「アブ」と一致するもの

 

2001年に始まり、毎年春の恒例イベントとして今年で24回目の開催となる

「イタリア映画祭2024」の開催が決定いたしました。あわせて上映作品のラインナップを発表いたします。

 

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今年も例年どおり、東京会場は有楽町朝日ホール大阪会場はABCホールの2拠点での開催となる。東京では日本未公開新作13本と旧作1本の計14本、大阪では新作7本が上映予定。アカデミー賞®国際長編映画賞ノミネート作品やヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品作、『オッペンハイマー』などハリウッド超大作を押さえてイタリア国内で大ヒットとなった超話題作など、最新のイタリア映画界を盛り上げるバラエティーに富んだ作品が取り揃えられている。


注目の作品は、『ゴモラ』(08)、『ドッグマン』(18)のマッテオ・ガッローネの最新作『僕はキャプテン』。ふたりのセネガル人青年が貧困から逃れるためにヨーロッパを目指して砂漠や地中海を超えて旅をする壮大な物語で、昨年の第80回ヴェネチア国際映画際で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞、さらにアカデミー賞®国際長編映画賞ノミネートも果たした注目作。さらに、戦後イタリアの家父長制度や女性の権利をテーマに描き、国内で2023年No.1の初週興行成績を叩きだし、歴代のイタリア映画興行収入トップ10に入った超話題作『まだ明日がある』や、第2次世界大戦時に英雄として称えられた潜水艦艦長の実話を基にした人間ドラマで、第80回ヴェネチア国際映画祭でオープニングを飾った『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』など、どれも見逃せない作品ばかり。


さらに戦後イタリア映画を牽引し、数々の傑作を放ってきた巨匠監督パオロ・タヴィアーニが2月29日に92歳で逝去したことを追悼し、兄ヴォットリオ・タヴィアーニと共に監督を務めた『父 パードレ・パドローネ』(1977)の上映も決定。第30回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した永遠の名作がデジタルリマスターで蘇る。


今回の上映作品14本中5本が女性監督作品、また4本は俳優監督の作品となっており、イタリア映画界が新しい才能で活気づいている様子が見て取れるラインナップとなっている。巨匠から若手まで、多種多様な14作品が一堂に会し、最新のイタリア映画の今を映画で垣間見ることのできる貴重な機会となっている。
 


東京会場

会期: 5月1日(水)~5月6日(月・祝)

会場:有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11階)

主催:朝日新聞社、イタリア文化会館、チネチッタ/特別後援:イタリア共和国大統領/後援:イタリア大使館 

 

※チケットは4月6日(土)12:00からあさチケ(https://l-tike.com/st1/asahi-id-top-29)にて発売。

(システムの都合上、座席を選択して購入ができるのは、4月7日(日) 0:00からになります。)

<前売券(オンライン)>1回券:一般1,500円/学生1,200円

<当日券(オンライン)>1回券:一般1,900円/学生1,600円

<当日券(会場販売)>1回券:一般2,200円/学生1,900円

 

大阪会場

会期5月18日(土)5月19日(日)

会場:ABCホール(大阪府大阪市福島区福島1-1-30)

※チケットは4月13日(土)12:00からあさチケ(https://l-tike.com/st1/asahi-id-top-29)にて発売。

主催:朝日新聞社、イタリア文化会館-大阪、チネチッタ 特別後援:イタリア共和国大統領/後援:イタリア大使館、イタリア領事館

(システムの都合上、座席を選択して購入ができるのは、4月14日(日) 0:00からになります。)

<前売券>1回券:一般1,400円/学生1,100円

<当日券>1回券:一般1,800円/学生1,500円

 

イタリア映画祭2024 公式サイト: https://www.asahi.com/italia/2024/
           公式twitter:@italianfilmfes


上映作品ラインナップ▼

A.『人生の最初の日』2023)121分

監督:パオロ・ジェノヴェーゼ

出演:トニ・セルヴィッロ、ヴァレリオ・マスタンドレア、マルゲリータ・ブイ

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世界20カ国以上でリメイクされた『おとなの事情』をはじめ、ストーリーテリングの巧みさには定評があるジェノヴェーゼ監督の新作は、人生に絶望した人々が再生できるかを問いかけるドラマで、セルヴィッロ、マスタンドレア、ブイら超豪華キャストが集結。1人の男と2人の女、そして1人の少年。年齢も経験も異なる4人がどん底に突き落とされたまさにその時、自分たちがいない世界はどうなるかを知ることができる1週間の時間を与えてくれる謎めいた男に出会う。
 


B.『アモーレの最後の夜』(2023)124分

監督:アンドレア・ディ・ステファノ
出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、リンダ・カリーディ

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俳優としても活躍するディ・ステファノの監督3作目は、イタリア映画界を代表する俳優の一人であるファヴィーノを主演に迎えたクライムサスペンスで、ベルリン国際映画祭特別部門でプレミア上映された。35年間のキャリアの中で、銃を撃ったことは一度もなく、実直な警察官のフランコ・アモーレは、定年退職を翌日に控えていた。祝福するために妻や同僚、友人、親戚などが集うパーティーが開かれる。めでたい夜になるはずが、彼の人生において最も長く、困難な夜が訪れることになる。
 


C.『美しい夏』(2023)110分

監督:ラウラ・ルケッティ
出演:イーレ・ヤラ・ヴィアネッロ、デヴァ・カッセル

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イタリア文学界を代表するストレーガ賞を受賞したチェーザレ・パヴェーゼの小説をラウラ・ルケッティ監督が映画化した長編2作目で、第2次世界大戦が始まる直前の2人の女性をめぐる青春物語。1938年、田舎からトリノに引っ越してきて洋裁店で働くジーニアは、年上でモデルのアメリアと運命的な出会いを果たす。官能的なアメリアに導かれてめくるめく芸術家の世界に分け入るジーニアは、新しい自分を見いだしていく。ロカルノ国際映画祭のピアッツァ・グランデ部門でプレミア上映。
 


D. 『僕はキャプテン』(2023)121分

監督:マッテオ・ガッローネ
出演:セイドゥ・サール、 ムスタファ・ファル

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巨匠ガッローネ(『ゴモラ』)が放つ渾身の一作は、セネガルの青年2人がアフリカを縦断し、ヨーロッパを目指す壮大な旅の物語。セイドゥとムッサは、豊かな生活を求めて親族に知られることなく、ダカールを離れる。しかし、彼らを待ち受けていたのは想像を超える数々の困難だった。いわば現代版オデュッセイアの本作は、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)やマルチェッロ・マストロヤンニ賞(若手俳優賞)などを受賞、アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた。
 


 

E. 『ルボ』Lubo (2023)180分

監督:ジョルジョ・ディリッティ
出演:フランツ・ロゴフスキ、クリストフ・セルメ、ヴァレンティーナ・ベッレ

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ディリッティ(『やがて来たる者へ』)の長編5作目は、第2次世界大戦下のスイスで移動型生活集団のイェニッシュを襲った悲劇をベースに創作された大作。1939年、大道芸人のルボはドイツ軍の侵攻を防ぐため、スイス軍に招集される。その直後、優生学の原理に基づく国家の再教育プログラムの一環として3人の子供は連れ去られ、それを止めようとした妻は殺されてしまう。主演は、国際的な活躍がめざましいドイツのフランツ・ロゴフスキ。ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品。
 


F. 『そう言ったでしょ』(2023)100分

監督:ジネヴラ・エルカン
出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ヴァレリア・ゴリーノ、アルバ・ロルヴァケル

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豪華キャストを迎えたエルカンの長編2作目は、異常気象で冬に50度に達するローマを舞台に、様々な問題を抱える人々を描くディストピア的群像劇。わずかなファンにしがみつく元ポルノスターと彼女に夫を寝取られた妻。元ヘロイン中毒の神父とアメリカから亡き母の遺灰を持ってやって来るその妹。アルコール中毒と闘いながら幼い息子の親権を取り戻そうと必死な女性とその元恋人。世界が終末に向かっていくような中で、人々は避けてきた個々の問題に向き合わざるをえなくなる。
 


G. 『あなたのために生まれてきた』(2023)113分

監督:ファビオ・モッロ
出演:ピエルルイージ・ジガンテ、テレーザ・サポナンジェロ

 

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実話を基に同性愛者が親権を得るために闘う姿を描くモッロの監督5作目は、現在における家族の形を問いかける心温まるドラマ。カトリック教徒で情熱的なルカは、障害者施設でボランティアをしているゲイのナポリ人。子供を迎えいれて、パートナーと共に親になることを望むルカだが、ゲイの独身者やカップルには養子縁組は認められていなかった。生まれて間もなく病院に置き去りにされたダウン症児アルバの親になるために、ルカは奮闘する。

 


H. 『まだ明日がある』(2023)113分

監督:パオラ・コルテッレージ
出演:パオラ・コルテッレージ、 ヴァレリオ・マスタンドレア

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人気コメディエンヌのコルテッレージが監督業に初挑戦。取りあげたテーマは、家庭内虐待と女性の権利で、戦後のローマで夫からの虐待に苦しむ主婦を本人が演じている。デリアは、イヴァーノの妻で3児の母。イヴァーノは、時には辛辣な言葉で、時には暴力で一家の大黒柱が誰なのかを皆に思い知らせていた。娘の幸せだけを願っていたデリアに謎めいた手紙が届き、彼女の人生が変わる。本国ではハリウッドの大作を押しのけて、2023年の興行収入ランキングのトップに立つ大ヒットを記録した。
 


I 『ヴォラーレ』 (2023)100分

監督:マルゲリータ・ブイ
出演:マルゲリータ・ブイ、アンナ・ボナユート

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イタリアの大女優マルゲリータ・ブイが監督デビュー。主演も兼ねて、自身の公私を色濃く反映したコメディーを作り上げた。韓国行きの飛行機にさえ乗れれば、国際的な成功も夢ではないスター俳優のアンナビーだが、致命的な弱点があった。それは、飛行機恐怖症。娘も海外留学を決意。そこで、航空会社が運営する恐怖症を克服するための特別レッスンに申し込む。レッスンで出会ったのは、問題は共有するけれども、経歴も年齢も様々な人々。はたして彼女は恐怖を克服できるのだろうか?
 


J.『信頼』(2024)136分

監督:ダニエーレ・ルケッティ
出演:エリオ・ジェルマーノ、ピラル・フォリアーティ、ヴィットリア・プッチーニ

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ダニエーレ・ルケッティ監督は、『靴ひものロンド』に続いて重鎮ドメニコ・スタルノーネのベストセラー小説から、スリリングな心理ドラマを仕立てた。教え子たちから慕われる高校教師ピエトロは、かつての教え子テレーザとの間に愛を見出す。彼女の提案で、互いの知られざる秘密を打ち明けようと提案する。その秘密とは、公になればその人の人生が壊れてしまうような衝撃的な秘密だった。主演は、ルケッティ作品に4度目の出演となるジェルマーノ。音楽はレディオヘッドのトム・ヨーク。
 


K.『グローリア!』(2024)106分

監督:マルゲリータ・ヴィカーリオ
出演:ガラテーア・ベッルージ、カルロッタ・ガンバ

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シンガーソングライターで女優でもあるヴィカーリオの初監督作は、歴史に埋もれた無数の女性音楽家を頌える、ポップで躍動感あふれるミュージカルドラマ。時は1800年、ヴェネチア近郊の孤児院。無口で孤独なメイドのテレーザが、音楽によって現実を作り変えることができる非凡な才能の持ち主ということは、誰も知る由もなかった。新教皇の訪問に際し音楽会が開かれることになったことから、その才能が開花する。ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出された。
 


L.『別の世界』(2024)114分

監督:リッカルド・ミラーニ
出演:アントニオ・アルバネーゼ、ヴィルジニア・ラッファエーレ

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イタリア喜劇を牽引するヒットメーカー、ミラーニ監督が最新作で主演に迎えたのは、『環状線の猫のように』などでおなじみのアルバネーゼ。これで5度目となる息の合ったタッグが、都会と田舎のギャップで笑いを誘う。長年ローマで小学校教師を務めてきたミケーレは、大都会での暮らしに嫌気が差していた。希望が叶い、新たに赴任することになったのはアブルッツォ州の小さな村。ローマからそれほど離れていないのに、雪が降りしきる極寒のその地は全くの別世界で、日々の生活に悪戦苦闘する。
 


[オープニング作品]

X. 『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』(2023)122分

監督:エドアルド・デ・アンジェリス
出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ

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2023年ヴェネチア国際映画祭オープニング作品。1940年10月、イタリア海軍の潜水艦長サルヴァトーレ・トーダロは大西洋を航行中、撃沈させたベルギーの武装商船の乗組員たちを救助し、最寄りの安全な港まで運んでいく決断を下す。艦内に彼らのスペースを割くために、彼は敵軍から見える水面を3日間航行することを余儀なくされ、自分と部下の命を危険にさらすことに―。実話を基に製作。2024年夏全国公開予定。
 


[特別上映]

Y. 『父 パードレ・パドローネ』(1977)114分

監督:パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ
出演:オメロ・アントヌッティ、サヴェリオ・マルコーニ

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羊飼いから後に言語学者になったガヴィーノ・レッダの自伝をタヴィアーニ兄弟が映画化。監督の代表作の一つであり、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した。舞台は、封建的な家父長制の残る1940年代のサルデーニャ島。羊飼いのエフィシオは息子のガヴィーノが通う小学校に押しかけ、授業を放り出させ、牧草地で牛の世話をさせる。文盲でサルデーニャ語の知識しかないガヴィーノは、やがて厳しい生活から自分を解放するための探求に乗り出す。デジタルリストア版で上映。
 


《イタリア映画祭2024》

東京会場/5月1日(水)~6(月・祝)有楽町朝日ホールにて開催

大阪会場/5月18日(土)・19(日)ABCホールにて開催


(オフィシャル・リリースより)

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 第19回大阪アジアン映画祭は、3月1日から10日間の上映を終えて閉幕し、最終日の10日に授賞式が行われた。見事グランプリに輝いたのは、モンゴル映画の『シティ・オブ・ウインド』。台湾映画『サリー』(リエン・ジエンホン監督)が来るべき才能賞とABC賞の2冠を獲得、尼崎を舞台にした日本映画『あまろっく』(中村和宏監督)が観客賞を獲得した。全ての授賞結果と授賞理由をご紹介したい。
 
★グランプリ(最優秀作品賞)
『シティ・オブ・ウインド』(City of Wind)|フランス・モンゴル・ドイツ・ポルトガル・オランダ・カタール|監督: ラグワドォラム・プレブオチル(Lkhagvadulam Purev-Ochir)
 
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<授賞理由>
青春映画というジャンルの枠組みでグランプリを受賞した本作は、私たちが見たことのない世界を照らし出し、スピリチュアリティや世代間の対立といった問題を、巧みさと自信に満ちた手腕で描き出す。この映画は、主人公の成長を繊細に描きつつ、啓示的な演技を中心に据えている。
 
★来るべき才能賞
リエン・ジエンホン(LIEN Chien Hung/練建宏)|台湾|『サリー』(Salli/莎莉)監督
<授賞理由>
リエン・ジエンホン監督は、予想だにしなかった展開とひねりを加えつつも、過去の偉大なキャラクター主導型コメディを彷彿とさせる素晴らしい創作力を発揮した。思い出の場所や人物を散りばめた卓越した脚本で、心からの感動と大爆笑コメディを両立させるテクニックを披露したリエン監督の次回作を大いに期待する。
 
★ABC テレビ賞
『サリー』(Salli/莎莉)| 台湾・フランス | 監督: リエン・ジエンホン(LIEN Chien Hung/練建宏)
<授賞理由>
とてもほっこりした気持ちにさせる映画です。パリへと渡る主人公の葛藤もうまく描けていますし、家族や友人との触れ合いも暖かく、読後感が大変良いです。なにより、ニワトリが可愛い!
 
★薬師真珠賞
チー・ユン (CHI Yun/池韵)|オーストラリア・中国|『未来の魂』(Unborn Soul/渡)主演俳優
<授賞理由>
チー・ユン(池韵)という俳優が存在したからこそ『未来の魂』は生み出された。そして彼女の繊細で深みのある演技が、観客の魂を最初から最後まで揺さぶりつづけた。
 
★JAPAN CUTS Award
『カオルの葬式』(Performing KAORU’s Funeral)| 日本・スペイン・シンガポール | 監督: 湯浅典子(YUASA Noriko)
<授賞理由>
『カオルの葬式』はある家族の葬儀の場で起きる赤裸々な感情のぶつかりを見事に捉えたホームドラマである。タガの外れた演技の完璧な掛け合いが、パーカッションのリズムが心地よいサウンドトラックと勢いのいい編集と相まって、家族の機能不全を面白くも切なく描いたダークコメディに仕上がっている。
 
★JAPAN CUTS Award スペシャル・メンション
『ブルーイマジン』(Blue Imagine) | 日本・フィリピン・シンガポール | 監督: 松林麗
(MATSUBAYASHI Urara)
<授賞理由>
松林麗の力強くて誠実な初監督作である『ブルーイマジン』は私たちが生きる現在の証であり、そのメッセージにおいて緊急性を、そのアプローチにおいて癒しを感じさせる。現代文化に蔓延るセクハラや虐待に大胆に立ち向かう一方で、団結のレジリエンス(回復力)を指し示している。
 
★芳泉短編賞
『シャングリラに逗留』(Sojourn to Shangri-la/是日訪古) | 中国 | 監督: リン・イーハン (LIN Yihan/林詣涵)
<授賞理由>
強烈なイメージの魅力で観客の心を掴んで離さない物語は、一連のマジカルな展開に続く導火線に火をつけ、特に驚くほどパワフルな後半で映画的衝撃をもたらす。『シャングリラに逗留』は見る者すべてに驚きを与え、それは監督の映画づくりの成功と言える。
 
★芳泉短編賞スペシャル・メンション
『オン・ア・ボート』(On a Boat)| 日本 |監督: ヘソ (Heso)
<授賞理由>
結婚と人間関係をテーマに真摯に向き合った本作で、ヘソ監督は力強い演出力と緻密に計算されたテクニックで完成度の高い作品に仕上げ、確固たる才能を印象付けた。
 
『スウィート・ライム』(Sweet Lime)| 香港・イギリス |監督: ファティマ・アブドゥルカリム (Fatema
ABDOOLCARIM)
<授賞理由>
子供であること、大人であること、そして女性であることについての重要な物語を、映画制作の高い能力をもって表現した。アブドゥリカリム監督自身のコミュニティに対する貴重な洞察であり、家父長制文化に抑圧される女性たちへのリアリズムに基づいた観察でもある。
 
★観客賞
『あまろっく』(Amalock)|日本|監督:中村和宏(NAKAMURA Kazuhiro)
 
登壇者(敬称略。右から)
デイヴ・ボイル(コンペティション部門審査委員)Dave BOYLE
村田敦子(コンペティション部門審査委員)MURATA Atsuko
アンガ・ドウィマス・サソンコ(コンペティション部門審査委員)
湯浅典子(『カオルの葬式』監督)
ヘソ(『オン・ア・ボート』監督)
リエン・ジエンホン(『サリー』監督)
ステファニー・アリアン(『ブルーイマジン』出演)
チー・ユン(『未来の魂』主演俳優)
ファティマ・アブドゥルカリム(『スウィート・ライム』監督)
中村和宏(『あまろっく 』監督)
板井昭浩(朝日放送テレビ株式会社コンテンツプロデュース局制作部)
薬師悠一郎(株式会社薬師真珠)
靜敬太郎(公益財団法人芳泉文化財団理事長)
上倉庸敬(大阪映像文化振興事業実行委員会委員長)
 
第19回大阪アジアン映画祭公式サイト https://oaff.jp 
 

『破戒』 - 映画レビュー

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映画『アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台』特別試写会へご招待!

 

◎日時:2022年6月27日(月)
    19:00~(18:40受付)

◎場所:シネ・リーブル梅田4階
 (アクセス⇒ https://ttcg.jp/cinelibre_umeda/access )

◎ご招待人数:5 名様

◎〆切日:2022年6月19日(日)
 



『アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台』


2020年カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション
2020年ヨーロッパ映画賞ヨーロピアンコメディ作品賞受賞
2021年アートフィルムフェスティバル最優秀観客賞受賞
2021年ラボール映画と映画音楽祭金のイビス(映画音楽)賞受賞
2021年カナダ・ヴィクトリア映画祭観客賞受賞
2021年フランス映画祭横浜オフィシャルセレクション


aplose-pos.jpg何をやってもうまくいかない、人生崖っぷち俳優エティエンヌ。彼にやっとめぐってきた大仕事は、塀の中のワケありクセありならず者たちに演技を教えて更生させること!このミッション、果たして彼はコンプリートさせることができるのか?


バイプレイヤーとして俳優の実績を積む傍ら、フィリップ・リオレ監督との共同脚本作品『マドモワゼル』や『灯台守の恋』などで、繊細な心理描写を巧みに描写する筆致が高い評価を得ているエマニュエル・クールコルの監督第二作。ティエリー・カルポニエとの共同脚本となる本作は、1985年、スウェーデンの俳優ヤン・ジョンソンが体験した実話をベースにしている。撮影されたのも実在する刑務所の協力の元に行われた。

 



■キャスト:カッド・メラッド ([コーラス][オーケストラ・クラス]) タヴィッド・アラヤ / ラマイン・シソコ / ソフィアン・カーム / ピエール・ロッタン / ウァビンレ・ナビエ / アレクサンドル・メドヴェージェフ / サイド・ベンシナファ / マリナ・ハンズ(世界にひとつの金メダル) / ロラン・ストーケル(セザンヌと過ごした時間)

■製作: ダニー・ブーン (ぼくの大切なともだち・俳優) 他 
■監督・脚本: エマニュエル・クールコル (アルゴンヌ戦の落としもの) 共同脚本: ティエリー・カルポニエ (パリ特捜刑事) 
■撮影: イアン・マリトー (アルゴンヌ戦の落としもの) 
■音楽: フレッド・アブリル (サウンド・オブ・ノイズ) 主題歌: “I Wish Knew How It Would Feel to Be Free” ニーナ・シモン
■原題:Un triomphe /2020年製作/105分/フランス/
■配給:リアリーライクフィルムズ
■(C)2020 - AGAT Films & Cie - Les Productions du Ch’timi / ReallyLikeFilms

公式サイト: http://applause.reallylikefilms.com/

7月29日(金)公開、シネ・リーブル梅田、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、アップリンク京都、8月5日(金)公開、シネ・リーブル神戸


(オフィシャル・リリースより)

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『カブールのツバメ』ザブー・ブライトマン監督、エレア・ゴべ・メヴェレック監督インタビュー
 
 1998年、タリバン勢力下にあるアフガニスタンのカブールを舞台に、女性の人権が徹底的に奪われた環境に抗い、国外脱出を夢見るカップル、ズナイラ、モーゼンと、女性死刑囚の看守アディク、病床の妻ムラサトの運命が絡み合う社会派アニメーション『カブールのツバメ』が、6月21日、イオンシネマみなとみらいで開催中のフランス映画祭2019 横浜で日本初上映された。
 
 監督は『ラ・ブーム2』他に出演し、女優として活躍する他、映画監督やオペラ演出も手がけているザブー・ブライトマンと、初監督作の短編「MADAME」(06)がアヌシー国際アニメーション映画祭に出品され、本作が初の長編作品となるエレア・ゴべ・メヴェレック。フランス在住のアルジェリア人作家、ヤスミナ・カドラによる「カブールの燕たち」を原作に、非常に重たいテーマをアニメーションの水彩画のタッチとシンプルな線で描写し、想像の余地を残したヒューマンドラマになっている。
 
 ジタ・アンロ、スワン・アルロー、シモン・アブカリアン、ヒアム・アッバスら声の出演者も名優揃いで、キャラクターデザインは演じた俳優たちから描かれているので、劇映画のような味わいもある。イスラム原理主義に基づくタリバンの指揮下で、女性を虐げることが当然のような空気の中、ある出来事がきっかけで、自分の中の良心に問いかけ、人として正しいことをしようと格闘する登場人物たちの姿は、辛い現実を超えて、ささやかでも確かな希望の火を灯す。日本ではなかなか見ることのできない社会派アニメーションは、まさに必見だ。
 
 本作のザブー・ブライトマン監督とエレア・ゴべ・メヴェレック監督に、お話を伺った。
 

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■アニメで描くことで残酷なシーンも想像の余地を残し、和らげることができる(ブライトマン監督)

―――ヤスミナ・カドラさんの原作と出会ったのはいつ頃ですか?また本作をアニメーションで映画化した狙いについて教えてください。
ブライトマン監督:映画の第一稿を先に読んでから、ヤスミナ・カドラさんの原作を読み、もう一度シナリオを読み込みました。それから作画を誰にするかを決めるために、アニメーション作家の作品を見て、エレアさんを選ぶという手順で進めていきました。
 
実際は重いテーマの原作をアニメにするという企画をいただき、それはいい提案だと思いました。実写で同じ題材を扱うのは、とても厳しかったでしょう。今回アニメで描くのは理想的だったと思います。実写で描いていれば、一つの決められたイメージ、想像上ではない実写のイメージを観客に上から押し付ける形になってしまいます。アニメで描くことで公開処刑のシーンも想像の余地を残し、残酷さを別の意味で和らげています。
 
―――本作が初長編となるエレア・ゴベ・メヴェレック監督を抜擢した理由は?
ブライトマン監督:この作品を制作するにあたり、現実を見せる部分も必要です。この映画をアニメで制作する前に役者たちに演じてもらいました。狙いとしては、人間関係における真実を描きたかったということでした。エレアさんの水彩画はあまりリアリスティック過ぎずに、少し距離を保ち、遠くから見ているようなビジョンで描いていました。水彩画は遠くから見た方がより現実的、俯瞰的になりますし、彼女の絵からは抽象性も表れていました。観客に想像性を与えるという点でも、エレアの絵は理想的だったのです。

 

■ストーリーが言わんとしていることをどれだけ絵で表現できるか、難しかったがいい挑戦に(メヴェレック監督)

―――この作品は社会派アニメーションという点でも意欲作ですし、初長編ということで、非常にチャレンジングすることが多かったと思いますが、このプロジェクトに参加した感想を教えてください。
メヴェレック監督:初めての経験だったので、発見も日々ありました。この映画は絵で表現した方が良いということから、デッサンが非常に大事で、絵が語っている部分があったと思います。ストーリーが言わんとしていることを、どれだけ絵で表現できるかが私に求められたことでした。難しかったけれど、いい挑戦になりました。この映画特有の求められているものを、技術スタッフがチームとなって作り上げたということが、とても面白かったです。
 
―――水彩の色合いであったり、描きすぎることなく、シンプルな線で表現する手法は普通のアニメーションとは違う余韻を感じさせました。今までに、インスピレーションを受けた作家は?
メヴェレック監督:あまりにもたくさんいるので、ここで全てを挙げることはできませんが、水彩画の手法は水彩画のアニメーション作家、ユーゴ・プラットから影響を受けています。
 
 
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■アディクとムラサトは、中東出身の役者が演じることが重要だった(ブライトマン監督)

―――先ほどブライトマン監督が作画の前に俳優たちに演じさせたとおっしゃっていましたが、この作品はキャスティングが非常に重要だと思います。主要キャストのキャスティング理由について教えてください。
ブライトマン監督:この作品でキャスティングは本当に重要でした。私は多くの映画と共に演劇も演出したことがあるので、役者がどれだけ重要な役割を占めているかも知っていますし、役者と仕事をするのが大好きなのです。それぞれの人物はそれぞれの役者をまさに反映しています。例えば主役のアディクを演じたシモン・アブカリアンはレバノン出身です。レバノン人の役者を使うことで日々の振る舞いやお祈りなどの慣習の所作が身についているので、実際に演じてもらうときにも非常に役立ったと思います。モーゼン役のスワン・アルローは、『ブラッディ・ミルク』で大ブレイクし、さらに素晴らしい役者になりましたよね。ズナイラ役のジタ・アンロさんは、後から参加したのですが、私から何も言うことがないほど素晴らしい演技を見せてくれました。ナディッシュ(町の長老)役のジャン・クロード・デレは私の父です。撮影当時は93歳で今は亡くなってしまったのですが、この作品に出演できたことは私にとって非常に大きな意味を持っています。そして、アディクの病床の妻、ムラサト役のヒアム・アッバスさんは、中東において偉大な女優さんで、中東の方に演じていただくことが非常に重要でした。
 

■作画はディテールを落とし込まないことがポイント(ブライトマン監督)

―――モーゼンはまさにスワン・アルローさんの雰囲気が出ていましたが、どのような手法でキャラクターを描いていったのですか?
メヴェレック監督:人物のデッサンにおける作り込みは非常に時間がかかりました。より客観性や距離を保ちながら描く必要がありました。先に演じてもらった役者さんを絵に落とし込むのですが、あまりディテールを落とし込まないことがポイントでした。シワまで細かく描いてしまうとリアルになりすぎてしまうので、例えばスワンさんだと分かるぐらいの頃合いで描くというのは手間がかかっているのです。
 
―――アニメーションでこういう手法は珍しいのでしょうか?
ブライトマン監督:あまりよく使われる手法ではありませんね。水彩画のイメージを選んだのは動きや演技をより表現できるということと、水彩画の微妙なタッチによって、「スワン・アルローに見えるけど、そうなのかな?」と観客が想像するような抽象性が表現できるという2点ですね。
 
―――相当繊細な作業ですが、ブライトマン監督の細かいチェックがあったのですか?
ブライトマン監督:数えるほどですが(笑)。例えばある人物が何かを飲む演技をして、飲み込む音もしているのに、絵が先にいっていたことがあり、音を調整するのではなく、絵を合わせるように頼んだことがありますね。
 
―――本作ではほとんど音楽が流れませんが、途中、アティクが木の下でタバコを吸う時に唯一歌が流れています。この歌について教えてください。
ブライトマン監督:タリバンの指揮下で音楽が禁止される前に歌われていた歌で、ソ連のアフガニスタン侵攻以前からあった古い歌です。まだ自由があった時代のカブールの雰囲気を伝えている歌ですよね。愛について歌った、アフガニスタンの人なら誰もが知っているぐらい人気のある曲です。
メヴェレック監督:女性が歌っているのですが、中東を代表するような曲を何か入れたいと思い起用しました。
(江口由美)
 

<作品情報>
『カブールのツバメ』(2019年 フランス 82分)
監督:ザブー・ブライトマン、エレア・ゴべ・メヴェレック 
出演:ジタ・アンロ、スワン・アルロー、シモン・アブカリアン、ヒアム・アッバス 
 
フランス映画祭2019 横浜 
◼ 期間:6月20日(木)~6月23日(日)
◼ 会場:みなとみらい地区中心に開催
(横浜みなとみらいホール、イオンシネマみなとみらい)
■主催:ユニフランス
 

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クローゼットに閉じこめられて世界旅行!?

驚きに満ちた旅のなかでアジャが見つけた大切なものとは──

 

この度、映画『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』が 6/7(金)より全国公開するのを記念し、大阪【カンテグランデなんばCITY店】でのタイアップが決定いたしました。
 


 

【CanteGrande カンテグランデ なんばCITY店】

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チャイを大阪に広めたカンテグランデなんばCITY店では、『クロ旅』をイメージしたタイアップメニューのカラフルな【スペシャルロティ】が登場!!!


本作の映画チケットご提示で、全メニュー100円オフのサービスもございます!また現在、店内では主人公アジャが旅した都市の映画シーンを集めたパネル展も開催中!!!なんばパークスシネマから各線なんば駅までの間にあるカンテグランデなんばCITY店。映画ご鑑賞の帰りに旅の続きをお楽しみください♪

 

 

 

 

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◆期間:6月7日(金)~7月15(月・祝)

CanteGrande カンテグランデ なんばCITY店

大阪市中央区難波5-1-60 (なんばCITY本館B1F)
TEL 06-6644-2536
営業:AM10:00〜22:00(LOフード21:00、ドリンク21:30)
40席喫煙6席
 


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クローゼットに閉じこめられて世界旅行!?

驚きに満ちた旅のなかでアジャが見つけた大切なものとは──

ありえない 世界旅行へ!


憧れのインテリアショップがあるパリへやってきたインド人青年アジャ。閉店後、店内のクローゼットで一晩を明かすことを決めたが、そのクローゼットがトラックで搬出されてしまう!知らぬうちに奇想天外な旅へと巻き込まれたアジャの運命やいかに…!?


世界を知らない青年が、ハプニング連続の世界旅行を続けるなかで様々な出会いを通じ成長していく本作は、30ヵ国以上の出版社に翻訳権が売れた人気小説が原作。『人生、ブラボー!』のケン・スコットが監督を務め、実際に世界各国を飛び回り撮影が行われた。主人公アジャを演じるのはインド期待の星、ダヌーシュ。共演にベレニス・ベジョ、エリン・モリアーティ、バーカッド・アブディ、ジェラール・ジュニョなど15ヶ国からが集結し、観る人を世界旅行へいざなう。はちゃめちゃな旅の終わりに待っている最高のハッピーエンドは観る人の心を輝かせること必至!

 



『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』 

【監督】ケン・スコット(『人生ブラボー!』) 
【出演】ダヌーシュ、ベレニス・ベジョ(『アーティスト』)、エリン・モリアーティ(『はじまりへの旅』)、バーカッド・アブディ(『キャプテン・フィリップス)、ジェラール・ジュニョ(『バティニョールおじさん』) 
【原題】The Extraordinary Journey of the Fakir 
【原作】ロマン・プエルトラス「IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅」(小学館文庫/吉田恒雄 訳)
96分 / フランス、ベルギー、インド / 英語 / 配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES

©2018 Copyright BRIO FILMS-SCOPE PICTURES-LITTLR RED CAR-TF1 AUDIOVISUELS-SONY PICTURES ENTERTAINMENT FRANCE All rights reserved.    

公式サイト⇒ http://clotabi-movie.jp/

2019年6月7日(金)~なんばパークスシネマ、大阪ステーションシティシネマ、MOVIX京都、神戸国際松竹、MOVIXあまがさき 他全国ロードショー


 

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クローゼットに閉じ込められた僕の奇想天外な旅』

クロ旅オリジナルステッカー プレゼント!

※ポストカードサイズでかわいいです!

 

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■提供:東北新社

■プレゼント数: 10名様

■締切:2019年6月16日(日)

公式サイト: http://clotabi-movie.jp/

 

公開日:2019年6月7日(金)~なんばパークスシネマ、大阪ステーションシティシネマ、MOVIX京都、神戸国際松竹、MOVIXあまがさき にて 公開!

 


  

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クローゼットに閉じこめられて世界旅行!?

驚きに満ちた旅のなかでアジャが見つけた大切なものとは──


憧れのインテリアショップがあるパリへやってきたインド人青年アジャ。閉店後、店内のクローゼットで一晩を明かすことを決めたが、そのクローゼットがトラックで搬出されてしまう!知らぬうちに奇想天外な旅へと巻き込まれたアジャの運命やいかに…!?


世界を知らない青年が、ハプニング連続の世界旅行を続けるなかで様々な出会いを通じ成長していく本作は、30ヵ国以上の出版社に翻訳権が売れた人気小説が原作。『人生、ブラボー!』のケン・スコットが監督を務め、実際に世界各国を飛び回り撮影が行われた。主人公アジャを演じるのはインド期待の星、ダヌーシュ。共演にベレニス・ベジョ、エリン・モリアーティ、バーカッド・アブディ、ジェラール・ジュニョなど15ヶ国からが集結し、観る人を世界旅行へいざなう。はちゃめちゃな旅の終わりに待っている最高のハッピーエンドは観る人の心を輝かせること必至!

 



【監督】ケン・スコット(『人生ブラボー!』)    
【出演】ダヌーシュ、ベレニス・ベジョ(『アーティスト』)、エリン・モリアーティ(『はじまりへの旅』)、バーカッド・アブディ(『キャプテン・フィリップス)、ジェラール・ジュニョ(『バティニョールおじさん』) 
【原題】The Extraordinary Journey of the Fakir 
【原作】ロマン・プエルトラス「IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅」(小学館文庫/吉田恒雄 訳)
    96分 / フランス、ベルギー、インド / 英語 / 配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
    ©2018 Copyright BRIO FILMS-SCOPE PICTURES-LITTLR RED CAR-TF1 AUDIOVISUELS-SONY PICTURES ENTERTAINMENT FRANCE All rights reserved.

2019年6月7日(金)~なんばパークスシネマ、大阪ステーションシティシネマ、MOVIX京都、神戸国際松竹、MOVIXあまがさき にて 公開!

 



 (プレスリリースより)

 
 

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