サタジット・レイ監督デビュー60周年記念『シーズン・オブ・レイ』
・京都みなみ会館:2015年11月30日(月)~12月11日(金)
・元町映画館:近日公開
・公式サイト⇒ http://www.season-ray.com/
インド映画界の至宝、その真の魅力がよみがえる
サタジット・レイ監督デビュー60周年記念 特集上映
『チャルラータ』&『ビッグ・シティ』デジタルリマスター版上映
インドを代表する映画監督にして、小説家、音楽家、グラフィックデザイナーなど、多才な才能をもつサタジット・レイ。日本では『大地のうた』をはじめとする「オプー三部作」でリアリズム監督としての印象が強いですが、実はミュージカル、ファンタジー、SF、ドキュメンタリーまで幅広いジャンルの作品を手がけ、晩年にはアカデミー賞特別栄誉賞を受賞。世界中でその名が知られている偉大な監督です。
そんなレイの監督デビュー60周年を記念し、中期の代表作『チャルラータ』と『ビッグ・シティ』がデジタルリマスターで蘇ることになりました。
特に『チャルラータ』は監督本人が最高傑作と語り、ウェス・アンダーソン監督らも大ファンを公言するほど。富裕な夫を持ち、大邸宅に暮らす妻の孤独と芸術への目覚めを、詩的で美しい映像の数々とともに描きます。インドの文豪タゴールの原作小説を、レイが脚色し音楽も担当。日本では1975年に公開されて以来の上映となり、デジタル・リマスターによる40年ぶりの上映となります。今回は同作の姉妹編ともいえ、同じく大女優マビド・ムカージーが主演した『ビッグ・シティ』も併映します。
この機会にサタジット・レイ監督の真の魅力をお楽しみ下さい。