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日本映画史に映画監督として絹代さんの名を刻むきっかけになれば。
「映画監督 田中絹代」著者、津田なおみさんインタビュー
 
シネマパーソナリティーの津田なおみさんが、初の著書となる「映画監督 田中絹代」を5月11日に出版した。サイレント映画の時代から活躍し、戦中、戦後と常にトップスターとして注目を浴びた田中絹代。300本近くの映画に出演し、『愛染かつら』『女優須磨子の恋』『西鶴一代女』『雨月物語』『楢山節考』『おとうと』等多数の代表作で知られる大女優には、映画監督としての顔もあった。なぜ監督になりたかったのか。監督として描きたかったことは。津田さんの優しい語り口そのままに、田中絹代の監督としての一面や、全6作品に迫っている。日本映画の変遷も分かりやすく解説され、映画初心者にもオススメしたい一冊だ。著者の津田なおみさんに、お話を伺った。
 
 

 

■監督作が6本もあったことに驚き。迷わず「自分で映画監督、田中絹代を研究しよう」と決意。

―――元々は女性監督のことを研究しようと思ったところから、スタートされたそうですね。
津田:日頃から映画のことを書いたり、話したりさせていただいていますが、どうしても物の見方が主観的になってしまうので、もっと映画を分析する力を付けるために2012年に大学院に入学しました。修士論文のテーマに女性監督を取り上げようと考え、日本に的を絞って女性監督を調べていると、田中絹代さんの名前が出てきたのです。絹代さんは大女優ですが、その時まで彼女が監督をしていたことは知らなかった。しかもなんと6本も監督作があるのには本当に驚きました。絹代さんを監督として取り上げた書籍は今までなかったですし、研究論文も監督作の中の数本を取り上げたものはあっても、全作品をまとめて研究したものはありませんでした。指導教授からも勧められ、私も「自分で研究しよう」と思ったのが始まりですね。
 
―――私も、監督の一面は知らなかったです。戦前から戦後まで国民的人気の大女優、田中絹代さんを取り上げることに対して、迷いは全くなかったですか?
津田:迷いは全くなかったですが、調べはじめると、大変でした。論文が何もないので、まず文献を集めるところから始めなければならず、作品を安易に観ることもできません。
 
―――そこはお聞きしたいところでした。著書では、この6本のことを細かく分析されていますが、どうやってご覧になったのですか?
津田:近代フィルムセンターにアーカイブで全作品が保管されています。研究者は申請をすれば観ることができるので、センター内の試写室にたった一人で2日間に分けて6本全て観ました。一人田中絹代監督映画祭です(笑)。『恋文』はDVDが発売されているので取り寄せましたが、それ以外の作品は本を執筆するのに1度観ただけでは書けないので、最終的には修士論文を書く2年間で3回観に行きました。
 
―――文献もかなりの数をあたられていますね。
津田:田中絹代さんについて書かれた書物と、雑誌ですね。検索で少しでも引っかかれば、それを確かめに方々の大学図書館等へ足を運びました。欲しいコメントが得られるかどうかは行ってみなければわかりませんが、このことについてしゃべっていることが欲しかったというコメントに出会えた時は、本当にうれしかったですね。
 

■なぜ6本で監督を辞めたのか。その真意を知るためのエピソード、証言探しに苦労。

―――特に、探すの苦労したのはどんなコメントですか?
津田:彼女がなぜ6作品で監督を辞めてしまったのか。私はそこがどうしても知りたかったのですが、あまり分からなかったのです。本文で触れていますが、6作目の『お吟さま』撮影当時、宮川一夫と並び撮影界の巨匠と呼ばれた宮島義勇に、監督だった絹代さんは随分絞られていたそうです。文献の裏付けは取れませんでしたが、その様子を見た、聞いたという話を多数の方から伺い、その状況なら彼女はこう思うだろうと、私なりの考察で書いています。監督を続けなかったことに関してご本人もあまり語っておらず、今回の執筆で一番苦労した部分でした。
 
―――当時を知っている方の証言として、神戸100年映画祭のゲストで来場された香川京子さんのコメントも掲載されています。
津田:香川さんは、バッシングを受けて自宅に籠っていた絹代さんを訊ねた時のことを語って下さいました。他にも、「監督をしていないように言われることもありましたが、絹代さんはちゃんと監督していらっしゃいましたよ」とおっしゃっていたのです。昔の事なので詳しくは覚えておられず、本にはこのコメントは書いていませんが、香川さんは今まで何度も、絹代さんが現場でちゃんと監督をしていたのかと聞かれていたのだと思います。実は、『お吟さま』主演の有馬稲子さんにもお手紙を書き、取材を申し入れたのですが、「女優としては尊敬しておりますけど…」と取材は叶いませんでした。当時のことを知っておられる方がどんどん少なくなってしまい、あと10年早く着手できていれば、もっと多くのお話が伺えたのにと、つくづく思いましたね。
 
 
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■絹代監督に「あなた出たらいいのよ」と声をかけられて。

―――証言を得るにもかなり難しい状況の中、原作者のお子様で、撮影中に田中絹代監督と交流された方とお会いできたそうですね。
津田:5作目となる『流転の王妃 満州宮廷の悲劇』原作者の愛新覚羅浩さんの次女、福永嫮生(こせい)さんです。嫮生さんは、ご両親の写真を関西学院大学に寄贈されています。本書にも掲載させていただいている写真が偶然展示されていたので、大学を通じて嫮生さんをご紹介いただきました。もう50年ほど前の話ですが、絹代さんはとても気さくで「あなた(映画に)出たらいいのよ」と何度も声をかけて下さっていたそうです。
 
―――一番多くの資料を提供してくださったのが、下関にある田中絹代記念館だったそうですが、記念館の成り立ちも含め、取材のエピソードを教えていただけますか?
津田:田中絹代さんは下関出身です。生涯独身を通したので、遺品は又従弟の小林正樹監督が管理をされていました。小林監督が下関に彼女の遺品を集めた記念館を作ろうと動き、2010年に小林監督が管理していた遺品を下関市に譲渡し、オープンしたのが田中絹代記念館です。絹代さんが当時使っていた監督台本もありますし、着用していた帽子やハイヒール、自宅に置いていた棚など、絹代さんの私物が本当にたくさんあるのです。季節ごとに展示も変わりますし、監督コーナーには、監督協会に入っていたことを示す書類や、影響を受けた監督として溝口監督などの写真も飾られていました。また、小林正樹監督が作られた毎日映画コンクールの田中絹代賞の過去受賞女優も展示されています。事務局長からは「監督として書かれた本はないので、是非頑張ってください」と激励していただき、色々とお力を貸していただきました。
 

■監督になった一番強い動機は、「なんとしてでも映画業界で生き残りたい」

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―――地道な資料の読み込みを重ねて、女優田中絹代が監督を志した動機を津田さんなりの仮設を立てながら章立てで解き明かしています。最終的には映画しかなかったというのが、一番強い動機に見えますね。
津田:本書でも触れていますが、家族を経済的に支えているのは絹代さんでした。彼女の肩に全員の生活がかかっていたのです。また、先日蒼井優さんが「私は映画に関わっている人たちとずっと生きていたい」とおっしゃっていたのですが。田中絹代さんもそう思っていたのではないかと。この映画業界が大好きだし、(女優として)もう若くないと言われても、なんとしてでも映画業界に生き残りたい。だからいつか監督できたらとずっと思っておられたのではないでしょうか。
 

■一番好きなのは、女性の性欲を描く3作目『乳房よ永遠なれ』。

―――6本も残しながら、作品の評価は当時あまり高くないと本書でも書かれていますが、実際にご覧になった津田さんの評価はどうですか?また、一番好きな作品は?
津田:作風があまりにも一作ずつ違うのには驚きましたが、例えば「そんなに小津監督風に撮らなくてもいいのでは」と思う一方、小津風に撮れるのは逆にすごいなとも思います。一番好きなのは3作目の『乳房よ永遠なれ』です。本当に不思議な角度で撮っています。例えば乳がんで乳房を切除した主人公がベッドに仰向けになっており、その上から恋人が覆いかぶさる図を、ベッドの下から撮っています。透明のベッドなのでしょうか、主人公の背中と恋人の顔が見えて、斜め上に電球が見える。男性監督なら、死を間際に恋人と一体になる喜びを噛みしめる女性の顔を映すでしょうが、絹代さんはそうはしなかった。アップになるのは、喜んでいるだけではない戸惑いも見える恋人の顔です。愛しているとはいえ、相手は病気なのですから。一方、表情が映らない主人公は、何を思っているのか分からない。視点を変えて、面白い撮り方をしています。『乳房よ永遠なれ』は女性の性欲を描きながらも、生々しくなり過ぎないように鏡を使ったり、背中で見せたり、少しオブラートに包みながら、言いたいことを表現しています。そこが上手いと思いました。
 
―――『乳房よ永遠なれ』までの初期2本は、周りが「監督、田中絹代を失敗させてはいけない」と、映画業界をあげて全力支援していたのも、当時の日本映画界の裏事情が垣間見えるエピソードでした。
津田:今で言えば、吉永小百合さんが監督するようなものですから。絶対に失敗させられないと皆が思っていたはずです。でも絹代さんは、初監督の前に、成瀬監督の『あにいもうと』の撮影では監督見習いとしてずっと撮影に立ち会った努力家でした。(「絹代の頭では監督できない」と言い放った)溝口監督に対して「この人に認められなければ」という気持ちがずっとあったのでしょう。必死だったのだと思います。溝口監督が亡くなった後、『サンダカン八番娼館 望郷』でベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞した際、「監督したことがこの賞に結び付いたことを、溝口健二に言いたい」という趣旨のコメント(原文は著書に掲載)を残していますが、あれが本音だと思います。女性監督第一号の坂根田鶴子さんは監督としての仕事に迫った本が2冊(いずれも女性著者)出版されているのに、絹代さんの本がなかったのも、他の監督たちが力を貸した作品だから、彼女の作品と認められてこなかったのでしょう。でも、私は監督として最終的にOKを出す以上、どれだけサポートがあってもそれは絹代監督の作品だと思います。
 
―――確かにそうですね。それらの作品全てを解き明かすだけでなく、日本映画の黎明期からの流れや当時の日本の状況も丁寧に解説しながら進行するので、すっと頭の中に内容が入ってきます。津田さんが語っているような優しい文体で、「小説 田中絹代」のように絹代さんの人物像が立ち上がってきますね。
津田:田中絹代さんが生きた時代がどうであったか。そして日本映画界がどういう動きをしていたか。作品は、その時代に置かなければ分からないことがたくさんあるので、昭和初期から戦後の映画のことを分からない方にも理解していただけるように、並行して分かりやすく書くことを、とにかく心がけました。
 
 
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■少し先をいく女性を描こうとした映画監督、田中絹代

―――後は、戦前戦後の女性が社会の中でどういう立場に置かれていたのか、その中で田中絹代さんがどういう存在であったか。監督として作った作品の中に、どんな意義があったのかを、女性ならではの視点で考察しています。
津田:どの作品もヒロインは悲しい目に遭うのですが、最後は必ず立ち上がる。そこは一貫しています。自分で死ぬと決めて死ぬことも(『お吟さま』)自立として描きます。絶対に男に迎合しないです。2作目の『月は上りぬ』は小津監督が脚本を手掛けており、前時代的な台詞を言わされている箇所もありますが、最終的には家から出るという形をとり、少し先をいく女性を描く意図が読み取れます。彼女自身がそういう女性が主人公になる映画がないと憂いでいたのでしょう。
 

■素の絹代は孤独。全てを映画に捧げ、プライベートも「田中絹代」を演じきった。

―――監督としての田中絹代さんに焦点を当てた本を書かれた今、改めて彼女の人生をどう感じましたか?
津田:きちんと日本映画史に点を残した人だと思います。絹代さんが映画監督であったことは、今まで素通りされていました。この本を執筆したことで、絹代さんはささやかではあっても、きちんと女性が活躍する社会が本当に来ればいいと思い、監督した6作品できちんと点を残してきた。それが面になればいいのにと思っていた人だと私自身も実感できました。その一方で、溝口監督にとても執着していたことから、負けず嫌いな点もあったのでしょう。そして色々な映画監督が放っておけない面もお持ちだった。絹代さんは本当に言葉遣いが丁寧です。監督として普通なら「よーい、スタート!」と言う場面でも、「今から参ります」という具合で、どんな人にもとても丁寧な応対をされる方でした。だからいい意味で“監督田中絹代”を演じて6作品を作った人だと思います。一生田中絹代を演じ続けた。一方、自宅ではいつも電話の前で、オファーの電話がかかるのを待っていると何かで読んだことがあります。素の彼女は孤独だったのでしょう。全てを映画に捧げ、プライベートも演じきった人ではなかったのでしょうか。
 

■日本映画史の年表の中に「田中絹代監督」をきちんと入れるきっかけになれば。

―――ありがとうございました。最後に、メッセージをお願いいたします。
津田:私は、日本映画史の年表の中に「田中絹代監督」をきちんと入れるきっかけになればと思い、執筆しました。今は「女性監督特集」というくくりでは記載されても、映画監督本になると、田中絹代が入っていないのです。それどころか、女性監督はほとんど入っていません。この本は薄いですし、まだまだ深める余地がたくさんありますから、「田中絹代は映画監督だった」ともっと多くの方に知っていただき、研究していただいたり、女性監督が羽ばたく起点を再発見してもらえるとうれしいです。
(江口由美)
 

 
「映画監督 田中絹代」
著:津田なおみ 
出版:神戸新聞総合出版センター 
 

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スタジオジブリ30年の仕事を振り返る『ジブリの大博覧会~ナウシカからマーニーまで~』4月7日より開催@兵庫県立美術館
 
名古屋、新潟、東京、長崎、大分で開催され、各地で大反響を呼んだ『ジブリの大博覧会~ナウシカからマーニーまで~』が、2018年4月7日より7月1日までの約3カ月間、兵庫県立美術館で開催される。
 
スタジオジブリ「ジブリの大博覧会」プロデューサーの青木貴之氏によれば、今回の狙いは、「過去の展示は、アニメーション映画をどのように制作するのかについて、限られた作品を取り上げたものでしたが、今回は映画の宣伝にフォーカスしています。ジブリの映画をどのようにお客様に渡していくか。映画制作よりも長期間に渡り行われる企画、宣伝の多岐な内容をご紹介しています」。まさに、「映画の企画から宣伝まで、鈴木敏夫プロデューサーの仕事を全て見せます!」といった趣きだ。
 

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1985年に設立以来、スタジオジブリは『風の谷のナウシカ』、『となりのトトロ』や『もののけ姫』、『かぐや姫の物語』と数々の名作アニメーションを発表してきた。「お客様がスタジオジブリに遊びに来たような気分になってほしい」(青木氏)というもう一つの狙いを体現する展示として、入口すぐのバーカウンターでは、なんと大きなトトロが出迎える。「スタジオジブリでは、バーカウンターがあり、意見交換をするときも、そこで行うことが多いです。そんなジブリの様子を垣間見てもらえれば。実際にはトトロはいません(笑)」(青木氏)。
 
 
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トトロに出迎えられて入った展示室では、ジブリ作品のポスターと、ポスターの原画だけでなく、キャッチコピー案やタイトルのフォント案などがポスター横に展示され、一枚の映画ポスターが出来るまでの過程をたどることができる趣向となっている。
「宣伝の軸となるのは映画ポスターですが、制作プロセスが分かるようになっています。ポスターにはビジュアル、タイトルおよびロゴタイプ、キャッチコピーという3つの要素があり、全て鈴木プロデューサーが手がけています。当初は宣伝のプロに任せていましたが、『となりのトトロ』以降はコピーライターの糸井重里氏にお願いしてキャッチコピーを作ってきました。本展示では糸井氏とのファックスによるやりとりも含めてご紹介しています」(青木氏)
 

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実際に、糸井氏と何度もコピー案をやりとりしたファックスが掲載され、その中には4月5日に惜しまれつつも旅立たれた高畑勲監督のコピー案に対する反応が分かる、鈴木プロデューサーのコメントもある。じっくりと読めば読むほど、高畑監督、宮崎駿監督のコピー案に対する思いや、その思いを組んでコピー案を作成する鈴木プロデューサー、糸井氏の当時の心境を疑似体験している気分になる。
 
 
本展示の要となる鈴木プロデューサーの書斎を再現した「プロデューサーの部屋」。壁面の棚には各作品の分厚いファイルがいくつも並び、Webがなかった時代の見事なファイリング術が伺える。「今回展示した書類は全て、鈴木プロデューサーの机周りにあったもの。その書斎を展示で再現していますが、置かれている書物から机上の墨汁に至るまで完全に再現。鈴木プロデューサーも実際に座って、『今から仕事ができる』と言ったぐらいです」(青木氏)。
 
 
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さらに具体的に『もののけ姫』にフォーカスして、作品が出来るまでを展示したコーナーでは、宮崎駿監督直筆の企画書から、鈴木プロデューサーによるマーケティング分析および、それらを加味した作品の方向性など、企画ができるまでの方針決定の過程も見てとれる。ロケハン行程表から宣伝スケジュールまで、映画を作り、宣伝し、観客に届くまでの全工程の実資料を展示。映画製作の裏側を知りたい人にも、非常に有意義な展示となっている。
 
 
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ポスターの次タームとなる、関係者配布用の宣材商品も一挙に展示(冒頭写真)。中には「あまりに似てないので、販売用から宣材商品になった」初代トトロぬいぐるみという激レアグッズも。オリジナル非売品グッズだけでなく、スタジオジブリの出版部が月に一度発行している非売品の小冊子『熱風』も、バックナンバーを全て展示している。表紙にもこだわりの同冊子が壁面いっぱいに並ぶ姿は圧巻だ。
 

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最後のねこバスは大人もうれしくなるかわいらしさ。行き先も「こうべ」と、今回の兵庫展示仕様になっている。ぜひ、『となりのトトロ』の名物、ねこバスに会いに行ってほしい。
 
 
 
 
 
 

 
 
あべのハルカス美術館で昨年末から開催されていた『ジブリの立体建造物展』の飛行艇版ともいえる、『スタジオジブリ 空飛ぶ機械達展』。
こちらは、かつては人類の大いなる憧れであった「空を飛ぶ」ことについて、徹底的に探究している。その探求ぶりは、ジブリ作品に登場する機械達にも見て取れる。この展示では、『天空の城ラピュタ』のタイガーモス号や、オープニングで登場した空飛ぶ飛行艇などが見事に再現されている。実際に映画で登場する飛行艇の下には、試行錯誤を重ねたイメージがも展示され、ここでもデザインが出来上がるまでの過程が見てとれる。
 
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ちなみに、4月8日(日)午後2時から、記念講演会「ジブリイベントプロデューサーと飛行機のプロが語る『ジブリ作品の飛行機達』」も開催予定だ。(先着100名、要整理券)
詳細は公式サイトにて。
 

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『ジブリの大博覧会~ナウシカからマーニーまで~』

期間:2018年4月7日(土)~7月1日(日)
午前10時~午後6時
※金曜日、土曜日(6月1,2,8,9日は除く)
   は午後8時まで
※月曜日休館(休日の場合は開館、翌日休館)
会場:兵庫県立美術館 ギャラリー棟
兵庫県立美術館公式サイトはコチラ
『ジブリの大博覧会~ナウシカからマーニーまで~』
公式サイトはコチラ
 
 
 
 
 
 
 
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任侠映画で一時代を築き、数多くの名作や話題作に出演し、晩年は最も出演が待ち望まれる俳優として、生涯で205 本の映画に出演した高倉健。多くのファン、スタッフや役者仲間からも慕われたこの名優が世を去ってから早3年以上が経ったが、いまだその存在は日本映画界に燦然と輝いている。
西宮市の大谷美術館では、高倉健の映画俳優としての仕事を回顧し、あらためてその業績を顕彰する追悼特別展、「高倉健 Retrospective KEN TAKAKURA —映画俳優、高倉健の全仕事—」を4 月7 日(土)—5 月27 日(日)まで開催する(水曜休館)。
 
 
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※全て、会場写真は東京ステーションギャラリー
 
展覧会では横尾忠則、森山大道による、高倉健をモチーフとした作品とともに、出演作205 本のすべてから抜粋した、高倉健出演場面の映像を紹介。残されたフィルムには経年劣化により現在見ることの困難な作品もあるが、フィルムをデジタル修復するなどしてその一部が鑑賞できるようになっている。時代ごとの高倉健の魅力を存分に味わい、映画俳優としての全仕事を概観する絶好の機会となるに違いない。
 
 
 
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あわせて、高倉健が所蔵していた台本や小道具、スチール写真、ポスターやプレスシートといった宣伝物など、貴重な資料類を一堂に展示。時代とともに歩んだ稀代の映画俳優の足跡をたどる。
尚、展示期間には神戸の元町映画館とCinemaKobeで高倉健の代表作を上映する連携企画を開催。美術館と映画館との連携は初の試みとなる。
元町映画館では『君よ憤怒の河を渉れ』『飢餓海峡』、CinemaKobeでは『新幹線大爆破』『昭和残侠伝 唐獅子牡丹』をそれぞれ5月に上映予定だ。
 
 
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<大谷美術館からのメッセージ>
「映画は、スタッフや俳優など多くに人々との協同作業によって成立する総合芸術であり、俳優は個々の出演作品を超えて自立した一人の表現者にほかなりません。美術館で俳優の回顧展を開催する理由もそこにあります。高倉健は、単にその演技だけでなく、存在感という点においても、表現者として独自の境地を切り開いた俳優でした。展示された膨大な映像や資料の中を彷徨ううちに、その中から高倉健という俳優の存在が立ち現れて来るのを感じていただけることでしよう」。
 

追悼特別展「高倉健 Retrospective KEN TAKAKURA —映画俳優、高倉健の全仕事—」
会期:2018 年4 月7 日(土)—5 月27 日(日)水曜日休館
会場:西宮市大谷記念美術館(兵庫県西宮市中浜町4-38)
開館時間:10:00―17:00(入館は16:30まで)
主催:西宮市大谷記念美術館、毎日新聞社
後援:西宮市、西宮市教育委員会
特別強力:高倉プロモーション
協力:一般社団法人日本映画製作者連盟
特別協賛:健康家族
入館料:一般1,000 円(前売券:800 円)、高大生600 円、小中生400 円
会期中何度でもパス3,000 円(ご本人様1 名に限り)
*ココロンカード・のびのびパスポート呈示の小中生は無料
*心身に障害のある方及び介助者1 名は無料(要手帳等呈示)
*西宮市内在住65 歳以上の方は一般料金の半額(要証明書)
*ちらし割引券持参の方は一般1,000 円を900 円に割引(複製不可)
*20 名以上の団体は各料金から200 円割引
 

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映画『ザ・リング/リバース』公開記念!最恐ヒロイン・貞子がヨドバシ梅田に登場、スマホを使って自撮りも披露!!
 
初代「リング」(1998)の誕生20年と、米ハリウッドリメイク第3弾『ザ・リング/リバース』の公開を記念して、1月20日(土)、最恐ヒロイン・貞子が大阪の地で、シリーズ最新作の呪いをパンデミックさせるべく、ヨドバシ梅田に登場!!大阪の地でTVから飛び出し、TV売場のディスプレイをジャックするなど、渾身のパフォーマンスを繰り広げた。
 
1 早朝・3Fテレビ売り場にて・・・・
早朝のヨドバシ梅田3FのTV売場に集まったマスコミ陣の前に現れたのは本作最恐ヒロイン・貞子!カクカクと細くて白い体をくねらせて歩く彼女の奇行とも言えるその動きに、マスコミ陣も一同釘付け。実際に観る生の貞子に大興奮!!3Fフロアを一通り徘徊した後、多くのテレビが並ぶ場所まで到着すると、貞子は血管の浮き出た両腕を構え、TV画面を一気にジャック!!“TVが沢山あるので飛び出し放題で天国だ!”とジェスチャーを使ってコメント。
薄型へと移行した現代のTVを全て彼女の呪いで感染させ、20周年を迎え、衰えをみせるどころか更にパワーアップしたその呪いを見せつけた。大型のディスプレイ全てが一瞬にしてお馴染みの薄暗い井戸の映像へと変わった様子を収めようと、すかさず手に持ったカメラを構えるマスコミ陣たちに向かって突如猛突進した貞子に、驚きと恐怖の声が上がっていた。最恐ヒロインの実力はまだまだ健在だ!
 
 
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2 午後・正面入り口前 ステージにて・・・・
お昼過ぎという事もあり、交通量も増した梅田のド真ん中、ヨドバシ梅田の正面ステージ上に2段に重ねられたTV。その異様な光景に、“何事か?!”と買い物客はもちろん、観光客の海外の方々を含め大勢の人々が足を止める。
 
やがて並べられたTVの映像が乱れ始め、砂嵐へと変わると、不穏な雰囲気に“まさか?!”とざわつく会場、観客の予感の通り次の瞬間にはTV画面を突き破り、四肢をくねらせ貞子が這い出て登場!!それと同時に観客からは「わぁ!!」「キャー!」という悲鳴が沸き上がった。
 
そして、その場にスクッと立ち上がると律義に観客に向かってお辞儀をする貞子。彼女が大阪に来るのは5年ぶりとのことで、JR大阪駅とヨドバシカメラ2Fに開通した歩道橋を指さして、アクセス良好になったことを祝福すると、会場からは笑い声と拍手が起こった。また、本作の目標の興行収入を聞かれた貞子は、是が非でもヒットさせたいとの意気込みを示すべく、ブルゾンちえみの音楽に乗せポーズを決め、堂々“35億”の目標を宣言した。
お世辞にもなめらかとは言えない動きでMCに歩み寄ると、MCに何か耳打ちをし始める。“今から私とじゃんけんをしてもらい、勝ち抜かれた方に『ザ・リング/リバース』の劇場鑑賞券をプレゼントします!”とMCが代弁すると会場からは大きな拍手と歓声が巻き起こる。見事、じゃんけんを勝ち抜き優勝した女性を壇上に登壇するようお願いし、なんと手渡しで劇場鑑賞券を贈呈、貞子はここで、何と自らの(?)スマートフォンを取り出し、更には自撮り棒までも駆使する今時への対応力を見せつける!貞子曰く「時代に合わせてバージョンアップ」していかなければならないとのこと。優勝者の女性とそのお子さんとの3人で自撮りをし始め、貞子に似つかわしくない、どこかほっこりするサプライズ演出。慣れないながらも自撮り棒を使って一生懸命自撮りをする貞子の姿に「かわいい!」という声も上がっていた。再度、代弁にて“『ザ・リング/リバース』は1月26日から上映となります、ぜひ劇場でご覧ください!”と呼びかけると会場から祝福の拍手が送られた。
 
関西のウェルカムでアットホームな温かい雰囲気が気に入ったのか、ステージ登壇後はなんとそのままヨドバシ梅田内へ突入し、買い物客に紛れて女の子らしく(?)あれやこれやと商品を物色!!ステージでのイベントを知らずして店内で買い物をしていたお客さんたちの背筋をぞっとさせつつ、満足気な様子で帰って行った。
(オフィシャルレポートより)
 

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『ザ・リング/リバース』
“呪いのビデオ”を見てしまった主人公ジュリア。7日後に訪れる死の運命から逃れるべく、恋人ホルトとともに、わずかな手がかりを元に呪いの謎を解明しようと試みるが、やがてふたりが辿りついたのは、あまりにも悲惨で忌まわしい過去だった…。
全世界を震撼させた“呪いのビデオ”の恐怖。<最恐の呪い>は、もう誰にも止められない!
 

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監督:F・ハビエル・グティエレス
脚本:デヴィッド・ルーカ、ヤコブ・アーロン・エステス、アキヴァ・ゴールズマン
製作:ウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド
出演:マチルダ・ルッツ、アレックス・ロー、ジョニー・ガレッキ、ヴィンセント・ドノフリオ
原作:鈴木光司/映画『リング』 
2017/102分/アメリカ/原題「Rings」
配給:KADOKAWA   提供:KADOKAWA、アスミック・エース
 (C) 2017 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
1月26日(金)よりTOHOシネマズ梅田 ほか にて全国公開
 
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 梅田・ブリーゼブリーゼに“アンブレラ・ルーフ”(傘の屋根)が出現!『ナラタージュ』松本潤・有村架純が最後の1本をかけて見事完成!
 
2006年版「この恋愛小説がすごい!」1位に輝いた島本理生原作の恋愛小説「ナラタージュ」を、恋愛映画の名手・行定勲監督(『世界の中心で、愛をさけぶ』)がメガホンを取り映画化、10月7日(土)に全国公開される。映画の公開を記念し、10/5(木)大阪・梅田のブリーゼブリーゼにて、特別イベントが実施された。
 
 
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「雨」が映画のストーリー上で重要な要素となっている『ナラタージュ』。主人公・葉山貴司(松本潤)とヒロイン・工藤泉(有村架純)の二人の思い出の日には、傘をさすシーンもたびたび登場。「雨」と「傘」は、二人を取り巻く環境や人生の行く末、あるいは二人の感情の表現ともなっていることから、映画を象徴するこの「傘」を大量にディスプレイする“アンブレラ・ルーフ”(傘の屋根)が作成された。約100本もの傘を使用し、色とりどりの傘が織りなすフォトジェニックな空間に松本潤と有村架純が登場し、二人の手により最後の1本が加えられ、アンブレラ・ルーフを完成させた。このイベントの詳細をご紹介したい。
 

映画『ナラタージュ』特別イベント
■登壇者:松本潤、有村架純
■日時:10月5日(木)10:20~10:40
■場所:BREEZE BREEZE(ブリーゼブリーゼ)(大阪市北区梅田2丁目4-9)
 
MCの呼び込みで、松本潤さんと有村架純さんが登場。初めに松本さんは「大阪に久しぶりに来られて嬉しいです!よろしくお願いします。」とご挨拶。次に有村さんは「私は先日(朝ドラの)バトンタッチで来たぶりです!9月の下旬に来ました。」と言うと松本さんは「割と最近だね(笑)」とつっこみました。
 

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お二人の頭上には映画『ナラタージュ』の重要なキーワードのひとつの“雨”をイメージして作られた“アンブレラ・ルーフ”(傘の屋根)がディスプレイされており、MCに感想を聞かれると松本さんは「すごいですね!徹夜の成果が出ていますね!」と言い、有村さんも「本当にすごいです!」と答えました。続けて松本さんは「このようなイベントは初めてなので嬉しいです。こんなに傘に囲まれることもないですし(笑)、映画がすごく雨のシーンが印象的なので、映画のことが思い出されます。」と言い、有村さんも「映画を見てくださった方やこれから見てくださる方にも、この写真を撮ってたくさん拡散してもらえると嬉しいです!」と呼びかけました。
 
MC より、映画の役柄について、「松本さんは監督からこの映画のお話があったとき、どんな風に演じてほしいというようなリクエストはありましたか?」と聞かれると、松本さんは「僕が今まで演じさせてもらった役とは全然違った新鮮な役で、今までは感情を表に出す役が多かったけど、今回は感情を出さない表現をということだったので、演じててすごく楽しかったです。」答えました。MC よりさらに「松本さんは目にブラインドをかけてほしいと言われたようですね?」と聞かれると、松本さんは「そうなんです。普段の僕が100%だとしたら、葉山先生は40%ぐらいがイメージなんだよねと監督に言われて、40%ってどんな感じだろうというところから役作りを始めました。」と言いました。続けてMC より「有村さんはいかがでしたか?これまでの役とは違い、結構衝撃的なシーンもありましたが。」と言われると「そうですね。撮影前に監督と脚本の方と3人で、自分たちが想像する『ナラタージュ』という作品だったり、役柄を探っていくことから始めました。」答えました。
 
次に撮影について、「雨のシーンや水に濡れるシーンが多かったと思いますが、大変ではなかったですか?」と聞かれると、有村さんは「スタッフさんがきっと大変だったよね?」と松本さんに問いかけると「架純ちゃんも大変そうだったけどね!」と労いました。MC より、「中でも特に印象的なのがシャワーのシーンでした。あのシーンは監督から何か指示があったりとか、思い出に残っていることはありますか?」と聞かれると、松本さんは「割と細かくこういう風に動いてほしいという指示はありましたね。葉山と泉の唯一感情で動くシーンだったので、アクションシーンですあれは(笑)」と言い笑いを誘いました。「有村さんはいかがでしたか?どちらかというと女性の有村さんが積極的なシーンでしたが。」と言われると「そうですね。受け身だと楽というか、待っている身なので、自分からどんどんしかけていくというのが、自分の性格がガツガツいくタイプではないので難しかったです。」と答えました。
 

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更に大阪について「大阪で行きたい場所、気になる場所はありますか?」と問われると、松本さんは「USJ に行きたいです。1回仕事でオープン前に入らせていただいたのですが、ある敷地以外は絶対に出ないでくださいと言われ、中を全然見れていないんです。なので行ってみたいなぁ。」と言うと、有村さんも「わたしもUSJ に行きたいなぁ!」と続けました。
実はまだ完成系ではなく、傘が1 本足りずに未完成であるアンブレラ・ルーフ。MC の呼びかけとともに、松本さんと有村さんが1 本のパープルの傘を足し、見事に色とりどりの傘で作られたアンブレラ・ルーフが完成しました。完成したアンブレラ・ルーフの感想を聞かれると松本さんは「いいですね!紫は1本だけなんですね。」と言うと、MC が「お二人の傘ということです!」と紹介しました。最後に有村さんより「もうすぐ公開になるので、なんだか嬉しいような寂しいような…本当にたくさんの方々に届けばいいなと思っているので、ぜひよろしくお願いします!」とご挨拶し、松本さんも「本当にいよいよ始まるんだなという感じがしてきています。最近にはないラブストーリーになっているかと思いますし、共感していただけるような素敵で切ないラブストーリーになっていると思います。ぜひたくさんの方に見ていただきたいです。」とご挨拶をし、イベントは無事終了しました。
※アンブレラ・ルーフはブリーゼブリーゼにて10/12(木)まで展示される予定。

<作品情報>
『ナラタージュ』
(2017年 日本 2時間20分)
監督:行定勲
原作:島本理生(「ナラタージュ」角川文庫刊) 脚本:堀泉杏 音楽:めいなCo. 
出演:松本 潤 有村架純 坂口健太郎 大西礼芳 古舘佑太郎 神岡実希 駒木根隆介 金子大地/市川実日子 瀬戸康史 
製作:「ナラタージュ」製作委員会 制作プロダクション:東映東京撮影所 制作協力:ザフール 企画協力:KADOKAWA 
配給:東宝=アスミック・エース (C)2017「ナラタージュ」製作委員会 
公式サイト←⇒http://www.narratage.com/
10月7日(土)TOHOシネマズ梅田他全国ロードショー 
 

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感動のTVシリーズから12年―新たに描かれるレントンとエウレカの物語『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』が、劇場3部作として待望の映画化を果たす。本作は2005年4月よりテレビ放送され大ヒットを記録した伝説のアニメ。英雄アドロックを父に持つ主人公レントンが、鬱屈な日々をおくる中、ヒロイン・エウレカと出会い、世界を知る旅に出る――というストーリーは多くの視聴者の共感を呼び、2000年代を代表する作品となった。そして、2017年。『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』が、9月16日(土)より全国107館にてロードショーされる。
 
9月5日(火)に、『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』の完成披露上映会がエウレカで染められた新宿バルト9で行われた。主人公・レントン役三瓶由布子、ヒロイン・エウレカ役名塚佳織の“交響詩篇コンビ”と、2005年のTVシリーズからのオリジナルスタッフ、京田知己総監督が登壇。さらに、スペシャルゲストとして、レントンの境遇と同じく伝説の父を持ち、本作で初の映画主題歌を担当した尾崎裕哉もサプライズ登壇した。本作の苦労や12年のテレビシリーズを経た今の心境など、様々なことを語っていただき、主題歌を担当した尾崎さんも主題歌『Glory Days』についての思いを語るなど、会場は大いに盛り上がった。そのイベントの模様をご紹介したい。
 

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【三瓶由布子】
<完成披露上映を迎えて>
テレビシリーズから12年経って、またエウレカセブンに携わることができてとても幸せです。収録が終わりこれから皆さんがどんな感想を持つのか楽しみです。
 
<久しぶりに交響詩篇のキャラクターを演じて>
12年前のテレビシリーズから、ゲームやアニメなど様々なものでレントンを演じさせて頂く機会がありましたが、劇場版ということで1話から12年前に演じたシーンなどを演じ直すという事に様々な思いがありました。当時19~20歳の時に演じていた私はどうだったか、2017年の今様々なことを考え、楽しみでもありつつ、かなり緊張しました。ですが、現場に入りアフレコ自体はスムーズに行うことができ、収録を無事終えることができました。本当に長い1日でした!
 
<今回映画で古谷さんが演じたレントンの父アドロックについて>
一緒に録った名塚さんが羨ましいです!私はアフレコをやっている現場は見れていないんですけど、試写で古谷さんのシーンを観させていただいて、一言目から“アドロックだ”と思って、何だか映画を観ていて涙が流れてきて、レントンとして泣いているのか、私個人として泣いているのかは分からなかったですが、感動してしまいました。レジェンドの古谷さんにアドロックというキャラを演じていただき、さらに、映画では一人の人間として描かれている本作。これだけで観る価値のあるものだと思います。
 
<最後に一言>
 初心者には少し優しくない部分もある映画ではありますが、それがエウレカらしさでもあるので(笑)、声も音楽も体感する気持ちで、ぜひ、劇場にお越しください。本当にありがとうございました。
 
 
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【名塚佳織】
<完成披露上映を迎えて>
皆さん集まっていただきありがとうございます。新たなエウレカを皆さんはどう受け止めてくださるのか、昨日は珍しく緊張してしまって、何だか眠れませんでした!
 
<久しぶりに交響詩篇のキャラクターを演じて>
他の現場などで、皆さんキャストの方とお会いすることがあっても、エウレカセブンという作品で12年ぶりに皆で集まるということに、どんな思いなのかと思っていたら。現場ではスッと役に入ることができて、それがすごく印象的でした。ブースの奥でクスクス笑っている人もいて、懐かしいなと思っていました。演じる上では、当時私は若くてただがむしゃらに演じていれば出来ていた中学生という年齢の役柄が、今、大人になって様々な経験をして、色々なことを知ってしまっているので、中学生時代や過去のことを思い出しながら、役作りをしていき演技をしていきました。長い一日でした。
 
<今回映画で古谷さんが演じたレントンの父アドロックについて>
一緒アフレコをさせていただいたんですけど、レジェンドと呼ばれる大御所の方と一緒にやれて本当に良かったです。ご本人もおっしゃられていたんですけど、映画を観る前でネタバレになってしまうので詳しいことは言えませんが、凄いシーンになっています!冒頭の新しい映像はエウレカファンも納得の物になっていると思います。
 
<最後に一言>
12年の時を経てこの作品をやれたことを嬉しく思っています。皆様の応援のおかげだと思っています。映画は少し優しくない部分もありますが、皆さん楽しんください。
 
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【京田知己総監督】
<完成披露上映を迎えて>
ここに至るまで、本当に色々ありまして、今回はもうダメかな、、と思ってしまったこともありました、キャストやスタッフの方に支えられ何とか今日にたどり着くことができました。感無量という思いと、同時に舞台挨拶に緊張するな、という思いがあってなんだか複雑な気持ちです。
 
<映画でこだわった部分について>
 手書きでのアクションシーンを作る、ということにこだわっていきました。村木靖さんを筆頭に様々なスタッフに頑張っていただき、当初目標にしていた30分間ロボットの戦闘シーンを作るここに関しては苦労もしましたし、成功しているかなと思っています。
 
<尾崎さんの起用について>
主題歌をどうしようと、脚本の佐藤大さんと考えて悩んでいた時に、iTunesを開いてみようとなって、たまたまそこに尾崎さんが出てきて、直ぐにクリックして音楽を流してみたら、本当に声やその時流れてきた音楽がピッタリだなぁと“あ、ここにいた”思って尾崎さんにお願いしたい!と思ったのですが、そこから様々なハードルをスタッフの方にかなり頑張っていただき、実現していただきました。本当に良かったと思っています。
 
<最後に一言>
冒頭にもお話しましたがここにたどり着くまで様々なものがあり、やっと皆さんにご覧いただけるという思いです。そして、もう頭の中は次の2で一杯です。スタッフ皆が2に向かって走っています。もちろん1だけでも楽しめる映画になっていますが、パート2.パート3と楽しんでいただければと思っています。まずは1を楽しんでください。
 
【尾崎裕哉】
<最初のオファーについて>
最初にお話しいただいて、“ついに、自分の時代が来たな!”と思いました(笑)
 
<映画の主題歌『Glory Days』について>
主題歌を担当させていただくことが決まり、12年前のTVシリーズと、本作のコンテなど見させていただき、その中で主人公レントンが幼いころに亡くした父親・アドロックが言っているセリフで、“ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん”というものがあって、これが僕にとっても共感できる部分でした。偉大な父を持ちそれを乗り越えようとするレントンの気持ちと一生懸命な姿勢。そういったことを思って歌っています。
 
<最後に一言>
こんな風に会場に皆さんお集まりいただき、ファンに支えられている作品に携われて光栄です。この、映画からは新世界と思っていただき、ぜひ楽しんでください!
 

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『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』
レントン:三瓶由布子 エウレカ:名塚佳織
デューイ:辻谷耕史 ホランド:森川智之 タルホ:根谷美智子
チャールズ:小杉十郎太 レイ:久川 綾 / アドロック:古谷 徹
総監督:京田知己 脚本:佐藤大 キャラクターデザイン:吉田健一 アニメーション制作:ボンズ
音楽:佐藤直紀 挿入曲:Hardfloor 、HIROSHI WATANABE 主題歌:「Glory Days」尾崎裕哉(TOY'S FACTORY) 
公式サイト:eurekaseven.jp
 

anohito-min-500-1.jpg織田作之助が書いたとされる幻の脚本を映画化した

山本一郎監督長編映画デビュー作『あのひと』

第22回ミンスク国際映画祭で審査員特別賞受賞!



第二次大戦末期の昭和19年に書かれた映画脚本『あのひと』が、2012年に大阪の中之島図書館で発見され、専門家によって文豪・織田作之助が書いたも のと認定されたと報道されました(2012年10月13日付「産経新聞」ほか)。松竹大船撮影所で製作予定だったものが、おそらく軍部の忌避にあい、実現しなかった幻の作品です。

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ストーリーは、4人の帰還軍人が戦死した部隊長の遺児「小隊長」を育てているところから始まります。やがて、戦局が厳しくなり軍需工場に働きに出た帰還軍人たちの代わりに、今度は4人の女たちが住み込んで遺児を育て始める。「小隊長」を中心とした戦時下の奇妙な共同生活を、時にユーモラスに描く意欲作で す。
 

そんな幻の作品『あのひと』が70年の時を超えて映画化! メガホンをとったのは、『武士の一分』(山田洋次監督)、『珈琲時光』(侯孝賢監督)など数々の傑作のプロデューサーを務めてきた山本一郎監督。本作が長編監督デビューとなります。織田作之助の脚本を一字一句変えず、独自の解釈であえて モノクロ/スタンダード・サイズを採用し映像美を追究。カメラマンに佐々木原保志(『その男、凶暴につき』『ゲゲゲの鬼太郎』他)など映画界を代表するスタッフが結集し、山本一郎監督の世界観を映像化しました。

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出演は、田畑智子、神戸浩、『太秦ライムライト』を製作した大野裕之率いる劇団とっても便利のメンバーに、福本清三、峰蘭太郎ら。撮影は、2013年夏に、京都の松竹撮影所で行われました。
 

 

 

このユニークな作品『あのひと』が、このたび、ベラルーシ共和国で11月6日から13日まで開催された、東ヨーロッパ・中央アジア最大の映画祭である第22回ミンスク国際映画祭にて、異例の2つの審査員特別賞を受賞!

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「映画を信じることの奇蹟、人生を信じることの奇蹟への特別賞」
「日本映画の伝統へのこだわりに対しての特別賞」

を受賞しました。

初監督作品が、国際映画祭で二つの特別賞という異例づくめの快挙です!


【山本一郎監督・受賞の言葉】
「とても光栄です。京都の松竹撮影所で撮影できた事が良かったです。20 年以上前のことですが、そこにあった、KYOTO 映画塾に感謝しています。「あのひと」に参加して下さった皆さま、ありがとうございました。
 

山本一郎監督作品・織田作之助の脚本とされる映画『あのひと』は近日、東京・渋谷のユーロスペースにて公開予定です。 


anohito-pos-1.jpg★映画『あのひと』 
87分 モノクロ/スタンダード (C)2014山本昆虫
監督:山本一郎(プロデューサーとして『武士の一分』(山田洋次監督)、『珈琲時光』(侯孝賢監督)を担当)
脚本:織田作之助(推定)
プロデューサー:榎望(『日本のいちばん長い日』『駆込み女と駆出し男』他)
出演:田畑智子、神戸浩/大野秀典、多井一晃、彩ほのか、鷲尾直彦、杉山味穂、中島ボイル、上野宝子、大野裕之、川嶋杏奈/林基継、橋本一郎、上西雄大/福本清三、峰蘭太郎 他
公開劇場:ユーロスペース(近日公開)ほか 
配給:劇団とっても便利
 

【一般からの問い合わせ先 および 配給・宣伝・宣材についての連絡先】
劇団とっても便利(担当:大野) info@benri-web.com

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第7回京都ヒストリカ国際映画祭のオープニング作品『タイガー・マウンテン~雪原の死闘~』で製作指揮(エグゼクティブ・プロデューサ ー)を務めたジェフリー・チャン氏が来日し、10 月 31 日(土)12:00 からの上映後にトークショーを開催する。
 
現在、中国の映画市場は世界第2位の規模まで急拡大しており、ハリウッドも中国との共同製作を積極的に行っている。今回来日するジェフリー・チャン氏は、香港を拠点に数々の国際共同製作を手掛け、中国映画市場への配給を取りもつキーパーソンであり、製作費 28 億円のツイ・ハーク監督のヒット作『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』(中国で興収 72 億円)など多数の大作を戦略的に成功に導いた実績の持ち主だ。世界の映画産業の潮流を知る貴重なトークショーとなること間違いない。
 
ジェフリー・チャン氏プロフィール
〔『タイガー・マウンテン〜雪原の死闘〜』 エグゼクティブプロデューサー〕
中国の大手映画配給会社・Bona Film Group にて COO、役員を務める。また国際セールスエージェントであり、現在は Bona の香港を拠点とした合弁子会社となっている Distribution Workshop をベテラン映画プロデューサー、ナンサン・シーと共同設立。これまでエグゼクティブプロデューサー、プロデューサーとして『タイガー・マウンテン~雪原の死闘~』の他、『盗聴犯 三部作』、『ゴッド・ギャンブラー レジェンド 1、2』、『レクイエム 最後の銃弾』、『激戦 ハート・オブ・ファイト』、『My Lucky Star(原題)』、『ラスト・シャンハイ』、『桃さんのしあわせ』、『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』 や『白蛇伝説』など多数のヒット作を含む約 30 作品を手掛けた。また最近では、シンガポールの気鋭監督エリック・クーの最新作『In the Room』のエグゼクティブプロデューサーを務めた。
 

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尚、現在からの目線でテレビ時代劇を問い直すヒストリカ・ フォーカスのゲストには、映画監督の犬童一心氏、アニメ監督の大地丙太郎氏を迎え、当時制作に携わったゲストとテレビ時代劇を掘り下げるトークが開催される。ヒストリカ・ナビゲーターの飯星景子氏や、ヒストリカワールドのゲスト、ミルクマン斉藤氏によるトークもぜひお見逃しなく。
 
 
全上映作品の前売券はチケットぴあ各種取扱窓口で販売中⇒http://www.historica-kyoto.com/ticket/
 
 

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今年で第19回を迎える神戸100年映画祭。毎年テーマを設定し、神戸で撮影した作品や往年の名作を上映、ゲストを迎えてのトークを交え、映画ファンにとって神戸の秋の風物詩となっている映画祭だ。第19回のテーマは「あの女優に会いたい」。NHK連続テレビ小説に主演した女優たちの作品を特集上映したり、元町映画館では過去から現在を射抜く女性が主人公の『エレニの帰郷』、『フランシス・ハ』が上映された。また、11月15日から全国公開される『紙の月』プレミア試写会では、吉田監督をはじめ主演の宮沢りえ、池松壮亮が登壇し、神戸ロケのエピソードを披露。そして16日まで神戸アートビレッジセンターにて「新開地 淀川長治メモリアル」で伝説の女優たちの作品、『モロッコ』、『カサブランカ』、『哀愁』、『めし』を上映中だ。

 

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去る10日に神戸文化ホール中ホールで開催されたメインイベントでは、第1回神戸100年映画祭で『瀬戸内ムーンライト・セレナーデ』のゲストとして夫、篠田正浩監督と登壇した岩下志麻さんが久しぶりに映画祭ゲストとして来場。「岩下志麻さんを迎えて」上映会&トークショーと題して、岩下さん自身が上映を希望された代表作『はなれ瞽女(ごぜ)おりん』と名匠小津安二郎監督の遺作『秋刀魚の味』が上映された。
トークショーでは、『昭和の女優』著書で岩下さんへのインタビュー経験も多数という伊良子序氏(神戸100年映画祭顧問)が聞き手となり、今だから話せる撮影エピソードや女優人生について思わず笑いが飛び出すような和やかなトークが展開された。その主な内容をご紹介したい。
 

 

■『はなれ瞽女おりん』撮影エピソード

―――岩下さんは徹底した役作りで有名ですが、『はなれ瞽女おりん』で演じた盲目の瞽女(ごぜ)役はどのように役作りをしたのですか。
岩下:暗闇恐怖症なので、盲目の女性の役がきたとき、暗闇に慣れるか不安でした。化粧をしたり、風呂に入ったりするときも目をつむり、暗闇になれることがから始めました。実際に新潟で生存されておられる瞽女さんを訪ねると、夜8時でも真っ暗闇の中いらっしゃり、私たち訪問者のために電気をつけてくれました。目が見えないというのはこういうことかと実感し、役に入っていけました。瞽女さんには、傘の差し方など色々ご指導いただき、とてもありがたかったです。目をつむって何か月か生活しました。
 
盲学校にも行きましたが、こんなにたくさんの方が暗闇で生活されているのかと思うと、取材をする前に涙が止まらず大変でした。校長先生に目隠しされ、廊下をまっすぐ歩くように指示を受け、歩いてみたのですがどうしても左方向に歩いてしまうのです。人間は耳がいい方に歩いてしまうと聞き、演技するときも誰かがセリフを言ったときに耳を差し出すようにしました。瞽女が弾く三味線の稽古をするのも大変で、6か月間毎日通って習いました。いつも微笑みを浮かべているようなおりんでいたい。目が不自由でも否定的ではなく、いつも明るいおりんをイメージして演じました。私にとっては大変思い出深い、大好きな映画です。
 
―――台本は撮影前にすべて覚えてしまうのですか。
岩下:撮影前に、台本一冊を覚えてしまわないと、役に入っていけません。台本を全て読み、全体を見ないと役の性格や芝居の強弱は付けられません。まずは全て覚えてから撮影前日に復習するようにしていました。
 
―――88か所でロケを行ったそうで、当時の映画作りの贅沢さを感じました。
岩下:電線やテレビのアンテナがない場所を探すのが大変でした。道を歩いて角を曲がると静岡県でロケをしたシーン、次の角を曲がると富山県でロケをしたシーンという具合に、各地のロケを緻密につないで、作品ができました。ロケハンだけでも3年半かかりました。
 
―――共演の原田芳雄さんは、おりん役の岩下さんに気遣って、あることをしていたそうですが。
岩下:私は瞽女役で目が見えない設定なので、朝ロケバスに乗ったときから目をつむっているのですが、時々目を開けても原田さんの姿が全然見えなかったのです。実は、原田さんが私の前からわざわざ姿を消していたことを、亡くなる前にテレビで話されていたのを聞き、心遣いに感動してお礼を言いました。当時の私は、「なぜ原田さんはいらっしゃらないのか」と思っていましたから。
 

■『極道の妻シリーズ』撮影エピソード

―――『極道の妻シリーズ』では、「あんたら覚悟しいや」という決め台詞が印象的でしたが、役に入り込む岩下さんが姐御役から日常生活に戻るのは大変だったのでは?
岩下:背中に入れ墨をいれなくてはならないし、ピストルは撃たなければならないし、最初は躊躇しましたが、皆さんが「姐さん!」と呼んで下さるので、だんだんその気になっていました。京都の撮影中に友達から電話がかかってきたときは、思わず「わてや」と返事をし、随分驚かれましたね。
 

■女優人生を歩む決意が固まった作品『五瓣(ごべん)の椿』

―――岩下さんの女優人生を振り返ると、駆け出しの頃は清純派でしたが、山本周五郎原作 『五瓣の椿』ではとても凄惨な役を演じました。以降、人間の中に眠っている殺人願望、多面性や暗黒面を演じると、はまり役だと感じます。自叙伝でも少女時代から精神科の医者になりたかったと語っておられますね。
岩下:大学は心理学に進みたいと猛勉強していましたが、体をこわして留年し、心理学を断念したところ、女医ではなく女優になりました。子どもの頃、前進座の『屈原』という舞台を観ましたが、王妃の行動から人間の奥に潜む恐ろしさを小6にして体現したことが今も記憶に残っています。『五瓣の椿』でも、私の役は父親をとても愛していたけれど、母親がとても淫乱で、母親と遊んだ男5人を殺して椿の花を置いていくという、初めての悪への挑戦でした。とても印象に残りましたし、女優をやっていこうと決意が固まった作品でした。
 

■『秋刀魚の味』撮影エピソード

―――岩下さんは、小津安二郎監督、木下恵介監督と、巨匠と組まれることが多かったですね。
岩下:当時松竹は巨匠と呼ばれる監督が多かったです。木下監督は、風や雲や光という自然をとても大事にする監督でした。小津監督はセットが多く、ベテランの方でも最低50回、ひどいときには100回もカットがかかっていました。一つの画面が小津監督の額縁のようになっていて、絵画なども「5センチ上」とかける場所が決まっています。役者も、小津監督の絵づくりの中にいなくてはならず、演技の癖やテクニックは嫌われます。あくまでも自然でなくてはいけないのです。失恋したシーンで巻き尺を巻くとき、100回目でようやくOKをもらったことがあるのですが、後々小津監督から「人間は悲しいときに悲しい顔をするのではない。人間の喜怒哀楽はそんな単純なものではない」と言われました。きっと、悲しい顔をしていたのでしょうね。美術面でも、お料理の食器は、清水焼など上質なものを全部取り寄せ、絵画も全て本物なので、小道具さんはいつも大事に抱えて、鍵をもって歩いていました。
 

■妻として、母としての篠田志麻と、女優岩下志麻の裏にある夫篠田監督の支え

―――妻、母としての岩下さんのお話を伺います。『はなれ瞽女おりん』出演の前にスランプの時期があったそうですが。
岩下:当時は自分の表現力のなさに愕然としていました。子どもを犠牲にしてまで女優を続けていくべきか、ずいぶん悩みました。子どもがかわいい時期だったので、子どもを置いて仕事に行くことについて悩んだ時期が2年ほどあったでしょうか。鬱状態になっていたと思います。『はなれ瞽女おりん』は6ヶ月ロケだったので、子どもを置いていかなければならない辛さを背負って演じきりました。日本アカデミー賞女優賞をいただいたことが励みになり、一つの垣根を越え、女優をし続けようと思えるようになったのです。
 
―――夫であり映画監督である篠田さんは、岩下さんの女優という職業に理解を示していらっしゃったのでしょうか。
岩下:篠田は「家庭は休息の場でなくてはいけない。たくさん休息して現場には元気で行ってほしい」ということで、女優をするために家事をせずにいることができました。大抵のご主人は、家事をやらないと文句が出ますが、篠田の場合は女優という仕事に没頭させてもらえましたね。私が女優を辞めようかと悩んでいた時も、「おまえは女優をやっているときが一番輝いているのだから」と言われました。よく、女優は自信過剰でなければやっていけないと言われますが、その時期は自信を喪失していたのでしょう。
 

■観客へのメッセージ

岩下:これからも映画を愛して、たくさん映画館に足を運んでいただけたらうれしく思います。
(江口由美)
 
神戸100年映画祭公式サイトはコチラ
 
9月28日(日)楳図かずお監督、片岡愛之助、舞羽美海『マザー』大阪舞台挨拶決定!!
 

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『まことちゃん』『おろち』で知られる漫画家楳図かずおが初メガホンをとった長編ホラー作品『マザー』公開を記念して、主役の片岡愛之助、舞羽美海、そして楳図かずお監督の豪華舞台挨拶が 9月28日(日)大阪ステーションシティシネマ / なんばパークスシネマで開催されることが決定しました!
今大人気の片岡愛之助が楳図ワールドでどんな表情を見せるのか、その裏話とは?チケットは現在発売中です。漫画でみせた楳図ワールドをスクリーンで、そしてトークでぜひ体感してみて!
 
 
 

 

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■会   場 :大阪ステーションシティシネマ / なんばパークスシネマ
 
■日   時 :2014年9月28日(日) 
【大阪ステーションシティシネマ 3シアター】
10:15の回上映終了後、舞台挨拶
 
【なんばパークスシネマ 4シアター】
11:10の回上映終了後、舞台挨拶
 
■料    金 :通常料金:一般1800円、大学生1500円、高校生・中学生・小学生1000円、シニア1100円
          ※ムビチケ使用可
          ※各種招待券、割引券はご利用いただけません。
 
■登 壇 者 :楳図かずお監督、片岡愛之助、舞羽美海 (予定)
※登壇者は予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。 
 
≪チケット購入方法≫
インターネット・劇場窓口にて販売開始。
 
(1)インターネット販売
9月20日(土) 9:00~
※ インターネット販売ではパソコン・スマートフォン・携帯電話からお買い求め頂けます。
 
<大阪ステーションシティシネマ>
パソコン・スマートフォン:http://www.osakastationcitycinema.com/index.html
携帯電話:http:// www4.osakastationcitycinema.com/
※ 携帯電話ではお席はブロックでのご指定となります。(ピンポイントでお席をお選びいただくことはできません)
※ ドメイン指定受信、アドレス指定受信を設定されている方は事前に購入完了メールの受信設定をお願い致します。
   ドメイン指定受信の場合:@osakastationcitycinema.com
   アドレス指定受信の場合:info@osakastationcitycinema.com
 
<なんばパークスシネマ>
パソコン・スマートフォン:http://www2.parkscinema.com/ticket/p0010.do?th=0101
携帯電話:http:// www3.parkscinema.com/
※ お席はブロックでのご指定となります。(ピンポイントでお席をお選びいただくことはできません)
※ ドメイン指定受信、アドレス指定受信を設定されている方は事前に購入完了メールの受信設定をお願い致します。
   ドメイン指定受信の場合:@parkscinema.com
   アドレス指定受信の場合:info-namba@parkscinema.com
 
<大阪ステーションシティシネマ&なんばパークスシネマ共通>
※ 規定枚数に達し次第、販売を終了させていただきます。
※ オンライン販売はクレジットカード決済がご利用頂けます。
※ ムビチケはインターネットではご利用できません。ムビチケは劇場窓口のみの受付となります。
※ 当日は非常に多くのアクセスが集中することが予想されます。ネットワーク、サーバーに多大な負荷がかかり、お客様のご利用環境によってはページが表示されない、 時間がかかる、動作が停止する等の症状が発生する場合があります。これらに起因してご購入できなかった場合、弊社は責任を負いかねますのでご了承の上、アクセスをお願い致します。
 
(2)窓口販売
 <大阪ステーションシティシネマ&なんばパークスシネマ共通>
9月20日(土)劇場オープンより、劇場チケット窓口でも販売がございます。
 
※ 列での待ち合わせ(横はいり)は、他のお客様のご迷惑となりますのでご遠慮ください。
※ 舞台挨拶付き上映の回は全席指定席・定員入替制での上映となります。
※ 舞台挨拶付きの上映をご鑑賞いただくには、舞台挨拶の回の座席指定券が必要です。
※ お一人様6枚までとさせていただきます。
※ 各種割引(株主優待・歌舞伎会・メンバーズカードポイント鑑賞など)はご利用いただけません。
※ 規定枚数に達し次第、販売を終了させていただきます。
※ チケット購入後の変更および払い戻しは致しかねます。また何らかの事情により舞台挨拶が中止になった場合でも、チケット代の払い戻しは致しかねますのでご了承ください。
※ 転売目的でのご購入は固くお断りします。
※ 場内でのカメラ(携帯電話を含む)・ビデオにより撮影・録画・録音は固くお断り致します。
※ 舞台挨拶にはマスコミ取材が入る可能性がございます。予めご了承ください。