「集英社」と一致するもの

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 作家、村山由佳が大正時代の女性解放運動家・伊藤野枝の生きざまを描いた吉川英治文学賞受賞の評伝小説「風よ あらしよ」。NHK BSプレミアムでテレビドラマ化され、22年放送された同作が、『風よ あらしよ 劇場版』として2月9日(金)よりシネ・リーブル梅田、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、キノシネマ神戸国際、シネマサンシャイン大和郡山、2月10日(土)よりユナイテッド・シネマ橿原、2月16日(金)より京都シネマ、以降元町映画館、シネ・ピピア、洲本オリオンにて順次公開される。
 本作の演出を手がけた柳川強さんに、お話を伺った。
 

 

■村山由佳さんの評伝と#MeToo運動の広がりが推進力に

――――伊藤野枝が関東大震災後に大杉栄と共に惨殺されてから、昨年がちょうど100年でしたが、本作を鑑賞し、改めて彼女の生き様や主張にしっかり焦点を絞って描いた映像作品は今までなかったなと実感しました。もともと柳川さんが伊藤野枝に興味を持ったのは、舞台がきっかけだったと?
柳川:宮本研さんが書かれた『ブルーストッキングの女たち』を学生時代に鑑賞し、大正時代の男女の群像劇ではありましたが面白いと思いましたし、ドラマ制作に携わるようになると、いつか自分でドラマ化したいという想いが芽生え、1、2度企画書を出したこともありましたが、震災で虐殺される人間の話ですから、なかなかGOサインが出ない。やはり今回原作となった村山由佳さんの評伝が出版されたのが大きかったですね。当時ちょうど#MeToo運動が広がりをみせ、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんなど女性一人で世の中に堂々と訴える人も出てきた。時代の動きと伊藤野枝がリンクしたことを認識し、ドラマ化に向けて動き出す下地がようやくできたのです。
 
――――わたしも小説は発売後すぐに読み、胸にズドンと響きましたが、柳川さんが原作を読んでの感想は?
柳川:長いなと(笑)それと、村山さんが作家として伊藤野枝にかける熱量が凄まじかった。読み終わってから、伊藤野枝を描くなら、井戸に葬られた野枝の眼差しではじまり、殺されてからの彼女の眼差しで終わるというのが映像的だと思ったのです。あと野枝が「組合」による助け合いの中で育ってきたことを語るところも、自分ではできるだけ野枝が書いた文献を読んできたけれどその中では見つけられず、村山さんが書いてくださったことで知ることができた場面で、その2点から野枝の物語を映像化する糸口を掴むことができました。
 
――――いわゆるコモンズという考え方は現在も社会の様々な場面で取り入れられつつありますよね。
柳川:やはり28年の短い生涯で、最後は虐殺される訳ですから、よく「彼女は何を成した人なのか」と聞かれるのです。でも、コモンズという考え方にたどり着き、それを論文に綴っているので、これがあるじゃないかと。そこに気づけたのは大きかったですね。
 

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■感受性豊かな野枝役は、吉高さんしか思い浮かばなかった

――――柳川さんが演出された連続テレビ小説「花子とアン」も拝見していましたが、いざ企画が通ったとき、同作でタッグを組んだ吉高由里子さんがすっと頭に浮かんだのですか?
柳川:朝ドラから10年経ち、もう一度ご一緒したいと思っていました。女性からはともすれば主張が強すぎて嫌われるかもしれない伊藤野枝を、いかにも主義者然とした人が演じると観客層が狭まってしまうかもしれない。野枝という人は実は愛嬌があり、人たらしな部分があると思うのです。また谷中村の話をしたときにすぐ泣くような感受性豊かな人だと思ったときに、吉高さんしか思い浮かばなかったです。
 
――――伊藤野枝を演じている吉高さんは声の太さが違うと思いました。オファーに対し、吉高さんの迷いはなかったですか?
柳川:吉高さんは「これに賭けている」というようなことは絶対に言わない方ですが、撮影が終わってから、タイトルに重なる「吹けよ、あらしよ」というナレーションを撮らなくてはいけなかったんです。その録音を撮り終わったときにはじめて「やった!終わった!」と吉高さんがおっしゃるのを聞いて、きっとそれまではずっと日常生活の間、野枝のままでいたのではないかなと感じました。
 
――――自由にならない現状への怒りが、パワーの源泉のようにも映りました。
柳川:吉高さんも野枝も感受性のおばけなので、いろいろなことを怒りとして溜め込まざるを得なかったのかもしれませんね。
 
 
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■一番好きなキャラクター、辻潤を演じた稲垣吾郎

――――伊藤野枝の文学的才能を開花させた最初の夫、辻潤を演じた稲垣吾郎さんには、どんな演出をしたのですか?
柳川:稲垣さんは、僕がNHKに入局して最初に携わった連続テレビ小説「青春家族」でヒロインの弟を演じていたので、30年ぶりにお会いしました。今回は、大人の色気も感じましたし、まず自分の役柄の立ち位置を丁寧に確認されました。最初に、敵役ですよねと聞かれた覚えがあるのですが、実は僕の一番好きなキャラクターが辻潤なんです。なぜかと言えば、個人が自由になることが、この社会が自由になることだという考え方を徹頭徹尾、自分一人の中で哲学的に完結させた人だからで、昭和19年に孤独死(餓死)しています。萩原朔太郎も、辻潤の人生は一つの芸術であると語っているような人ですから、稲垣さんにも彼の生き方は素晴らしいと思って描きたいとお伝えしました。
 
――――結婚させられそうになった九州の田舎から逃げてきたばかりの伊藤野枝に様々な知識を与えた存在だったと思います。青鞜社に入り、野枝がはじめて演説を行ったシーンは、大杉栄をはじめ、多くの男性たちにも伊藤野枝ここにありと示す重要な場面で、野枝の言葉が体を突き抜けるようなインパクトがありました。撮影はどうでしたか?
柳川:吉高さんもあのシーンが成立するかどうかはずっと悩んでいました。演説のセリフが文章から引用したものだったので、もう少し主観的に話せるようにセリフを調整したり、声を相当張り上げていたのでスタッフ一同、極力1回で撮りきれるように集中しました。表現が本当にしっかりとしてきて、本当にいいシーンでした。
 
――――永山瑛太さんが演じる大杉栄も、パワフルで、かつ人たらしでしたね。
柳川:実は、野枝の最初の演説シーンで、大杉は目を見開いて彼女のことを見ているんです。村山さんの原作にも大杉栄は「眼の男」と書かれているので、瑛太さんもそれを意識して演じておられたと思います。
 
 
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■こだわったのは共助になる大杉との共同生活

――――長い原作を映画化するにあたり、特に描きたかった場面は?
柳川:本当は青鞜社のシーンを多くした方が面白くなるのですが、彼女の人生の中ではまだ序章に過ぎないと思ったので削り、辻との出会いと別れを丁寧に描きました。思想的な考え方の違いから離婚に至るケースなので、そこを大切にしたことと、キーワードで言えば「共助」になる大杉との共同生活を具体的に描いていきました。主張や主義を訴えるシーンより、むしろ子どもが一人ずつ増えていくとか、村木源次郎や大杉が子育てを手伝い、野枝が原稿を書くという日常生活の描写を割と大事にしたかもしれませんね。
 
――――そういう描き方をすることで、人間、伊藤野枝の生き様や様々な表情が観客に伝わる気がしますね。死後はスキャンダラスな取り上げられ方をし、なかなか正当な評価を得られなかったという野枝ですが、ようやく彼女の成し遂げたことが評価される時代になったのではと思います。むしろ当時と今とそんなに変わらないことにも気づかされます。
柳川:ひとりの人間として自由を守るために何が必要で、何を言わなくてはいけないかを問うている作品でもあると思います。大杉の自由恋愛も、瑛太さんは女性陣に総スカンをくらう覚悟を持って演じてくれました。大杉の考え方は、一人ひとりが自由な精神を持つことで、社会も自由になるという思想ですから、あながち間違ってはいないのでは、という風に、描き手としてはあえて価値づけをせずに描こうと思いました。道徳の範疇を超えるかどうかという問題はありますが、それをダメだと断罪してしまうのも、どこか不自由な気がするので、そういう事は意識しました。そこはいろいろな議論が出てきていいと思っています。
 
 
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■野枝の怒りが込もった言葉を連呼させて

――――関東大震災後に虐殺されるまでの描写は、昨年公開された森達也監督の『福田村事件』とかぶる部分でした。特にフォーカスした点は?
柳川:歴史的には甘粕大尉が大杉らを虐殺したかどうかは定かではありません。ドラマ上そのように描くのは簡単ですが、逆に歴史修正主義と同じ土俵に乗ってしまう懸念がありました。だからそこは描かないことに決めました。また、吉高さんが演じる伊藤野枝に何度も「イヌ!」と叫んでもらうようにしました。ドラマでは野枝の最期の言葉になるわけですから、そこに怒りを込めてもらいたかったのです。また、実際には雨天ではなかったと思いますが、そこはフィクションなので「風よ あらしよ」というタイトルの通り、嵐の中、井戸に打ち捨てられ大杉が死んでいった過酷さを見せたかったですね。
 
――――平塚らいてうを演じたのは松下奈緒さんですね。
柳川:松下さんご自身が日頃から太陽のような方なので、平塚らいてうを演じていただくのにぴったりでした。らいてうは当時のアイコンのような存在でしたから。
 
――――野枝は憧れのらいてうを、ある意味あっという間に追い越してしまうような勢いがありました。そのパワフルさにも魅せられます。
柳川:らいてうは上流階級出身ですが、野枝はどちらかといえば野良犬のような野性味がありますから、その対比も松下さんと吉高さんなら出せるのではないかと。
 
――――本当に野枝はずっと、バタバタとこなれていない泥臭い走りをしていたのでは?
柳川:野枝を走らせるのと、厳しい人生の象徴である雨風をふんだんに当てることは撮影中しっかりやりましたね。吉高さんからは「筋肉痛になるよ〜」「また走るの!?」と言われましたが(笑)。
 
――――印象的だったのが、関東大震災後、親戚の家に行く前に真っ白の衣装を着た大杉と野枝が源次郎や子どもと一緒に楽しそうに踊っていたシーンです。
柳川:あのシーンは瑛太さんにどんな踊りにするかを任せたんですよ。するとYoutubeでコサックダンスを探してきて、吉高さんと話ししながら楽しそうにやっていましたね。
 

■無政府主義者に対して刷り込まれた負のイメージに気づく

――――日常の中のささやかな歓びが見える、いいシーンですね。
柳川:よかった(笑)。とかく無政府主義者は怖い人というイメージを持たれがちですが、そうではない等身大の部分を見ていただきたいという想いがありました。当時は政府から監視対象になっていましたが、彼らは本当に危険な人物だったのかと考えますよね。僕もこの作品を機会に、アナキズムについて勉強しようと思って、本を読んでいます。「アナーキー」という言葉が、人と変わったことをやる人とか暴力的な人という刷り込みが僕にもありましたが、今、そうではないということにようやく気づいた感じですね。
 
――――ありがとうございました。最後にメッセージをいただけますか。
柳川:生きづらさを抱えている人間がいて、その人が自由を求めて何をしたのかを観ていただきたいし、大正時代の女性の着物の美しさにも触れられると思います。吉高さんは今、大河ドラマ「光る君へ」で紫式部を演じていますが、彼女らしい軽やかさが垣間見える平安貴族とは違い、こんなに野太い演技もできるんだというところもぜひ観ていただきたいですね。僕自身が吉高さんのファンですから。
(江口由美)
 

<作品情報>
『風よ あらしよ 劇場版』
2023年 日本 127分 
原作:村山由佳「風よ あらしよ」(集英社文庫刊)
演出:柳川強 
出演:吉高由里子、永山瑛太、松下奈緒、美波、玉置玲央、山田真歩、朝加真由美、音尾琢真、石橋蓮司、稲垣吾郎
2月9日(金)よりシネ・リーブル梅田、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、キノシネマ神戸国際、シネマサンシャイン大和郡山、2月10日(土)よりユナイテッド・シネマ橿原、2月16日(金)より京都シネマ、以降元町映画館、シネ・ピピア、洲本オリオンにて順次公開
公式サイト:https://www.kazearashi.jp/
製作・配給:太秦
(C) 風よ あらしよ 2024 ©村山由佳/集英社
 
 


国政から地方選、海外まで、選挙取材歴は 25 年を超え、候補者全員を取材することを記事を書く上での信条とし、選挙の面白さを伝えるフリーランスライター・畠山理仁(50)。2022年7月の参院選・東京選挙区で 34 人の候補者全員への取材を試みる畠山に文字通りの”密着取材“敢行したドキュメンタリー映画『NO選挙、NO LIFE』

いよいよ 12月 16 日(土)より、第七藝術劇場/元町映画館ほか全国順次公開となります。

そんな本作の公開に先立ち、12月8日(金)に大阪・なんばパークスシネマにて〈大阪上陸イベント〉として先行上映会が行われ、前田亜紀監督主演の畠山理仁さん、大阪のみのゲストとして、日本中学生新聞を創刊した大阪市在住の中学1年生・川中だいじさん、司会進行として本作のプロデューサーを務める大島新さんが登壇し、舞台挨拶を行いました。
 


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まずは、監督が「畠山さんの書かれた「黙殺」を読んで、私の全く知らなかった選挙の世界がこんなに豊かなんだと驚きまして、ぜひ肩越しにカメラを置かせてくださいとお願いしたことから始まりました」と映画の成り立ちを明かし、畠山さんは「今日は先行上映なので、選挙と同じで広げていかなきゃいけないんです。だから選対会議みたいな感じでこの映画が大ヒットするように皆さんにお願いしたい」と挨拶。


川中さんは「リスペクトする人を取り上げる授業で畠山さんのことを英語で紹介して、学校で『NO 選挙,NO LIFE』のチラシも配りました」と中学生ならではのコメントを披露し、場内は盛り上がりを見せていました。そして、畠山さんの良いところを聞かれた川中さんは「畠山さんの選挙マニュアル 10 か条の中に「良いと思う候補者は批判的に見よ」と書いてあるんですが、そこが本当に素晴らしいと思う。後は心優しいところ」と称賛していました。


それを受けて畠山さんは「マニュアルの中には、「応援する候補者ほど厳しい目で見るべし」というのもある」と前置きし、「いろんな候補者を取材すると、今の選挙に出てる人は特殊な人が多い。選挙は勝ち負けを争う競争の社会だけど、実は競争原理が働いてない。それは投票率 50%前後で半数の人が参加してないから。そもそも、私たちの代わりに政治のことを専門にやってくれる代理の人なのに、競争のない社会で批判もないと堕落しかない。だからこそ、応援する候補者ほど厳しい目で見て、応援する人が育ててほしい」と、候補者への思いを熱弁。


nosenkyo-bu-500-1.jpgさらに、畠山さんから見た川中さんについては「僕より情報の感度が高い」と称賛し、「今年の 4 月に、「広島サミットの取材をしたいけど取材許可が降りない」と川中だいじ記者から連絡をもらって、僕はそこで初めて広島でサミット!と思うぐらいだった(笑)」と笑わせ、取材のアドバイスをしたことを明かし、「取材能力もあるし、完全に記者だと思っているので、僕は川中だいじ記者と呼んでいます。僕よりアウトプットも上手」と褒めたたえていました。


すると、監督も「川中記者にパンフレットへ寄稿をお願いしたら、締切をピタッと守ってくださった」と川中さんを称賛した上で、「かたや畠山さんはある雑誌の締切をかなりなぎ倒していた」と明かすと、畠山さんは「締切を守ることは記者として大切なことですね」と苦笑い。


nosenkyo-pos.jpgまた、監督が畠山さんに「この映画を作って皆さんに喜んでもらって、「これじゃ辞められない」と言っていたのに、月日が経つと「やっぱりどうしようかな?」と言う時があるので、ビシッと言ってほしい」と要望すると、川中さんも「畠山さんが取材しない選挙の現場なんてあるんですか。死ぬ 1 か月前まで取材に行かないと」と追い打ち。


すると、「この映画を観て、フリーの記者で取材するのって大変だと思いませんでした?」と畠山さんが逆質問。川中さんは「大変だと思ったけどフリーでやりたいと思った」と返し、畠山さんは「皆さんからいろんなアイデアをもらって考えているので、選挙全員取材をしても食べていけるように次の世代に伝えていきたい。それまで待ってください」と思いを伝えていました。


最後に、監督が「この映画は映画にしようかどうか迷った作品でした。お客さんに来てもらえるんだろうかといつも不安になって、難しいかな?と思うたびに大島プロデューサーに背中を押してもらいました。今日が全国へと広がる 1 歩です。皆さん応援していただけると嬉しいです」と語り、イベントは終了しました。

 


前田 亜紀(監督)
ドキュメンタリー監督、ディレクター、プロデューサー。フリーランスのディレクターとして、2012 年より大島と組み、「ETV 特集」(NHK-E テレ)、「情熱大陸」(MBS)、「ザ・ノンフィクション」「NONFIX」(CX)など、テレビドキュメンタリーを多数制作。衆議院議員の小川淳也の 17 年の活動を追いかけた『なぜ君は総理大臣になれないのか』(20 年)、小川とともに自民党の平井卓也と日本維新の会の町川順子の陣営も描いた『香川 1区』(22 年)のほか『劇場版 センキョナンデス』(23 年 2 月)、『シン・ちむどんどん』(23 年 8 月)、『国葬の日』(23 年)と、5 本続けて政治や社会をテーマにした映画のプロデューサーを務めた(共同含む)。


畠山 理仁
フリーランスライター。早稲田大学第一文学部在学中の 1993 年より、雑誌を中心に取材、執筆活動を開始。第 15 回開高健ノンフィクション賞受賞作「黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い」(17 年・集英社)著者。他の著作に「コロナ時代の選挙漫遊記」、「記者会見ゲリラ戦記」(扶桑社新書)、「領土問題、私はこう考える!」などがある。


川中だいじ(日本中学生新聞) 【X(旧 Twitter)】@nihonchushinbun 【Note】 https://note.com/chuushin/
大阪市の中学1年生。NOTE 上で今年3月“中学生がつくった民主的読み物”「日本中学生新聞」を創刊。夢洲カジノの問題を調べたり、堺市市長選や統一地方選挙の大阪市議会選挙を取材したりしながら、自ら発刊した新聞や note、SNS で発信している。


大島新(プロデューサー)
ドキュメンタリー監督、プロデューサー。2007 年、ドキュメンタリー映画『シアトリカル 唐+郎と劇団唐組の記録』を監督。2009 年、映像製作会社ネッゲンを設立。2020 年、映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』を監督。2021 年、衆議院選挙に焦点をあて、全国最注目の「香川 1 区」を与野党両陣営、有権者の視点も織り交ぜ、民主主義のあり様を描いた『香川 1 区』を監督。



監督:前田亜紀  プロデューサー:大島 新
編集:宮島亜紀  整音・効果:高木 創
音楽: The Bassons(ベーソンズ)
製作:ネツゲン 配給:ナカチカピクチャーズ
2023|日本|カラー|DCP|5.1ch|109 分 Ⓒネツゲン
公式サイト: https://nosenkyo.jp/#modal

12/16(土)~第七藝術劇場/元町映画館
12/15(金)~京都シネマ
※11/18~ポレポレ東中野より全国順次公開


(オフィシャル・レポートより)

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『耳をすませば』プレスシート(非売品) プレゼント!

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◆提供:松竹

◆プレゼント数: 3 名様

◆締め切り:2022年10月14日(金)



 

公式HP: https://movies.shochiku.co.jp/mimisuma-movie/

 

2022年10月14日 (金)~大阪ステーションシティシネマ 他にて全国公開

 



 


mimiwosumaseba-pos.jpg1989年、柊あおいが少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した青春恋愛漫画『耳をすませば』。読書が大好きな中学生の女の子・月島雫(つきしましずく)が、夢に向かって生きる男の子・天沢聖司(あまさわせいじ)に想いを寄せていく健気な姿が共感を呼び、1995年にスタジオジブリがアニメ映画化し、大ヒットを記録。その後、地上波でも度々放送されるなど青春映画の金字塔として多くの人々の胸に刻まれてきました。そんな伝説的漫画の実写化が決定、10月14日に全国公開となります。

今回の実写映画では漫画・アニメ映画で描かれた中学生時代の物語はもちろん“完全オリジナルストーリー”となる10年後の物語も合わせて描かれます。大人になった月島雫を清野菜名、天沢聖司を松坂桃李 がW主演で演じ、中学生時代の二人には安原琉那、中川翼を抜擢、監督は『ROOKIES-卒業-』(09)『ツナグ』(12)をはじめ、数々の名作を世に送り出してきた平川雄一朗が務めるなど、不朽の名作の実写化にふさわしいキャスト・スタッフが集結致しました。
 


【STORY】

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読書が大好きで元気いっぱいな中学生の女の子・月島雫。彼女は図書貸出カードでよく見かける、ある名前が頭から離れなかった。天沢聖司―――全部私よりも先に読んでる――どんなひとなんだろう。あるきっかけで“最悪の出会い”を果たした二人だが、聖司に大きな夢があることを知り、次第に惹かれていく雫。聖司に背中を押され、雫も自分の夢を胸に抱くようになったが、ある日聖司から夢を叶えるためイタリアに渡ると打ち明けられ、離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、また必ず会おうと誓い合う。

それから10年の時が流れた1998年。雫は、児童書の編集者として出版社で働く傍ら夢を追い続けていたが、思うようにいかずもがいていた。もう駄目なのかもしれない―――そんな気持ちが大きくなる度に、遠く離れたイタリアで奮闘する聖司を想い、自分を奮い立たせていた。一方の聖司も順風満帆ではなかった。戸惑い、もどかしい日々を送っていたが、そんな時の支えは聖司にとっても同じく雫であった。そんなある日、雫は仕事で大きなミスをしてしまい、仕事か夢のどちらを取るか選択を迫られる。答えを見つけに向かった先は―――。


◆出演:清野菜名 松坂桃李
    山田裕貴 内田理央 / 安原琉那 中川翼 荒木飛羽 住友沙来
    音尾琢真 松本まりか 中田圭祐 小林隆 森口瑤子 / 田中圭
    近藤正臣
◆監督・脚本:平川雄一朗
◆原作:柊あおい「耳をすませば」(集英社文庫<コミック版>刊)
◆配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹
◆公式サイト: https://movies.shochiku.co.jp/mimisuma-movie/
©︎柊あおい/集英社 ©︎2022『耳をすませば』製作委員会

2022年10月14日(金)~大阪ステーションシティシネマ 他 全国公開!


(オフィシャル・リリースより)

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『ハニーレモンソーダ』

「紙はレモン、外はソーダなメモ帳」プレゼント!

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◆提供:松竹

◆プレゼント数:5名様

◆締め切り:2021年7月11(日

 

 

 

 

◆公式HP:  https://movies.shochiku.co.jp/honeylemon-eiga/

2021年7月9日(金)~全国ロードショー

 



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女子高生の好き&実写化してほしい少女マンガNo.1!

待望の実写映画化!

 

累計発行部数650万部を突破し、2020年9月号の雑誌「セブンティーン」(集英社)では、“読者が選ぶ好きな少女マンガ&実写化してほしいマンガランキング1位”を獲得、全国のティーン女子の胸をキュンキュンさせている、今いちばん勢いのある大人気少女コミック「ハニーレモンソーダ」(村田真優)が待望の実写映画化!


主人公・三浦界に、人気絶頂のアイドルグループSnow Manのラウール。本作で映画単独初主演を務めます。また、ヒロイン・石森羽花を吉川愛が演じるほか、個性溢れる同級生役に堀田真由、濱田龍臣、坂東龍汰、岡本夏美ら人気実力ともに兼ね備えた若手俳優たちが大集結!あなたにも一歩踏み出す勇気を与えてくれる、さわやか度120%の青春ラブストーリーが誕生致しました!公開を記念して、「紙はレモン、外はソーダなメモ帳」をご用意致しました。ラウール演じる界の好物である「レモンソーダ」をイメージした、レモンが散らされたソーダ色の付箋メモ帳。学校やお仕事で忙しいあなたの日常をちょっとだけ爽やかに彩ります。
 


【STORY】

髪はレモン、性格はソーダな男の子。あなたに出会い、世界が変わる。

本当の私が、羽ばたきはじめる――


HLS-pos-2.jpg中学時代「石」と呼ばれていじめられていた自分を変えるため、自由な高校に入学した石森羽花(吉川愛)。そこで出会ったのはレモン色の髪をした三浦界(ラウール)。実は彼こそが、その高校を選んだ理由だった。みんなの人気者で、自由奔放で、何を考えているかわからない塩対応の界だが、なぜか自らを「石森係」と呼び、世話を焼いてくれるという不思議な関係に。距離が近づいた二人は想いを伝え合い、幸せな毎日を送っていたが、実は界には羽花に伝えられていない秘密があって…。

恋や友情に悩みながらも少しずつ変わっていく界、羽花、そして大切な友人たちの青春が羽ばたきはじめる!


■出演:ラウール(Snow Man) 吉川愛 堀田真由 坂東龍汰 岡本夏美 濱田龍臣
■監 督: 神徳幸治  ■脚 本: 吉川菜美
■主題歌:「HELLO HELLO」Snow Man(avex trax)
■企画・配給: 松竹 ■制作:オフィスクレッシェンド
 © 2021「ハニーレモンソーダ」製作委員会
 ©村田真優/集英社

公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/honeylemon-eiga/

2021年7月9日(金)~ 全国ロードショー
 


(オフィシャル・リリースより)

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「紛争地を取材するということ~現場から見えてくるもの」 

玉本英子 × 中村一成

 

9月13日(金)より、大阪ステーションシティシネマ/シネマート心斎橋にて公開となる映画『プライベート・ウォー』の公開を記念し、玉本英子氏と中村一成氏によるスペシャルトークショーが決定いたしました。 イラク、シリアなどの紛争地域を取材してきたアジアプレス記者の玉本英子氏と、パレスチナ、在日朝鮮人などの問題に取り組む中村一成氏が、現場で見えてきたものなどについて語ります。玉本氏の貴重な過去の戦闘地取材映像も公開致します。
 


【実施日】   9 月14日(土) 15:50~16:20(14:00 の回上映後)

【場  所】   シネマート心斎橋 (大阪市中央区西心斎橋 1-6-14 ビッグステップビル 4 階)

【登壇ゲスト】 玉本英子氏、中村一成氏


■玉本英子 (たまもと・えいこ) 

大阪在住のアジアプレス記者。イラク、シリア、コソボ、アフガニスタンなどの紛争 地域を 20 年にわたり取材。 イラク・シリア取材では、報道ステーション(テレビ朝日)、報道特集(TBS)、テレメ ンタリー(ABC)などで映像報告。「戦火に苦しむ女性や子どもの視点に立った一 貫した姿勢」が評価され、第 54 回ギャラクシー賞報道活動部門優秀賞。 「ヤズディ教徒をはじめとするイラク・シリア報告」で第 26 回坂田記念ジャーナリ ズム賞特別賞。共著に「ジャーナリストはなぜ「戦場」へ行くのか(集英社新書)」な ど。毎日新聞大阪、京都版で「漆黒を照らす」連載中。


■中村一成 (なかむら・いるそん) 

1969 年生まれ。毎日新聞記者を経てフリーに。  在日朝鮮人や移住労働者、難民を取り巻く問題や、死刑が主なテーマ。映画評も 執筆している。著書に、『声を刻む 在日無年金訴訟をめぐる人々』(インパクト出 版会、2005 年)、『ルポ 京都朝鮮学校襲撃事件――〈ヘイトクライム〉に抗して』 (岩波書店、2014 年)、『ルポ 思想としての朝鮮籍』(岩波書店、2017 年)、 『「共生」を求めて』(解放出版社、2019 年)など。
 



『プライベート・ウォー』

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【STORY】 英国サンデー・タイムズ紙の特派員として、レバノン内戦や湾岸戦争、チェチェン紛争などを取材してきた女性記者 メリー・コルヴィン。スリランカ内戦で片目を失明し、PTSD に苦しみながらも、黒の眼帯をトレードマークに、世間の関心を紛争 地帯に向けようと努めた伝説は、2012年、シリアで受けた砲撃で命を落とす―― 反逆精神にあふれたジャーナリストとして戦地を駆け抜けた女性の半生が今明かされる。

 

(A PRIVATE WAR 2019年 イギリス・メリカ合作 1時間50分)

・監督・製作:マシュー・ハイネマン
・脚本/共同製作:アラッシュ・アメル
・原作・製作総指揮:マリエ・ブレンナー
・製作:シャーリーズ・セロン
・撮影:ロバート・リチャードソン
・主題歌:アニー・レノックス「Requiem For A Private War」
・出演:ロザムンド・パイク、ジェイミー・ドーナン、スタンリー・トゥッチ
・提供:ポニーキャニオン/ハピネット
・配給:ポニーキャニオン
公式サイト: http://privatewar.jp

・コピーライト:(C)2018 APW Film,LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

9/13(金)、大阪ステーションシティシネマ/シネマート心斎橋他にて全国公開


(オフィシャル・リリースより)

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新元号は「北山」で!キスマイ北山宏光が願望を明かす
『トラさん~僕が猫になったワケ~』大阪舞台挨拶
(2019.2.16 TOHOシネマズ梅田スクリーン1)
登壇者:北山宏光(Kis-My-Ft2)、筧昌也監督
  
突然死したダメ男が、ネコの姿で家族の元に戻ってきたら・・・。ファンタジックなストーリーが人気の「トラさん」(板羽 皆/集英社マーガレットコミックス刊)が実写映画化。人気アイドルグループ、Kis-My-Ft2の北山宏光が映画初出演にして初主演、そして初ネコ役に挑戦したのも話題の『トラさん~僕が猫になったワケ~』が2月15日(金)より全国ロードショー中だ。
北山宏光は、ネコ嫌いなのに、ネコが主人公の漫画で大ヒットを飛ばしたものの、その後ヒット作が出ず、娘にも愛想を尽かされている漫画家の高畑寿々男と、猫のトラの一人二役を自然体で好演。『Sweet Rain 死神の精度』「素敵な選 TAXI」などの、筧昌也監督が、アナログながら、ファンタジックな世界観を見事に表現した、感動ドラマだ。
 
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公開2日目の2月16日、TOHOシネマズ梅田スクリーン1で行われた上映後の舞台挨拶では、北山宏光と筧昌也監督が登壇し、「撮影から約1年、やっとみなさんにお見せでき、嬉しい気持ちでいっぱい」(北山)、「アパートの中でぎゅっとスタッフとキャストが一緒になって撮影し、3ヶ月間地味に編集作業をして仕上げた作品を、こんなに大きい劇場で見ていただけるのは感無量」(筧監督)と感動の面持ちで挨拶。
 
 
すでに映画の感想が寄せられているそうで、北山は「Kis-My-Ft2のメンバーやキャイ〜ンの天野さん、オリエンタルラジオの藤森さんが見てくださいました。中盤ぐらいまではコメディーではないかと、まさかあの姿で泣かされるとは思わなかったというお声をいただきましたね」と反響を語れば、筧監督は「普段あまり話さない映画には辛口の兄が、北山くんのオープニングのタバコを吸う姿に、ダメ夫の姿が集約されていたと褒めてくれたので、胸をなで下ろしています」と手応えを感じている様子だった。
 

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現在全国10カ所での舞台挨拶を開催中の二人が、毎回違うお題に答える「みっくん×まーくんのトラさんトーク」では、「●●が好き」というお題が登場。そこはすかさず北山が「『大阪大好きだ』でしょ!!!」と会場のファンを喜ばせると、さらに観客からの「めっちゃすきやねん」という言葉に、「好きレベル5段階中、5!」と会場は、コンサート並みの熱気に。
 
 
そして「平成が終わるまでにやっておきたいこと」では、二人とも「平成最後の映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』大ヒット!」と気持ちを一つに。さらに、「新元号は?」というお題にも、すかさず北山が反応。「北山、いいでしょ。新元号の顔になりたいな」と切り出し、筧監督と撮影現場が垣間見えるようなほのぼのトークを繰り広げた。
 
 
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最後に、「数ある映画の中から『トラさん』を選んでいただき、ありがとうございます。映画、今口コミで広がればムーブオーバーします。うまくいけば元号が変わる瞬間も上映しているかもしれない。それで元号が北山になれば!そこまでいきたいですね。ご協力ください」(筧監督)
「この作品は初映画初主演、初ネコで、本当に素晴らしいキャスト、スタッフにめぐまれ、やっとみていただけるのを嬉しく思っています。みなさんに愛してもらうことで、映画が広がっていくきっかけになると思いますので、ぜひ、よろしくお願いします」(北山)と力を込めて挨拶した。
 
 
CGなしの猫スーツで奮闘する北山のハマりっぷり、多部未華子や平澤宏々路が演じる家族の愛に笑って泣ける、平成最後のアナログファンタジー映画をぜひ楽しんでほしい。
(江口由美)
 

 

<作品情報>
『トラさん~僕が猫になったワケ~』
(2019年 日本 91分)
監督:筧昌也
原作:板羽皆「トラさん」集英社マーガレットコミックス刊
出演:北山宏光(Kis-My-Ft2)、多部未華子、平澤宏々路、飯豊まりえ、富山えり子、要潤、バカリズム
公式サイト → http://torasan-movie.jp/
(C) 板羽皆/集英社・2019「トラさん」製作委員会
 
 

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原作:水野美波「虹色デイズ」(集英社マーガレットコミックス刊) 
監督:飯塚健  脚本:根津理香/飯塚健 音楽:海田庄吾
エンディング・テーマ:「ワンダーラスト」降谷建志(ビクターエンタテインメント/MOB SQUAD)
挿入曲:フジファブリック/阿部真央/Leola/SUPER BEAVER
企画・配給:松竹  (C)2018「虹色デイズ」製作委員会(C)水野美波/集英社

公式サイト: http://nijiiro-days.jp 
公式Twitter:@nijiiro_movie

2018年7月6日(金)~全国ロードショー


(プレスリリースより)

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