソング生歌唱というサプライズプレゼントも。歌う前に倍賞が突如“HAPPY BIRTH DAY”と書かれたカチューシャを頭に着けると、それを見た木村が嬉しそうに大爆笑。倍賞のチャーミングさに会場も「かわいいー!」と歓声が湧いた。そして、倍賞の美声が会場に響き渡る中、観客と最後のフレーズを歌い上げ、木村の誕生日を一足早く祝福。サプライズ歌唱とケーキのプレゼントに感極まった木村は倍賞と熱いハグを交わした。その場にいる全員が幸せに満ちた表情で、観客からも大きなあたたかい拍手が贈られた。


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★最後に山田監督からご挨拶

もうすぐ封切りなんですが、キャスト含めこの映画に関わった大勢のスタッフみんな、胸がドキドキしているんですよね。この映画がたくさんの人に観てもらえるよう、よかったよと、面白かったよと思ってもらえることを心から願っております。どうぞみなさんよろしくお願いいたします。とメッセージが贈られ舞台挨拶は終了した。

 


 


【ストーリー】

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個人タクシーの運転手として毎日休みなく働いている宇佐美浩二(木村拓哉)は、音楽家を目指したいという一人娘の入学金や学費に車検代、さらには家の更新料など大金の要り様で頭を悩ませていた。そんな浩二のもとに高野すみれ(倍賞千 恵子)という85歳のマダムを東京・柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送るという依頼が舞い込む。最初は互いに無愛想だったが、すみれが「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがあるの」と浩二に寄り道を依頼する。次第に心を許し始めたすみれは東京のさまざまな場所を巡りながら、自らの壮絶な過去を語り始める。それは現実的な悩みを抱えた浩二の想像をはるかに越える波乱万丈の人生だった。

初めての出会いで1日中二人で旅をして、人生最後の喜びを噛みしめるようにはしゃぐすみれ。浩二は「高齢者施設へ送り届けるだけの関係が、やがて肉親を思い遣るような熱い感情が沸き起こり、浩二自身の人生を大きく動かしていくことになる――。


出演:倍賞千恵子 木村拓哉 蒼井優 迫田孝也 優香 中島瑠菜 神野三鈴 イ・ジュニョン マキタスポーツ 北山雅康 木村優来 小林稔侍 笹野高史
監督:山田洋次
脚本:山田洋次 朝原雄三
原作:映画「パリタクシー」(監督 クリスチャン・カリオン)
配給:松竹
©2025 映画「TOKYO タクシー」製作委員会
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/tokyotaxi-movie/

2025年11月21日(金)~全国公開


(河田 真喜子)

 
 
 


『Born In THE U.S.A.』の前夜、

若きスプリングスティーンの魂の旅路を描く感動の音楽ドラマ

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和製スプリングスティーン吉田栄作、熱唱!

新米パパはロックが子守唄

ロックの英雄(ブルース・スプリングスティーン)>を熱く語る!


ロックの英雄、そしてアメリカの魂と称され、50年にわたって第一線を走り続けるブルース・スプリングスティーンの若き日を描く感動の音楽ドラマ『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が11月14日(金)に日本公開されます。


springsteen-pos.jpg1982年。キャリアの岐路に立つブルース・スプリングスティーンは、名声の影で深い孤独と葛藤に揺れていた。ロックスターとしての喧騒を離れ、彼が向かったのは、誰もいない荒野のような〈どこでもない場所〉。4トラックのレコーダー一台、手元にあるのは曲になりかけた断片だけ。恋人との時間、幼き日の母との思い出、そして父との確執に苛まれながら、彼は静かに魂を刻み始める。その時、彼に何が起こっていたのか——。


伝説の名盤「ネブラスカ」、その創作の舞台裏と心の旅を「一流シェフのファミリーレストラン」のジェレミー・アレン・ホワイトが、言葉少なに、しかし圧倒的な存在感で体現する。監督は『クレイジー・ハート』(アカデミー賞®受賞)で音楽映画の真髄を見事に描いたスコット・クーパー。観る者の心を掴んで離さない、乾いたアメリカの風景と、テープに刻まれた声と、救いを求める祈り。あの夜、何が生まれ、何が壊れたのか——。

ロックの英雄がすべてを削ぎ落とし、ありのままの自分に向き合った時代を、今を生きる私たちが見つめ直す。
 



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 ブルース・スプリングスティーンに大きな影響を受けたと公言する

俳優、吉田栄作をゲストに迎えて、

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』スペシャル・ファン・プレミア実施!


世界中の人々から“ボス”の愛称でリスペクトされ続け、今なお現役のミュージシャンとして熱い音楽を届けているブルース・スプリングスティーン。イベントには、スプリングスティーンから大きな影響を受けたと公言する吉田栄作さんが登壇。

白いTシャツにブルージーンズ、ギターを抱え星条旗を背に歌うボスの姿に憧れたという高校時代。そして芸能界での成功を捨てて26歳で渡米し、LA滞在中(1993~1997年)に震えるほど感動したボスのライブ体験など、スプリングスティーンへの熱い想いとは…。父と子の物語でもある本作に自身を重ね、父親となった今の心境や家族への想いを熱く語りました。

さらに、スプリングスティーン、エルヴィス・プレスリーなど愛用し、劇中でジェレミー・アレン・ホワイトが弾いている名ギター、ギブソンJ-200を手渡されると、スプリングスティーンの名曲「ハングリー・ハート」を弾き語りで熱唱、熱い熱気に包まれた場内には拍手と大喝采が巻き起こった。
 


■日   時︓11月11日(火)19:00~

■会   場︓109シネマズプレミアム新宿 スクリーン3

■登壇者︓吉田栄作(俳優)  司会:荘口彰久 (敬称略)



プレミアは、予告編&スプリングスティーンを演じたジェレミー・アレン・ホワイトが日本の観客に向けて「日本の皆さんに映画を楽しんでいただけることを願っています」とメッセージを寄せた映像の上映で幕をあけた。
 

springsteen-11.11-yoshida-1.JPG名曲「Born in the U.S.A.」をBGMにスプリングスティーンをイメージしたデニム衣装での登場となった吉田は「今日はドレスコードがデニムと言う事で…」と場内を笑わせつつ「僕とブルースの出会いは高1。テレビ神奈川を見ていたら星条旗を背中にテレキャスターをぶら下げて拳を突き上げるあの「Born in the U.S.A.」です。あの姿を見て『おおおっ!』と思いました」とスプリングスティーンとの運命的な出会いを述懐した。
 

吉田は二十歳で歌手デビューした際、改めてスプリングスティーンのアルバムを遡って聴いて熱烈なファンになったという。「特に『ネブラスカ』はそれまでと毛色が違って、人を殺めた人物を主人公にした曲が多くて。どういうこと!?と。でも僕はその音が好きで車で聴くには気持ちの良いサウンドで。大好きなアルバムになりました。それから時が過ぎ、本作製作に当たってスプリングスティーンが『ネブラスカ』を作ったころの自分を題材にした作品ならば良いと承諾したと聞いて、がぜん興味が湧きました」と前のめりに語った。


さらに吉田は26歳の頃に単身渡米し、現地でスプリングスティーンのライブを鑑賞したことを振り返り「アルバム『ゴースト・オブ・トム・ジョード』をリリースした後、ギター1本で2時間!初めて生で見て痺れました。ステイプルズ・センターのこけら落とし公演がスプリングスティーンで、そのライブにも行きました。Eストリート・バンドと久々にやった時の公演で、ステイプルズ・センターが壊れるくらい盛り上がって…。オフレコですけど、チビリそうになりました(笑)」と当時の興奮そのままに報告していた。


springsteen-11.11-500-1.JPGスプリングスティーンと父親との関係性も映画の大きな見どころだが、「男とは父親との関係はずっと子供の頃からあるので、父の身長を越えるとか、歳をとったなあと思う瞬間があるわけです。本作を通して成長過程の中でブルースも父との複雑な関係があった事を垣間見ることが出来ました。そこも含めて観ていただきたい」としみじみ。


そんな吉田も今年9月に、妻で俳優の内山理名との間に子供が誕生したばかり。吉田は「オールドルーキーです!」と新米パパとしてはにかみながら「この歳になっての子供ですから、自由に。スポーツでも音楽でも何でも好きなことを追求してくれればいいなと。ああせいこうせい言わずに自由に」と教育方針を明かすと、「クラシックやジャズを聴かせているけれど、意外とロックで泣き止んだりすると『お!?』と思ったり。時には僕が鼻歌をしてみたり」とすっかりパパの表情だった。


springsteen-11.11-yoshida-2.JPG主演俳優ジェレミー・アレン・ホワイトが吹き替え無しでスプリングスティーンの名曲を歌うシーンも話題。これに吉田も「ボス本人の曲を映画で使っているのかと思うくらいで、ファンの方が聴いても僕と同じように感動するはず」と太鼓判。そんな中、スプリングスティーンをはじめ多くのロックスターが愛用してきたギブソンJ-200が登場。その100万円クラスの超高級ギターを吉田がつま弾くのかと思いきや、なんと『ハングリー・ハート』を弾き語りでサプライズでフル熱唱、手拍子&合唱が巻き起こり即席ライブ会場となった!


和製スプリングスティーンと化した吉田は「うん、良い!…いやいや、俺は何をしているんですか!?、ギター弾いちゃったよ。今ちょっと手が震えています。ド緊張です!」と照れ笑いを浮かべながらも嬉しそう。そして今年2025年を振り返り「常にチャレンジ精神は忘れたくない!」と言いながら「今年は色々な事がありました。私生活でも命の大切さ、儚さを感じざるを得ないような事がありまして。生きている事、一度きりの人生を燃やし続けるんだと。憧れのスプリングスティーンが76歳になってまだ現役で、素晴らしい歌声で活躍されているので、そんな70代を目指して。うちの子供が二十歳になると僕は今のボスの歳になりますので、そこを目指したいです」とスプリングスティーンをリスペクトしつつ生涯現役を誓っていた。


最後に吉田は「あえて『ネブラスカ』の頃のブルース・スプリングスティーンがどういう生き方をして何と戦っていたのか。それをじっくりと鑑賞できる映画です。なぜ毛色の違う『ネブラスカ』が生まれたのか?それを知ることのできる映画になっています。楽しんでください」と観客に呼び掛けた。

 

ブルース・スプリングスティーンの魂の旅路があなたの心を震わせる。

『ボヘミアン・ラプソディ』の20世紀スタジオが贈る感動音楽映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』は、11月14日(金)より全国ロードショー


■作品情報

監督・脚本:スコット・クーパー(原作:ウォーレン・ゼインズ著「Deliver Me from Nowhere」)
主演:ジェレミー・アレン・ホワイト(ブルース・スプリングスティーン)
共演:ジェレミー・ストロング(ジョン・ランダウ)、ポール・ウォルター・ハウザー(マイク・バトラン)、
スティーヴン・グレアム(父ダグ)、オデッサ・ヤング(フェイ)、ギャビー・ホフマン(母アデル)、
マーク・マロン(チャック・プロトキン)、デヴィッド・クラムホルツ(アル・テラー)
プロデューサー:スコット・クーパー、エレン・ゴールドスミス=ヴァイン、エリック・ロビンソン、スコット・ステューバー
製作総指揮:トレイシー・ランドン、ジョン・ヴァイン、ウォーレン・ゼインズ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 20th Century Studios
公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/springsteen
#スプリングスティーン孤独のハイウェイ

★ブルース・スプリングスティーン/ソニー・ミュージック・オフィシャル:https://www.sonymusic.co.jp/artist/BruceSpringsteen/


(オフィシャル・レポートより)

 
 

 

祝!マッツ・ミケルセン生誕60周年

日本劇場初公開作からキャリアを象徴する代表作まで、

《北欧の至宝》の歴史を辿る魅惑の特集上映がいよいよ始まる!

 


2025年11月14日(金)~新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、 ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル梅田、アップリンク京都、11月15日(土)~Cinema Kobe ほか全国順次公開



〜七変化!一度足を踏み入れたら最後、マッツ沼からもう抜けられない〜

 

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北欧の至宝とはまさに至言。『キング・アーサー』(2004)『007カジノ・ロワイヤル』(2006)で注目を集め『ローグワン/スターウォーズストーリー』(2016)『インディ・ジョーンズ運命のダイヤル』(2023)などハリウッド大作のオファーも途切れぬ一方『アナザーラウンド』(2020)や『愛を耕す人』(2023)などデンマーク国内でも押しも押されもせぬ盤石の地位を築く。そんなマッツ・ミケルセンの特集上映が11月14日(金)から全国順次開催される。

 


公式サイト:https://synca.jp/mads60thanniv/


 


【LINEUP】

①『ブレイカウェイ』(監督:アナス・トマス・イェンセン2000年/109分/デンマークほか)
※日本劇場初公開
本国で歴史的大ヒットを記録したデンマーク映画史上最高傑作とも言われる幻の名作

②『フレッシュ・デリ』(監督:アナス・トマス・イェンセン2003年/100分/デンマーク)
※日本劇場初公開
日本では長らく視聴困難となっていたファン待望のハートフル・カニバリズム・ドラマ

③『アダムズ・アップル』(監督:アナス・トマス・イェンセン2005年/94分/デンマークほか)
試練と不条理の果てに予期せぬ“奇跡”が舞い降りる予測不能なダークヒューマンドラマ

④『アフター・ウェディング』(監督:スザンネ・ビア2006年/120分/デンマークほか)
アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート。ハリウッドリメイクもされた感動のヒューマンドラマ

⑤『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(監督:ニコライ・アーセル2012年/137分/デンマークほか)
ベルリン国際映画祭 脚本賞&男優賞W受賞デンマーク王室最大のスキャンダルを描いた歴史劇

⑥『偽りなき者』(監督:トマス・ヴィンターベア2012年/115分/デンマーク)
カンヌ国際映画祭 主演男優賞受賞!力強い演技が観る者の魂を揺さぶる衝撃作

⑦『メン&チキン』(監督:アナス・トマス・イェンセン2015年/104分/デンマークほか)
※日本劇場初公開
あなたの“マッツ愛”が試される?! 狂気的な怪演が光る奇想天外、クセ者たちのルーツ探しの狂想曲

この7本のうち3本が日本初公開(※)というから、これは見逃せない!
 


【作品紹介】

mads-ブレイカウェイ.jpgまず『ブレイカウェイ』は往年の名作『スタンドバイミー』の大人版かと思わせるルック。しかしながら、どうやら犯罪の匂いがしてきて・・・。どこかタランティーノ作品の香りもするなかマッツが演じるのは言葉より先に手が出る武闘派。今ならリーダー役のイメージだが、意外に違和感はない。それぞれが抱える少年時代の孤独が丁寧に描かれるところも新鮮。4人分描けば単調になりそうだが、興味を逸らさない。バイオレンス✖️ハートフルな作品。

 
mads-フレッシュ・デリ.jpgお次の『フレッシュデリ』はカニバリズムを描いた劇薬。『ブレイカウェイ』でも共演したニコライ・リー・コスと共に精肉店を立ち上げる。マッツが額を剃り上げた特徴的な髪型でクセの強い店主を怪演する異色のダークファンタジーだ。世間の規範から大きく外れたストーリーラインなのに終盤のマッツのスピーチに心動かされそうになる。逸脱した世界観にも関わらず、二人の演技力によって意識は遠い世界まで飛ばされる強烈な映画体験。このキャラクターを違和感なく演じ切れることに感服。


mads-アダムズ・アップル.jpg『アダムス・アップル』は服役を終えた元囚人の引受先である教会が舞台。ここでのマッツは「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」というイエス・キリストの教えを地でいく温厚な牧師なのだが、”ネオナチ”のアダムがやってくると雲行きが怪しくなる。車の中から流れてくるBeeGeesの「How deep is your love」の爽やかなメロディが、ブッとんだストーリーを程よく軌道修正?してくれる。


mads-ロイヤル・アフェア.jpg『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(ニコライ・アーセル監督)は宮廷もの。18世紀後半イギリスからデンマーク王室に嫁いだ王妃カロリーネと国王の侍医ヨハンとの道ならぬ恋を描く。端正な顔立ちが啓蒙思想のドイツ人医師という役どころにはまっている。仮面舞踏会でカロリーネを演じたアリシア・ヴィキャンデルと、キャンドルライトの下みつめ合う姿はため息が出そうな程に麗しい。啓蒙思想とは、聖書や神学が権威とされていた当時の社会・政治体制に対し理性と知識をもって改革を目指すというもの。デンマーク史に残る野心家ストールエンセをモデルにしており、天然痘の蔓延など当時の社会情勢を時系列に描いて観やすい。


mads-偽りなき者.jpgカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞に輝いた『偽りなき者』(トマス・ヴィンターベア監督)では変質者の汚名を着せられる。しかも被害者とされるのが親友の娘なら・・・。原題「JAGTEN」は狩りの意味。北欧の映画には猟銃をぶっ放す男がよく登場するが、狩猟の免許は大人になった証らしくニューフェイスを歓迎し讃えあう。タイトルの意味するものと美しい秋の景色との対比に思わず身震いしてしまう。『アナザーラウンド』でも同僚役を演じたトマス・ボー・ラーセンが今回も親友役で登場。


mads-アフター・ウェディング.jpgスザンネ・ピア監督『アフター・ウェディング』ではインドで孤児院を経営するヤコブを演じる。ある日、支援を申し出る企業のトップからデンマークに呼び出される。会長ヨルゲンに誘われるまま、娘の結婚式に出席すると、思わぬ人との再会が待っていた。本作は2020年ジュリアン・ムーア、バート・フレインドリッチ監督夫妻によって『秘密への招待状』としてリメイクされた。ハリウッド映画にも合いそうなストーリーだが、ヨルゲンを演じたロルフ・ラッスゴードの演技がより複雑味を与えている。そして、ヤコブがインドで我が子同然に面倒をみてきた少年プラモドとのラストシーンに胸が熱くなる。

 
mads-メン&チキン.jpgそして『フレッシュ・デリ』を凌ぐ問題作が『メン&チキン』だ。コピーの「あなたのマッツ愛が試される?!」は言い得て妙。キャストが出揃ってもマッツの姿を探してしまったほどの特異キャラ。わからなかったのはチリチリ頭に無精髭という見た目のせいだけではない。7本のうち本作含め監督名の記載のない4本はすべてアナス・トマス・イェンセン監督作。ニコライ・リー・コスも常連でヘンテコリンな世界観がクセになるが、本作は突出している。主要キャスト5人の役名はエリアス(マッツ)、ガブリエル、フランツ、ヨセフ、グレゴール。ネーミングの意図は明かされないが、聖書やフランツ・カフカの著作「変身」の主人公の名前がグレゴールというのには関係がありそう。


それにしても見応えのある作品揃い。端正な顔立ちと類まれな身体能力で見る者をたちまち魅了するマッツ。いくつかの作品では、そのルックスさえも奇異なものに改変し、常軌を逸したキャラクターでも惹きつけてやまない。正義漢も野心家もアウトローも変人も、七変化どころか百面相だ。見れば見るほど、はまってしまうマッツ沼へようこそ。どうか存分にご堪能あれ。
 


(山口 順子)




ラインナップ 7 作品の新ポスター解禁!

入場者プレゼントにオリジナルトレカの配布決定!

全作品コンプリートキャンペーンも実施!
 


ラインナップ7作品の新ポスタービジュアル

この度解禁するのは、生誕 60 周年祭の開催を記念して、ラインナップ7作品の新ポスタービジュアル。それぞれ違った表情を見せるマッツ・ミケルセン。若かりし頃のマッツ・ミケルセンから、国際的に知られることになった出世作まで、スクリーン越しにその輝きを放つ“北欧の至宝”を存分に堪能いただきたい。
 


mads-入プレ.オリジナルトレカ_SAMPLE.png入場者プレゼント

併せて入場者プレゼントに、各作品のマッツ・ミケルセンが演じるキャラクターを収めたオリジナルトレカを配布することが決まりました。配布方法は以下よりご確認ください。

 

配布方法はこちら⇒ https://note.com/synca_creations/n/nfc10a3bb02eb

 


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★7作品鑑賞した方へのプレゼントキャンペーンを実施

さらに、7作品鑑賞した方へのプレゼントキャンペーンを実施します。キャンペーン概要は、以下よりご確認ください。

 

プレゼントキャンペーン⇒ https://note.com/synca_creations/n/n95ed051a0faf
 


本生誕祭では、彼の60歳の節目を祝い、日本劇場初公開の貴重な作品を含む7作品を一挙に上映。

若き日のマッツ・ミケルセンを堪能できる『ブレイカウェイ』(00)や『フレッシュ・デリ』(02)、長らく未公開となっていた『メン&チキン』(15)といった日本初公開作だけでなく、『アダムズ・アップル』(05)、『アフター・ウェディング』(06)、『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(12)、そして代表作とも言うべき『偽りなき者』(12)まで、マッツ・ミケルセンのキャリアを通じて培われた演技の真髄を劇場で堪能できる滅多にない機会となる。

“北欧の至宝”とも称される名俳優の輝き、そして圧倒的な存在感をスクリーンで体感してほしい。


 

 


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日本最大級のミステリーランキング『このミステリーがすごい! 2023 年版』(宝島社)『ミステリーが読みたい 2023 年版』(ハヤカワミステリマガジン 2023 年 1月号)で堂々の 1 位を獲得した呉勝弘のベストセラー小説「爆弾」が、映像化! 現在大ヒット上映中だ。キャストには、主演の山田裕貴を始め、伊藤沙莉、染谷将太、坂東龍汰、寛一郎、渡部篤郎、佐藤二朗ら日本を代表する演技派が集結!『帝一の國』『キャラクター』の永井聡が監督を務める。


物語の幕開けは、酔った勢いで自販機と店員に暴行を働き、警察に連行された一人の謎の中年男。彼は自らを「スズキタゴサク」と名乗り、霊感が働くと称して都内に仕掛けられた爆弾の存在を予告!秋葉原での爆破を皮切りに、この後一時間おきに3回爆発すると予知していく。そして、刑事たちの問いかけをのらりくらりとかわしつつ、次第に爆弾に関する謎めいた“クイズ”を出し始めるのだった・・・。彼は、いったい何者なのか、そして仕掛けられた“爆弾”の正体とは!?


bakudan-550.jpg爆弾の在りかを探す警察と犯人との取調室で行われる先読み不能の謎解きゲームと東京中を駆け巡る爆弾探しがリアルタイムで進行する、まさに極上のミステリーと超ド級のアクションが織り成す究極のエンターテイメント!圧倒的な情報量で人の本質を突きつける“本物の衝撃”が 2025 年、スクリーンで明らかになる!!


10 月 31 日(金)より公開された映画『爆弾』は、全国 360 劇場、383 スクリーンで上映され、公開 4 日間(10 月 31 日~11 月 3 日)で動員 37万 9013 人、興行収入 5 億 2045 万円を突破! 動員・興行収入ともに邦画実写映画で初登場第 1 位を獲得し、10 代~30 代の若年層をはじめ、ファミリー層やシニア層まで、老若男女を巻き込む“爆弾級” 大ヒットスタートを切った。


2 週目に入った 11 月 8 日(土)には大阪で11 月 9 日(日)名古屋で大ヒット御礼舞台挨拶が行われ主演の山田裕貴と永井聡監督が登壇名古屋は山田の故郷でもあり、2 日間にわたり熱気あふれるイベントとなった!


<映画『爆弾』大ヒット御礼舞台挨拶 in 大阪>

■日時:11 月 8 日(土)

■場所:大阪ステーションシティシネマ

■登壇者(敬称略):山田裕貴、永井聡監督



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◆「僕もこうならなければ」

── 山田裕貴、佐藤二朗から受けた刺激を熱弁! 大阪舞台挨拶 ──


11 月 8 日(土)、大阪府大阪市の大阪ステーションシネマで行われた本作舞台挨拶に、山田と永井監督が揃って登壇

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主人公・類家を演じた山田は、満席の観客を前に「大阪に限らず、全国でどれだけ『爆弾』に興味を持っていただけているのか気になっていたので、こうしてたくさんの方にお越しいただけて本当に嬉しいです」と感慨深げに挨拶。 「今日初めて観るという方?」という山田の問いかけには多くの手が挙がり、「めちゃくちゃ嬉しい! 初めての衝撃たるやないと思うので、このあとの SNS 感想が楽しみです!」と満面の笑みを見せた。また、「僕は名古屋出身なんですけど、吉本新喜劇を観て育ったこともあって大阪の人が大好きなんです。子供の頃から観ていたので、こういうステージに立つとズッコケたくなりますね」と“大阪愛”を語り、会場を沸かせた。


2 年ぶりの大阪訪問となった永井監督は、「食べ物が楽しみです」と語ると、山田が「監督にとっては皆さんの感想が“おいしい食べ物”ですよね!」とアシスト。監督も「地方によって感想も違って面白いので、ぜひ聞かせてください」と笑顔を見せた。


公開から 1 週間、すでにヒットの手応えを感じているという山田は、「映画が公開された翌日に“大ヒット公開中”という CM を見て、いつも『本当かな?』と思っていたんですけど(笑)。『爆弾』はマジで、僕のもとに熱狂的な感想や絶賛の声が届いていて、『あの大ヒットって本当なんだ!』と初めて信憑性を感じました」と喜びを語った。


bakudan-11.8-nagai.jpg永井監督のもとにも山田への称賛が多数寄せられているといい、「類家は原作でも難しいキャラ。もじゃもじゃ頭に眼鏡という漫画的な見た目だけど、スイッチが入るとすごくかっこいい。その両面をリアルに成立させた山田くんは本当にすごい」と語ると、山田も「あの難しいキャラクターをよくリアルに落とし込めたなっていう、そういうところですよね!」と自画自賛し、笑いを誘った。また永井監督は、「類家は刑事だけどスニーカーを履いているのが特徴で、廊下を走ると“きゅっきゅっ”と鳴る。その音も印象的なので注目してほしい」と細部へのこだわりも明かした。


そして話題は、SNS でもその怪演っぷりで話題沸騰、謎の男・スズキタゴサクを演じた佐藤二朗について。山田は、「タゴサクには信念も哲学もなく、何かひけらかしたいわけでもない。ただ“僕はこうだ”という存在を、類家や観客の皆さんに突き付けて、ゾワゾワさせるんです二朗さんのその芝居の幅が本当にすごくて。役の捉え方や脚本の読み方も含め、『僕もこうならなければ一流とは言えないな』と思わされました。最大のリスペクトをこめて、怖い存在でした」と、佐藤への深い敬意と受けた刺激について熱弁した。


一方永井監督は、衣装合わせのエピソードも披露。「類家のスーツの衣装合わせのとき、山田くんの体型が良すぎて、どんなスーツを着てもモデルみたいで(笑)。ダサいスーツを着せてもかっこよくなってしまうので大変でした」と、意外すぎる“苦労”を挙げて会場を盛り上げた。対する山田も「結局ずらっと並んでいる中で、一番安いスーツが一番しっくり来たんですよね。それから撮影用に、形は一緒だけど生地は良いものを仕上げたりしています」とこだわりを明かした。


bakudan-11.8-500-4.jpg撮影で苦労した点については、山田が取調室シーンを挙げた。「カメラ位置が限られる中で、僕らのお芝居をストレートに映してくださるのが嬉しかった」と振り返ると、永井監督も「カメラアングルに凝ろうと思えばいくらでもできるけど、お客さんは類家やタゴサクの表情を見たいだろうと思って。二人のシーンでは、二人芝居だと思って託すことにしました。結果本当にいい芝居をしてくれて助かりました」と大絶賛。類家 VS タゴサク──息詰まる二人の攻防がどのようにスクリーンに映し出されているのか、ぜひ劇場で確かめてほしい!


bakudan-11.8-500-2.jpgさらに、舞台挨拶の後には山田の熱望により、来場客への『爆弾』チラシ配りも実現!主演俳優としてさらなる大ヒットを願い、「『爆弾』もお願いします!」と一人一人にチラシを手渡す山田。来場客が驚き歓喜の声を上げる中、笑顔でチラシを配り続けていた。
 



<映画『爆弾』大ヒット御礼舞台挨拶 in 名古屋>

■日時:11 月 9 日(日)

■場所:ミッドランドスクエア シネマ

■登壇者(敬称略):山田裕貴、永井聡監督


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◆「自分が出ている映画なのに、3 回観てもまだ面白い」

 ── 山田裕貴、故郷に凱旋で熱烈歓迎! 名古屋舞台挨拶  ──


11 月 9 日(日)、山田裕貴の故郷・愛知県名古屋市のミッドランドスクエア シネマにて、山田と永井聡監督による大ヒット御礼舞台挨拶が実施された。


上映後、熱気冷めやらぬ観客の前に二人が登場すると、会場は大歓声と拍手に包まれ、山田も永井監督も「盛り上がりが凄い!」「海外プレミアか何か!?」と驚きと喜びを隠せない様子だった。

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山田は「お客さんがたくさん入ってる劇場を見られる、こんなに幸せなことはない。本当にありがたいです。そんな作品の主演であれることを誇りに思います。観終わった今、みなさんの心にモヤモヤを与えているのはスズキタゴサクかもしれませんが…この作品を楽しんでいただけたら嬉しいです!」と笑顔で語った。


永井監督もこの映画は、愛知県が生んでくれたこのイケメンと、不気味なおじさんと、中日ドラゴンズさん、そして名古屋のみなさんのおかげです!」と“名古屋愛”たっぷりに感謝を述べると、会場から大拍手が沸き起こった。さらに、スズキタゴサクが劇中で被っている中日ドラゴンズの帽子が「実際に選手の帽子を製作しているところで、映画用に作っていただいたもの」と明かし、地元との深いつながりをアピールした。


拍手と歓声が絶えないなか、山田は「こうして故郷に映画を持って帰ってこられるだけでありがたいです。本当に、母ちゃんか親戚かな?って思うくらい盛り上がっていただいて…!」と嬉しそうにコメント。さらに試写会やヘルシンキ国際映画祭でのワールドプレミア上映、そしてプライベートですでに 3 回本作を鑑賞しているという山田は、「この映画は音にもこだわっているので、音の良い環境で観たくて 3 回目はドルビーアトモスで観ました。自分が出ている映画なので、反省点を探しながら見てしまうこともあるんですけど、ようやく 3 回目で冷静に観られたというか。3 回観てもまだ面白いのか!という、本当に総合力の高い作品だなと思いました」」と熱弁。



bakudan-11.9-nagai.jpg永井監督も、特に音響に対しては並々ならぬこだわりを持っていたといい、「『爆弾』というタイトルから爆発を期待されると思ったので、映像も音も胸に迫る立体感を意識しました。爆発シーンは、エキストラを入れて基本的に火薬を使って本当に爆発させています。伊藤沙莉さんと坂東龍汰さんの巡査コンビが直面するバイクの爆発シーン、あそこでの彼らのリアクションも本物です」と、撮影秘話についても明かしていた。


山田は、「爆発シーンで逃げ惑う人々や、警察の特殊部隊が出動する一瞬のカットまで気合が入っていて素晴らしい。僕がめっちゃ好きなのは、代々木公園の爆破のシーン。救助に来た人が目の前の怪我人を横切ってしまう描写があったり、現場の混乱が伝わってきてすごい迫力でしたね」と語り、興奮冷めやらぬ様子。その“臨場感”の裏には、音と映像への徹底したこだわりがあったことを、監督が重ねて強調した。


さらに話題は、スズキタゴサク役・佐藤二朗との対峙シーンへ。山田は、「二朗さんの膨大なセリフ量、波を作って観客を引き込む芝居、アドリブの妙……本当にすごい方。熱量もテンポも落とさず、新たな発見があればセッションしようとしてくれて、楽しすぎてまさに類家の気持ちでした。『はー!楽しいー!』と思える現場でした!」と語り、満面の笑み。永井監督も「渡部篤郎さんが佐藤さんを“二朗”、佐藤さんが山田くんを“裕貴”と呼び合う関係性も微笑ましかった」と、現場の和やかな空気を振り返った。


bakudan-11.9-500-2.jpg大先輩たちとの共演について、山田は「今年は『木の上の軍隊』『ベートーヴェン捏造』、そして『爆弾』と、5 か月間ですべて撮影していて、その間に錚々たる先輩俳優の方々と向き合い続けてきた。天から修行させられているようで、毎日 120%で挑んでいました」と俳優人生の充実ぶりを語る。そんな山田について永井監督は、「山田君は本当に裏表がなくて、悪口も言わないしすごくピュアで、本当にいい子だなと思いました。愛知県から生まれたんだね」と微笑むと、山田がすかさず「愛を知る県ですから!」と返し、会場は笑いと拍手に包まれた。


bakudan-11.9-yamada-1.jpg主演俳優として特に感謝を伝えたい相手を問われると、山田はとてつもなく面白い原作を生み出してくださった呉勝弘先生、そして永井監督はもちろん、キャスト、スタッフ、全員に感謝しています」と感慨深げに語り、「僕のばあちゃんが別の劇場でウン十年ぶりに映画を観ているらしくて、それもすごく嬉しいです。爆発のシーンとか心配ですけど…無事を祈ります!(笑)」と笑いを誘っていた。


舞台挨拶の最後に、永井監督は「みなさんに観ていただくことが映画にとって一番幸せなので、気に入ってくださったらぜひまたお越しださい。そしてみなさまのお力でもって、『爆弾』を広めていっていただきたいと思います」と呼びかけた。

山田は、「『爆弾』は、“踏みとどまれるか、踏みとどまれないか”を描いた映画だと思っています。類家は、踏みとどまれる人。世界を、社会を、人間をあきらめていても踏みとどまれる人なんです。タゴサクは、踏みとどまれなかった人だと思う。人の優しさや孤独を思い出させてくれる作品です。だけど、悪い人が本当に悪さをしたくしているのか、そこには何かあるんじゃないかと思えるだけで、人に優しくできる気がしていて。もしタゴサクのような状況になったとき、自分は踏みとどまれるか――そう問いかけてくれる映画だと思います。この映画がどんな形でも、たくさんの人の心に届いたら嬉しいです。そしてみなさんの感想で、ぜひ『爆弾』を“爆発”させてください!」と熱くメッセージを送った。


bakudan-11.9-main-1.jpg割れんばかりの拍手の中、名古屋の夜は熱狂のうちに幕を閉じた。


日本を代表する実力派キャスト陣が集結し、取調室という密室と、爆弾の恐怖が潜む東京の街という対照的な空間で、それぞれが張り詰めた演技合戦を繰り広げる!緊迫する交渉、突きつけられる謎、刻一刻と迫る爆発。観る者すべてが試される“極限のリアルタイムミステリー”、ついに開戦!!


 2025年最大の話題作となる本作を是非、劇場で目撃せよ! 映画『爆弾』は大ヒット上映中!
 


映画『爆弾』

◇出演:山田裕貴  伊藤沙莉  染谷将太  坂東龍汰  寛一郎  片岡千之助  中田青渚  加藤雅也  正名僕蔵  夏川結衣  渡部篤郎  佐藤二朗
◇原作:呉勝浩「爆弾」(講談社文庫)
◇監督:永井聡
◇脚本:八津弘幸 山浦雅大
◇主題歌:宮本浩次「I AM HERO」(UNIVERSAL SIGMA)
◇配給:ワーナー・ブラザース映画
◇原作クレジット:©表記:呉勝浩/講談社
◇©表記:©呉勝浩/講談社 ©2025 映画『爆弾』製作委員会
◇公式サイト:bakudan-movie.jp
◇公式 X:@bakudan_movie
◇公式 Instagram:@bakudan_movie

大ヒット上映中!


(オフィシャル・レポートより)

 

 
 
 
 


sumikko-11.8-main.jpg(左から、角田貴志(脚本)、本上まなみ、 井ノ原快彦、ねこ)

2019 年に初めての劇場アニメ『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』を公開して以来、2023 年に公開されたシリーズ第 3 弾までの累計観客動員数が 300 万人を超える”大ひっと”シリーズ『映画すみっコぐらし』。

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第 4 弾となる本作が、10 月 31 日(金)に全国ロードショーとなりました。


今回の舞台は・・雲の上にある空の王国。ある日、雨続きのすみっコたちの町に、空の王国から「おうじ」がやってきて、新たな物語が始まります。ナレーションには井ノ原快彦さん、本上まなみさん、そして主題歌は木村カエラさんの「君の傘」!監督は、「ピングーin ザ・シティ」のイワタナオミさん、また脚本は第一弾・第三弾も手掛けたヨーロッパ企画の角田貴志さんがつとめています。最新作は、シリーズ史上もっとも【あげあげ】!?

すみっコたちが空の王国でやさしい大冒険を繰り広げます!
 


◆日時: 11 月 8 日(土) 14:00~14:30 (上映後舞台挨拶となります。)

◆場所: なんばパークスシネマ スクリーン 10 (大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10−70 なんばパークス 8 階)

◆登壇者(敬称略): 井ノ原快彦、本上まなみ、角田貴志(脚本)、ねこ



初週新作アニメ1位&前作動員 102%超えの大ひっと上映中の『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』の大ひっと御礼舞台挨拶が 11 月 8 日大阪で行われ、ナレーションを務める井ノ原快彦、本上まなみ、脚本をつとめた角田貴志が登壇した。


sumikko-11.8-500-1.jpg映画を観終わったばかりで暖かい雰囲気が漂う会場にて、まずはナレーションを担当した井ノ原が「楽しかったですかー?」と問いかけると観客からは大きな拍手が。「今観終わったばかりで、早く感想を言い合いたいところだと思いますが、今日は最後までよろしくお願いいたします。」と挨拶した。

続いて本上からは「皆さん、相棒のぬいぐるみも連れてきてくれてありがとう~!すごく可愛いですね。映画楽しんで頂けたようで嬉しいです。今日はよろしくお願いいたします。」と挨拶。

最後に本作の脚本を務めた角田は「井ノ原さんがすみっコでの大阪の舞台挨拶が初めてということで、特別な日に来ることができたと思っています。お客さんのように楽しみたいと思っています!」と話し、イベントはスタートした。


sumikko-11.8-inohara-1.jpg『映画すみっコぐらし』シリーズの舞台挨拶で大阪に来るのは初めてという井ノ原は「大阪は第二のふるさとです。芸能界での一番初めのお仕事が大阪でした。実は一週間前にも来ていましたし、電車でも移動しちゃいます(笑)なので今回、舞台挨拶で来れて嬉しいです!」と喜びを語った。京都在住の本上は「一昨日来て、靭公園の薔薇園でひとりピクニックしていました。」と明かした。同じく京都在住の角田は「一昨日あたりに、茶屋町の方に行きました。」と話し、関西エピソードで盛り上がった。


公開から 1 週間が経った本作についての反響を聞かれた井ノ原は「友人のお子さんが観に行ったという声も聞きますし、同世代の男性も「泣いた~」と言ってくれました。」と喜びを話す。「皆どこか自分と重ね合わせる部分があるんだと思います。大人も子供も性別も関係なく、楽しめる作品だと思います。」と本作の魅力を語った。


本上も「従妹が一家で観に行ってくれたみたいで、すぐに電話で熱弁してくれました。従妹の旦那さんは『すみっコぐらし』のハンカチしか持たないと言ってくれているみたいです(笑)」と周りからの反響も大きかった様子。


角田も「なぜかこそっと「観たよ」と言ってもらったり、兄弟がいる方や兄弟のお子さんをお持ちの方からは特に、「関係性を重ねて観ていたので、共感や感動が多かった」という感想をもらいました。」とたくさんの心に響くコメントをもらったようだ。


sumikko-11.8-honjo-1.jpgナレーションを担当した二人にお気に入りのシーンを聞くと井ノ原から「たくさんあって難しいですね…脚本家の角田さんに、実際完成した作品を観て、僕たちのナレーションがどうだったか聞いてみたいです!」と要望が。それに対し角田は井ノ原さんはすみっコたちと一緒に冒険しているような、兄貴的なイメージで作品を書いたので、その通りで素晴らしかったです。」と大絶賛。さらに「本上さんは“おつきのコ”とか大きい世界を見守る神目線のイメージで書いたので、ピッタリでした!」と 2人のナレーションを称賛した。


井ノ原は「すみっコたちが過ごしているのをみんなで覗きながらうるうるしてきちゃうので、僕たちもナレーションをしながら、そんなことになっているのか…とかを思いながらやっていましたね。一方通行ではあるかもしれないですが、すみっコたちに気持ちを寄り添いながらやっていました。」と想いを語る。本上は「まさかのゴッド!(笑) 今回で 4 作目ということもあり、私はお話しを進める役割でもあったので、気持ちはすみっコたちに寄り添いながらも、意外とあっさりシーンを終わらせて次にすすめる役割をまっとうしました」と話した。


また脚本を担当した角田に新キャラクター“おうじ”と“おつきのコ”の誕生秘話についてきくと「ゲストキャラは大事なので今回、別の立場の人をもう 1 人つけるのはどうだろうと提案しました。“とんかつ”と“えびふらいのしっぽ”は特に仲がいいので、そういうお互いを惹きたて合える新キャラクターにしました。」と明かした。


感動の声が多い本作を更に楽しむための注目ポイントを聞かれた井ノ原は「隠れキャラとか…?」と回答し、会場からも頷きが。それに対し角田も「今までのシリーズで出てきたキャラがゲストとして出ているんですよね。探しながら観るのも面白いかも。」と二回目の楽しみ方を語った。続いて本上も「“くものたね”にじょうろで水をかけて揉むと雲が出るのが、自分でもやってみたいです。あと、“おつきのコ”がみずのしんでんに入っていくとね・・・!」とネタバレを気にしつつ推しポイントを語った。


sumikko-11.8-sumita.jpg最後に角田から「たくさんの方に観て頂いて嬉しいかぎりです。5作目ができるかは皆さんに懸かっているので、ぜひ何度も観ていただきたいです。」と続編への期待を込めて挨拶し、本上からは「この映画を観たら、なんだか空を見上げたくなるんですよね。空の色が移り変わっていくのを見ていると綺麗だなあと思うし、空の王国があるのかなと思ったり…皆さんもワクワクすると思います。私たちとの生活ともリンクしているようなお話なので、楽しいけれど地球のことを考えるような時間も持つ作品です。ぜひご覧になられた後に大好きな人と語り合ってほしいです。」と挨拶。


井ノ原からは「この作品にまた参加できて嬉しいです。この先、家族を大事にしたい、友達ともっと過ごしたいとか、自分が困った時は助けてと言えるような、そんな皆さんであってほしいなと本作を観て思いました。それぞれ何か1つ、心の中に持って帰っていただけたらなと思います。」と温かくコメントし、「(大阪には)美味しいお店がいっぱいあると思うので帰りに寄って、みんなで大いに語り明かしてください!ありがとうございました。」と挨拶をし、会場は大きな拍手に包まれた。


これにて終了と思いきや、なんと本日のために冒険衣装に身を包んだ「ねこ」がゲストとして登場!会場からは黄色い歓声が響いた。「ねこ」が入口から登場する姿をみて、井ノ原は「大丈夫かな?」と心配しつつ、喜びの笑顔。本上は「うわあ可愛い!」と嬉しそうにコメント!

ほんわかした暖かい雰囲気の中、会場からは拍手が起こり、舞台挨拶は幕を閉じた。
 


【ストーリー】
sumikko-main.jpgすみっコの町はここのところずっと雨ばかり。
そんなある日のこと、くもり空の上からとつぜん何かが落ちてきた!
「だいじょうぶ?」すみっコたちがかけよると、それは空の王国からやってきた〈おうじ〉と〈おつきのコ〉だった。
王国は今しんこくな水不足で、おうじはひとりで解決しようとがんばっているけど、おつきのコは心配そう。
水不足を解決するためのヒントが「みずのしんでん」にあることを知り、すみっコたちも加わって、雲の上の大冒険にいざ、出発!

〈クレジット〉
ナレーション:井ノ原快彦、本上まなみ
主題歌:木村カエラ「君の傘」(ELA/Victor Entertainment)
原作:サンエックス
監督:イワタナオミ
脚本:角田貴志(ヨーロッパ企画)
美術監督:日野香諸里
アニメーション制作:ファンワークス
配給:アスミック・エース
コピーライト:©2025 日本すみっコぐらし協会映画部

【映画すみっコぐらし公式サイト】 https://sumikkogurashi-movie.com/
【映画すみっコぐらし公式 X】 https://x.com/sumikko_movie
【映画すみっコぐらし公式 Instagram】 https://www.instagram.com/sumikko_movie/

大ひっと上映中


(オフィシャル・レポートより)

 

 


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10月24日より全国227館にて公開がスタートし、「純愛と洗脳は紙一重」「純愛だと思ったがやっぱり洗脳かも・・・」 「何度も見て考察したい!」とSNSを中心に感想の輪が広がっている本作の大ヒットを記念して行われた本イベン ト。W主演の長尾謙杜、山田杏奈が登壇し、公開後の反響や今だから語れる撮影現場の裏話、3年ぶりの共演・宣伝 活動を経た現在の想いをお話しいただきました。さらに、宣伝コピー「この恋は、純愛か洗脳か――」にちなみ、事前に SNSで募集した“究極の2択”トークも実施!大盛り上がりのイベントとなりました。


◆実施日:11月5日(水) 18:05~18:35 ※上映後イベント

◆場所: TOHOシネマズ新宿(160-0021 新宿区歌舞伎町1-19-1 新宿東宝ビル)

◆登壇者(敬称略):長尾謙杜、山田杏奈


 ▼以下オフィシャルレポート

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TikTokでの紹介動画再生回数が200万回を超える大反響を記録した、衝撃の恋愛小説を実写映画した『恋 に至る病』が現在全国公開中!11月5日にTOHOシネマズ新宿にて大ヒット御礼舞台挨拶が実施され、W主 演の長尾謙杜と山田杏奈が登壇した。


満員御礼の本編上映後に登壇した二人。内気な男子高校生・宮嶺望を演じた長尾は「公開から一週間半ほど経 ちましたが、皆さん楽しんでもらえているようで嬉しいです」と挨拶。宮嶺が転校してきた学校の人気者・寄河景 を演じた山田も「色々な人に観ていただけている事を肌で感じています」と大ヒットを実感していた。


劇場公開から 1 週間半が経過し、「純愛と洗脳は紙一重」「純愛だと思ったがやっぱり洗脳かも・・・」「何度も見て 考察したい!」と SNS を中心に感想の輪が広がっている本作。なにわ男子としてのコンサートツアーもあった長 尾は「ファンの皆さんがうちわに感想を書いてくださったりして。たまに文字が小さすぎて読めなかったりするけれ ど…(笑)」と反響報告。山田は「内容もそうですが、私に関しては『バスケのシーンで一度も入っていなかったよ ね!?』と言われます」と照れると、長尾は「本当に入らないんですよね(笑)。景が宮嶺にボールをパスしてくれるシ ーンでは、ボールがビックリするくらい下の方に飛んできて…」とバスケシーンの意外な見どころを挙げていた。


koiyamai-11.5-2ショット.JPG撮影および宣伝活動を通して親交を深めた二人。山田が「長尾さんは何を言っても受け止めてくださるので、舞 台挨拶でも安心感がありました。後は毎回宣伝時の衣装が可愛くて、今日は何を着てくるんだろう?と気になっ ていました」と言うと、長尾も「僕も杏奈ちゃんの衣装が可愛いなと思っていました」と似た者同士。また山田が「長 尾さんは西に行くにつれて雰囲気がラフになっていく。ホームに近づいているのを感じました」と笑うと、自覚あり の長尾は「大阪に近づけば近づくほど安心感がある」と地元愛を口にしていた。


本作のコピーは「この恋は、純愛か洗脳か――」という究極の 2 択。これにちなんで「これは究極の選択だった!」 という人生のターニングポイントをそれぞれ発表。山田は「高3の時に大学に進学するかしないか。出演が決まっ ている映画をやるためには転学しなければならず、その時はめっちゃ考えました。周りの先輩や両親にも話を聞 いて、私自身の選択でどうするか決めていいと言われて。その時の自分にとってのベストの選択が出来たと、今 振り返って思います」としみじみ。


koiyamai-11.5-長尾謙杜.JPG一方、長尾は「隣で真面目な良い話が出ている中で僕が思ったのは…小さい頃に『ポケモン』のキャラを選ぶのに めっちゃ悩んでいました」とボケるも「お芝居の事に関してのターニングポイントで言うと、杏奈ちゃんと前回共演 した作品。そこで出会わせていただいたスタッフさんとは今でも仲良くしている。芝居に対して楽しいと思えたタイ ミングでもあるので」と山田との初共演作をターニングポイントに挙げていた。


「恋に至る病究極の二択」というハッシュタグを用いて、きっと二人が悩むであろう究極の二択を事前に SNS で 募集した。まずは「過去の自分に一つだけアドバイスする or 未来の自分から一つだけアドバイスをもらう」。これ に長尾と山田は「未来の自分から一つだけアドバイスをもらう」をチョイス。長尾は「過去の自分に何か言う程、僕 は成長出来ていないから。未来の自分から大きなアドバイスをもらうよりも、ふんわりしたアドバイスが嬉しい。例 えば『元気にいた方がいいよ』とか。何か明確に言われたらそれに影響されて人生が変わりそうだから」と理由を 述べた。


「大切な人のために嘘をつくのはあり?なし?」では二人とも「あり」。長尾は「高い買い物をした時に母親に言わ なかったりするので。そういう嘘はついていいかな?なぜ高い買い物をしたことを言わないのか、それは『お金を 使い過ぎたらダメよ』と母親から怒られないためです」と苦笑い。山田は「本当の事だけで乗り越えられない瞬間 もあると思うし、嘘をつけないとなると自由度が狭まりそうだから難しそう」と理由を述べた。


koiyamai-11.5-山田杏奈.JPG「撮影するなら真夏に長袖 or 真冬に半袖」。これには二人とも「真冬に半袖」を選んだ。長尾は「本作は真夏に厚 着で撮影しましたが、汗が出て映像に映るとまずい。僕は寒がりだけれど、真冬に半袖の方が映像的には耐えら れるかな」と解説し、山田は「私は暑いのが苦手なので。出来るならば夏場の撮影もしたくない…」と切実だった。


「好きなものは最初に食べる or 最後に食べる」では、長尾は「絶対に最後」で山田は「最初に食べる派」と分かれ た。長尾は「最後に食べて、その味のまま幸せな気持ちで帰りたい。メンバーと食事する時は誰かに食べられて 『あれ?ない!』となることもあるけれど、そんな時はもう一度頼みます」と力説。山田は「最初…いや真ん中くら いに食べたい。好きなものはお腹がいっぱいになる前に食べないと胃のコンディションが…。最近大人になったな と思う」と照れていた。


最後に山田は「観た方それぞれによって意見が分かれる、感じ方や捉え方も違う映画です。これからも沢山の人 たちに広がって行けばと思いますので、引き続き皆さんの力を貸してください」とさらなるヒットを祈願。長尾は 「年内のツアーも終わってしまったので皆さんに直接会うのは今日が今年で最後かもしれませんが、こうして皆さ んと直接会ってお話ができるのは楽しい事。皆さんが人生を選択していく中で本作に出会ってくれて、僕らにも出 会ってくれて…僕たちも幸せをいただいていると思っています。この映画が皆さんにとって何かのポイントになっ ていたら嬉しいです」と呼び掛けていた。


【STORY】

不器用で一途な初恋、同級生の不審死と恋人への恐ろしい疑惑、抑えられない純粋な想い。
ふたりがたどり着く、〈切なすぎるラスト4 分〉と〈明かされる彼女の本心〉とは?

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内気な男子高校生・宮嶺(長尾謙杜)は親の転勤で転校を余儀なくされていた。今度こそ転校せずに済むと思ったクラスには、学校中の人気者・景(山田杏奈)がいた。しかも家は近所同士。景は男女問わず誰からも慕われ、宮嶺に対してもドギマギするほど親切で近い距離感で接してくれた。さらに二人で水族館へ遊びに行ったり、宮嶺が虐められたらすぐさま仕返ししたり…次の日から、宮嶺を虐めた首謀者が殺されたり、同級生の女子高生が自殺したり、景の周囲で不穏な事件が次々と起きていく。

どんな状況になろうと宮嶺は景を守り抜く覚悟でいたが、事件は思わぬ方向へと突き進んでいき……宮嶺と景の関係は、一途な恋なのか、それとも景による洗脳なのか?
 

出演:長尾謙杜 山田杏奈 醍醐虎汰朗 中井友望 中川 翼 上原あまね 小林桃子 井本彩花 真弓孟之(AmBitious) / 忍成修吾 河井青葉 / 前田敦子
監督:廣木隆一  
脚本:加藤正人 加藤結子
原作:斜線堂有紀『恋に至る病』(メディアワークス文庫/KADOKAWA 刊)
音楽:加藤久貴  主題歌:「奇跡を待ってたって」Saucy Dog(A-Sketch)
撮影:鍋島淳裕
製作:アスミック・エース KADOKAWA ダブ 日本出版販売
配給・宣伝・制作プロダクション:アスミック・エース
Ⓒ2025『恋に至る病』製作委員会  PG-12

公式サイト:https://koiniitaruyamai.asmik-ace.co.jp/

2025年10月24日(金)~絶賛全国公開中!


(オフィシャル・レポートより)

『Born In THE U.S.A.』の前夜、

若きスプリングスティーンの魂の旅路を描く感動の音楽ドラマ


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湯川れい子×五十嵐正

スプリングスティーン来日時の秘話初披露!

ファンが大集結!満席の客席は上映後大喝采!

ファンお墨付きの圧巻のジェレミー・アレン・ホワイトの歌声
 

ロックの英雄、そしてアメリカの魂と称され、50年にわたって第一線を走り続けるブルース・スプリングスティーンの若き日を描く感動の音楽ドラマ『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が11月14日(金)に日本公開されます。


springsteen-pos.jpg1982年。キャリアの岐路に立つブルース・スプリングスティーンは、名声の影で深い孤独と葛藤に揺れていた。ロックスターとしての喧騒を離れ、彼が向かったのは、誰もいない荒野のような〈どこでもない場所〉。4トラックのレコーダー一台、手元にあるのは曲になりかけた断片だけ。恋人との時間、幼き日の母との思い出、そして父との確執に苛まれながら、彼は静かに魂を刻み始める。その時、彼に何が起こっていたのか——。


伝説の名盤「ネブラスカ」、その創作の舞台裏と心の旅を「一流シェフのファミリーレストラン」のジェレミー・アレン・ホワイトが、言葉少なに、しかし圧倒的な存在感で体現する。監督は『クレイジー・ハート』(アカデミー賞®受賞)で音楽映画の真髄を見事に描いたスコット・クーパー。観る者の心を掴んで離さない、乾いたアメリカの風景と、テープに刻まれた声と、救いを求める祈り。あの夜、何が生まれ、何が壊れたのか——。

ロックの英雄がすべてを削ぎ落とし、ありのままの自分に向き合った時代を、今を生きる私たちが見つめ直す。


11月1日、『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が第38回東京国際映画祭《ガラ・セレクション》作品として日本初披露された。上映前には、ブルース・スプリングスティーン本人と三度会っている、音楽評論家で作詞家としても活躍する湯川れい子、音楽評論家で本作の字幕監修も務めた五十嵐正が登壇した。会場にはスプリングスティーンのTシャツやトレーナーで決めた熱烈ファンも数多く詰めかけ、二人の話に聞き入った。ジャパンプレミアとなった上映後には満席の場内から拍手が起こり、集結したブルース・スプリングスティーンファンのBSJのメンバーからは熱アツで心に刺さる感想コメントが止まらなかった。
 


■日時︓11月1日(土)17:15~

■会場︓TOHO シネマズ日比谷 スクリーン 12

■登 壇 者︓湯川れい子(音楽評論家) 五十嵐正(音楽評論家)  司会:奥浜レイラ



東京国際映画祭での初上映を待ちわびる観客が見守る中、黒のスタイリングでコーディネートした湯川れい子、スプリングスティーンのTシャツで決めた五十嵐正が登場すると温かい拍手が巻き起こった。1985年のブルース・スプリングスティーン初来日時に取材し、その後も本人と会う機会があった二人が交わしたトークの模様を全文で紹介致します。


司会:最初にご挨拶をお願いします

湯川:みなさま、こんばんは。湯川と申します。今日はお招きいただきましてありがとうございます。どこまでお役に立つかどうかわかりませんけれども、よろしくお願いします。

五十嵐:こんにちは、五十嵐正です。よろしくお願いです。今日大先輩の湯川さんと一緒にお話できるのを楽しみにしています。


司会:本作は、スコット・クーパー監督が音楽映画『クレイジー・ハート』を経て、発表した作品ですが、スコット・クーパー監督というのは、五十嵐さんから見てどんな監督でしょう?

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五十嵐:ご存知のようにスコット・クーパー監督は、デビュー作の『クレイジー・ハート』で、ジェフ・ブリッジスが演じた中年から初老のカントリーシンガーを描いており、ブリッジスは主演でオスカーを獲っていて、大変評判になりました。あれは架空のテキサスのシンガーソングライターの話だったんですけど、本当は彼は、初めての監督作品を撮るということで、もともと、カントリー界の大スターであるマール・ハガードの長年の大ファンで、マール・ハガードの伝記映画を撮りたかったんです。マール・ハガードと言うと、人気やヒット曲の多さ、影響力という点で、戦後のカントリー界ではジョニー・キャッシュと同じような人だと思ってください。


一応、企画を始めてみたんですけど、生きている現役のアーティストの伝記映画を撮るって、難しいというよりも面倒くさいですね(苦笑)。いろんな許可を取ったりとか…。それで少し企画を進めたんですけど、難しかったのでやめて、架空のフィクションのソングライターの話にしたんです。音楽プロデューサーがT=ボーン・バーネットだったので、彼の助けも得て、テキサスのシンガーソングライターという設定でつくって、それが当たったわけです。


ハリウッドっていうところは、ひとつ当たるとみんなそれに飛びつくんです。それで彼のもとには、音楽ミュージシャンの伝記映画、伝記映画風なものを撮ってくれという依頼がものすごい数きたんですね。先日、リモートで(『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』の)記者会見があったんですけど、そこで「無数」という表現を使ってましたけど、例を少し上げますとエルヴィスの映画もあったそうです。それがバズ・ラーマンのあの映画(『エルヴィス』)と同じかどうかわかりませんけどね。あとはマイルス・デイヴィス、チェット・ベイカーの伝記映画、グレイトフル・デッドの伝記映画……そういうものすごい大物の企画がいっぱい来たんですけど、全部断ったそうです。


それで、この映画の原作に出会ったんですが、(物語の)時期が非常に限定されていて、しかもこの原作は、実は自伝とか伝記とか評伝ではないんですね。

元ミュージシャンのウォーレン・ゼインズがライター、音楽評論家に転身して、アルバム「ネブラスカ」の制作を巡る過程を描いたいわゆる音楽評論(原作「Deliver Me from Nowhere」なんですね。ですから情報がいっぱいあって、小説や自伝的な“盛った”ところがないので、彼は「イケる!」と思ったんだと思います。


確かにこれも(題材となるスプリングスティーンは)生きている人なんですけど、ブルース側は原作にも非常に協力をしてたから、いつも協力してくれて、この映画ができたということです。


司会:この作品はアルバム「ネブラスカ」の創作時に絞られて描かれていますけれども、そのあたりは湯川さんはどのようにお感じになりましたか?

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湯川:いわゆる音楽映画だと私たちが考えるものではなくて、本当にブルース・スプリングスティーンという人を深掘りしてくれていると思います。ここにいらっしゃるみなさまは、ブルースのことはよくご存知だと思いますけど、一編、一編の音楽が、短編小説のような――そういう色と匂いと風景と深い心情を持ったシンガーソングライターですので、そのブルースをここまで見せてくれてるということが、私はこの映画の一番の素晴らしさであり、ジェレミー・アレン・ホワイトという主演俳優さんが、自らリトル・リチャードの歌も吹替えなしで歌っていて、そのへんもね、すごいですよね。


司会:そして、スプリングスティーンについてもぜひお2人に伺いたいんですが、過去には1985年と88年、97年と3回来日公演を行なっておりますけれども、今回、五十嵐さんが湯川さんにぜひ聞いてみたいことがあるということですが

五十嵐:97年にアルバム「ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード」でソロで来た時、僕はそのインタビューをしましたが、ひとりで来て、スタッフも多くないので、担当の発売元ソニーミュージックがプライベートに社内でウェルカムパーティーをしたんですね。そのとき、湯川先生やライナーノーツを書かせてもらった僕、訳詞を書かれている三浦久さんなど、ごく数人だけを呼んでいただいたんです。そのときに、湯川さんはブルースの横に座って、結構、長時間お話されていたので、それ以来、僕らはずっと「何を話されていたのかな…?」ということをずっと好奇心を持っていたんですが…。ずいぶん昔の話なので、いまさらお聞きするのも失礼なんですけど、何か印象に残ったことがあったら教えてください。


springsteen-500-4.jpg湯川:もうほとんど忘れちゃってるんですけど(笑)、でも本当に印象に残っているのはひとつだけ。今回も映画の中で、ブルースがいかに音というものにこだわりを持っているかが描かれますが、非常に深いこだわりを持っているんですね。ブルースの場合は、リズムとかよりも音そのものにものすごいこだわりを持っているんですが、エルヴィス・プレスリーの「監獄ロック」のリズムパターンにも音にも非常にブルースがこだわりを持っていたと。

今回、曲名までは出てこないんですが、(映画を見ると)おわかりいただけると思います。ブルースが非常にエルヴィスに影響を受けて、ロックを目指したという人だったものですから、長い話の中で唯一、明確に正しく覚えているのは、私がブルースに「エルヴィスのことは本当にお好きだったんですか? エルヴィスのどこが良かったんですか?」と伺ったときに、「Everything(すべてだよ)」とおっしゃったことをすごく鮮明に覚えていますね。あとはほとんど忘れました(笑)。


五十嵐:いま、湯川さんが言われていたことは、映画を見たら「なるほど」と思うシーンがあります。『ネブラスカ』BOXで初めて「エレクトリック・ネブラスカ」という未発表のものが入っていますけど、これは基本的なサウンドがパンクロカビリーでしたからね。そういう意味でやっぱりエルヴィスの影響は大きいですよね。


司会:五十嵐さんは今回、字幕監修で苦労した点はありましたか?

五十嵐:今回、字幕翻訳を風間綾平さんがやられています。数年前の「カセットテープ・ダイアリーズ」でスプリングスティーンの曲がいっぱい使われていて、これも風間さんが翻訳されて、僕が字幕監修をして、今回で2回目のコンビになりますし、上手くいったと思います。

ただ、僕の監修とか翻訳以上に今回は、セリフがありますし、歌がたくさん出てきます。そういう訳詞が好きな方は(字幕が)付いています。もちろん、(映画用の)字幕なのでCDに付いている三浦さんの訳詞より情報量は少ないんですけど…。それとインスピレーションを受けた映画のシーンもありますし、そのセリフも出ますが、それがちょっとクロスしちゃうので、僕らよりも実際に字幕を付けた方々が大変苦労されました。(字幕が)縦と横で出ます。セリフと訳詞とか、映画のセリフの引用だということを理解して見ていただければと思います。そうでないと、こんがらがっちゃうので(笑)。そのご苦労のおかげで、うまくいったと思うので、そこは今回の字幕のポイントだと思います。


湯川:私も字幕の仕事は何回かしていますけど、ものすごい言葉の数の制限があって、2行以外は字幕を付けられないんですよね。ブルースの歌詞だけで2行なんてとっくに超えてしまうものですから、そういう意味では、ものすごく五十嵐先生もご苦労されたんじゃないかなと思います。


司会:最後に湯川さんと五十嵐さんからこれから映画をご覧いただくみなさんにひと言ずつお願いいたします。

湯川:もちろん、何よりも「早く見たい! いいかげんにしろ!」っていう気持ちでいてくださることは重々わかりますので、とにかく見ていただくのが何よりなんですけれども、例えばアトランティックレコードをつくったアーメット・アーティガンとか、それから「ブルースにロックンロールの未来を見た」というジョン・ランダウとか、実際にいた人物が俳優さんが演じて出てきて、アカデミー賞の助演賞にもノミネートされそうだとか、いろんな話も出てきておりますし、そういう意味で、実際にいる人、いた人、実在の人、そして、もちろんブルース・スプリングスティーンもそうですが、そういう意味で興味のある人物、人間映像として、見ていただいても、歴史の映像として、見ていただいても値打ちがあって楽しいものではないかと思います。とにかく見ていただくことが何より先決だと思いますので、私の話はこのぐらいで終わらせていただきます。


springsteen-500-2.jpg五十嵐:いま、湯川さんが言われた通り、恋人役の女性だけは、スプリングスティーンが付き合った複数の女性から作った架空の女性ですけど、あとはほとんどが実際の人物です。この映画は珍しく、ほとんどが実際に起こったことです。(原作が)ちゃんと取材した評論書ですから「本当かよ、これ?」って思わないで、ドキュメンタリーを見るように見られます。


それでいろんなことを学べるというかいろいろ訴えかけてくると思います。人間のメンタルヘルスの話もそうだし、親子の話もそうだし、いろんなたくさんのことを訴えかけてくれます。僕はひとつ、一番大事なこととして見たのは、ひとりのアーティストが「ネブラスカ」という偉大なアルバムを作るのにどのくらい精神的に苦闘をしたか――自分のトラウマと戦ったりね、自分の内面を掘り下げたり……。そのアーティストの苦闘、そこから、これだけの作品が生まれるんだなと。そして、それを支える人たち、そういうことが僕は一番印象に残りました。


springsteen-500-3.jpgスプリングスティーンは、78年の「闇に吠える街 (Darkness on the Edge of Town)」というアルバムをつくったときのドキュメンタリーで「自分は偉大な作品をつくりたいと努力した」という発言の中でこういうことを言っていて、僕はすごく印象残っているんですけど「有名になることよりも、お金を儲けることよりも、幸せになるよりも、偉大なアーティストになりたい」と。そのために努力したと。そういう姿勢は「ネブラスカ」もそうだし、いまに至るまで「幸せになるよりも偉大な作品をつくって、偉大なアーティストになりたい」と。本物はすごいなと思います。そういうことが描かれているので、ぜひ楽しんでください。


湯川:大事なことを忘れていたのでひとつだけ。ブルースはニュージャージーの出身で、ネブラスカはちょっと中西部で遠いじゃないですか? 「そんなところにあなたが行ったことあるんですか?」と最初にお会いしたときに聞いたら「もちろん行ってるよ。アメリカは、僕は本当にあちこち行ってるよ」という答えがあったことも申し上げておきたいと思います。


五十嵐:バイクでツーリングして、いろんなところに行ってるんですよね。ブルース・スプリングスティーンと縁のあるトークショーは終始和やかな雰囲気で進んだ。「とにかく見てほしい」と語った湯川れい子のコメントが、この映画に対するリスペクトと音楽愛に満ちていた。

 


■ゲスト・プロフィール

♪湯川れい子(ゆかわれいこ)

音楽評論家。昭和35年、ジャズ専門誌 『スウィング・ジャーナル』 への投稿が認められ、ジャズ評論家としてデビュー。その後、16年間に渡って続いた『全米TOP40』(旧ラジオ関東・現ラジオ日本)を始めとするラジオのDJ、また、早くからエルヴィス・プレスリーやビートルズを日本に広めるなど、独自の視点によるポップスの評論・解説を手がけ、世に国内外の音楽シーンを紹介し続け、今に至る。


♪五十嵐 正(いがらしただし)

音楽評論家。社会状況や歴史背景をふまえたロック評論から世界各国のフォークやワールド・ミュージックまでに健筆を奮う。著書に『スプリングスティーンの歌うアメリカ』(音楽出版社)。本作『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』の字幕監修も務める。
 


【ストーリー】
springsteen-550.jpgロックの英雄ブルース・スプリングスティーン。『Born In The U.S.A.』の前夜、成功の重圧の中、若きスプリングスティーンはたった⼀⼈歌い始めるー。 創造の原点を刻み込んだ“本当の声”が、観る者を彼の魂の旅路へと誘う感動の⾳楽ドラマ誕⽣︕ 


監督・脚本:スコット・クーパー(原作:ウォーレン・ゼインズ著「Deliver Me from Nowhere」)
主演:ジェレミー・アレン・ホワイト(ブルース・スプリングスティーン)
共演:ジェレミー・ストロング(ジョン・ランダウ)、ポール・ウォルター・ハウザー(マイク・バトラン)、
スティーヴン・グレアム(父ダグ)、オデッサ・ヤング(フェイ)、ギャビー・ホフマン(母アデル)、
マーク・マロン(チャック・プロトキン)、デヴィッド・クラムホルツ(アル・テラー)
プロデューサー:スコット・クーパー、エレン・ゴールドスミス=ヴァイン、エリック・ロビンソン、スコット・ステューバー
製作総指揮:トレイシー・ランドン、ジョン・ヴァイン、ウォーレン・ゼインズ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2025 20th Century Studios
公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/springsteen
#スプリングスティーン孤独のハイウェイ

★ブルース・スプリングスティーン/ソニー・ミュージック・オフィシャル:https://www.sonymusic.co.jp/artist/BruceSpringsteen/


ブルース・スプリングスティーンの魂の旅路があなたの心を震わせる。

『ボヘミアン・ラプソディ』の20世紀スタジオが贈る感動音楽映画

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』は11月14日(金)~全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

 

《松竹ブロードウェイシネマ2025秋》

トニー賞(3作品)合計13部門受賞!

今世紀最高のミュージカル3作品が、遂に映画館に登場!

          『エニシング・ゴーズ』『インディセント』『タイタニック』
感動と興奮で心震わす、ラブコメの金字塔、傑作社会派、歴史的超大作!

映画コメンテーターLILICoさんも大絶賛!!

『エニシング・ゴーズ』本編解禁!!
 

~城田優が主演サットン・フォスターの魅力を語る~


BM25エニシング・ゴーズmain6 ⒸTristram Kenton.jpg

日本映画界史上初、アメリカ・ニューヨークのブロードウェイ舞台を特別撮影し、日本語字幕 付きで映画館でお届けする「松竹ブロードウェイシネマ」。2017 年の特別上映の成功を受け、2019 年 4 月からシリーズ化。 そして今回、トニー賞を総なめにした、伝説の傑作ロングラン・ミュージカル 3 作品を「松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋」 として、10 月 31 日(金)より、「エニシング・ゴーズ」を皮切りに全国順次公開!!!

 

豪華客船に乗り合わせたのは、ナイトクラブの歌姫、結婚を控えた実業家、犯罪者とその情婦など、 多彩な旅客たち。恋のすれ違いや、ギャングの変装などドタバタ劇がテンポよく展開する本作。 今回解禁となったのは、タイトルにもなっている名場面「エニシング・ゴーズ」のダンスシーン。 キャスト全員が舞台に集結し、タイトル曲「Anything Goes」に合わせて圧巻のタップダンスを披露。 まさにエニシング・ゴーズ=“なんでもあり”のタイトル通り、自由な世界観を体現する瞬間で、 観客のボルテージが最高潮に達するステージを解禁します。 本ステージを大スクリーンで観ると、更なる感動を味わえること間違いなしです!!

BM25エニシング・ゴーズmain2 ⒸTristram Kenton.jpg


BM25-shirota-2.jpgまた公式アンバサダーの城田さんは、本作「エニシング・ゴーズ」の主演であるサットン・フォスターのことを、 「主演のサットン・フォスターは誰が見ても看板女優。“主役”というオーラを纏った素晴らしい女優さんであることはもちろんのこと、僕が印象的だったのは、これこそ(映画は)ヨリがあるから分かることだと思いますが、表情がサットンさん 自身が笑っているのか、役柄のリノとして笑っているのか、けっこう分からない豊かな表情というのが魅力だなと思います。例えば、一番のラストで(詐欺師の) ムーン役とタップをしたりジョークを言ったりしているシーンで(サットンさん自身が)笑いのツボに入り本気で笑っている感じにも見えるのですが、(役としてなのかな?)どっちなんだろう?と、思わず役者である自分が想像してしまうくらいナチュラルに演じられていて、リノとして演じているようにも、思わず吹き出してしまった役者にも見える。どっちにしても面白いなぁと。とにかく明るいこの 「エニシング・ゴーズ」という、<何があっても別にいいぜ!>というメッセージ通りの表情というか、天真爛漫な感じが、(御本人が身に纏っている)いつものオーラと違う、そこからはみ出していく人間らしさだったりとか、茶目っ気みたない物が魅力だと思います」と語ってくださいました。
 


映画館の扉を開けたらそこは 2 時間の小旅行

驚異のトニー賞合計 13 部門受賞!(3作品合計) ※本シリーズの「エニシング・ゴーズ」「タイタニック」は ブロードウェイ・プロダクション版となります かつてない高揚感、圧巻のパフォーマンス、 極上の体験に涙する感動作‼
今世紀最高のミュージカル、遂に開幕!

日本映画界史上初となるシーズン上映を彩るのは、
痛快なラブコメディの最高傑作、「エニシング・ゴーズ」 第一弾 10 月 31 日(金)~公開

演劇「復讐と神」を巡る衝撃作、「インディセント」 第二弾 11 月 14 日(金)~公開

世界中が涙した愛と感動の物語、「タイタニック」 第三弾 11 月 28 日(金)~公開


 

オンラインムビチケ、絶賛発売中!
当日鑑賞料金 3,000 円均一 お得な、オンラインムビチケ単券 2,800 円/オンラインムビチケ 3 作品セット券 8,100 円も!
配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹 松竹ブロードウェイシネマ
公式サイト: https://broadwaycinema.jp/

「松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋」プレスシート配布詳細
「エニシング・ゴーズ」「インディセント」「タイタニック」が、10 月 31 日(金)を皮切りに、全国順次限定公開すること を記念して、全国の映画館にご来場のお客様へ特典プレゼント配布決定!
映画ライター・よしひろまさみちさんの 映画評論付き、米国ニューヨーク・ブロードウェイ公認、日本限定プレスシートを配布させていただきます!

❑配布日程:上映期間中配布(先着順)*全国1週間限定公開(東劇のみ2週間上映)
❑配布枚数:先着順
❑配布劇場:公式サイトを御確認くださいませ。

松竹ブロードウェイシネマ公式サイト: https://broadwaycinema.jp


第一弾 10 月 31 日(金)~公開『エニシング・ゴーズ』(原題:Anything Goes)

第 65 回トニー賞受賞、大スターのサットン・フォスター主演!

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世界的な音楽界のカリスマ、コール・ポーター作詞・作曲、恋と冒険が繰り広げられるミュージカル・ラブコメの最高傑作!!
トニー賞合計 6 部門受賞!第 42 回トニー賞にて 3 部門(ベストリバイバル賞、 ミュージカル助演男優賞、振付賞)を獲得、第 65 回トニー賞では再びトニー賞 3 部門 (ミュージカル・リバイバル作品賞、ミュージカル主演女優賞、振付賞)を授与!
アメリカが生んだ世界的なマルチ・ヒットメーカーで音楽界のカリスマ、コール・ポーターの作詞・作曲の楽曲を用いた、トニー賞総なめの伝説のロングラン・ミュージカル!!!
そのブロードウェイ・プロダクション版舞台(2021 年)を、第 65 回トニー賞ミュージカル主演女優賞受賞の大スター、サットン・フォ スターを主演に迎え収録した、大ヒット・痛快ラブコメディの決定版!
 

(STORY) 大西洋を横断する豪華客船 SS アメリカン号に乗り合わせたのは、ナイトクラブの歌姫、結婚を控えた実業家、犯罪者とその情婦など、多彩な旅客たちばかり。恋愛やトラブルが絡み合い、ドタバタの冒険が繰り広げられる。

作詞・作曲:コール・ポーター
監督&演出:キャスリーン・マーシャル、ロス・マクギボン
原作&脚本: P・G・ウッドハウス、ガイ・ボルトン 出演:サットン・フォスター、ロバート・リンゼイ、 フェリシティ・ケンダル、他
英国/2021/ビスタ/138 分/5.1ch/日本語字幕スーパー
写真クレジット: ⒸTristram Kenton



BM25インディセントⒸCarol Rosegg.jpg第二弾 11 月 14 日(金)~公開 『インディセント』(原題:Indecent)

ピューリッツァー賞受賞、トニー賞 2 回ノミネート、 アメリカ演劇の殿堂入りを果たした巨匠、ポーラ・フォーゲル渾身の原作&脚本!

第 71 回トニー賞にて 3 部門ノミネートされ、最優秀演劇演出賞 & 最優秀演劇照明デザイン賞を受賞した社会派ミュージカルの傑作!!
その衝撃的内容から、逮捕され有罪判決を受けたショーレム・アッシュの演劇『復讐の神』をめぐる論争を描いた傑作演劇初の ODS 映画化であり、アメリカン・シアター・ウィングが授与するオビー賞演出賞受賞作品!!!

ピューリッツァー賞受賞の脚本家でアメリカ演劇の殿堂入りを果たした、ポーラ・フォーゲルによる原作のアメリカ演劇である。オリジナルは 1923 年にブロードウェイで上演され、ショーレム・アッシュの演劇『復讐の神』(「God of Vengeance」)をめぐる論争を描いた舞台。

(STORY) 1907 年のポーランド。売春宿の娘とその父のもとで働く女性の恋愛を描いた「復讐の神」が生まれた。この歴史的な戯曲を再び舞台に蘇らせるために、演劇の持つ愛と魔法を信じて、芸術家たちは困難に立ち向かっていく。

監督&演出:レベッカ・タイチマン
原作&脚本:ポーラ・フォーゲル
出演:リチャード・トポル、カトリーナ・レンク、アディナ・ヴァーソン、他
米国/2017/ビスタ/105分/5.1ch/日本語字幕スーパー
写真クレジット: ⒸCarol Rosegg


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第三弾 11 月 28 日(金)~公開『タイタニック』(原題:Titanic the Musical)

世界中が涙した、愛と感動のヒューマンドラマの超大作!

巨匠モーリー・イェストンが奏でる美しく壮大な音楽に、史実に基づいた真実のストーリーが紡がれていく。 第 51 回トニー賞合計 5 部門受賞!
トニー賞にて、最優秀ミュージカル作品賞、最優秀ミュージカル脚本賞、最優秀作詞作曲賞、最優秀ミュージカル装置デザイン賞、最優秀編曲賞の 5 部門を受賞!!!

ブロードウェイ初演は映画「タイタニック」公開と同じ 1997 年、世界中の人々を魅了した。当時 100%の売り上げを記録し、72 万 8094 ドル(7 週目)という新記録を樹立。映画版『タイタニック』は、レオナルド・ディカプリオ他主演で、1998 年のアカデミー賞に おいて、作品賞、監督賞、主題歌賞、音楽賞他の 11 部門で受賞した。また、セリーヌ・ディオンが歌う主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」も大ヒット。

本作は映画版ではないが、より史実に基づいて描かれている、貴重な 2023 年度の舞台(UK)を収録した大作ブロードウェイ・プロダクション版ミュージカル!!!

(STORY) 1912 年に起きたタイタニック号の沈没事故。出港から沈没までを描き、船の設計者トーマス・アンドリューズ、船長エド ワード・スミス、船主 J・ブルース・イズメイを中心に、豪華客船に乗り込んだ人々は、それぞれの夢や希望を抱えて旅を始めるが、氷 山との衝突によって運命が大きく変わってしまう…。

作詞・作曲:モーリー・イェストン
監督&演出:トム・サザーランド 原作&脚本:ピーター・ストーン
出演:グラハム・ビックリー、マーティン・アランソン、ブリー・スミス、ジェームズ・ダーチ、他
英国/2023/ビスタ/135 分/5.1ch/日本語字幕スーパー
写真クレジット: ⒸPamela Raith


<クレジット>

■シーズンタイトル:「松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋」
■配給:松竹
■作品コピーライト:©BroadwayHD/松竹
■松竹ブロードウェイシネマ公式サイト: https://broadwaycinema.jp/

「エニシング・ゴーズ」10 月 31 日(金)より、「インディセント」11 月 14 日(金)より、 「タイタニック」11 月 28 日(金)より、全国順次公開 


(オフィシャル・レポートより)

 


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日本映画界史上初、アメリカ・ニューヨークのブロードウェイ舞台を特別撮影し、 日本語字幕付きで映画館でお届けする「松竹ブロードウェイシネマ」。2017年の特別上映の成功を受け、2019 年4月からシリーズ化。そして今回、トニー賞を総なめにした、伝説の傑作ロングラン・ミュージカル3作品を「松竹ブロードウェイシネマ2025秋」として、10月31日(金)より、「エニシング・ゴーズ」を皮切りに全国順次公開致します。


公開を記念して、俳優・城田優さんを、「松竹ブロードウェイシネマ2025秋」の公式アンバサダーに迎え、就任式を開催いたしました。数々のミュージカルにご出演、そしてプロデュースなども手掛ける城田さんに、3作品それぞれの見どころ、そして、本場のブロードウェイミュージカルをスクリーンで観れる魅力などについて熱く語っていただきました! 
 


【公式アンバサダー・城田 優に直撃インタビュー】

Q:公式アンバサダーに選ばれてどうですか?

城田:アンバサダーに選んでいただき光栄です。シンプルに僕としても知らなかった作品に触れることが出来たりとか、実際、 ブロードウェイまで行かないと観れない作品を一足早く、観させていただけることとか、特等席といいますか、個人的に興味があるミュージカルというジャンルの《ご褒美お仕事》というか、自分自身アンバサダーに就任して、お話をするために、(作品を)観るわけですけど、それだけではなく、個人的に自分が楽しみでみられるというところも含めて、有難いお話です、非常に光栄です。 


Q:本場のブロードウェイミュージカルを、映画館で観れることはいかがですか?

城田:ブロードウェイミュージカルを観ようと思うと、特に円安の世知辛い世の中、飛行機代+宿泊代+チケット代など何 十万円という金額がくだらない中で、中には映画館に行くのに手間のかかる方もいらっしゃるかもしれませんが、NY に実際 行って、シアターで実際に観るということに比べたら、雲泥の差があるほど(映画館で本場のミュージカルを楽しむことは) 大変ではない。少しのお時間と、少しのお金を出せば、本場ブロードウェイの中でも数々の賞を受賞したりノミネートされて いたり、高く評価されている作品たちに間近でふれることができる!そいうのは、このプロジェクトの試みならでは。有難いですよね。ミュージカルファンの人達は、きっと拝んでいるじゃないかな。「ありがたや~」と思っていると思いますし、どんどんこの試みを拡げて行っていただいて、ミュージカルの魅力がより多くの方に届けばいいなっと思っています。

日本でミュージカルが映像化がされる時にも言えることですが、(シアターで観劇する場合)、本来だと引きの画といいます か、ずっと定点カメラを観ている感じになりますよね。中にはオペラグラスで補ったり、近い席でご覧になる場合は、幸運なことに役者さんの表情も観ることもできるわけですが、なかなかフォーカスして主人公だったりとか、登場人物たちの表情にフォ ーカスしてお芝居を観ることは難しい中で、このように映画として上映されることで、ディレクターが選んだ映像ではあるけれ ど、やはり大事な部分をしっかりと見逃さないカット割りにもなっていますから、そういった意味でも(映画館でミュージカルを観ることは)ミュージカル初心者にも優しいと思います。今観るべき表情がこれですよってディレクションされている状態ですから、そういった意味でも楽しみやすい、親しみやすいしミュージカル映画になっていると思います。 


Q:城田さんにとってミュージカルとは ?

城田:難しいですね。今回上映される 3 作品も全く毛色が違って、それぞれの魅力があって、色と一緒で、どの色にもその 魅力があって、「その色が好きだ」という人がいれば、「その色はちょっと苦手だ」だという人がいる。でも「自分は何色が好きなんだろう」と見つけられるとても楽しいコンテンツだと思いまして、一口に、今の時代、10 年~20 年前に比べると日本でも ミュージカルが普及したと言いますか、沢山の人が演じられたりとか、海外のミュージカル作品が日本に入ってくる機会もあ り、ふれることが増えてきていると思います。「私はこれが好きだな」とか「無理だなぁ」とか材料が増えていけばいくほど、自分 がどれに魅力を感じるかとか惹かれるかとかが出てくると思うのですが、そういった意味でミュージカルってとても幅が広いので、是非、あまり見たことがない方や、そんなにミュージカルに興味がないって方にも、「まぁそう言わずに、是非一度、エンタ ーテインメントの王様だと言われているミュージカルというジャンルを楽しんで欲しい」。

シアターで観劇するのもいいし、ハード ルが高いと思う人は、今回のように映画館でミュージカルを楽しんで欲しい。ミュージカルはエンターテインメントの中で、とても刺激的で、作品によって全く毛色が違う。僕も好みの物もあれば、これはちょっという物もある。でもそれを見つけるのもま た楽しいですし、とにかくカラフルな世界なので色々な色に触れていただきたいと思うし、心が豊かになるコンテンツだと思いま す。
 


【城田優プロフィール】

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1985 年 12 月 26 日生まれ。東京都出身。 2003 年に俳優デビュー以降、テレビ、映画、舞台、音楽など幅広く活躍。 2016 年にはミュージカル「アップル・ツリー」で演出家デビュー。 さらに、「ファントム」では、演出・主演に加えてもう一役を務めるという異例の三刀 流に挑む。近年の主な出演作に、NHK 連続朝のドラマ小説「カムカムエヴリバデ ィ」(語り手)、Amazon Prime ドラマ「エンジェルフライト~国際霊柩送還士~」、 映画『コンフィデンスマン JP 英雄編』等がある。2026 年には、ミュージカル 「PRETTY WOMAN The Musical」への出演が決定している。

 


 <作品からのお知らせ>

オンラインムビチケ、絶賛発売中!
当日鑑賞料金 3,000 円均一 お得な、オンラインムビチケ単券 2,800 円/オンラインムビチケ 3 作品セット券 8,100 円も!
配給:松竹 ©BroadwayHD/松竹 松竹ブロードウェイシネマ
公式サイト: https://broadwaycinema.jp/

「松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋」プレスシート配布詳細
「エニシング・ゴーズ」「インディセント」「タイタニック」が、10 月 31 日(金)を皮切りに、全国順次限定公開すること を記念して、全国の映画館にご来場のお客様へ特典プレゼント配布決定!
映画ライター・よしひろまさみちさんの 映画評論付き、米国ニューヨーク・ブロードウェイ公認、日本限定プレスシートを配布させていただきます!

❑配布日程:上映期間中配布(先着順)*全国1週間限定公開(東劇のみ2週間上映)
❑配布枚数:先着順
❑配布劇場:公式サイトを御確認くださいませ。
松竹ブロードウェイシネマ公式サイト: https://broadwaycinema.jp/



 


<クレジット>

■シーズンタイトル:「松竹ブロードウェイシネマ 2025 秋」
■配給:松竹
■作品コピーライト:©BroadwayHD/松竹
■松竹ブロードウェイシネマ公式サイト: https://broadwaycinema.jp/
■各作品の公開日&タイトル

「エニシング・ゴーズ」10 月 31 日(金)より、「インディセント」11 月 14 日(金)より、 「タイタニック」11 月 28 日(金)より、全国順次公開 


(オフィシャル・レポートより)

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  多様な文化を持つ人々が多く暮らす、カナダ・トロント東部に位置するスカボローを舞台に、カナダの作家キャサリン・エルナンデスが実体験をもとに執筆したデビュー小説『Scarborough』を映画化した『ぼくらの居場所』が、11月7日(金) より新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺、シアター・イメージフォーラム ほか全国順次ロードショーされる。
精神疾患を抱えた父親の暴力から逃げるようにスカボローにやって来たフィリピン人のビン。家族4人でシェルターに暮らす先住民の血を引くシルヴィー。そしてネグレクトされ両親に翻弄され続けるローラ。そんな彼らがソーシャルワーカーのヒナが責任者を務める教育センターで出会い、きずなを育んでいくのだったが…。
 
   様々な支援を必要とする大人たちと、葛藤を抱える親のもとで生きる子どもたち、そしてその親子をサポートする教育センターの責任者。それぞれの苦しみや成長、そして心の交流が豊かに描かれた、注目のカナダ映画だ。
監督でフィリピン生まれ、ナイジェリア育ちのシャシャ・ナカイさん(写真左)、共同監督で撮影、編集を手がけたリッチ・ウィリアムソンさん(写真右)にオンラインでお話をうかがった。
 

 
③Directors Shasha Nakhai and Rich Williamson (Credit.Kenya-Jade Pinto Courtesy of Compy Films).JPG

 

■フィリピンにルーツを持つ人物の描き方が興味深い(シャシャ)

 自分の子ども時代と結び付けられる部分があった(リッチ)

―――原作者キャサリン・エルナンデスさんが映画化企画を持ち込んだとのことですが、キャサリンさん自身についてや原作を執筆した背景を教えてください。また原作“Scarborough(スカボロー)”を読んだとき、一番心を打たれた点、映画化を引き受ける決め手になった点について、教えてください。
シャシャ:キャサリン・エルナンデスさんは実際にホームデイケアセンターで働いていた経験があり、子どもたちが朝やって来る前に、キャサリンさんは早朝から原作小説を執筆していたそうです。そこでの彼女自身の経験や実在の場所、デイケアセンターで出会った人たちから大きなインスピレーションを得て、書いたものだと聞いています。
 最初にキャサリンさんから映画化の話をいただいたとき、わたしたちはドキュメンタリー作家で劇映画を監督した経験はなかったので、正直悩みました。でも逆にドキュメンタリー作家に映画化してほしいというのが、キャサリンさん自身の希望だったのです。わたしが“Scarborough”を読んだときは、従来のカナダ映画では見たことのないストーリーが描かれていると思いました。特にフィリピンにルーツを持つ人物の描き方は今までのカナダ映画にはなかった登場人物なので、とても興味深いと思いました。
 
リッチ:わたしが原作を読んだとき、作品に登場するキャラクターたちにすごく魅了されたことを覚えています。わたし自身もトロントから2時間ほどの、スカボローととてもよく似た地域で生まれ育ったので、読んでいてすごく懐かしく、細かい部分に共感を覚えることも多かったです。そのように自分の子ども時代と結び付けられる部分があったからこそ、このプロジェクトへの依頼を受ける気持ちになれました。
 
 
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■多様性と困難を抱えやすい街、スカボロー

―――リッチさんの生まれ育った街に似ているとのことですが、スカボローについてどのような街なのか具体的に教えてください。
リッチ:スカボローはトロント大都市圏の中に位置している街ですが、公共交通機関を使って都市部に行くには2時間ぐらいかかる、かなりアクセスが悪い場所です。住民は移民の方や有色人種の方もたくさんいらっしゃるし、白人や黒人、フィリピン人コミュニティー、先住民コミュニティーがあります。またインド系の人たちやタミル人のコミュニティーも存在する地域で、多様性のある街だと言えます。たださまざまなサービスにアクセスしづらいことがあり、人々が住みやすいとは言えず困難を抱えやすい街という一面があります。
 
―――本作を撮るにあたり、どのように準備を重ねたのですか?
シャシャ:企画を進めるにあたり、我々やスタッフはスカボローに共感を覚える点はあったものの実際に住んだことがなかったので、原作者のキャサリンさんとできるだけたくさんの時間を過ごすことを心がけました。彼女と一緒にロケハンをし、スカボローに実際に住んでいる人を紹介してもらったのです。原作だけでは、スカボローについて我々が知り得ない部分がどうしてもありますから、映画で描いたときにリアルに見えるように、リサーチをたくさん積み上げました。
 
 

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■スカボロー出身者や先住民コミュニティーからキャスティング

―――本作はキャスティングが特に重要だったと思いますが、子役のキャスティング方法について教えてください。他の出演者も実際に現地に住んでいる方を起用しているのですか?
シャシャ:予算もリソースも限られ、キャスティング担当がいなかったので、自分たちでキャスティングを行いました。この作品はセリフのある役が40名以上登場します。しかもわたしたちは例えば「4歳で自閉症の症状を持つ先住民族の男の子をキャスティングしたい」など非常に限定された人物や、原作に忠実でキャサリンさんのイメージ通りのキャストを探していたため、とても大変でした。学校内の演劇スクールや、フィリピン人のパフォーマンスアートスクール、コメディーシアターなどを廻り、6ヶ月ぐらいかけてキャスティングを行い、結果的にそれぞれのコミュニティー出身の方や主要な役はほとんどスカボロー出身の方を起用することができました。前日に突然出演をキャンセルされたときは、友達に頼んで急遽キャスティングしたこともありました(笑)。でも実際に先住民やフィリピンなどそのコミュニティーの人たちが出演することで、物語がリアルになったと思っています。特に後半、ローラの儀式で登場する先住民の方も、実際に先住民コミュニティーに所属しておられる方に出演いただくことができ、すごく良かったと思っています。
 
―――日本でも子ども食堂や不登校の人たちが通うスクールはありますが、カナダの教育センターは公立で親子の教育支援やフードサービスまで行っているのに驚きました。
シャシャ:教育センターは様々な教育プログラムがミックスされており、教育と識字の力を高めることを主な目的としています。保護者が子どもをきちんとケアできない家族や、保護者自身もきちんとサポートを受けられないような家族にとっての居場所になっていますし、映画で描いたように食事が提供されるのも重要なポイントです。スカボローは十分に行政サービスが受けられる街ではないので、例えば公園も少なく、人々が無料で集まれる場自体が限られているので、教育センターは地域コミュニティーにとっても大事な居場所になっていると思います。
 
 
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■ムスリム女性のヒナは、異なるバックグラウンドを持つ人の象徴

―――教育センターで親子をケアするヒナの視点で、その苦労も描かれていましたが、ヒナをイスラームのインド系女性に設定した理由は? 
シャシャ:ヒナをムスリム女性に設定したのは原作者、キャサリンの選択です。彼女が知る様々な人を想定して作り上げており、ヒナがムスリム女性かつスカボロー出身者ではないというところも大きなポイントです。ヒナにとって、教育センターで多様な親子とコミュニケーションを取りながらケアをしていくことは、いろいろな困難が伴います。ヒナがヒジャブを被っていることを見せることができたのは映画ならではですし、異なるバックグラウンドを持つ人が差別的になるのと同時に、共通点を見出すことをできることを描けて良かったと思います。
 
―――差別的という点ではヒナの上司、ジェーンから思わぬ指摘を受けるシーンもありますね。
シャシャ:(白人の)ジェーンは、ヒナがヒジャブを着ているという理由だけで彼女がインド系の文化イベントに参加しているとか、そうしたイベントに参加していたヒジャブ着用の女性がヒナかもしれないと一方的に決めつけている節があります。その偏った視点を示すために、ヒナがジェーンに注意されるシーンを描きました。
 
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―――親の精神状態が不安定なため、完全に自分の世界に入ってなんとか生きている子どもは世界中にいると思いますが、ローラと父の描写で心がけたことは?
シャシャ:ローラの父、コリーの描写については、たくさんの方にリサーチを重ねました。ローラの母についても薬物中毒の人がどのような見た目や振る舞いをするのかを調べましたし、コリーは性格的に差別主義者の一面があるので、そういう人がどのような雰囲気なのかも映画で表現しました。原作ではコリーの考えていることが細かく描写されているのですが、映画ではいかに見た目で表すかを考えました。コリーは原作と異なる振る舞いや行動をするところや暴力的なシーンもありましたが、演じたコナー・ケイシーさんを俳優としてすごく信用していたので、現場でいろいろと付け加えながら演技してもらいました。
 

 

■原作者が描きたかった“現実と希望”

―――フィリピン人で自身のジェンダーについて悩むビンと、そんな息子をあたたかく見守る母の姿が印象的でしたが、カナダでこのような子どもが描かれることの意義について教えてください。
シャシャ:やはりフィリピンはカトリックの人が多く、進歩的ではないのでクィアカルチャーに対してオープンであるとは言えません。だからビンと母のエドナの関係性はとても理想的だと思います。ただ、この映画のラストシーンで泣いてくださる観客がたくさんいたので、みなさんには希望のように映っているのではないかと思いますし、この親子のシーンこそ原作者、キャサリンが描きたかったことなのではないでしょうか。
 
 

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リッチ:キャサリンは現実を描く作家ですが、同時に夢や希望を描いていると思います。
(江口由美)
 

『ぼくらの居場所』“Scarborough”
2021年 カナダ 138分 
監督:シャシャ・ナカイ、リッチ・ウィリアムソン
出演:リアム・ディアス、エッセンス・フォックス、アンナ・クレア・ベイテル 他
2025年11月7日(金) より新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺、シアター・イメージフォーラム ほか全国順次ロードショー
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