「YMO」と一致するもの

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芸術家モディリアーニの人生を変えた激動の72時間を描く、ジョニー・デップ約30年ぶりとなる監督復帰作『モディリアーニ!』が、2026年1月16日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開いたします。


公開を記念し、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて監督を務めたジョニー・デップが登壇したレッドカーペット、ジャパン・プレミアを実施いたしました。つきましては、是非本イベントをご紹介くださいますようお願い申し上げます。


modi-pos.jpg1916年、戦火のパリ。才能に溢れながらも批評家に認められず作品も売れなかった、酒と混乱の日々を送る芸術家モディリアーニ。キャリアを捨て、この街を去ろうとしたその時、仲間とミューズの存在が彼を引き止める。人生を変える運命とも言うべき“狂気と情熱の3日間”が始まる。その先に待つのは、破滅か、それとも再生か――。画家や彫刻家としてフランス・パリで活動していたが、不摂生な生活による貧困、肺結核、薬物依存などにより若干35歳で亡くなったイタリア人芸術家アメデオ・モディリアーニの人生を変えた激動の72時間を描く。本作は長年の友人アル・パチーノの声かけから実現した、『ブレイブ』(1997)以来約30年ぶりのジョニー・デップ監督作で、昨年のサン・セバスティアン映画祭にてプレミア上映された。芸術と破滅、愛と再生が交錯する、魂のドラマがスクリーンに甦る。


ジョニー・デップ8年半ぶりの来日となり、当日は来日を待ちわびたファンたちと交流するレッドカーペットイベントを実施。ジョニー登壇前には、映画上映のお祝いに駆けつけたKDDIのPontaパスでおなじみのポンタ君、俳優の街田しおんさんがレッドカーペットに登場しファンと熱く交流した。その後の舞台挨拶では、上映を待ちわびる満席のお客さんを前にジョニー・デップが登壇し、日本のファンに本作に込めた想いなどを熱く語り、スペシャル花束ゲストとして、俳優でアーティストの赤西仁さんがサプライズで登場に会場を沸かせました。
 


【日 時】:2025年12月2日(火)
      17時30分よりレッドカーペット開始 19時40分 舞台挨拶開始 ※上映前

【会 場】:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
     (東京都港区六本木6丁目10−2 六本木ヒルズ けやき坂コンプレックス)

【登壇者】:ジョニー・デップ



レッドカーペット

会場前に敷き詰められたレッドカーペットに、映画上映のお祝いに駆けつけたスペシャルゲストが登場した。まず先頭バッターとなったのはKDDIPontaパスでおなじみのポンタ君。まさかのゲストに観客からは驚きと笑い声が響き渡った。次に登場したのが、俳優の街田しおんさん。昔からジョニー・デップのファンだったという街田さんは、「ジョニー・デップさんはメジャーな作品からアート映画まで幅広く出演される俳優さんで、本作ではアーティストのご本人がアーティストをどのように描くのかが楽しみです」とコメント。お客さんにも笑顔を絶やさずに応じ、レッドカーペットの場を存分に温めた。


modi-12.2-dep-500-3.JPGそして、待つことおよそ30分。ついに本日の主役ジョニー・デップが3人のプロデューサーとともに登場。「こんばんは、ありがとう」と日本語で挨拶し、会場のボルテージはMAXに。8年半ぶりの来日となったジョニーは「私たち全員ここに来られて光栄です」とコメントし、会場を沸かせた。「この作品はこれまでと毛色が違うと思う。モディリアーニやその当時のアーティストをきちんと描かないといけない。この作品は自伝ではなく、彼の仲間との喧騒の3日間を詰め込んだんだ」と答え、「是非みんなに気に入ってもらえると嬉しい」と自信を覗かせた。その後沿道に集まったファンからのサインや写真撮影にも熱心に応じ、一人一人に声をかけ余すことなくサインをするなど、まさに神対応を見せていた。そんなファンに向かって「サンキュー」と投げキッスを贈り、劇場で待つファンの元へ向かいレッドカーペットイベントは終了となった。

 

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舞台挨拶

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そしてレッドカーペットイベントの後はTOHOシネマズ 六本木ヒルズで舞台挨拶を実施大歓声の中ステージに登壇したジョニー・デップは「今日は会いに来てくれてありがとう」と集まった日本のファンへ挨拶。
 

どんな経緯で監督をすることになったのか?

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どんな経緯で監督をすることになったのかと聞かれると、「実は、アル・パチーノから謎の電話がかかってきたんだ。彼とはずっと連絡を取り合っていて親交を深めてはいるんだけど、「ヘイ、ジョニー。モディリアーニの監督をやった方がいいよ」って突然言ってきたんだ。何を思ってアル・パチーノが連絡してきたのかは分からなかったけど、監督をしてほしいということは僕を信頼してくれているということだと思ったんだ。この題材を撮るということも興味があったし、僕にとっても監督をするということはチャレンジでした。僕自身が出演しなくてもいいというのも決め手だったね。演じるわけではなく、表現してくれと頼まれたんです。色々調整して、映画が完成しました」と語る。「モディリアーニの3日間を切りとったものだけど、非常にハングリー精神と情熱があって、諦めない自分らしさを貫いていました。彼はこんな人生を歩んできたんだというのを感じられたよ」といい、「この映画が公開することで、僕は8年半ぶりに日本に来ることが出来たんだ」と喜びを表した。
 

 

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modi-12.2-2shot-500-1.JPGそこに、スペシャルゲストとして俳優・アーティストである赤西仁さんが登壇し、サプライズで花束をプレゼント。「(僕は)お祝いしに来ただけで、この後食事に行く予定なんです。登壇する予定ではなかったのですが今日は暇だったので(笑)。ジョニーとは共通の知り合いがいるんです」とおどけながら語り、2人はにこやかな笑顔でやり取りをしていた。また、舞台挨拶中に終始、通訳の女性に接近したりポスターパネルの後ろに隠れたりと大はしゃぎをして会場を盛り上げ、最後にジョニーは「この作品を気に入ってくれると本当に嬉しい」とメッセージを送り、大声援が響き渡る中、ジャパン・プレミアは終了となった。
 


【STORY】

modi-550.JPG1916年、パリを舞台に芸術家モディリアーニの人生を変えた激動の3日間。警察から逃げながら、キャリアを終わらせてパリを去りたいと思うモディリアーニ。画家仲間のモーリス・ユトリロ、シャイム・スーティン、モディのミューズであるベアトリス・ヘイスティングスが彼を引き止める。モディは、友人であり画商のレオポルド・ズボロフスキに助言を求めるが、彼の心は混乱するばかり。やがて彼の人生を変えるアメリカのコレクター モーリス・ガニャと出会う。

 

監督:ジョニー・デップ 
脚本:ジャージー・クロモウロウスキ、マリー・オルソン・クロモロウスキ
原作:戯曲「モディリアーニ(デニス・マッキンタイア)
出演:リッカルド・スカマルチョ、アントニア・デスプラ、ブリュノ・グエリ、ライアン・マクパーランド、スティーヴン・グレアム、ルイーザ・ラニエリ、アル・パチーノ
2024/イギリス・ハンガリー/英語・フランス語・イタリア語/108/ヨーロピアンビスタ/カラー/5.1ch
原題:ModiThree Days on the Wing of Madness/日本語字幕:岩辺いずみ
配給:ロングライド、ノッカ 
協賛:LANDNEXT、セレモニー
©︎Modi Productions Limited 2024
公式サイト: https://longride.jp/lineup/

2026年1月16日(金)~全国ロードショー!


(オフィシャル・レポートより)

 

 


konohon-12.1-550.JPG(左から、土屋神葉、伊藤 静、東山奈央、片岡 凜、田牧そら、福岡大生(監督)、黒澤桂子(キャラクターデザイン/作画監督)


konohon-pos.jpg2021年本屋大賞ノミネートの深緑野分による人気小説を原作とする劇場アニメーション『この本を盗む者は』が、12月26日(金)より、新宿バルト9ほか全国公開が決定しました!

本作は、2人の少女が“本の世界”を駆け巡る謎解き冒険ファンタジー。『ラディアン』『神クズ☆アイドル』などを手掛けてきた実力派・福岡大生が監督を務めます。キャラクターデザイン・作画監督には、『彼方のアストラ』『クズの本懐』の黒澤桂子が参加。


この度、公開先駆け、【ジャパンプレミア】を開催いたしました!

本作の主人公である本嫌いの少女・御倉深冬役を務めるのは、今回が映画初主演&声優初挑戦となる片岡 凜。深冬を本の世界へ誘う謎の少女・真白は、同じく声優初挑戦となる田牧そらに加え 深冬の叔母・御倉ひるね役に東山奈央、風来坊を名乗る女性・与謝野蛍子役に伊藤 静、書店員の大学生・春田貴文役に土屋神葉、実力派キャストが登壇。映画が完成した喜び、本作へ込めた想いを語る!さらに、本の物語に迷い込むストーリーにちなみ【どんな世界の人物になりたいか】を、それぞれ初告白いたしました!
 


■日時:12月1日(月) 19:00~19:40 ※上映前イベント

■場所:新宿バルト9 シアター9 (新宿区新宿3丁目1-26 新宿三丁目イーストビル 13階) 

登壇者(敬称略):片岡 凜、田牧そら、東山奈央、伊藤 静、土屋神葉、福岡大生(監督)、黒澤桂子(キャラクターデザイン/作画監督)


<オフィシャルレポート>

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冒頭の挨拶で、本の街・読⻑町の巨⼤な書庫「御倉館」を管理する⼀家に⽣まれた本作の主⼈公、御倉深冬役の片岡は「足を運んでいただきありがとうございます」とニッコリ。深冬の前に突然現れた謎の犬耳少⼥、真⽩役の田牧は「お忙しい中お越しくださりありがとうございます。よろしくお願いいたします」と拍手に包まれた会場を見渡し笑顔を見せる。深冬の叔⺟、御倉ひるね役の東山は「12月26日から公開の本作をいち早く観ていただけるということで、とてもうれしいです。楽しんでいってください!」と上映前の観客に呼びかける。本好きな⾃称・⾵来坊の与謝野蛍⼦役の伊藤は「たくさんのみなさんに楽しんでいただけるのがうれしいです」と微笑み、読⻑商店街にある新刊書店「春⽥書店」で働く⼤学⽣、春⽥貴⽂役の土屋は「上映前のイベントということで、口を滑らさないように頑張ります!」と笑いを誘う。本作を⼿掛けた、福岡監督は着物にハットをあわせた衣装で、キャラクターデザイン&作画監督を務めた黒澤は、華やかな着物姿で元気に挨拶し、大きな拍手を浴びた。

 

本作が映画初主演かつ声優初挑戦となった片岡は「初めてのこと尽くしでした」とアフレコを振り返り、「収録の日々が、毎日新しいことの挑戦。新鮮さも難しさもあったけれど、ワクワクが止まらなかったです」と充実の日々だったことを明かす。「学ばせていただいた日々でした」と力を込め、普段の映像の芝居とは「180度違う!」と語り、「普段は美術さんの作ってくださったセットの中に役として入っていきます。今回は、画の中に自分の力でどう入れるのかが勝負なんだなという違いを感じました」と映像とアニメーションへの役者としての入り方の違いについて自身の言葉で解説。演じた深冬は「自分と似ていると思いました」と話した片岡は「深冬は、本の世界を冒険していきます。私も役者として、日々冒険のような毎日なので、演じながら共感できたし、分かるなぁと思いながら演じていました」と役への共感ポイントを指摘した。


konohon-12.1-tamaki.JPG同じく本作で声優に初挑戦した田牧は、「声優のお仕事に以前から興味がありました」と告白。「アフレコってこんな感じなんだ!とワクワクしていました」と笑顔の田牧は、「楽しい反面、決められた時間の中での台本と映像を観ながらのお芝居はすごく難しくて。改めてプロの声優さんはすごいなぁと思いました」と力を込め、この日一緒に登壇した声優陣の顔を覗き込む場面もあった。


アフレコを一緒に行ったという片岡と田牧の思い出は「壁ドン!」と声を揃える。片岡が「真白ちゃんがかっこいい声を出すシーンがあって。福岡監督からの提案で実際に壁ドンして声を出してみたら?とのことで、本当にしていただいて…」と少し照れながら振り返ると、田牧は「すごくかっこいい感じが掴めた気がしました!」と自信を覗かせながら、福岡監督にお礼。福岡監督は「思いのほかかっこいい真白が出来上がちゃって…(笑)」と満足度の高いシーンが誕生したことへのよろこびと、充実感を滲ませていた。福岡監督は「片岡さんは深冬と似ていると言っていたけれど、深冬ちゃんって根は素直ないい子。きつくあたる芝居やセリフの時にも人の良さが滲み出ている感じがあって、助かりました」と片岡のほうを見てペコリ。田牧については「真白ちゃんはふわっとした感じの子だけど、かっこいい感じもある。(田牧)そらさんのふわっとした感じも出た気がしていて。あと!セクシーなボイスにも挑戦してもらいました」と語る福岡監督に田牧は「いろいろとやらせていただきました。難しかったけれど楽しかったです!」と手応え十分といった様子で反応。立ち位置が隣だった田牧と福岡監督は、顔を見合わせ、ペコペコとお辞儀をし、労い合っていた。

 

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予告などではまだ眠っているところしか披露されていないひるね役を演じた東山。「とても不思議な存在だと思うのですが…」とのMCの問いかけに「ひるね叔母ちゃんは、まだまだ言えないことがたくさんあって(笑)」と答えた東山は、「スタッフさんに(ネタバレに)気をつけろよ、気をつけろよ、と念を押されています」とニヤリ。続けて「面倒をみてもらわないと、一人では何も出来ない。昼寝ばかりしている」という不思議な雰囲気を漂わせているひるね役を演じる上では、「ダメなところもあるけれど愛されるところもあるんだなと思っていただけるように演じたつもりです!」と解説し、MCから「ネタバレに気遣いながらのアピールありがとうございます」と感謝された東山に、会場からは大きな拍手が。予告映像では寝ているところしか映っていないひるねについて、「寝言と寝息に全力をかけて届けています!」と見どころをアピールした東山は、「それだけではないので!」と補足し、会場の笑いを誘っていた。
 


konohon-12.1-itou.JPG劇中で様々な登場人物を演じている伊藤は「たまたま似た顔と似た声帯の人を持っている人を演じるつもりでやっていました」と意識したことを明かした上で、「もともとの蛍⼦さんでなくていいかなという気持ちで。違う作品のただ似ている人という役どころと意識していました」と丁寧に説明。「言いたいことがあった!」と切り出した土屋はその場でスタッフにネタバレかどうか確認する場面も。確認前には東山から「オフマイクで話してね!」とマイクを通さないようにさりげないフォロー&気遣いが入り、会場が笑い声と拍手でいっぱいになる一幕もあった。


 

 

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話したかった内容はネタバレではないということで、コメントOKの許可が降りると土屋は「本編中で、ニワトリをやっています」と明かし、収録当日の朝3時までニワトリの動画を漁ったという。「コレだ!」と思うニワトリの動画を見つけて、アフレコの参考にしたという土屋は、イベント中にニワトリの声を再現。「ちょっとやっただけでも上手!」と伊藤と東山から褒められると、土屋は仕事で訪れたシンガポールでの出来事を明かす。「イベントまでの間に時間があったので植物園に行ったらニワトリがいて…」と振り返った土屋は「植木の間からニワトリが見えて!(ニワトリの声を)やってみたら、逃げられました!」と本物のニワトリも逃げてしまうほどの再現だったとうれしそうに話していた。

 

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制作でのこだわりについて黒澤は、「4割くらいレイアウトを描いています」とした上で、「たくさんやったけれど、意識したのは日常のパート。ヘンテコの(物語の)世界に入る前にヘンテコにならないように、普通のことを普通にすることを意識していました」と語る。続けてこだわりについては「作画監督という役名だけど、(たくさんの作画監督を統べる総作画監督もおらず)一人で作画監督をやっています。一人でたくさんのことをやっていること自体がこだわりです!」と語った黒澤がさらに「キャラクターデザインだけではなく、メカ、プロップ(小物)もやっているので…。大変だったけれど、楽しかったです」と担当した役割を告白すると、会場から大きな拍手が送られる場面もあった。

 

 

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演出面で⼀番気をつけたことについて福岡監督は、「設定は紙の束にしたら広辞苑くらいになりました(笑)」とニヤニヤ。「すごい作品の再現をするために設定や細かいものを作りました」と補足した福岡監督は、それもこれもすべてキャラクターをちゃんと描くために必要なものだったと説明。目指していたことを問われた福岡監督は「深冬ちゃんと真白ちゃんを好きになってもらえたら、という思いでした」と作品に込めた思いを笑顔で答えていた。

 

“本の呪い・ブック・カース”が発動すると街の⼈は物語の登場⼈物に変わってしまう物語が描かれる本作。「もし、何にでも変われるとしたらどのような⼈物になりたいか」との質問に片岡は「私は、お父さんがすごく大好き。ちょっと異質な変な人だけど(笑)、お父さんになってみたいです!」とニッコリ。「どんなお父さんなのか」と尋ねられた片岡は「この映画風に言うなら、一年中ブック・カースにかかっていそうな人。楽しそうな人生を送っているので、なってみたいです」と映画の注目ポイントに触れつつ、自身の父になってみたい理由を添えていた。「胃が大きい人…?」との田牧の回答に、登壇者と会場がクスクスしていると、「いっぱい食べられる人という意味かな?」と福岡監督がやさしくフォロー。胃のあたりを抑えながら「もっと食べたいと思って悔しく感じることもあるので、たくさん食べられるようになりたいです!と満足いくまでたくさん食べられる胃袋がほしいと語った田牧のトークに「片岡さんも田牧さんもピュアさしか感じないお二人!」とMCからコメントが飛び出すなど、会場には終始ほっこりとしたムードが漂っていた。

 

イベントでは本作で声優に初挑戦した片岡、田牧から声優陣への質問コーナーも。「収録時にお腹が鳴ってしまった」という片岡は「どうすればいいのか…。収録時の勝負飯はありますか?」と質問。東山は「みんな結構、何か軽食を持っていたり、ちょっと(お腹に)入れていたりとか…」と答え、伊藤は「人によるけれど、私の場合は一口ようかん。(腹)持ちもいいし、甘いし、ちょっと幸せになれるし(笑)」とおすすめ。「最近プロテインを飲んでいます」という東山が「シェイカーに粉だけ入れて、スタジオの水でシャカシャカ。腹持ちもいいし、タンパク質が摂れて体にもいい!」と語ると、片岡は「収録の時に訊けたらよかった…」と苦笑い。同じ質問をしたかったという田牧は「すごく気になっていたので、(おすすめを)聞けてうれしいです」と大満足。土屋は「僕は(収録時は)食べない派」と答え、その理由は「眠くなっちゃうから」とのこと。しかし、アフレコ前にはガッツリ食べるという土屋が勝負飯は「朝食に馬刺し。叫びのある仕事でも喉も枯れにくい。他の肉だと胃もたれする。スッキリしているし、持続力もいいので」と熱弁すると、田牧は興味津々といった様子の表情を浮かべながら「(次回は)食べます!」と即答し、会場の笑いを誘っていた。

 

最後の挨拶で片岡は「いろいろな愛の形が刻まれている作品です。今日、いち早く物語がお届けできることをうれしく思っています」とジャパンプレミアに参加した観客に呼びかけ、「何かを大事に思う気持ちを持って観てくださるみなさんそれぞれの視点から、どういうメッセージを受け取ってくれるのか。とても楽しみです」と笑顔。「先日完成したものを観たのですが、とにかく映像が綺麗です」とおすすめした田牧は「音楽もすごく素敵。たくさんの方の想いが詰まった作品になっています。ぜひ、観てください!」とアピール。「深緑先生の頭の中にあった作品の世界観が、美しいアニメーションと素晴らしい音楽で彩られているので、ぜひ劇場で受け取ってほしいです」と話した東山は「音楽は、いろいろな場所で収録しているんですよね?」と福岡監督に質問。「本の世界に合わせて、世界で音楽を収録しています」との福岡監督の回答を受け、「各地域で録っている作品の空気も受け取ってください!」と呼びかけた。アフレコの時点で映像の美しさに惹かれたという伊藤は「すごく完成が楽しみという気持ちで収録していました。大きなスクリーンで観てもらえるのが、うれしいです」と思いに触る。オーディションを振り帰った土屋は「原作を読んで、なんて夢のような作品なんだと思いました」とし、「ちょっと昼寝して、その時に見る夢を集めたらこんな作品になりました、みたいな感じ。総合芸術で素晴らしいアニメーションになっています。期待してください!」と呼びかける。「手短に一つだけ」と前置きした黒澤は「一秒でも一コマでも、もう一回観たいなと思ったら、公開されてからもう一度観に来てください!」とリピート鑑賞をリクエスト。「トリってドキドキしますね」と緊張気味の福岡監督は「みんなの頑張りもあって出来上がりました。今は、正直、燃え尽きた状態です」と語り、笑いを誘いつつ「感謝でいっぱいの気持ちでこの場に、立たせてもらっています」とコメントに感謝を込める。続けて「数年後とかにもう一度観たいな、と思ってもらえる作品を目指しました」と話した福岡監督は「この物語にまた戻って来たいと思ってもらえたら光栄です!」と願いを口にし、ジャパンプレミアの舞台挨拶をしめくくった。

 


【STORY】

「本なんて、読まなければよかった⋯⋯!」

書物の街・読⾧町に住む高校生の御倉深冬。曾祖父が創立した巨大な書庫「御倉館」を代々管理する一家の娘だが、当の本人は本が好きではなかった。ある日、御倉館の本が盗まれたことで、読⾧町は突然物語の世界に飲み込まれてしまう。それは本にかけられた呪いc“ブックカース”だった。呪いを解く鍵は、物語の中にc町を救うため、深冬は不思議な少女・真白とともに本泥棒を捕まえる旅に出る。泥棒の正体は一体誰なのか?そして、深冬も知らない“呪い”と“御倉家”の秘密とは⋯⋯?

2人の少女が“本の世界”を旅する、謎解き冒険ファンタジーが開幕!すべての呪いが解けるとき、あなたは奪われた真実と出会う――。

 

原作:深緑野分『この本を盗む者は』(角川文庫/KADOKAWA刊)
監督:福岡大生
脚本:中西やすひろ
キャラクターデザイン・作画監督:黒澤桂子
音楽:大島ミチル
アニメーションプロデューサー:比嘉勇二
アニメーション制作:かごかん(株式会社かごめかんぱにー)
配給:角川ANIMATION
製作:「この本を盗む者は」製作委員会
コピーライト表記:©2025 深緑野分/KADOKAWA/「この本を盗む者は」製作委員会 

公式HP:http://kononusu.com/
公式X:@kononusu_anime

2025年12月26(金)~新宿バルト9 ほか全国公開!


(オフィシャル・レポートより)

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ウォルト・ディズニー・ジャパン㈱(本社:東京都港区)は 2025 年 12 月 5 日(金)より、映画『ズートピア2』を劇場公開いたします。


動物たちが人間のように暮らし、誰もが何にでもなれる楽園<ズートピア>を舞台に、ドラマチックでミステリアスな物語、ユニークで多彩なキャラクター、そして現代社会に通じる深いメッセージが”もふもふなのに深い“と社会現象を巻き起こし、ディズニー・アニメーション作品としては『アナと雪の女王』以来、初めて世界興行収入が 10 億ドルを突破、日本でも興行収入 76 億円超えの社会現象を巻き起こす大ヒットを記録し、現在も各種映画レビューサイトでディズニー・アニメーション史上最高評価を保持するなど、名実ともに高い人気を誇る「ズートピア」──その待望のシリーズ最新作が、来たる 12 月 5 日(金)、ついに幕を開ける。


映画の公開に先立ち、日本全国ズートピア化計画が各地で進行中!すでに舞浜・イクスピアリ、東京ミッドタウン日比谷、名古屋・ミッドランドスクエアなど各地で『ズートピア2』の特別装飾が施されズートピアの世界観を味わうことができ、今後も渋谷、北海道、静岡のズートピア化が計画されています。


そして、映画の公開を記念して、大阪もズートピア化されることに!

11 月 22 日(土)~12 月 25 日(木)の間、「梅田」の文字モニュメントでおなじみのスポット・阪急サン広場に『ズートピア2』で彩られたクリスマスツリーが登場!特別仕様のロマンチックなイルミネーション装飾で心温まる素敵なひとときを過ごしていただけます。


また、本作公開の12 月5日(金)以降には、TOHO シネマズ梅田およびディズニーストア梅田 HEP FIVE 店にてオリジナルステッカーがもらえるプレゼントキャンペーンを実施。さらに、TOHO シネマズ梅田ほか角田町・茶屋町エリアの各所に『ズートピア2』のパロディポスターが登場するなど、梅田の街全体がズートピア化され、大阪のクリスマスを盛り上げます!
 


【STORY】

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“もふもふなのに深いメッセージ”で社会現象を巻き起こしたディズニー映画『ズートピア』の最新作。動物たちが人間のように暮らす夢の都市“ズートピア”。頑張り屋なウサギの警察官・ジュディと、皮肉屋だけど根はやさしいキツネのニックは、憧れの捜査官バディとして事件に挑んでいた。ある日、ズートピアにいないはずのヘビのゲイリーが現れたことで、その誕生の裏に隠された驚くべき秘密が明らかに。なぜ、この街には哺乳類しかいないのか?ヘビたちが姿を消した理由とは?ズートピア最大の謎を前に、正反対なジュディとニックの絆が試される―。


監督:ジャレド・ブッシュ(「ズートピア」、「モアナと伝説の海2」)
バイロン・ハワード(「ズートピア」、「塔の上のラプンツェル」)
オリジナル・サウンドトラック:ウォルト・ディズニー・レコード
原題:Zootopia2 /全米公開:2025 年 11 月 26 日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
日本版声優:上戸彩、森川智之、下野紘、江口のりこ、山田涼介、梅沢富美男、三宅健太、Dream Ami、髙嶋政宏、水樹奈々、柄本明、高橋茂雄(サバンナ)、熊元プロレス(紅しょうが)、高木渉、山路和弘、ジャンボたかお(レインボー)

2025 年12月5日(金)~全国公開!



【公開記念展開① 阪急サン広場 特別イルミネーション装飾】

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■期間:11 月 22 日(土)~12 月 25 日(木)

■場所:阪急サン広場

■内容:『ズートピア2』で彩られた特別仕様のクリスマスツリー、イルミネーション装飾が登場



【公開記念展開② TOHO シネマズ梅田 Presents プレゼントキャンペーン】

■期間:12 月 5 日(金)~12 月 25 日(木)

■内容:TOHO シネマズ梅田およびディズニーストア梅田 HEP FIVE 店で素敵なオリジナルステッカーを先着プレゼント

※ノベルティの配布はなくなり次第終了とさせていただきます。
※キャンペーン期間中のレシートが対象となります。


[キャンペーン①]

「阪急サン広場で撮影したクリスマスツリー写真」の Instagram 投稿画面+ディズニーストア梅田 HEP FIVE店の購入レシートを TOHO シネマズ梅田の劇場グッズ売り場で提示すると、先着でオリジナルステッカーA(非売品)をプレゼント!


[キャンペーン②]

TOHO シネマズ梅田で購入した『ズートピア2』の鑑賞チケットをディズニーストア梅田 HEP FIVE 店で提示すると、先着でオリジナルステッカーB(非売品)をプレゼント!
 



【公開記念展開③ 茶屋町エリアに『ズートピア2』パロディポスターが登場】

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■期間:11 月 22 日(土)~12 月 25 日(木)

■場所:下記5か所の施設内に掲出

・TOHO シネマズ梅田
・ナビオダイニング
・NU 茶屋町
・ディズニーストア梅田 HEP FIVE 店
・キデイランド大阪梅田店


(オフィシャル・リリースより)


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スピッツの名曲「楓(かえで)」を原案にした、映画『楓』(配給:東映/アスミック・エース)が 12 月 19 日(金)に全国公開となります。

本作で監督を務めるのは、多様な恋愛映画を手がけてきた行定勲。『世界の中心で、愛をさけぶ』に続く令和を代表するラブストーリーに挑む。そして、オリジナルストーリーを書き上げたのは、『ソラニン』『東京リベンジャーズ』などジャンル問わず常に評価される脚本家・髙橋泉。そして音楽は、藤井風など様々なアーティストの作曲や編曲、プロデュースを務め、優れた楽曲をCM・映画・ドラマなど多方面に提供するYaffle が担当します。


物語の主人公を演じるのは、福士蒼汰福原遥。双子の弟・恵を失った涼(福士蒼汰)が、残された恵の恋人・亜子(福原遥)の前で弟のフリをしてしまうところから始まる、2人の切なすぎる運命を描く本作。


主演:福士蒼汰×福原遥、行定勲監督が公開に先駆け来阪、舞台挨拶を実施!

また、映画興行発祥の地・なんばにて点灯式イベントを実施いたしました。

なんばのまちの回遊拠点[なんば広場]の巨大プレゼントボックスに明かりを灯す!!

 

本イベントでは、12 月 19 日に公開を控える映画『楓』についての魅力をたっぷり語ってもらうスペシャルステージや、「映画興行発祥の地・なんば」ならではの映画興行についての 3 人の想いが語られました。


またメインイベントとして、再編され 2 周年を迎える「なんば広場」に設置された「なんば広場」の文字がプリントされた、赤い巨大なプレゼントボックスのライトアップ点灯式を行いました。
 


◆日時:11月23日(日)  ①舞台挨拶:13:00~13:30(上映後)
                                     ②点灯イベント:17:00~17:30

◆場所: ①なんばパークスシネマ スクリーン7
           (大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10−70なんばパークス6階)

            ②なんば広場 (〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波5丁目)

◆登壇者(敬称略): 福士蒼汰、福原遥、行定勲監督



①【 『楓』大阪先行上映会 舞台挨拶 】

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なんばパークスシネマで行われた舞台挨拶は、直前まで先行上映が行われ、涙を拭うお客様で満員の中での登壇となった。拍手鳴りやまぬ会場で、久々の大阪について、福士は「以前通っているお店があり、今回連絡してみたのですが、予約が取れず、ダメでした…。いつも行けるチャンスがあれば連絡して、予約が取れたらすごく嬉しいんです!」と笑った。福原は「私も朝ドラの撮影で 1 年近く大阪に住んでいたので、皆さん温かくて、フレンドリーで、大阪が大好きになりました。その時は週 2 くらいでお気に入りのイタリアンに行っていて、お店の方と仲良くなって、クリスマスには厨房に入らせてもらって、差し入れ用のクッキーを一緒に作ってもらったりしました。」とほっこりエピソードを明かした。
 

★作品について

行定監督は「最後にスピッツの「楓(かえで)」の曲が流れるところに、グッと来てほしいと思って作りました。今回、スピッツさんから曲を授けていただいて、そこから映画を作り出したので、最後に「楓(かえで)」という曲に戻すことによって色が変わっていくのを感じて頂けたら嬉しいです。」と作品の見どころをアピール。


kaede-11.23-fukushi-1.jpg性格の異なる双子を演じた福士は「亜子と一緒にいるシーンは自分を偽っている部分が多かったので、心苦しさもありましたが、監督と会話しながら落とし込んでいきました。あと左利きも難しかったです。歯磨きとか、シャワーを浴びたりも左手でする練習を日常からしていました。」と演じてみて難しかった事や役作りについても語った。


★ニュージーランドでの撮影について

福士は「テカポ湖のシーンは、天候の関係もあって、空港についてバスに4・5時間乗って現場についてすぐ、撮るよー!と言われて撮ったんです(笑)」と撮影秘話を明かすと、福原は「撮影は大変だったけど、ここのシーン、お気に入りなんです。あの場所に行かないと出ない感情が湧き出てきて、お互い今まで抱えていたすべての感情が解き放たれるような、目を見ているだけで泣きそうになる、忘れられないシーンになりました。」と熱く語った。


★楽曲について

行定監督は「最後にすべてが分かって、お互いがリスタートする部分で、2 人のここまで歩んできた道のりを、「楓(かえで)」の歌詞が補填してくれるような流れになっていると思います。」と楽曲へのこだわりを述べた。


★最後に

福士から「この作品は見れば見るほど移り行く感じがあると思います。こだわっているシーンがたくさんありますので、噛みしめて観てほしいと思います。」

福原から「皆さんの様々な想いを温かく包み込んで、前へ踏み出させてくれるような、そんな作品になっていると思います。大切な人と観て頂きたいです。」と挨拶し、温かい拍手の中、舞台挨拶は終了した。



②【なんば広場サプライズイベント】

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★関西弁でご挨拶!?

会場には約 1,000 人のお客様が駆けつけ、スピッツの楽曲「楓」が流れると期待の声で大盛り上がりする中、ステージ前に敷かれたレッドカーペットを歩いての登壇となった。拍手が鳴りやまない会場で、まずは福士から関西弁での挨拶の無茶ぶりに、関西弁のイントネーションで「今日は来てくれてありがとう。いや~難しいわ。戻ってしまいますね。今日はサプライズイベントにも関わらず、こんなに集まっていただきありがとうございます。よろしくお願いします。」と挨拶。

続いて福原から「みんなありがとう。大阪めっちゃ好きやねん。ほんまに来れて嬉しいわ~。今日は楽しんでいってください。よろしくお願いいたします。」と挨拶。

最後に監督を務めた行定から「おおきに。ありがとうございます。こんな場所があるんですね。皆さま集まっていただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。」と挨拶した。

それぞれの関西弁に会場からは黄色い声援があがり、大阪らしい盛り上がりを見せた。


kaede-11.23-2shot-500-1.jpg★脚本を読んだ感想は?

福士は「双子という設定で、もう一人のフリをしないといけないというある種 3 役を演じることになったし、「楓」という曲から生まれる物語の可能性、歌詞と劇中の場面の繋がりを感じ、歌の聞き方が変わったなと感じました。」

福原は「こんな切ない作品があるだなぁと思いましたし、登場人物それぞれの想いを感じるたけで、すごく胸がきゅっとなる瞬間がたくさんある作品だと思いました。きっと誰もが別れだったり喪失を経験した事があると思いますが、そんな人の背中をそっと押してくれるような温かい作品だと思いました。」


★スピッツが映画を鑑賞した際のエピソードは?

行定監督は「実はお互い緊張して、そこまでお話できなったのですが、終わった後に友人に美しい映画だったと褒めてくださっていたとお聞きし、すごく光栄でした。」


★やりとりから仲の良さを感じる二人に、現場で感じた自分だけが知る相手の一面は?

福士は「ピュアで真面目ですし、役に対して真っすぐな方だなと思いました。ニュージーランドでウールを使ってマフラーを編んでくださって、編み物が好きな事は知らない一面でした。」と笑い、

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福原は「福士さんはストイックで努力家ですけど、意外とお茶目で、猫のぬいぐるみを使って話しかけてきたり、現場でもムードメーカーで盛り上げてくださって、すごく支えられていました」と普段見せない一面を明かし、福士も赤面していた。


★映画について鑑賞前のお客様にオススメポイントは?

福原は「ニュージーランドの景色は本当に綺麗で、自然が多く、日によって表情が違う事にすごく感動したので、大きなスクリーンで見てほしいです。」

行定監督は「日本的なラブストーリーで、20年振りにこんなに実直な映画を作らせてもらったと思います。楓の花言葉に遠慮という言葉があり、お互いに踏み込まない距離感、想い合うからこそ踏み込めない部分を描いていて、そこが見どころだなと思います。」

福士は「人間らしい作品だなと思います。それぞれの登場人物がお互いをおもんばかって生きていく様子が描かれており、それがとても輝いて見えるように感じるし、反対にすごく人間らしくもあり、人間ドラマを感じました。めっちゃエエ映画やで。見てな~」と最後は関西弁を交えて回答し、会場を沸かせた。


★開催地「なんば」について?

福士からは「実は数年前にドラマの撮影で2か月間なんばに泊まってました!元気で明るい街だし、お店もたくさんあって、毎週通っていたご飯屋さんもあります。」という思い出話が飛び出し、会場からは驚きの声があがる。


MCから「なんば」は明治 30 年に日本で初めて映画上映された地であり「映画興行発祥の地」であることが伝えられると行定監督は「映画を同じ空間で見るという行為が人を元気づけられるし、自分と隣の人の感情が違うと、そこに生まれる熱量みたいなものがすごく良くて、この活気のある場所を映画でもっと盛り上がってほしいですね」と語った。


★最後に

行定監督から「冬にみるにはピッタリで、心の奥底から温まる映画になっていると思います。音楽はスピッツをはじめ、他4曲流れてくるので、それを劇場のいい音響で楽しんでほしいです。」

福原から「大切な人をなくしてしまって、どうやって向き合って前に進んでいくのかを注目してほしいですし、見終わった後に大切な人をもっと大切にしたくなるような、心温まる映画になっていると思うので、劇場で楽しんでください。よろしくお願いします。」

福士から「劇中で4回流れる「楓」にそれぞれの色味があって、その色味の差を感じてほしいですし、27年前にリリースされ、ずっと愛されるスピッツさんの「楓」を劇場で聞くと、こんな感想になるんだと思いますし、本当に見る前と見た後で曲に対する感じ方が変わるので、皆さんがどう感じるのかすごく楽しみです。ぜひ劇場でご覧になってください。ありがとうございました。」
 

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続いて「なんば広場」に設置された「なんば広場」の文字がプリントされた、赤い巨大なプレゼントボックスのライトアップ点灯式を実施。

今回のために映画『楓』の装飾が行われた点灯ボタンを「3・2・1・点灯!」の掛け声に合わせ 3 人で押すと、煌びやかなイルミネーションが点灯。さらに会場に集まった 1,000 人のお客様が事前に配布されたペンライトを一斉に上にかかげ、会場はさらに華やかに。そんな光景に、福士も思わず驚きを見せ、福原も目を輝かせて喜んでいた。会場からも「綺麗~」の声が溢れ、「楓色」に染まったペンライトと美しいイルミネーションに照らされながらなんば広場での点灯式は終了した。
 


【なんば広場とは】

なんば駅前は、関西国際空港に直結し、大阪ミナミの中心に位置する多くの人が行き交う場所です。このなんば駅前の道路空間を「人のための広場」に変える取組は、2008 年に地元発意で始まりました。2011 年には広場化を本格的に推進するために「なんば安全安心にぎわいのまちづくり協議会」が発足しました。

当時のなんば駅前の空間は、ほとんどがタクシーと車のための空間であり、滞留行動は喫煙に限られ、放置自転車や旅行者の増加による混雑など、快適で安心できる環境とはいえない状況でした。

また、検討を開始時には「大阪の他エリアの開発に伴う地域商圏の縮小・エリア間競争の激化」「治安・環境の改善」といったエリア全体の課題も抱えていました。その後、インバウンドの観光客の増加により、歩行者が大幅に増加し、歩行者空間の不足が新たなエリア課題として加わりました。

これらの課題を解決するために、地元が中心となり、行政や経済界も巻き込み、官民連携プロジェクトして推進され、2023 年 11 月 23日に広場部分が先行オープン、2025 年 3 月に広場からなんさん通り(南北区間)の工事が全て完了し、全体完成しました。


【ストーリー】

僕は、弟のフリをした。君に笑っていてほしくて。

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須永恵(福士蒼汰)と恋人の木下亜子(福原遥)は、共通の趣味の天文の本や望遠鏡に囲まれながら、幸せに暮らしていた。しかし朝、亜子を見送ると、恵は眼鏡を外し、髪を崩す。実は、彼は双子の弟のフリをした、兄・須永涼だった。1ヶ月前、ニュージーランドで事故に遭い、恵はこの世を去る。ショックで混乱した亜子は、目の前に現れた涼を恵だと思い込んでしまうが、涼は本当のことを言えずにいた。幼馴染の梶野(宮沢氷魚)だけが真実を知り涼を見守っていたが、涼を慕う後輩の日和(石井杏奈)と、亜子の行きつけの店の店長・雄介(宮近海斗)が、違和感を抱き始める。二重の生活に戸惑いながらも、明るく真っ直ぐな亜子に惹かれていく涼。いつしか彼にとって、亜子は一番大事な人になっていた。

一方、亜子にもまた、打ち明けられない秘密があった――。愛するからこそ、伝えられなかった想い。めぐる季節の中で明らかになる、あまりにも切ない真実に、驚きと涙がとまらない。


■出演: 福士蒼汰 福原遥 宮沢氷魚 石井杏奈 宮近海斗 大塚寧々 加藤雅也
■監督:行定勲
■脚本:髙橋泉
■原案・主題歌:スピッツ「楓」(Polydor Records)
■音楽:Yaffle
■プロデューサー:井手陽子 八尾香澄
■製作:映画『楓』製作委員会
■制作プロダクション:アスミック・エース C&I エンタテインメント
■配給:東映 アスミック・エース
■コピーライト:Ⓒ2025 映画『楓』製作委員会
2025/日本/カラー/120 分/シネスコ/Dolby5.1c

公式サイト: https://kaede-movie.asmik-ace.co.jp
公式 X:公式 Instagram
公式TikTok:@kaede_movie1219

2025年12 月19 日(金)~全国公開


(オフィシャル・レポートより)

 

 

 
 
 


kinpatsu-11.22-main.JPG(左から、坂下雄一郎監督、岩田剛典、白鳥玉季)


■日時:2025年11月22日(土)11:50~12:15 ※上映前イベント 

■場所:グランドシネマサンシャイン池袋 スクリーン3(豊島区東池袋一丁目30番3号 グランドスケープ池袋)

■登壇者(敬称略):岩田剛典、白鳥玉季、坂下雄一郎監督 MC:奥浜レイラ 



kinpatsu-11.22-3shot-500-1.JPG第38回東京国際映画祭で観客賞を受賞した映画『金髪』が、ついに全国公開!11月22日には都内劇場にて公開記念舞台挨拶が実施され、主演の岩田剛典、共演の白鳥玉季、そして坂下雄一郎監督が登壇した。

 

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満員御礼で迎えたこの日、事なかれ主義の中学校教師・市川を演じた岩田は「ついに全国公開という事で本当に嬉しく思います。『金髪』が皆さんの元に届いてどんな感想が待ち受けているのか?日々SNSを見ながらチェックしている…まさに市川のようにこの日を待ちわびていました」と役柄に絡めて挨拶した。


第38回東京国際映画祭にて観客賞を受賞した事への祝福の拍手が送られると、岩田は満面の笑みでガッツポーズ。「映画祭上映期間中の皆さんの感想が導いた観客賞だと思うので本当に嬉しかったです。授賞式当日僕は大阪にいたけれど、監督が名前を呼ばれて席を立つ瞬間をスマホで見ていました。そこまで市川の気持ちを引きずる、そんな『金髪』です」と生配信で受賞の瞬間を見届けていた事を報告した。


市川のクラスの生徒で金髪デモの発起人・板緑役の白鳥も受賞に大喜び。「受賞のお知らせはマネージャーさんからLINEでポッと伝えられたので、一瞬流してしまって戻して驚くという。その段階があったので、ワー!と急に叫ぶような驚きはなかったけれど、しっとりとしっかりとした驚きが心の底からありました」と可愛らしく回想した。


kinpatsu-11.22-sakashita-1.JPG一方、授賞式当日に名前を呼ばれてステージに登壇した坂下監督だったが「最初に名前を間違えられて呼ばれたので、それは言った方がいいかなと思って。一度訂正してから出来たので、それを言えて良かったと思います」と独特な逸話を通して喜びを表していた。

 

坂下監督によるオリジナル脚本に惚れ込んで出演を快諾した岩田は「会話劇でシーンが作られていくので、役者としてはやりがいのあるチャレンジになる。そこに対して燃える気持ちが生まれた作品でした」と述べた。

 

 


kinpatsu-11.22-shiratori-1.JPG劇中で金髪姿を披露した白鳥は「金髪ウィッグをかぶった自分の姿を鏡で見た時に、私ではないみたいで。これが板緑だという認識が先に出来ました。現場に行ってウィッグをかぶるたびにスイッチの入りがわかりやすくて、良い感じに活用出来ました」と話した。


その横で岩田は15歳とは思えぬ白鳥の冷静沈着なトーク運びに「落ち着いているね~!凄いよ」としみじみ。坂下監督がオーディションでの白鳥の挙動について「落ち着いていて大人びていた」などと評すると、岩田は「ほら~!」と嬉しそうだった。


そろそろ年末という事で、それぞれが思う2025年を表す漢字一字をフリップに記入して発表白鳥はイラスト入りで「猫」と書いて「猫に今年からハマってまして、猫を飼うために家を買いたいという新しい目標が出来た」と理由を説明した。猫カフェに行くのはもちろんのこと、猫を飼っていないのにペットショップで猫用トイレの砂を見てしまうそうで「いつかペルシャ猫みたいな子を飼いたい。この夢を胸に、頑張ります!」と意気込んでいた。


kinpatsu-11.22-iwata&shiratori-500-1.JPG岩田は「外」と書いて「タ、ト、です」と。「というのは冗談で、外です。去年までなかったのに今年から仕事で海外に行く事が増えたし、外の世界を知る1年にもなったので。年明けから不思議と海外に行かせてもらう事が増えたので、自分の中では潮目が変わってきている気がする」と実感を込めて、海外作品への興味も「もちろんあります。出演したいです」と前向きだった。

 

最後に坂下監督は「気に入っていただけたら幸いです」、白鳥は「普段は見られない光景が沢山見られる面白い映画です。お気に入りのシーンを見つけて楽しんでください」とPR。主演の岩田は「大人の皆さんには必ず共感していただけるシーンやワードが散りばめられた作品です。僕自身完成作を観た時に身につまされる思いがあって、自分の中で笑いが起きたと同時に嫌な気持ちにもなって。他人事だとは思えない。そんな新感覚ムービーになってるので、感想を口コミで広めていただきたいです」とさらなるヒットを祈願していた。
 


<Story>

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中学校教師・市川(岩田剛典)は、世の中には様々な生き方があり、多種多様なことが日々起きているが、自分の価値観は間違っていないと思っていた。ところが、ある日、その価値観を大きく揺るがす出来事に直面する。ひとつは担任クラスの⽣徒数⼗⼈が校則に抗議するため髪を⾦⾊に染めて登校してきたこと。そしてもうひとつは、1年付き合っている彼⼥(門脇麦)から結婚の話を切り出されたこと。マスコミやネット、さらには⽂科省まで巻き込む⼤騒動になる“⾦髪デモ”と、⽇々の愚痴を聞いてくれていた彼⼥からの予期せぬ反応。生徒と学校側との板挟みになる市川は、窮地を脱するために“⾦髪デモ”を計画した張本⼈・板緑(⽩⿃⽟季)と⼿を組み、ある作戦に打って出るが…⋯。

仕事の問題と⼈⽣の重要な決断に迫られた市川は、果たして自分が“イタイ大人”だと自覚して、“マトモな⼤⼈”へと成⻑できるのか?


出演:岩田剛典、⽩⿃⽟季、⾨脇⻨、⼭⽥真歩、⽥村健太郎、内⽥慈
監督・脚本:坂下雄一郎 音楽:世武裕⼦
配給:クロックワークス
 ©2025「金髪」製作委員会
2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/103分/G
公式HP:kinpatsumovie.com 
公式X:@kinpatsumovie #映画金髪

2025年11月21日(金)~ T・ジョイ梅田、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、T・ジョイ京都、MOVIX京都、109シネマズHAT神戸、Kino cinema神戸国際、他全国絶賛公開中!


(オフィシャル・レポートより)


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『ミッドナイトスワン』(’20)で第 44 回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた内田英治監督の原案・脚本・監督を手掛けた最新作『ナイトフラワー』が 11 月 28 日(金)から全国公開される。内田英治監督自ら“真夜中シリーズ”と銘打つ本作は、借金取りに追われながら大阪から東京へ逃げてきた母親が、二人の子供の夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていく衝撃のヒューマン・サスペンス。


nithflower-pos.JPG主人公・永島夏希を演じるのは同じく二人の子供を持つ北川景子。ほぼスッピンで挑んだ北川は、スナックで無理やり酒を飲まされてはカラオケをやけくそで歌い、関西弁で捲し立て、泣きじゃくり、顔を崩して大きく笑い、今まで見せたことのない必死の母親を熱演。それでも、その姿に優しさと温もりを感じられるのは、北川景子自身が持つ優美さによるものだろう。


夏希のボディーガードとしてシスターフッドを繰り広げる格闘家・芳井多摩恵役を演じた森田望智Netflix の「全裸監督」シリーズ、「シティーハンター」や NHK 連続テレビ小説「虎に翼」など、伝統的な女性像からセクシーなアクションまで、多様なキャラクターを演じ分けている。今回はさらに見間違えるほどの肉体改造を敢行した上に凄まじいまでの格闘シーンで度肝を抜く。


そして、ラストシーンにご注目!決して甘くはない現実を、せめてものベールで覆い隠そうとする内田監督の優しさが最も強くにじみ出て、より一層のせつなさに胸が締め付けられることだろう。


本作の全国公開に先駆けて大阪で舞台挨拶が開催され、主演の北川景子が登壇!生活苦の中で子どもたちのため危険な世界に足を踏み入れてしまう母親・夏希を、文字通り体当たりで演じて秀逸。1週間後に公開を控えた心境や、撮影の裏話、また地元である関西にまつわるお話や、彼女の意外な一面をうかがい知れるエピソードも飛び出して、大声援を受けて終始上機嫌だった。
 


【日 時】2025年11月20日(木)19:00~19:20 ※上映前舞台挨拶

【会 場】大阪ステーションシティシネマ(大阪府大阪市北区梅田 3-1-3 ノースゲートビル 11F)

【登壇者】北川景子(敬称略) MC:岡安譲(関西テレビアナウンサー)



nithflower-11.20-240-1.JPGMCの呼び込みにより登場した北川は、色とりどりのペーパーフラワーを手にした大阪の観客から、一斉に「おかえり~!」と迎えられ、会場は一気に華やかな雰囲気に。そんな会場を笑顔で見渡した北川は、「すごい!ありがとうございます。華やかで嬉しい!舞台挨拶で大阪に来るのは8年振り。今日は、大阪の皆さんにお届けできるのを楽しみにしていました」とにこやかに挨拶。


★大阪の思い出は?

「学生時代によくHEP FIVEへ行きました。観覧車にも乗りましたよ。ゲームセンターにプリクラがあって、今でも訪れる度に懐かしいなと思い出しますね。あと、大阪に帰ってきたら一度は必ず粉もんを食べます」と、関西出身者ならではのエピソードを披露。自宅にもタコ焼き器があって、月イチで夕食にたこ焼きを食べるという。「子供たちも大好きで、タコだけでなくウィンナー入れたりして、夫が焼いてくれます」と、料理上手なDAIGOによるたこ焼きは美味しくて楽しそう。


★二人の子供を持つ母親役について?

自身も二人の子供を持つ母親である北川は、「夏希は色々な事情を抱えながらも、真面目に一生懸命子供に向き合うお母さん。子供が食べたいと言った料理を用意したり、好きな習い事をやらせてあげたいという気持ちは、母親になったからこそ理解することができました」と、役に共鳴したと語る。「夏希がパート先で地球儀を作っている時に、抑圧に耐えかねてブチ切れるシーンがあるのですが、そこは思いっきり感情を爆発させて演じました。とてもすっきりしました!(笑)」と、従来の北川とはギャップのあるシーンも見所として紹介。


nithflower-sub-1.JPG★共演者について?

「夏希に協力する多摩恵役の森田望智さんは、半年以上のトレーニングで7キロ増量して骨格から変えたそうです。その格闘シーンが凄すぎて、私は客席から見ていて本当に胸を鷲掴みにされました。それから、娘役の結美ちゃんがバイオリンを弾くシーンでは、母としての想いや娘の健気さや、曲の情感から思わず泣いてしまいました」と、感動的なシーンがいくつもあるという。


さらに本作で俳優デビューを飾った人気バンド SUPER BEAVER のボーカル・渋谷龍太について、「(サトウ役の)渋谷さんの貫禄も凄い!普段の渋谷さんはすごくフレンドリーで優しい方なのですが、本番になると怖くて。サトウに全財産の小銭を差し出すシーンでは、手が震えてしまって何度もNGを出してしまいました。出す度に金額が変わってしまい、「さっきと違う!」と言われました(笑)。Snow Man の佐久間大介についても、テレビで普段見ている印象とは違うので、是非楽しみにしてください」と呼びかけた。


nithflower-11.20-240-2.JPG★カラオケシーンについて?

映画の冒頭に夏希の熱唱シーンがあるが、元々歌は大の苦手で、カラオケ行ってももっぱら盛り上げ役と語る北川。「歌のシーンは私自身もやけくそになって歌っています(笑)。内田監督から歌うとは聞いてなかったので、台本を読んで、“えーっ!?”って。仕方なく、帽子を深くかぶり、マスクをして一人でカラオケへ行って練習しました。1時間で終わると思ったら、延長して練習しましたが…」 と、初の一人カラオケで猛練習したそう。その成果のほどは劇中で!


★全編関西弁を披露?

「関西弁の台詞はネイティブですから余裕でした。私は、兵庫県出身ですが、夏希は大阪出身の設定なので、大阪弁を練習して撮影に挑みました。それで自然体で演じられたのはよかったです」とコメント。


★最後に

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あっという間にイベントが終盤に差し掛かり、「時間が全然足りない!」と、まだまだ語りたいことがある様子の北川。最後に「関西出身の母親が頑張る役を演じましたので、今日こうして関西に帰ってこられて嬉しかったです。皆さんにもお花で出迎えていただき、感動しました。監督とキャストが一丸となって魂をぶつけあって作った映画です。明日から周りにいる人との時間を大切にしようと思ったり、 温かい気持ちになれたりすると思います。もし面白いと思っていただけたら、是非広めてください」と締め、終始アットホームな雰囲気のイベントは、大盛況の内に幕を閉じた。
 


【ストーリー】

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借金取りに追われ、二人の子供を抱えて東京へ逃げてきた夏希(北川景子)は、昼夜問わず働きながらも、明日食べるものにさえ困る生活を送っていた。ある日、夜の街で偶然ドラッグの密売現場に遭遇し、子供たちのために止むに止まれず自らもドラッグの売人になることを決意する。そんな夏希の前に現れたのは、孤独を抱える格闘家・多摩恵(森田望智)。夜の街のルールを何も知らない夏希を見かね、「守ってやるよ」とボディーガード役を買って出る。タッグを組み、夜の街でドラッグを売り捌いていく二人。ところがある女子大生の死をきっかけに、二人の運命は思わぬ方向へと狂い出す――


出演:北川景子、森田望智、佐久間大介、渋谷龍太、渋川清彦、池内博之、田中麗奈、三石研 他
原案・脚本・監督:内田英治 
撮影:山田弘樹、
音楽:小林洋平 
エンディングテーマ:角野隼斗Spring Lullaby(Sony Classical International)
配給:松竹
©2025「ナイトフラワー」製作委員会
(2025年 日本 2時間4分 PG-12)
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/nightflower/

2025年11月28日(金)~大阪ステーションシティシネマで、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、T・ジョイ京都、MOVIX京都、kino cinema 神戸国際、109シネマズHAT神戸、MOVIXあまがさき、TOHOシネマズ西宮OS 他全国公開!


(河田 真喜子)

 

 
 



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tomas2025-pos.jpg今年、イギリスで最初の絵本が出版されてから80周年を迎えた「きかんしゃトーマス」の初のクリスマス映画となる 『映画 きかんしゃトーマス サンタをさがせ!パーシーのクリスマス急行』が12月12日(金)に公開となります。 今回声のゲスト出演を務めるのは、2016年『映画きかんしゃトーマス 探せ!! 謎の海賊船と失われた宝物』で紫色のタンク機関車ライアン役から9年ぶりの出演となる、アーティスト、タレントとしてマルチに活躍するDAIGOさん! 映画トーマスにサンタクロース役で帰ってきました!さらに“サンタへ手紙を書いた女の子役”を務めるのは、今作で 人生初のアフレコに挑戦した倉田瑛茉さん!ドラマ「西園寺さんは家事をしない」や「あなたを奪ったその日から」の 天才的な演技が話題となり、映画やCMに引っ張りだこの人気子役です。

少女の願いのこもった手紙をサンタさんに届けようと頑張る、トーマスたちの熱い気持ちがクリスマスの魔法を呼び起こす、最高にハッピーなクリスマス・ムービーが誕生しました!


この度、11月19日(水)にDAIGOさん、倉田瑛茉さんが登壇する完成披露上映会を開催いたしました。 DAIGOさんはこの日のための特注のサンタクロースの衣装、瑛茉さんも特注のトナカイ頭の衣装で登場!一足先 にクリスマス・ムードに包まれながら、きかんしゃトーマスの世界の一員となった感想や、アフレコでのエピソード、さらにとっておきのクリスマスの思い出など、存分に語っていただきました。
 


■日時:11 月 19 日(水)
■会場:新宿ピカデリー
■登壇者(敬称略):DAIGO、倉田瑛茉



tomas2025-11.19-daigo-1.JPG衣装のポイントを聞かれて「ロック風」と答えた DAIGO は、「(自分の)クリスマスにこの衣装、借りたいです!」 とすっかり気にいった様子。トナカイ姿の瑛茉ちゃんから「かっこい い!」と言われて笑顔満面の DAIGO。瑛茉ちゃんもちょっぴり照れた様子でしたが、なぜか二人で手を振り合っていました。


9 年ぶりの『映画きかんしゃトーマス』への出演について、「9 年前は子どもたちもいなかったので」としながら「今は 2 人いて。下の 子は 1 歳 10 ヶ月で、まさに車、電車の大ブームが起こっているところで、すごくいいタイミングした」とニッコリ。続けて「息子は案の定、トーマスがめちゃくちゃバズっている状態なので、すごくうれしいです。サイコーです」とご機嫌の DAIGO は、「映画館で一 緒に観たいです!」とパパの顔を見せながらウキウキとしていました。


tomas2025-11.19-kurata-1.JPG本作で生まれて初めてのアフレコに挑戦した瑛茉ちゃん。アフレコの感想を問われ、「楽しかったけれど、ライアンの口に合わせるのが難しかったです」と振り返った瑛茉ちゃんに、DAIGO は「OYU。俺よりうまい!すごく上手でした」と大絶賛しました。


サンタクロース役で大変だったことを訊かれると、「サンタさんの口癖が『ホッホッホー』と言うんですけれど、それがやたらあるんです(笑)小さめから大きめまでいろいろなバージョンの『ホッホ』があって…」とサンタクロースの口癖を再現しながら説明し ました。「僕は人生で『ホッホッホー』って言ったことがなくてね(笑)でもやってみたら楽しくなりました。 子どもたちも真似しやすいし、映画を観た後はみんな絶対『ホッホッホー』が口癖になると思います」とキッパリ。さらに「今年はもう間に合わないけれど、来年の流行語大賞を狙います!」宣言も飛び出しました。 DAIGO の「ホッホッホー」については瑛茉ちゃんからも「カッコよかった!」と2度目の「カッコいい」が送られ、「嬉しいなあ」とよろこび手を振る DAIGO に瑛茉ちゃんが振り返すなど、再びステージはほっこりムードに包まれました。


tomas2025-11.19-daigo-2.JPG完成した映画の感想は「OKT」と答えた DAIGO。「大人も子どもも楽しめます」と解説した DAIGO は、「トーマスやパーシーたちが、一つの目的のために手を取り合って頑張る姿が描かれています。仲間の大切さを教えてくれる映画です。大人には忘れかけていた何かを思い出させてくれる、素晴らしいエンターテインメント作品です。全世代が楽しめる作品になっています」と映画の魅力を丁寧に伝えました。続けて「47 歳にもなると、自分の可能性に蓋をしている部分もあります。人生の大切なこともほとんど 忘れてしまっていて…」と笑わせた DAIGO でしたが、「トーマスたちが夢に向かって頑張っていく姿を見て、僕も限界を超えてもっ とさらに頑張っていけるように、いろいろとチャレンジしていきたいなと思わせてくれました」と、作品から受け取ったものについて語っていました。


映画の感想を訊かれ長考の末「おもしろかった!」と一言答えた瑛茉ちゃんに対し、「十分ですよね」としみじみの DAIGO は、 「一番伝わる感想ですよ。僕もためて言うほうだけど、それを上回る瑛茉ちゃんに惹きつけられます」と瑛茉ちゃんの魅力を語りました。言葉数は少なめですが、DAIGO がコメントしている間も、会場の声援に応えながら手を振るなど、“ファンサ”もしっかりできていることについても感心していました。さらに「瑛茉ちゃんは妻(北川景子)ともドラマで共演していて、僕とも共演。縁を感じ ます」と目を細めながら、「とてもしっかりしていて、5 歳とは思えません。学年で言うと“41 個下”だけど、僕の 5 歳の時とは全然 違う。さっきも楽屋で『おじさんは何歳に見える?』って訊いたら『45 歳!』って 2 個若く言ってくれました。この微妙な答えがうれしかったです」と、絶妙な受け答えで心をくすぐられたと語っていました。


tomas2025-11.19-kurata-2.JPG好きなキャラクターについて語るコーナーでは「パーシー推し!」と笑顔の DAIGO。好きな理由は「黄緑色。僕がすごく好きな色。今回の映画はパーシーが頑張っています。その姿に心打たれます。今朝、息子にも『トーマスで誰が好き?』と訊いたら、パ ーシーって言っていて。親子だなぁって思いました」とニコニコの DAIGO。観客にもパーシー好きが多いことが判明すると、「一緒だ ね!」と言いながらうれしそうに手を振っていました。瑛茉ちゃんは好きなキャラクターはの質問に「カナ。速いところが好き」と答え、「色もかわいいよね?」と DAIGO が畳みかけると?と首を傾ける反応に「速いからだよね。色じゃなかった・・(笑)」と DAIGO が苦笑いする場面もありました。


改めて、きかんしゃトーマスの魅力を訊かれた DAIGO は「KAS。顔があってしゃべるところ。当たり前だけど…」と前置きしつつ「その発想が素晴らしい。きかんしゃ同士が話せたらこんな感じかなと楽しさを感じさせてくれる世界観がいい。あとはやっぱり、元気を与えてくれるところが魅力です。今回の映画もきかんしゃたちが大活躍しますし、クリスマス気分がめちゃくちゃ味わえますし、歌もあります。エンターテインメントの要素がたっぷりと詰め込まれています」とアピールしました。上映時間が 63 分であることにも触れた DAIGO は、「子どもたちがちょうど集中できる時間。僕も集中力がなくなってきたので(笑)集中したまま見終われるのもいいですよね」と映画のおすすめポイントを次々と挙げていました。


映画では素敵なクリスマス・イブの一日が描かれます。理想のクリスマスについて訊かれた DAIGO は「クリスマスは毎年家族と過ごします。ケーキを買ってチキンを予約して取りに行きます。今年もちゃんと予約できるように。DAI 語で言うと“KFC”。DAI 語で 言わなくても“KFC”だけど…」と笑いながら、「当日に行っても1本も売っていないので、しっかり予約しようと思います。この後、 行くかもしれません。無事にケーキとチキンを予約できるかが、素敵なクリスマスを過ごす大切な要素です」と回答しました。瑛茉 ちゃんの理想のクリスマスは「大きなクリスマスツリーを飾りたいです」と笑顔で答えていました。


tomas2025-11.19-550-2.JPG「サンタさんにクリスマスプレゼントをお願いするなら?」との質問に DAIGO は「僕、もらえますかね…」と苦笑しながらも、「もしもらえるなら、ジャパンカップの当たる予想」と大人のリアルな回答で笑わせ、「クリスマスの後なら、有馬記念かな? 当たる予想をお願いしたいです」とニコニコ。瑛茉ちゃんが「大きなクマさんのお人形が欲しいです」と答えると、DAIGO さんは「サンタさん!お願いします!」と瑛茉ちゃんのお願いが通じるように大きな声で会場に呼びかけていました。トークの最後は DAIGOさんと瑛茉ちゃんの二人で一緒に“ウィッシュ”ポーズをキメて締めくくりました。



 【作品情報】

原作:「汽車のえほん」ウィルバート・オードリー
監督:キャンベル・ブライヤー 脚本:リック・サヴァル
声の出演:田中美海、越乃 奏、大久保瑠美、古賀英里奈、山藤桃子 山下七海、土師亜文、竹内恵美子、伊東健人、神尾晋一郎、岡本幸輔
2024 年/アメリカ・カナダ/63 分/ヴィスタ/カラー/5.1ch/日本語
原題:Thomas & Friends The Christmas Letter Express
提供:ソニー・クリエイティブプロダクツ
配給:東京テアトル 配給協力:イオンエンターテイメント
公式サイト:https://movie2025xmas.thomasandfriends.jp/

2025 年 12 月 12 日(金) ~全国ロードショー!


 

(オフィシャル・レポートより)

 
 


hoshitsuki-11.18-550.JPG(左から、荒井晴彦監督、咲耶、綾野剛、田中麗奈


日本映画界を代表する脚本家・荒井晴彦が監督を務めた、綾野 剛主演最新作の映画『星と月は天の穴』が、12月19日(金)よりテアトル新宿他にて全国ロードショーいたします。
 

脚本・監督 荒井晴彦 × 主演 綾野 剛が織りなす日本映画の真髄


hoshitsuki-pos.jpg『Wの悲劇』(84)、『リボルバー』(88)、『大鹿村騒動記』(11)、『ヴァイブレータ』(03)、『共喰い』(13)でキネマ旬報脚本賞に5度輝いた(橋本学と並んで最多受賞)、⽇本を代表する脚本家・荒井晴彦。『身も心も』(97)をはじめ、『⽕⼝のふたり』(19)、『花腐し』(23)など、⾃ら監督を務めた作品では⼈間の本能たる〝愛と性〟を描き、観る者の情動を掻き⽴ててきた。最新作『星と月は天の穴』は、長年の念願だった吉行淳之介による芸術選奨文部大臣受賞作品を映画化。過去の離婚経験から女を愛することを恐れる一方、愛されたい願望をこじらせる40代小説家の日常を、エロティシズムとペーソスを織り交ぜながら綴っている。


主人公の矢添克二を演じるのは、荒井と『花腐し』(23)でもタッグを組んだ俳優 綾野 剛。これまでに見せたことのない枯れかけた男の色気を発露、過去のトラウマから、女性を愛すること、愛されることを恐れながらも求めてしまう、心と体の矛盾に揺れる滑稽で切ない唯一無二のキャラクターを生み出した。矢添と出会う大学生・紀子を演じるのは、新星 咲耶。女性を拒む矢添の心に無邪気に足を踏み入れる。矢添のなじみの娼婦・千枝子を演じるのは、田中麗奈。綾野演じる矢添との駆け引きは絶妙、女優としての新境地を切り開く。さらには、柄本佑、岬あかり、MINAMO、 宮下順子らが脇を固め、本作ならではの世界観を創り上げている。


11月18日(火)テアトル新宿にて本作の完成披露上映会が行われ、主演の綾野剛のほか、咲耶、田中麗奈、荒井晴彦監督が登壇し舞台挨拶を行いました。
 


◆日時 11月 18日(火) 19:00-19:30 ※上映前舞台挨拶

◆場所:テアトル新宿〒160-0022 東京都新宿区新宿 3-14-20 新宿テアトルビル B1F)

◆登壇者(敬称略):綾野剛、咲耶、田中麗奈、荒井晴彦監督



hoshitsuki-11.18-ayano.JPG『花腐し』に続き、2度目の荒井組参加となった綾野は、お披露目の日を迎え「率直に今日という日を迎えられて嬉しいです。映画はいろんな見方があると思いますが、この作品は“目で見る”というより、“耳で見る映画”であり“読む映画”とも言えると感じています。“珍味”な作品だと思うので、ぜひ味わって見てほしいです。僕自身、試写で見た時に、現場では感じられなかった味わいをたくさん感じました。咲耶、田中麗奈、岬(あかり)が演じられた3人の女性の在り方がとても豊かで、いまの時代にこの作品が出ていく理由というところで、『強いメッセージを込めた』というよりは、言葉の美しさや滑稽さ――小説家であり、言葉を生業にしている矢添という男から放たれる言葉がどこかおかしく、ある種、いまの時代でいうところの“化石男”と言える男なので、そういう部分を楽しんでいただけたらと思います」と本作への思いを静かに、しかし熱く語る。

 

吉行淳之介の私小説的とも言われる小説を映画化した荒井監督は、この原作に惹かれた理由を尋ねられると「言いづらいな…」と苦笑を浮かべて口ごもる。すかさず、綾野が“通訳”として荒井監督の隣に立ち、舞台上で内緒話をする一幕に会場からも温かい笑いが起きる。話を聞いた上で監督の心情を代弁したところによると、荒井監督が共感を抱いたポイントとして「とあるシーンで、なかなか“本領発揮”できない瞬間があって、『どうしようか…?』と悩んだ末に、あるものを見つけて、なぜか本領を発揮できる気がしてきた」(綾野)とわかるような、わからないような…(?)説明を行ない、会場はさらに笑いに包まれた。


ちなみに、荒井監督によると、撮影現場でも綾野は、直接的な言葉を使わない荒井監督とキャスト陣の間に立って、潤滑油のような機能を果たしてくれていたとのことで、荒井監督が綾野に全幅の信頼を置いている様子が伝わってきていた。


hoshitsuki-11.18-sakuya.JPG綾野演じる矢添が出会う大学生・瀬川紀子を演じた咲耶は、これが人生初の舞台挨拶。そのことを告げると会場からは温かい拍手がわき起こる。オーディションで紀子役を手にした咲耶は、合格の知らせを聞いた瞬間について「夢のような心地でした」とふり返り「この作品のオーディションを受けませんか? というお話をいただいて、企画書と準備稿と原作をすべて読んで『絶対にこの作品で紀子役を勝ちとりたい!』という思いが強くわいてきました。本当に私の漠然としていた理想が、こんなに早く奇跡的なタイミングで実現していて、『掴むしかない!』と思って精一杯頑張りました。(知らせを聞いて)本当にフワフワしてしばらく現実感がわきませんでした」と明かす。ちなみに、この人生初の舞台挨拶に立っての心境についても「ちょっとまだよくわからないです…(笑)」と緊張気味に笑みを浮かべていた。ちなみに、荒井監督は、オーディションに突如、現われた咲耶の豊かな才能を目の当たりにして「(世間に発見されることなく)いままでどこにいたの?」という言葉を放ったとか。


hoshitsuki-11.18-tanaka.JPG矢添の馴染みの娼婦の千枝子を演じた田中は、これまで荒井監督が脚本を執筆した作品への出演は複数回あったものの、監督作品は今回が初めて。荒井組への参加に「すごく嬉しかったです。荒井組は入りたいと思っていたので念願かなってお声がけをいただき、驚きましたが嬉しかったです。緊張していたけど剛くんが荒井組の先輩なので『付いて行こう』と思って現場に入りました」と語り、実際に現場でも綾野を頼りにしていたという。


荒井監督は、物語の時代設定を1969年という昭和の激動の時期にした理由について、タイトルに“月”が入っている点に触れ「69年のアポロ(※アポロ11号の月面着陸)を入れたかったし、自分の人生でもいろいろと“致命傷”を負った時期だった」と説明する。


咲耶は、映画の中の印象的なシーンについて尋ねられると「私が一番好きなフレーズがあって『隠されたものが現れた時にひとつのものが終わるのさ。そして、また新しいことが始まるんだ』というセリフで、この言葉は今回の映画に登場する全員に当てはまる言葉で、矢添さんがその言葉を発するシーンが好きなシーンのひとつです」と明かす。


一方、田中は「最後のエンドロールが好きです。咲耶ちゃんが、“あること”をされていて、その現場に立ち会えたのですが、魅力が満載で、この年齢でしか出せない色気と無邪気さ、少女っぽさ――女の子と女性を往き来している姿が目に焼き付いています」と絶賛。


hoshitsuki-11.18-2shot.JPGちなみに劇中、田中演じる千枝子がタバコを吸いながらペディキュアを塗るシーンが出てくるが、タバコを吸うというのは現場での綾野のアイディアとのこと。荒井監督は、綾野を指して「監督はあっちですから(笑)」と冗談交じりに語り、綾野は慌てて「違います(苦笑)!」と否定していたが、このシーンについて「助監督さんと共に監督の話を聞いて『たぶん、こういうことを言ってるよね?』という話をしていたんですが、その時、ペディキュアを塗っているだけだけど、それがとても美しくて、(千枝子は)喫煙する設定なので、白黒の作品でもあるし、煙の “揺らぎ”があれば感情を伝わってくるんじゃないか? ということで、『タバコを持っていただくのはどうですか?』という話をしましたが、あくまでも荒井さんから出てきたものを助監督さんと一緒に考えたという感じです」と謙遜しつつ説明。このシーンに関して、当の田中も「気に入っています!」と笑みを見せていた。


hoshitsuki-11.18-ayano2.JPG舞台挨拶の最後に荒井監督はこれから映画を見る観客に向けて「見て、面白かったら宣伝してください。じゃないと、次回作が撮れなくなるんでね」と早くも次回作への意欲を口にし「年も年で、もうすぐ80だし。山田洋次に負けたくないし(笑)」と語り、会場は笑いに包まれる。


綾野は「本当に登場人物たちが魅力的で、矢添以上に咲耶さんや田中麗奈さんが演じられた女性たちに魅力が詰まっているなと思います。その中でグズグズしている矢添というひとが、どのように言葉に向き合うか? その美しさの中にある滑稽さみたいなものも、彼の持ち味なので、『はいはい』『まあまあ』と思いながら(笑)、受け止めて、てのひらで転がしてやってください。そうするとこの作品は育っていくと思います」と呼びかけ、温かい拍手の中で舞台挨拶は幕を閉じた。
 


【STORY】 

いつの時代も、男は愛をこじらせる――

小説家の矢添(綾野 剛)は、妻に逃げられて以来10年、独身のまま40代を迎えていた。離婚によって心に空いた穴を埋めるように 娼婦・千枝子(田中麗奈)と時折り軀を交え、妻に捨てられた傷を引きずりながらやり過ごす日々を送っていた。そして彼には恋愛に尻込みするもう一つの理由があった。それは、誰にも知られたくない自身の“秘密”にコンプレックスを抱えていることだ。そんな矢添は、自身が執筆する恋愛小説の主人公に自分自身を投影することで「精神的な愛の可能性」を探求していた。ところがある日、画廊で運命的に出会った大学生の瀬川紀子(咲耶)と彼女の粗相をきっかけに奇妙な情事へと至り、矢添の日常と心が揺れ始める。

 

出演:綾野 剛 
   咲耶 岬あかり 吉岡睦雄 MINAMO 原一男 / 柄本佑 / 宮下順子  田中麗奈
脚本・監督 荒井晴彦  
原作 吉行淳之介「星と月は天の穴」(講談社文芸文庫)
エグゼクティブプロデューサー:小西啓介 
撮影:川上皓市 新家子美穂 照明:川井稔 
音楽:下田逸郎 主題歌:松井文「いちどだけ」他 
製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ 
制作プロダクション:キリシマ一九四五 制作協力:メディアミックス・ジャパン 
レイティング:R18+
©2025「星と月は天の穴」製作委員会 上映尺:122
公式サイト:https://happinet-phantom.com/hoshitsuki_film/

2025年12月19日(金)~テアトル新宿ほか全国ロードショー
 


(オフィシャル・レポートより)

 

結婚しても別れても苗字は変わらないー

ヒリヒリするくらいリアルなマリッジストーリー

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1日目 天野監督、奥浜レイラ、東紗友美がぶっちゃけトーク炸裂!
   
 「私の話かと思った!」

2日目 婚活アドバイザー 植草美幸
             「離婚は一つの通過点。いくつになっても結婚したいと思った時が結婚適齢期」



岸井ゆきの宮沢氷魚がW主演を務め、第32回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門でも上映された映画『ミセス・ノイズィ』(20)でその人間の機微を絶妙に描き、NYジャパンカッツ観客賞、日本映画批評家大賞脚本賞を受賞するなど監督としての手腕が注目されている天野千尋の最新作『佐藤さんと佐藤さん』が、11月28日(金)に公開する。また本作は第38回東京国際映画祭ウィメンズ・エンパワーメント部門公式出品作品として選ばれている。
 

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本作は、“夫婦”というテーマを軸に、ヒリヒリするくらいリアルに描いたオリジナルストーリー。苗字が“佐藤”同士のサチタモツが、交際結婚出産を経て歩んだ15年間を丁寧に描き出す。苗字は変わらなくても、夫婦という関係は常に揺れ動き、ぶつかり合い、変化し続ける——そんなぐらっぐらで“リアルな夫婦”のかたちに迫る、誰もが共感してしまう物語。


芯が強く明るい佐藤サチ役を務めるのは、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど高い演技力で多くの支持を集める岸井ゆきの。そして真面目でインドアな佐藤タモツ役には、国内外の数々の賞に輝き、ドラマ・映画・舞台など幅広く活躍する宮沢氷魚が演じる。


公開に先駆け、11月13日と14日に一般試写会が開催され、13日は「アフターシネマカフェ」として、天野千尋監督、映画ソムリエの東紗友美、映画・音楽パーソナリティーの奥浜レイラによる本音炸裂のトークイベントと交流会が行われ、14日には婚活アドバイザーの植草美幸の登壇イベントが行われた。
 



【『佐藤さんと佐藤さん』アフターシネマカフェ】

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◆日程:11月13日(木)

◆会場:LOFT 9

◆登壇者:天野千尋監督、東紗友美、奥浜レイラ(敬称略)



11月13日、本作『佐藤さんと佐藤さん』の一般試写会とトークイベントが都内で開催され、天野千尋監督と映画ソムリエの東紗友美、映画・音楽パーソナリティーの奥浜レイラが登壇した。
 

東が鑑賞直後の率直な感想について「見終わったあと、心にあざが残るような映画でした。夫婦の喧嘩の場面も、ただの言い合いじゃなくて、“ああ、これあるある…”と胸の奥を突かれる瞬間ばかり。トイレットペーパーの“ないよ”の言い方ひとつで空気が変わるシーンとか、そういう細部のリアルさがすごく刺さる。たぶん誰にでも思い当たる節がある」と、SNSでも話題となった場面を挙げながら語った。奥浜も「距離が近い関係ほど“言ってはいけない一言”が分かってしまう。二人が積み重ねてきた年月の蓄積が2時間の中でしっかり表れていました」と、作品の人間描写に深く共感した。


satouW-11.13-240-1.jpgさらに天野監督自身の経験に基づいて作品を制作されたそうで「出産を機に一度仕事から離れ、家事育児を担う期間は社会から取り残されたような孤独感があった」と述べる。その後、映画の現場に復帰した際には、今度は監督自身が外で長時間働く立場になり、家を任せた夫が、かつての自分と同じように “外で自由に働いていていいな” と羨ましそうに、少し恨めしそうな目で見ていたことに気づいたという。この体験が「立場が変われば感じ方もまったく変わる」という作品テーマの着想につながったと明かした。


また作品タイトルにも関わる“名字”の設定について、天野監督は「名字が変わることは、アイデンティティが揺らぐ経験でもある。佐藤さんと佐藤さんという同じ姓にしたことで、性別や役割ではなく、まずは二人をフラットに見られる関係性として描けると思った」と語った。


satouW-11.13-500-1.jpgそして特に印象的なラストシーンで魅せるサチの表情について、奥浜は「最後の岸井さんの表情は私もしたことがあります。」と告白。「経験なされてないのに、あの顔になる岸井さんはすごいです。自分で踏ん切りつけたはずなんだけど、あの顔になるんです。いろんなものがないまぜになるあの感情をなんと言っていいかわかりません。」と激しく共感。天野は「脚本には悲しみの感情とは書いていなくて、悔しさなのか、懐かしさなのか、いろんな感情が込み上げてくるような表情で、岸井さんの演技が本当に素晴らしかった。また撮影時に風もすごい助けてくれました。ちょっと長めにカットを撮ってる時に、突然岸井さんの髪に風が吹いてきて、サチの感情の揺れ動きを表現しているようでした」と明かした。
 



【『佐藤さんと佐藤さん』婚活アドバイザー・植草美幸トークイベント】

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◆日程:11月14日(金)

◆会場:株式会社ポニーキャニオン

◆登壇者:婚活アドバイザー・植草美幸、MC:奥浜レイラ(敬称略)



映画『佐藤さんと佐藤さん』の公開直前イベントに、結婚相談所マリーミー代表で婚活アドバイザーの植草美幸が登壇。植草は本作の感想について、「作り物というより、まるでドキュメンタリーを見ているようだった。ドキドキして観てました」と語る。サチとタモツの15年間が描かれることについては、「結婚する前、結婚するとき、それからお子さんができる。そのあともまた続いていき、夫婦のステージがどんどん変わっていくところが、すごくリアルだった」と振り返った。


satouW-11.14-240-1.jpg植草が最も印象的なシーンとして挙げたのが、サチがタモツに向けて「私も勉強してみようかなって」と口にするシーンだったと語る。「何か目標に向かって頑張ってるところを見て、“辛そうだな”“大変そうだな”って思って応援することはあるんですけど、自分も一緒にやってみようって、なかなか言えないですよね」と強く響いたという。MCが自身の離婚経験を明かした際には、植草は「離婚は悪いことじゃない。バツ1じゃなくてマル1なんです」と即答した。結婚相談所には再婚や再々婚の人も多く訪れるが、たとえ離婚が“ドロドロ”だったとしても、思い返せば幸せな時間があったと感じる人は少なくないという。


弁護士として働きながら家族を支えていくサチについては、そのバイタリティに「すごい」と感心したそうだ。「こんなにバイタリティーがあって、家族を作るのに、自分が柱となって頑張って経済力を持って…なかなかすごいなって思いますよね。彼女の立場って今の時代を表していると思います。だけど“男性がリードして”とか“男性が主軸で”って感覚がまだ残っている中で、彼女は1歩早いですよね、今の時代に」と語った。


婚活市場の変化について語る場面では、「女性の方が年収が高くてもいいよ、もしくは女性の方が年収が高い方がいいよって思ってる男性が9割を超えたんです。奥さんの方が年収低い方がいいと思っている男性はもう1割になっています。経済的な理由ももちろんあるけれど、“奥様にも好きなことをやってほしい”“お互い成長していこうね”という気持ちがすごくあるんですよ」と意外な回答に、会場がざわついた。


satouW-11.14-500.jpgもしサチとタモツに二人に助言するとすればと問いかけられると、「30歳でサチさんが司法試験受勝ったタイミングで、『これから人生が大きく変わるよ。できる人ができる時にできることをやればいいのよ』って伝えたい。プライドも何もなく目標は次はあなたが試験に受かることなんだからって」と語った。


そして最後の挨拶では、「結婚ってすごくいいものだと思ってます。誰かと支えながら生きていくということだから。どっちが支えになるかはその時によって違うけれど、何回ぶつかっても理解し合えるし、褒め合ってもほしい。何歳でもいいので、結婚したいな、再婚したいなって思った時がその方の結婚適齢期なので、ぜひ結婚してほしいと思います」と語り、イベントは終了した。
 


【Story】

佐藤サチ(22)は、ダンス好きの活発なアウトドア派。佐藤タモツ(22)は、正義感の強い真面目なインドア派 。正反対な性格だがなぜか気が合い、程なくして付き合い同棲を始める。そして5年後。弁護士を夢見るタモツは、司法試験を受けるが不合格が続く。しかし諦めずまた挑戦したいというタモツを応援するサチは、一人孤独に頑張るタモツを助けようと、一緒に勉強をはじめると、相変わらず不合格だったタモツとは反対に、サチが司法試験に受かってしまう・・・!!
申し訳ない気持ちのサチと、プライドがズタズタのタモツ。そんな中、サチの妊娠が発覚!ふたりは結婚することになるが・・・!?
 

<クレジット>

岸井ゆきの 宮沢氷魚
藤原さくら 三浦獠太 田村健太郎 前原 滉 山本浩司 八木亜希子 中島 歩
佐々木希  田島令子  ベンガル
監督:天野千尋
脚本:熊谷まどか 天野千尋 
音楽:Ryu Matsuyama Koki Moriyama(odol) 
主題歌:優河「あわい」(ポニーキャニオン)
配給:ポニーキャニオン 製作プロダクション:ダブ  
2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/DCP/5.1ch/114分  (
C)2025『佐藤さんと佐藤さん』製作委員会
公式サイト:https://www.sato-sato.com/

2025年11月28日(金)~ 全国ロードショー!


(オフィシャル・レポートより)


blueboy-11.15-550.jpg(左から、飯塚花笑監督、六川裕史、イズミ・セクシー、中川未悠、中村中、真田怜臣、泰平)

 

トランスジェンダー男性であるというアイデンティティを反映した独創的な作品作りで国内外から大きな注目を集める期待の若手、飯塚花笑監督の最新作『ブルーボーイ事件』が11月14日(金)より公開となりました。


1960年代、東京オリンピックや大阪万博で沸く、高度経済成長期の日本。国際化に向け売春の取り締まりを強化する中、性別適合手術(*当時の呼称は性転換手術)を受けた通称ブルーボーイたちを一掃し街を浄化するため、検察は手術を行った医師を逮捕。手術の違法性を問う裁判には、実際に手術を受けた証人たちが出廷した。

 
この度、『ブルーボーイ事件』が劇場公開を迎え、主演の中川未悠、ブルーボーイ役の中村 中、イズミ・セクシー、真田怜臣、六川裕史、泰平、そして飯塚花笑監督が登壇し、新宿の地で公開記念舞台を行いました。本作を華やかに彩った仲良し個性派キャストが大集合し、撮影当時のエピソードや公開を迎えた思い、周囲からの反響など、感嘆の思いを語り尽くしました。
 


■⽇時︓2025年11月15⽇(土)

■場所︓TOHOシネマズ新宿(新宿区歌舞伎町1-19-1 新宿東宝ビル3階)

■登壇者(敬称略)︓中川未悠、中村 中、イズミ・セクシー、真田怜臣、六川裕史、泰平、飯塚花笑監督


<レポート本文>

blueboy-11.15-中川未悠.JPGチケット完売の満員御礼で迎えたこの日、サチを演じた中川は「初めてのお芝居挑戦で右も左もわからない状態でしたが、スタッフ・キャストの皆さんに助けていただき、サチを演じ切ることが出来ました。昨日無事に公開を迎える事が出来て、今日はめちゃくちゃ嬉しいです」と喜色満面。印象的な場面は法廷シーンで「撮影4日目で緊張とプレッシャーがありました。監督やスタッフさん達から『法廷のシーンが大事!』と何百回も言われていて、セリフも長くて不安でした」と回想し「テストでセリフを喋った時に泣き崩れてしまって…。傍に中さんがいてくれて支えになりました。そうして皆さんに助けていただきながら生まれたシーンです」と舞台裏を明かし、中村は「中川さんがもっている繊細な部分がサチにすごく活きていたと思います。こういう体験は最初しかできないと思うし、大切な時間だと思うので、すごい時間に立ち会わせもらっているなという思いで見守っていました。」と共演者同士、難しいシーンの撮影に向き合ったことを称え合った。
 

blueboy-11.15-中村中 (2).JPG

1960年代当時の法廷資料や証言などをリサーチした飯塚監督は「歴史に埋もれさせるのではなく、当事者の手を通して世に出すことが重要ではないかと思った」と映画化への意気込みを述べた。

 

メイ役の中村は「本作をマイノリティ性のある人だけのために作られた映画だとは思っていただきたくないです。法廷の証言台で幸せを問われたときにサチは『あなたが思っている幸せとは違う』といいます。撮影時に私はそのセリフは抵抗の言葉だと思っていました。でも完成作を観た時に、その言葉はどんな人の幸せもカテゴライズできないという意味だと思いました。マイノリティ性を持っている人とマジョリティ性を持っている人が双方から歩み寄れる、架け橋のようなセリフだと。この映画はマジョリティ性を持っている人のための映画でもあると伝えたいです」と呼び掛けた。

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アー子役のイズミは「撮影は怒涛で目まぐるしかったけれど、この作品が世の中に出て皆さんの目に触れる事がとにかく嬉しいです」と声を弾ませ「撮影後はみんなで前橋の居酒屋に行って飲んだり食べたりして楽しかったし、撮影オフの時はやる事がなさ過ぎて一人で散歩して山奥まで行ってうどんとか食べました」とユーモアを交えて笑わせた。

 

 

 


 

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ベティ役の真田とユキ役の六川、それにツカサ役の泰平は本読みで初めて会った瞬間から意気投合したという。真田が「3人で固まっていた時のアドリブが楽しかった」と振り返れば、六川も「その時のアドリブが実際に本編に活用されていて嬉しい」とニッコリ。泰平は「お二人とは初めてお会いした時からフレンドリーに接してもらえたのでやりやすかった」と言い、六川も「会ったその日から仲良かったよね!」と楽しそうだった。


 


 

 

 

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また真田は「脚本が素晴らし過ぎて本読みで号泣。自分がこれまで経験した事も沢山描かれていたので、苦しくもなるけれど素晴らしい映画だなと思いました」としみじみ報告すると、ロケ地・前橋市出身の泰平も「前橋出身の私の人生にとってはかけがえのない作品になりました。両親が初日に映画を観てくれて『県民として嬉しい』『いい作品に恵まれたね』と言ってくれました。群馬、最高!」と大喜び。六川は「沢山の方々に知ってほしいし観てほしい。そして苦しい思いをしてきた方々に希望の光を当てる事が出来たら」と期待を込めた。


 


 

 

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主演の中川は「皆さんのコメントを聞きながら、サチの『大切な人とかけがえのない人に出会えたのは先生のお陰です』というセリフを思い出しました。今回本当にかけがえのない仲間に出会えたと思っています。ちょっと泣きそうです!」とウルウルし、改めて「初めての映画出演が『ブルーボーイ事件』で良かったなと思っています」と感極まっていた。

 

フォトセッションでは、世田谷区にある音空花店が本作をイメージしてデザインした花束を持って艶やか写真撮影。最後に主演の中川は「幸せになる権利は性別・人種問わず誰もが持っていいものです。幸せには正解はないと思うので、色々な色があったり、形は様々でグラデーション。本作が皆さんの背中を押したり、ちょっとした心の光になったら幸いです」と願いを込め、最後に「錦戸亮さんはめちゃくちゃカッコ良かったです!」と付け加え会場を笑わせた。

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飯塚監督は「この『ブルーボーイ事件』はみんなが心を込めて世の中のためを思って作った作品です。莫大な宣伝費のある作品ではありませんが、この作品が広がって一つの成功例になることがこの世の中にどれだけの影響を与えるのか。そのためには皆さんの口コミや応援が必須です。私たちが心を込めて作った子供『ブルーボーイ事件』の応援者になって世の中に送り出してください」とさらなる反響を願い舞台挨拶を締めくくった。


 

 


ストーリー】

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1965年、オリンピック景気に沸く東京で、街の浄化を目指す警察は、街に立つセックスワーカーたちを厳しく取り締まっていた。ただし、ブルーボーイと呼ばれる性別適合手術(*当時の呼称は性転換手術)を受け、身体の特徴を女性的に変えた者たちの存在が警察の頭を悩ませていた。戸籍は男性のまま、女性として売春をする彼女たちは、現行の売春防止法では摘発対象にはならない。そこで彼らが目をつけたのが性別適合手術だった。警察は、生殖を不能にする手術は「優生保護法」(*現在は母体保護法に改正)に違反するとして、ブルーボーイたちに手術を行っていた医師の赤城(山中 崇)を逮捕し、裁判にかける。同じ頃、東京の喫茶店で働くサチ(中川未悠)は、恋人の若村(前原 滉)からプロポーズを受け、幸せを噛み締めていた。そんなある日、弁護士の狩野(錦戸 亮)がサチのもとを訪れる。実はサチは、赤城のもとで性別適合手術を行った患者のひとり。赤城の弁護を引き受けた狩野は、証人としてサチに出廷してほしいと依頼する。
 

監督:飯塚花笑
キャスト:中川未悠 前原 滉 中村 中 イズミ・セクシー 真田怜臣 六川裕史 泰平
渋川清彦 井上 肇 安藤 聖 岩谷健司 梅沢昌代 / 山中 崇 安井順平 / 錦戸 亮
脚本:三浦毎生 加藤結子 飯塚花笑  音楽:池永正二
製作:アミューズクリエイティブスタジオ KDDI 日活
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
配給・宣伝:日活/KDDI
©2025 『ブルーボーイ事件』 製作委員会_
公式HP: blueboy-movie.jp 
公式X:@blueboy_movie

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絶賛上映中!


(オフィシャル・レポートより)

 
 
 
 
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