映画祭シネルフレ独自取材による映画祭レポートをお届けします。

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これまで日常に潜むグレーゾーンに光を当ててきた森達也監督が自身初の劇映画を監督した作品『福田村事件』。

9月1日に日本公開をし、昨日までの観客動員数は15万人を超え15万1051名、興行収入は2億円(2億255万6千542円)を超えこれまで133劇場で上映をしている。


そして、10月4日に開幕した第28回釜山国際映画祭にて本作はコンペディション部門の一つである、ニューカレンツ部門に選出され、オープニングセレモニーでは主演の井浦新、田中麗奈と向里祐香、プロデューサーの井上淳一がレッドカーペットを歩いた。

そして、本日10月13日に行われた授賞式で、ニューカレンツ賞(ニューカレンツ部門 最優秀作品賞)を受賞いたしました!

 

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受賞式にて森監督は「21年前にこの事件を知ってから、何とか作品にしたいとテレビ局や映画会社に働きかけたけれど、結果的にはすべてダメでした。でも三年前に今のチームと出会い、多くの方からクラウドファンディングで資金協力をしてもらい、さらには素晴らしい俳優たちも参加してくれて、ようやく映画にすることができました。

この映画の重要なポイントは、当時の大日本帝国と、植民地化されていた朝鮮です。その二つの国で公開することができ、多くの人に観てもらっている。とても幸せです。ありがとうございます。」とこれまでを振り返り、喜びのスピーチを行った。
 



また、今回の受賞を受けて主演である井浦新、田中麗奈からも祝福のコメントが届きました!


fukudamura-pusan-iura-240-1.jpgのサムネイル画像◎井浦新 コメント

この作品が立ち上がった一番最初、俳優部は私ひとりだけでした。多様な考え方があるので、もしかしたらキャストが集まらないかもしれない、撮影まで辿り着けないかもしれない、不安はありましたが動き出したら猛者たちが集う素晴らしい組が出来上がりました。

しかし、やはり撮影は過酷で、各部魂を擦り減らし生きている実感を味わいながら皆んなで夢中になって、無事にとはいかないけれどなんとか撮り終えることができました。

今では全国のミニシアターで満席が続き、ご好評をいただけてるだけでも、それだけでも充分ありがたく光栄な事なのに、作品がこのような賞を受賞する事ができ、大変嬉しく思います。 この作品に関わって下さった方々、観て下さった方々、選んで下さった方々に、心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。

 

 

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◎田中麗奈 コメント

 

最初にこの朗報を聞いた時、嬉しさと同時に驚きもありました。それは韓国の方にこの作品がどのように受け止めて頂けるのか、、。少し不安もあったからです。ですが、映画という芸術の世界できっと伝わるはずだという希望を抱き、淡い期待も持っていたのも本音です。

この作品は、大正時代、朝鮮の方々が日本に移り住み踏ん張って暮らしている中、関東大震災という未曾有の事態での混乱の後に起きた出来事。この事実を、韓国の方と共有出来たこと。どんな意見だとしても、私はそれがとても価値のある事だと思います。

一人の俳優として、この映画に参加できたことを誇りに思います。これからも、私たちは映画というフィールドを通して何かを起こせる。そう実感できた、大きな受賞だと思います。釜山からの素晴らしいお知らせをありがとうございました。

 



fukudamura-pusan10.13-240-1.jpg本作は同映画祭開幕前より、韓国内での関心度はとても高かったようで、会期中3度の上映を行い、いずれも大盛況で森監督が上映後Q&Aに参加した10/9、10/11はどちらも満席となり映画祭内でも大きな話題となった。Q&Aでは比較的若い観客の方々から手が上がり、映画製作過程についての質問を投げかけられると小林は「関東大虐殺100周年の2023年9月公開を目指して3~4年前から動いていたが本作に賛同し援助をしてくれる会社と出会うことは困難だったとし「クラウドファンディングを通じて資金を集め2400人以上の方が支援をしてくださり、3千500万円以上集まった。これは歴代映画関連クラウドファンディングで最も多い募金額で、この支援者の方々がいてくれたからその後本作に支援をしてくださる会社が増え、今を迎えられた」と応えた。
 

また、森監督は「人は失敗と挫折を繰り返しながら成長します。それを忘れたり、忘れたふりをして自分の成功だけを覚え続ける人がいたら、その人がどうなるか想像してみてください。 いまの日本は失敗と挫折は完全に忘れて、成功した経験だけを覚えています。本来であれば教育やメディア、そして映画も。どんな失敗と挫折をしたのか、加害行為を犯したのか、負の歴史をしっかりと見てもらえればと思っています。」と不幸だった歴史に直面するというのは韓国にも、日本にも重要なことだとして、今後の韓国での劇場上映がかなえば、と強い期待の言葉を残した。
 


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<作品情報>

『福田村事件』

(2023 日本 136分)
監督:森達也
出演:井浦新、田中麗奈、永山瑛太、東出昌大、コムアイ、松浦祐也、向里祐香、杉田雷麟、カトウシンスケ、木竜麻生、ピエール瀧、水道橋博士、豊原功補、柄本明他
2023年9 月1日(金)よりシネ・リーブル梅田、第七藝術劇場、MOVIX堺、京都シネマ、京都みなみ会館、9月8 日(金)よりシネ・リーブル神戸、元町映画館、シネ・ピピア、以降出町座で順次公開
公式サイト→https://www.fukudamura1923.jp/
(C) 「福田村事件」プロジェクト2023  

 


(オフィシャル・レポートより) 

 

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TBSテレビは、魂を揺さぶる良質のドキュメンタリー映画の発信地となるべく立ち上げた、新ブランド 「TBS DOCS」 のもと、今年で第3回目となる『TBSドキュメンタリー映画祭 2023』 を開催中です。

本映画祭は、東京:ヒューマントラストシネマ渋谷大阪:シネ・リーブル梅田名古屋:伏見ミリオン座での順次開催を経て、4月15日(土)から、札幌:シアターキノで開催。 現在、1週間限定(4/8〜4/14)でオンラインでの配信上映も実施中です。

 

そしてこの度、福岡(kino cinema 天神:4/28〜5/11)京都(アップリンク京都:5/12〜5/25)での「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」の追加開催が決定しました。

 

福岡(kino cinéma 天神)では、東京限定公開となっていた、福岡発のロックバンド「シーナ&ロケッツ」のドキュメンタリー作品、『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』の地元福岡での凱旋上映が決定。 1 月 29 日に 74 歳で逝去したギタリスト鮎川誠が生前に語った、バンドのボーカルであり妻シーナとの二人の馴れ初めからはじまる人生秘話を映し出します。

また、福岡限定で、『坑道の記憶 〜炭鉱絵師・山本作兵衛〜』の上映も決定しました。

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さらに、元SMAPメンバーでオートレーサー森且行さんの、2021年1月の落車事故から再起を目指した2年間を追った『オートレーサー森且行 約束のオーバルへ』では、5/1(月)福岡、5/13(土)京都の上映回に、森且行さんの舞台挨拶が決定!

先日、2年3ヶ月ぶりに復帰戦を見事1着で勝利を飾ったばかりの森且行さんが、映画や復帰について何を語るのか。
 


【開催情報】

◉オンライン上映:4月14日(金)23:59まで、絶賛配信中
各作品、東京上映後の「舞台挨拶」付きで、1,300円(税込)
※一部、配信・舞台挨拶なし
※札幌限定上映 『劇場版 ヤジと民主主義』のみ、配信期間は4月18日(火)12:00から4月24日(月)23:59まで

◉福岡開催:4月28日(金)〜5月11日(木)「kino cinema 天神」 にて開催
※『坑道の記憶 〜炭鉱絵師・山本作兵衛〜』 福岡限定上映

◉京都開催:5月12日(金)〜5月25日(木)「アップリンク京都」 にて開催
※大阪限定公開 『93歳のゲイ』 を再上映


東京 大阪 名古屋 札幌 福岡 京都<全国順次開催中>


(オフィシャル・リリースより)

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 今年で第28回を迎えるフランス映画祭2020。コロナ禍で従来の6月開催から延期を余儀なくされたが、12月10日より4日間、イオンシネマみなとみらい他にてフランス映画祭2020 横浜が開催される。今年のフランス代表に選ばれたのは、オープニング作品『ゴッドマザー』(ジャン=ポール・サロメ監督)に主演、フランス映画祭には2016、2017と2年連続来場している俳優、イザベル・ユペール。残念ながら来日は叶わなかったが、初日に日産 グローバル本社ギャラリーにて開催されたオープニングセレモニーではユニフランスのセルジュ・トゥビアナ会長やダニエラ・エルストナー代表、他の出品作監督と共にビデオにて同映画祭に以下のメッセージを寄せた。
 
「今年のフランス代表を務めることになり大変光栄です。フランス映画祭や日本の想い出はたくさんあります。熱心で愛情のこもった観客との出会い、ジョセフ・ロージ監督の『鱒』で初めて訪れ魅了された日本との再会は大きな喜びです。尊敬する日本の監督の方々といつかお仕事をするのが夢であるのは言うまでもありません。今年はフランスから誰も伺えない為、今年のミューズである米倉涼子さんに、ぜひ私達、監督や俳優の代わりに、映画祭期間中、フランスと日本の映画芸術をつなぐ特別な絆の象徴となってほしいと思います。今晩ご覧いただくのは、ジャン=ポール・サロメ監督のコメディ『ゴッドマザー』です。私の役は目的を達成するために嘘と変装を使いこなします。法の目をかすめるのは、友情と連帯による必然的な理由からです。友情と連帯と言えば、今晩はなおさら、日本の皆様のことを思い出します。あなた方の映画への情熱は、私たちが現在いる状況のなかで、尊敬と憧憬をもたらしてくれます。映画がいかに私たちに必要かということも。フランスでは長い休館を経てようやく映画館が再開するなか、今晩と今後3日間にわたるあなた方の存在は、フランス映画界に素晴らしい勇気をもたらしてくれます。心の底からお礼を申し上げます。近いうちにお会いできますように。親愛なる日本の皆様へ。」
 
 続いて登壇した今年のフェスティバル・ミューズ、米倉涼子は「今年は、日本だけでなく世界中でとても辛い時期を経験することになりました。そんな中で、映画というエンターテイメントは我々の希望でもあります。今年は、フランスの映画人たちが来日することは叶いませんでしたが、彼らの素晴らしい映画が来日しました。こうやって日本とフランスの文化交流が途絶えることなく、この映画祭が開催できることをとても嬉しく思っております。12月13日まで開催しておりますので会場でお待ちしております。本日から4日間の映画祭をお楽しみください」と挨拶。フィリップ・セトン駐日フランス大使、林文子市長、日産自動車株式会社の内田社長による挨拶に引き続き、高らかに開会宣言を行なった。
 
 同映画祭では、全10本の長編を劇場上映するほか、「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)」とコラボレーションしたフランスのショートフィルムをオンラインで12月18日(金)10時まで限定配信(ブリリア ショートショート シアター オンラインsst-online.jp/magazine/9184/ )。11日(金)11:00〜12:00の1時間は、フランス映画祭2020 横浜公式チャンネル(youtube.com/c/フランス映画祭2020横浜)にて、ゲストを招いて学生へ向けたオンラインの特別マスタークラスを生配信する予定だ。
 
フランス映画祭2020 横浜は、12月13日(日)までみなとみらい地区(横浜みなとみらい21地区、イオンシネマみなとみらい)にて開催。
■主催:ユニフランス
  

■フランス映画祭とは
1993年、当時のユニフランス会長で映画プロデューサーのダニエル・トスカン・デュ・プランティエにより横浜で誕生。2006年に会場を東京に移し、2011年より2016年まで、有楽町朝日ホール及びTOHOシネマズ日劇で開催。2012年からは、アンスティチュ・フランセ日本の協力により、地方での開催を実施。各地の映画ファンにも喜ばれるイベントとなった。フランス映画祭を通し、日本国内におけるフランス映画全体の活況を図ること、フランス映画を配給する各社の助けとなること、また、まだ買付のついてないフランス映画、新進の監督や俳優に日本で紹介される機会を作ることがその狙い。加えて、来日するゲストによるマスタークラスを実施し、日本の未来の映画の作り手との繋がりも重要視されている。第25回という節目である2017年には、フランスを代表する女優のカトリーヌ・ドヌーヴが団長として来日。フランスでも人気の高い北野武監督が親善大使を務めた。2018年に13年ぶりに横浜へ場所を移し、昨年には不朽の名作『男と女』の53年後を描いた『男と女 人生最良の日々』を携えて名匠クロード・ルルーシュ監督が団長として来日。フェスティバル・ミューズは中谷美紀さんが務め、2020年の今年で28回目を迎えた。
 
 

DA-Dracula-550.jpg【京都ヒストリカ国際映画祭】上映作品
★『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』

(Dracula  2012年、イタリア、フランス、スペイン、1時間46分)
監督:ダリオ・アルジェント
脚本:ダリオ・アルジェント、エンリケ・セレッソ、ステファノ・ピアニ、アントニオ・テントリー
原作:ブラム・ストーカー 「ドラキュラ」 音楽:クラウディオ シモネッティ
編集:マーシャル・ハーヴェイ、ダニエレ・カペッリ
主演:トーマス・クレッチマン『ワルキューレ』『キング・コング』
 アーシア・アルジェント『サスペリア・テルザ 最後の魔女』
ルトガー・ハウアー『ブレード・ランナー』、ウナクス・ウガルデ『チェ 28歳の革命』
マルタ・ガスティーニ、ミリアム・ジョヴァネッリ
2014年春公開予定
© 2012 MULTIMEDIA FILM PRODUCTION s.r.l. – ENRIQUE CEREZO P.C. s. a. All Rights Reserved.

~悲しみに彩られた美しきドラキュラ~

  ブラム・ストーカー原作の「ドラキュラ」は妖怪・魔物の王者、恐怖映画の金字塔だ。過去、何度も映画化され、コッポラ監督、ゲイリー・オールドマン主演作はじめ、何本見たかすらすぐには思い出せない。近年では有名になりすぎて喜劇やパロディにまで登場、少々安っぽくなった感も否めない。
  だが、鬼才ダリオ・アルジェントが手がけたドラキュラはやっぱり正統派、保守本流、これほどまでに切ないドラキュラは見た記憶がない。凄惨なスプラッターホラーやフェイク・オカルト全盛の流れに逆らうように、美しさに満ちたゴシックホラーに仕上げた。

 DA-Dracula-2.jpg 物語に大差はない。青年ジョナサン(ウナクス・ウガルデ)が小さな村ハプスブルクへ図書館司書の仕事を求めてドラキュラ伯爵(トーマス・クレッチマン)を訪ねて来る。彼は美しい妻ミナ(マルタ・ガスティーニ)の友人ルーシー(アーシア・アルジェント)にドラキュラ伯爵を紹介されたのだが、遅れて村に着いた彼女は「ジョナサンが数日間戻らない」と聞かされる。それはドラキュラ伯爵がミナを手に入れるための罠だった…。
  落ち着いたハプスブルク村のたたずまいに惹かれる。森には不気味な狼が目を光らせ、吸血鬼も早々に登場するが、緑濃い森や村のしっとりとした美しさが印象深い。これは一体、ホラー映画なのか…。だが、これこそが“アルジェント流”と記憶が甦った。

 DA-Dracula-3.jpgダリオ・アルジェントが一躍その名を轟かせたのはホラーブーム真っ盛りの70年代。伝説となった恐怖映画『サスペリア』(77年)。先端を切った『エクソシスト』(73年)や『オーメン』『キャリー』(ともに76年)の後、『サスペリア』は魅惑のホラーとしてファンの心をつかんだ。原色を多用した華麗な画面とゴブリンの印象深いサウンドトラックが“美しい恐怖”を盛り上げた。
  ドイツのバレエ学校にやって来た女子生徒が、閉ざされた寄宿舎に入り“悪魔がいる”と感知し、奇怪な現象に見舞われる、いかにもホラーらしいシチュエーションだが、ダリオ・アルジェントの美的感覚が出色。原色を多用しためくるめく色彩で酔わせ、クライマックスでは、鏡を使った眩惑効果も満点だった。

DA-Dracula-4.jpg  公開当時、ある画家は「大きな館にまつわる構造的なホラー」と天才画家キリコと並べて(後に大家になった点も含めて)高く評価した。
  その後、ダリオは愛娘アーシアをヒロインに『オペラ座の怪人』(98年)をはじめ、ヨーロッパ怪奇映画大御所になるのだが、本領というべき『インフェルノ』(80年)、『サスペリア・テルザ』(01年)の魔女3部作を完結させ、期待を裏切らなかった。
  『ドラキュラ』は後半、もうひとりの主役、宿敵ヴァン・ヘルシングが登場、、懐かしやルトガー・ハウアーがヒロイン、ミナを守ってドラキュラと戦う。ドラキュラは、村の集会で反対されるやすばやいワザで首を切り落としたり、参加者全員を惨殺する。 狂暴な本性をむき出しにするドラキュラそのものなのだが、驚くのは、そのドラキュラがミナを「400年前に死んだ恋人」の墓に誘い「私は交響曲の中で調子の外れた異分子、何百年も苦しんできた」と自己批判しつつ愛を告白する場面。ミナは死んだ妻に瓜二つだった…。この恋するドラキュラもまた確かにアルジェントだった。

  恐怖映画は社会不安の反映に違いない。1930年代、『ガリガリ博士』をはじめとする“ドイツ表現主義”の諸作はナチス・ドイツ台頭への不安の表れだったし、70年代のオカルト・ブームはベトナム戦争を抜きには語れない。
  21世紀を迎えても、手を変え品を変えてホラー映画の人気は続いている。ショッキングな残酷描写が人気の『ソウ』(04年~)や、日常生活に恐怖が潜むフェイク・ドキュメンタリー『パラノーマル・アクティビティ』(07年~)は言うまでもなく、9・11後のアメリカの恐怖の映像化。『キャリー』のリメイクやイタリア映画『~ドラキュラ』は恐怖の原点を見つめ直す意思の表れかも知れない。
   (安永 五郎)


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