「YMO」と一致するもの

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“1分間で最強を決める”斬新なコンセプトで、これまでの格闘技の常識を壊して熱烈な支持を受け、社会現象級の盛り上がりを見せてきた格闘技イベント・ブレイキングダウン。その熱量が遂に映画界にまで着火した!ブレイキングダウンの顔ともいえる格闘家・朝倉未来起業家・溝口勇児がタッグを組んだのは『クローズZERO』で新時代のバトルジャンルを開拓した三池崇史監督。「『クローズZERO』を超える映画を作る!」を合言葉に誕生した『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』(配給:ギャガ/YOAKE FILM)が、2025年1月31日(金)より全国公開致します。


少年院で知り合い、親友になったイクトとリョーマ。朝倉未来のスピーチに感銘を受けた二人は、格闘技イベント・ブレイキングダウン出場という夢を追い始める。しかし、因縁のライバルの登場により、予期せぬ抗争に巻き込まれてゆく。果たして彼らは、新しい人生に踏み出すことができるのか――!?


W主演は、総勢2,000人が参加した厳しいオーディションを突破した映画界の新星で、共に映画初出演となる木下暖日(きのした・だんひ)、吉澤要人(よしざわ・かなめ)。濡れ衣で少年院に送られたイクトを木下が、イクトの影響で格闘家を目指すリョーマを吉澤が演じる。更にオーディションで選出されたアップカミングな若手キャスト、加藤小夏、田中美久のフレッシュな女性キャストに加えて、高橋克典、寺島進、篠田麻里子、土屋アンナ、金子ノブアキ等、人気・実力を備えたキャストが集結、ラスボスには、GACKTという豪華布陣が実現!朝倉未来の自伝「路上の伝説」にインスパイアされたオリジナル脚本を手掛けたのは、「金田一少年の事件簿」「神の雫」の原作者・樹林伸。“どんな境遇でも諦めなければ夢は叶う”という熱いメッセージを込めた新たなるバトルが幕を開ける!


『BLUE FIGHT 〜蒼き若者たちのブレイキングダウン』完成披露試写会

◆日時:2025年1月21日(火)

◆場所:丸の内ピカデリー スクリーン2(千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン9F)

◆登壇ゲスト:木下暖日、吉澤要人、篠田麻里子、 土屋アンナ、GACKT、三池崇史監督、朝倉未来、溝口勇児


 

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『クローズZERO』スタッフとブレイキングダウンがタッグを組んだ、新世代不良バトル映画『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』(1月31日公開)がついに完成!

その完成披露試写会が1月21日に都内映画館で実施され、W主演の木下暖日と吉澤要人、共演の篠田麻里子、土屋アンナ、GACKT、エグゼグティブプロデューサーの朝倉未来と溝口勇児、そして三池崇史監督が参加した。


ブレイキングダウン出場を目指す不良・矢倉往年を演じた木下は「全部のアクションシーンがクライマックスというくらいに盛り上がっています!」と見どころを交えて挨拶し、その親友・赤井竜馬を演じた吉澤「僕の隣に母ちゃんがいるんですけど…」と母親役の土屋をニッコリ見つめながら「楽しくて明るいシーンを見れると思います!」と喜色満面だった。


木下と吉澤は約2,000人のオーディションを経て映画初出演にして初主演に大抜擢。GACKTらベテラン勢との共演に木下は「撮影中はそこまで凄い人たちとお芝居をしている感覚がなくて…。完成作品を観て初めて『凄い人たちだったんだ!』と思いました」と初々しい天然炸裂。吉澤は「ご挨拶させていただく一人一人が凄い方。ただただ幸せな時間で宝物のような日々でした。土屋さんは母ちゃんとして現場でも優しくて、皆さんに支えられてここまで来ることが出来ました」と感謝しきりだった。


三池監督はフレッシュな木下と吉澤について「彼らがここまで辿り着いたのと、作品の内容がリンクしている。一生に一度しか演じられない役と出会えたのだと思う。吉澤君も暖日を支える本当の友情がオーディションの段階から生まれていて、彼も役とリンク。二人は素晴らしいバディです」と太鼓判を押していた。


往年の母・晴香役の篠田、息子・木下について「今の高校生ってこんなにオーラがあるの?とビックリした。撮影でも緊張しなくて初めてとは思えないくらい物怖じしていなくて大物感が漂っていました」と褒めると、竜馬の母・薫子役の土屋「まさしく色の違う原石がいると思った。二人の未来は素晴らしい役者になるのだと思って、私がリアルに母ちゃんみたいな気持ちになった」と目を細めていた。


ストーリー後半、大勢を相手に大暴れする半グレボス・御堂静を熱演したGACKT「撮影の10日前からファスティングして、一回り体のサイズを下げました」とこだわりの役作りを告白。迫力のバトルを繰り広げた木下の印象を聞かれると「目の前に立ってもボーッとしている感じで心配だった。撮影現場では暖日の良さがわからなかった」とまさかの辛口ぶっちゃけも「スクリーンでの変わり様とスクリーン映えは想像できなかった。スクリーンで初めて演技を観た時に『こいつスゲエ』と思わせてくれた稀有な役者です」と逸材感に目を丸くしていた。


そんな中、溝口から「でもGACKTさん、ボーッとしている暖日に何発かもらっていましたよね?」とのタレコミがあると、GACKTは「うん、殺してやろうかと思った」とドスを効かせつつ「お前、いいなあ…という気持ちにさせてくれて嬉しかったよ」と不敵な笑み。これに木下は「GACKTさんのサイコパスな雰囲気のお陰でバトルシーンは気持ちを乗せられた」と感謝を述べようとするも「かんちゃ…感謝しています」と大事なところで言い淀み、すかさずGACKTから「そこ噛むなよ」と静かに注意されていた。


一方、溝口は本作の企画意図を「持たざる者でも一歩踏み出す勇気さえあれば成り上がれる。映画を通して多くの人にブレイキングダウンとは違う形でそれを伝えたかった」と説明。朝倉は「ブレイキングダウンの選手も何人か出ていて、リアルで上手い演技だと思った」と感想を述べる一方で「実は映画はまだ観ていません。1月31日にどこかの映画館で観るので僕の事を探してください」と予告していた。


舞台挨拶の後半では2025年の抱負を発表。木下は「料理に挑戦したい!応援よろしくお願いします!」と笑わせ、吉澤も「透けるくらい薄いトマトを切れるような包丁捌き!」と料理の腕を上げる予定。この可愛らしい挑戦に三池監督は「デッカイ夢だな!」と大笑いだった。篠田は「4歳になる娘がダンスにハマっているので、親子ダンスに挑戦したい」とすっかりママの表情で、土屋は「毎日頑張って生きます!とりあえずコツコツ!全力で」と破顔していた。


一方、「いっぱいあるけれど、語ると長くなる」というGACKTは、三池監督へまさかのオーダー。「三池監督に挑戦していただきたいのは、『BLUE FIGHT セカンド』の製作。その時はまた僕も力になれればいいなと思います」とラブコールを送ると、三池監督は「作れる機会があれば作りたい!でもそれは観客の皆さんの熱意次第です」と意欲的。すかさず溝口が「次回作は暖日が未来と総合の試合で戦うのもありかもしれない!?」とぶち上げて、いきなり指名された木下は「む、無理があります!」と悲鳴を上げていた。


最後にW主演の木下は「面白い作品なので是非劇場でご覧ください!」とアピールし、吉澤も「『BLUE FIGHT~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』は1月31日に劇場公開されるので、皆さんには何度も劇場に足を運んでいただきたいです!」と声を大にして大ヒット祈願していた。
 


【出演】木下暖日 吉澤要⼈ 篠⽥⿇⾥⼦ ⼟屋アンナ 久遠 親 やべきょうすけ ⼀ノ瀬ワタル 加藤⼩夏 仲野 温 カルマ 中⼭翔貴 せーや  真⽥理希 ⼤平修蔵 ⽥中美久 ⾦⼦ノブアキ 寺島 進 ⾼橋克典 GACKT
監督:三池崇史  原作・脚本:樹林伸 
音楽:遠藤浩二 エグゼクティブプロデューサー:朝倉未来 溝口勇児 
製作:YOAKE FILM  BACKSTAGE 制作プロダクション:OLM 
制作協力:楽映舎 
配給:ギャガ / YOAKE FILM   
©2024 YOAKE FILM / BACKSTAGE 
映画公式サイト:bluefight.jp   
映画公式X:@yoakef_jp

2025年1月31日(金)~新宿ピカデリーほか全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより)

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松竹、アスミック・エース共同配給により、映画『ショウタイムセブン』が2025年2月7日(金)より全国公開いたします。夜7時、爆破犯からの1本の電話で始まる犯人との独占緊急生中継。爆弾が仕掛けられたテレビ局、交渉役に指名されたのは元人気キャスター・折本。なぜ彼が指名されたのか?犯人の正体と本当の目的とは?すべてが明らかになるとき、折本が選ぶ予測不能の結末。あなたは《ラスト6分》に驚愕する。前代未聞の「命懸けの<生放送(ルビ:ショウタイム)>」をリアルタイム進行で描く、サスペンス・エンタテインメント!
 

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主演には、数々の映画賞を受賞し、日本を代表する俳優・阿部寛。2025年にキャリア40年を迎える阿部にとって初のキャスター役ということもあり「阿部さんのキャスター役初めてだから楽しみ」「面白そう!今一番見たい映画!」と大きな話題を集め期待値は急上昇!さらに主要キャストには夢のような豪華メンバーが集結!正義感溢れる「ショウタイム7」現メインキャスターの安積を竜星涼、新人アナウンサー・結城を生見愛瑠、爆破現場で中継を繋ぐ、折本のかつての盟友である記者・伊東に井川遥、視聴率が全ての「ショウタイム7」のプロデューサー・東海林剛史を吉田鋼太郎が演じる。そこに、前原瑞樹、平原テツ、内山昂輝、安藤玉恵、平田満ら実力派俳優陣が顔を揃え、すべてのシーンが見逃し厳禁の今作が完成した!
 

韓国で大ヒットを記録したソリッドスリラー『テロ, ライブ』(監督:キム・ビョンウ、主演:ハ・ジョンウ)を原作に、全編に渡って緊張感が漂う中、オリジナル展開をふんだんに盛り込んだ本作。監督・脚本は、「岸辺露伴は動かない」シリーズをサスペンスフルで高クオリティに作り上げた渡辺一貴。先日続編が発表され大きな話題になっているいま最も注目されている監督。撮影は、テレビ局のスタジオを丸ごと作り込み、ライブ感を徹底的に重視し複数カメラで同時撮影。最大10分以上の長回し撮影シーンも盛り込み、圧倒的な “本物”の世界観を作り上げた。全編に渡る緊張感溢れるシーンの連続に、手に汗握るストーリーがフルスピードで展開する!


 

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「この中にテロリストがいる!」と海外ドラマ「24」のジャック・バウアー?も緊急参戦!?

「阿部寛と犯人役の声がセクシー!」どきどきキャンプ&渡辺監督登壇 ティーチインイベント


阿部寛がキャリア40年にして初のキャスター役を演じ、突如番組の生放送中に訪れる爆破事件という、唯一無二のシチュエーションで描かれるリアルタイム・サスペンスの設定に、公開発表時から大きな話題を集めている映画『ショウタイムセブン』。

この度、ティーチインイベントが1月15日に都内で実施され、渡辺一貴監督とお笑いコンビ・どきどきキャンプ(佐藤満春・岸学)が参加した。

 

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放送作家としても多忙な日々を過ごす佐藤は先んじて本作を鑑賞し「緊迫感がハンパない映画!ラストもビックリ!監督、ありがとうございます!」と大絶賛で、劇場公開まで伏せられている犯人役について「キャスティングを知らぬまま映画を観ていたので、いい声の犯人だなと思いました。ミステリアスな声の演技で引き込まれて、登場した時に『カッコいい!』と思うと同時に、まさかの俳優さんでビックリしました」と目が点状態。「生放送中に変な事を言うリスナーはたまにいるけれど、その感じが声に出ていましたね。怖いと思いつつリアルだと思って鳥肌が立ちました」と業界人としての視点で太鼓判を押していた。


渡辺監督も「低温の声がセクシーで、叫ぶのではなく抑えてジワジワくる声の演技が恐ろしさを際立たせていましたよね」と犯人役の声を絶賛。犯人役は最後まで画面に映らないのだが、撮影では「普通ならば電話の会話は録音したものを現場で流して芝居をしてもらいますが、今回は犯人役の方に撮影現場まで来てもらって、生で阿部さんと会話をしていただきました」と明かし「クライマックスまで一ミリたりとも画面には映っていないけれど、現場にずっとべたつきで来ていただきました」と振り返っていた。


showtime7-bu-240-2.jpg朝の情報番組を多数担当経験のある佐藤は、劇中のライブ感に触れて「生放送の緊張感が凄い!テレビの裏側は劇中で描かれているそのままなので、リアルすぎてどうやって調べて表現したのか気になりました」とテレビ制作の舞台裏の再現力の高さに興味津々。これに渡辺監督は「エキストラとしてテレビのバラエティや中継をやったことのある本物の方々に半分くらい入ってもらいました。実際の生番組でやる様な動きや実際に使っている指示系統をリアルに再現しようと思いました」と細部へのこだわりを打ち明けていた。


折本眞之輔(阿部寛)は犯人との駆け引きをそのまま生放送で視聴者に見せるわけだが、このテレビマンとしての欲望について佐藤は「もし僕がその場にいたら…数字獲れるなと思ってしまうかも」と抗えないようで「誰にも傷ついてほしくないし、血も流してほしくないと思いつつも、ハプニングは生放送ならではの魅力。この映画ではその最高潮が起きているわけで、もし僕がここにいたら止めるふりをして内心は『折本、もっと行け!』と煽ってしまうかもしれないです」と苦笑いだった。


showtime7-550.jpg一方、本編を鑑賞した観客からは「ラジオパーソナリティーとしての阿部寛の声も素敵!」との声が挙がった。これに渡辺監督は「他の映画でも阿部さんの声は魅力的だと思えたし、これまでアナウンサー役をやられた事がないということで、これは是非ともやっていただきたいとお願いしました」などと抜擢理由を明かし、ラジオ好きの佐藤も「カフが上がる瞬間の阿部さんの一言目が超カッコ良い!」と阿部特有のダンディボイスに痺れていた。


showtime7-bu-240-3.jpgフォトセッションになろうとした次の瞬間、「動くな、手を挙げろ!」との声が。銃を構えて「この中にテロリストがいるという情報があった!」とステージに転がり込んできたのは伝説的海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアーに扮した岸だった。「リアルタイムで事件が進行すると聞いて『24 -TWENTY FOUR-』だと思った」と勘違いしたそうで、渡辺監督に銃を向けて「この映画を『ショウタイム24 -TWENTY FOUR-』に変えてくれ!」と迫るも、「無理です」と当然の如く断られて「クソ~!」と嘆きながらもすぐに受け入れていた。

 

そんな岸も本編を先んじて鑑賞したそうで「最後まで怒涛の展開でめちゃくちゃ面白かったです」と大興奮。「阿部寛さんが髭を剃るシーンが好きです。ジジジジと物凄い音がしました」と妙な見どころを挙げていた。

 

最後に佐藤は「業界人全員に観て欲しい作品。テレビ番組の制作スタッフの配置や座り方までリアル。それと同時にエンターテインメントとしてのバラスンも良く、劇中の折本たちと同じ時間を過ごしているかのような感覚を味わうことが出来ました」とアピール。渡辺監督も「2月7日公開なので、引き続き応援してください!」と呼び掛けていた。


【ストーリー】                                       

午後7時。ラジオ番組に1本の電話。直後に発電所で爆破事件が起こる。電話をかけてきた謎の男から交渉人として指名されたのは、ラジオ局に左遷された国民的ニュース番組「ショウタイム7」の元人気キャスター・折本眞之輔。突如訪れた危機を番組への復帰チャンスと捉え、生放送中のスタジオに乗り込み、自らがキャスターとして犯人との生中継を強行する。しかし、そのスタジオにも、既にどこかに爆弾がセットされていたのだった。一歩でも出たら即爆破という中、二転三転しエスカレートする犯人の要求、そして周到に仕掛けられた思いもよらない「罠」の数々。その極限状態がリアルタイムに全国民に拡散されていく---!なぜ彼が指名されたのか?犯人の正体と本当の目的とは?すべてが明らかになるとき、折本が選ぶ予測不能の結末。あなたは《ラスト6分》に驚愕する。

 

■出演:阿部寛 竜星涼 生見愛瑠 前原瑞樹 平原テツ 内山昂輝 安藤玉恵 平田満 井川遥 吉田鋼太郎
■監督/脚本:渡辺一貴 
■原作:The film “The Terror, Live” written and directed by Kim Byung-woo, and produced and distributed by Lotte CultureWorks Co., Ltd. and Cine2000
■主題歌:Perfume 「Human Factory - 電造人間 -」(UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
■配給:松竹 アスミック・エース
■コピーライト:©2025『ショウタイムセブン』製作委員会
■公式X:@showtime7_movie(https://x.com/showtime7_movie)
■公式Instagram:@showtime7_movie(https://www.instagram.com/showtime7_movie/)
■公式TikTok:@showtime7_movie (https://www.tiktok.com/@showtime7_movie?_t=8s5bfP3jQgB&_r=1) 
#ショウタイムセブン

2025年2月7日(金)~大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、シアタス心斎橋、T・ジョイ京都、MOVIX京都、109シネマズHAT神戸、kino cinéma神戸国際 ほか全国ロードショー


(オフィシャル・レポートより

 

現 役 AI エンジニアである下向拓生監督の最新作

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AI裁判を題材にした前作『センターライン』 (2019)にて、国内映画祭 9 冠及びサンフランシスコインディペンデント映画祭・審査員賞、ロンドン国際フィルムメイカー映画祭・最優秀編集賞、および、芸術文化選奨新人賞を受賞し、自身も現役AIエンジニアである下向拓生監督の最新作 『INTER::FACE 知能機械犯罪公訴部』が1月10日(金)に初日を迎え、翌1月11日に公開記念舞台挨拶を池袋HUMAXシネマズシネマにて実施いたしました。


■実施日時:1月10日(土)15:30の回上映終了後(16:55~17:15)

■実施場所:池袋HUMAXシネマズシネマ シネマ2

■登壇者:下向拓生監督、吉見茉莉奈、大山真絵子、合田純奈、澤谷一輝、平井夏貴(MC)


《以下レポート全文》

AIの“殺意”を立証する裁判の行方を3部作で描く近未来サスペンス映画『INTER::FACE 知能機械犯罪公訴部』の第1話「ペルソナ」の公開を記念して、1月11日(土)に東京・池袋の池袋HUMAXシネマズにて舞台挨拶が開催。下向拓生監督、主演の吉見茉莉奈、大山真絵子、合田純奈、澤谷一輝が登壇した。


INTERFACE-bu-下向監督1.JPG本作は2017年に公開された『センターライン』の続編となるが、下向監督は「(『センターライン』の)最後に“To Be Continued”と入れたんですけど、その時は全然、続編を作ると決めてなかったんです。『続きが見たければ応援してね』という思いを込めて入れさせてもらったんですが、そうしたら『(続編は)いつ上映するんですか?』と言ってもらうことが多くて『これは作らねばあかんな!』と思い、6年をかけてお届けすることができました」と続編公開にいたるまでの経緯を明かす。


主人公の米子検事を演じた吉見さんは「実は、『センターライン』を撮影した時、私は映画の経験がほとんどなかったんですが、撮影して公開されて、いろんな方に嬉しい言葉を掛けていただいて、『続編を作りたい』という話は下向監督とずっとしていました。念願かなって続編を撮影することになって、(『センターライン』撮影)当時は未熟な部分が多かったという反省点もあったので、“リベンジ”という裏テーマを掲げて、『いま演じるなら、米子検事も自分も成長しているはずなのでこう演じたい』と胸に秘めて演じました!」と今回の続編三部作への強い思いを口にする。


INTERFACE-550.jpg知犯部のドジな庶務・阿倍野を演じた大山さんは、「下向さんやよしみん(=吉見さん)とは、映画祭で『センターライン』が上映されてる時に出会って『またやるんですか? 出してください!』という話をしてたんです。同い年だし、仲良くなっておこうと(笑)。そうしたら『次作をやります』というご連絡をいただけて『やったー!』と思ったんですけど、こんなかわいらしい阿倍野という役をやらせていただけるとは思っていなかったです」と本作への出演の喜びを語る。セリフには専門用語も多く、苦労があったようで阿倍野さんは「難しい言葉ばかりで『?』となってました」と苦笑い。下向監督から「知能機械犯罪公訴部って言えなかったですもんね(笑)?」といじられると「メチャクチャNG出してました。すみません(苦笑)」と明かし笑いを誘っていた。


澤谷さんはアプリ開発者の役に加えて、米子が着用するしゃべる検察官バッジの“テンちゃん”の声も担当しているが、実は普段は名古屋を拠点に声楽家として活動し、オペラやミュージカルに出演しており、本作が映画初出演。「最初はアプリ開発者の役だけって話で、(撮影が終了して)『終わった!よかった!』と思っていたら、再度連絡があって『テンちゃんの声を入れてほしい』と(笑)。大丈夫かな? 思いつつやらせていただきました」と振り返る。下向監督は、これまで面識のなかった澤谷さんの起用について「声が特徴的で素敵だなと思って、声だけでも出てもらいたいなと思いました」と明かした。


ちなみに、テンちゃんの声は撮影終了後に収録されているので、撮影時には現場はテンちゃんの声はない状態だったが、吉見さんは「(澤谷さんが担当すると)知らなくて、映画を観て澤谷さんの声で『えー!?』ってなりました。現場ではテンちゃんの声が男か女かもわからなかったので…」と述懐。大山さんも「(誰がやるのか)決まってないのにテンちゃんのシーンが多かったので、スタッフも含めて一丸になって、みんなで代役をやっていました」と現場の様子を説明してくれた。


合田さんは自死した山田佳奈江という女性の人格と外見をコピーしたAIである“AIカナエ”を演じたが「前作の『センターライン』と私のデビュー作の『カメラを止めるな!』の公開時期が近くて名前は知っていたんですが、拝見しておらず、今回お話をいただいて拝見して『この世界に入るんだ!?』とワクワクしました。『どんな役ですか?』と聞いたら『AIです』と言われまして…。私のイメージだとすらっとした人間離れした人というイメージだったので『私で大丈夫ですか?』と思ったんですが、脚本を読んで『こういうことか! どうすればいいんだ…?』と。生身の人間でやるということで、ロボットの動きを研究しながらやらせてもらいました」と振り返る。


完成した映画のAIカナエを見た人の中には、CGなのではないか? と思う人も多いそうだが、合田さんは「そう思ってもらえたら嬉しいです! 撮影監督のおうちにグリーンバックを張って、(体の向きをスムーズに動かすために)ダイエット器具に乗って……めちゃくちゃアナログな撮影でした(笑)」と意外な撮影の様子を明かしてくれた。


INTERFACE-bu-吉見さん4.JPG撮影はかなりタイトなスケジュールだったようで、吉見さんは「三部作で1話、2話、3話と(順撮りで)撮影しましたと言いたいところですが……低予算の作品で、しかも監督は長野に住んでサラリーマンをしてるので、ゴールデンウィークやシルバーウィークにためた有給をくっつけて時間を確保して、2週間ずつに分けて撮りました」と明かす。当然、効率よく撮影するために、同じ場所のシーンはまとめて撮影することになり「執務室のシーンも今日は第1話で明日は第3話みたいな感じで、同じ日の午前は第1話で午後は第3話みたいなこともあって『いま、何の事件の捜査してるんだっけ?』と大混乱しながらなんとか撮りきりました」とキャスト、スタッフ一丸となっての苦難の撮影の日々を振り返った。


ちなみに、この日の舞台挨拶のMCを務めた平井夏貴は、1月24日公開の“歌詞生成AI”を題材とした第2話「名前のない詩」に出演しており、さらに2月7日には“贈収賄”をテーマにした第3話「faith」も公開となる。下向監督は苦労を重ねつつ三部作という形式にした理由について「前作の『センターライン』を何度も観ていただいたという方も多くて、嬉しい反面、新しい物語を届けたいなという思いがありました」と説明。「(2話、3話と)毛色の違う作品になっておりますので、ぜひお越しください!」と呼びかけた。


【STORY】『INTER::FACE 知能機械犯罪公訴部』

個人の趣味嗜好を学習した分身AI(デジタルツイン)が普及した平成39年。
AIを被告人として起訴可能とする法律が施行され、知能機械犯罪公訴部に配属された新任検事 米子天々音。
米子の相棒となる、 喋る検察官バッジ“テン”、少々ドジな庶務“阿倍野”と出会い、ともにAI犯罪事件の捜査を開始する・・・。


【キャスト】
吉見茉莉奈 大山真絵子 入江崇史 澤谷一輝 大前りょうすけ / 津田寛治
合田純奈 冥鳴ひまり(VOICEVOX)
松林慎司 みやたに 長屋和彰 荻下英樹 星能豊 南久松真奈 青山悦子 小林周平 中山琉貴 小松原康平 アビルゲン 松村光陽 辻瀬まぶき 澤真希 涼夏 美南宏樹 藤原未砂希 平井夏貴 長屋和彰 松本高士 香取剛 星能豊 松林慎司 もりとみ舞 橋口侑佳 長坂真智子 井上八千代 原田大輔 小川真桜

【スタッフ】
監督・脚本・編集:下向拓生
撮影監督:名倉健郎 撮影:名倉健郎 山縣幸雄 水島圭輔 照明:水島圭輔 
録音:風間健太 ひらつかかつじ   合成協力:山縣昌雄
スタイリスト:SHIKI ヘアメイク:伊藤佳南子 
美術:酒井拓人 スチル:内田綾乃 岡本ミヤビ 
音楽:髙木亮志 劇中歌:ワスレナ 小野優樹 青地徹 
エンジニア:平崎真澄
制作:美南宏樹 松田将大郎 倉橋健 村瀬裕志 涼夏 
法律監修:弁護士 鈴木成公 
衣装協力:国島株式会社  
名古屋空撮映像協力:前原桂太 宣伝デザイン:大井佳名子
ロケーション協力:いちのみやフィルムコミッション
岡崎市観光推進課 旧本多忠次邸 東海愛知新聞社
日本陶磁器センター 料亭菊水
知多半島フィルムコミッション 南知多ビーチランド 津島市シティプロモーション課
製作:Production MOZU / NAGURA TEAM
配給:サンタバーバラ・ピクチャーズ 制作年:2022年
公式HP:interface2027.com
クレジット:©2025 INTERFACE

2025年1月10日(金)より池袋HUMAXシネマズシネマ、TOHOシネマズなんば、松本シネマライツほか全国絶賛公開中


(オフィシャル・レポートより)

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国連平和維持警察隊「FPU」(フォームド・ポリス・ユニット)の激闘をリアルに映し出す超本格アクション映画『FPU 〜若き勇者たち〜』が、1月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開いたします。この度、ワン・イーボーが中国公開時のプレミア上映で語った“過酷なロケ現場”、初日プレゼント情報についてご紹介いたします。


『インファナル・アフェア』の大ヒットメーカー アンドリュー・ラウ製作総指揮!

大ブレイク中の俳優ワン・イーボーとホアン・ジンユーが夢の競演


中韓ボーイズグループUNIQのダンサー&ラッパーとしてデビューし、大ヒット時代劇ドラマ「陳情令」で世界中を虜にしたワン・イーボーが、人命救助に情熱を燃やす青年を熱演。過酷なハードアクションや困難な感情表現を自分のものにし、精悍なビジュアルとハイスペックな身体能力を披露している。さらに、高校生の青春BLドラマ「ハイロイン」の主役で鮮烈なデビューを飾ったホアン・ジンユーが、モデル時代に培った圧倒的オーラでリーダー役を好演。ミリタリーアクションを完璧にやり遂げ、若手トップ俳優の実力を証明した。またチョン・チューシージュー・ヤーウェングー・ジアチェンオウ・ハオなど人気俳優が脇を固める。


国連平和維持警察隊に派遣された中国の軍人が、現地の平和を取り戻すために奮闘する姿を描く本作は、『マトリックス』でキアヌ・リーブスのアクションコーチを担当した武術監督出身のリー・タッチウが監督を務め、VFXに頼らない臨場感のあるアクションを作り出した。さらに、香港映画『インファナル・アフェア』三部作の監督・製作・撮影で知られる巨匠アンドリュー・ラウが製作総指揮に名を連ね、戦場を舞台にした男たちの緊迫した生き様を活写する。臨場感あふれる銃撃戦、疾走感に満ちたカーチェイス、パルクールによる追走劇、ダイナミックな大爆破などド迫力な映像満載なアクション大作に仕上がっている。
 

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「この役が出来て、非常に光栄に思う」「フル装備で動き回るのは大変だった」ワン・イーボーが語る撮影秘話

本作は映画化の準備と撮影に3年以上の歳月を費やし、実際の中国平和維持警察にも取材を敢行したという。ワン・イーボーは「実際に国連平和維持警察隊に参加したことがあるベテランの警察の方を招いて撮影全体を指導してもらったんです。あまり知られていない特殊な警察なので、演じる前に色々と学ぶ必要があった」と語る。警察という職業に対し、ずっと尊敬と親しみの感情をいだいてきたそうで「小さい時から警察が好きでした。今回この国連平和維持警察隊の役ができて、非常に光栄に思います」と映画初主演作に本作を選んだ理由を明かす。また、コロナ禍での撮影ということもあり、広西チワン族自治区北海市に一から大掛かりなセットが建てられ、FPU隊員らしさを身につけるため撮影前から本格的なトレーニングを受けたという。「僕が演じたヤンという役は直接敵と殴り合う様な場面は少なかったのですが、ワイヤーなしで屋根から建物へと飛び移る様なシーンが多く、フル装備で動き回るのは大変でした」と撮影時の苦労を語る。しかし、「この撮影はオールロケだったのですが、出演してくれたアフリカの方々は謳ったり踊ったりするのが大好きで、本当に楽しそうだなと思いました」と語り、過酷な撮影の中にも楽しみを見出して取り組んだ様子がうかがえる。

ワン・イーボーが香港先鋭スタッフの指導のもと、血気盛んなスナイパー役を演じた『FPU 〜若き勇者たち〜』は、1月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。


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初日プレゼント情報!

初日プレゼントでは、青をポイントとしたFPUの制服に身を包んだスナイパー役のワン・イーボーが凛々しく佇むポストカードを先着限定で配布します!制服の胸部分には役名である“ヤン・ジェン”と中国の国旗が誇らしく輝く、ファン必見のレアな姿をぜひ、劇場にて手に入れてほしい。
 


【STORY】我々は英雄ではない。すべき事をしているだけだ。

反政府武装集団と政府軍の武力紛争が続くアフリカの某国へ、国連の要請を受けた中国の国連平和維持警察隊「FPU」が派遣された。チームワークを重んじる分隊長ユー(ホアン・ジンユー)や人一倍正義感が強い狙撃手ヤン(ワン・イーボー)ら精鋭メンバーたちは、一触即発の雰囲気が漂う最も危険なエリアに向かう。大量虐殺、テロ攻撃、暗殺、大暴動、人質事件…。幾度となく危機に直面する彼らだったが、人々に平和な日常を取り戻すため、命がけの任務に邁進する。しかし、ユーとヤンの間にはある因縁があり、その対立は日に日に深まっていた。そんな中、予期せぬ凶悪事件が勃発して・・・。
 

監督:リー・タッチウ 
製作総指揮:アンドリュー・ラウ 
出演:ホアン・ジンユー、ワン・イーボー、チョン・チューシー、オウ・ハオ
2024年/中国映画/中国語/カラー/5.1chデジタル/101分
配給:ハーク 
公式サイト:www.hark3.com/FPU
© 2024 Zhongzhong (Huoerguosi) Films Co., Ltd. & Wanda Pictures (Huoerguosi) Co., Ltd. All Rights Reserved

2025年1月10日(金)~TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開


(オフィシャル・レポートより)

 

 


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シリーズ累計発行部数250万部突破のオザキアキラによる大人気少女コミック 『うちの弟どもがすみません』(集英社「別冊マーガレット」連載)を畑 芽育(はた・めい)主演、さらにHiHi Jetsの作間龍斗(さくま・りゅうと)、美少年の那須雄登(なす・ゆうと少年忍者の織山尚大(おりやま・なお) 、ジュニアの内田煌音(うちだ・きらと)出演により実写映画化、大ヒット公開中です。


uchiotouto-pos.jpg「別冊マーガレット」 で2016年から約3年にわたり連載され、人気を博した『ふしぎの国の有栖川さん』のオザキアキラによる最新作『うちの弟どもがすみません』(略称:うち弟(うちおと))。映画が公開されるやいなや、SNS上では「キュンキュンしつつ家族の愛が感じられて何度も観に行きたい映画」、「人生にはうち弟が必要」、「映画を通して兄弟の大切さに気付かされました」など話題沸騰!満足度96.4%、口コミ推奨度96%(12/6~12/9 鑑賞者アンケート (株)MSS調べ)と驚異の数字を獲得し、“おかわりうち弟”するリピーターが続出中です!


この度、12月17日(火)に「うちの弟どもがすみません」成田家スペシャルたこやきパーティーと銘打ち大阪で舞台挨拶を実施しました!イベントでは、成田家5姉弟を演じた畑 芽育、作間龍斗、那須雄登、織山尚大、内田煌音が登壇!5姉弟そろっての関西での舞台挨拶は今回が初!ということで大阪ならではのイベントで本作をさらに盛り上げました。
 


【日時】 12月17日(火) 17:40~18:05 ※上映前舞台挨拶

【会場】 MOVIX八尾 スクリーン2(大阪府八尾市光町2丁目3 アリオ八尾 4F)

【登壇者】 畑 芽育、作間龍斗、那須雄登、織山尚大、内田煌音

   MC:遠藤 淳



uchiotouto-bu-240-1.jpgひとつ屋根の下、スイートすぎるゼロ距離♡ラブコメディ、映画『うちの弟どもがすみません』。異例の全30回という舞台挨拶が既に発表されている本作、12月17日(火)に成田家5人姉弟での初の関西舞台挨拶を開催した。成田家5人姉弟を演じた主演の畑 芽育、共演の作間龍斗、那須雄登、織山尚大、内田煌音が主題歌・乃紫「恋の8秒ルール」 と共に劇場内に登場!観客からは悲鳴にも近い大歓声が上がり、場内のテンションは既にピークに達する。


興奮冷めやらぬ観客を前に、まずは急にできたクセ強な弟4人に振り回される新米長女・成田糸役で主演を務めた畑 芽育が「大阪の皆さんと対面できてとても嬉しいです。今回で大阪では最後のイベントですが、楽しんでもらえるように頑張ります」と挨拶。実はこの日大阪の各劇場を回り全6回の舞台挨拶をしていた5人。この舞台挨拶が大阪最後の回ということもあり皆感慨深い表情を浮かべつつ、疲れは全くない様子。


uchiotouto-bu-240-2.jpg続いて、不愛想だけど家族想い、長男・成田源を演じた作間龍斗が「短い時間ですが、なるべく濃い時間にしたいです」と舞台挨拶への意気込みを語った。次は、頭脳明晰だけど時々腹黒い面も垣間見える次男・成田洛を演じた那須雄登が挨拶。「映画と合わせて、イベントも盛り上げるのでぜひ楽しんでください」と意気込み十分な様子。ミステリアスなシャイボーイ、三男・成田柊を演じた織山尚大は「短い時間ですが是非楽しんでいって下さい!」と明るく元気に述べた。最後に甘えん坊な一家のアイドル四男・成田類を演じた内田煌音は「いやあーーい!!」とこれまでの舞台挨拶から続いている勢いのある掛け声を披露。これには他キャストから「いやあーーい!?」と総ツッコミを受けつつ、「これが大阪最後になってしまうのはさみしい」とかわいらしい挨拶で会場を和ませた。


uchiotouto-bu-240-4.jpg本イベントは、大阪での舞台挨拶ということで「成田家スペシャルたこやきパーティー」と題して実施されたが、実はこの日のイベントではたこやきの実食パートはなく、MCより「今回は成田家スペシャルたこやきパーティーなのですがたこやきの実食はないということで・・・」と振られた畑は、「たこやき食べなくてすみません!」と映画オリジナルの“うち弟ポーズ”をしながら、本作のタイトルにかけて照れくさそうに謝罪。会場からは「かわいいー!」という声が飛ぶ中、弟たちからの盛り上げもあり、会場のボルテージはさらに上がった。


舞台上ではたこやきを食べられなかった畑だが、控室ではたこやきをはじめ、大好物の豚まんも食べられたそうで大阪グルメをしっかりと堪能し満面の笑顔を見せた。


uchiotouto-bu-240-3.jpg今回は大阪での舞台挨拶にちなみ、「関西弁胸キュンセリフ対決」を実施!

弟たちが、劇中の自身が演じた役のセリフ・もしくは他の役で言ってみたかったセリフを関西弁で披露し、畑と会場のお客様の拍手投票によって誰が一番胸キュンセリフを上手く言えたかを判定してもらう企画。


実は、登壇している5人は全員関東出身。なじみがあまりない関西弁を披露することに作間は「大阪に来たんだから関西弁を使ってなんぼ…」と自然と関西弁が出てしまったことに自身で驚き会場は和やかなムードに。続いて那須は「みんな関西弁になじみがないから甘く見てほしい」といつもの軽快なノリで続く。内田は「実は練習してきました。関西弁は憧れてます!」と声を弾ませた。

 

uchiotouto-bu-240-5.jpg(甘えん坊な一家のアイドル四男・成田類を演じた内田煌音)

一方、審査員となった畑は「内側からキラキラがあふれ出るアイドルの皆さんですから、キュンキュンさせてくれるでしょうし、さらに関西弁という事で、期待でいっぱいです!」とエールを送り、会場のお客様ともに、この勝負の行方を楽しみにしている表情を浮かべた。まずは内田からゲームがスタート。劇中の自身が演じた四男・類の、糸のごはんを褒めるシーンでのセリフ「糸ちゃんのごはん最高ぅ!」を関西弁で「糸ちゃんのごはん最高や!」と披露。若干11歳、小学5年生の内田が練習の成果を発揮すると、思わず他キャスト・会場から「かわいい!」と声が漏れる。畑からも「好ポイントですね!心臓がドキドキします」と高評価を得た。


続いて、織山が劇中の作間が演じた長男・源が糸に対して本音をこぼしてしまうシーンのセリフ「もっと俺だけを見てればいいんだ」を関西弁で「もっと俺だけ見てればええねん」と甘い声を響かせ披露。これには会場から悲鳴にも近い黄色い歓声が飛び、会場のボルテージが上がる。言い終えた織山は「恥ずかしいですね」と照れながら笑みを浮かべた。続いて、那須が挑戦。劇中の織山が演じた三男・柊の、源に振られて元気のない糸に想いを伝えるセリフ「やっぱ俺じゃだめかな」を関西弁で「やっぱ俺やあかんか?」と織山に匹敵するほどの甘い声で披露。「うぎゃーー!!」という声や、サムズアップしながら「いいよー!」と叫ぶ会場の声が響き渡った。


最後に作間が、長男役の意地をかけて挑戦。作間が選んだのは次男・洛の、糸が源に想いを告げるよう背中を押すシーンのセリフ「誰かを好きになるのは罪じゃないと思う」を関西弁で「誰かを好きになるんは罪やない」と披露するやいなや、場内はなぜか大爆笑に包まれ、畑からは「人情深いおじさんみたい。お父さんがでてきちゃった」とツッコミを受けた。


そして会場のお客様の反応を踏まえつつ、審査員の畑から結果発表。「優勝は・・・」の言葉に会場は固唾をのんで見守る。

「優勝は・・・織山さんです!」と発表され場内は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。実は織山は12月5日に東京で行われた公開前夜祭での「最高の弟は誰だ!!!」選手権という企画でも優勝し、今回2連覇を達成。畑からは「胸キュンが上手いんですね」と称賛のコメントを受けた。優勝した織山は今の気持ちを「ほんまおおきに」と関西弁交じりでスピーチ、喜びをあらわにした。


舞台挨拶の最後は、主演の畑による挨拶。

「たくさんの方に何度も足を運んでもらえる作品となっているようで本当に胸をなでおろすような気持ちです。そして、このキャストの皆さんで作品を作り上げられたことが本当に誇らしいです。これから冬休みを迎える方も多いと思いますが、寒い時期に心が温かくなるような作品となっておりますので家族やお友達と一度ではなく何度も足を運んで引き続き、この作品を愛してくださったら嬉しいです。本日はお忙しい中、ありがとうございました!」と観客への感謝と共に本作への思いを語り、会場からは温かい拍手が巻き起こり、大盛況の大阪舞台挨拶は幕を閉じた。
 


【STORY】

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大好きなお母さんと新しいお父さんとの穏やかな生活に憧れる女子高生・糸を待っていたのは、超イケメンだけどクセ強な4人の弟たちだった―。クールだけど家族想いな長男・源、頭が良くてスマートだけど、たまに腹黒な次男・洛、ミステリアスなシャイボーイ三男・柊、甘えん坊な一家のアイドル、四男・類。さらに父の転勤が決まり、いきなり姉弟5人での生活がスタート。糸は戸惑いながらも、常に冷静で大人な次男・洛や人懐っこい四男・類に助けられながら、持ち前の明るさと面倒見の良い性格で少しずつ新しい弟たちと打ち解けていくが、長男・源は常にぶっきらぼうで、三男・柊は部屋にこもって出てこず、糸はふたりの心を開こうと奮闘。源の言動が、家族を想ってのことだと気づいた糸は、いつしか源のことが気になる存在に。

さらには、柊が糸にトクベツな気持ちを抱いて、事態は思わぬ方向へ―。果たして糸と4人の弟たちの運命は――?


⌂原作:オザキアキラ『うちの弟どもがすみません』(集英社「別冊マーガレット」連載)
⌂出演:畑 芽育
作間龍斗 那須雄登 織山尚大 内田煌音
前田旺志郎 中島瑠菜 中川 翼 藤本洸大 河村 花 牧野羽咲
川島 明(麒麟) 笛木優子
⌂監督:三木康一郎 ⌂脚本:根津理香 ⌂音楽:コトリンゴ
⌂主題歌:乃紫「恋の8秒ルール」 (MR8 / MIJ Quality Records)
⌂製作:「うちの弟どもがすみません」製作委員会
⌂配給:松竹
⌂©2024「うちの弟どもがすみません」製作委員会 ©オザキアキラ/集英社
⌂公式HP:https://movies.shochiku.co.jp/uchioto-movie/
⌂公式X/公式Instagram/
公式TikTok :@uchioto_movie


(オフィシャル・レポートより)

 

 

 
 
 
 



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グラミー賞5部門受賞、早逝の歌姫エイミー・ワインハウスの光と影


2011年7月、27歳の若さで早逝した稀代の歌姫エイミー・ワインハウスの半生を描いた『Back to Black エイミーのすべて』が、11月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国ロードショーとなりました。


 “21世紀を代表するアーティストの1人”と世界的に称賛されたエイミー・ワインハウスが、アルバム「バック・トゥ・ブラック」を発表してグラミー賞5部門受賞という栄誉に輝き、一躍世界的大スターの地位を獲得する実話を元にした物語。若くして脚光を浴び、突然の名声に戸惑いながらも、感情むき出しの歌詞に独特のけだるいハスキーボイスで本能のままに歌い続けた“愛に生きた”エイミーの “波乱に満ちた愛と喪失”を描き、知られざる素顔に迫る。


「リハブ」、「バック・トゥ・ブラック」他、エイミー・ワインハウスの大ヒット曲とライブシーンの数々が再現!世界各国で初登場1位を記録した大ヒット作!

この度、11月26日、映画『Back to Black エイミーのすべて』公開を記念したピーター・バラカンさん&吉岡正晴さんのトークイベントが渋谷シネクイントで開催されました。


【登壇者】ピーター・バラカン、MC:吉岡正晴

【日時】11/26(火)

【場所】渋谷シネクイント



Back to Black-main-550.jpg上映後に行われたトークイベント。バラカン氏はこの日2回目の鑑賞となったことを明かすと、「これまでエイミーを題材にしたドキュメンタリー映画『AMY エイミー』が公開されていますが、だいたい観終わったあと辛く、エイミーが可哀想になるんですよね」と語ると、劇映画として構成されている本作とこれまでのドキュメンタリー映画との違いについて「この映画はエイミーのお父さんのミッチ(エディ・マーサン)や、恋人であり夫となったブレイク(ジャック・オコンネル)の描き方が異なりますよね。とても優しく描かれている」と指摘する。


さらにバラカン氏は「この点がイギリスの批評家の間では『優しく描かれすぎ』と評判が悪かった。僕はそう思わないんですけれどね」と付け加えると、吉岡氏も「ドキュメンタリーでは、お父さんがかなり悪い人に描かれていましたよね。この映画ではいい人。180度違うのも面白い」と付け加える。


Back to Black-500-3.jpg一方で、バラカン氏は「あまりにも父親が良く描かれていることにも違和感がある」と述べると、吉岡氏も「やっぱり劇映画で俳優さんが演じるうえで、エンターテインメント色が強くなっちゃう節がありますよね」と同意しつつも「それがいいところでもあるのですが」とこの映画を評価する。


恋人役のブレイクについても、バラカン氏は「ちょっと格好良すぎるよね」と笑うと「スティーブ・マックイーンみたい。もうちょっといい加減で品がない感じかな。実際にエイミーはブレイクに“ぞっこん”だったので、あまり嫌な奴に描くと、なんで彼女があそこまで惚れるのかって話しになってしまう。この映画は一つの悲しいラブストーリーとして成立しているのは、格好いいからかな」と解釈していた。


本作は、主にエイミー、父親、恋人、さらに祖母という4人がメインの登場人物だ。吉岡は「一番印象に残っているのが、祖母のシンシア(レスリー・マンヴィル)。シンシアが本当にエイミーに愛情を注いており、エイミーも祖母が大好き。ドキュメンタリー映画を観ていたときは感じなかった」と違いを述べる。


Back to Black-500-2.jpgエイミーを演じたマリサ・アベラについて、バラカン氏は「エイミーは、ロンドンの下町・労働者階級の、悪い言い方をすると少し品のない感じのしゃべり方や歌い方なのですが、びっくりするぐらい憑依している」と演技を称賛すると、吉岡氏も「映画では全部エイミーの曲はマリサが歌っているんですよね」と、その実力を評価していた。


劇中で印象に残ったシーンについてバラカン氏は「エイミーが祖母とボーイフレンドの話になったとき、『(彼は)ユダヤ人?』と発言している。イディッシュ語という東ヨーロッパのユダヤ人の間で話されている言葉を使っており、エイミーの家族がユダヤ人社会にどっぷりつかっていることが分かると思う」と挙げていた。


Back to Black-500-1.jpgまたエイミーという人物について吉岡氏は「『I HEARD LOVE IS BLIND(アイ・ハード・ラヴ・イズ・ブラインド)』という曲にもなっていますが、恋は盲目。エイミーは恋をしてしまうと、ほかが見えなくなる。そして破綻すると落ち込む。恋が彼女の人生なんですよね」と映画を観て感じたことを述べると、バラカン氏も「とても複雑な性格。恋にもアルコールにもドラッグにも依存してしまう。弱いところがあるけれど強がりなんですよね。でも強がっている割には古風。当時19歳だったエイミーは、ブレイクに対して『あなたの世話がしたい』『妻になり、母親になりたい』と話している。とても保守的なんですよね」とエイミーの性格を分析する。


「ああいう音楽が生まれるのは、それだけ強い感情が心に宿るから。普通だったらあんな詩は生まれない」とエイミーの作り出す曲の源泉となっている感情について述べたバラカン氏。続けて「でも音楽を聴いているときは、彼女がどういう気持ちであるかは考えない。亡くなったからこそ、ドキュメンタリーや映画ができる。アーティストというのは、順風満帆な人生じゃいられないんだなと改めて感じました」とエイミーの人生を顧みていた。


STORY: 運命の男じゃないと気づいてた。でも――

10代のエイミーは、別居中の父ミッチ(エディ・マーサン)と母ジャニス(ジュリエット・コーワン)や、若かりし頃ジャズ歌手だった憧れの祖母シンシア(レスリー・マンヴィル)ら家族に見守られ、歌手としてのキャリアをスタートする。デビューアルバム『フランク』は成功したものの全米進出を果たせず、悔しい気分で行ったパブでブレイク(ジャック・オコンネル)と出会い、2人は熱烈な恋に落ちる。しかしブレイクはすぐに元カノとよりを戻して二人は破局。ショックからエイミーは酒やドラッグで問題を起こすようになる。心配したマネージャーはリハビリ施設での治療を勧めるが、エイミーは治療を拒否する。ブレイクとの失恋を歌った「バック・トゥ・ブラック」は世界的な大ヒットとなり、再会したエイミーとブレイクは誰にも内緒で結婚する。しかし再び関係が悪化したうえブレイクは暴行罪で逮捕されてしまう。今やスーパースターのエイミーはパパラッチに24時間付きまとわれ、長年の摂食障害と依存症に苦しみ、心も体も蝕まれていく。そんな時、グラミー賞主要4部門を含む6部門にノミネートされるのだったが・・・。

監督:サム・テイラー=ジョンソン 
脚本:マット・グリーンハルシュ 
製作:アリソン・オーウェン、デブラ・ヘイワード、ニッキー・ケンティッシュ・バーンズ
出演:マリサ・アベラ、ジャック・オコンネル、エディ・マーサン、ジュリエット・コーワン、サム・ブキャナン、レスリー・マンヴィル
2024年/イギリス・フランス・アメリカ/英語/123分/ビスタサイズ/原題:Back to Black/PG12 
配給:パルコ ユニバーサル映画 
Ⓒ2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved. 
公式サイト:https://btb-movie.com/ 

2024年11月22日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイント、TOHOシネマズ(梅田、なんば、西宮OS)、京都シネマ、シネ・リーブル神戸 他全国公開


(オフィシャル・レポートより)

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話題作を次々と発表してきた柚木麻子のいちばん“危険な”作品ともいえる『私にふさわしいホテル』が2024年12月27日にて全国公開される。主人公・加代子を演じるのは『さかなのこ』で新たな魅力を発揮し、俳優、アーティストとして様々な分野で活躍するのん。監督にはテレビドラマ、映画、舞台……あらゆるジャンルでヒット作を生み出し、社会現象を作ってきた堤幸彦が務める。


watahote-pos.jpg新人賞を受賞したにもかかわらず、未だ単行本も出ない不遇な新人作家・相田大樹こと中島加代子(のん)。その原因は、大御所作家・東十条宗典(滝藤賢一)の酷評であった。文豪に愛された「山の上ホテル」に自腹で宿泊し、いつかこのホテルにふさわしい作家になりたいと夢見る加代子は、大学時代の先輩で大手出版社の編集者・遠藤道雄(田中圭)の力を借り、己の実力と奇想天外な作戦で、権威としがらみだらけの文学界をのし上がっていく――


ズタボロになっても何度でも立ち上がり、成功を己の力で引き寄せていく加代子の奮闘っぷりに、驚いて、笑えて、スカッと元気をもらえる“痛快逆転サクセスストーリー”が誕生した。共演には、田中みな実、服部樹咲、髙石あかり、橋本愛、橘ケンチ、光石研、若村麻由美など実力派&超豪華な俳優陣の面々。各々が超個性的なキャラクターを演じている。


この度、11月20日(水)に主演ののん、田中圭、滝藤賢一、髙石あかり、原作者の柚木麻子、監督の堤幸彦が登壇する『私にふさわしいホテル』完成披露上映会を行った。


■日時:11月20日(水)  

■会場:新宿ピカデリー スクリーン1(新宿区新宿3丁目15−15)

■登壇者(敬称略):のん、田中圭、滝藤賢一、髙石あかり、堤幸彦監督、柚木麻子(計6名)



watahote-bu-550.jpg11月20日(水)に「私にふさわしいホテル」の完成披露上映会が開催され、主演ののん、田中圭、滝藤賢一、髙石あかり、贋作者の柚木麻子と本作の監督を務めた堤幸彦が登壇した。


watahote-bu-のん様.jpg逆境にあいながらも怒りのパワーで何度でも立ち上がり、不屈の精神と荒唐無稽な奇策で理不尽な文学界をのし上がっていく主人公・加代子を演じたのん、「演じてみてすごく楽しかったです。本当に不遇な状況に置かれても、屈せずにへこまずに立ち向かっていくところが面白くて、カッコ良くもあり。わたしがやってきた役の中で一番性格が悪いと思います。それがすごく気持ち良かった」と笑顔でコメントし、会場を沸かせる。


 

 


 


watahote-bu-田中圭様.jpgまた加代子の大学時代の先輩で大手出版社の編集者を演じた田中は、のんとは初共演。その印象について質問されると「普段はおっとりとしているけど、加代子になった瞬間ワーッとなるので。普段どこにそのパワーをしまっているんだろうと思って眺めてました」と返答。のんが「田中さんはおちゃめな方だなと思いました。(劇中に)加代子が焼きそばを食べるシーンがあったんですけど、その時にカットがかかった後で、田中さんが合間に焼きそばを食べていて。ホッコリしました」と述懐すると、田中も笑いながら「おなかがすいていたんだろうね」と返すなど、和気あいあいとした現場の雰囲気が垣間見えた。

 


watahote-bu-滝藤賢一様.jpgそして加代子の因縁の相手となる大御所作家・東十条宗典を演じた滝藤は、のんとは三度目の共演となる。滝藤が「『あまちゃん』の時から変わらない、生まれたばかりの赤ちゃんの目というか、汚れなき目というか、あれから何年も経ったのに変わらないんだなと、驚きましたね」と語ると、のんも「うれしいですね。そんなことがあるんだとビックリしました。これからも目を守っていこうと思いました」と笑いながら返答。さらに「わたしは三回目で、すごく楽しくやらせていただきました。東十条先生とのシーンが一番ヘンテコな状況がたくさんあるので、すごく楽しみました。台本を読んだときは東十条先生ってどう演じるんだろうと思っていたんですがドキドキワクワクハラハラしていたんですが、滝藤さんが演じているのを見て、本当にいとおしいキャラクターになっていて。すばらしいなと思って感動していました」と付け加えると、滝藤も「ありがとうございます」と頭を下げた。

 

watahote-bu-髙石あかり様.jpg一方、東十条のまな娘、美和子を演じた高石は、「登場シーンは短かったですが、短いシーンだったからこそ、美和子が登場した瞬間の目とか、会話をしている途中の父への怒りの目線とか、そういうものに、より鋭さが増すことができたのかなと思います。休憩中もすごく仲良く話をさせていただいて。楽しかったです」と述懐。さらにのん、滝藤との共演についても「いつかご一緒したいと思っていた方々なので、本当に夢みたい。それを直接伝えさせていただくことができて、ぜいたくな時間だったなと思います」としみじみ語った。

 

 


watahote-bu-堤幸彦様.jpgそんなキャスト陣を見ていた堤監督は「最高のキャスティングじゃないですかね」と満足げな表情で、「思った通りにできることってなかなかないんですけど、思った通りにできましたね。それはひとえにキャストの皆さんのおかげです」と感謝のコメント。また「本当に大好きな作品です!」と太鼓判を押した原作者の柚木も、「正直、このキャストさんで実写化のお話をいただいた時は、たぶん国民的人気者ののんさんがやるから、ちょっといい子になるのかなとか。加代子には事情があったりするのかなとか。また滝藤さんや田中さんたち演じる敵たちとちょっと疑似恋愛のような空気が出るのかなとも思っていましたし、このキャストなら改変も我慢しようと思っていました。でも加代子は最後まで一回も恋愛の要素がなく、最後までいい子にはならない。加代子は最後までずっと自分のことだけを考えて、何も反省をしないというのが、本当にうれしかったんです。ありがとうございます!」とキャスト・監督陣に感謝すると、堤監督も「それは最大の褒め言葉ですね」とニッコリ。「本当にいさぎのいい原作、いさぎのいい台本だったので、できる限りのことをやりました」と返した。


watahote-bu-柚木麻子様.jpgくしくも本作の舞台となった「山の上ホテル」は今年の2月13日から老朽化のために休館となっていたが、ホテルのそばにある明治大学が、2031年の創立150周年記念事業の一環として「山の上ホテル」の土地と建物を取得。再整備することが今月15日に発表されたばかり。柚木も「大学が買ってくれて良かった。やはりわたしも山の上ホテルが休館と聞いた時は、妄想で、作家がクラウドファンディングをすれば救えるのだろうか、などいろいろと考えていたんですが、まさかの明治大学が買い取ってくださって。やはり『山の上ホテル』にはハッピーエンドが似合うなと。この報道を聞いて良かったなと思った人もたくさんいたと思うんですが、この映画が公開される前にそういう良いニュースがあって。幸先の良い感じがします」と笑顔を見せた。


文学界で下克上をもくろむ加代子にちなみ、それぞれのキャスト陣に「自分が下克上をしたエピソード」と聞くことに。まずは高井が、ダンスレッスンで必死に練習して「ビリからセンターへ」。そして滝藤は「子どもに腕相撲で負けたこと」。田中は小学生の時に入っていたバスケ部で「小4でレギュラー」とそれぞれに回答。最後にのんが「中島加代子」と返答。「わたしは本当に性格が悪い役をやりたかったので、ずっとインタビューでそう言い続けてきたんです。今までは誰も気付いてくれなかったんですが、ようやくやってきたか、という感じで下克上しました」と笑顔。さらに「これから悪い役で天下をとっていきます!」と高らかに宣言し、会場から拍手が送られたが、それを聞いた堤監督は「それは知りませんでした。いろんな角度で、いろんな演技ができる人だと思っていたので。まさかそこに特化しているとは思わなかったですね」と笑ってみせた。


watahote-main-550.jpgそして最後に柚木が「本当にすばらしい俳優の皆さんと監督が息を吹き込んでくれて。日本で見たことがないタイプのヒロインが大活躍する話です。そして何より「山の上ホテル」が映画でくまなく出てくるということはなかなかないので、加代子は登場人物たちには愛されてないですが、「山の上ホテル」は加代子のことを愛していると思って書きました。そのしあわせな関係を見ていただければ」と語ると、高石も「わたしはこの作品の中の『怒りはパワーになる』という言葉が好きなんですが、悔しさって明日また頑張ろうと思わせてくれるような糧になるものだと思うんです。この作品は怒りや悔しさが笑いに変わっているので、ぜひ楽しんでいただければ」とメッセージ。


watahote-sub1.jpgさらに滝藤が「世の中、不公平や理不尽なことがいっぱいあると思います。でもそうしたことを、のんちゃん演じる加代子が力ずくでこじ開けるような、そういう爽快な作品となっていますんで、いっぱい笑って帰ってもらえば」と続けると、田中が「楽しい作品なので、映画を楽しんでいただきたいです。僕自身、この作品を観たときに加代子が刺さるというか、学ぶところがたくさんあるなと思ったので。性格悪いだけじゃない魅力がいっぱい詰まっていますし、そういう加代子を皆さんに観ていただけたら」とコメント。


のんも「敵も味方も巻き込んで突き進んでいく加代子が本当に気持ちがいいなと思って演じていました。小説を読んでもらうということにかけてはものすごく突き詰めている加代子だったので、すごく楽しかったです。そしてすばらしいキャストとお芝居ができて。堤監督、柚木先生のすばらしい原作をもってこの作品を送り届けできることがしあわせです。ぜひお楽しみください」と晴れやかな表情。そして最後に堤監督が「ここに居並ぶ皆さん、スタッフの皆さんの力でこの作品が完成してしあわせなんですが、ご覧になって面白いと思ったらどんどん広めていただいて。公開してからもなんだったら何度も見ていただいて。どうやら柚木先生の中には続編の構想があるようなので『私にふさわしいホテル2』を目指していきたいと思いますので、ぜひとも皆さま、楽しんでいただきつつも、ご協力お願いします」と続編に期待を寄せるひと幕もあった。


【『私にふさわしいホテル』物語】

新人賞を受賞したものの、大御所作家・東十条宗典の酷評により、華々しいデビューを飾ることなく、小説を発表する場も得られなかった不遇な新人作家・加代子。

この恨み、晴らさでおくべきか――。そう決意しながら憧れの「山の上ホテル」に宿泊する加代子の部屋の上階に泊まっていたのは・・・なんと東十条だった! 大学時代の先輩で編集者の遠藤の手引きによって東十条の執筆を邪魔し、締切日に文芸誌の原稿を見事落とさせる。だがここからが加代子の更なる不遇と試練の始まりだった......。加代子 VS 東十条の因縁の対決は、誰にも予想できない方向へと突き進んでいく!

果たして加代子は文壇に返り咲き、作家としての道を歩むことができるのか!?

◆クレジット

のん 田中圭 滝藤賢一 田中みな実 服部樹咲 髙石あかり / 橋本愛 橘ケンチ(EXILE) 光石研 若村麻由美 
監督:堤幸彦
原作:柚木麻子『私にふさわしいホテル』(新潮文庫刊)
脚本:川尻恵太 音楽:野崎良太(Jazztronik)
主題歌:奇妙礼太郎「夢暴ダンス」(ビクターエンタテインメント)
製作幹事・制作プロダクション:murmur 配給: 日活/KDDI 企画協力:新潮社 特別協力:山の上ホテル
2024|日本|カラー|アメリカンビスタ│5.1ch|98分│G
(C)2012柚木麻子/新潮社 (C)2024「私にふさわしいホテル」製作委員会

公式HP:watahote-movie.com  
公式X&Instagram:@wands_movie 

2024年12月27日(金)全国ロードショー!


(オフィシャル・レポートより)

 

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この度、2025年1月17日(金)より全国公開いたします、“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマに、恋人を亡くした構成作家の青年が、悲嘆の状態にある人にさりげなく寄り添う「グリーフケア」と出会い、自らと向き合う姿を描いたヒューマンドラマ『君の忘れ方』

昨年の台風7号の影響により休館していたMOVIX八尾のリニューアルオープンを記念して、11月16日(土)に全国公開に先駆けた特別上映と八尾市の隣町ご出身のヒロインの西野七瀬(30)、大阪府茨木市出身の作道雄監督(34)によります舞台挨拶を行いました。


★「地元に帰ってきました!」

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キャパ449人のMOVIX八尾の一番大きなスクリーンにて、チケットも3倍の応募のあった、激戦のチケットを勝ち取った観客の満席の会場は、ゲストの入場と共に大きな拍手が湧いた。イベントはまず、八尾市の隣町出身の西野七瀬(以下 西野)、大阪府茨木市出身の作道監督(以下 作道)の挨拶から始まった。

西野:「雨の中お越しいただきありがとうございます。よく来ていたMOVIX八尾での舞台挨拶を楽しみにしていました」とお客様に感謝を述べ、

作道:「めちゃめちゃスクリーンデカくて緊張しています」と驚きの表情。

西野:「MOVIX八尾は小六から中一くらいの時にできたと思うんですが、家から一番近くて、映画といえばこの“八尾アリ”(※Arioという商業施設)に行ってました(“八尾アリ”っていうんです)」

MC:「“八尾アリ”っていうんですね(お客様に向かって)」(言うという手を挙げたお客様は少ない)

作道:「あれ、もう世代差が出ちゃってるのかな」

西野:「“八尾アリ”にはチャリで行きました。学生の頃ってどこまでも交通手段はチャリ一択なんで、1時間でも漕いで行ってました」

昨年の台風7号での被害で約1年の休館を経てのリニューアルオープンだが

西野:「休館の話は風の噂で聞いていました。(休館は)マジかと思っていました。早く復活できるようにと遠くからですが思っていました。『君の忘れ方』の完成がタイミングも良くて、今日舞台挨拶に来れてよかったです」と地元のお話に花が咲きつつ、この作品は一般のお客様に見ていただくのが初めてですとMCが紹介すると

西野:「どうだったんだろうー」の声にお客様の拍手が湧く、「上映後の拍手も聞こえていました」と嬉しそうに答えた。

MCが撮影中のことを伺うと

西野:「私の撮影日数は比較的限られていたんですが、参加した日は全て快適でした。空気が綺麗でした」

監督へ、西野さんのキャスティングの決め手を尋ねられ

作道:「『君の忘れ方』のタイトルの『君』こそ、西野さんが演じた美紀です。 映画の中で、亡くなってしまって、例えずっと出てこなかったとしても、観客が『君』のことを常に想像できるくらいの存在感のある人。そして、可憐で儚いイメージのある人。これが僕にとって、まさに西野七瀬さんでした」

西野:「監督から、出演をオファーされた時にお手紙をもらったんです」

MCが「ラブレターですか」と水を向けると、

作道:「それくらい、思いは強かったんで!」との力説に

西野:「直筆じゃなかったんですけど」と笑いを誘った。
 

★三人で現場で話して決めました。

MCより、まずは恋人で、その後まぼろしとなって恋人の前に現れるという役所は演じるのに難しかったのでは?と聞かれ

西野:「今まで演じたことない“まぼろし”はチャレンジでした。まず、美紀の意思で出ているのか、昴(スバル)の意思で出ているのか、監督と(主人公の昴を演じた)坂東龍汰さんと打ち合わせをして、あくまで昴の意思だと、みんなで決めました。あくまで幻影として、心情はいらないというか、「無」になって動きました。歩くのが難しかったです。」

作道:「歩き方も、工夫をしてもらいました。さらに演出としては、生きている時の美紀は、ガラス越しでしか映していないのです。見えるのに、触れることが出来ないふたりの距離感を、冒頭で暗示させたかったのです。ラジオ局ではブ ース越しですし、バスのシーンもアクリル板越しにカメラを据えています」

西野:「ガラス越しですし、声の制限もあって、、」

作道:「唯一声を出してもらうシーンは、(スタジオでの)別撮りではなく、ロケ中に録ってもらいました。また(劇中の)美紀も、その声を出す時は緊張していただろうと思って、テイクワンを使いました。そのシーンが終わった時に、西野さんが涙をこぼされて、、」と撮影中の秘話を披露した。

西野:「台本を読んだ当初は深く理解できていなかったのですが、そのシーンのを撮る時には撮影を重ねていたので、スッと演じられました」

作道:「また、西野さんが(まぼろしを表現するために)まばたきをしていなかったんです」

西野:「生身ではないまぼろしという役を演じるために、思いついたのは、まぼろしの時はまばたきなしで演じることでした」

また、劇中でキーになるカレーについてMCよりこだわりを聞かれ、

西野:「(プライベートでは)チキンカレーが好きで、トマトが入っていると嬉しい」と素の表情がほころぶ。

最後に、MCから観客へのメッセージを求められた監督は、

作道:「『西野さんがまぼろしの映画があるらしいよ』と口コミしてもらえると嬉しい」と宣伝をした。

手を振るお客様にも笑顔で手を振り返し、地元のあたたかさを感じるイベントであった。


【あらすじ】

思い出し方がわかった時、君をちゃんと忘れることができる

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森下昴は付き合って3年が経つ恋人・美紀との結婚を間近に控えていたが、ある日、彼女は交通事故で亡くなってしまう。言葉にならない苦悩と悲しみで茫然自失の日々を過ごす中、母・洋子に促され、久々に故郷の岐阜へと帰省する。洋子もまた、不慮の事故で夫を亡くし、未だに心に傷を抱えていた。悲しみは癒えないと思っていたが、ある不思議な体験を通して、昴は美紀の死と向き合っていくように――。

【クレジット】

出演:坂東龍汰 西野七瀬 円井わん 小久保寿人 森 優作 秋本奈緒美 津田寛治 岡田義徳 風間杜夫(友情出演) 南 果歩
監督・脚本: 作道 雄
製作総指揮 :志賀司
原案: 一条真也『愛する人を亡くした人へ』 (現代書林・PHP文庫)
プロデューサー: 益田祐美子 羽田文彦 音楽 平井真美子 徳澤青弦
共同脚本:伊藤基晴
配給:ラビットハウス
Ⓒ「君の忘れ方」製作委員会2024
公式サイト:https://kiminowasurekata.com 
公式SNS(X、Instagram)@kimiwasu_eiga #君の忘れ方

2025年1月 17 日(金)~新宿ピカデリー、大阪ステーションシティシネマ、MOVIX八尾 ほか全国ロードショー!


(オフィシャル・レポートより)


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◼日時 : 11 月 15 日 (金) 11:00~11:30 ※上映後イベント

◼会場 : MOVIX 八尾 スクリーン2

(大阪府八尾市光町2丁目3 アリオ八尾 4F )

◼登壇者:八木勇征 ※敬称略  


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<超不運男子>矢野くんのミラクルピュアラブストーリー『矢野くんの普通の日々』が本日から全国公開。11 月 15 日(金) 公開初日を記念し、リニューアルオープンした MOVIX 八尾にて初日舞台挨拶が実施され、主演の八木勇征が登壇した。


公開初日という記念すべき舞台挨拶に八木は、「大阪のこの地で初めて舞台挨拶ができて、すごく光栄ですし、皆さんと1日楽しんでいけたらなと思います」と挨拶。そして「朝早くから、皆さんありがとうございます!」と観客に向けて感謝を伝えた。


ライブなどでも大阪に来る機会が多いということで、大阪の観客の印象を聞かれた八木は「やっぱり皆さんお声が大きいなって思います。歓声が上がるときも、普通にやってる時よりも 1.5 倍に聞こえます。」と回答。また、同事務所の片寄涼太や、FANTASTICS のメンバーである中島颯太が大阪出身であるなど、身近に大阪出身者がいるということで、大阪の印象を聞かれた八木は「皆さん話がめちゃめちゃ上手というか。大阪の方の喋ってる時のテンポ感があって。僕も(中島)颯太とずっと一緒にいるので、大阪のテンポ感になってきてて。颯太から『勇征くんって会話のテンポ感良いっすよね』で言われて、『あざっす』みたいな(笑)」と、大阪への親近感を見せ、会場の空気を和ませた。


yanokun-bu-240-2.jpg本日は 「MOVIX 八尾 リニューアルオープン記念」ということもあり、リニューアル後初の舞台挨拶を自身が務めたことに対して、ガッツポーズで喜びを見せた。また、関西発として本劇場に導入された3面ライブスクリーンについて聞かれた八木は、「アクションがめちゃくちゃ映えそうですよね!それこそ『HiGH&LOW』シリーズとか。アクションが多い作品が観たいです」と回答。さらに3面スクリーンを使った演出として「いつかまた主演ができて、FANTASTICS でその主題歌をできたら、八尾に(メンバー)全員を連れてきてパフォーマンスができたら」と答え、会場は期待の拍手に包まれた。


映画単独初主演ということで、座長を務めた気持ちを聞かれると「座長って、みんなを引っ張って、すごく責任感もあって、結構プレッシャーがかかるような立ち位置なのかなと思っていたんですけど。でも何より楽しい現場だったなと思ってほしいので、そういうことを心がけていました。」と答えた。さらに「ただ座長っていうだけで、本当は他の共演者の方々やスタッフの皆さんに支えてもらって、作品に集中して取り組めているんだなっていうことをすごく感じた期間だった」と振り返り、「おいしい差し入れはできたんじゃないかと思います(笑)」と、座長として現場の空気を大事にしていたことを語った。


yanokun-bu-240-3.jpg演技について、新城毅彦監督とどのような話をされたのかと聞かれると、「初めてのクランクインの時は、『たたずまいが、ちょっと 27 歳だね』と言われたのが、お芝居に対してのファーストコンタクトだったんですが(笑)でもそれからは、僕からこうした方がもっと良くなるかもって提案させていただいたり、色々話し合いながら撮影していく関係値にはなれたと思います」と回答。また、「僕一人だったら、17 歳の矢野くんの世界観にはなっていなかったと思う。それこそ池端(杏慈)さんだったり、他の共演者もフレッシュな 10 代の方が多かったので、羽柴役の(中村)海人だったり、僕だったり、27 歳組が見事に若返らせてもらったなと思います。」と、改めて共演者への感謝を語った。


MCが FANTASTICS のメンバーから、”矢野くんのキャラクターはそのまま八木くんだった”と聞いたことを伝えると、「そうなんですね(笑)こんなイメージなんだ(笑)」と照れくさそうにリアクションし、「でも似てるなって部分は、アクシデントとか色々起こすきっかけになるのは僕なんですけど。あと良いように言うと、何事に対しても 100%の気持ちで、感情で動くことだったり、中途半端が無いところは、自分と矢野君は近い部分なんじゃないかなと思います」と、矢野くんと自身の共通点を答えた。


yanokun-bu-240-4.jpgまた、主人公の矢野くんが「超不運男子」ということにちなみ、最近起きた不運エピソードを聞かれると、カバンを紛失したエピソードを披露。行きつけの蕎麦屋でカバンがないことに気づき、「無銭飲食になるじゃん」と焦ったところ、「(木村)慧人が歩いてお店に来てくれて。代わりに(お金を)貸してくれて、無事に無銭飲食にならずに済みました(笑)」と話し、会場もホッとした笑いに包まれた。


上映後の舞台挨拶ということで、もう一度観る際に注目してほしいポイントを聞かれると、「矢野くんがケガをするシーンは、『HiGH&LOW』シリーズのアクションチームの方々と一緒に撮ったんですけど、怪我をする時の勢いとかインパクトだったりとか、そういったところは結構細かくやって撮影してたので、そこはもう1回見ても楽しんでもらえそうなポイントじゃないかと思います」と回答。また、観客へ好きだったシーンを質問し、そのシーン撮影時の裏話を披露する一幕もあった。


笑いの絶えない舞台挨拶もあっという間に終了の時間に。最後に八尾に集まった大阪の観客に向けて、「八尾のみんな、今日は舞台挨拶に来てくれてほんまにありがとう~!ぜひ、『やのひび』をみんなに広めてな!」と、関西弁と指切りポーズを披露すると、会場も大盛り上がり!集まったファンに向けて大ヒットの約束をし、記念すべき大阪・八尾での初日舞台挨拶は大盛況で幕を閉じた。
 


『矢野くんの普通の日々』

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主演:八木勇征
出演:池端杏慈 中村海人 白宮みずほ 伊藤圭吾 新沼凜空 筒井あやめ
原作:田村結衣「矢野くんの普通の日々」(講談社「コミック DAYS」連載)
監督:新城毅彦 脚本:杉原憲明 渡辺啓 伊吹一 音楽:信澤宣明
主題歌:Yellow Yellow/FANTASTICS from EXILE TRIBE (RhythmZONE)
企画製作:HI-AX 制作プロダクション:ダブ
配給:松竹
クレジット:©2024 映画「矢野くんの普通の日々」製作委員会 ©田村結衣/講談社
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/yanohibi-movie/news/20241117/

映画『矢野くんの普通の日々』全国公開中!


(オフィシャル・レポートより)

 
 


日本文学界の巨人・筒井康隆の同名小説を『桐島、部活やめるってよ』『騙し絵の牙』の監督・吉田大八が映画化した新作映画『敵』が、2025 年 1 月 17 日(金)より全国公開いたします。


teki_poster.jpg本作の主演には、『ザ・中学教師』(92)で初主演を飾り、『ひき逃げファミリー』(92)で第 47 回毎日映画コンクール男優主演賞、『瀬戸内ムーンライト・セレナーデ』(97)で第 21 回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞するなど、1974 年にフランスで俳優デビューしてから実に 50 年、名優として日本映画、ドラマ、舞台の歴史に名を刻んできた長塚京三。2013 年公開の『ひまわり〜沖縄は忘れない あの日の空を〜』以来、12 年ぶりの主演映画となる。“理想の上司像”の印象も強い長塚が、本作では元大学教授・渡辺儀助を演じ、人生の最期に向かって生きる人間の恐怖と喜び、おかしみを同時に表現する。清楚にして妖艶な魅力をもつ大学の教え子には瀧内公美亡くなってなお儀助の心を支配する妻役には黒沢あすかバーで出会い儀助を翻弄する謎めいた大学生には河合優実。そのほか松尾諭、松尾貴史、カトウシンスケ、中島歩ら実力派俳優陣が脇を固める。


小説「虚人たち」で泉鏡花文学賞を、「夢の木坂分岐点」で谷崎潤一郎賞、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞を受賞するなど受賞歴多数、「時をかける少女」等でも知られる原作の筒井康隆。文壇・メディアとの戦いを経て、生き抜いてきた自身が描く老人文学の決定版である「敵」の映画化にあたり、筒井は「すべてにわたり映像化不可能と思っていたものを、すべてにわたり映像化を実現していただけた」と本作を絶賛。吉田監督は「自分自身、この先こういう映画は二度とつくれないと確信できるような映画になりました。」と自身の新境地を見せる。また本作は、第37回東京国際映画祭(会期:10/28-11/6)、コンペティション部門の正式出品が決定し、本映画祭でワールドプレミア上映を迎える。さらに、11 月に行われる台北金馬映画祭の「Windows On Asia 部門」にも選出され、吉田大八監督の参加が決定している。


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第 37 回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが 11 月 6 日、東京・有楽町の TOHO シネマズ日比谷で行われ、各賞が発表された。コンペティション部門で注目を集めていた映画『敵』は、長塚京三が最優秀男優賞、吉田大八監督が最優秀監督賞、そして最高賞にあたる東京グランプリ/東京都知事賞を見事受賞、主要三冠受賞の快挙となりました!


東京国際映画祭で、日本映画がグランプリを受賞したのは『雪に願うこと』(根岸吉太郎監督/05)以来 19 年ぶり。日本人俳優の最優秀男優賞の受賞も同作品で佐藤浩市さんが受賞して以来同じく 19 年ぶりとなり、更に長塚京三さんの 79 歳での最優秀男優賞受賞は、東京国際映画祭史上最高齢での受賞となった。


teki-550.jpg最優秀男優賞の発表には、本映画祭のコンペティション部門の審査委員長を務めた、香港の俳優トニー・レオンさんがプレゼンターとして登壇。「スクリーンに登場したその瞬間から、その深み、迫真性で私たちを魅了しました」と絶賛の講評を述べ、壇上に登場した長塚京三さんにトロフィーを手渡した。長塚さんは、2 日前の舞台挨拶から間もない発表だったことに触れ、「あまり急なことで、びっくりしてまごまごしています」とコメント。その上で「敵という映画に出させていただいて、これは歳をとってそしてひとりぼっちで助けもなく敵にとりこめられてしまうという話なんですけれども、結構味方もいるんじゃないかと気を強くした次第です。もうぼつぼつ引退かなと思っていた矢先だったので、うちの奥さんは大変がっかりするでしょうけど、もうちょっと、ここの世界でやってみようかなという気にもなりました。」と作品に触れながら受賞の喜びを明かし「東京国際映画祭、ありがとう。味方でいてくれた皆さん、どうもありがとう。」と観客に感謝を述べた。


teki-yoshida.jpg続いて発表された最優秀監督賞を受賞した吉田監督は、『紙の月』(14)で宮沢りえさんが最優秀女優賞を受賞して以来の受賞となるが、今回は自身も最優秀監督賞を受賞。「この小さな映画を誕生から旅立ちまで見送ってくれている全てのスタッフ、俳優の皆さんに心から感謝します。まだ自分がいい監督かということに自信は持てませんが、間違い無く皆さんのおかげでこの映画はいい映画になったと思っています」と感謝と共に、本作への自信を滲ませた。


最後に発表された本映画祭の最高賞にあたる、東京グランプリ/東京都知事賞の発表では、再び審査委員長のトニー・レオンが壇上に登場。「本当にこの素晴らしい映画、心を打ちました。知性、ユーモアのセンス、人生の様々な疑問に我々は皆苦戦するのですが、本当に素晴らしいタッチで、シネマを感情的な形のものとして、全て完璧に仕上げたと思っております。エレガントで、新鮮な映画表現」と映画『敵』を絶賛した。再び長塚さんと舞台に登壇した吉田監督は、『敵』という作品名にかけて「味方も意外と多いと気づくことができてよかったです。僕も長塚さんも皆さんの敵であり、同時に味方でありたいと思っている」と話し、会場に向けて改めて感謝を伝えた。クロージングセレモニーの最後には、審査委員長のトニー・レオンが「全員一致で大好きな映画を見つけることができた」と話し、10 月 28 日から 10 日間に渡って開催された、第 37 回東京国際映画祭を締めくくった。


その後行われた記者会見では、吉田監督と長塚京三さんが二人で登場制作の経緯についての質問が出ると、吉田監督は「原作小説を 30 代のころに読んでいたが、読み直して 30 年前とは違う感覚を覚え、何かの形で吐き出せないかということで映画をつくった」と明かし、「撮影の中では苦労することはあったが、ものすごく楽しい映画作りの経験でした。またこのような華々しい機会にも恵まれ、やはり映画づくりってこういうことがあるから楽しいなと改めて思いました。」と喜びを噛み締めた。


俳優人生 50 周年での今回の受賞について聞かれた長塚さんは「(今回の受賞に関して)全然そういう予測はつきませんでした。想像もつきませんでした。」と予想外の受賞であったことを明かし、「(撮影では)ロケ地が遠かったので、朝早くから行って、帰るころには遅くなっている。毎日一日の撮影を終えることに精一杯。妻のサポートがあってこそです。」と撮影を振り返った。


さらに、本作がモノクロ映画であることへの質問について吉田監督は「主人公が古い日本家屋に住んでいるので古い日本家屋をたくさん見ているうちにいつのまにかモノクロに影響されたようです。前半のストイックな主人公の生活を描くときに、モノクロの方がより抑制的なので良いと思いました。結果、モノクロにしたことで、カラーを観ているときよりもより注意深くみてくれる、つまり没入感が増す、ことに繋がりました。」と明かした。


最後に、以前『紙の月』(14)で観客賞、主演の宮沢りえさんが最優秀女優賞を獲ったことから、東京国際映画祭で賞を獲るコツを聞かれた吉田監督は、賞を獲るコツはないと答えながら「ボクは映画を何で観に行くかというと“俳優”を観に行く。なので、僕の映画は“俳優”を観に来て欲しい。ですから俳優賞をいただけることは、ひとつ自分の想いが達成したという気持ちがすごく強い」と答えた。


◆ 第 37 回東京国際映画祭クロージングセレモニー概要

日時:11 月 6 日(水) 17:00~18:30
会場:TOHO シネマズ日比谷・スクリーン 12


<物語>

渡辺儀助、77 歳。
大学教授の職を辞して 10 年――妻には先立たれ、祖父の代から続く日本家屋に暮らしている。料理は自分でつくり、晩酌を楽しみ、多くの友人たちとは疎遠になったが、気の置けない僅かな友人と酒を飲み交わし、時には教え子を招いてディナーを振る舞う。預貯金が後何年持つか、すなわち自身が後何年生きられるかを計算しながら、来るべき日に向かって日常は完璧に平和に過ぎていく。遺言書も書いてある。もうやり残したことはない。だがそんなある日、書斎の iMacの画面に「敵がやって来る」と不穏なメッセージが流れてくる。


<クレジット>

長塚京三
瀧内公美 河合優実 黒沢あすか
中島歩 カトウシンスケ 髙畑遊 二瓶鮫一
髙橋洋 唯野未歩子 戸田昌宏 松永大輔
松尾諭 松尾貴史
脚本・監督:吉田大八  原作:筒井康隆『敵』(新潮文庫刊)
企画・プロデュース:小澤祐治 プロデューサー:江守徹
撮影:四宮秀俊  照明:秋山恵二郎
企画・製作:ギークピクチュアズ  制作プロダクション:ギークサイト
宣伝・配給:ハピネットファントム・スタジオ/ギークピクチュアズ
製作:「敵」製作委員会
ⓒ1998 筒井康隆/新潮社 ⓒ2023 TEKINOMIKATA
公式サイト:https://happinet-phantom.com/teki
公式 X:https://x.com/teki_movie

 

2025 年 1 月 17 日(金)~テアトル梅田、なんばパークスシネマ、アップリンク京都、シネ・リーブル神戸、MOVIXあまがさき ほか全国公開


(オフィシャル・レポートより)

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