今年で25年を迎える日本最大の国際映画祭、第25回東京国際映画祭が10月20日より開催される。
公式オープニング作品に『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』、公式クロージング作品にクリント・イーストウッド主演『人生の特等席』と話題作を取り揃えた他、昨年は現在大ヒット公開中の『最強のふたり』が東京 サクラ グランプリと最優秀男優賞を獲得したコンペティション部門では、今年も邦画2本を含む世界の注目作がラインナップ。ワールド・プレミアとなるインドネシアを代表する作家、リリ・リザ監督の美しい最新作『ディモール島アタンブア39℃』や、『綴り字のシーズン』スコット・マクギー、デヴィッド・シーゲル監督コンビの最新作『メイジ―の知ったこと』をはじめ、がエル・ガルシア・ベルナル主演の政治エンタテイメント『NO』など時代を作家独自の観点で切り取った作品が勢揃いしている。
また、アジアの風部門では、「インドネシア・エクスプレス~3人のシネアスト」と題したインドネシア作家特集も行われる。大阪アジアン映画祭で鮮烈な印象を与えた『空を飛びたい盲目のブタ』のエドウィン監督は、同作と最新作でベルリン国際映画祭コンペ入選作の長編『動物園からのポストカード』が紹介される。また、インドネシア映画界をまさに牽引してきたガリン・ヌグロフ監督作品や、コンペ部門にも出品しているリリ・リザ監督の歴代トップの記録的ヒット作『虹の兵士たち』、その続編の『夢を追いかけて』を上映。3人の監督によるシンポジウムも開催予定だ。
他にも特別招待作品、ワールドシネマ、日本映画・ある視点、natural TIFFなど、多彩な切り口で邦画をはじめとした最新映画が上映される。もちろんゲストによるQ&Aを予定されている作品も多数あるので、ぜひ映画祭ならではの感動体験を味わってほしい。
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