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特別上映の最近の記事


★“機関車映画の金字塔”と言われる『少年、機関車に乗る』含む、

珠玉の4作品がスクリーンに蘇る★


Khudojnazarov_B5_omote.jpgこの度、中央アジアの巨匠バフティヤル・フドイナザーロフ監督の特集上映『再発見!フドイナザーロフ ゆかいで切ない夢の旅』が、2023 年6月3日(土)よりユーロスペースほか全国順次開催する運びとなりました。


日常の小さな冒険やちょっとした驚きをユーモアですくいとり、中央アジアのおおらかな大地にファンタジックな世界を生みだしたバフティヤル・フドイナザーロフ監督。1991 年、ソビエト連邦の解体により母国タジキスタンが独立したその年に、弱冠 26 歳で軽やかにデビュー。のちに勃発した内戦中も映画を撮り続け、6 本の長編映画を遺し 49 歳の若さで急逝した。フドイナザーロフ作品の人々は、たとえ内戦下にあっても笑い、怒り、恋をし、そして旅に出る。ひたむきで逞しい彼らがおりなす、ゆかいで切ない夢のような物語は、普遍的なきらめきを放ち世界中のファンに愛された。


2015 年の急逝以来、久しくその名を聞く機会がなかったが、2022 年ヴェネチア国際映画祭で『少年、機関車に乗る』レストア版がプレミア上映されたのを機に、欧州有数の映画会社が世界配給権を獲得。世界的にフドイナザーロフの再評価が始まった。中央アジア・タジキスタンが生んだ早世の天才フドイナザーロフ作品群を、世界に先駆け一挙公開いたします!
 


《再発見!フドイナザーロフ ゆかいで切ない夢の旅》

・期間・劇場:2023 年6月3日(土)よりユーロスペースほか全国順次開催

・プログラム:世界的に再評価中央アジアの巨匠バフティヤル・フドイナザーロフ監督の珠玉の4作品を一挙公開。

・上映作品:『少年、機関車に乗る』(1991)2K レストア版
      『コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って』(1993)4K レストア版
      『ルナ・パパ』(1999)4K レストア版
      『海を待ちながら』(2012)

・料金:一般 1600 円/大学・専門学校・シニア 1200 円 ※リピーター特典あり。詳細は後日お知らせします。

・主催・配給:ユーロスペース、トレノバ  

公式HP:www.khudojnazarov.com
 


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『少年、機関車に乗る』 2K レストア版

監督:バフティヤル・フドイナザーロフ/出演:チムール・トゥルスーノフ、フィルズ・サブザリエフ
(1991 年/タジキスタン・旧ソ連合作/98 分/モノクロ/1:1.33/モノラル)
1991 年マンハイム国際映画祭グランプリ、カトリック批評家賞、FIPRESCI 賞
1992 年トリノ国際映画祭グランプリ
2022 年ヴェネツィア国際映画祭ヴェネツィア・クラシックス正式出品 他


数々の国際映画祭でグランプリを受賞したフドイナザーロフ監督 26 歳のデビュー作。17歳のファルーと 7 歳のアザマット兄弟は、遠い街で暮らす父に会うために機関車に乗って旅に出る。駅でもないのに運転士の家で止まったかと思えば、トラックとの競争が始まったり、悪ガキが石を投げつけてきたり。列車の旅は予期せぬ出来事の連続だ。機関車は大平原をガタゴトと走り、彼らを父のもとへと運んでいくが…。セピア色の画面にユーモラスな詩情があふれるレール・ロードムーヴィー。
 


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『コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って』 4K レストア版

監督:バフティヤル・フドイナザーロフ/出演:パウリ―ナ・ガルヴェス、ダレル・マジダフ
(1993 年/タジキスタン/96 分/カラー/1:1.66/モノラル)
1993 年ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞監督賞


内戦下のタジキスタン、ドゥシャンベでロープウェイの操縦士をするダレルは、父親に賭博のかたにされたモスクワ帰りの都会的な娘ミラに一目ぼれ。恋のかけひきも知らないダレルはひたすらにミラを追いかける。銃声が轟く戦時下にあっても変わらない人々の日々の営みを交えながら、ロープウェイのように行きつ戻りつする二人の恋を、みずみずしく描いたラブ・ストーリー。本作の撮影中に内戦が勃発し、銃撃戦の様子などがすぐさま脚本に取り入れられた。
 


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『ルナ・パパ』 4K レストア版

監督:バフティヤル・フドイナザーロフ/出演:チュルパン・ハマートヴァ、モーリッツ・ブライプトロイ、アト・ムハメドシャノフ
(1999 年/ドイツ・オーストリア・日本合作/110 分/カラー/1:1.66/ドルビーSRD)
1999 年ヴェネツィア国際映画祭正式出品
1999 年東京国際映画祭最優秀芸術貢献賞
1999 年ナント三大陸映画祭グランプリ、観客賞


マムラカットは女優を夢見る 17 歳の少女。ある月の晩、暗闇から声をかけてきた男の子どもを宿してしまうが、男は忽然と姿を消す。古いしきたりの村で周囲から冷たい仕打ちを受けるなか、マムラカットは父と兄とともに男を探す旅に出る。シャガールの絵画のように美しい村を舞台に、未来を切り開こうとする少女がくり広げる荒唐無稽な極上のファンタジー。(マムラカットは「国家」「大地」を意味する言葉。
 


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『海を待ちながら』

監督:バフティヤル・フドイナザーロフ/脚本:セルゲイ・アシケナージ
出演:エゴール・ベロエフ、アナスタシア・ミクリチナ、デトレフ・ブック
(2012 年/ロシア、ベルギー、フランス、カザフスタン、ドイツ、タジキスタン/110 分/カラー/1:1.85/ドルビー5.1)


フドイナザーロフ最後の作品。船長マラットはアラル海を航海中に大嵐に遭遇し、妻や仲間を失った。心に傷を負った彼はある決意を胸に、今では干上がってしまった海に戻り、荒野に佇む自分の船と対面する。そして船を引きずって水のない海を横断する無謀な旅に出る。贖罪を求め彷徨うマラットはどこに行き着くのか。半世紀で 10 分の 1 にまで干上がった、カザフスタンとウズベキスタンにまたがる大湖・アラル海を舞台に、監督の中央アジア人としての思いが投影された壮大な夢の物語。
 


《バフティヤル・フドイナザーロフ Bakhtiyar Khudoinazarov》

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1965 年 6 月 29 日タジキスタン共和国ドゥシャンベ生まれ。20 歳でモスクワの全ロシア国立映画学校の監督科に入学。卒業後ドゥシャンベに戻り 26 歳の時に撮った初長編作品『少年、機関車に乗る』がトリノ国際映画祭、マンハイム国際映画祭、ナント国際映画祭でグランプリを受賞、またベルリン国際映画祭や香港国際映画祭へも出品され世界の映画シーンに軽やかにデビューした。93 年の『コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って』では見事ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞を受賞。続く 99 年の『ルナ・パパ』もヴェネツィア国際映画祭に出品され、東京国際映画祭優秀芸術貢献賞を受賞した。

2002年の『スーツ』(劇場未公開)では東京国際映画祭審査員特別賞、優秀芸術貢献賞をダブル受賞。2015 年 4 月 21 日、滞在先のベルリンで死去。享年 49 歳。
 


(オフィシャル・リリースより)

 

坂東玉三郎 泉鏡花抄4作品_ポスター-550.jpg


明治から大正、昭和にかけて活躍し、今もなお多くの人々に読み継がれる浪漫主義文学の大家・泉鏡花が今年生誕150年を迎えるにあたり、泉鏡花作・坂東玉三郎主演、珠玉のシネマ歌舞伎を映画館で上映します。


坂東玉三郎 泉鏡花抄4作品_『海神別荘』_(C)松竹-240.jpg坂東玉三郎は養父守田勘弥が出演した『天守物語』で泉鏡花作品と出会い、以来ライフワークとして泉鏡花作の舞台に度々出演・演出、さらに映画の主演や監督(『夜叉ヶ池』坂東玉三郎主演 1979年/松竹、『外科室』坂東玉三郎監督 1992年/松竹、『天守物語』坂東玉三郎監督・主演 1995年/松竹)もつとめてきました。泉鏡花作品が持つ唯一無二の幻想的な世界観と、坂東玉三郎の圧倒的な美意識が織り成す作品は、多くの人々を魅了してきました。


特別インタビュー_(C)岡本隆史-240.jpg今回の上映では、2週間ごとに2作品ずつ、計4作品のシネマ歌舞伎を上映。前半は海底の宮殿を舞台にした煌びやかな舞台『海神別荘』と、泉鏡花の怪奇幻想小説の代表作『高野聖』を、そして後半は異界の姫と人間の青年の恋を美しく描いた『天守物語』と、花柳界に生きる女の恋物語『日本橋』を上映します。『海神別荘』、『高野聖』、『天守物語』の3作の冒頭には、坂東玉三郎への特別インタビューを収録。自身の泉鏡花作品への思いを語っています。


坂東玉三郎 泉鏡花抄4作品_チラシ表面-500.jpgそしてこの度、この4作をご紹介するチラシ、ポスターが完成しました。泉鏡花が生み出し坂東玉三郎が演じた、魅力あふれる4人のヒロインが表紙を飾ります。4月7日(金)より上映映画館ほかで順次設置されますので、ぜひお手に取ってご覧ください。

また、同じく4月7日(金)から、この4作品を当日一般料金よりお得にご覧いただける特別鑑賞券〈ムビチケカード〉も発売。上映映画館、歌舞伎座、新橋演舞場、南座、大阪松竹座で購入した際には、数量限定・オリジナルデザインのポストカードが付いてきます

※東劇は4月1日、歌舞伎座は4月2日より先行発売。詳細は下記をご覧ください。


『坂東玉三郎 泉鏡花抄4作品』

■上映日程

10月20日(金)~11月2日(木) シネマ歌舞伎『海神別荘』,シネマ歌舞伎『高野聖』

11月3日(金・祝)~16日(木) シネマ歌舞伎『天守物語』,グランドシネマ『日本橋』

※本作は歌舞伎ではありません。

坂東玉三郎 泉鏡花抄4作品_ムビチケカード-240.jpg

 

■出演:坂東玉三郎 ほか

■料金:1作品につき 一般2,200円、学生・小児1,500円(いずれも税込)

 

★お得な特別鑑賞ムビチケカード 1枚 1,900円

※ムビチケカード1枚で、上記4作品のいずれかを1回ご鑑賞いただけます。
※数量限定特典ポストカード付き

4種からお好きな1枚をお選びいただけます。

※《月イチ歌舞伎》(2023)特別鑑賞券も使用可。

但し、『坂東玉三郎 泉鏡花抄4作品』のムビチケカードでは上記4作品以外の《月イチ歌舞伎》(2023)上映作品はご鑑賞いただけません。
 


※詳しいご利用方法、ご注意事項はシネマ歌舞伎公式HPをご確認ください。

◆シネマ歌舞伎 公式HP:www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/

公式ツイッター @cinemakabuki



(オフィシャル・リリースより)

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STAND with ウクライナ

『バトルフィールド クルーティの戦い』

ソ連の侵攻に立ち向かったウクライナ兵たちの雄志と戦いの悲惨さを描いたウクライナ映画

 

現在ロシアによるウクライナ侵攻でウクライナ各地では子供を含む多くの犠牲者が出ており、たくさんのウクライナ人が大きな困難に直面しています。一方的なロシアのウクライナ侵攻、それに対して祖国を守るために銃を持ちロシアに立ち向かうウクライナの人たち。

しかし今日起こっているこの戦争と同じ事が実は 100 年前にも起こっていました。ロシア帝国の崩壊の後、ソ連軍はウクライナに侵攻しました。その侵攻を阻止するために戦争未経験の学生たちは銃を持ちソ連の大軍に立ち向かっていったのでした。この勇敢なウクライナやウクライナ兵の姿を映画を通じて見直すことによって私たちのウクライナへの連帯の気持ちを表したいと思います。

そのために 100 年前に起きた「クルーティの戦い」を映画化した『バトルフィールド クルーティの戦い』(2019 製作)のチャリティ上映会を企画いたしました。
 



『バトルフィールド クルーティの戦い』緊急チャリティ上映会

日時:4 月 12 日(火)19 時開場 19 時 15 分開演 21 時 5 分終演予定

場所:ヒューマントラストシネマ渋谷(渋谷区渋 1-23-16 ココチビル7・8階)

チケット発売:4月 5 日(火)19 時より、ヒューマントラストシネマ渋谷

HP (https://ttcg.jp/human_shibuya/)にて発売開始

料金:一般 1900 円 大学・専門 1500 円 他

※今回は特別上映のため各種割引はありません。
※収益は全額ウクライナの人道支援団体に寄付いたします。

 


映画『バトルフィールド クルーティの戦い』

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1918 年ウクライナ。キエフ郊外のクルーティに侵攻してくる 4000 人のソ連兵に立ち向かうわずか 400 人のウクライナ兵。しかもその大半は志願をした戦争未経験の学生たちだった。史実に基づく「クルーティの戦い」を完全映画化。

【STORY】
1918年。ロシア帝国崩壊とともに独立したウクライナ人民共和国にムラヴィヨフ率いるソビエト軍の侵攻がはじまった。大学生の青年・アンドリーは学徒部隊として志願する仲間達を見送りながら、自らを平和主義者だと主張し出征を拒否していた。しかし、軍人である父と兄を持つアンドリーはある晩、ソビエト軍侵攻の記録フィルムを観せられ、学徒志願を決意する。数日間の短い軍事訓練を受け、戦地へと送られる若き新兵たち。その行先には首都・キエフ侵攻を狙うムラヴィヨフ大佐の軍勢が待ち受けていた。4000人のソビエト軍と、僅か400人のウクライナの兵士たち。祖国の運命を賭けた激戦がはじまった。

 

監督:アレクセイ・シャパレフ
出演:エヴヘニー・ラマフ、アンドレイ・フェディンチク、ナディア・コヴェルスカ、ヴィタリー・サリー、オレクシー・トライテンコ
2019 年/ウクライナ/ウクライナ語/ 110 分/ オリジナル 5.1ch/スコープサイズ
原題:Kruty 1918
配給:ハーク
(C)Ukrainian State Film Agency,2019 (C)GOOD MORNING DISTRIBUTION LLC,2019 All Rights Reserved.
 


【参考資料】 「クルーティの戦い」

1918 年 1 月 29 日、キエフの東北 130 キロにあるクルーティ駅で起こった戦い。

この戦いは、4000 人の兵士のソ連ボルシェビキ軍とわずか 400 人のウクライナの部隊(約 300 人は学生)の間で行われた。クルーティの戦いはウクライナ人の心の中で特別な意味を持ち、ウクライナの若者の英雄的行為とされている。約 400 人の半数が戦闘で殺され、戦闘後にボルシェビキに捕獲された 27 人の学生は処刑された。この戦いの真実は長らくソビエト連邦政府によって隠されていた。

しかし近年、戦いより 80 周年を記念してアスコルドの墓に位置したクルーティの戦いの碑を作成し、記念フリヴニャコインが鋳造された。


2022 年 4 月 12 日(火) ヒューマントラストシネマ渋谷にて 19 時開場


(オフィシャル・リリースより)

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卓越した演技力と存在感で、巨匠たちから愛された名優・浪花千栄子。

数々の名作に出演するとともに、

喜劇からホームドラマまで、映画に欠かせない名脇役だった。

“大阪のお母さん”と親しまれた名優の15作品を一挙上映!

 

現在、大好評放送中の NHK 朝の連続テレビ小説「おちょやん」。“大阪のお母さん”と呼ばれた名優・浪花千栄子さんをモデルに、戦前から戦後の大阪で貧しく生まれた少女が女優を目指す生涯を描いた物語。あまりに過酷な生い立ちと人生でありながら、ひたむきに明るく生きる主人公に、「出演作品が見たい」という声が数多く寄せられ、この度、浪花千栄子さんが出演している代表作を集めた「浪花の名女優・浪花千栄子」を開催する運びとなりました。

浪花千栄子さんは、1907(明治 40)年生まれ。1926 年(昭和元年)、東亜キネマで銀幕デビュー、その後「松竹家庭劇」を経て、戦後の 1950 年代、40 歳半ばにして NHK ラジオ「アチャコ青春手帖」「お父さんはお人好し」で花菱アチャコと共演し、一躍人気者となり、その後は銀幕で出演が相次ぎ、関西弁を駆使した名脇役として活躍。圧倒的な演技力と存在感で、娯楽映画から日本映画の巨匠たちによる文芸大作まで、日本映画の黄金時代を支えた屈指の名優でした。


映画から、舞台・ラジオ・テレビで大車輪の活躍を見せ、「大阪のお母さん」として愛された浪花千栄子さんの銀幕の仕事を振り返り、代表作 15 作品を一挙上映いたします。
 


朝ドラ「おちょやん」記念 「浪花の名女優 浪花千栄子 」特集上映開催!

★ 開催時期/2021 年 5 月 8 日(土)〜28 日(金) 3 週間

★ 開催場所/シネ・ヌーヴォ(大阪・九条) 電話 06-6373-1211 
    地下鉄中央線・阪神なんば線「九条駅」徒歩 3 分(大阪市西区九条 1-20-24)

上映作品の詳細はこちら⇒



“大阪のお母さん” 浪花の名女優 浪花千栄子「私の半生は、人に、かえり見もされないどぶ川の泥水でございました。自分から求めたわけではありませんが、私という水の運命は、物心つく前から不幸な方向をたどらされておりました。しかし私は、子供のときから、泥水の中にでも、美しいはすの花が咲くことを信じていました…」(浪花千栄子著『水のように』から)

あまりに薄幸な子供時代を送りながら、必死の努力で大女優となった浪花千栄子さん。唯一の自叙伝『水のよいうに』では、想像を絶する半生を送りながらも「花や木を生きかえらせ、鳥獣の生活をうるおし、人のかわきをいやし、そしてかわいた地面へくまなくしみ通ってゆく、そんな役目の水になって、神仏から賜った残生を、静かにして強く生きていきたい」と「水のように」生きる心境が記されています。

浪花千栄子さんをモデルとした朝ドラ「おちょやん」で、過酷な少女時代を送った彼女の人生に関心が寄せられるとともに、その後も実の父親からの仕打ち、さらに夫からてひどい傷を心に負いながらも、ひたむきにひたすら努力と精進で生き抜き、映画になくてはならない存在感を持った大女優となった浪花千栄子さんの出演作に注目が寄せられています。


浪花千栄子さんは、1926 年(昭和元年)、東亜キネマで銀幕デビューし、その後、帝キネを経て、1930 年(昭和 5 年)に 23 歳で 2 代目渋谷天外、曾我廼家十吾らが旗揚げした「松竹家庭劇」に加わり、天外らが旗揚げした「松竹新喜劇」で看板女優として活躍。1952 年、NHK ラジオの「アチャコ青春手帖」に出演、同「お父さんはお人好し」でも花菱アチャコと共演し、一躍人気者となり、番組も後に映画化されています。

その後は、銀幕で出演が相次ぎ、関西弁を駆使した名脇役として活躍。圧倒的な演技力と存在感で、娯楽映画から日本映画の巨匠たちによる文芸大作まで、日本映画の黄金時代を支えた屈指の名優のひとりでした。溝口健二『祇園囃子』(53 年)でブルーリボン助演女優賞を受賞。終戦後の焼け跡から復興をとげた昭和の激動の時代、浪花千栄子さんは舞台・ラジオ・映画・テレビで大車輪の活躍を見せ、「大阪のお母さん」として愛される存在でした。

浪花千栄子さんの人生をモデルにした朝ドラ「おちょやん」公開を記念し、浪花の映画館=シネ・ヌーヴォで浪花千栄子さんの仕事を振り返り、15 作品を一挙上映いたします。


【浪花千栄子さん 略歴】
本名、南口キクノ(なんこう・きくの)、1907 年(明治 40)大阪府生まれ。4 歳で母が死別、8 歳で道頓堀に女中奉公に出される。18 歳で京都に出て女給となり、女優に誘われ村田栄子一座に入る。劇場主の推薦で東亜シネマ等持院撮影所に入る。その後、1927 年に浪花千栄子の芸名で舞台に立つ。1930 年(昭和 5)23 歳で、2 代目渋谷天外、曾我廼家十吾らが旗揚げした「松竹家庭劇」に加わり、天外と結婚、さらに天外らが旗揚げした「松竹新喜劇」でも看板女優として活躍する。1950 年、天外の浮気から離婚し、退団する。

1952 年、NHK ラジオドラマ「アチャコ青春手帖」での花菱アチャコとの掛け合いで注目を集め、「お父さんはお人好し」で人気を不動のものにした。同時に、映画出演も続き、溝口健二『祇園囃子』でブルーリボン助演女優賞を受賞して以来、溝口、小津安二郎、木下恵介ら巨匠たちに重用される。代表作に、豊田四郎『夫婦善哉』、黒澤明『蜘蛛巣城』、内田吐夢『宮本武蔵』、小津安二郎『彼岸花』など日本映画の名作に数多く出演。テレビドラマでも『太閤記』『細うで繁盛記』などで活躍。後半生は京都嵐山で料理旅館「竹生」を経営した。自叙伝に『水のように』がある。1973 年急逝、享年 66。没後、勲四等瑞宝章受章。


 

白い暴動_メイン.jpg自宅でも「鳴らせ、闘いの音楽を!」

『白い暴動』4月17日から各動画配信サービスにて配信決定!

★第70回ベルリン国際映画祭 スペシャルメンション賞受賞
★BFIロンドン映画祭2019 最優秀ドキュメンタリー賞受賞
 
 


映画館での鑑賞が困難な状況でも、
自宅で映画『白い暴動』をご覧いただけます。

 
4月3日(金)に日本公開を迎え、SNS上では熱い感想が上がり、HTC渋谷の公式サイトでは週間アクセスランキングで第1位になる等(4月7日現在)、音楽ファン&映画ファンからの注目度も高い本作ですが、最近のコロナウイルス感染拡大と、緊急事態宣言発出により、全国的に上映劇場が休館。作品の鑑賞が難しくなった事を受けて株式会社ツインでは、各動画配信サービスでのレンタル配信を実施する事を決定致しました。

レンタル配信期間は4月17日(金)から下記の【配信プラットフォーム】にて順次スタート、5月31日(日)までのサービスとなります。なお、プラットフォームの中には、アップリンクがこの度の状況から緊急で実施に踏み切った、オンライン映画館「アップリンク・クラウド」も含まれます。詳細は映画の公式SNSやツインのTwitterでも告知致します。

今後、順次公開を予定している劇場もありますが、外出自粛地域にお住いのお客様にも楽しんで頂きたく、また本作の監督ルビカ・シャーの言葉「混沌とした世の中でこそ、自身で考え、声をあげることの大切さを知ってもらいたい。たとえ自分一人だったとしても、声をあげることで仲間を見つることが出来る。共に行動し、乗り越えられるから。」を受けて、今できる事を考えて実施をする事に致りました。ツインとしては今回が史上最速のレンタル配信となり、劇場との同時配信は初の試みとなります。現代にも通ずるRARの活動をぜひ、自宅で体感して下さい。
 

【作品紹介】

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1970年代後半のイギリスで権力を相手に人種差別撤廃を主張し、やがてザ・クラッシュなど数多くのミュージシャンから支持された若者たちよる運動“ロック・アゲインスト・レイシズム”(略称:RAR)を追った、社会派音楽ドキュメンタリー。RARの活動は、イギリス市民をひとつにし、1978年4月30日に行われた約10万人による世紀の大行進、圧巻の音楽フェスティバルへと繋がっていく。BFIロンドン映画祭2019では最優秀ドキュメンタリー賞を受賞、今年の第70回ベルリン国際映画祭「ジェネレーション部門14plus」では、スペシャルメンション賞(準グランプリ)を受賞した秀作です。  
 
◆出演:レッド・ソーンダズ、ロジャー・ハドル、ケイト・ウェブ、ザ・クラッシュ、トム・ロビンソン、シャム 69、スティール・パルス他
◆監督:ルビカ・シャー(『Let‘s Dance: Bowie Down Under』※短編)
◆2019|イギリス|英語|84分|カラー|ビスタ|5.1ch|原題:WHITE RIOT|日本語字幕:堀上香 字幕監修:ピーター・バラカン 
◆配給:ツイン 
公式サイト:whiteriot-movie.com Twitter@shioribodo
◆photograph by Syd Shelton

【レンタル配信詳細】

【配信プラットフォーム】
アップリンク・クラウド、Amazonプライムビデオ、GYAO!ストア、クランクイン!ビデオ、COCORO VIDEO(ココロビデオ)、TSUTAYA TV 、DMM動画、dTV、ひかりTV、ビデオマーケット、ビデックスJP、ムービーフルplus、music.jp、U-NEXT、Rakuten TV 他。

【レンタル可能期間】 

★本作のレンタル配信が好評につき期間を延長することになりました!

期間:5/31(日)23:59まで

上映劇場のアップリンクによる「アップリンク・クラウド」でもご覧頂けます。

※配信開始日、価格は配信サービスによって異なる場合があります。詳しくは各配信サービスへご確認下さい。

※レンタル配信については『白い暴動』のTwitter@shiroibodoやFacebook(https://www.facebook.com/shioribodo4.3)、
ツインのTwitter@movietwin2でも随時お知らせさせて頂きます。
 

HTC渋谷、アップリンク吉祥寺他にて全国順次公開中!(一部休映)

 
 
 
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日越外交関係樹立 45 周年記念し、全13作品を上映する「ベトナム映画祭2018」が10月6日よりシネ・ヌーヴォで開催される。
アジアフォーカス・福岡国際映画祭や大阪アジアン映画祭で、近年活況を呈しているベトナム映画の中から、最新ヒット作が日本に紹介されてきたが、映画祭と銘打ちベトナム映画だけを一挙に上映するイベントは今回が初開催となる。
 
作品選考を務めたのは、アジアフォーカス・福岡国際映画祭でディレクター(第 1 ~16 回)を勤めた映画評論家の佐藤忠男氏。今回も郷愁を誘う作品から、ベトナム映画史に名を刻む必見作、そして最新ヒットエンターテイメント作品まで全13作品がラインナップ。60年代からベトナム映画界を牽引してきたダン・ニャット・ミン監督の実話を基にした感動作『焼いてはいけない』(09)は無料上映される。
また、10/6(土)12:35『The Rebel 反逆者』の回上映後には、東南アジア映画史研究者の坂川直也さんによるトークショーも開催予定だ。
今、アジアの中でも目覚ましい成長を遂げているベトナム映画の世界をぜひ体感してほしい。注目作を中心に、上映作品をご紹介したい。
 

 

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『ベトナムを懐う』(17)
ベトナムのスーパー・ヒーロームービー『超人X』(15 ベトナム映画祭2018でも上映)で話題を呼んだグェン・クァン・ズン監督作品。第11回大阪アジアン映画祭では、『超人X』の他、『レディ・アサシン』も上映された。今年の東京国際映画祭では最新作の『輝ける日々に』(『サニー』ベトナム版)も紹介されるベトナム映画界のヒットメーカーだ。
愛する妻亡き後、家を処分し息子の元へやってきたトゥは、老人ホームに入居させられるが、妻の命日に供養をするべくホームを飛び出し、息子の家に転がり込む。彼の誕生日を手作りケーキで祝おうとしていた孫娘のタムは、突然現れたトゥに怒り心頭。トゥは家を飛び出してしまうのだが・・・
95年ニューヨークから始まる物語は、ベトナムを離れ、アメリカで生きることを選んだ息子家族と、親世代との世代間の溝や、伝統を継承することの難しさ、故郷への向き合い方の違いなどが描かれる。トゥと幼馴染、そして若き日の妻の3人のベトナムでの青春時代も交差して描かれ、雪の降るニューヨークとは対照的な、懐かしい時代のベトナムの風情を味わえる。戦争に愛する人を送った気持ち、祖国を離れざるを得ず、命がけでアメリカに渡った息子の気持ち、そして苦労した父親を思う娘の気持ち。他人に口にすることなく、心の中にしまってきた気持ちを打ち明けたとき、真の家族として繋がれる。辛い歴史や、国を超えて、お互いを思いあえるようになる家族の姿を、90年代からベトナム国内で演じられ続けてきた戯曲をもとに描いた作品。
 
 
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『漂うがごとく』(09)
大阪アジアン映画祭で日本初公開された『大親父と、小親父と、その他の話』(15)のファン・ダン・ジー監督が脚本を務めた作品。第66回ヴェネツィア国際映画祭国際批評家連盟賞受賞作。トラン・アン・ユン監督の世界観を彷彿とさせる男たちの中で揺れ動く女性の心情を美しく描いた作品。監督のブイ・タク・チュエンはTPDベトナム映画発展支援センターで若手映画人の指導にもあたっている。
 
●1922年の仏領インドシナを舞台に、アクション映画の歴史を変えたと言われたベトナム初の本格的なカンフー映画『The Rebel 反逆者』(07)※日本初上映
 
●高校卒業したばかりの仲良し3人組の恋愛模様を、ベテラン陣も交えて描くMBC-Studio(朝日放送とベトナムMBCコーポレーションなどが設立した合弁会社)製作の青春映画『ひと夏の初恋』(18)※日本初上映
 
●北海道・東川町を舞台に、ベトナム人スタッフ、キャストとともに、阿久津貴文らが参加。すでに公開されているベトナムで話題を呼んでいる夏の終わりのラブストーリー『目を閉じれば夏が見える』(18)※日本初上映、日本公開予定
 
●ベトナムで最初のインディペンデント作品。ベトナム北部の山岳地帯に住む少数民族・モン族の心の成長を鮮やかに描く『モン族の少女 パオの物語』(07)
 
●山形ドキュメンタリー2017コンペディション部門ノミネート作品。ベトナム戦争で離散した家族の日常を固定したカメラで長く撮影し、写真的アプローチを試みたドキュメンタリー『ニンホアの家』(16)
 
●2016年ベトナムで『ローグワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を超える大ヒットを記録した落合賢一監督(ディーン・フジオカ主演『NINJA THE MONSTER』)によるアクション・コメディ『サイゴン・ボディガード』(17)(2017年<カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017>にて上映)
 
●ファンタジーあり、アクションあり、SFありのトップ俳優共演による大ヒットエンターテイメント作品『フェアリー・オブ・キングダム』(16)(第12回大阪アジアン映画祭上映作品)
 
●『フェアリー・オブ・キングダム』で妹カムを演じたニン・ズーン・ ラン・ゴックが主演。ベトナムの民族衣装、アオザイの仕立て屋を舞台にした感動作『仕立て屋、サイゴンを生きる』(17)(第13回大阪アジアン映画祭上映作品)
 
●1980年代後半のベトナムの村を舞台に、貧しくも家族が揃って暮らすティエウとその弟、そして父親と住む幼馴染のムーンの瑞々しい初恋や村のエピソードを描いた瑞々しい名作『草原に黄色い花を見つける』(15)(2017年劇場公開)
 
『焼いてはいけない』(09)(無料上映)
2009年アジアンフォーカス福岡国際映画祭で福岡観客賞を受賞した作品を、NPO法人津山国際交流の会の協力を得て無料上映が実現。
ベトナム戦争中、野戦病院で働きながら綴り続けた女医、トゥーイの日記をアメリカ軍兵士が持ち帰り、35年後母親の元に返却された実話を基にした感動作。
 

「ベトナム映画祭2018」シネ・ヌーヴォ(九条)公式サイト http://www.cinenouveau.com/sakuhin/vietnam2018/vietnam2018.html
 
 

メイン写真 スーパーシチズン 超級大国民cine.jpg

 

台湾ニューシネマの系譜を辿り、デジタルリマスター版で名画の再上映が堪能できる台湾巨匠傑作選2018が、シネ・ヌーヴォで7月14日(土)~817日(金)の約1ヶ月に渡り開催される。今回の目玉となっているのは、オムニバス作品『坊やの人形』の第3話、「りんごの味」で監督デビューを飾った台湾ニューシネマの代表格、ワン・レン監督の劇場初公開作『スーパーシチズン 超級大国民』だ。

 

ワン・レン監督の代表作とも言える本作は、1987年に戒厳令が解除されるまで行われていた白色テロ(国民党政府による反政府勢力に対する政治的弾圧)を題材にし、台湾の負の歴史に切り込んでいる。長年投獄されていた大学教員コーが、ようやく自宅に戻るところから始まる物語は、1950年代、政治的な読書会に参加したことを理由に逮捕、投獄されるまでの家族との幸せな生活と、獄中で拷問に耐えきれず友人タンの名前を明かしてしまったことによる自責の念が交差する。経済発展を遂げる90年代の台湾で、出獄後、時代から取り残されたようなコーが成し遂げようとしたタンの墓を探す旅。そこには、台湾でも文化大革命時の中国のように、国から理不尽な罪を着せられ、人生が奪われた人がいかに多かったか、またその痛みが、当事者以外の人には戦争の記憶のように風化していることにも気付かされる。第8回東京国際映画祭コンペディション部門で上映されて以来となる劇場初公開。台湾の歴史により深く触れることができる傑作だ。

 

 

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そしてデジタルリマスター版で初上映となるのが、グイ・ルンメイとチェン・ボーリンの瑞々しいデビュー作として台湾映画界の永遠の名作青春映画と人気の高い『藍色夏恋』。イー・ツーイェン監督は、新作『コードネームは孫中山』(OAFF2015)でグランプリを受賞した。同作の劇場公開が叶わない中、『藍色夏恋』の再上映は台湾映画ファンにも非常に嬉しいニュースだろう。

 

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さらに、ホウ・シャオシェン監督の青春映画『ナイルの娘』も、デジタルリマスター版で初上映される。現在、大ヒット上映中の『軍中楽園』のニウ・チェンザー監督が主演していることでも話題のシャオシェン監督の青春映画『風櫃の少年』や、初期代表作『童年往事 時の流れ』もラインナップされている。

 

 

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最新作『郊遊 ピクニック』で商業映画からの引退を発表したツァイ・ミンリャン監督作品からは、『青春神話』『愛情萬歳』『河』をラインナップ。

 

 

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世界の巨匠として、ハリウッドでの活躍も目覚ましいアン・リー監督からは、『推手』、第43回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作『ウェディング・バンケット』、そして『恋人たちの食卓』の父親三部作を一気に上映。他にも、昨年劇場公開されたエドワード・ヤン監督の『台北ストーリー』、台湾ニューシネマの足跡と後世に与えた影響を解き明かすドキュメンタリー『台湾新電影時代』が上映される。

最後に、大阪限定として、ウェイ・ダーション監督の代表作『セデック・バレ<第一部・太陽旗>』『セデック・バレ<第二部・虹の橋>』の二部作も連続上映される。是枝監督をはじめ、国内外の多くの映画人に影響を与えた台湾ニューシネマに、この夏、ぜひ浸って欲しい。

 


台湾巨匠傑作選2018(シネ・ヌーヴォ) スケジュールはコチラ

 

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イタリア映画祭2018 OSAKA
FESTIVAL DEL CINEMA ITALIANO 2018)


~日本未公開の最新のイタリア映画を7 本一挙上映!~

 

「日本におけるイタリア年」をきっかけに2001 年の春に始まった「イタリア映画祭」は、今年で18 回目を迎えます。

毎年1 万人を超える観客が訪れています。今回は、2017 年以降に製作された日本未公開の新作7本を5/26(土)~5/27(日)ABC ホールに於いて開催いたします。

今年の上映作品は、新進気鋭から巨匠まで、バラエティに富んだラインナップで世界の映画祭を席巻した作品から、ドラマ、コメディー、ロマンス、クライムアクションと例年にも増して幅広いジャンルを取り揃えたプログラムです。


■会期: 5月26日(土)~5月27日(日)

■会場: ABCホール(大阪市福島区福島1-1-30)

■公式サイト: http://www.asahi.com/italia/

【一般の方のお問合せ】:050-5542-8600(ハローダイヤル:~5 月27 日)

主催:イタリア文化会館、朝日新聞社、イスティトゥート・ルーチェ・チネチッタ
後援:イタリア大使館、イタリア総領事館
運営・宣伝協力:有限会社オフィス・リブラ  
字幕協力:アテネ・フランセ文化センター

■前売り券販売は4月21日(土)10:00~、セブンチケットにて販売!

【前売り1回券】一般1,300円/学生・60歳以上1,200円(日時指定・全席指定)
【当日1回券】一般1,600円/学生・60歳以上1,500円(日時指定・全席指定)


【大阪会場・上映作品紹介】

5月26日(土)

★12:20~ 『メイド・イン・イタリー』 (監督:ルチャーノ・リガブエ) 102min
 ※上映後に野村雅夫さん(FM802 DJ)によるトークショーがあります。(入場無料)

★15:20~ 『フォルトゥナータ』 (監督:セルジョ・カステッリット) 103min

★17:50~ 『シチリアン・ゴースト・ストーリー』 (監督:アントニオ・ピアッツァ、ファビオ・グラッサドニア) 126min
 ※上映後にマルコ・マンカッソーラさん(原作者)によるトークショーとサイン会があります。(入場無料)

 

5月27日(日)

★11:00~ 『チャンブラにて』 (監督:ジョナス・カルピニャーノ) 120min

★14:00~ 『環状線の猫のように』 (監督:リッカルド・ミラーニ) 98min

★16:20~ 『いつだってやめられる-名誉学位』 (監督:シドニー・シビリア) 102min

★18:40~ 『ザ・プレイス』 (監督:パオロ・ジェノヴェーゼ) 105min

 

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[中国映画祭「電影2018」の概要]

このたび、東京・大阪・名古屋の3 都市で2018 年公開予定作含む、最新の中国映画10 本を紹介します(すべて日本初公開)。トロント国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞し、中国でも現在大ヒット公開中の馮小剛(フォン・シャオガン)監督『芳華-Youth-』(中国語タイトル『芳華』)、忻鈺坤(シン・ユークン)監督『無言の激昂』(中国語タイトル『暴裂无声』)など10 作品の上映が決定しました。アクション、コメディ、ミステリーなど様々なジャンルの中国映画をリアルタイムに楽しめる、これまでの中国映画のイメージを覆す映画祭となります。また、中国から俳優や監督を招き、交流も行います。


なかなか日本で見る機会の少ない中国映画を広く紹介することで、映画を通じて日中両国の相互理解が深まることを目指しています。2018 年は日中友好条約締結40 周年記念の年でもあり、この映画祭が日中両国の文化交流の発展の一助となることを期待しております。


【 日中国交正常化45 周年記念 中国映画祭「電影2018」】

(開催地ごとの表記は「電影2018」東京、「電影2018」大阪、「電影2018」名古屋)


【日 時】 2018 年3 月8 日(木)~14 日(水)
東京:2018 年3 月8 日(木)~10 日(土)※オープニングイベント8 日
大阪:2018 年3 月10 日(土)~12 日(月)※オープニングイベント10 日
名古屋:2018 年3 月12 日(月)~14 日(水)

【上映作品】中国映画 計10 本(東京10 本、大阪・名古屋9本)

【主 催】 公益財団法人ユニジャパン、上海国際影視節中心、独立行政法人国際交流基金

【チケット価格】前売、当日1300 円(座席により追加料金あり)劇場の各チケットシステムから購入可能。現在発売中

TOHOシネマズ 六本木ヒルズ…劇場窓口、インターネット予約https://www.tohotheater.jp/

阪急うめだホール…チケットぴあ(P コード:558-163)https://t.pia.jp/

梅田ブルク7…劇場窓口、インターネット窓口KINEZO http://kinezo.jp/pc/t-joy_burg7

109 シネマズ名古屋…劇場窓口、インターネット予約http://109cinemas.net/nagoya/

【特設 HP】 http://www.jpfbj.cn/FilmFestival/

 

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historica-silk-500.jpg★『シルク』の原作者アレッサンドロ・バリッコ氏のスペシャルトーク開催★

  (開催日:11月1日(水)14:30~映画『シルク』上映後、京都文化博物館にて)


『海の上のピアニスト』の原作者でもあるバリッコ氏は、音楽学者でもあり、小説家、脚本家、監督というマルチな才能を発揮するイタリアの著名な芸術家です。映画化へのプロセスや映画『シルク』についてお話を伺える大変貴重な機会となることでしょう。多くの方のご来場をお待ちしております。


〈アレッサンドロ・バリッコ〉
historica-baricco-240.jpg1958年トリノ生まれ。トリノ大学哲学科およびトリノ音楽院ピアノ科を卒業。音楽評論研究に従事し、1988年に2つの評論エッセイを発表。1991年、処女小説『怒りの城』を発表、カンピエッロ・セレツィオーネ賞(伊)とメディシス賞(仏)を受賞。1993年出版の『洋・海』はベストセラーとなり、27ヶ国語に翻訳された。

1994年、トリノにストーリーテリングとパフォーマンスアートの学校「スクオラ・ホールデン」を共同設立。同年、独演脚本『ノヴェチェント』を出版。同作品はG.ヴァチスにより舞台化、G.トルナトーレにより『海の上のピアニスト』として映画化された。また、1996年発表の小説『絹』は、F. ジラールにより『シルク』として映画化された。2008年、映画『レクチャー21』では脚本および監督を務めた。


★『シルク』上映サイト⇒ http://historica-kyoto.com/films/s_screening/silk/ 

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