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豪華出演者が神戸に集結!神戸三宮映画祭いよいよ開幕~前夜祭レポート

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豪華出演者が神戸に集結!神戸三宮映画祭いよいよ開幕~前夜祭レポート

 
 神戸に新しい映画祭が誕生する。5月30日(金)、31日(土)の2日間、OSシネマズミント神戸、神戸芸術センター、カフェ ネスカフェ 三宮、国際会館 会議室の4会場で開催される『神戸三宮映画祭』。現在、YouTube限定で公開し、半年で累計1,000万回視聴突破を目前にした「ネスレシアター on YouTube」で大好評を博した日本を代表する映画監督による質の高い新作が、日本の映画発祥の地である神戸三宮の劇場スクリーンで初公開される。 
 
 映画祭では「ネスレシアター on YouTube」で公開中の作品の上映だけでなく、佐々部監督、本広監督をはじめ、それぞれの作品の監督や各キャストも登壇予定。ネスレ日本と昔から縁の深い岩井俊二監督も招いてのプレミアムトークショー他、監督自らがファシリテーションを務め、映画について真剣トークを繰り広げるカンファレンスや、映画製作にまつわる裏話トークなど、映画の裏側や生の声が存分に楽しめる企画も用意されている。
 
 前日の29日(木)神戸オリエンタルホテルで開催された前夜祭では、神戸映画祭実行委員長高岡浩三氏(ネスレ日本株式会社代表取締役社長兼CEO)が「You Tubeの中で日本最大のシネコンを目指した全く新しい試み。映画館との相乗効果で、日本のお客様に対し新しく画期的なビジネスモデルにしていきたい」と挨拶。神戸市副市長玉田敏郎氏からは、キネトスコープやフィルムコミッション国内第一号となった映画発祥の地神戸の紹介が行われた。
 
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 続いて行われた佐々部清監督、本広克行監督、岩井俊二監督によるトークセッションでは、「今、日本の映画界ではなかなか自由なものが撮れない。日本映画監督協会に530人在籍しているが、昨年は91本しか製作しておらず、ほとんどの監督が映画を撮れていない状態。ネスレシアター on YouTubeで映画を活性化し、オリジナルの脚本で映画を撮ることで、監督や現場もモチベーションを高く持つことができる」(佐々部清監督)、「最初1分観たら、最後まで見たくなるような短編を作った。日頃はエンターテイメント監督だが、今回は自分の体験談を映像化しており、若いスタッフにもチャンスを与えることができた。映画は人の人生を変える力がある」(本広克行監督)、「日本は東京中心で映画製作をしているが、地方発全国映画の拠点に神戸がなればいいのではないか」(岩井俊二監督)と、ネスレシアター on YouTubeや、神戸三宮映画祭に寄せる期待を語った。
 
 最後に行われたフォトセッションでは、佐々部清監督・本広克行監督・岩井俊二監督・長澤雅彦監督・SABU監督・塩田明彦監督・月川翔監督・永田琴監督・鈴木太一監督・末満健一監督・真壁幸紀監督・木村好克監督が登壇。また、キャスト陣では原田泰造・瀬戸康史・柳下大・桜井美南・山田裕貴・吉永淳・鈴木裕樹・中山義紘・小橋めぐみ・大塚千弘が登壇し、一気に映画祭ならではの華やかな雰囲気に包まれた。5月30日(金)・31日(土)の上映後は各会場で舞台挨拶が予定されている。ぜひ、大スクリーンで個性豊かな作品たちの魅力に触れてほしい。(江口由美)
 

< ~開催概要~ > 
〇主催   :神戸三宮映画祭実行委員会 
〇開催日  :2014年5月30日(金)・31日(土) 
〇開催場所 :OSシネマズ ミント神戸(上映・舞台挨拶)
        神戸芸術センター(上映・舞台挨拶・カンファレンス)
        カフェ ネスカフェ 三宮(イベントスペース・infoセンター)
        国際会館 会議室(カンファレンス) 
〇映画祭来場予定ゲスト:大塚千弘、山田裕貴、瀬戸康史、ダイアモンド✡ユカイ、渡辺大知(黒猫チェルシー)、 原田泰造、小橋めぐみ、中山義紘、吉永淳、柳下大、古川雄輝、マキタスポーツ、遠藤雄弥、渡辺大、遠藤久美子、山本舞香、桜井美南、鈴木裕樹、 佐々部清監督、月川翔監督、本広克行監督、岩井俊二監督、塩田明彦監督、SABU監督、真壁幸紀監督、永田琴監督、三島有紀子監督、入江悠監督、鈴木太一監督、木村好克監督、長澤雅彦監督、山内ケンジ監督、青山真治監督、末満健一監督、前田弘二監督 
○公式サイト:http://kobefes.com/