10月2日(火)より祇園会館、東映京都撮影所第一試写室、京都文化博物館で開催される第8回京都映画祭。「閉塞をぶち破る!」をキーワードに、多彩なゲストを交えて映画の作り手たちが何をしてきたか、これから何をすべきかを見つめるプログラムとなっている。
祇園会館では、「京都1970 若き監督たちの戦い―中島貞夫を中心に」と題して、中島貞夫監督作品を中心とした特集上映を開催。鈴木則文監督、梶芽衣子、夏八木勲、富士純子ら豪華ゲストが連日トークショーを繰り広げる。
高倉健、鶴田浩二主演の戦時中青春群像劇『あゝ同期の桜』(写真左)や、渡瀬恒彦の無鉄砲ぶりが必見の『唐獅子警察』(写真右)など、この機会でしか見られない往年の活劇は見逃せない。
東映京都撮影所第一試写室では、「京都2012新進気鋭の監督たち」と題し、「映画の上映と配給~その将来的展望」(10/6開催)、「映画製作について~関西そしてインディペンデント」(10/7開催)の2つのシンポジウムと期待の若手監督作品を一挙上映。『へんげ』、『先生を流産させる会』、『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』、『シグナル~月曜日のルカ~』、『細川中立売』、『毎日かあさん』など監督の舞台挨拶も合わせて楽しめる絶好の機会だ。
特筆すべきは、京都文化博物館で開催されるプレミア上映、「幻の『一殺多生剣』発見!」 無声映画の演奏つき上映や、活弁つき上映など、京都初お目見えの戦前の名作を是非堪能してほしい。
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