映画祭シネルフレ独自取材による映画祭レポートをお届けします。

第18回神戸100年映画祭、11/1(土)より開催!

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 ~『わが母の記』原田眞人監督が来場!故高野悦子さんを偲ぶ上映会&追悼トークも開催~

 

 阪神・淡路大震災の翌年、1996年秋より神戸で開催されている『神戸100年映画祭』。第18回となる今年はピフレホール(JR・市営地下鉄「新長田」駅下車すぐ)を会場に、第1回神戸100年映画祭実行委員長を務めた岩波ホール総支配人の故高野悦子さんを偲び、オープニングに『父と暮せば』(04)を追悼上映する。顧問としても多くのゲスト招聘に尽力された高野さんの思い出を、第1回以降、映画祭の総合プロデューサーを務めた伊良子序さんに語っていただく追悼トークも予定されている。

 

 また、原田眞人監督がメーンゲストとして来場し、「名作を引き継ぎ、次の世代へ」と題してトークショーを開催する他、第35回モントリオール世界映画祭 審査員特別グランプリを受賞した井上靖の自伝的小説の映画化『わが母の記』(11)や、日航機墜落を報道する新聞記者の姿を描いた社会派ドラマ『クライマーズ・ハイ』(08)を上映する。11月1日(金)の原田監督出演作『ラスト・サムライ』(03)上映前には、神戸フィルムオフィス代表の田中まこさんによる姫路ロケなどでの「撮影秘話」トークも行われる予定だ。

 

 神戸アートビレッジセンターでは昨年スタートした「未来の神戸映画プロジェクト」第2弾をはじめ、恒例の「淀川長治メモリアル」は「音楽」をキーワードにしたクラシック映画が勢揃い。今回が劇場初公開となるビリー・ホリデイ唯一の出演映画『ニューオーリンズ』(47)はジャズ・ファンならずとも必見作だ。

 

『神戸100年映画祭』で神戸にゆかりのある映画を再発見してみて!

神戸100年映画祭公式サイト http://kff100.com/