大阪の春の風物詩、第11回大阪アジアン映画祭が今年は3月4日(金)から3月13日(日)まで梅田ブルク7、ABCホール他で開催される。そのオープニング作品に戦前、台湾で生まれ育った日本人たち(「湾生」)が、生まれ故郷である台湾に里帰りし、懐かしい人々を探し求める姿を追った感動ドキュメンタリー、『湾生回家』(わんせいかいか)、クロージング作品に、松田龍平×柄本明、前田敦子×もたいまさこ×千葉雄大。≪最高で最強の家族≫が繰り広げる現代版究極のホームドラマ、『モヒカン故郷に帰る』の上映が決定した。台湾の大ヒットドキュメンタリーで幕を開ける今年の大阪アジアン映画祭。チケットは、2月20日(土)より発売される。
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『湾生回家』(わんせいかいか)
2015 年/台湾/111 分/監督:黄銘正/プロデューサー:田中實加(台湾名:陳宣儒)
© Tanazawa Publish Co., Ltd.
提供:マクザム/ワコー/太秦 配給:太秦
「湾生(わんせい)」とは、戦前、台湾で生まれ育った日本人のことを言う。日本の敗戦後、台湾にいる日本人は台湾生まれであっても強制的に日本に送還された。その数は、軍人・軍属を合わせて 50 万人近く、そのうち「湾生」は約20万人と言われている。本作は、見知らぬ祖国・日本に送還された「湾生」の人々が、生まれ故郷である台湾に里帰りし、懐かしい人々を探し求める姿を追ったドキュメンタリー作品。12 年の歳月をかけて 200 人あまりの「湾生」を追い、さらに 5 年をかけて本作をプロデュースしたのは、自身の祖母も「湾生」であり、台湾を拠点に活動している画家・田中實加(台湾名:陳宣儒)。監督は台湾のアカデミー賞といわれる金馬奨で、1998 年に最優秀短編作品賞を受賞した経歴を持つ黄銘正(ホァン・ミンチェン)(『トゥー・ヤング/城市飛行』第 14 回東京国際映画祭上映)。昨年の金馬奨最優秀ドキュメンタリー作品にもノミネート。興行収入は 1 億円を超え、台湾のドキュメンタリーとしては異例の大ヒットを記録した。
『モヒカン故郷に帰る』
2016 年/日本/125 分/監督・脚本:沖田修一
出演:松田龍平、柄本 明、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大/
配給:東京テアトル
©2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会
『南極料理人』『横道世之介』など独自の世界観を生み出してきた沖田修一監督がオリジナル脚本で挑んだ最新作。主人公・永吉に松田龍平、父・治に柄本 明を配し、共演は、前田敦子、もたいまさこ、千葉雄大ら。広島・瀬戸内海に浮かぶ四島を架空の島「戸鼻島(とびじま)」としてオールロケで撮影し、細野晴臣が主題歌「MOHICAN」を書き下ろしている。
家族が集まれば、最高で最強!現代版究極のホームドラマが、この春日本を熱く盛り上げる!