「AI」と一致するもの


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大人も泣けるアニメとして 300 万人の心を動かし、大ヒットを記録した 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などアニメに馴染みのない人たちの心も掴む脚本家であり、 監督デビュー作となった『さよならの朝に約束の花をかさざろう』で国内外から高い評価を得た岡田麿里監督最新作。岡田監督の魅力が 200% 詰まった MAPPA 初のオリジナル劇場アニメーション『アリスとテレスのまぼろし工場』が、9 月 15 日(金)より全国公開を迎えます。主題歌は、作品世界に惚れ込んだ中島みゆきが、初のアニメーション映画へ書き下ろした楽曲「心音(しんおん)」(9/13 発売)。一足先に行われた試写会では「鳥肌ものの衝撃!」「とんでもなさすぎて震えが止まらない」「やばいくらいどハマりした」など、興奮の声が続々と上がっており、アニメーション映画の新たな未来を創り上げるエポックメイキングな作品が誕生しました。


この度、『アリスとテレスのまぼろし工場』の公開を記念して大阪の誇る“粉もん文化”の最前線に立つ「BOTEJYU® Group」とのタイアップ企画が実現いたしました!


1946 年に創業したお好み焼専門店の老舗「ぼてぢゅう®」を運営する「BOTEJYU® Group」との映画公開記念タイアップ企画が、9 月 19日(火)より始動いたします。

《変化を禁じられ、出口を失い、時まで止まってしまった閉じ込められた世界で、止められない”恋する衝動”を武器に未来へともがく者たちの物語》である本作の世界観をイメージしたまぼろしメニュー3 品が登場。【卵で閉じ込められた世界を表現した「まぼろし工場の焼そば」【1 つだけからあげに変えることで、主人公たちの衝動を表現した「まぼろし工場のたこ焼」】【ローストビーフの中にからあげが閉じ込められた「まぼろし工場のローストビーフ丼」】がタイアップ期間限定で楽しめます!

これらのメニューをご注文された方には、BOTEJYU® Group でしか手に入らない限定の絵柄の、映画『アリスとテレスのまぼろし工場』スペシャルポストカードをプレゼント!(数量限定・無くなり次第終了)


同時に X(旧 Twitter)にて、まぼろしメニューの写真に指定ハッシュタグ「#まぼろし工場」「#ぼてぢゅうフォト」をつけて投稿する写真投稿キャンペーンと、誰でも気軽に参加できるフォロー&リボストキャンペーンも実施いたします。どちらもご参加いただくと、抽選で映画非売品グッズや BOTEJYU® Group のお食事券が当たります! ぜひ店頭キャンペーンと共にお楽しみください。
 


【『アリスとテレスのまぼろし工場』タイアップキャンペーン】①

開催期間:2023 年 9 月 19 日(火)~10 月 20 日(火)

詳細は BOTEJYU® Group 公式 HP をご覧ください。

https://botejyu.co.jp/?view=news_article&id=7698

 

◎店頭キャンペーン

映画の世界観をイメージした期間限定のまぼろしメニューが登場!(下記 3 品・写真はイメージです)

まぼろしメニューをご注文された方に、BOTEJYU® Group 限定の絵柄の映画『アリスとテレスのまぼろし工場』スペシャルポストカードをプレゼント!
(数量限定・無くなり次第終了)

※店舗によってまぼろしメニューの取り扱い有無・種類が異なります。詳細は BOTEJYU® Group 公式 HP をご覧ください。


 


【『アリスとテレスのまぼろし工場』タイアップキャンペーン】②


開催期間:2023 年 9 月 19 日(火)~10 月 20 日(火)

詳細は BOTEJYU® Group 公式 HP をご覧ください。

https://botejyu.co.jp/?view=news_article&id=7698

 

◎X(旧 Twitter)キャンペーン

  • 投稿キャンペーン

まぼろしメニューの写真を #まぼろし工場 #ぼてぢゅうフォト をつけてポストした方の中から抽選で 10 名様に、映画ポスター(非売品)+BOTEJYU®  Group お食事券 3,000 円をプレゼント。

  • フォロー&リポストキャンペーン

BOTEJYU  Group X(旧 Twitter)公式アカウントをフォローし、キャンペーンポストをリホストした方の中から抽選で 10 名様に、映画プレスシート(右写真)(非売品)+BOTEJYU®  Group お食事券 1,000 円をプレゼント。

 


『アリスとテレスのまぼろし工場』

【ストーリー】

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変化を禁じられた世界で、止められない“恋する衝動”を武器に、未来へともがく者たちの物語製鉄所の爆発事故により出口を失い、時まで止まってしまった町で暮らす 14 歳の正宗。いつか元に戻れるようにと、何も変えてはいけないルールができ、鬱屈とした日々を過ごしていた。

ある日、気になる存在の謎めいた同級生・睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのは言葉の話せない、野生の狼のような少女・五実―。二人の少女との出会いは、世界の均衡が崩れるはじまりだった。止められない恋の衝動が行き着く未来とは?

脚本・監督:岡田麿里
副監督:平松禎史
キャラクターデザイン:石井百合子  演出チーフ:城所聖明 美術監督:東地和生
音楽:横山 克
制作:MAPPA
主題歌:中島みゆき「心音(しんおん)」
出演:榎木淳弥 上田麗奈 久野美咲/八代拓 畠中祐 小林大紀 齋藤彩夏 河瀨茉希 藤井ゆきよ 佐藤せつじ/林遣都 瀬戸康史
配給:ワーナー・ブラザース映画 MAPPA
公式 HP:https://maboroshi.movie
コピーライト:©新見伏製鐵保存会


(オフィシャル・リリースより)

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 『クリスマス・ストーリー』(2008)、『あの頃エッフェル塔の下で』(2016)など監督作が高い評価を得ているフランスのアルノー・デプレシャン監督最新作『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』が、シネ・リーブル梅田、京都シネマで絶賛公開中。シネ・リーブル神戸でも9月22日から上映される。
 舞台女優の姉、アリスを演じるのは、デフレシャン監督初期代表作『そして僕は恋をする』にも出演のフランスを代表する女優、マリオン・コティヤール。詩人の弟、ルイを演じるのは、ジャック・ドワイヨン、エリック・ロメールからフランソワ・オゾン、グザヴィエ・ドラン、ミア・ハンセン=ラヴら名監督からのオファーが絶えず、『クリスマス・ストーリー』にも出演のメルヴィル・プポー。このふたりが演じる姉弟の葛藤ぶりやぶつかり合い、事故に遭い命が危ぶまれる両親たちが若い頃二人にもたらした影響など、他人事とは思えない、デプレシャン流家族物語だ。
 9月18日(月・祝)、シネ・リーブル梅田で、上映後に行われたアルノー・デプレシャン監督ティーチインの模様をご紹介したい。(司会は配給ムヴィオラ代表の武井みゆきさん、通訳はアンスティチュ・フランセ日本映画主任の坂本安美さん)
 

 

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■メルヴィル・プポーとマリオン・コティヤールのキャスティング秘話

本編後にルイ役のメルヴィル・プポーより、日本滞在時に、新宿ゴールデン街のバー、ラ・ジュテでデプレシャン監督と語り合ったことが本作に繋がったと思い出深く語った動画メッセージが上映されたティーチイン。その後登壇したアルノー・デプレシャン監督は来日経験は何度かあるものの、初めて大阪を訪れることができたことを喜び、「今まで東京に閉じ込められていたが、はじめて解き放たれた」と観客に向けて、ユーモアを交えながらご挨拶された。
 
 本作はなんといってもメルヴィル・プポーとマリオン・コティヤールのキャスティングが魅力だが、デプレシャン監督は「メルヴィルは、エリック・ロメールの代表作『夏物語』
で完璧な美青年だったが、年月と共に人間的にも深みが増し、今回は幼い息子を亡くすという役を演じてもらった。ルイはたくさんの弱点を持つ人間で、アル中だし、暴力的で粗野だけれど、全ての弱点が彼を魅了的にしている。ルイを演じるにあたっては、ジャック・ニコルソンの『ファイブ・イージー・ピーセス』を参考にしたそうだ」とメルヴィル起用の狙いを解説。
 
さらにマリオン・コティヤールについては、「アリスは、暗い感情を抱く女性だが、映画で彼女をジャッジするのではなく、解放したいと思った。そういう感情を演じられるフランスの女優を探し、マリオンに脚本を読んでもらったら、『彼女に何が起こったの?』と聞かれたので、『それはこの映画の中で君が探求することだ』と。マリオンはどんな役でも、その役を享受する力を持っているし、信じがたいほど複雑な人間をすごくシンプルに演じることができる女優です」と複雑な内面を持つアリス役オファーの裏側を明かした。
 
 
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■映画の力で故郷、ルーベを再発見

 
 観客とのQ&Aでは、まずデプレシャン監督の出身地であり、本作の舞台にもなっているルーベはどんな意味がある場所なのかという質問が寄せられた。デプレシャン監督いわく、フランス北部のルーベは、もっとも貧しく、朽ちて、荒れた暮らしをしている人が多かったという。若い頃にパリへ出たときは、パリジャンになろうとしてルーベの訛りを捨てようとした時期もあったという。監督デビュー作の『二十歳の死』で自然とその地に戻ったデプレシャン監督。そこには映画の力があったのだそうだ。
「見捨てられたような朽ちている場所でも、魔法のように輝く場所にできる。『クリスマス・ストーリー』では、雪が降り、街が輝いたし、本作でルイが空を飛ぶシーンがあるが、空からルーベを眺めることで、私自身もこの場所を再発見できたのです」
 
 
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■詩人のルイは影のような存在だが、どこかで姉に挑戦を挑んでいる

 
 詩人の観客から、アリスに向けてルイが彼女に宛てた手紙をポエトリーリーディングのように読むシーンもあるが、詩人をどんな存在として描いているのかという質問も寄せられた。デプレシャン監督は「アリスは著名な女優だが、詩人は秘められた、影のような存在。ルイも詩人の生活を続けるため、教師をしながら田舎に住んでいる。最初にルイが姉、アリスへの手紙をカメラ目線で読むシーンがあるが、あのシーンを作るのがとても大事で、どこか姉をからかい、恋い焦がれている、もしくは挑戦を挑んでいるようでもあるメルヴィンの演技は素晴らしかった」とその存在の意味を説明。ちなみに、ルイが最後に学校で生徒たちに読んで聞かせる詩は、監督の友人でもある詩人、ピーター・ギズィのもので、評価はされているものの、彼は他の詩人同様目立つ存在ではないが、ある日、有名画家のジャスパー・ジョーンズから突然、詩に対するお礼として絵が送られてきたという、突然評価されたルイの境遇と重なるエピソードも披露した。
 
 映画のタイトルが示す通り、憎しみ合う姉弟の物語だが、「どうしてあそこまで確執を持つ設定にしたのか」という質問にはデプレシャン監督が、ふたりの関係を表すシーンを示しながら説明。「アリスが楽屋で、自傷行為を行い『弟が(著書で)わたしの名前を盗んだ』と叫ぶシーンがあるが、アリスとルイは強烈な競争関係であるし、あまりにも愛し合っているからこそ憎み合うのか、親を取り合う子どものような姉弟関係と言える。ふたりは大人のふりをしているけれど、不幸な子どものようであり、逆に最後はようやくふたりとも大人になったから、子どものような気持ちになれたのでは」。さらに映画監督には2種類あり、ロベール・ブレッソンのように自分の映画しか興味がない人と、自分のように映画における影響を隠すことなく見せる人がいるとし、「映画は人間をより良いものにすると信じています。舞台に上りたがらない女優を描くとなれば、ジョン・カサヴェテスの『オープニング・ナイト』を想起しないではいられないでしょう。また、ルイが空を飛ぶシーンは、メルヴィルからシャガールのように飛ぶのかと聞かれたので、『マトリックス』のようにと伝えたんです」
 
 
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 家族だからこそ、自分の奥底にある感情をかき乱されてしまう。そんな愛と憎しみの間で苦しんでいるきょうだいは、決してアリスとルイだけではないだろう。両親の事故が、長年会うことも口を聞くこともなかったふたりを引き寄せていく、凝縮された家族の物語。お互いに気持ちがボロボロになり、人間臭さを滲ませるふたりだが、デプレシャン監督は決してそんなふたりを見捨てない優しさがあった。
(江口由美)
 
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<作品情報>
『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』“FRERE ET SOEUR”
(2022年 フランス 110分)
監督・脚本:アルノー・デプレシャン  脚本:ジュリー・ペール
出演:マリオン・コティヤール、メルヴィル・プポー、ゴルシフテ・ファラハニ、パトリック・ティムシット、バンジャマン・シクスー
公開中:シネ・リーブル梅田、京都シネマ、9/22(金)〜シネ・リーブル神戸にて
(C) 2022 Why Not Productions - Arte France Cinema
 
<特集上映>映画批評月間 フランス映画の現在をめぐってvol.5 アルノー・デプレシャンとともに
アルノー・デプレシャン レトロスペクティブ
10/27(金)〜出町座
10/28(土)〜シネ・ヌーヴォ
 
 

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(左から、山田孝之、桃果、石橋義正監督、武田玲奈、アオイヤマダ)
 

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日時:2023年9月16日(土)16:20~
場所:るり渓高原
  (るり渓温泉 ポテポテ広場=京都府南丹市園部町大河内広谷 1-14)

ゲスト:石橋義正監督、山田孝之、アオイヤマダ、武田玲奈、桃果


 



石橋義正監督10年ぶりの最新作『唄う六人の女』のロケ地となった京都府南丹市にて、9月16日にONE NANTAN CINEMA FESTAが開催され、同作の世界初上映を前に、石橋義正監督、出演の山田孝之さん、武田玲奈さん、アオイヤマダさん、桃果さんが登壇し、スペシャルトークを開催した。


★自然とどう生きていくかがテーマ(石橋監督)

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(南丹市の西村良平市長から特産物詰め合わせの贈呈を受ける石橋義正監督(左))


京都出身で、現在も京都市立芸術大学で教鞭をとっている石橋監督は、南丹市美山町の芦生原生林で撮影、映画を撮ることになったきっかけについて、「自ら作りたいと思った作品をできるだけたくさんの人に見て伝えるには映像というメディアがふさわしいと思い、オリジナル脚本の映画を作りました。京都はものづくりに携わる人たちがすごく多いので、クリエイティブなことに対することへの理解が高い。(保護されている場所だが)原生林で撮影したいとお願いし、特別に許可を取りました」と明かした。


utau6-9.16bu-di-2.JPG原生林での撮影や南丹市の自然の中で、今回挑んだテーマは「自然」。そのテーマについて聞かれると、「自然とどう生きていくかがテーマで、ずっと悩んでいました。人間とは何のために生まれてきたのか。今も答えを探している最中で、その気持ちをこの映画にぶつけました。人間は自然のサークルからはみ出し、生きていくと自然破壊をしてしまうが、なぜこういうことになるのに生まれてきたのか。その理由は共生進化で、時間はかかるかもしれないが、前向きにみんなで考えていくべきではないかと思ったんです」と語った石橋監督。


12年前の前作『ミロクローゼ』で、一人三役の難役をフルパワーで演じた山田に対し、絶大な信頼を寄せていたそうで「ファンタジックな映画でリアリティーを持たせるために山田さんに演じてもらいたかった。見事に演技もアクションも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました」と本作での演技を絶賛した。


utau6-9.16bu.yamada-2.jpg自分の感覚と全く違う役に「撮影に入るまですごく憂鬱だった」(山田)

一方、映画の企画段階からオファーを受け、撮影後もプロモーション企画などに尽力している山田は「脚本を読んだとき、面白いし、伝えなければいけないメッセージが深いと思いました。撮影に入るまですごく憂鬱で、今回は、この人(宇和島)にはなりたくないという気持ちがすごくあった。自分の感覚と全く違い、自然の中で感謝するという気持ちを全部捨てて、憎たらしいという気持ちに持っていくのがしんどかったが、そこを全力でやらなければ(作品のメッセージが)伝わらない。いざ撮影に入ったら、ちゃんと仕事をしたと思います」と本作の鍵となる役を演じたときの葛藤を表現した。


utau6-9.16bu.takeda-3.jpg■  自然の中で撮影できるのが楽しみだった(武田)

 いろんなことを考えずに見つめる演技(桃果)

 石橋監督の作品出演を自ら熱望(アオイヤマダ)

石橋監督が「6人それぞれの個性が必要なので、お客さまにこの人のことが頭から離れないという魅力を出していただける人にオファーした」と語った、唄う女たちを演じた3人は、

「自然のあるところに育ったので、自然の中で撮影できるのが楽しみでした。どんな感じの役になるのか掴みきれなかったけれど、不安ながらもワクワクしながら撮影に臨みました」(武田)
 

 

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「セリフがない役ははじめて。どんな風にできあがるのかワクワクしました。撮影では、セリフがないことを忘れるぐらい綺麗に撮っていただきました。純粋で無垢で少女のような役だったので、その場で起きたこと、興味を感じ取り、いろんなことを考えずに見つめることを心がけました」(桃果)
 

 

 

 

 


 

 

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石橋義正監督の作品が大好きで、新作を作るときき、ぜひ出演したいと思いました。鮎が美味しかったので、夫にお土産で鮎の佃煮を買って帰りました。今日はそれを入れたお弁当をプリントしたワンピースを着てきました」(アオイヤマダ)

 

とそれぞれの撮影時のエピソードを披露。

 


芦生の森の風景は今でも心の中に(竹野内)

豊かな南丹市の自然の中での撮影は、登壇したみなさんにとって宝のような時間になったようで、石橋監督は「早く撮影が終わると、ゆっくりと美山の景色を日頃飲まない日本酒を飲みながら、ゆっくり考えることができたのは、とても貴重な時間でした」と語れば、山田も「宿の横に川があって、日中鮎を獲っているので食べさせてもらうと、本当に美味しかった。都会の方で食べるのとは味が違う」と絶賛。アオイヤマダは竹野内豊が撮影中に人生で初めて頭皮が動いたと話していたことを披露しながら、自然の中にいることの効果を語り、笑いを誘う一幕もあった。そんな竹野内からもサプライズで動画メッセージが到着。「森での撮影を、毎日穏やかに取り組むことができました。子供の頃は自然の中で遊んでいたので、芦生の森の風景は今でも心の中に残っています」と撮影時の思い出と芦生の森への思いを明かした。

utau6-sub1-takenouchi-500-1.jpg最後に、

「思いやりを感じる作品です。自然と人間をわけるのではなく、何に対しても思いやりを持てばコミュニケーションを取り続けられると思います」(アオイヤマダ)

「全身でこの映画を自然とともに感じていただけたら嬉しいです」(武田)

「自然があるからこそ人がいると思っているので、そういう大切さを改めて感じ取っていただければ」(桃果)

「スタッフ、キャストももう一度再認識しなければという気持ちで作ったので、まずは見ていただきたいという気持ちがあります。こういう映画があると伝えていただきたい。そこから人間たちはそれぞれの役割を考えていくのではないか。そういうきっかけになればと思います」(山田)

「世界初の上映会を、素直に楽しんで、最後までゆっくりと観ていただければと思います」(石橋監督)

と、心地よい風や、虫の音が聞こえる自然の中での世界初上映に向け、観客にメッセージを送った。


撮影した自然の中で、世界初上映を行う新しい形の映画の楽しみ方は、映画の新しい可能性をも感じさせる。わたしたちは自然の中でより感性が豊かになれることにも気づかせてくれる。それだけにこの自然をなくさないためにはどうすれば良いのかを静かに問う石橋監督の最新作。サスペンスやアクション、そして唄う六人の女たちの幻想的な美しさや身体表現にも注目したい。
 


utau6-9.16bu-hajime-2.JPG舞台挨拶も終わろうかという時に突然、「山田さんのSP」と名乗る男が登場! SPというより、むしろ怪しさ全開の男の正体は……YouTuberのはじめしゃちょー”!!!

「今夜は山田さんを無事に家まで送り届けます!」とミッションを口にすると「いやいや、今日は家に帰んないし…」と山田。お二人とも普段から仲良しとのことで、こんな山奥まで応援に来てくれたのでした。


<作品紹介>

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『唄う六人の女』

(2023年 日本 112分)
監督・脚本:石橋義正
出演:竹野内豊、山田孝之、水川あさみ、アオイヤマダ、服部樹咲、萩原みのり、桃果、武田玲奈
制作協力:and pictures
配給:ナカチカピクチャーズ/パルコ
(C) 2023「唄う六人の女」製作委員会
公式サイト:https://www.six-singing-women.jp/

2023年10月27日(金)~全国のTOHOシネマズ系、大阪ステーションシティシネマ、京都シネマ OSシネマズ神戸ハーバーランド  他全国ロードショー


(江口 由美)

 
 
 

TMNT-0916_ライブペインティング完成写真.jpgアメリカでキャラクターが誕生してから 38 年。ポップカルチャーアイコンとして、映画・アニメ・ゲーム・アパレルなどを通じ幅広い世代から支持を集める大人気シリーズ『ミュータント・タートルズ』より、“世界中で最も愛されるカメ”たち4人が、アメリカンコミックタッチの躍動感あふれる新たなビジュアルで登場する劇場アニメ映画『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』が、9 月 22 日(金)に全国公開!


日本に先駆けて 8 月 2 日(水)に公開をむかえたアメリカでは、公開 5 日間でのオープニング興行収入 4310 万ドル(約 61 億円)を記録する大ヒットスタートを切り、さらに米最大の映画レビューサイト「RottenTomatoes」で批評家スコアが 97%(8 月 30 日時点)、「Cinemascore」も「A」を獲得し、大絶賛で染まる“カメ祭り”状態です!!


TMNT_アメ村キャンペーン告知.jpgそんな盛り上がりを見せるなか、関西では本作と親和性の高い、若者が集まるカルチャーの中心地、心斎橋アメリカ村とタッグを組み、映画公開の認知拡大とアメ村の活性化を目的としたストリートアート展開を実施 9 月 16 日(土)に関西のグラフィティアーティストの“CASPER”を迎え、本作の告知アートをライブペインティングで披露しました!


まだまだ夏の暑さが続くなか、12 時頃イベントが開始。BIGSTEP 前に現れた巨大な台形ボードに CASPER がスプレーを吹き付け、見る見るうちにタートルズに色や表情が加わり、まるで命が吹き込まれていくよう!その間 BIGSTEP の大階段前ではレオナルド、ドナテロによるグリーティングを行いました!アメ村のキッズたちから、そしてなんと県外から駆け付けてくれたタートルズファンの方まで!たくさんの方にタートルズとのグリーティングを楽しんでいただき、タートルズもアメ村の人気者になれてご満悦の様子でした!


やがてイベントの終わりが近づく頃、ライブペインティングの方では仕上げに入り、ハイライトや陰影をつけて、トータル約 5 時間かけて 17 時頃にポップでかわいらしい、遊び心溢れる新生タートルズたちが誕生しました!本アートはイベント終了後に VANCY(古着屋)の 2F 壁面に移設しておりますので、いつでもご覧いただけます!


またその他アート箇所も完成しておりますので、ついに ミュータント(突然変異)化!した“カメ村”に是非お越しください!


【CASPER】

1977 年大阪生まれ。オリジナルレタリングや、キュートでポップな人気キャラクターを得意に描くストリートシーンを中心に絶大な人気を集めるグラフィックアーティスト。最近では心斎橋 OPA ショーウィンドウ内でのアートを展開や、南海本線「新今宮駅」高架下の巨大壁画制作企画に携わる。

▸公式 Instagram: https://www.instagram.com/killingtimer2021/
 


そのほかのミュータント展開も実施中!

 

■シャッターや壁面を活用したストリートアート展開

上記イベントで描いた絵を除き、アメ村内で計 3 か所でもアート展開を実施中です!

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【展開場所】
①「ステージ9EAST ビル」シャッター
②「ザ・イカが」 シャッター
③BIGSTEP 地下 2 階 「スポタカパーク」内 壁面&柱面

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■グリーンの商品を買って、オリジナルステッカーをゲットしよう!キャンペーン

下記の 3 店舗にて指定商品を購入でステッカーが貰えます。

・STREAMER COFFEE COMPANY ▶Military Latte(抹茶ラテ)or 抹茶レモネード

・CRITTERS PIZZA ▶ピザご注文時にハラペーニョトッピング追加

・BPC ▶ピスタチオドーナツ or 抹茶ドーナツ
    (※9/2(土)~ステッカーがなくなり次第配布終了)

■ X(旧 Twitter)プレゼントキャンペーン

アメ村内でみつけたタートルズの写真を撮って X(旧 Twitter)で投稿すると抽選で選ばれた方にオリジナルグッズをプレゼントします。※詳細は添付告知ビジュアル参照。
 


『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』

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【あらすじ】

子供のころより’危険な存在’である人間から隠れて暮らしてきたタートルズたち。'普通のティーンエイジャー'として彼らが住むニューヨークのみんなに愛され受け入れられたいーその願いを叶えるため、新たな友人エイプリルの助けを得つつ謎の犯罪組織との戦いに繰り出す。そんな彼らの前に現れたのはミュータント化した敵の大群だった・・・。


TMNT-pos.jpg■監督:ジェフ・ロウ(『ミッチェル家とマシンの反乱』)
■製作:セス・ローゲン、エヴァン・ゴールドバーグ、ジェームズ・ウィーバー(『ネイバーズ』)
■日本公開:9 月 22 日 ■全米公開:8 月 2 日
■日本語吹替版キャスト:宮世琉弥、齊藤京子(日向坂 46) and 佐藤二朗 | 土屋神葉、戸谷菊之介、榊原優希、堀内賢雄、朴璐美、草尾毅、木内秀信、落合弘治、中村悠一、竹内順子、沢城みゆき、梶裕貴、長谷川カオナシ(クリープハイプ)他
■原題:Teenage Mutant Ninja Turtles: Mutant Mayhem
■配給:東和ピクチャーズ
■コピーライト:© 2023 PARAMOUNT PICTURES.TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES IS A TRADEMARK OF VIACOM INTERNATIONAL INC.
■公式サイト:https://www.turtles-movie.jp/
■Twitter:https://twitter.com/turtles_jp
■Instagram:instagram.com/paramount_japan/
■公式 Youtube:/ParamountJapan
■公式 TikTok:@paramountjapan #映画タートルズ #ミュータントパニック #ミューパニ


(オフィシャル・レポートより)

 
 

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中島健人×堤真一の初タッグで贈る、前代未聞のタイムリミットサスペンス「おまえの罪を自白しろ」がいよいよ10月20日(金)に公開。公開に先駆けて、大阪名物”豚まん”でおなじみの『551蓬莱』とのタイアップが決定!


「本当の敵は、誘拐犯か、この国か。」と謎を呼ぶ映画コピーに対して、「本当のおいしいは、551の豚まんが、ある時や。」と迷いのないおなじみのコピーが印象的。

国会議員の孫娘誘拐を発端に、警察×マスコミ×国民を巻き込み巨大な闇に切り込む本作に対し、関西人の胃袋に切り込むコラボデザインとなっております。

また、551蓬莱の商品をご購入の方には、抽選で映画観賞券やオリジナルグッズが当たるプレゼントキャンペーンも実施!
 


《551蓬莱×映画「おまえの罪を自白しろ」タイアップ概要》

①コラボポスターの店内掲出

掲出場所:関西圏の計58店舗にて掲出。
掲出期間:2023年9月16日(土)~ ※応募カード終了まで


②プレゼントキャンペーン

551蓬莱の商品をご購入の方に先着順にて二次元バーコード記載の応募カードを配布。
応募者の中から抽選でプレゼントが当たるキャンペーンを実施いたします。
※カードは各店無くなり次第終了となります。

 

■プレゼント内容

A賞:映画観賞券(ムビチケ)         5組10名様
B賞:映画オリジナルグッズ「罪の自白ふせん」 10名様

■応募期間

A賞:映画観賞券:2023年9月16日(土)~2023年10月15日(金)
B賞:オリジナルグッズ:2023年9月16日(土)~2023年10月20日(金)

■実施店舗:関西圏の計58店舗にて実施。
※各店舗の営業状況はご来店前にHPをご確認ください。 https://www.551horai.co.jp/


■タイトル:『おまえの罪を自白しろ』
■原作:真保裕一「おまえの罪を自白しろ」(文春文庫刊)
■監督:水田伸生
■出演:中島健人 堤 真一
■コピーライト:


MTMP-pos.jpgアメリカでキャラクターが誕生してから 38 年。ポップカルチャーアイコンとして、映画・アニメ・ゲーム・アパレルなどを通じ幅広い世代から支持を集める大人気シリーズ『ミュータント・タートルズ』より、“世界中で最も愛されるカメ”たち4人が、アメリカンコミックタッチの躍動感あふれる新たなビジュアルで登場する劇場アニメ映画『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』が、9 月 22 日(金)に全国公開!日本に先駆けて 8 月 2 日(水)に公開をむかえたアメリカでは、公開 5 日間でのオープニング興行収入 4310 万ドル(約 61 億円)を記録する大ヒットスタートを切り、さらに米最大の映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」で批評家スコアが 97%(8 月 30 日時点)、「Cinemascore」も「A」を獲得し、大絶賛で染まる“カメ祭り”状態です!!


そんな盛り上がりを見せるなか、関西では本作と親和性の高い、若者が集まるカルチャーの中心地、心斎橋アメリカ村とタッグを組み、映画公開の認知拡大とアメ村の活性化を目的としたストリートアート展開を実施いたします。関西のグラフィティアーティストの“CASPER”を迎え、本作の告知アートをライブペインティングで披露!ストリートシーンで絶大な人気を誇る CASPER によって、カメたちがどんな風に描かれるのか必見です。またその他、アメ村が “カメ村” にミュータント(突然変異)化してしまう!?なアメ村全体を絡めた企画なども実施いたします!


【ライブペインティングイベント】

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【日時】 2023年9月16日(土)12:00開始
【場所】BIGSTEP 公開空地(正面入り口) ※雨天の場合は BIGSTEP 内
  〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋 1-6-14
【内容】台形ボード(サイズ約 4690×1900mm)に、グラフィティアーティスト“CASPER”によるライブペインティングイベントを行います。あわせてタートルズの着ぐるみも稼動予定です。
【所要時間】約 4~5 時間 17 時頃完成予定※変動する可能性あり。


【CASPER】

1977 年大阪生まれ。オリジナルレタリングや、キュートでポップな人気キャラクターを得意に描くストリートシーンを中心に絶大な人気を集めるグラフィックアーティスト。最近では心斎橋 OPA ショーウィンドウ内でのアートを展開や、南海本線「新今宮駅」高架下の巨大壁画制作企画に携わる。

▸公式 Instagram https://www.instagram.com/killingtimer2021/


★そのほかのミュータント展開…

■シャッターや壁面を活用したストリートアート展開

上記イベントで描いた絵を除き、9/4~ほかアメ村内で計 3 か所でもアート展開を順次制作していきます。
こちらはライブペインティングではなく、以下の展開場所にて本作のアートが見られるようになっております。


【展開場所】
①「ステージ9EAST ビル」シャッター
②「ザ・イカが」 シャッター
③BIGSTEP 地下 2 階 「スポタカパーク」内 壁面&柱面
※全箇所の完成は 9/15(金)を予定しております。


■グリーンの商品を買って、オリジナルステッカーをゲットしよう!キャンペーン

9/2(土)より、下記の 3 店舗にて指定商品を購入でステッカーが貰えます。

・STREAMER COFFEE COMPANY ▶Military Latte(抹茶ラテ)or 抹茶レモネード
・CRITTERS PIZZA ▶ピザご注文時にハラペーニョトッピング追加
・BPC ▶ピスタチオドーナツ or 抹茶ドーナツ
※9/2(土)~ステッカーがなくなり次第配布終了


■X(旧 Twitter)プレゼントキャンペーン

アメ村内でみつけたタートルズの写真を撮って X(旧 Twitter)で投稿すると抽選で選ばれた方にオリジナルグッズをプレゼントします。※詳細は添付告知ビジュアル参照。
 



MTMP-main.jpg『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』あらすじ

子供のころより’危険な存在’である人間から隠れて暮らしてきたタートルズたち。'普通のティーンエイジャー'として彼らが住むニューヨークのみんなに愛され受け入れられたいーその願いを叶えるため、新たな友人エイプリルの助けを得つつ謎の犯罪組織との戦いに繰り出す。そんな彼らの前に現れたのはミュータント化した敵の大群だった・・・


■監督:ジェフ・ロウ(『ミッチェル家とマシンの反乱』)
■製作:セス・ローゲン、エヴァン・ゴールドバーグ、ジェームズ・ウィーバー(『ネイバーズ』)
■日本公開:9 月 22 日 ■全米公開:8 月 2 日
■日本語吹替版キャスト:宮世琉弥、齊藤京子(日向坂 46) and 佐藤二朗 | 土屋神葉、戸谷菊之介、榊原優希、堀内賢雄、朴璐美、草尾毅、木内秀信、落合弘治、中村悠一、竹内順子、沢城みゆき、梶裕貴、長谷川カオナシ(クリープハイプ)他
■原題:Teenage Mutant Ninja Turtles: Mutant Mayhem
■配給:東和ピクチャーズ
■© 2023 PARAMOUNT PICTURES.TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES IS A TRADEMARK OF VIACOM INTERNATIONAL INC.
■公式サイト:https://www.turtles-movie.jp/
■Twitter:https://twitter.com/turtles_jp
■Instagram:instagram.com/paramount_japan/
■公式 Youtube:/ParamountJapan
■公式 TikTok:@paramountjapan #映画タートルズ #ミュータントパニック #ミューパニ

2023年9 月 22 日(金) 日本公開!


(オフィシャル・リリースより)

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 【日 時】8月25日(金)18:30~19:00 ※《上映前》
【場 所】 TOHOシネマズ 梅田(大阪市北区角田町7-10 8F)
【登 壇】 齊藤工監督



映画やドラマで俳優として活躍する一方、監督やプロデュース業でも多彩な才能を発揮している齊藤工が監督を務める映画『スイート・マイホーム』が、9月1日より公開となります。2018年、「第13 回小説現代長編新人賞」を受賞した注目の作家・神津凛子のデビュー作。窪田正孝を主演に迎え、蓮佛美沙子、奈緒、窪塚洋介ら実力派俳優たちが織りなす予測不能のホラー・ミステリーです。8月25日大阪のTOHOシネマズ梅田で行われた先行上映会に齊藤工監督が登壇いたしました。


sweetmyhome-bu-500-1.jpg第13回小説現代長編新人賞を受賞した神津凛子による長編小説を実写映画化した『スイート・マイホーム』(9月1日公開)。1台のエアコンで家全体を暖められるという「まほうの家」と呼ばれる念願のマイホームに引っ越した直後から、次々と奇妙で不可解な現象に襲われる一家を描くホラー・ミステリー。8月25日大阪のTOHOシネマズ 梅田で行われた先行上映会は満席の客席の中を歩いての齊藤監督のサプライズ登場に観客も大感激で始まった。


sweetmyhome-bu-240-1.jpg登壇した齊藤監督は「コロナ前は映画が生まれると東名阪にこうやってお邪魔することが常だったが、いつの日からかなかなか来るのが難しくなったこともあったので、久々に、しかも監督作品を持って大阪に来れたことがとても幸せです」と挨拶した。完成披露試写会を除いては国内最速となった今回の大阪の先行上映会。「作品に勢いをくれる、追い風のように応援してくれる関西のエネルギーを今までたくさん頂いていたので本当に心強いです」と感謝を述べた。


またこの日、早朝のABCテレビ「おはよう朝日です」への生出演に始まり多くの番組の生出演、収録をしたことについて聞かれると、「ツカミはないのか?みたいな空気が耐えられないとこはありますよね…」と話し、「で、オチは?と求められていることを肌で感じるときに背筋が凍る思いがしました(笑)当たり前にスタッフの方も含めて皆さんの会話がしっかりオチに向かうことが素晴らしいです」と関西人の話術に感心した様子。


2019年冬に原作の映画化のオファーを受けた時について「目を覆いたくなる描写が多い、容赦のない原作で、自分には難しいのではないかという思いがありました。しかしコロナ禍に入り、ステイホームという期間に聖域である“自宅”という場所が人によっては逃れられない環境であるということを報道などで知り、改めて“自宅”について向き合わされました。そんなタイミングで今回のお話を頂いていることはもしかしたら必然なんじゃないかという思いに変わっていき、お話を引き受けるに至りました」と振り返った。


sweetmyhome-main.jpg主演の窪田正孝さんについて「原作を読んでいる時から、自分の中での主人公のイメージが窪田さん的な人物でした。実は原作の神津先生も窪田さんの大ファンで、窪田さんを主人公のモデルにした作品が他にあるようで驚きました」と語り、撮影に関しては「全て理解した状態でそこに佇んでいてくれて、むしろ僕の“こうしてほしい”の1.5倍くらいの表現を常にしてくださっていたので言うことがなかったです」と絶賛した。


現場の雰囲気については「小さなお子さんが撮影に参加していたので繊細な現場の作り方を意識していました。寝かしつけるとか無理やり起こすとかを大人の都合でするのはやめようと。初日に子役の子が寝るシーンで本当に眠ってしまい、起こすのもしのびないので、そのまま大人たちも休憩時間にしたり、作風とは裏腹に非常に保育園感のある現場になりました」とホラー作品とは思えない和やかな撮影現場を振り返り、「お子さんたちの純然たる目線は真実を見抜きますから、ちゃんと心を通わさなければ親子に見えないと今回改めて思いました。窪田さんも蓮佛(美沙子)さんも空き時間に本当に親子のような距離感で接してくれていたので助かりました」と両親役の二人へ感謝を述べた。


sweetmyhome-sub2.jpgまた子役の磯村アメリさんについて「彼女は本当にプロフェッショナルで、現場でもスタッフ達にあだ名をつけたり、俳優部とスタッフのブリッジになってくれました。自分より小さいお子さんたちの面倒も見てたりして、彼女がこの作品の現場の母性みたいなものを担っていましたね」と女優として恐ろしささえ感じると感服した。


sweetmyhome-bu-240-2.jpg制作にあたって「自分が関わる日本の映像の現場は、予算でまず先に削られるのが食べるもの。僕は食べるものと体のコンディションとクリエイティブは直線で繋がっていると考えていて。コロナ禍になってから腸活とか菌活を日々しているんですけど、偶然、窪田さんや窪塚(洋介)さんもそういう意識の高い方たちで、この現場中はオーガニックなお弁当を差し入れたり、なるべくお味噌汁や納豆をお弁当に添えるなど、みんなの腸内環境をより良い状態にすることを心がけました。それが作品の仕上がりに繋がるということが今回、実証された気がします。日本は発酵の楽園なので、今回の試みが今後のモデルケースになったらいいなと思っています」と語った。


また海外の映画祭でも上映された本作。現地での反響について「思わぬところで大爆笑や悲鳴が起こったり、アトラクションのような感覚で受け止めてくださっていました。僕が俳優であることを認識していない方が多いので純粋に作品として見てくださって、上海、NYからこの映画のリアクションを僕自身が受け止めることができて良かったです」と振り返った。


最後に「“家の中で”何が起こるかを“映画館という館の中で”皆さんに体験してもらうべく作った作品なので楽しんでいただければと思います。今の映画業界、アメリカのストもありますが時代の変わり目にあると思います。この作品はキャスト、スタッフがコロナ禍でどうなるか先が見えない中でしっかりと現場を守りながら撮影をさせてくれました。彼らの汗はこの作品の中に滲み出ていると思います。そんな見えない力や見えない才能の思いを皆さんが受け取ってくださることが最大の僕らの報いではありますので、ぜひ楽しんでください」と作品と映画業界への思いを語り、「ここにいる皆さんが最大の宣伝部です。良いと思ったら拡散していただいて、この作品に限らず今、公開されている映画を劇場で観るということをしていただけたら嬉しいです。また映画館にいらしてください」と大阪の観客へ熱いメッセージを届け、舞台挨拶は締め括られた。
 


【STORY】

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極寒の地・長野県に住むスポーツインストラクターの清沢賢二は、愛する妻と幼い娘たちのために念願の一軒家を購入する。“まほうの家”と謳われたその住宅の地下には、巨大な暖房設備があり、家全体を温めてくれるという。理想のマイホームを手に入れ、充実を噛みしめながら新居生活をスタートさせた清沢一家。だが、その温かい幸せは、ある不可解な出来事をきっかけに身の毛立つ恐怖へと転じていく。

差出人不明の脅迫メール、地下に魅せられる娘、赤ん坊の瞳に映り込んだ「何か」に戦慄する妻、監視の目に怯えて暮らす実家の兄、周囲で起きる関係者たちの変死事件。そして蘇る、賢二の隠された記憶。その「家」には何があるのか、それとも何者かの思惑なのか。最後に一家が辿り着いた驚愕の真相とは?


■出演:窪田正孝 蓮佛美沙子 奈緒 中島 歩 里々佳 吉田健悟 磯村アメリ 松角洋平 岩谷健司 根岸季衣 窪塚洋介
■監督:齊藤 工 
■原作:神津凛子「スイート・マイホーム」(講談社文庫)
■脚本:倉持 裕
■主題歌:yama 「返光(Movie Edition Edition)」 音楽:南方裕里衣
■製作:鳥羽乾二郎 太田和宏 高見洋平 人見剛史 松下寿昭 澁谷京子 福山雅治
■製作幹事・配給:日活 東京テアトル
■制作プロダクション:日活 ジャンゴフィルム
■企画協力:フラミンゴ
■製作:日活 東京テアトル 講談社 ライツキューブ スターキャット ブルーベアハウス
■助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
■©2023『スイート・マイホーム』製作委員会 © 神津凛子/講談社
■公式サイト:sweetmyhome .jp

2023年9月1日(金)~TOHOシネマズ梅田 他全国ロードショー


(オフィシャル・リリースより)

 

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