『サンバ』オリヴィエ・ナカシュ監督、オマール・シー舞台挨拶《東京国際映画祭2014》
フランス/オープニング興収No.1
3年前の東京国際映画祭グランプリ&男優賞受賞コンビ凱旋!!
第27回東京国際映画祭 特別招待作品
『最強のふたり』タッグ凱旋来日!
まさかの無茶ぶりに「ダメよ~、ダメ、ダメ」
2014年10月26日(日)、第27回東京国際映画祭 特別招待作品『サンバ』の舞台挨拶が行われました。
今回初来日になるオマール・シーと3年前に来日したオリヴィエ・ナカシュ監督が登壇し、お二人ならではの、ここでしか聞けないマル秘エピソードや最強のスマイル溢れるトークショーになりました!
【日時】10月26日(日)10:45~
【登壇者】オリヴィエ・ナカシュ(41)/オマール・シー(36)
オマール・シーは初来日。
監督と主演のオマール・シーが再タッグし、フランスで大ヒットしている『サンバ』は、ビザのうっかり失効でフランスから退去命令を受けたサンバ(オマール・シー)。ピンチの最中、移民協会で出会った、燃え尽き症候群の元キャリアウーマンのアリス(シャルロット・ゲンズブール)と、陽気な移民仲間。どん底でも失われないサンバの笑顔は、仲間たちを助け、やがてその出会いは奇跡を起こしていく、という物語。
上映前の舞台に登場した監督は「またこの場所に来れて大変光栄です」、オマールは「この場所に来れて嬉しいです。3年前に東京国際映画祭で頂いた最優秀男優賞は私にとって俳優として初めて受賞した作品でした。感謝しております。」と挨拶をした。
世界中で大ヒットした『最強のふたり』の後はどうだった?と司会者の質問にオマールは「激変した。世界中を飛び回り、こうやって日本に来れた。なによりも以前と変わったのは英語を話している自分です。勉強して話せるようになりました」と語った。
『最強のふたり』でリズミカルなダンスを踊っていたオマールだが、今回の役は踊りが得意ではない役。
「サンバという名前なのに踊れない」と監督。踊りが得意なオマール・シーに司会者からせっかくだからサンバを踊って欲しいとのリクエストに、オマールは「ダメよ~、ダメダメ」と答え、監督は「いいじゃないの~」と言い、会場のお客さんからは歓声と笑いが起こった。サンバの曲が流れ、軽快なステップで踊るオマールに会場中は笑顔に包まれた。
最後に「フランスで先日公開され、日本が2番目で本作を上映します。皆さん楽しんでください」と監督。
「また日本に帰ってきます。今日は本当にありがとう!」と最強の笑顔でオマール・シーは会場を後にした。
『サンバ』
(2014年 フランス 1時間59分)
【監督・脚本】エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ 『最強のふたり』
【撮影監督】ステファーヌ・フォンテーヌ
【原作者】デルフィーヌ・クーラン
【出演】オマール・シー『最強のふたり』、シャルロット・ゲンズブール『メランコリア』、タハール・ラヒム『ある過去の行方』、イジア・イジュラン
【配給】ギャガ
★公式サイト⇒ http://samba.gaga.ne.jp/
(c) Quad - Ten Films - Gaumont - TF1 Films Productions - Korokoro
2014年12月26日(金)~TOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
<あらすじ>
アフリカからフランスに来て10年、料理人を目指して真面目に働く青年サンバに、ある日突然、国外退去命令が出される。ビザ更新通知にうっかり気付かず、拘束されるはめに。そんな絶体絶命の彼の前に現れたのは、移民協力ボランティアの女性、アリス。大企業のキャリアウーマンだったが、‘燃え尽き症候群’となりドロップアウトした過去を持つアリスは、窮地の中でも屈託ない笑顔を向けてくるサンバに興味を持ち、彼を救おうと尽力することに。
さらに、陽気なブラジル移民ウィルソンや、破天荒な法学生マニュなど、サンバの周りには彼の不思議な魅力にひかれた人たちが集まってくる。皆、心に傷を抱えているが、笑顔を忘れないサンバといると、楽しい気持ちになっていく。生まれも境遇も全く違う人たちのおかしくも風変わりな関係はいつまでも続くかに思えたが、ある日、サンバの身に思いもよらぬことが起こり―。