映画祭シネルフレ独自取材による映画祭レポートをお届けします。

第14回宝塚映画祭、11/9(土)より開催!

2013_fryer.jpg~町の映画館をもっと面白くするアイデア“シネマハック100”にも注目!~

 2000年より、宝塚のミニシアター「宝塚シネ・ピピア」(阪急宝塚線「売布神社」駅下車すぐ)をメイン会場として毎年秋に市民の手によって運営され、今年で14回を迎える宝塚映画祭。映画観客層の高齢化が進む中、宝塚映画祭では近年10代の若手スタッフが企画段階から加わり、毎年映画祭で新しい試みを行っているが、今年はさらにパワーアップ。「町の映画館をもっと面白くするアイデア“シネマハック100”」と題して、映画祭開催期間中だけでなく、10月のプレイベントから「みんなが撮った町の写真を映画館で観る会」(10/19)、この町を面白くする10人のプレゼンテーションパーティー(10/26)など市民が参加できるプレ企画を多数開催される。

 


上映テーマ1「ジモトの“リアル”と“ファンタジー”」

昨年の「シネマ&ローカリティー」に引き続き、“地域”と“映画”をつなげる視点を探るテーマを別の視点で考察。現実としての地域と、そこを舞台にした非現実の物語について、選りすぐりの7作品を上映する。

02_Playback.jpg大林宣彦監督の『この空の花 長岡花火物語』(11日本)をはじめ、メジャーデビュー作にして第65回ロカルノ映画祭コンペティション部門選出を果たした村上淳の魅力が堪能できる作品『Playback』(12日本)、イランのアンダーグラウンド音楽シーンとそこで生きる若者たちの葛藤をゲリラ撮影でまざまざと映し出すバフマン・ゴバディ監督『ペルシャ猫を誰も知らない』(09イラン)、真利子哲也監督が宮崎将、ももいろクローバーを迎えて撮りあげた対比が美しい詩のような中編『NINIFUNI』(11日本)、覆面グラフィックアーティスト、バンクシーが自身を皮肉とユーモアを織り交ぜ描く異色ドキュメンタリー『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』(10アメリカ・イギリス)、

03_Tokyo shutter girl.jpgカメラ女子高生が街や写真の魅力を発見していく、関西プレミア上映作『東京シャッターガール』、映画『ランボー』が少年の世界を変えていく感動作『リトル・ランボーズ』(07イギリス・フランス)。上映後にはシネピピア前のテーブルを囲んでゲストと感想を語り合う「シネトーク・ラウンドテーブル」や、劇場内での「シネトーク・セッション」も予定されているので、映画と合わせて楽しんでほしい。

 

 


上映テーマ2「FAKE&REAL 美術監督、近藤司の仕事」

宝塚の武庫川沿いにかつて176作品もの劇場映画を作り出した映画撮影所、宝塚映画製作所があり、そこで制作された作品(「宝塚映画」)を宝塚映画祭では様々な視点から取り上げてきた。

04_negiman.jpg今年は西宮・白水峡を石灰で多い冬山にして黒澤明監督を絶句させたという伝説を持つ元宝塚映像専務の美術監督、近藤司さんの仕事を堪能できる3本をセレクト。『姿三四郎』(65)をはじめ、森繁久弥と音羽信子主演のちびた新地を舞台にした男女の愛欲劇『野良猫』(58)、宝塚に昭和初期の法善寺横丁を再現して撮影した『世にも面白い男の一生 桂春団治』(56)を上映する。

 

 


 05_negiman.jpgこれらの他にも特別企画として、「地元ムービー大集合」と題して、日本全国からご当地映画が大集合!鳥取県米子市からは映画とポップカルチャーの祭典「米子映画事変」PRのために制作された『ネギマン』をはじめ、ミュージカルあり、コメディーあり、アクションありの激レア地元映画が上映される。また、映画祭ボランティアとして関わった学生スタッフが中心となって作成した宝塚映画『海の若大将』のリメイク作品『水喧嘩は嘘で治る』や、関西学院大学の映画研究会、全関映(全関学自主映画製作上映委員会)およびその周辺で製作された最新作一挙上映する『リメイク宝塚映画!学生作品上映会』も予定されている。


歌劇だけではない、宝塚の映画を通した楽しみに、ぜひ触れてほしい。

宝塚映画祭公式サイト http://takarazukaeiga.com/