
「AI」と一致するもの
2019 年に初めての劇場アニメ『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』を公開して以来、2023年に公開されたシリーズ第3弾までの累計観客動員数が300万人を超える”大ひっと”シリーズ『映画 すみっコぐらし』。シリーズ史上もっとも【あげあげ】︕︖ な最新作『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』が10月31日(⾦)に公開いたします。
本作の完成を記念したおひろめ試写会が10月8日都内で⾏われ、ナレーションを務める井ノ原快彦、本上まなみ、主題歌を担当する木村カエラ、監督のイワタナオミが登壇。そしてすみっコたちを代表し、とんかつ、えびふらいのしっぽ、しろくまが映画衣装でイベントに駆けつけました。
“推し”すみっコのぬいぐるみを⼿にした⼦供やその保護者が会場を埋める中、井ノ原は本作の⾒どころについて「まず大前提としてメチャクチャ可愛いです︕可愛い姿が所々にあるので、皆さんにとっての可愛いシーンや大好きなシーンを⾒つけてください。そして皆さんの家族や友達の事を考えさせてくれるようなシーンもいっぱいあります」とアピール。本上は「真上にある空には何があるんだろう︖みんなも⼀度は考えた事があると思いますが、雲の上には何があるのか、⾃分の想像を遥かに超えた世界が映画の中に描かれています。それに私はとても感動しました」と太鼓判を押した。
『すみっコぐらし』ファンで“ほこり”推しの木村は「主題歌のお話しをいただいたときは、嬉し過ぎて家の中に散らばっている『すみっコぐらし』グッズをかき集めて一人で喜びに浸りました」と喜色満面で、主題歌『君の傘』については「本作での冒険を⾒て感じた事、近くにいる大切な人は宝物だと思わせてくれる、そんな気持ちを歌詞に落とし込みました」と想いを述べていた。この主題歌に井ノ原は「⾃分のために歌ってくれているのか︖と思っちゃうくらいで、楽曲タイトルを知った時に『ああ…︕』と感激しました。映画を観た皆さんも口ずさみながら帰るはずです」と絶賛。本上も「おうじとおつきのコに寄り添っている曲なのに、まるで⾃分に寄り添ってくれているように感じました。優しく温かい曲で、映画にぴったりです」とお気に入りの様⼦。
イワタ監督は本作について「色々なステージをすみっコたちが冒険していきます。こんなキャラクターが出て来るの!?と思うキャラクターが出てくるので、その活躍もお楽しみください」と予告。そしてとんかつ、えびふらいのしっぽ、しろくまが映画衣装でステージに登場。⻩色い歓声に包まれた。
そんな中、シリーズ史上もっともあげあげ︕な本作にちなみ「最近気分があがった出来事」を発表。井ノ原は「今です、今しかない︕こんなに沢⼭の⼦供たちやお⽗さんお⺟さんが来てくれて、すみっコも監督もいる。皆さんに囲まれて今がテンションあげあげです」とニッコリ。本上も「あげあげは今日︕というのも木村さんに久々にお会いしたからです。木村さんのデビュー当時に番組でインタビューさせていただいて…。今日はとても感慨深いです」としみじみ。木村も「私も覚えています︕お会いするのが嬉し過ぎて最近の本上さんのことを調べてしまいました」と再会にあげあげ。さらに木村は「私の旦那さん、瑛太君が本上さんと作品で共演した時にお土産でもらったガラスの爪ヤスリを今でも使っています」と嬉しそうに報告した。
また「いっしょに冒険するバディになるならどのコ︖」との質問に井ノ原は「全員と新宿の街を歩きたい︕」と笑わせ、しろくま推しの本上は「しろくまと⼀緒に風呂敷に包まれてバルーンになって空に⾶んでいきたい」と妄想。木村は「ほこりが主役の大冒険︕でもほこりがカビになると戻らないので、ここでとんかつの出番です。空気をカラッとさせてカビたちをカラッとあげちゃう。カビが“焦げたほこり”になって帰って来る」と具体的なストーリーを提案していた。イワタ監督は「僕は横浜に住んでいるのでとんかつ、えびふらいのしっぽと中華街をお散歩したいな」と声を弾ませた。
最後に井ノ原は「最初から最後までほんわかして楽しくてドキドキする作品です。お⽗さんやお⺟さんがニコニコしていると楽しいでしょ︖それと同じでみんながニコニコするとお⽗さんもお⺟さんも嬉しい。それこそが幸せ。みんなが楽しければ⾃分も幸せ。自分が幸せだと皆も幸せ。そう思って明日からも暮らしていけるような作品です。みんなで帰りに感想を話しながら帰っていただきたいです」と呼び掛けた。本上も「大きなスクリーンで存分に美しい景⾊やすみっコたちの活躍と可愛らしさを味わってほしいです。空の⾊がとても綺麗なので映画館で満喫してほしいです」とアピールしていた。
また、会場に駆けつけたファンへ向けてもうひとつサプライズが︕入場者特典として「エビフライドンフィギュア」が配布されることが発表されました︕10月31日(⾦)公開初日から数量限定での配布となりますので、ぜひゲットしに劇場へお越しください。
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★1週目の⼊場者プレゼントが解禁︕
配布期間︓10/31(⾦)〜11/6(木)※なくなり次第終了
映画館で今しか⼿に入らないレアグッズ「エビフライドンフィギュア」が登場!
映画に登場する「揚げ物怪獣エビフライドン」がフィギュアになりました。
ぜひ劇場でゲットしてくださいね♪
『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』
【ストーリー】
すみっコの町はここのところずっと雨ばかり。
そんなある日のこと、くもり空の上からとつぜん何かが落ちてきた︕
「だいじょうぶ︖」すみっコたちがかけよると、それは空の王国からやってきた〈おうじ〉と〈おつきのコ〉だった。 王国は今しんこくな⽔不⾜で、おうじはひとりで解決しようとがんばっているけど、おつきのコは⼼配そう。 ⽔不⾜を解決するためのヒントが「みずのしんでん」にあることを知り、すみっコたちも加わって、雲の上の大冒険にいざ、出発︕
ナレーション:井ノ原快彦 本上まなみ 主題歌︓木村カエラ「君の傘」(ELA/Victor Entertainment)
原作:サンエックス
監督:イワタナオミ
脚本:角⽥貴志(ヨーロッパ企画)
美術監督:日野⾹諸⾥
アニメーション制作:ファンワークス
配給:アスミック・エース
コピーライト︓©2025 日本すみっコぐらし協会映画部
【映画すみっコぐらし公式X】 https://x.com/sumikko_movie
【映画すみっコぐらし公式Instagram】 https://www.instagram.com/sumikko_movie/
2025年10月31日(⾦)~全国ロードショー
(オフィシャル・レポートより)
■日程:10月8日 (水) 18:45-19:14の29分間
■会場:TOHOシネマズ梅田 8Fロビー スクリーン3横(大阪市北区角田町7-10 8F)
■AIに侵食された登壇者: トラッキー ※イベントの29分間は「トロッキー」
■MC: 浅井博章(FM802 DJ)
【『トロン:アレス』 公開記念フォトスポット 概要】
■設置期間: 10月14日(火)まで
■設置場所: TOHOシネマズ梅田 8Fロビー スクリーン3横
■設置物: ライトサイクル

世界で初めて長編映画としてCGを本格導入し、その革新的な技術とビジュアルで世界を席巻。まさに映像エンターテイメントの歴史を変えた伝説の映画『トロン』。ジェームズ・キャメロン、ジョージ・ルーカス、ピーター・ジャクソン、ティム・バートン、ウォシャウスキー兄弟など名だたる映画監督に影響を与え、本作をきっかけにCGアニメーションの可能性を模索し始めたピクサー創始者ジョン・ラセターは、「『トロン』がなければ『トイ・ストーリー』は生まれなかった」と発言するなど、後に誕生する様々な作品に影響を与えてきた。その最新作『トロン:アレス』が10月10日(金)に日米同時公開となる!
そしてこの度、『トロン:アレス』の公開を記念して10月8日(水)、セントラル・リーグを制した阪神タイガースのマスコットキャラクター、トラッキーがAIに侵食さ、れた…! “トロッキー”として登場するフォトスポットイベントが開催された!
ロビーに集まったご来場のお客様に手を振りながらトラッキーが登場!何かがいつもと違う…。普段の白黒のストライプユニフォームが、AIに侵食されて、赤と黒のストライプに変貌!映画『トロン:アレス』にちなみ、“トロッキー”として登場した。いつもと違う衣装に対し、トラッキーはご満悦な様子。“トロッキー”として存在できるのは、映画に登場するAI兵士の生存時間と同様、“29分間”限定である。早速、AIによって浸食された感想を聞かれるとトロッキーはかっこいいだろう!? というように満更でもないリアクションをとった。
フォトセッションでは、バックパネルをみて何か驚いている様子…。トロッキーはバックパネルのある文字に反応していたようだ。『トロン:アレス』という映画タイトルの中に、2023年の流行語大賞にも選出された阪神タイガースのチームスローガンである「A.R.E(アレ)」を発見!!トロッキーは、とても喜んでいる様子だった。さらに、展示されているライトサイクルをみてカッコイイ!乗りたい!と興味津々な様子。MCから許可がでて、ライトサイクルに乗ってみることに…。さすがの運動神経!スマートにライトサイクルにまたがったトロッキーはまさにAI兵士アレスのようだった。さらにライトサイクルの前に立ち、腰を掛け、かっこよくポーズを決めた。
フォトセッションが終了し、いよいよ、ご来場のお客様との写真撮影会へ。やる気満々の様子のトロッキーは、時間のリミットがある中で、この日来場した約40人のお客様と交流できた。なかには熱烈な阪神タイガースファンも!グッズを身に着けているファンの方もみられ、トロッキーは、とにかく嬉しそうに、撮影会に参加した全てのお客様と熱い握手を交わした。撮影会ラストには、トラッキー伝家の宝刀・自撮り棒での写真撮影!AIに侵食されても、いつものスタイルは崩さず、ライトサイクルと一緒にパシャリ。

最後にMCから、AIに侵食されて“トロッキー”となったフォトイベントの感想を聞かれると、トロッキーとしていつもと違う姿でのイベントを楽しみながら、無事に終えたことに安堵した様子をみせていた。ラストには、連続ジャンピングで、来週からのクライマックス・シリーズへの意気込みをみせつつ、さらに「劇場に『トロン:アレス』を観にいって、みんなも僕みたいに、AIに侵食される体験してみてな!」と言わんばかりのアピールをし、イベントは大盛況のうちに終了した。
『トロン:アレス』
<あらすじ>
映像エンターテイメントに革命をもたらした伝説の映画『トロン』シリーズ、待望の最新作。AIプログラムの実体化によって誕生した、AI兵士アレス。“彼”は圧倒的な力と優れた知能を備えた究極の兵士だが、AI兵士が現実世界で“生存”できるのはわずか29分間だった。やがて “永遠”を求めてAI兵士たちは暴走を開始し、デジタル世界が現実世界を侵食していく。だが、世界滅亡の危機の中で、人間を知ったアレスにある“異変”が起こる。彼は人類を滅ぼすのか?それとも…?
デジタル世界と現実世界が鮮やかに交差する、圧倒的なスケールのデジタル・バトルアクション。ディズニーがAI新時代に挑む、驚異の“侵食系”デジタル映画体験がここに!
監督:ヨアヒム・ローニング(『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』、『マレフィセント2』)
キャスト:ジャレッド・レト(『スーサイド・スクワッド』)
原題:『Tron:Ares』 US公開日:2025年10月10日
コピーライト:© 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/tron-ares
2025年10月10日(金)~日米同時公開 !!
(オフィシャル・レポートより)
(左から、廣木隆一監督、前田敦子、長尾謙杜、山田杏奈、石原慎也様(Saucy Dog))
アスミック・エース配給にて、映画『恋に至る病』を今秋10月24日(金)に全国公開いたします。原作は、ミステリ・サスペンスジャンルと恋愛ジャンルを縦横無尽に横断する俊英作家・斜線堂有紀による小説『恋に至る病』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)。2020年3月末に発売するや否や、TikTokの書籍系アカウントによる紹介動画の再生回数が200万回を超える大反響を記録し30回を超える重版を繰り返している話題作です。そんな衝撃の恋愛小説を実写映画化。興行収入13億円の大ヒット作『月の満ち欠け』で第46回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した廣木隆一監督がメガホンをとります。
W主演として内気な男子高校生・宮嶺望を演じる長尾謙杜は、現在ライブツアー中で、来年にはドームライブの初開催を控える人気グループ「なにわ男子」の最年少メンバー。俳優として『おいしくて泣くとき』での劇場用映画初主演をはじめ、『室町無頼』『俺ではない炎上』、そして本作での主演抜擢と今年だけでも計4作品の出演を果たした最も旬な若手俳優です。長尾とともにW主演として寄河景を演じるのは山田杏奈。2016年のスクリーンデビュー以降、『ミスミソウ』『小さな恋のうた』『山女』などで着実にキャリアを重ね、『ゴールデンカムイ』『正体』にて第48回日本アカデミー賞優秀助演女優賞・新人俳優賞をW受賞。卓越した演技力で知られる彼女が本作で魅せる“殺人犯へと変わりゆく恋人”という二面性のある役柄は、まさに映画ファンが求める次なる挑戦と言えます。
不器用で一途な初恋、同級生の不審死と恋人への恐ろしい疑惑、抑えられない純粋な想い。ふたりがたどり着く、〈切なすぎるラスト4分〉と〈明かされる彼女の本心〉とは? “この秋、最もピュアで刺激的なラブストーリー”にご期待ください。
この度、キャスト・主題歌アーティスト・監督が登壇となる完成披露舞台挨拶を行いました!
本作初お披露目の場には、W主演の長尾謙杜、山田杏奈に加え、不審死事件を追う刑事役の前田敦子、さらに、本作のために主題歌「奇跡を待ってたって」を書き下ろしたSaucy Dogギター・ボーカル石原慎也、そして廣木隆一監督をはじめ、豪華キャスト陣とスタッフが集結。会場は、本作品をいち早く鑑賞する観客で賑わい、登壇者たちがレッドカーペットを華やかに彩りました。本作のコピーに因み、純愛とも洗脳とも思えるほど一途に《いま何よりも愛してやまないこと》などのトークも披露。
◆実施日:10月7日(火) 18:20~19:00 ※上映前イベント
◆場所: 有楽町朝日ホール (〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F)
◆登壇者(敬称略): 長尾謙杜、山田杏奈、前田敦子、石原慎也様(Saucy Dog)、廣木隆一監督
イベント開始直前に流されたのは、これから始まる舞台挨拶鑑賞に際しての注意事項を説明するナレーション。その声をよく聞いてみると、長尾、山田、前田、そして石原によるものだった。この粋な演出に会場からは「ええ?」「まじ?」「凄い!」などと拍手喝采。その直後、キャスト&監督陣が客席内左右の扉から順番に登場!客席の間に敷かれたレッドカーペットを歩いてのステージ登壇となった。
内気な男子高校生・宮嶺望を演じた長尾は、念願の初披露に感慨無量。「こうやって完成披露を迎える事が出来て嬉しい気持ちでいっぱいです。これまでにないラブストーリーになっていると感じています。ラブストーリーの恋愛部分だけではなく色々なものが詰め込まれていますし、観ていただく方によっては色々な感想が出てくるのではないかと思いますので、それを皆さんで共有して楽しんで欲しいです」と挨拶した。
宮嶺が転校してきた学校の人気者・寄河景役の山田は「初めて皆さんに観ていただくという事で楽しみにしています。撮影は約 1 年前の暑い時期に行っていましたが、スタッフ・キャスト一丸となって詰め込んだ色々な感情を皆さんにお届けできたらと思っています」と笑顔を弾けさせた。
長尾と山田は 3 年ぶりの共演。長尾は山田の印象について「素敵に成長されている。落ち着いていらっしゃるけれど、ふとした時に無邪気に笑う姿や少女の部分が残っているのが素敵だなと思いました。3 年前は僕が 10 代だったので『姉さん!』という感じが強かったけれど、今回改めて共演してみて当時よりも会話をしたり、楽な感じで撮影が出来ました」と信頼しきり。3 年前の初対面時を「撮影初日にご挨拶したら『あ、タメ語でいいよ!』と言われて。『ああ、姉さんだ!』と思った」と懐かしそうに振り返った。一方、山田も「良い意味であまり大きくは変わっていなくて、3 年前は 10 代でなにわ男子としてデビュー前だったので、今回お久しぶり!と言われて嬉しかったです」と再会を喜んでいた。
前田と廣木監督も映画『さよなら歌舞伎町』以来11年ぶりの顔合わせ。廣木監督が「早いね~!」と驚くと、前田も「あっと言う間ですね!」とビックリ。前田が「監督がいると、いい緊張感があって現場が締まる。普段は優しい物腰で話してくれるけれど、演出の時はキリっとする。その二面性が刺激的で好きです」と久々の印象を述べると、廣木監督も「あっちゃんが刑事役ですよ?今まで見たことのないあっちゃんが見られます。それが僕の中では面白かった」と見どころを挙げていた。
宮嶺と景のクラスメイト・根津原が殺された事件を捜査する刑事・入見遠子を演じた前田との取り調べシーンについて長尾は「撮影中は思わなかったけれど、完成作を観た時に『俺、あっちゃんに取り調べされている…』と思った。小さい頃からテレビで見ていたので『俺、あっちゃんに取り調べされる時が来たんだ…』と嬉しかった」と大感激。前田はその素朴さに「可愛い感想で嬉しい」と目を細めていた。
主題歌「奇跡を待ってたって」を書き下ろしたSaucy Dogのギター&ボーカル・石原は、楽曲誕生の背景について「この映画を観て僕が感じたのは、人の愛し方はそれぞれだと。自分も育って来た環境が違ったら寄河景のような行動を起こしていたのかもしれない。そんな思いを含めて、愛し方は人それぞれという思いを込めて作りました」と解説。長尾は主題歌について「映画にピッタリ!今も聴いています」とお気に入りの様子で、山田も「最後に流れる曲がそれなしでは考えられないくらい、一つの演出のようになって力を頂いた」と絶賛していた。
本作のコピー「君は、僕のために人を殺したの?」にちなんで《まさか自分のためにしてくれたの!?》と最近驚いたことを発表。
長尾はカフェの店員が書いてくれた「応援しています」というメッセージをあげて「そうやって僕に気づいてくれてメッセージを残してくれるのは嬉しい。一日がそれで始まると、頑張ろう!と思える」としみじみ。山田は「実家に帰省して東京に戻る時に、母と弟が埼玉から東京の家まで送り届けてくれたこと」と家族愛に感謝。一児の母である前田は「先にお風呂から上がった小学生の息子が私のバスタオルを『ハイ!』と差し出してくれた時にキュンとしました。私がそれを喜んだら毎日やってくれて癒されております」とすっかりママの顔。石原は「DMで送られてくるファンからのメッセージ。それを読んで今日も曲作りを頑張ろう!と思える。メッセージは全部読んでエゴサもします」と明かしていた。
作品の内容にちなんで《いま何よりも愛してやまないこと》を発表。
長尾は「ライブで行った静岡でお茶パックを買って、1 年くらい緑茶にハマっています。自販機でも心の中で『俺は日本人だから…』と思いながらお茶を選ぶ」と偏愛を語り「温かいお茶よりも冷たいお茶の方が年齢的にも好き。僕はまだキンキンに冷えた方が好き」と得意顔だった。山田は「ベランダにリクライニングチェアが置いてあって、そこでリラックスしていると時間が溶ける。今の時期がとても良いです」とお気に入り。前田は「息子とハマっているのはお香を焚いて寝る事。いい匂いだねと言いながら寝るのが幸せ」とうっとり。石原は「お酒」と明かすと、廣木監督も「僕もです」と共感していた。
最後に主演の山田は「純粋なラブストーリーではない、色々な見方をしていただける作品です。これはこう!と決める事が出来ないものが世の中にはあって、本作を観てその気持ちや感覚に触れていただきたいです」とPR。長尾は「この映画はシーンがコロコロと変わっていくのが特徴的で、それもすべて宮嶺望と寄河景が出会うことによって変わっていくものなのかなと感じます。僕は人と人との出会いが大きな影響を周りに与える事をこの映画で学びました。なのでこうして今日皆さんと出会えたことも素敵な事ですし、この映画に出会っていただいて皆さんに素敵な事が起きればいいなと願っています。ぜひ皆さんも“恋に至る病”にかかってください!」と大盛況のイベントを締めくくった。
出演:長尾謙杜 山田杏奈
醍醐虎汰朗 中井友望 中川 翼 上原あまね 小林桃子 井本彩花 真弓孟之(AmBitious)
忍成修吾 河井青葉 / 前田敦子
監督:廣木隆一 『月の満ち欠け』
脚本:加藤正人 加藤結子
原作:斜線堂有紀『恋に至る病』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
音楽:加藤久貴
主題歌:「奇跡を待ってたって」Saucy Dog(A-Sketch)
制作プロダクション:アスミック・エース ダブ 配給:アスミック・エース
コピーライト:Ⓒ2025『恋に至る病』製作委員会 映倫指定:PG-12
公式サイト:https://koiniitaruyamai.asmik-ace.co.jp/
公式X:@KiY_movie 公式Instagram・TikTok:@kiy_movie
2025年10月24日(金)~TOHOシネマズ(梅田、なんば、二条、西宮OS他)、MOVIX(堺、京都、あまがさき他)、ほか全国公開
(オフィシャル・レポートより)
コールマン&カンバーバッチ!ハリウッドきっての名コンビ誕生!!
完璧な夫婦に嵐が巻き起こる!?

●日時:10月7日(火)18:30~19:00
●会場:大阪ステーションシティシネマ(大阪市北区梅田3-1-3 ノースゲートビル11階)
●登壇ゲスト: 内場勝則&未知やすえ (敬称略)
ある夫婦の離婚をめぐる“戦争”を描いたブラック・コメディとして世界的大ヒットを記録した『ローズ家の戦争』。この名作映画を、伝説的コメディシリーズ『オースティン・パワーズ』や『ミート・ザ・ペアレンツ』のヒットで知られるジェイ・ローチが監督、ハリウッドきっての実力派俳優、オリヴィア・コールマン&ベネディクト・カンバーバッチ主演で待望の再映画化となった『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』が、10月24日(金)に公開となります。
そしてこの度、公開を目前に控えた10月7日(火)に、特別ゲストとして内場勝則&未知やすえ夫妻が登壇する特別試写会が行われた。MCの呼び込みで、内場はタキシード姿で、同じくドレスで正装した未知をエスコートしてゲストの2人が登場すると、会場は大きな拍手で包まれた。集まった観客を前にまずは「旦那の方の内場勝則でございます~」「大黒柱の未知やすえです」と笑いを誘い、続いて内場が「この度はこう言う映画のゲストに呼んで頂き光栄でございます。まして夫婦と言うのも”レア”な状態なんで、映すなら今です!」と挨拶すると、未知も「吉本新喜劇のマドンナ、未知やすえです。」と挨拶し、始まってすぐ大きな笑いに包まれながらイベントがスタートした。
一足先に本作を観たという2人。作品について内場は「他人事とは思えないような・・・日本もアメリカも根底にあるものは一緒かなと。観てて『分かる分かる分かる』ばっかり言うてましたね。やぱり人間って一緒やなと。」と共感の様子。それに対し未知も「私はアメリカの喧嘩の激しさにビックリしまして。やっぱり日本の女性は奥ゆかしいなと、改めて思いました!」と話し、劇中で描かれる夫婦喧嘩のスケールの大きさを伝えた。

本作は1989年公開の『ローズ家の戦争』の再映画化。36年前は2人はまだお付き合いもしておらず「仕事仲間」だったと言い、内場は「(未知は)2年先輩なんで、結婚してからもしばらく“お姉さん”って言うてました。」と話すとそれに対し未知は「ある日突然“やすえ”って楽屋で言い出して『呼び捨てにした~!』ってビックリしたんですよ」と結婚当初のエピソードについて語った。さらに内場は「やっと頑張ってギャラが勝ったので」と呼び方を変えたきっかけがあったという裏話も教えてくれた。

そして『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』にちなんで、“崖っぷち”なエピソードについて聞かれると未知は「紙1枚でつながってた時もありました。離婚届を妹に『間違うたらあかんから2枚取ってきて』言うて取りに行ってもらい、と言う時期はありました。その時は本当に別れるつもりだったので。崖っぷちのほんまの縁にいました。」と答えると会場からも驚きの声が上がっていた。さらに「内場家100日戦争と言うんですけど、私が100日実家に帰ってました。でもNGKの舞台では新喜劇をしなくてはいけなくて、夫婦役もあれば恋人役もありますし、手繋いでイチャイチャイチャイチャしないといけないシーンもありましたけど、もうとりあえず内場君の眉間見つめて。穴あいたらええな思いながら。」と関西を代表する夫婦から“崖っぷち”な喧嘩エピソードが飛び出す一幕も。
ここからは本作の出演キャストについての話題へ。建築家の夫テオを演じるのは、マーベルのドクター・ストレンジ役などで世界的トップスターのベネディクト・カンバーバッチ。妻アイビーを演じるのは、『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたオリヴィア・コールマン。夫婦を演じられた実力派俳優と言われるお2人について聞かれると、未知は「(やり取りが)観てて凄い良いテンポだし、そこでワクワクしました!」と言うと、内場は「こんなに感情が揺さぶられるというか・・・さっき笑ったか思ったら急に(違う感情が)とか、いろんな感情がきて凄かったですね。」2人の掛け合いを大絶賛した。
また、ここである印象的なシーンの話題へ。劇中ではベネディクト・カンバーバッチ演じるテオとオリヴィア・コールマン演じるアイビーの夫婦仲を回復するために、カウンセリングを受け、お互いの好きなところを10個言い合う場面がある。そこで今回事前にお2人の好きなところを3つ書いていただき、発表することに!
まずは未知が内場の好きなところを「①親を大切にしてくれる」「②口うるさくない」「③かさばらない」と挙げた。「家のこととか、『ちゃんとこれせぇ!』とか『洗濯ちゃんとしとけ』とか、家事に関しては全然うるさくないんですよ。」答えると、内場は「返されるのが怖いって言うのはね、あるんですよ・・・」とコメントし、会場は笑いで包まれた。しかしここで「あともう一個、書いた後で気づいたんですけど・・・私は内場君の芝居が好きなので」と照れながらに語ると、会場からは大きな拍手が起こった。

次は内場が未知の好きなところとして「①味」「②社交的」「③声」を挙げ、「この声ないでしょ!?どこにいても分かるでしょ。家にいても聞こえてきたら緊張するんですけど。最近は妹さんと段々声が似てきたから、家に来た時にはどんだけ緊張するか。」とエピソードを話した。それに対して未知は「私は自分の声があんまり好きではないので、いい方に考えてくれて。ありがとうございます。」と嬉しそうな様子で、お2人の仲良さをアピールした。

本作では妻アイビーの豹変ぶりにも驚かされる部分が多く、やっぱり女性は怖いなと感じたかと聞かれると、内場は「やっぱりじゃなくて絶対怖いと思ってますから!映画を観ると『うちもどうやねん!?』ってなるから、そういうのは、(ありますよ)ねぇ?」と不満を話すと、未知の心に一気に火が噴くことに!未知が「ねぇ?って何やねん!」と叫び、お馴染みのキレ芸が炸裂!「今回は夫婦でお仕事もろてんねん!『俺がリードするから』言うて、何で出る前に手握る練習せなあかんねん!おかしいやろ!」とまくしたて、さらに「もうええわ。今日はサービスや。ほっぺにチューせぇや!何や嫌なんか?」とまさかの展開に。しかし内場は「結婚式でもつらかったのに・・・」と答えると未知の怒りはついに頂点へ!「もうええわお前!綺麗にセットしてるけど、いっぺん頭スコーン!と割って、脳みそストローでチューチューしたろかほんまぁ!」と“崖っぷち”の夫婦喧嘩が始まってしまうのかと思いきや…最後には「怖かったぁ」と可愛く擦り寄ると、内場が「あんた一番怖いわ!」とツッコみ、関西人ならだれもが知っているお馴染みのネタで、観客は大盛り上がりとなった。

最後に、これから映画を観る観客にむけて内場が「映画は娯楽なんですけど、身に染みて感じる方もいらっしゃるかも、ただ笑ってるかも、とそれぞれの気持ちがあると思うんですけど、最後まで楽しんでください!」と観る人によって感じ方が違うことを伝えると、さらに未知が「私は映画も1人で観たんですけれども、今日も恋人同士とかご夫婦とかで来られてる方とかもいらっしゃると思うんですけど、帰りどんな空気になってるか私見たいなと思いながら、それぐらいもう心と体に凄く感じられる映画となっておりますので、楽しんでいただきたいと思います。」とメッセージを贈り、イベントは大盛況のうちに終了した。
『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』

<ストーリー>
運命の出会いから10年。将来有望な双子にも恵まれ、明るく楽しい結婚生活を送っていた建築家のテオ(ベネディクト・カンバーバッチ)とシェフのアイビー(オリヴィア・コールマン)でしたが、テオの失業を機に夫婦の立場は大逆転。いつのまにかすれ違いが増えていき、ちょっとした皮肉の応酬から始まった夫婦喧嘩は、周囲を巻き込みながらヒートアップしていきます。溜まりに溜まった不満が爆発し、ついには命懸けの展開に……。かつて永遠の愛を誓ったはずのローズ夫婦の行き着く先は、離婚か、それとも――?
(原題:THE ROSES 2025年 アメリカ 1時間45分)
監督:ジェイ・ローチ『オースティン・パワーズ』『ミート・ザ・ペアレンツ』
出演:オリヴィア・コールマン、ベネディクト・カンバーバッチ、アンディ・サムバーグ、ケイト・マッキノン ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト:https://www.searchlightpictures.jp/movies/theroses
コピーライト:©2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
2025年10月24日(金)~大阪ステーションシティシネマ、イオンシネマシアタス心斎橋、TOHOシネマズ(なんば、西宮OS他)、MOVIX(京都、あまがさき他)ほか全国公開
(オフィシャル・レポートより)

(左から、丸本凛、武田梨奈、向井宗敏監督)
・開催日:2025年10月5日(日)
・場 所:TOHOシネマズなんば
・登壇者:(敬称略)武田梨奈、丸本凛、向井宗敏監督
元特殊急襲部隊隊員にして主婦、そして⺟…
彼⼥が挑むタイムリミット“午前6時まで”の
ノンストップ・クライムアクション︕︕
アメリカの映画祭「Fantastic Fest」で最優秀主演⼥優賞を獲得したキャリアを持つ、唯⼀無⼆のアクション俳優・武⽥梨奈が演じるのは、6歳の娘を持つ⺟親の⻑瀬 綾。

綾はかつて特殊急襲部隊(通称SAT)の⼀員として最前線で任務を遂⾏していたのだが、”ある理由”から辞職し、娘と夫と3⼈で幸せな⽣活をしていた。ある⽇、かつての後輩の咲良(丸本凛)から突然失踪した弟、隼⼈(りゅうと)の捜査の⼿伝いを依頼される。すでにSATを辞めている上に家族の時間を⼤切にしたい綾は返事に迷うのだが、娘が眠っている深夜から明け⽅までの間だけ協⼒することを承諾し捜索を開始する。その過程で隼⼈が犯罪に巻き込まれている痕跡を発⾒する。それをきっかけに、綾は犯罪組織と壮絶な戦いを繰り広げる―
綾と捜査を共にする咲良役を若⼿⼥優の丸本凛、NETFLIXで世界的に⼤ヒット中のドラマ「地⾯師たち」の好演が評判を呼ぶ駿河太郎が暗躍する半グレ組織のリーダーを演じ、さらに萩原聖⼈、加藤雅也のベテラン勢から辻千恵や平埜⽣成らの個性ある実⼒派が集結。監督には映画「⾵のたより」「夏の夜空と秋の⼣⽇と冬の朝と春の⾵」の向井宗敏。
キャンペーン最後の舞台挨拶が、本当にここ(⼤阪)でよかった︕
10⽉5⽇、TOHOシネマズなんばにて、本作の舞台挨拶が⾏われ、主演の武⽥梨奈さんはじめ、丸本凛さん、向井監督が登壇されました。
映画上映後、⼤勢の観客で埋まった会場にやってきた武⽥は「本⽇はたくさんの映画が上映している中、この映画を選んでいただき、ありがとうございます。昨⽇今⽇と舞台挨拶をして ここが6か所⽬です。今⼀番リラックスした状態で、喋れると思うので、⼀緒に楽しんでいただけたらと思います。」と挨拶。会場からの⼤きな拍⼿を受けた。また、丸本は「ずっと緊張して舞台挨拶をしてきましたが、本⽇最後の⼤阪で、最後まで皆さんに楽しんでいただけるようにしたいです。よろしくお願いします。」とリラックスした様⼦で挨拶。
⼤阪の印象について聞かれた武⽥は「数週間前にも⼤阪アジアン映画祭で来たばっかりで、もちろんプライベートでもきますし、⼤阪は⼤好きなので最後にここに来られて嬉しいです。本当に最後がここでよかったです」と語った。
アクションシーンが⼤変だったのではと問われ、向井監督から武⽥への要求として「キレイな蹴りとか、キレイなアクションは⾒たくなかった」と話すと、それを受けて武⽥も、「泥臭くて、本当に痛々しいものだけを⾒せてほしいと⾔われたので、アクション監督の遊⽊さんと⼀緒に試⾏錯誤しながらやらせていただきました。本当に蹴ったりもしています」と本作の本格アクションの魅⼒について明かした。 そんな武⽥のアクション⼥優としてのすごさとは︖という質問には、丸本が、「本番でも、梨奈さんのアクションって、本当に今、⾏われてるんだ、という(⾵に驚く)くらいリアルなアクションだったので。本当にそれがすごいなと思いました」としみじみ。
最後のコメントを求められた武⽥は「まだ映画は始まったばかり。まだまだわたしたち⾃⾝も、これから映画を広めるためにもっともっと頑張らなきゃいけないですし、広まったらいいなと思っています。今⽇観てくださった皆さん、何か⼼に残るものや、気になること、良いことでも良くないことでもいいので、この映画に触れていただける機会を与えていただけたらうれしいなと思います」と会場に呼びかけ、イベントを締めくくった。
出演:武⽥梨奈 駿河太郎 萩原聖⼈ 辻千恵 平埜⽣成 丸本凛 加藤雅也
監督:向井宗敏
脚本:YOSHIZAWA 脚本協力:光伸春
主題歌:⽚寄涼太(GENERATIONS) 「朝⽇のように、夢を⾒て」 (rhythm zone)
エグゼクティブ・プロデューサー:⾼⽊雅共
エグゼクティブ・映像ディレクター:⾼畠彰
配給:ギグリーボックス
©2025 aexinc.
2025年作品/カラー/上映時間:77分
公式サイト:https://by6am-movie.com/
2025年10⽉3⽇(⾦)~TOHOシネマズ⽇⽐⾕、大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズ(なんば、二条)、OSシネマズミント神戸 他絶賛公開中︕
(オフィシャル・レポートより)

(左から、志賀司、岩橋玄樹、加藤雅也、チャールズ・グラバー)
『辰巳』『ONODA 一万夜を越えて』で鮮烈なインパクトを残した遠藤雄弥を主演、『ソローキンの見た桜』の井上雅貴監督による映画『男神』が、9月19日(金)より絶賛公開中です。
この度、10月5日(日)に、大ヒット御礼舞台挨拶イベントを実施、アーティストとして日本にとどまらず、世界で活躍、本作で映画初出演にして、自身初の映画テーマ曲を手掛けることとなった岩橋玄樹、共演者の加藤雅也、チャールズ・グラバー、エグゼクティブプロデューサーの志賀司が登壇し、観客の皆さんに感謝の気持ちをたっぷりと語っていただきました。
日本での公開に続き、「レンブルク国際映画祭」や「日本クロアチア映画祭」など、海外映画祭のコンペティション部門に正式招待が決定するなど、国際的な評価も高まっている本作。当日は、世界中から日本にお越しの皆様にご覧いただけるように、特別に【英語字幕版】にて上映。
イベントでは、国際的にアーティスト活動を展開し、劇中でも流暢な英語を披露している岩橋玄樹が、大ヒットの感謝の気持ちについて、英語でのスピ―チを披露いたしました!
■日時:10月5日(日) 午前11:42~12:12 ※上映後イベント
■会場:シネ・リーブル池袋 スクリーン1 (東京都豊島区西池袋 1-11-1 ルミネ池袋 8F)
■登壇者(敬称略):岩橋玄樹、加藤雅也、チャールズ・グラバー、志賀司
岩橋が手がけたテーマ曲「Bless me」が場内に流れる中、岩橋、グラバー、加藤、志賀プロデューサーが登場すると、大きな拍手と歓声が湧き起こる。この日は英語字幕上映だったこともあり、登壇者は英語でスピーチをし、その後自身で日本語に訳すというスタイルでの冒頭挨拶が行われた。
岩橋は「建設現場で働く山下裕斗役を演じました」と笑顔で挨拶を始めると、本作がYouTubeの人気サイト「怖い話 怪談 朗読」にて朗読され注目を集めたエピソードを原案にして映画化されたことに触れ、「YouTubeで人気のある作品が映画になって、その映画へのオファーはうれしかったし、びっくりしたし、ハッピーでした!」とオファー時の心境を振り返る。続けて「映画出演は初めてで、僕にとってはスペシャルなプロジェクト。意味のある映画に出演できて幸せだなと思いました」と参加へのよろこびを噛み締めた岩橋は「ファンタジー、ホラー、家族愛の要素など、たくさん入っているので、注目して観てもらえたと思います」と上映後の観客に問いかけ、家族を守ることへの葛藤なども描かれていると見どころを補足した上で、「日本のカルチャーやヒストリーが含まれています。すごく愛している映画でこの場所に立てて光栄に思っています」と語り、大きな拍手を浴びていた。
「ストーリーについては玄樹くんが話してくれたので、僕は演じたキャラクターについて話します」とした加藤は「僕が演じた山伏という役は、お坊さんのひとつで、生き霊、悪い霊と戦う人です。紫色の着物を着た時は特別な人と戦う時です」と劇中で紫色の衣装を着て戦っていた理由を説明。上映後の舞台挨拶で観客が内容を踏まえていることもあり、加藤は役どころのみをシンプルに紹介した。
アーサー考古学教授役のグラバーは「とてもユニークな映画です。ただのホラー映画とは違う、謎がいっぱいの映画です。日本だけじゃなく、海外にアピールする力のある作品だと思います」と本作が国内外に受け入れられる作品だとおすすめした。
志賀プロデューサーは日本語字幕上映を行った理由について、「インバウンドで海外のお客さんがたくさん日本に来ています。日本で最新の映画を字幕付きで楽しんでほしいという思いがあり、実現できてうれしいです」と満足の表情を浮かべながら説明。すでに第24回オレンブルグ国際映画祭(ロシア)コンペティション部門へのノミネートや、第3回クロアチア映画祭ではコンペティション部門に入選するなど、国際的な評価も高まっていることに触れつつ、「賞を獲って、みなさんに素敵なニュースをお届けできればと思っています!」と意気込みを見せていた。
イベントでは、今年の「ゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭」への「男神」の正式出品が決定したこと、さらに、岩橋がニューウェーブアワード賞を受賞したことも最新ニュースとして発表された。加藤、グラバー、そして観客からの「おめでとう!」の声に岩橋は満面の笑みを浮かべ「一生懸命やりました。初めての映画なので右も左も分からなかったけれど、頑張ってよかったと思っています」と深々とお辞儀。続けて「1年前に撮影した映画が公開され、映画館で作品のパワーが伝わっているのを感じられるのはすごくうれしいです」と舞台挨拶で直接観客から感じる熱量にも触れた岩橋は、「北海道に行かなくちゃ!」とニコニコしながら、「みなさんがいてくれたから、みなさんが観てくれたからこそ。みなさんのおかげなので、感謝しかないです!」と支えてくれたファンや作品に携わったすべての人に心からの感謝を伝えていた。
加藤は「僕が演じた山伏の横にいつもピッタリついているお弟子さんのような方が、実は本物」と説明。加藤が本作に登場する護摩焚きシーンのために、自ら修行に出向いたことはこれまでの舞台挨拶やキャストのインタビューなどで明らかになっている。「お焚き上げの形などもいろいろ相談しました」と伝え、「特別に何をやったという感じはないけれど…」と謙虚に語りつつも、本番は1回しかできないため、事前にはかなりこだわって見せ方などの研究をしたとも話していた。加藤は岩橋のギャップに驚いたそうで、「本当によくやったと思います。普段はこんなに綺麗な子なのに…」と岩橋を見つめ、肩に手を乗せて労う。続けて、「このビジュアルを見たら、『どこに出てた?』ってなります(笑)」と役になりきっていた岩橋に感心しつつ、「こんなにかっこいいなら、イメージは崩したくないはずなのに。あれだけできるのはすごい!」と大絶賛していた。
「ストーリーもカメラワークなど撮り方も、テーマも面白い映画です。謎もとても重要です」と話したグラバーは「僕が出ているから、ではなく面白い映画として友達に紹介しています!」と作品そのものにも魅了されている様子だった。「苦労より、やって良かったという気持ちが強い」と撮影を振り返った志賀プロデューサーは映画初出演の岩橋の対応力について「初めてなのに本当にすばらしい。グラバーさん演じるアーサー教授との英語のシーンもスムーズにできて、アドリブも入るほどで」と感心。このシーンの撮影前日に食事に行った際には、岩橋が台本を手に英語のセリフを一生懸命覚えていたそう。しかし、実際の撮影はグラバーによるアドリブが展開。グラバーとは撮影以外でもたくさんコミュニケーションをとっていたという岩橋が「英語でのアクティングの仕方などを教えてくれました。アドリブになったけれど、裕斗としての感情で英語を話すのは(シーンの)いいアクセントになりました」と充実感を滲ませるとグラバーは「台本とは全然違うセリフです」と念押し。すると志賀プロデューサーは「英語のセリフがとても自然。表情も活き活きしている!」と、岩橋の英語でのアドリブ芝居を称賛。さらにグラバーは普段の岩橋について「とても普通です。エゴがない。鼻も高くない。撮影前に彼がとても有名な人であることを知らなかったけれど、本当に普通の人。とてもいいことだと思います」と感想を伝えた。
「ひとつ苦労したのは…」と切り出した志賀プロデューサーはずっと同じ場所で撮影していたため、岩橋の出演がSNSでバレつつあったことだと明かす。「バレそうになったこともあったけれど、黙っていてくれてありがとございます」とファンに感謝した岩橋だったが「オフの日もあんな感じでいたので、そこまでバレることはなかったです」と裕斗役の雰囲気でオフの時間を過ごしたことが、功を奏したとも語っていた。イベント終盤には、クライマックスのシーンはスケジュールや予算の関係で一晩で撮りきらなければいけなかったと打ち明けた志賀プロデューサーが、加藤の護摩焚きシーンや岩橋のアドリブシーンも含めて、全体的にスムーズな撮影が進行するよう、キャスト・スタッフが頑張ってくれたことに、改めて感謝をする場面もあった。
最後の挨拶で岩橋は「海外も含めていろいろなところで観てもらえているようで、とてもうれしいです」と微笑み、「初めての映画が『男神』でよかったです。まだまだ上映しているので、英語字幕バージョンも10回以上は観てもらって(笑)、周りの人に広めてください!」と呼びかけ、大ヒット御礼舞台挨拶イベントを締めくくった。
■映画『男神』の英語字幕版上映が決定!
10月10日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷にて【1週間限定】でご覧いただけます。10月5日(日)にシネ・リーブル池袋で行う英語字幕版上映は、チケットが完売となりました。その反響を受け、また海外からお越しのお客様をはじめとするインバウンド需要にもお応えし、このたび渋谷での上映が実現いたしました。
ぜひこの機会に、英語字幕付きで映画『男神』をお楽しみください!
なお、上映スケジュールは決まり次第、劇場HPに掲載されますのでご確認ください。
・上映劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷
・上映期間:2025年10月10日(金)~10月16日(木) ※1週間限定
・上映形態:英語字幕版
【ストーリー】
全国各地で母と子の失踪事件が相次ぐなか、ある日、新興住宅地の建設現場に正体不明の深い「穴」が発生する。時を同じくして、そこで働く和田の息子も忽然と姿を消してしまう。その「穴」の先は不思議な森に繋がり、そこでは巫女たちが「男神」を鎮めるため異様な儀式を行っていた。息子がそこに迷い込んだ事を知った和田は、その穴に入っていくが・・・。「決して入ってはいけない」と語り継がれる穴に、禁忌を破り息子を助けにいったことにより起きる得体のしれない恐怖と狂気、家族の悲劇を描くファンタジーホラー。
【CAST・STAFF】
遠藤雄弥 彩凪翔 岩橋玄樹 須田亜香里 カトウシンスケ 沢田亜矢子 加藤雅也(特別出演) 山本修夢 塚尾桜雅 アナスタシア すずき敬子 大手忍 チャールズ・グラバー 藤野詩音 齋藤守 清水由紀(友情出演) 永倉大輔(友情出演)
監督・脚本:井上雅貴 原案:「男神」(八木商店)
ロケ地:愛知県日進市、岐阜県下呂市 協力:高山市、飛騨・高山観光コンベンション協会
2025年/日本/93分/カラー/シネスコ/5.1ch
配給:平成プロジェクト/配給協力:東京テアトル
©2025「男神」製作委員会
公式サイト: https://otokogami-movie.com/
2025年9月19日(金)~全国にて絶賛上映中!
(オフィシャル・レポートより)


■手に取るように熱量が伝わった原作(杉咲) 金原さん原作の作品に参加できるのが嬉しかった(板垣)
■歌舞伎町での撮影は「場所に嘘がないように」(松居監督)
■俳優たちが細やかな努力をし、映画に寄り添おうとしてくれた(松居監督)

■松居監督の佇まいが大きな演出の一つ(杉咲)
松居監督は全てにおいて嘘偽りがない(板垣)


市原隼人主演、映画『おいしい給食 炎の修学旅行』の10月24日(金)の公開に向けて、舞台挨拶行脚「炎の全国キャラバン」が本作の舞台、青森・岩手を皮切りにスタートいたしました。9月28日(日)には花巻市文化会館にて総勢900名におよぶ舞台挨拶付き先行上映会が開催されました。
「おいしい給食」は、80年代のある中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田幸男と、給食マニアの生徒による、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディ。ドラマ3シーズン、映画3作品。
1984年から刻まれてきた給食を愛する教師、甘利田幸男の大いなる旅の記録。その旅はまだまだ終わらない。時代は遂に平成に突入。1990年。三年生担任になった甘利田は、青森岩手への修学旅行の旅に出る。シリーズ初めて学校から外に出て、果たして甘利田はどんな食を堪能するのか。
この度、映画『おいしい給食 炎の修学旅行』の10月24日(金)の公開に向けて、舞台挨拶行脚「炎の全国キャラバン」が本作の舞台、青森・岩手を皮切りにスタートいたしました。9月28日(日)には花巻市文化会館にて総勢900名におよぶ舞台挨拶付き先行上映会が開催され、市原隼人、綾部真弥監督、岩淵規プロデューサーが登壇いたしました。
【日程】 9月28日(日) ※上映前のトークイベント
【会場】 花巻市文化会館(岩手県花巻市若葉町三丁目16-22)
【登壇者】 市原隼人、綾部真弥監督、岩淵規プロデューサー

市原らがステージに登場すると、会場は大歓声に包まれる。トークショーが始まる前に、上田東一花巻市長より映画のロゴが入った花巻傘と宮沢賢治にちなんだ絵柄が施されているハンカチの記念品が贈呈された。花巻市長は、「花巻でロケをしたというご縁で、先行上映をしていただくことについて御礼を申し上げたい」と3人へ感謝の言葉を贈ると共に、「花巻のロケ地での場面も登場します。そこで描かれる“おいしい給食”の場面を楽しみに拝見させていただきたいと思います」と本作への期待のコメントを述べた。
本作の大きなテーマである「修学旅行」、そして舞台となった青森・岩手と聞いたとき、どのような感想を持たれましたか?という質問に 市原は「2019年、6年ほど前にシーズン1から始まりまして、本当にシリーズが続くなんて夢にも思っていませんでした。さらに今回、青森、そして岩手が舞台になって、本当に夢を見させていただいているような思いで芝居をさせていただきました。こうしてシリーズを続けてこられるのは、ひとえにこの作品を好いてくださるお客様のお気持ちの賜物だと思っております。これ以上の感謝はございません」と感慨深げに語る。`
さらに、作品にも登場する岩手名物のわんこそばについて「食べ方が違うだけでより美味しく感じられました。楽しいことを誰かと分かち合うとより楽しくなるのと同じように、“食” もまた、誰かと一緒に分かち合うだけでさらにこんなに美味しく、またもっと好きになれるということも感じさせていただきました」と語った。また、「藤三旅館という場所で撮影をさせていただいて、人生で初めて“ととのう”という体験をしました。“ととのう”というのはこういう感覚なんだなと。サウナや温泉も好きでよく行くのですが、それでも今回の体験は格別でした。岩手にはこうした本物の魅力がたくさんあるのだと、改めて日本の財産だと感じさせていただきました」` と岩手での体験について語ると、客席からは拍手が沸き起こった。
宮城県出身の岩淵プロデューサーは、もうちょっと足を延ばして宮城までという思いはありましたか?と聞かれると「ちょっとありました(笑)」と笑いを誘いつつ、「毎回本当にお客様の熱いお気持ちをいただき、市原さんやスタッフのエネルギーがすごくて作品を続けていくことができる」とコメントした。
続いて、花巻のロケ地、旧田瀬小・中学校を選んだ理由を問われると、綾部監督は「田瀬の小・中学校はすごく長いストロークが撮れる場所だったんですね。バスを走って追いかけるというすごく広大なシーンが撮れるので、もうここしかないな」と明かした。岩淵プロデューサーはロケの場所選びについて、「今回は花巻市の皆さんから本当に多くのお力添えをいただき、無事に作品を完成させることができました。映画というものは、地元や地域の皆さんの協力なしには作れないということです。日々、皆さんのご支援に心から感謝しております」と改めて感謝の気持ちを述べた。
一方、学校給食、学校教育について問われると 市原は「今回も“子どもたちこそが主役”であるべきだと考えています。だからこそ、給食も“子どもたちのため”であっていただきたい。楽しい食事体験を通じて、たとえば苦手な食べ物も、誰かと一緒に食べることで克服できたり、「学校って楽しいな」と感じられるようになったりすることもあるはずです。勉強が苦手でも、「給食が楽しみだから学校に行く」という子がいてもいいと思います。そういう意味で、給食は子供たちにとっての“ご褒美"のような存在でもあると思うんです」` としみじみ語った。
続いて、綾部監督は「甘利田先生が言うように、いつの時代でも“正しいこと“や“自分の好きなもの”というのは必ずあると思います。そして、時代によって変わるものもあれば、変わらないものもある。その両方を『おいしい給食』はずっと描き続けている。価値観の違いを通じて、「変わらないものもあるよね」と大人から子どもまで一緒に話し合えるようなエンターテインメントになれば嬉しいです」と語った。
さらにこの日は、豪華プレゼントが当たる抽選会が行われ、当選者へ市原自らがプレゼントを届けるために会場内を駆け回り、多くのファンを魅了した。
市原は舞台挨拶終了を前に「この“おいしい給食”で誰かが笑ってくれないかな、悲しんでいる方が少しでも元気になってくれないかな、と私は本気でそう思ってきました。シーズン2の頃にコロナ禍が始まり、撮影も止まってしまいました。そのとき私は本当に悔しかったんです。エンターテインメントの力で少しでもお客様に楽しさや元気を届けたいと思っていたのに、それがすべて崩れていくように感じたからです。一度は“おいしい給食”を投げ出しましたが、ゼロに戻って、改めてエンターテインメントの根源を見つめ直しました。誰もが安心して観られる作品でありながら、大人の方には道徳や人間愛といった深いメッセージも届けられるように――そんな思いを込めて作り上げました。子どものように大切に育ててきたこの作品は、今日ご覧いただいた瞬間から皆さまのものです。どうか心の片隅に置いていただき、これからも『おいしい給食 炎の修学旅行』を可愛がっていただければ幸いです。本日はお時間をいただき、誠にありがとうございました」と挨拶し、温かい拍手が沸き起こった。

市原隼人
武田玲奈 田澤泰粋 栄信 田中佐季
片桐仁 いとうまい子 赤座美代子 六平直政 高畑淳子 小堺一機
監督:綾部真弥 製作総指揮:吉田尚剛 企画・脚本:永森裕二
プロデューサー:岩淵 規
撮影:小島悠介(JSC) 照明:西野龍太郎(JSL)
フードスタイリスト:松井あゆこ 助監督:湯本信一 制作担当:田山雅也
音楽:沢田ヒロユキ・ペイズリィ8(ロゴ有り)
主題歌:「君の花~4th session~」(AMG MUSIC)
制作プロダクション:メディアンド
企画・配給:AMGエンタテインメント
©2025「おいしい給食」製作委員会
公式HP: https://oishi-kyushoku4-movie.com
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『おいしい給食 炎の修学旅行』 10月24日新宿ピカデリー他全国公開
(おふぃしゃ)
●日時:2025年8月30日(土)
●場所:大阪・関西万博2025関西パビリオン内
爽やかな香りと味わいが余韻として残る『種まく旅人』シリーズ第5弾、
淡路島が2度目の舞台となる篠原哲雄監督――撮影を振り返って。

「皆の心に幸せの種をまく旅人」――日本各地の第一次産業に携わる人々の人生に寄り添いながら諸問題を解決しては去っていく、まるで「シェーン」のような農林水産省官僚の活躍を描いた映画『種まく旅人』シリーズは本作で5作目となる。しかも淡路島が舞台となるのはシリーズ第二作『種まく旅人~くにうみの郷~』(2015)以来2度目で、引き続き篠原哲雄監督がメガホンをとったオリジナル企画。前作では海苔養殖と玉ねぎ生産に従事する兄弟の物語だったが、今回は伝統的な酒造技術の継承や酒蔵経営に苦労する父子の物語で、淡路島の美しい自然や豊潤な銘酒の香りが安らぎを与える心温まるヒューマンドラマである。
久しぶりのスクリーン復帰となった菊川怜が、エリート官僚という役柄ながら、熱く日本酒を語り美酒に酔いしれたり、本気で酒造りを学ぼうと低姿勢で臨んだり、さらには確執を抱える父子の壁を真剣に取り除こうとしたり――以前のイメージを覆すような人間臭い演技で親しみを感じさせる。菊川怜の女優としての新たな魅力を引き出した篠原哲雄監督は、兵庫県の斉藤元彦知事からも地方再生の一助を担うためにもまた兵庫県を舞台にした作品を撮ってほしいと期待が寄せられた。
10月10日(金)からの公開を前に、8月30日(土)に【大阪・関西万博2025】内の《関西パビリオン》で開催されたイベントと記者会見の後、篠原哲雄監督のインタビューという好機に恵まれた。『種まく旅人』シリーズで再び淡路島を舞台にした理由や、菊川怜を始めとするベテラン俳優の存在の大きさや、撮影秘話についてなど、いろいろなお話を伺うことができた。詳細は下記をご覧ください。
――再び淡路島を舞台にした理由は?
篠原監督:10年前の『種まく旅人~くにうみの郷~』の撮影で、農業用のため池の維持管理のため掻い掘りをした時、島と海でミネラル分が循環することによって豊潤な作物や海産物の生産に繋がっていることを知って、農家の方々のご苦労を垣間見たような気がしたのです。去年の夏頃に兵庫県の特産物を紹介するブースを訪れる機会があり、淡路島の銘酒や産物を通して改めて島の豊かさを知り、生産者の想いを伝えたいという気持ちになりました。
今回の舞台となった酒蔵「千年一酒造」は、前回の撮影でお世話になった海苔業者の方の近くにあったので、お土産用にお酒を買いに行ったのがキッカケで知りました。
――今までも農業への関心は高かったのですか?
篠原監督:特別に関心が高かった訳ではないのですが、学生時代に観光牧場でアルバイトをしたことがあって、少しは興味がありました。私の作風から「土臭い感じの監督かな?」と思われていますが(笑)。前回の『種まく旅人~くにうみの郷~』も『深呼吸の必要』と繋がるところがあり、産業そのものではなく、宮古島の生活の中で作られているサトウキビをアルバイトの人たちが刈って砂糖になる、製糖工場に至るまでの人間模様が主体となっているのです。
今回は酒造りの行程もしっかり撮ろうと思っていました。クランインは去年9月で、仕込みには少し早かったのですが、撮影用に小さな樽で実際に醸造して頂きました。丁度お米が高騰する寸前だったのでギリギリで助かりました(笑)。
――久しぶりの女優復帰となった主役の菊川怜さんについて?
篠原監督:本読みの時からセリフは覚えていて、彼女なりのプランを持っておられて、熱心な方だなあと思いました。
今回の役は、農林水産省の官僚というお堅いイメージではなく、酒好きで猪突猛進なところもあるユニークなキャラクターで、菊川さんには合っていたと思います。現場で細かな修正はありましたが、大体において彼女の演技プランのままで撮影しました。
――菊川さんは真っ直ぐで素直な方なのでしょうが、今まで少し硬いイメージがありました。今回は砕けた演技でとても親しみを感じたのですが?
篠原監督:彼女自身は言葉豊かに発言できる人なので、これまでのキャリアからも何かを引き出して伝えるということは得意なはずです。今回は確執のある父と息子の間を熱心に取り持つシーンではそれが活かされていたと思います。彼女の女優としての新たな魅力だと言えるでしょう。
――ベテラン俳優の存在が光っていましたね?
篠原監督:今回、たかお鷹さんとは初めてお仕事をさせて頂いたのですが、さすがに大きな存在だと感じました。あの佇まいは杜氏(とじ)という役にぴったり! たかおさんは文学座の大ベテラン俳優です。こういう方が演劇界を支えて来られたんだなあと実感しました。
白石佳代子さんも、歌うシーンで「これでいいかしら?」としきりに仰っておられました。認知症という難しい役を過剰にやり過ぎるとよくないと判断されたのでしょう、微妙なさじ加減で白石さんなりに模索しながら演じておられたようです。
――ベテランと若手の俳優の演出については?
篠原監督:今回、たかお鷹さんと白石佳代子さんという後光のように輝く大ベテランがいて、その手前に升毅さんという渋い中堅がいる。升さんは関西弁も堪能で色々と研究もされていたので、今回の父親役を安心して委ねることができました。若い俳優さんは芝居に対する姿勢や考え方が生半可になることがあるので、時々注意しながら演出しました。酒蔵は上下関係や礼儀を重んじる場所ですので、金子隼也君もどう佇んでいいのか分からず悩んでいたようで、「もっと自然体でやった方がいいよ」と声をかけました。確かにある事情を抱えた息子の立ち位置が難しくて、女杜氏を目指す役柄同様、清水くるみさんが金子君に一所懸命に発破をかけてくれていました。
――撮影について?
篠原監督:今回の撮影は大ベテランの阪本善尚さんが2カメラ体制で撮ってくれました。特に酒造りの生きた酵母や発酵を捉えるシーンなどでは撮り逃してはいけないと、2台のカメラで撮影。狭い空間で暑くて大変でしたが、リアルな映像が撮れてよかったです。実景は最後にまとめて撮っています。淡路島のいろんな場所を撮影して、夕景のシーンも最後の日にうまい具合に撮れました。それに撮影の小林元さんはドローン操縦もできるので、ドローンを活用した撮影も活かされていると思います。
さらに、限られた予算内で撮ってくれた阪本撮影監督の仕事ぶりには改めて凄いなと感じました。照明や美術は京都の松竹撮影所のスタッフを起用して、東京と京都のスタッフとの共同作業はとても面白い試みだったと思います。『種まく旅人~くにうみの郷~』の撮影の時は冬だったので、今回は陽の光を存分に使おうと意識して撮影しました。
――あまり聞きなれない「M&A(企業の合併や買収)」について、冒頭のシーンで主人公のキャラクターと併せて分かりやすく表現されていたように思いますが?
篠原監督:主人公は農林水産省官僚というお堅いイメージですので、先ずはお酒に並々ならぬ情熱を抱くユニークなキャラクターだということを紹介。さらにM&Aについては、売上減少や後継者問題などの難題を抱える日本の酒造業界の現状を提起し、具体的な問題点や販路拡大に繋がる新商品の開発や、伝統的酒造りを支援するために役人が派遣されることを明示する必要があったのです。
――様々な作品を多く監督されてきましたが、作品選びについては?
篠原監督:今回はオリジナルですが、『種まく旅人』シリーズを手掛けてこられた北川プロデューサーの土台があって、脚本家の森脇京子さんとの間で酒造業界の話になって、僕が来た時点でそれを如何に深めるか、父と息子の物語をどう広げていくかということになったのです。例えば、今回は菊川怜さんが主役ということで主人公のキャラクターを変化させる必要がありましたし、M&A関連では怪しげな人を登場させて酒蔵存続の危機感を煽ることなどです。
篠原哲雄監督といえば『月とキャベツ』…初めて観た時の感動は未だに忘れられない。一途な熱い想いとせつなさは、時を経ても心に深く刻み込まれている。他にも『はつ恋』『天国の本屋~恋火』『深呼吸の必要』『山桜』等など、観る者をロマンチストでいさせてくれる、その誠実な作風に魅了される映画ファンも多いと思う。『種まく旅人~醪(もろみ)のささやき~』から受ける癒しは、自然に恵まれた淡路島の豊かさと、それを守ろうとする人々の誠実な想いから感じられるものなのかもしれない。
監督:篠原哲雄
脚本:森脇京子
エグゼクティブプロデューサー:北川淳一
出演:菊川怜、金子隼也、清水くるみ、朝井大智、山口いづみ、たかお鷹、白石加代子、升毅、永島敏行
撮影監督:阪本善尚 撮影:小林元
製作:北川オフィス
制作プロダクション:エネット
配給:アークエンタテインメント
©2025「種まく旅人」北川オフィス
公式サイト: https://tanemaku-tabibito-moromi.com/
2025年10月10日(金)~大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズ(なんば、二条、西宮OS、くずはモール)、イオンシネマ(京都桂川、加古川、明石)、元町映画館 ほか全国ロードショー
【『種まく旅人』シリーズの紹介】
- 『種まく旅人〜みのりの茶〜』大分2012年 監督:塩屋俊 出演:陣内孝則 田中麗奈
- 『種まく旅人~くにうみの郷~』淡路島2015年 監督:篠原哲雄、出演:栗山千明 桐谷健太 三浦貴大
- 『種まく旅人〜夢のつぎ木〜』岡山2016年 監督:佐々部清 出演:斎藤工 高梨臨
- 『種まく旅人〜華蓮のかがやき〜』金沢2020年 監督:井上昌典 出演:栗山千明 平岡祐太
- 『種まく旅人~醪のささやき~』淡路島2025年 監督:篠原哲雄 出演:菊川怜 金子隼也
(河田 真喜子)


