“映画の新しい才能の発見と育成” をテーマに、1977年にスタートした映画祭、「PFF(ぴあフィルムフェスティバル)」が今年で36回を迎える。関西では、京都と神戸で12月から1月にかけて開催することが決定した。
黒沢清監督、園子温監督、熊切和嘉監督、内田けんじ監督、石井裕也監督をはじめ、多くの映画監督が飛び立っていった世界最大級の自主映画コンペティション「PFFアワード」。今年は「SF・怪奇映画特集」と題して垂涎もののSFカルトの傑作をフィルム上映する招待企画部門。そして、矢口史靖監督と鈴木卓爾監督が、”暇で金がない”1994年に考案し、20年間続けてきた短編「ワンピース」作品の傑作選を上映する。PFFでしか見ることのできない映画を是非体験してほしい。
◆コンペティション部門の「PFFアワード2014」受賞作21作品を一挙上映!
10月におこなわれた東京国際映画祭で上映、北野武監督の激励を受けたり、バンクーバー国際映画祭のキュレータ、トニー・レインズ氏が入選作『丸』を「今年観た中で一番刺激的」と絶賛するなど、最先端の映画表現である日本のインディペンデント映画に、例年になく注目が集まっている。今年は528の応募作から、4か月の審査期間を経て厳選された21作品を上映。日本映画の新たな時代を感じること間違いなし!
◆招待企画部門で開催の「SF・怪奇映画特集」
「SF・怪奇映画特集」と題し、タルコフスキー監督の名作『惑星ソラリス』、『ストーカー』や、ソビエトSFコメディーの金字塔『不思議惑星キン・ザザ』、ジョージ・ルーカスやジョン・カーペンター監督の幻の処女作、など、垂涎もののSFカルトの傑作を、フィルム上映。
◆ようこそ、ワンピース体験へ!
『ウォーターボーイズ』『WOOD JOB!』の矢口史靖監督&『ゲゲゲの女房』『楽隊のうさぎ』の鈴木卓爾監督が、”暇で金がない”1994年に考案し、20年間続けてきた短編「ワンピース」作品の傑作選を上映。1話1シーン1カット、固定カメラで撮る。撮影中は一切カメラに触れない。編集もアフレコも音楽ダビングもしない。そんなルールのもと制作された 30 秒~ 10 数分のショートフィルム「ワンピース」シリーズの中から、8月に撮影されたばかりの新作、自薦ベスト、お蔵出しなど、未公開作を含む 10 本をセレクト。ヒネリの効いた面白さに「癖になる」「ハマる」との声多数、ファンの多いシリーズだ。
<開催日程>
■京都開催 [ 第一部 ] 2014年12月13日(土)~12月19日(金)
[ 第二部 ] 2015年1月3日(土)~1月9日(金)
京都シネマ
■神戸開催 2014年12月20日(土)~12月23日(火・祝)
神戸アートビレッジセンター
第36回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)公式サイトはコチラ