映画祭シネルフレ独自取材による映画祭レポートをお届けします。

2022年11月アーカイブ

 

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今年は中日国交正常化 50 周年という節目の年であり、中日両国の友好交流の歴史を振り返るチャンスであると同時に、中日関係が未来に向けて発展するための新たなスタートラインでもあります。2000 年以上に及ぶ文化の交流と 50 年にわたる中日関係の発展という「大きな軌跡」の中で、映画を通じて行われた活発な両国間交流は、まさに「小さな奇跡」ともいえます。


「民を以って官を促す」、中日交流の歴史において数々の美談を残し、両国映画交流史上多くの名作の舞台として輝いた代表地・大阪で 11 月 11 日(金)から 11 月 17 日(木)の期間、「2022 大阪・中国映画週間」が初開催されることが決定いたしました。最新の中国映画の上映を通じて、中日両国の文化交流をより一層盛り上げたいと考えています(合計8作品・計 11 回上映)。
 



■ 上映期間 : 2022 年 11 月 11 日(金)〜11 月 17 日(木) 8 作品(計 11 回)

■ 上映会場:TOHOシネマズ梅田アネックス SCREEN9、10

■ チケット販売:金額 1,500 円(税込)

■ 販売サイト:TOHO シネマズ梅田

(URL:https://www.tohotheater.jp/theater/037/info/event/cjiff2022umeda.html)

■ 公式サイト: http://cjiff.net/2022osaka.html

■  ©NPO 法人日中映画祭実行委員会


【上映作品タイトル】 


 


(オフィシャル・リリースより)

 

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  第35回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが11月2日に開催され、コンペティション部門他各賞の発表が行われた。東京グランプリ/東京都知事賞は、息子が失踪した母の苦悩を描き高い評価を得た『おもかげ』のロドリゴ・ソロゴイェン監督最新作、『ザ・ビースト』が受賞した。同作からはロドリゴ・ソロゴイェン監督が最優秀監督賞、主演のドゥニ・メノーシェが主演男優賞と、見事3冠獲得の快挙を達成した。 

 

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 審査委員長のジュリー・テイモア監督は、「心理スリラーであり、深く感動的なラブストーリーであると同時に、階級の格差や外国人排斥、都市と農村の間の隔たりについて、重層的に解説する並外れた映画」とグランプリ作品の評価すべき点を挙げ、実際の出来事を元にした脚本のみならず、あらゆるレベルで優れていることに触れた。さらに、「監督は重荷を背負った獣が、男同士の戦いに挑むという非常に刺激的で感情的な作品に仕上げてくれた」と作品の感情を動かす力にも言及した。
 
 
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 『ザ・ビースト』は、スペイン、ガリシア地方の人里離れた山間の村を舞台に、移住して農耕生活を始めたフランス人の中年夫婦が、隣人で地元の有力者の一家との軋轢から対立が深まり、思わぬ事態を迎える重厚な心理スリラー。排他的な地域で理想を貫こうとする主人公夫婦と、貧しい地域で今の暮らしにうんざりしている隣人たち。最優秀男優賞を受賞したドゥニ・メノーシェが演じる主人公だけでなく、その妻を演じたマリーナ・フォイスの底力が、本作を単なるジャンル映画ではなく、より深いヒューマンドラマに導いている。劇場公開を熱望する一作だ。
 
 
 
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  また審査員特別賞には、ヒトラー役の俳優の代役で急遽ヒトラー役として演じる羽目になった日雇い労働者の男がたどる運命に、格差社会や映画制作現場の実情を皮肉をにじませ描く、イランのホウマン・セイエディ監督作『第三次世界大戦』が選ばれた。ホウマン・セイエディ監督から寄せられたメッセージでは、現在日本に来ることができない状況にあることや本作への思いが語られた。
 
 
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 また観客賞には、稲垣吾郎主演の今泉監督最新作『窓辺にて』が選ばれた。今泉監督は何回も参加経験のある東京国際映画祭で初めての観客賞受賞に、壇上で喜びを語った。その他の受賞結果は以下のとおり。
 
 
■最優秀女優賞  アリン・クーペンヘイム『1976』
 
■最優秀芸術貢献賞 『孔雀の嘆き』監督:サンジーワ・プシュパクマーラ
 
■アジアの未来 作品賞  『蝶の命は一日限り』監督:モハッマドレザ・ワタンデュースト
 
■Amazon Prime Videoテイクワン賞  該当なし
 

 

 
<第35回東京国際映画祭 開催概要> 
■開催期間: 2022年10月24日(月)~11月2日(水) 
■会場:日比谷・有楽町・銀座地区
■公式サイト:www.tiff-jp.net
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