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2013年1月アーカイブ

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 "映画の新しい才能の発見と育成"、"映画の新しい環境づくり"をテーマに、1977年にスタートした映画祭「PFFぴあフィルムフェスティバル」。昨年9月の東京開催でスタートした「第34回PFF」は12月の神戸開催に続き、2月16日(土)~22日(金)の1週間、京都シネマで「PFF in 京都」が開催される。
 平均年齢23.6歳の未来の巨匠たちがひしめく、コンペティション部門「PFFアワード2012」の入選16作品を一挙上映!11名の監督たちが会場に駆け付け、質疑応答も開催。また映画祭最終日には、初夏に公開予定のPFFスカラシップ作品『HOMESICK』の先行プレミア上映を行うなど、最前線の日本映画を体感できる7日間だ。
 神戸会場で好評を博した当日学生券や、前売限定販売の全作品フリーパスなどお得なチケットも販売。全作品制覇目指して、足を運んでみよう!


<上映プログラム紹介>
(1)「PFFアワード2012」 世界最大級の自主映画のコンペティション部門
若手監督の登竜門として、黒沢清(『贖罪』)、園子温(『希望の国』)、矢口史靖(『ロボジー』)、内田けんじ(『鍵泥棒のメソッド』)、石井裕也(『舟を編む』)ら現在の日本映画界で活躍する監督たちを輩出してきた「PFFアワード」。
今年の入選監督は、20代前半が大半を占める「若さ」が特徴で、話題の映画・映像学校出身者が勢揃いしている。自主映画でありながら、海外映画祭への出品や劇場公開が実現するなど、プロ顔負けの完成度の高さに国内外の映画人も驚愕しているのだ。

【PFFアワード2012 データ】
応募総数:522本 / 入選作品:16本 / 入選監督の平均年齢:23.6歳

▼プロ顔負けの完成度!海外映画祭出品や劇場公開が続々決定!
PFF2013(2)グランプリ「くじらのまち」.jpg『くじらのまち』(監督:鶴岡慧子) ※PFFグランプリ受賞
釜山国際映画祭(韓国)コンペティション部門出品 2012年10月
 ベルリン国際映画祭(ドイツ)フォーラム部門出品 2013年2月

 

PFF2013(3)準グランプリ「魅力の人間」.jpg『魅力の人間』(監督:二ノ宮隆太郎) ※PFF準グランプリ受賞
バンクーバー国際映画祭(カナダ)コンペティション部門出品 2012年10月
ロッテルダム国際映画祭(オランダ)Bright Future部門出品 2013年1月
 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭(日本)フォアキャスト部門出品 2月

『故郷の詩』(監督:嶺豪一) ※PFF審査員特別賞受賞
 バンクーバー国際映画祭(カナダ)招待作品部門出品 2012年10月

『リコ』(監督:弓場絢)
バンクーバー国際映画祭(カナダ)コンペティション部門出品 2012年10月

『Her Res ~出会いをめぐる三分間の試問3本立て~』(監督:山戸結希)
ポレポレ東中野(東京)にて劇場公開 2012年11月10日(土)~16日(金)
オーディトリウム渋谷(東京)にて劇場公開 2013年2月16日(土)~21日(木)

『かしこい狗は、吠えずに笑う』(監督:渡部亮平) ※PFFエンターテインメント賞&映画ファン賞受賞
メイド・イン・プサン独立映画祭(韓国)招待作品部門出品 2012年11月
シネマルナティック(愛媛)にて劇場公開 2013年3月23日(土)~29日(金)

『ゆれもせで』(監督:川原康臣)
シネマ・ロサ(東京)にて劇場公開 2013年2月2日(土)~15日(金)

『極私的ランナウェイ』(監督:河合健)
トリウッド(東京)にて劇場公開 2013年2月9日(土)~10日(日)
 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭(日本)オフシアター・コンペティション部門出品 2013年2月

▼11名の監督が来場予定!上映後の質疑応答に参加しよう!
 来場予定監督 
PFF2013(1)京都出身監督「あん、あん、あん」.jpg2/16(土)『あの日から村々する』加藤秀則、『あん、あん、あん』イノウエ カナ、『リコ』弓場 絢
2/17(日)『オハヨー』佐久川満月、『ゆれもせで』川原康臣
2/18(月)『水槽』加藤綾佳
2/19(火)『Please Please Me』青石太郎
2/20(水)『stay チューン』伊藤智之、『極私的ランナウェイ』河合 健
2/21(木)『継母』工藤隆史、『飛び火』永山正史

▼観客投票により「PFF京都賞」を決定!
会場のお客様の投票で、京都グランプリを決定!果たしてどの作品が多くの支持を得るのか!


(2)PFFスカラシップ作品 先行プレミア上映
「PFFスカラシップ」とは「PFFアワード」の入賞者によるオリジナル企画を、PFFが企画から公開までトータルプロデュースする新人監督育成システムです。今回は、2013年初夏公開予定の最新スカラシップ作品『HOMESICK』を先行プレミア上映します。

第22回PFFスカラシップ作品
『HOMESICK』2012年/99分/カラー
監督:廣原 暁
出演:郭 智博、金田悠希、舩﨑飛翼、本間 翔、奥田恵梨華


「第34回PFFぴあフィルムフェスティバル in 京都」 

会期:2013年2月16日(土)~22日(金) 連日18:30~
会場:京都シネマ  【公式サイト】http://pff.jp/34th/
※作品上映後、監督による質疑応答を予定。

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  2008年、横浜トリエンナーレで話題の的となったインスタレーション作品『廊下』や、外国文学としては異例の人気作となった短編小説集『いちばんここに似合う人』(刊行:新潮社)など、多方面で着実な活動を展開するマルチアーティストのミランダ ジュライ。2/16(土)には梅田ガーデンシネマにて新作長編映画『ザ・フューチャー』も公開される。

theFuture-2.jpg 今回、ミランダ・ジュライ新作『the Future』公開を記念して、2月11日(月・祝)大阪のdigmeout ART &DINERにてミランダ ジュライの短編映画を上映するイベントが開催される。世界中の映画祭で上映されながら、大阪では初上映となる短編映像作品に触れることのできる貴重な機会だ。また、当日はコラムニストの山崎まどかさんと執筆家の野中モモさんによるミランダの魅力を語るトークショーを開催。digmeout ART &DINERにて『the Future』をイメージしたメニューも登場予定と、ミランダ・ジュライの世界を存分に楽しめるオトナ女子にオススメの上映会だ。


theFuture-3.jpg【イベント概要】

◆日時:2月11日(月・祝)  オープン:17:00/スタート:18:00 
◆内容:短編上映+トークショー
◆会場:digmeout ART & DINER
◆ゲスト:山崎まどかさん / 野中モモさん / MC:土井コマキさん
◆料金:1500円(入場時にドリンク代別途500要)

※限定人数のみメール予約優先
(2/1より受付 ※メール予約方法等、詳細は後日、ぴあ関西版WEBにて発表)
◆お問合せ:ぴあ関西版WEB 映画担当 ℡:06-6345-9055
◆イベント特設ブログ 
http://esjaesjaesja.blogspot.jp/ (随時、情報を更新中)

theFuture-4.jpg【プロフィール】ミランダ・ジュライ

1974年米国カリフォルニア州バークリー生まれ、現在ロサンゼルス在住。脚本、監督、主演を担当した最初の長編映画『君とボクの虹色の世界』で、サンダンス映画祭審査員特別賞、カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)を含む4部門を受賞し、一気に世界に知られることになった。コンテンポラリー・アーティストとしては、ビデオ作品、パフォーマンス、ウェブでのプロジェクトがニューヨーク近代美術館、グッゲンハイム美術館、ホイットニー・ビエンナーレなどで紹介されている。またアーティストのハレル・フレッチャーと共同で参加型ウェブサイト Learningtoloveyoumoreを 立ち上げ、2007年に同サイトの書籍版(プレステル社)も刊行。作品は現在、サンフランシスコ現代美術館のアーカイブに所蔵されている。2009年のベネチアビエンナーレのために制作したインタラクティブ・スカルプチャー・ガーデン【インタラクティブなオブジェの庭】"Eleven Heavy【11の重たいもの】"は、2010年夏にニューヨークでも発表された。作家としては、短編小説集「いちばんここに似合う人」(新潮社/岸本佐知子訳)が、フランク・オコナー国際短篇賞を受賞し、20カ国で出版され、次作の 「It ChoosesYou」が新潮社より邦訳(岸本佐知子訳)発行予定。私生活では『人生はビギナーズ』(2010年)の監督でマルチ・アーティスト のマイク・ミルズとの間に子供がひとりいる。

【上映作品】(配給:ダゲレオ出版)

『アトランタ』(10分/1996)/『アマチュア』(18分/1998)/『ネスト・オブ・テンズ』(27分/2000年)/『毎日つよくなる』(7分/2001年)/『HAYSHA ROYKO』(4分/2003年)(5作品合計66分、日本語字幕付き)

※画像はミランダ・ジュライ新作『the Future』より

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 新春早々、劇場でゴダールを鑑賞できるうれしい特集上映が1月19日(土)からシネ・ヌーヴォで開催される。時代の最先端を歩んできたゴダール監督の名作を新たにHDリマスターされたハイビジョン映像で楽しめる。

上映作品は、『はなればなれに』、『恋人のいる時間』、『中国女』、『ヒア&ゼア・こことよそ』、『パート2』、『うまくいってる?』、『勝手に逃げろ/人生』、『右側に気をつけろ』、『フォーエヴァー・モーツァルト』の全9作。ヌーヴェルヴァーグ絶頂期の作品から、90年代の作品まで今も進化し続けるゴダールの軌跡を堪能してほしい。


ゴダール/新世紀の起源@シネ・ヌーヴォ 詳細はコチラ

 

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 まさに、ジャンルや国を問わない映画祭といった趣のある一期一会の作品が勢揃いした特集上映『未体験ゾーンの映画たち』が第1弾は1月12日(土)から、第2弾は3月9日(土)からシネ・リーブル梅田で開催される。

 エンターテイメント色豊かで、あの俳優が、あの監督がといったお宝映画が全20作一挙上映。上映作品を見てみると、アジア映画では大阪アジアン映画祭でおなじみのタイのガールズカンフーヒロイン、ジージャーの最新作『チョコレート・ガール バッド・アス!!』や、伝説の韓国映画『下女』のリメイクと話題になった『ハウスメイド』イム・サンス監督最新作の『蜜の味~テイスト オブ マネー~』が登場。3月に開催される大阪アジアン映画祭を前に、アジア映画モードになれること間違いなし!

 他にもガエル・ガルシア・ベルナル出演の『俺たちサボテン・アミーゴ』や『ザ・ウォーター・ウォー』、鬼才トッド・ソロンズ監督による新たな傑作『ダークホース』、ポール・ジアマッティ、ダスティン・ホフマン共演で贈るローマを舞台にした秀作『バーニーズ・バージョン ローマと共に』など見応えあるヒューマンストーリーから、アクション、サスペンス、SFまで映画館で是非堪能してほしい未体験ゾーン作品が見事に揃っている。リピーター割引も実施されるので、一期一会の映画たちをめいいっぱい楽しんでみて!

未体験ゾーンの映画たち2013@シネ・リーブル梅田 詳細はコチラ

 

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