「パリ」と一致するもの

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lagerfeld-550.jpg『ファッションを創る男―カール・ラガーフェルド―』

grandillusion-550.jpg『グランド・イリュージョン』

son-550.jpg『もうひとりの息子』

atorie-550.jpg『ふたりのアトリエ~ある彫刻家とモデル』

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『クロワッサンで朝食を』

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『SHORT PEACE』

typist-d550.jpg『タイピスト!』レジス・ロワンサル監督(42歳)インタビュー

(2013年6月24日(月)東京パレスホテルにて)


 

(2012年 フランス 1時間51分)
監督:レジス・ロワンサル
製作:アラン・アタル『オーケストラ!』 
撮影監督:ギョーム・シフマン『アーティスト』
出演:ロマン・デュリス『スパニッシュ・アパートメント』、デボラ・フランソワ『ある子供』、ベレニス・ベジョ『アーティスト』、ミュウ=ミュウ『オーケストラ!』

2013年8月17日(土)~ ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル梅田、京都シネマ、シネ・リーブル神戸 他全国ロードショー


★作品紹介⇒ こちら
★《フランス映画祭2013》デボラ・フランソワ&レジス・ロワンサル監督トークショーのレポート⇒ 
こちら
★公式サイト⇒ http://typist.gaga.ne.jp

© 2012 – copyright : Les Productions du Trésor – France 3 Cinéma – France 2 Cinéma – Mars Films - Wild Bunch - Panache Productions – La Cie Cinématographique – RTBF (Télévision belge)© Photos - Jaïr Sfez.


 

typist-1.jpg 女の子の夢を乗せたカラフルでキュートなエンターテンメント映画『タイピスト!』で長編映画監督デビューを飾ったレジス・ロワンサル監督。彼自身相当なシネフィルらしく、ビリー・ワイルダーやヒッチコック、ゴダールやエリック・ロメール、ジャック・ドゥミといった監督作品へのオマージュが至る所に散りばめられ、映画ファンとしてはワクワクするような映画だ。主人公ローズを演じたデボラ・フランソワにも、1950年代の女優、オードリー・ヘップバーンやグレース・ケリーやマリリン・モンローなどを参考にするように言ったとか。ただし、真似するのではなく、吸収するようにと。かつて盛んに行われていたタイプライターの早打ち大会にヒントを得て脚本も手掛けたというレジス・ロワンサル監督にお話を伺った。

 

――― 最初『マイ・フェア・レディ』を思い浮かべたが、あれは調教のような関係性だったのに対し、タイプライターの早打ちコンテストを主軸にしながら、父親の支配から逃れ田舎から出てきた女の子と、「1番になれ!」と父親に言われながらも2番手に甘んじているルイとの、其々の心の葛藤を絡ませ、よりラブストーリーに深みを出していましたね?
typist-d2.jpgレジス・ロワンサル監督(以下監督):確かにこの映画を見て『マイ・フェア・レディ』を思い起こされると思いますが、その関係性は大きく違いますね。貴女の考えに私も大いに賛同します。あれは一方通行で、オードリー・ヘップバーン演じる女性は心から解放されている訳ではありません。この映画のローズは、チャンピオンにもなり、愛もゲットして、女性としてより大きく開花させています。おそらく60年代のローズはスーパーウーマンになっているかも!?(笑)

――― なぜタイプライターなのか?
監督:ある日タイプ早打ちコンテストのドキュメンタリーTVを見て、これに憑りつかれてしまったんです。クレイジーだが、タイプライターそのものは人類の歴史を語っているのではないかと魅了されました。この器械で、様々な物語を創り出すことができるし、スポーツとしての競技にもなる。勿論タイプライターは今では使われていませんが、キーボードは残っていて、我々には深い関係の存在だと思います。スポーツとしても、あまりにも超人的な競技とは違い、当時身近な器械だったタイプライターの早打ちだと、自分にもできるのでは?と、ハードルを下げて共感できたのではないかと思います。

typist-d1.jpg――― なぜ1958年なのか?
監督:1958年を選んだ理由は、60年代移行する過渡期で、これから何かが始まるという期待にあふれていたからです。僕はファッションやインテリアのデザインや色彩も音楽も大好きなんです。映画では、ヒッチコックの『めまい』、ダグラス・サークの『悲しみは空の彼方に』、ジャック・タチの『ぼくの伯父さん』、アルベール・ラモリスの『赤い風船』など、1958年の映画は傑作ばかりです。それに、小津安二郎の『彼岸花』もこの年ですね。私はあの彼岸花の色彩に圧倒されました。

――― 映画の中でも色彩の影響は大きいですね?
監督:そうなんです。私はカラフルなパレットが大好きでして、『タイピスト!』でも、衣装やインテリアは勿論ですが、表情を映すネオンの色や照明にもこだわりました。

typist-3.jpg――― ロマン・デュリスの芸域の広さに感心したが、監督は彼をどう思う?
監督:私は彼の作品をずっと見てきました。私がまだ短編を作っていた頃には、彼は既にいろんな作品に出演し、ドラマやコメディなど何でもこなしていました。それに、監督の選び方が絶妙な俳優だなと思っていました。彼の演技で好きなところは、決して声だけでなく、体全体で演技をするところがあり、ちょっとダンサーに近いものを持っています。彼がそれを意識しているのかどうかはわかりませんが、僕は体が雄弁に語るような俳優が好きなんです。それから、彼は努力家で、準備の段階からリサーチをして役作りを万全にするし、現場でも新しいことを提案してくれるし、この撮影期間中、僕等はとても意気投合して仕事ができました。

typist-2.jpg――― それは楽しい現場だったのでは?
監督:やろうとしていることはハードルが高くて、挑戦と緊張の日々でした。パリに車でやって来るシーンなど、かなりの準備が必要でした。大変なんだけど現場にはマジカルな空気が流れていたのか、スタッフもキャストも全員が全身全霊で臨んでやり遂げることができたのです。僕にとっては初めての長編映画で、生きるか死ぬかの死活問題として、スタッフ全員が理解して付いて来てくれました。キャストもスタッフも僕の仕事ぶりをリスペクトしてくれて、確かに撮影現場は楽しくてやりやすかったです。

――― 現場の雰囲気の良さが『タイピスト!』の陽気さに反映しているのでは?
監督:その通りです。でもそれは、僕自身が計算したものではありません。みんなのお蔭なんです。次はシリアスな作品になるかも知れませんよ。

――― 持ち味を活かした作品を作って頂きたいですね。
監督:私の友人も「独自の持ち味がある」と言ってくれるのですが、私自身はそれをあまり知りたくないのです。なぜなら、それに逆らって無理に違うことをしようとするからです。

――― デボラ・フランソワについては?
監督:デボラは素晴らしい女優です。僕はデボラの熱狂的ファンでもあるので、あまり客観的に言えないんですよ。撮影を一緒にやって来たのに、よく覚えていないんですよ~(笑)。


 

 子供の頃から映画少年で、特にクラシカルな映画が大好きだったとか。好きな映画について語る時の監督は、少年のように目を輝かせ身を乗り出して語る。もっとシネフィルについてお話したかった。大好きな1958年の映画が盛り込まれた『タイピスト!』は、新しい時代への息吹と、映画全盛期の勢いを感じさせてくれる。だが、クラシカルな形態をとりながら、自らの力で、自分らしく生きることの幸せを謳い、女性が社会に出て働くことが当たり前になった現代を生きる私たちに、改めて自由に人生を選択できる幸せを実感させる。

デボラ・フランソワについては、二人で登場したトークショーのレポートをご覧下さい。
《笑いと涙のトークショー!『タイピスト!』のヒロイン:デボラ・フランソアとレジス・ロワンサル監督が来日の歓びを語る》⇒ http://cineref.com/festival/2013/06/post-13.html

(河田 真喜子)

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笑いと涙のトークショー!『タイピスト!』のヒロイン:デボラ・フランソアとレジス・ロワンサル監督が来日の歓びを語る

(2013年6月24日(月)有楽町朝日ホールにて)

 

(2012年 フランス 1時間51分)
監督:レジス・ロワンサル
製作:アラン・アタル『オーケストラ!』
撮影監督:ギョーム・シフマン『アーティスト』
出演:ロマン・デュリス『スパニッシュ・アパートメント』、デボラ・フランソワ『ある子供』、ベレニス・ベジョ『アーティスト』、ミュウ=ミュウ『オーケストラ!』

2013年8月17日(土)~ ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル梅田、京都シネマ、シネ・リーブル神戸 他全国ロードショー

★作品紹介⇒ こちら
★レジス・ロワンサル監督インタビュー⇒ こちら
★公式サイト⇒ http://typist.gaga.ne.jp

© 2012 – copyright : Les Productions du Trésor – France 3 Cinéma – France 2 Cinéma – Mars Films - Wild Bunch - Panache Productions – La Cie Cinématographique – RTBF (Télévision belge)© Photos - Jaïr Sfez.


 

『アーティスト』、『オーケストラ!』のスタッフ結集!
天然系キュートなヒロイン×ポップな50年代フレンチ・カルチャー×興奮と感動のスポ根!
50年代フランスを舞台に、本当にあったタイプ早打ち世界大会に全てをかけるヒロインを描く、カラフルなサクセス・エンターテインメント!

 

【STORY】
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1950年代のフランス。カトリック教徒の多いフランスでは、女性たちに良妻賢母として家にいることを理想としていたが、時代は自由民権運動に女性の社会進出と革新の過渡期を迎えていた。そんな女性たちの憧れの職業№1は「秘書」。その中でもタイプライター早打ちのオリンピックのような一大競技大会が開催され大人気を博していたとか。
 
親が決めた結婚をして田舎で一生を終えるのではなく、自分の特技(タイプの早打ち)を活かして都会で暮らしたい、と田舎から出て来たローズ(デボラ・フランソワ)は、保険会社を経営するルイ(ロマン・デュリス)の秘書に応募する。晴れて採用されるが、タイプの早打ち以外はまるでダメなローズは、一週間でクビを言い渡される。「ただし──」と、意外な提案をもちかけるルイ。
 
ローズの唯一の才能〈タイプの早打ち〉を見抜いたルイは、彼女と組んで世界大会で優勝するという野望を抱く。1本指打法から10本指への矯正、難解な文学書のタイプ、ピアノレッスン、ジョギング、心理戦の訓練etc……。ルイの特訓のお蔭でめきめきと才能を開花させていくローズ。ところが―――。


 

typist-b1.jpg 上映終了後、興奮冷めやらぬ中、映画の中のローズと同じようなヘアスタイルとメイク、それに黒のプリンセスラインのワンピースで登場したデボラ・フランソワと、シックな黒のスーツでキメたレジス・ロワンサル監督が登場すると、会場は拍手喝采!「可愛い!」という歓声があがった。

 

――― タイプライターの早打ちコンテストが実際にあったと聞きましたが、映画化のキッカケは?
レジス・ロワンサル監督(以下監督):僕も知らなかったのですが、ある日タイプ早打ちコンテストのドキュメンタリーTVを見て、これは凄い!クレイジーだ!と驚き、これは映画にでkるな!と思ったのです。3~4年かけてリサーチして、実際の早打ちチャンピオンにも会ったんです。そしてロッキーみたいなスポ根映画にできないかと考えました。
デボラ・フランソワ(以下デボラ):私は女ロッキーってこと?
監督:メンタリティではかなりのロッキーだよ。(会場笑)
 

typist-b5.jpg――― デボラさんは最初に脚本を読んでどう思った?
デボラ:何としてもこの役を演じたいと思ったわ。他のライバル女優を殺してでもね!? (会場笑)
監督:みんな怖がってたよ!

 

――― どのシーンが一番好きですか?(質問者は)ベッドで小悪魔的なポーズをとるシーンが好きでしたが。
デボラ:私もあのシーンが大好きです。あれはアドリブなんです。50年代の女性なのに、ベッドに寝転がって足をあげるなんて! でも、私がそうすると現場は大笑いだったんです。あとは、平手打ちのシーンが好き。ロマン・デュリスに仕返しをした感じです(笑)。

  typist-b7.jpg監督:ローズの誕生日にルイがちょっと変わったプレゼントをするシーンが好きです。あとはパリで二人がさよならをするシーンですね。困惑するデボラが素晴らしかった。まぶたを少し動かすだけでジュテーム(愛している)という気持ちを込められるデボラの表情がいいですね。
デボラ:(日本語で)「どうもありがとうございます、監督さん。」(会場笑)

――― タイプライターはどのようにトレーニングされたのですか?
デボラ:スタントは一切使ってないんです。6ヶ月間トレーニングをしました。週3回コーチがつき、宿題もあり1日2~3時間の自己練習も毎日行いました。監督の要求も高く、わざとチャンピオンだった人を傍に置いて私にプレッシャーをかけていました(笑)。

typist-b3.jpg――― タイプライターでターンするシーンを再現して頂けませんか?
デボラ:タイプライターと同じようにパソコンを打ってたら、もう3台も壊しちゃったわ!
監督:テニスのプレイヤーみたいに強く打ってたね(笑い)。

(実際にデボラさんがタイプを打つジェスチャーをしてくれた!)(会場拍手)

 

typist-b6.jpg――― 色々なタイプライターが出てきますが、当時のものを集めるのは大変だったのでは?美術の面での苦労は?
監督:確かに大変でした。世界各国からタイプライターを200台くらい集めたんです!あの頃のタイプライターを、しかも2台同じものを揃えるのは至難の業でした。そして見つけても、どれもとても古いので、新しく見える様に手直しが必要だったんです。1950年代という世界観は、観客が見た瞬間50年代にダイブするように細部までこだわり抜きました。
デボラ:だって、50年代って、監督のティーンエイジャーでしょう!? (会場笑)
監督:僕、そんなに古くないよう!(会場笑)

――― デボラは、ローズのタイプライターのような特技はありますか?
デボラ:フランスでは、“何かに秀でた人は役者になっていない”何でもそこそこだから役者をやっていられるんです(笑)。

――― 映画の中の色彩が印象的でした。特に最後のラブシーンとか?
監督:バスルームからローズが出てくるシーンはヒッチコックの『めまい』をオマージュしています。オリジナルのシーンを作るのはとても難しいです。
デボラ:最後のラブシーンを二人で撮っている時、ロマンは目を手で覆っていたわ。
監督:映画でラブシーンを撮るのは難しいんだよ。
デボラ:ロマンだと大丈夫でしょう!?

typist-b5-1.jpg――― 最後にメッセージを。
監督:デボラは3回目の来日ですが、私は初めての来日です。以前、私が撮った短編映画を気に入ってメールを下さった日本人がおられました。今度は、長編映画監督デビュー作となる『タイピスト!』で、日本の皆様に楽しんで頂けると嬉しいです。
デボラ:日本に戻って来られて本当に嬉しいです。3年前に神戸で『メモリーズ・コーナー』という映画のロケをしました。その直後に東日本大震災が起こりました。日本に来るチャンスはあったのですが、震災の影響でなかなか来日できなかったのです。(涙ぐみながら)またこうして、皆様にお会いできて本当に嬉しいです。


 

 満面の笑みを湛え、片言の日本語を交えながら、観客からのタイプ打ち再演要望にも応えたり、監督の話にツッコミを入れたりと、あんなにはしゃいでいたデボラが、最後は感極まって涙ぐみながら日本への思いを語ってくれた。

 彼女がまだ22歳の時にジャーナリスト役で出演した『メモリーズ・コーナー』(2010)は、阪神・淡路大震災後の孤独死を扱った作品で、冬の神戸で撮影された。共演は西島秀俊と阿部寛。その後、東日本大震災が起こり、原発事故問題などで来日が叶わなかったのだ。震災後の日本の心象風景にも溶け込み、被災者の深い悲しみにも寄り添える稀有な存在感を示していたデボラ。

typist-2.jpg 若手の中でも深い想いを秘めた眼差しが特徴の演技派女優として、シリアスな役が多かった。今年26歳になったデボラが主役を務める『タイピスト!』では、コケティッシュなキャラの中にも、屈折した人生を送る男性への深い愛情を示す辺りは、デボラならではの演技力の賜物といえる。自分のためだけではなく、愛する人のために一所懸命に闘う女の健気さに、きっと手に汗握りながら応援してしまうことでしょう。それは、あなた自身への応援歌にもなっていくはずです。

(河田 真喜子)

 

FFF2013-pos.jpgフランス映画祭 2013~今年の団長はナタリー・バイ!【6/21~】
Festival du Film Français au Japon 2013

~有楽町で、フレンチシネマに恋する4日間~

1993年から毎年新しいフランス映画を日本に紹介してきたフランス映画祭が今年で21回目を迎える。東京は今年も有楽町マリオンをメイン会場に開催されるほか、久々関西でも開催が決定。例年以上にフランス映画が脚光を浴びること間違いない。

FFF2013-NB.jpg毎年フランス映画祭の顔となる団長だが、今年はフランソワ・トリュフォーやジャン=リュック・ゴダールなどの巨匠たちに愛された女優 ナタリー・バイに決定!グザヴィエ・ドラン監督作品『わたしはロランス』のティーチインに参加する予定だ。オープニング作品にはフランソワ・オゾン監督の最新作『In the House (英題)』が登場。『アメリ』から10年、オドレイ・トトゥがひとりの女性のダークサイドを熱演する『テレーズ・デスケルウ』や、世界の巨匠ラウル・ルイス監督最後のプロジェクト『ウェリントン将軍~ナポレオンを倒した男~ (仮)』他見応えのあるラインナップだ。来日ゲストもフランソワ・オゾン監督やリュディヴィーヌ・サニエなどフランスを代表する映画人が勢揃いする。ぜひ6月の東京でフランス気分を味わってほしい。


≪ 東京会場 ≫
■ 会 期
:2013年 6月21日(金)~ 24日(月)
■ 会 場 (有楽町マリオン内)
:有楽町朝日ホール
TOHOシネマズ 日劇 (レイトショーのみ)
■来日ゲスト (予定)
ジャン=フランソワ・シヴァディエ 、フランソワ・オゾン、エルンスト・ウンハウワー、
ステファヌ・ブリゼ、エレーヌ・ヴァンサン、レジス・ロワンサル、デボラ・フランソワ、
ギヨーム・ブラック、カトリーヌ・コルシニ、バレリア・サルミエント、ジャン=クリストフ・デッサン、ジャック・ドワイヨン、ルー・ドワイヨン、リュディヴィーヌ・サニエ (順不同)
■上映作品
 【オープニング作品】『In the House (英題)』Dans la maison(原題)
 FFF2013-1.jpg2012年 サン・セバスチャン国際映画祭 最優秀作品賞&最優秀脚本賞 受賞
2012年 トロント国際映画祭 国際映画批評家連盟賞 受賞
個人授業は、いつしか息詰まる心理戦に変わる――。
フランソワ・オゾン監督史上最高傑作、ついに日本解禁。
監督:フランソワ・オゾン
出演:ファブリス・ルキーニ、クリスティン・スコット・トーマス、エマニュエル・セニエ、ドゥニ・メノーシェ、エルンスト・ウンハウワー、バスティアン・ウゲット
2012年/フランス/105分/ビスタ/5.1ch 配給:キノフィルムズ
2013年秋、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ他 全国順次公開

『わたしはロランス』Laurence Anyways(原題)
2012年 カンヌ国際映画祭 ある視点部門正式出品作品 最優秀女優賞 受賞
2012年 トロント国際映画祭 最優秀カナダ映画賞 受賞
彼は、女になりたかった。彼は、彼女を愛したかった。
弱冠23歳のグザヴィエ・ドラン監督が描く“スペシャル”な、愛の物語。
監督:グザヴィエ・ドラン
出演:メルヴィル・プポー、スザンヌ・クレマン、ナタリー・バイ
2012年/カナダ=フランス/168分/スタンダード/5.1ch 配給:アップリンク
2013年秋、新宿シネマカリテ他 全国順次公開

『Populaire (原題)』
2013年 セザール賞 5部門ノミネート
“ローズの夢は、パリ、ニューヨーク、そして世界をつかむことー。”
50年代フランスを舞台に、タイプライター世界大会に全てをかけるヒロインを描く、
カラフルなサクセス・エンターテインメント!
監督:レジス・ロワンサル
出演:ロマン・デュリス、デボラ・フランソワ、ベレニス・ベジョ
2012年/フランス/111分/シネマスコープ/5.1ch 配給:ギャガ
2013年8月、ヒューマントラストシネマ有楽町他 全国順次公開

『母の身終い』Quelques heures de printemps(原題)
2013年 セザール賞 4部門(主演男優賞・主演女優賞・監督賞・脚本賞)ノミネート
不治の病に自分の最後の日を決めようとする母親と出所したばかりの一人息子。
永遠の別れに直面した母と息子の絆を静かな眼差しで描いた感動ドラマ。
監督:ステファヌ・ブリゼ
出演:ヴァンサン・ランドン、エレーヌ・ヴァンサン、エマニュエル・セニエ
2012年/フランス/108分/ビスタ/ドルビーデジタル 配給:ドマ/ミモザフィルムズ
2013年晩秋、シネスイッチ銀座他 全国順次公開

『黒いスーツを着た男』Trois mondes(原題)
2012年 カンヌ国際映画祭 ある視点部門 正式出品作品
本年度 パトリック・ドベール賞受賞、新星ラファエル・ペルソナーズ主演作日本初上陸。
犯すつもりのなかった罪を背負った美しき犯罪者と二人の女の運命を描く本格派サスペンス。
監督:カトリーヌ・コルシニ
出演:ラファエル・ペルソナーズ、クロチルド・エスム、アルタ・ドブロシ、レダ・カテブ
2012年/フランス=モルドヴァ/101分/スコープ/5.1ch 配給:セテラ・インターナショナル
2013年8月31日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷他 全国順次公開

『椿姫ができるまで』Traviata et nous(原題)
2012年 ニューヨーク映画祭 公式招待作品
名作は舞台の度に生まれ変わる。
世界最高峰のオペラ歌手ナタリー・デセイの創り上げる「椿姫」の世界
監督:フィリップ・ベジア
出演:ナタリー・デセイ、ジャン=フランソワ・シヴァディエ、ルイ・ラングレ
2012年/フランス/112分/ビスタ/ドルビーデジタル 配給:熱帯美術館
2013年秋、シアター・イメージフォーラム他 全国順次公開

『遭難者 (仮)』Le Naufragé(原題) /『女っ気なし (仮)』Un monde sans femmes(原題)
『女っ気なし』(仮)
2011年 フランス批評家組合 最優秀短篇賞 受賞
2012年 AlloCinéスタッフ部門 年間ランキング第1位
シルヴァンを巡る2つの物語。
フランスで注目される若手、ギヨーム・ブラック監督のデビュー作。
『女っ気なし』(仮): © Année Zéro - Nonon Films - Emmanuelle Michaka
フランスでロングランとなり、エリック・ロメールやジャック・ロジエを引き合いに出され高い評価を得た、新人ギヨーム・ブラック監督初の劇場公開作。
『遭難者』(仮)出演:ジュリアン・リュカ、アデライード・ルルー、ヴァンサン・マケーニュ/2009年
『女っ気なし』(仮)出演:ヴァンサン・マケーニュ、ロール・カラミー、コンスタンス・ルソー/2011年
フランス/83分/ビスタ/5.1ch 配給:エタンチェ
2013年秋、ユーロスペース他 公開予定

『アナタの子供』Un enfant de toi(原題)
2012年 ローマ国際映画祭コンペティション部門 正式出品作品
情熱は戦争よ、でもいつも闘っているわけじゃないわ。
ジャック・ドワイヨン監督が愛娘ルーと共に作り上げた愛すべきラブコメディ。
監督:ジャック・ドワイヨン
出演:ルー・ドワイヨン、サミュエル・ベンシェトリ、マリック・ジディ、オルガ・ミシュタン
2012年/フランス/136分/ビスタ/ドルビーDTS

『ウェリントン将軍~ナポレオンを倒した男~ (仮)』Linhas de Wellington(原題)
2012年 ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門 正式出品作品
世界の巨匠ラウル・ルイス監督最後のプロジェクト。
超豪華キャストで贈る美しき“戦争絵巻”。
監督:バレリア・サルミエント
出演:ジョン・マルコヴィッチ、マチュー・アマルリック、カトリーヌ・ドヌーヴ、ミシェル・ピコリ、イザベル・ユペール、キアラ・マストロヤンニ、メルヴィル・プポー
2012年/フランス=ポルトガル/152分/16:9/ステレオ 配給:アルシネテラン
2014年、シネスイッチ銀座ほか 全国順次公開

『恋のときめき乱気流』Amour & turbulences(原題)
忘れたい男と偶然、飛行機で隣り合わせになってしまったら!?
等身大のフランス女性を演じるリュディヴィーヌ・サニエと、本作や『プレイヤー』の脚本も手がける俳優ニコラ・ブドスの2人が繰りひろげる、ロマンチックなラブコメディ。
監督:アレクサンドル・カスタネッティ
出演:リュディヴィーヌ・サニエ、ニコラ・ブドス、ジョナタン・コーエン、アルノー・デュクレ
2012年/フランス/96分/スコープ/ドルビーデジタル

『テレーズ・デスケルウ』Thérèse Desqueyroux(原題)
2012年 カンヌ国際映画祭 クロージング作品
自由を模索する女の運命―
『アメリ』から10年、オドレイ・トトゥがひとりの女性のダークサイドを熱演。
監督:クロード・ミレール
出演:オドレイ・トトゥ、ジル・ルルーシュ、アナイス・ドゥムスティエ
2011年/フランス/110分/シネマスコープ/ドルビーステレオ

『森に生きる少年 ~カラスの日~』Le Jour des Corneilles(原題)
森の奥深く、父との孤独な暮らし。
そこから飛び出し、初めて触れる街の生活で、少年が探し求め、
監督:ジャン=クリストフ・デッサン 原作:ジャン=フランソワ・ボーシュマン
声の出演:ジャン・レノ、ローラン・ドゥーチェ、イザベル・カレ、クロード・シャブロル、シャンタル・ヌーヴィルト
2012年/フランス/90分/シネマスコープ

【クラシック作品】『ローラ Lola(原題)』
2012年 ボローニャ復元映画祭 上映(デジタル修復完全版)
 


主催:ユニフランス・フィルムズ
運営;ユニフランス・フィルムズ、東京フィルメックス
一般お問い合わせ ハローダイヤル:050-5541-8600 (8:00~22:00)
公式サイト http://unifrance.jp/festival/2013/

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