「マスク」と一致するもの

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ブサイク芸人殿堂入りのほんこんが
宇宙レベルでブサイクな<なにわプレデター>に進化!

プレデターをあまり知らない霜降り明星とスパイク小川と共に
大ヒット祈願!

大阪のシンボル“ビリケンさん”がプレデターと融合!
“ビリデター”に進化!!

 

1987 年の1 作目以降、延べ5 作品のフランチャイズを世に送り出し、米国はもとより日本を始め世界中で多くのファンを持つ伝説的作品『プレデター』。映画史上最も凶暴で醜悪な、危険なモンスターは、映画ファンのみならず、コミックやゲームのファンの心も鷲掴みにしている、類稀なる誇り高き宇宙最凶の戦士だ。


predeta-500-1.jpg比類なき格闘センスと圧倒的キル・スキル、そして強き者のハンティングを唯一無二の目的とし、女性や子供、そして武器を持たぬ戦闘意欲の無い者は決してターゲットとしない、侍を彷彿とさせる武士道を持ち合わせた超好戦的ハンター“プレデター”が、より強く、賢く、他の種のDNA を利用して遺伝子レベルでアップ・グレード<完全進化>し、『プレデター』『プレデター2』の正統的続編として再び我々の前に姿を現す!そして、突如現れた究極<アルティメット>のプレデターの正体と目的とは…!?

predator-ive-500-2.jpgそしてこの度、『ザ・プレデター』の公開を記念して、大阪・通天閣で大ヒット祈願イベントが実施された。まずゲストとして、人気の漫才コンビ・霜降り明星のせいやさん、粗品さん、そして2014 年、2015 年に吉本べっぴんランキングで1 位を獲得し、吉本坂46 の暫定初代センター有力候補のスパイク・小川暖奈さんが登壇。本イベントに呼ばれながらも「『プレデター』のことは、1 作目が生まれる前だったのでよく知らない。」と回答した彼らに、『プレデター』をよく知ってもらえるように、とMCが呼び込んだのは、なんと本作の主人公・プレデター!「こわいこわいー!殺されるー!」と一同が恐れる中登場したプレデターだが、登場するなり霜降り明星のせいやさんと握手を交わしたり、関西らしいコミカルなポーズでおどけて見せた。想像と違うプレデターに「関西人のプレデター?」と戸惑いながらも、実際にプレデターを前にして「めちゃくちゃリアル!」「迫力がすごい!」などと圧倒される一同。


プレデターの特徴と言えば、1 作目でプレデターはマスクを外した素顔をアーノルド・シュワルツェネッガー演じる主人公に見られ「なんて醜い顔なんだ・・・!」と言われるほどの醜い顔。そこで、MCに促され、スパイク・小川さんが恐る恐るプレデターのマスクを外すと・・・その素顔はなんと、吉本ブサイク芸人として殿堂入りを果たしたほんこんさん!!霜降り明星の2 人から思わず「なんて醜い顔なんだ・・・!」とお決まりのセリフがこぼれると、「誰が醜い顔やねん!今日は何も知らん自分らに『プレデター』をレクチャーしに来たんや。」と勢いよくまくし立てた。


predator-ive-500-1.jpg1作目が好きだというほんこんさん、「アーノルド・シュワルツェネッガーと戦ってめっちゃかっこよかった!(プレデターがマスクを外して素顔を見せるシーンで)なんで自分が出てんねんって思ったわ!」とすっかりプレデター気分に。プレデターとほんこん、共通点はブサイクかと思いきや、「私もプレデターもただのブサイクちゃうねん!男前な部分がたくさんあるんですよ!今日は皆さんにプレデターのことを紹介しましょう。」と、霜降り明星せいやさん、粗品さん、スパイク小川さんに“プレデター”についてレクチャーをし始めました。


「プレデターは、強敵には敬意を払う」と説明したところ、霜降り明星の二人より「ほんこんさんにとって、吉本で強敵って誰なんですか?」と質問を受け、ほんこんさんは「強敵というよりみんなライバルや。」と言いつつ、霜降り明星の二人に対して、「でも今の一番は君らちゃうか」と言い、「お笑い界のプレデターや!」と言われ、喜ぶ霜降り明星。プレデターの狩りをするという特徴から「楽屋で狩りしたらええねん。お前らがやっている師匠を狩っているのはおやじ狩りや!」と笑いを誘った。

predeta-500-3.jpg最新作『ザ・プレデター』では、通常のプレデターをはるかに上回るパワーを秘めた“究極の(=アルティメット)プレデター”が出現し、人類が絶体絶命の危機に陥ることを知った霜降り明星のせいやさん、粗品さんと小川さんは、「絶対勝てへんやん」「ほんこんさんが扮したプレデターとはまた違うの?」と気になる様子。そんな彼らにほんこんさんは「今週末、ハナキン公開やから映画館で観てや!」とアピールも忘れない。


プレデターのレクチャーが終わり、いよいよ“ビリデター”のお披露目。除幕され姿を現したプレデター化して進化したビリケンさんこと“ビリデター”の姿を見たほんこんさんは「(報道陣の)カメラの構え方が俺が出てきたときよりもすごい!」とコメントし周囲を笑わせました。続いて霜降り明星の二人からは「この顔でこの姿勢で座られたら笑ってまう。ちょっとかわいいですね。」と和んだ様子。小川さん「プレデターマスクをかぶるだけでだいぶ雰囲気が変わりますね。」とコメント。

predator-ive-500-3.jpg最後に代表してほんこんさんが「私にとって『プレデター』は思い出の映画です。30年前の感動がまた観られます!9月14日(金)に伝説襲来です!是非観てください!私も観に行きます!」と本作を猛アピール!霜降り明星やスパイク・小川もすっかりプレデターに魅了され、本作への期待が充分に高まる中、大ヒット祈願をしイベントは無事終了致しました。
 



『ザ・プレデター』

監督・脚本:シェーン・ブラック 『アイアンマン3』 出演:ボイド・ホルブルック トレヴァンテ・ローズ オリヴィア・マン トーマス・ジェーン キーガン=マイケル・キー ジェイコブ・トレンブレイ
原題:The Predator 全米公開日:2018 年9 月14 日 配給:20 世紀フォックス映画
画像 ⇒ © 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
動画 ⇒ © 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved

公式サイト:  http://www.foxmovies-jp.com/the-predator/
公式Twitter:  https://twitter.com/foxjpmovie 
公式Facebook:  
https://www.facebook.com/20thFOXjp/__

2018年9月14日(金)~全国ロードショー!


(オフィシャル・レポートより)

 
 

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棚橋弘至、ブーイングを受けた日々の葛藤を「ゴキブリマスク」に重ねる
『パパはわるものチャンピオン』大阪舞台挨拶
(18.8.24 TOHOシネマズなんば)
登壇者:棚橋弘至 
 
新日本プロレスで“100年に一人の逸材”と言われるエース、棚橋弘至が、初主演作『パパはわるものチャンピオン』で悪役レスラーのゴキブリマスク役に挑戦、役者としての新境地を開いている。原作絵本「パパのしごとはわるものです」「パパはわるものチャンピオン」を、藤村享平監督が自ら脚本も手がけた本作は、パパの本当の仕事を知ってショックを受ける息子・祥太役を寺田心、子供に父親の頑張っている姿をわかって欲しいと願っている妻・詩織役を木村佳乃が演じる他、オカダ・カズチカ、田口隆祐と現役レスラーも多数登場。かつてはチャンピオンだったが怪我で離脱以降、悪役レスラーとしてプロレス界に身を置きながらも、息子の前で堂々と打ち上げられない自分に悶々としている主人公、大村孝志を誠実に演じている。息子にゴキブリマスクとバレてしまった後の親子それぞれの葛藤、トップレスラーとのタイトルマッチの行方など、クライマックスにかけて感動必須のヒューマンドラマだ。
 
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今年の夏1ヶ月に渡って行われた新日本プロレスのヘビー級リーグ戦“真夏の祭典”「G1 CLIMAX」で、見事3年ぶり3度目の優勝に輝き、「パパはG1チャンピオン」となった棚橋弘至が、8月24日TOHOシネマズなんばで行われた上映後舞台挨拶に登壇。片手を高く突き上げるチャンピオンポーズに、観客からも大きな拍手が送られた。
「まさか映画に出るなんて」と謙遜気味の棚橋だが、3度目のチャンピオンになった感想を聞かれると、「動けていた自分と比べ、あの頃もっとできたのにという苦しい気持ちでいたが、今の自分を受け入れて、4つの技でどう戦うかを考えて、戦略で挑みました」と、ベテランならではの戦いぶりを披露。優勝して映画のキャンペーンを迎えたいという気持ちも大きなモチベーションになったようだ。
 
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本作は、息子はどうして父親がゴキブリマスクなのかとショックを受け、棚橋演じる孝志も、家族のためにヒールを演じているのにわかってもらえないという、お互いの葛藤が描かれている。
わかりあえない辛さを身をもって体験したという棚橋は、「チャンピオンになった2006年以降、金髪や長髪が新日本らしくない、チャラいとブーイングにあいました。僕はプロレスのために頑張っているのに(分かってもらえない)葛藤があったんです。忘れもしない2009年大阪府立体育館での中西学との対戦で、最初は完全アウェイで大きな中西コールから始まったものの、必死に戦っていくうち、試合中に突然風向きが変わり、試合が終わったら棚橋コールになっていました。そのタイトルマッチ以来、大阪では応援してくれるようになりました」と思い出の地で転機になった試合を回想した。
 
 
さらに今回主演として撮影に臨んだ気持ちを聞かれると、「すごく緊張しました。仮面ライダーや時代劇はやったが、主演という責任感が今回はありました。俳優としてのキャリアが全然ない中、木村佳乃さんなど周りの方がアドバイスをくれたり、演技の中で自分を引っ張り上げてくれました」と周りに助けられたことを明かした。さらに滑舌の悪さを克服するための練習も重ねたそうで、「(撮影のあった)昨年の夏以降 棚橋のマイクコールは効きやすいと評判になりました」と得意げにその効果を披露。
 
 
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演じる上でもう一つの難題はセリフだが、それも主演ならではの演じ方を現場で身につけたといい「主演なので、いろいろな人のセリフを受け、その感情に一番正しい演技を返す。主演は受けなんですよと監督に言われました。プロレスに近いですね」。また、ギンバエマスク役で出演の新日本プロレス田口隆祐選手は木村佳乃から「あの方、俳優に向いている」と絶賛された裏話も披露した。
 
 
この日はサプライズで棚橋弘至が原作絵本を観客に読み聞かせるという趣向も行われた。映画化および主演オファーのある前から、子どもの小学校の読み聞かせ当番で使う絵本として買って読んでいたという棚橋は、「絵本を読んだ瞬間、ドラゴンジョージは金髪で俺じゃん、と思った。発刊当時だから7〜8年前のことで、今の自分が演じるならゴキブリマスクなんだろうな」と運命的な出会いに感無量の面持ち。
 
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スクリーンに映し出された絵本のシーンを背に、シンプルだが映画のエッセンスが凝縮されている原作絵本を朗読すると、会場から大きな拍手が送られた。最後は観客と一緒に自身のアイデアだというゴキブリマスクのポージングでフォトセッションを盛り上げた棚橋弘至。去り際の「愛してま〜す」コールも健在、映画もプロレスも応援を呼びかけていた。(江口由美)
 

<作品情報>
『パパはわるものチャンピオン』
監督・脚本:藤村享平
出演:棚橋弘至 木村佳乃 寺田心 仲里依紗 
オカダ・カズチカ 田口隆祐/大泉洋(特別出演) 大谷亮平 寺脇康文
原作:「パパのしごとはわるものです」「パパはわるものチャンピオン」
作:板橋雅弘 絵:吉田尚令(岩崎書店刊)
主題歌:高橋優「ありがとう」(ワーナーミュージックジャパン/unBORDE)
配給:ショウゲート
2018 年 9 月21日(金)全国ロードショー!!
©2018「パパはわるものチャンピオン」製作委員会 

MI6-premia-550.jpg2018年、日本の夏に史上最大のミッション発令!

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トム・クルーズを筆頭としたMI6チーム来日!
日比谷の街中に劇中ヘリコプター登場!
前代未聞のジャパンプレミア開催!

「日本に来られることは本当に名誉なこと」 トム、日本への熱い感謝を伝える
<7月18日(水)ジャパンプレミア>

 
全世界累計興収3000億円以上(※1ドル=109円換算)、トム・クルーズが伝説的スパイ:イーサン・ハントを演じる大人気アクション映画『ミッション:インポッシブル』シリーズ。その最新作となる『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』が、8月3日(金)より日本公開いたします(全米公開7月27日)。


MI6-Tom-240-1.jpgすでに、パリ・凱旋門前を爆走する“バイクアクション”や、撮影中のアクシデントにより骨折を負ったことが大々的に報じられるも、見事な回復力によって驚異的なスピードで撮影を再開し大きな話題をさらった“ビルジャンプ”、2000時間の飛行訓練の末にトム自ら“ヘリコプター”を操縦した“超絶ヘリスタント”、上空7620mから時速320キロで落下する、トムが長年の夢だったという”ヘイロー(HALO)ジャンプ”など、世界を驚かせ続けるトム・クルーズ自らが、ノースタントで挑む「全て、本物」のド迫力のアクションは本作でも健在! “フォールアウト=予期せぬ余波”というタイトルと、これまでイーサンが挑んだミッションすべてが本作の物語に繋がるというストーリーのさらなる拡がりに期待が高まっています。


この度、公開に先駆け、トム・クルーズを筆頭にヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、クリストファー・マッカリー監督の4名がプロモーションの為に来日し、ジャパンプレミアを行いました。

 


★『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア 概要

日時:7月18日(水) 17:00頃 場所:東宝ミッドタウン日比谷日比谷ステップ広場
登壇者:トム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、クリストファー・マッカリー監督


MI6-premia-500-1.jpg<ジャパンプレミア内容>

トム・クルーズが、ヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、クリストファー・マッカリー監督らとともに、本作のプロモーションのために来日しました。トム・クルーズの来日は『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』以来約2年ぶりにして実に通算23回目!トム演じるイーサンの前に立ちはだかる敏腕CIAエージェントのウォーカーを演じたヘンリー・カヴィルは『マン・オブ・スティール』(13)以来5年ぶり、前回『スター・トレック BEYOND』(16)の来日時に一際大きな声援を浴び日本での大人気ぶりを示したサイモン・ペッグは約2年ぶり、そしてトム絶大の信頼のもとシリーズ初の続投監督を務めたクリストファー・マッカリー監督は前作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(15)以来3年ぶりとなります。


7月17日(火)に、一行が羽田空港に到着すると、待ち構えていた約1000人のファンは大熱狂!白熱した雰囲気の中、キャスト、監督それぞれが、一人ひとり丁寧にファンサービスを行いました。その中で一番ファンが白熱していたのがトムの神対応のファンサービス!いつまでもおさまらぬ、来日史上最大規模の熱狂ぶりに、トムの不動の人気ぶりを証明しました。


当日18日(水)の夕方からは、ジャパンプレミアが行われました。


スチール、ムービー合わせ、約130名程のマスコミと、会場内のプレミア招待客500名と、トムを一目でも見ようと会場周囲に集まったファン合わせて約1000人が待ち構える中、トムを筆頭にレッドカーペットに登場したキャスト、監督がそれぞれに登場すると、ファンは大熱狂!


MI6-Tom-500-2.jpgレッドカーペット上で、トムは「とても興奮しているよ !信じられないくらいワクワクしている。日本のファンとは温かい関係が築けていると、来日する度に感じているんだ。日本のファンが作品を観てどんな反応をみせてくれるのか期待しているよ」とコメント、続いてヘンリーは「日本の歴史や文化がとても好きなんだ。こうやって仕事じゃなくて、今度は是非休暇で来たいね」、サイモンは「前回来日したときよりも暑いね(笑)日本は毎回来るのが楽しみなんだ。どんなときでも来たいと思っているよ」、マッカリー監督は「前回よりも暑くないから少し快適だ(笑)日本が大好きだよ。作品は本国で今とても良い反応を得られていて、非常に誇りに思っている。みんなが一生懸命取り組んでくれたお陰だね。前作の反応がとてもよかったから、続編を担当する監督は大変そうだなんて思っていたら、結局自分がやることになったわけだけど(笑)」とそれぞれにコメントを寄せました。


また、マスコミの取材をこなしたあとは、その熱狂ぶりに応えるように、一人ひとり丁寧にファンサービスを行い、ワールドプレミア時と同様にカーペット上ですれ違うと声を掛け合うなどし、仲睦まじい様子もみせました。その丁寧で優しさ溢れる対応に、ファンは「来れてよかったね~!」と口にするなど大興奮!今年最高の猛暑が東京を襲った中、約2時間にもわたるファンサービスを終えた後、ステージイベントが行われました。


MI6-Tom-500-1.jpg作品の中で登場する同系列モデルのヘリコプターと、今回のジャパンプレミアの為に、ドイツから日本に送り届けられたという、本作仕様のBMW M5モデルが華を添えるステージに、ヘンリー、サイモン、マッカリー監督が登場し、再び観客から大歓声があがる中、突如ヘリが霧に包まれ、そこからトムが登場!すると、会場のボルテージは最大MAXに!


本作の完成を待ちわびていた日本のファンに向けて、トムは「こんばんは、よく来てくれました!とても暑いけど、温かい歓迎に本当に感謝しています。これが日本だね!みんな大好きだ!ベストを尽くしてつくった映画です。きっとワクワクするはず!みんなの為につくったよ!」とコメントすると、ファンからは「トーム!」「I love you !」といった声が多数あがりました。


MI6-premia-240-2.jpg続いてヘンリーは「僕は君を上回る日本好きなんだからね」と横目でトムをみながら話はじめ「日本のみんなのことが大好きです!歴史や伝統が豊かな国だし、もっとゆっくり来てみたいです」といい、続けて「今度マッカリー監督の、日本を舞台にした、トムが主演の、勿論僕も出演する、サイモンにも一役買ってもらって(笑)映画をつくれればと思うけどどう思う?」とファンに呼びかけると大きな拍手が向けられました。


日本語で「コンニチワ!」と挨拶したサイモンは「日本の全てが好きです!みんなこの暑い中、すごい熱気で迎えてくれて、その忍耐力はたまらなくクレイジーだと思うけど(笑)熱烈な応援に感謝します。早く観てもらいたいな!」とコメント。


「この面子で最後に挨拶となると、もう何もいうことなくなっちゃうな(笑)」と笑うマッカリー監督は「日本大好き!本当に来てくれてありがとう!」とコメントを寄せました。


MI6-Tom-240-2.jpg 一歩間違えれば命に係わる、ノースタントでのアクションが注目を浴びている本作ですが、そのこだわりについてトムは設置されたヘリに近づき、撮影を思い出すように機体を触りながら「このヘリはとても楽しんで操縦したんだ。急降下してスピンもしたよ!ヘリが僕のことをよくめんどうみてくれて、こうやって無事に撮影を終えることができたんだ」と明かしました。


世界的大ヒットシリーズにはじめて参加したことについてヘンリーは、「このような人気シリーズに参加できること自体光栄だし、この素晴らしいキャストたちと共演できたこと、そして、最高の監督であるマッカリーと仕事ができたことを本当に嬉しく思っているんだ。その中でも、トムと毎日顔を合わせることということが一番スペシャルな出来事だった。トムは優しく寛大で親しみのある人物だ。朝、互いのファーストネームを呼びながら挨拶する日が訪れるなんて、とてもクールな経験だったよ」と感無量の様子で語りました。


MI6-premia-500-2.jpgシリーズを重ねるごとに役割が多くなってきている大人気キャラクターであるベンジーですが、次回作ではスタントもやってしまうのでは?といった質問が及ぶと、サイモンは「実は全て僕がトムのマスクを被って演じていたんだ。大きな格闘シーンがあるんだけど、生きながらえるか是非スクリーンで確認して!」とユーモアたっぷりに回答し笑いを誘いつつ、「ヘンリーが言うように、みんなとの仕事は特別な経験だ。超一流の役者と超一流の監督がいたからね」と語ると、トムもまた「僕もこれだけの素晴らしい俳優たちと一緒に仕事ができて、本当に幸せだった。毎日、撮影場所にいくのが楽しみでたまらかったよ。マッカリーと仕事することも大好きなんだ。本当に楽しいんだ!」と語ると、マッカリー監督もまた「ヘンリーは一生懸命で役者として素晴らしい。そして、イケメンだ(笑)サイモンだって、ハンサムだ!今回彼がこの作品において、人間らしさの部分を担ってくれている。でも、第一にトムなしでつくれなかったけどね!」と語るなど互いを称賛し合いました。


MI6-premia-240-1.jpgまた、トムとの仕事について質問が及ぶと、マッカリー監督は「トムとは、これまでに10年以上仕事をしてきたけど、実は正式に映画をつくろうと話したことはないんだ。だから何年もかけて貯めていたアイディアがこの映画にも含まれている感じなんだ。前作でトムがヘリにしがみついたシーンだって、最初はジョークだったんだよ!でもそれをトムは真剣に受け止めてしまった。今後はジョークでさえ気を付けないといけない(笑)自分で演出するにあたり、僕もヘリなどに乗らないといけないわけだから、二度とやらない!僕は面白くないんだ!」と茶目っ気たっぷりに回答し、会場は笑いに包まれました


また、マッカリー監督は、記者会見でも多く語られた、トムの骨折エピソードも披露!その驚愕のエピソードに会場からは驚嘆の声があがりました。最後にトムから「23回も日本に来ているなんて信じられない。初めて日本に来たことを覚えている。あのときも温かい歓迎を受けて、本当に感動したんだ。そのときのことを思い出しながら、自分はこんな良い人生をおくっているんだと今日改めて思った。みんなが楽しめるものを届けたいと思ってやってきた。その結果、みんなの楽しみの一つとして僕を選んでくれてありがとう。温かい笑顔をありがとう。素晴らしい会話をありがとう。こんなにも日本に来れることは本当に名誉なことだと思っています」と挨拶。その熱のこもった愛情たっぷりのコメントに、ファンは更なる拍手と歓声をトムたちに向けました。


またステージ上を去る前に、マッカリー監督の妻と娘をステージ上に呼び、紹介を始めたトム。「このふたりの助けがなければ、この映画はつくることができなかった。彼女たちは本当に素晴らしいんだ」と拍手をおくる場面もみられるなど、トムの愛情深く、誠実な一面も垣間見らました。去り際までも「トムー!」「ヘンリー!」「サイモン!」「I love you !」「Thank You !」と歓声は続き、このジャパンプレミアの様子を生中継していたTwitterライブの視聴数は200万人を超え、国内映画業界最高数値レベルを叩き出し、さらに、Twitterトレンドにもあがるなど、現場以外での場所でも大盛り上がりの中、ファンも大満足のジャパンプレミアは幕を閉じました。


MI6-butai-550.jpgジャパンプレミア後には、日本最速の一般試写会が行われ、その舞台挨拶が行われました。 満席の会場に登場するとジャパンプレミアに負けないほど大きな歓声で迎えられたトム一行。トムは「早く観てほしくてウズウズしている!」と興奮を隠しきれない様子でいい、サイモンは「また日本に戻ってこられて嬉しい!これから観てもらうのが待ち遠しいよ!」、ヘンリーは「大変長らくお待たせしました!一年間という長い時間をかけてつくりました。才能ある役者と監督と仕事ができて、最高に幸せだし、人生において最高の経験となりました。愛すべきリーダーでもあるトムに、僕は思い出させてもらったことがあります。それは、映画はみんなの為につくっているということです」と熱く語りました。また、マッカリー監督は「トムはベストパートナーでもあり親友だ。サイモンは二作半、一緒に仕事をしていて友人だし、今作をきっかけにヘンリーとも友人になった。このように友人と一緒に仕事ができることを本当に幸せに感じる」と語り、トムをはじめとしたキャスト陣との絆を感じさせました。


最後にトムが「上映開始だ!みなさん是非楽しんで!アリガトウゴザイマシタ!」と最後は日本語で挨拶。登壇中は、サイモンがコメントしているにも関わらず、トムがファンに対しずっと手を振っていたことで、サイモンから「僕のトーク中にやめてよ!」とツッコミが入ったり、ヘンリーが熱く語った後、マイクで拍手をし、音をパタパタと鳴らすなどして笑いを誘う場面もみられるなど、和気藹々とした雰囲気に包まれたまま舞台挨拶は終了しました。
 


『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』

原題:MISSION:IMPOSSIBLE -FALLOUT日本公開:8月3日(金)全米公開:7月27日(金)予定
監督・製作・脚本:クリストファー・マッカリー『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』『アウトロー』
製作:J.J.エイブラムス『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『スター・トレック』シリーズ、トム・クルーズ
出演:トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヴィング・レイムス、レベッカ・ファーガソン、アレック・ボールドウィン、ミシェル・モナハン、ヘンリー・カヴィル、ヴァネッサ・カービー、ショーン・ハリス、アンジェラ・バセットほか
公式Facebook:https://www.facebook.com/missionimpossibleJPN/
公式Twitter:https://twitter.com/mimovie_jp(#mijp)
公式サイト:http://missionimpossible.jp/
© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

8月3日(金)~全国ロードショー(2D/3D/IMAX/4D)


 (オフィシャル・レポートより)

saiki-bu-550.jpg山﨑賢人「みんなが笑ってハッピーになれる作品です!」
『斉木楠雄のΨ難』大阪舞台挨拶


<舞台挨拶概要>
日時:10月22日(日)10:00~10:20
場所:大阪ステーションシティシネマスクリーン1
登壇者:山﨑賢人、橋本環奈、福田雄一監督



週刊少年ジャンプで大人気連載中の漫画『斉木楠雄のΨ難』。福田雄一が脚本・監督を務め、主演の斉木楠雄にはコメディ初主演となる山﨑賢人。斉木に想いを寄せる美女、照橋心美に橋本環奈。更に、今を時めく最旬キャストから超実力派、福田組の常連キャストまで、第一線で大活躍する豪華キャストが集結!


saiki-550.jpgとにかく本気でフザけることを突き詰めた、恋、友情、そして超能力が吹き荒れる、超エンタテインメントが10月21日(土)に全国公開いたしました! 大ヒットを記念いたしまして、10月22日(日)、大阪ステーションシティシネマにて舞台挨拶付上映会が実施されました。熱気に包まれた会場の中、山﨑賢人さん、橋本環奈さん、福田雄一監督が登壇すると大歓声が沸きあがりました。


saiki-bu-yamasaki-240.jpgまず山﨑さんより「今日は大阪に来られて嬉しく思います!(上映後の舞台挨拶ということで)皆さんに早く見ていただきたかったです。どうでしたでしょうか!?」と客席に問いかけると、大きな拍手が沸き起こりました。続けて橋本さんが「皆さんこんにちは!早速皆さんに見ていただけて嬉しいです。本当にありがとうございます!」、福田監督が「本日はお足元の悪い中こんなにたくさんのお客さんに来ていただけて嬉しいです!今日はよろしくお願いします!」とご挨拶。


MCより、大阪に来たら絶対食べるものや、大阪で行きたいところを聞かれると、山﨑さんは「昨日大阪で焼き鳥を食べました。めっちゃおいしかったです!」と満面の笑みの回答。福田監督からは「俺絶対551(蓬莱の豚まん)食べる!」と言うと、山﨑さんはなんと、「カレーですか?」と一言。橋本さんと福田監督から同時に「カレー!?」という大きなツッコミを受け、会場は大爆笑に包まれました。慌てた山﨑さんが「違う!豚まんだ!」と言い直すキュートな一面も。その後も3人の口から「たこ焼き!」「いか焼き!」と、次々に大阪名物が挙げられました。


saiki-bu-kanna-240.jpg山﨑さんは今回がコメディ映画初主演。演じられた感想を聞かれ、「本当に福田監督の作品が大好きなので、今回お話をいただいて本当に嬉しかったです。」と答えられました。一方橋本さんは2度目の福田監督作品。今回も劇中でさまざまな表情を見せていることについて触れられると、橋本さんは「実は私だけまだ映画を見れていなくて…どういう感じになっていたでしょうか!?」と客席に問いかけると、「可愛かった!!」や「おっふ」といった映画にちなんだ感想が飛び交いました。


saiki-fukuda-240.jpgMCより『斉木楠男のΨ難』を映画化するにあたり、主人公は是非山﨑さんに!と、福田監督が熱烈オファーをされたことについて理由を尋ねられると、福田監督は「実は最初嫁から山﨑くんの良さを教えてもらったんです。そんなときに斉木楠雄のビジュアルを見たら、賢人君だ!って思いましたね。」と当時を振り返り、その時点で山﨑さんのスケジュールがかなり埋まっていたものの、別の方は考えられないということで、2年以上待ったという裏エピソードも披露されました。


最後に山﨑さんから「みんなが笑ってハッピーになれる作品だと思います。それがどんどん広まって世界中が平和になればいいなと思います!大阪の皆さん、ぜひ太鼓判をお願いします!」」と力強くご挨拶。続けて橋本さんから「本当に楽しすぎる現場だったので、その楽しさが見ている方にも伝わる映画だと思います。是非他の方にも広めていただけたらいいなと思います。」とアピール。


そして福田監督から「何一つ感動のない、涙もない映画だと思いますが(笑)、こういう笑えるだけの映画があると日本も平和だなと思えるし、これからもこういう映画を作れる機会が増えると嬉しいなと思います。よろしくお願いします!」とご挨拶をし、終始爆笑に包まれた舞台挨拶が終了しました。
 


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映画『斉木楠雄のΨ難』は、大阪ステーションシティシネマ他にて大ヒット上映中です。


出演:山﨑賢人 橋本環奈 新井浩文 吉沢亮 笠原秀幸/賀来賢人 ムロツヨシ 佐藤二朗 内田有紀 田辺誠一
原作:「斉木楠雄のΨ難」麻生周一(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
脚本・監督:福田雄一 音楽:瀬川英史

主題歌:ゆず「恋、弾けました。」(セーニャ・アンド・カンパニー)
制作プロダクション:プラスディー

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント=アスミック・エース
(C)麻生周一/集英社・2017映画「斉木楠雄のΨ難」製作委員会
公式サイト⇒ http://saikikusuo-movie.jp/


(オフィシャル・レポートより) 

『東京喰種トーキョーグール』
カネキマスク(ぺーパークラフト)プレゼント!

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■提供: 松竹

■プレゼント人数: 3名様

■締切日:2017年8月6(日)

公式サイト: http://tokyoghoul.jp/

 

 


2017年7月29日(土)~大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、神戸国際松竹 ほか全国ロードショー


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世界累計発行部数3000万部突破、世界的大ヒットコミックスがアニメ、舞台、ゲーム化を経て、衝撃の実写映画化!食物連鎖の頂点とされるヒトを狩るものたち、人はそれを喰種(グール)と呼ぶ。両者の衝突が激化する中、いま一人の青年が立ち上がる―。この夏必見の壮絶なバトルアクションエンタテインメントが誕生しました。
そしてこの度、カネキが着用するマスク型のペーパークラフトをご用意いたしました!これであなたも喰種(グール)になれる!?

 

tokyoguuru-500-1.jpg【STORY】
人の姿をしながらも人を喰らう怪人〈喰種(グール)〉。水とコーヒー以外で摂取できるのは「人体」のみという正体不明の怪物たちが、人間と同じように暮らしている街、東京。ごく普通のさえない大学生の金木研(カネキ/窪田正孝)は、ある日、事故に遭い重傷を負ってしまう。病院に運び込まれたカネキは、事故の時一緒にいた喰種の女性・リゼ(蒼井優)の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店あんていくで働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生・霧嶋董香(トーカ/清水富美加)と出会う。あんていくは喰種が集まる店で、トーカもまた喰種なのだった。トーカはぶっきらぼうな態度を取りつつもカネキを助ける存在となっていく。喰種たちのことを深く知ることで、カネキは大切な仲間や友人とどう向き合うか葛藤する。そんな中、喰種を駆逐しようとする人間側の捜査官・CCGとの熾烈な戦いに巻き込まれていくのだった…。

 


映画『東京喰種 トーキョーグール』

tokyoguuru-240-2.jpg出演:窪田正孝 清水富美加 鈴木伸之 蒼井優 大泉洋
原作:石田スイ 「東京喰種 トーキョーグール」 集英社「週刊ヤングジャンプ」連載
監督:萩原健太郎  脚本:楠野一郎  配給:松竹
©2017「東京喰種」製作委員会 ©石田スイ/集英社
公式サイト⇒ http://tokyoghoul.jp/


2017年7月29日(土)~大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、神戸国際松竹、他全国ロードショー

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映画公開記念
東京喰種 トーキョーグール@オーサカ ~Twitter画展~

累計2300万冊の発行部数を誇る話題沸騰の超人気コミック「東京喰種トーキョーグール」。原作コミックから、アニメ化、舞台化、ゲーム化を経て、衝撃の実写映画化 !7月29日(土)の全国公開に先がけ、MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店にて「東京喰種トーキョーグール@オーサカ~Twitter画展~」を開催致します。

会場には原作者である石田スイ先生が、自身のTwitter(@sotonami/フォロワー約87万人!)に投稿されている貴重なイラスト画27点を展示。また劇中でカネキ役の窪田正孝さんとトーカ役の清水富美加さんが実際に着用した衣装も展示致します。衣装にはマスクも装着されており「東京喰種」ファンは必見!!


【開催概要】
日程:7月1日(土)~7月12日(水)
場所:MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 7Fイベントスペース
(大阪市北区茶屋町7-20 チャスカ茶屋町 地下1F~7F)

【内容】
■原作者・石田スイ先生 Twitter画の展示(全27点)
■劇中衣装の展示/金木研(かねきけん)衣装、霧嶋董香(きりしまとうか)衣装 


映画『東京喰種 トーキョーグール』

tokyoguuru-240-2.jpg窪田正孝 清水富美加 鈴木伸之 蒼井優 大泉洋
原作:石田スイ 「東京喰種 トーキョーグール」 集英社「週刊ヤングジャンプ」連載
監督:萩原健太郎 脚本:楠野一郎 配給:松竹
©2017「東京喰種」製作委員会 ©石田スイ/集英社
公式サイト⇒ http://tokyoghoul.jp/

2017年7月29日(土)~ 世 界 公 開

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《第7回京都ヒストリカ国際映画祭》を終えて

2015年10月31日(土)~11月8日(日)、京都歴史博物館と京都みなみ会館で開催されていた《第7回京都ヒストリカ国際映画祭》は、最終日に『NINJA THE MONSTER』(日本初上映)と『ラスト・ナイツ』(11/14公開)の上映で幕を閉じた。毎年、時代劇のメッカ・京都にふさわしい作品を世界中から集めた映画祭は、時代劇ファンにとっては大変貴重な映画祭である。特に、日本初上映を含む新作だけを集めた【HISTORICA WORLD】は毎年楽しみにしている。今年は全部は見られなかったものの、『フェンサー』『吸血セラピー』『大河の抱擁』『NINJA THE MONSTER』を見る機会を頂いたので少しご紹介したい。
 


his-fencer-500.jpg★自由のない暗い時代でも、生きる希望が人を強くする
第二次世界大戦後のエストニアを舞台にした『フェンサー』 (2015年)は、戦後ソ連の領土となったエストニアの田舎の子供たちと、フェンシングを通して夢と生きる力を育んだ実在の教師エンデル・ネリスの勇気ある行動を精緻な映像で描いた感動作である。政治犯としてソ連の秘密警察に追われる身のエンデルは、息を潜めてエストニアの田舎で教師生活を送っていたが、戦争で父親を失った子供たちに慕われ、特技のフェンシングを教えるようになる。子供たちに支えられ自らも居場所を見出すエンデルの様子や、戦後の困窮生活の中にも柔らかな光が差し込んでいく描写は胸を熱くする。フェンシングの全国大会でのエンデルや子供たちの表情がいい。シンプルな構成ながら、次第に色味を増していく映像から希望がわいてくるのが実感できる、そんな映画だ。
 
 


 his-kyuuketu-550.jpg★悩めるドラキュラ伯爵のセラピー治療とは!?
20世初頭のウィーンを舞台にした『吸血セラピー』 (2014年)は、500年も連れ添った妻の愚痴に悩むドラキュラ伯爵がフロイトのセラピーを受けに来るという、ドラキュラとはいえ人間的な悩みを持つことに親しみがわいてくる映画だ。影がなく鏡にも写真にも映らない。自分がどんな顔なのか見たことがなく、美しいかどうかさえ分からない。他人の意見を聞くしかないので、毎日夫に自分についての感想を言わせる妻。それが500年も続けば、そりゃストレスも溜まるだろう。フロイトがドラキュラ伯爵夫妻に紹介した若い画家とその恋人をめぐる愛と血を追い求めるホラーコメディが、思いのほか面白かった。

◎『吸血セラピー』トークショーの模様はこちら
 


his-taiga-500.jpg★大河が見つめてきた、西洋文化の功罪
アマゾンの奥深く、西洋文化が如何に自然を破壊し原住民たちの生活を踏みにじっていったかがよくわかる『大河の抱擁』 (2015年)。部族で最後の生き残りとなったシャーマン(呪術師)カラマテの記憶を辿りながら行くアマゾン探検の旅である。20世紀初頭、カラマテが若い頃随行した探検家の日記を基にアマゾンを遡上したいとアメリカ人のエヴァンがカラマテを頼りにやってくる。アマゾン流域の豊かな自然がゴム資源を求める白人たちに破壊され、流域で暮らす人々の暮らしも残酷なほど一変させてしまう。それは、資源を求めてやってくる山師であり、無理やりキリスト教を押し付ける宗教家である。自然の息吹を感じながら、畏怖の念をもって逞しく生きて来た人々の変化をモノクロ映像で捉えた世界は、失われた文明を再発見する旅でもある。

 


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★忍者本来の姿を描く時代劇スリラー
松竹株式会社の若手レーベルが海外向けに制作した『NINJA THE MONSTER』は、朝の連ドラ「あさが来た」で五代友厚を演じて人気急上昇中のDEAN FUJIOKA主演の忍者映画。江戸中期の浅間山噴火と天明の飢饉を背景に、困窮する長野藩のお家存亡の危機と正体不明の化け物騒ぎを絡ませたストーリー展開は、斬新。自然界のパワーバランスに敏感な山伏のような忍者像は、黒覆面の超人という従来のイメージを一新させる。お家の困窮を救おうと人身御供にされるお姫様と忍者・伝蔵との微妙な関係性も興味深い。イケメンすぎるDEAN FUJIOKAの甘いマスクがキリリと光る忍者ぶりに魅了される一篇だ。

 



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この上映会は、京都ヒストリカ国際映画祭のいつもの客層とは違い、観客は女性ばかり!映画祭ナビゲーター・飯星景子さん司会による上映後のトークショーでは、黄色い歓声に迎えられてDEAN FUJIOKAと落合賢監督が登場。本作についていろいろ語ってくれた。

■今までの忍者のイメージを一新するアクションと忍者像
国際的に活躍するスタッフやキャストが集結して完成した作品とあって、ブルーレーベル海外向け第1作として自信を持って売り出したいと力強く語る落合監督。5年前に出会って意気投合したDEAN FUJIOKAとは、いつか一緒に映画を作りたいと、東京にあるジャマイカ料理を食べながら語り合ったそうだ。その後、『NINJA THE MONSTER』の企画書がDEAN FUJIOKAの元に届き、スカイプで連絡を取り合い、忍者についての資料を勉強するよう宿題が出されたという。かねてより中華武術をやってきたDEAN FUJIOKAは、今までの忍者像を一新するようなアクションを学ぶように言われ、フィリピンの「カリテ」という接近戦に強い武術を練習。劇中では、一番の見せ場となる山小屋の薄暗い中でのアクションに活用され、忍者・伝蔵の独特の殺陣が生まれた。

 

his-ninja-t-di-1.jpg ■神秘性を出すためにデザインされた液状の化け物
アニメ『もののけ姫』や『プレデター』などからイメージして、CGで創り上げているが、あまり知性的な化け物にはしたくなかったという。そのため目をひとつにして、予測不可能な動きと正体不明な不気味さを出している。具体的なビジュアルが完成する前に実写部分の撮影が進んだので、DEAN FUJIOKAは見えない敵との演技に苦労したようだ。落合監督のゾウのような声を合図に、それに向かってアクションを起こしたという。DEAN FUJIOKAは、『風の谷のナウシカ』のオウムのようなものを想像していたので、完成した作品を見て驚いたという。

 
■京都での撮影と日本武術の様式美
京都の松竹撮影所を中心に行われた撮影は真冬に行われ、劇中降っている雪は本物だそうだ。年末の撮影所では餅つきをしていて、お餅をご馳走してもらって嬉しかったというDEAN FUJIOKA。日本武術の様式美を教えてもらい、別のクルーの人たちと一緒に素振りもしたと懐かしそうに語る。そこで、DEAN FUJIOKA自前の武器を持ち出し、この日来場していたアクション俳優と殺陣を披露。DEAN FUJIOKAの生アクションを近くで見られて、観客も興奮気味。

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■他人とは思えぬ“もののけ”と忍者に親近感
DEAN FUJIOKAは、“もののけ”も忍者も陰の存在で、世の中に認められず孤独に生きている覚悟が心に沁みると振り返り、伝蔵役をまた演じたいと希望。落合監督も、伝蔵が自分の居場所を求めているのに対し、藩のために人身御供になろうとしているお姫様もモンスターも忍者も、同じ立ち位置にいるという。DEAN FUJIOKAと落合監督は海外で長く暮らしてきて、こうしたキャラクターたちと共通するものを感じたようだ。DEAN FUJIOKAも、「5年前、なぜ落合監督に声をかけたのか今分かった。他人とは思えぬ何か共感するものを感じたからだ」と振り返った。


日本公開は、海外での映画祭のスケジュールによるので未定。細かな歴史的考察とファンタジックなシーンをミックスさせた新しい忍者映画に、乞うご期待下さい。

(河田 真喜子)

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