レポートインタビュー、記者会見、舞台挨拶、キャンペーンのレポートをお届けします。

舞台挨拶の最近の記事

budori-s1.jpgゲスト:杉井ギサブロー、小松亮太(バンドネオン奏者)

(2012年 日本 1時間48分)
監督・脚本:杉井ギサブロー 
原作:宮澤賢治  キャラクター原案:ますむら・ひろし
声の出演:小栗旬、忽那汐里、草刈民代、柄本明、佐々木蔵之介、林隆三
(C) 2012「グスコーブドリ製作委員会/ますむらひろし
2012年7月7日(土)~丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
http://wwws.warnerbros.co.jp/budori/

~今こそ見つめ直そう、自然との共生を~

 本作は、『雨にも負けず』の詩で有名な宮澤賢治が37歳で亡くなる前年(昭和7年)に書き上げた童話『グスコーブドリの伝記』の映画化である。厳しい自然との共生や、火山国に生きる者の宿命であったり、身を挺してまでも成し遂げることなど、人類にとって尊いメッセージが沢山つまった作品でもある。
本作を監督したのは、『白蛇伝』『少年猿飛佐助』『西遊記』など日本アニメーション草創期から大活躍のベテラン・杉井ギサブロー監督(72歳)。音楽は、バンドネオン奏者の小松亮太(39歳)が、厳しい自然に立ち向かうブドリの勇気と悠久とした自然の美しさを、アルゼンチンタンゴで使われる楽器・バンドネオンで表現している。
 本作の試写会の前に、杉井ギサブロー監督と小松亮太による舞台挨拶とバンドネオンのミニコンサートが催された。

budori-1.jpg【STORY】
イーハトーヴの森で父と母と幼い妹の4人で幸せに暮らしていたブドリは、冷害で飢饉となり両親は行方不明に、妹は謎の男にさらわれてしまう。てぐす工場で働いたり、里に下りて農作業を手伝ったりしながらひとりで生き抜く。イーハトーヴの街でクーボー博士と出会い火山局で働けるようになったブドリは科学の力を学んでいく。そして、火山を科学の力でコントロールする方法を知り、度重なる冷害を防ぐ方法を思いつく。しかしそれは、ブドリにとって重大な決意をすることになる―――すべては愛する故郷を守るために。

 


(ご挨拶)
 budori-s2.jpg監督:今までいろんな作品を作ってきましたが、この作品には特別な思いがあります。昨年3月、この作品がほぼ完成していた時あの大震災が起こり、大変なショックを受けました。宮澤賢治が昭和初期に書いた童話ですが、自然と人間と科学を今こそ本気で見直さなければいけないと実感しました。そうした賢治の思いを考えながらご覧頂きたいです。
小松:この大作に関わらせて頂いて光栄に思っています。普段アルゼンチンタンゴの情熱を演奏している僕ですが、「人類に対する問いかけ」という壮大なメッセージをどのように表現するのか、と不安と期待が入り混じっていました。でも、意外とこの作品にフィットしていると思いますので、今までにない映画音楽と思ってお楽しみ頂ければ嬉しいです。

――― 1985年の『銀河鉄道の夜』の時もネコキャラで、今回もそうですが、その理由は?
監督:はい、よく聞かれることです。賢治は東北生まれで、舞台も東北だと思われますが、無国籍にしています。おそらく賢治の中では、国境も性別も超えた総ての人々に向けて書いた童話だと思うのです。その奥深さを表現するためには人間の少年ではとても無理だと思い、敢えて人間ではなくネコに似たキャラクターにしました。作品の深い情感は音楽に、キャラクターの思いはネコに託しました。

budori-s4.jpg――― 初めての映画音楽ということで、悩まれたことは?
小松:アルゼンチンタンゴは人間の怒りや悲しみ懐かしさという人間的感情を過剰なほど表現している音楽ですが、今回は自然と人類との関わりがテーマなので、迷うこともありました。でも、僕なりの方法で自然の厳しさを表現するとどうなるのか、と試行錯誤しながらやってみたところ、僕なりの答えが出たような気がしています。27年前の『銀河鉄道の夜』も、細野晴臣さんが初めて映画音楽を担当されたとか。それまでにない映画音楽を楽しむいい機会になっているように思います。

(ここで、小松亮太さんによるバンドネオンとレオナルド・ブラーボさんによるギターで『グスコーブドリの伝記』のメインテーマと、小田和正の主題歌を演奏。) 

budori-2.jpg――― 監督、演奏は如何でしたか? 
監督:聴くたびに思うのですが、バンドネオンは不思議な音で情感豊かですよね。
小松:アルゼンチンタンゴ以外ではあまり使われない楽器なんです。よくアルゼンチンの伝統楽器ですか?と聞かれるのですが、実はドイツ生まれの楽器なんです。金属的なガツンとした音を出すのですが、その裏に悲しさを感じさせるのが特徴なんです。

――― 舞台のそでで聴いていて、泣きそうになりました・・・。
監督:確かに、小松さんの音楽性もありますが、バンドネオンが奏でる音の質感が、ブドリの情感を引き出していると思います。

budori-3.jpg――― 監督は小学生の頃からアニメを志しておられたとか?続ける秘訣は?
監督:小学5年生の時からです。ディズニーの『バンビ』を見てその面白さに魅了され、この道を進もうと決心しました。その頃、漫画映画と呼ばれていた時代で、東映動画がディズニースタジオに近い形で始めたので、そこで必死にやってきました。続けてこられた秘訣なんて特にありませんが、ただ、何でも好きになることが一番だと思います。そうでないと一所懸命になれませんから。(まさに「好きこそもの上手なりけり」)  

――― 小松さんは14歳でバンドネオンを始められたとか?  
小松:はい、その頃バンドネオンの先生が居なかったので、自己流でやってきました。今でも日本には15人くらいしか演奏者がいません。世界的には増加傾向にあり、アルゼンチンへ留学する人も多いです。

budori-s3.jpg――― メッセージをお願いします。
小松:80年前に書かれた原作が映画化され、杉井監督と宮澤賢治のハートに触れ、時空を超えて、何を考えて現代をどのように捉えていたか、みんなのハートに残りますように。
監督:決して押し付けがましい作品ではありません。見終えて、綺麗だった、面白かったという思いを持ち帰ってもらいたいです。賢治作品の中の謎めいたことや、家族とは、自然とは、と語るきっかけになればいいなと思います。


自然との共存が求められる今こそ、主人公の忍耐強さと人道的な生き方に学ぶことは多いように思う。 (河田 真喜子)


 

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(左からバリー・ソネンフェルド監督、ジョシュ・ブローリン、ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ)


 『メン・イン・ブラック3』ジャパンプレミア開催!!~世界で唯一!日本にMIBメンバー総集結!!

MIB3-p.jpg■原題:MEN in BLACKIII(in3D)
■北米配給:ソニー・ピクチャーズ
■製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
■監督:バリー・ソネンフェルド 『メン・イン・ブラック』、『メン・イン・ブラック2』
■脚本:デヴィッド・コープ 『ジュラシック・パーク』、『ミッション:インポッシブル』、『スパイダーマン』
■出演:ウィル・スミス 『メン・イン・ブラック』、『メン・イン・ブラック2』、 トミー・リー・ジョーンズ 『メン・イン・ブラック』、『メン・イン・ブラック2』、 ジョシュ・ブローリン 『トゥルー・グリッド』、 エマ・トンプソン 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
2012年5月25日(金)~TOHOシネマズ 日劇ほか 日米同時公開
公式サイト⇒ 
http://mib-3.com/

(C)2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.
 

 スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ主演で贈る全世界待望のSFアクション・エンターテインメント『メン・イン・ブラック 3』(3D)のジャパンプレミアが、5月8日(火)に六本木ヒルズアリーナにて開催。MIBシリーズお馴染みのエージェントコンビ“J”と“K”ことウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズ、そして今回からシリーズに参加した若き日の“K”を演じるジョシュ・ブローリンや、MIBシリーズの生みの親、バリー・ソネンフェルド監督など『メン・イン・ブラック 3』のフルメンバーが総集結し、会場のファン500人を歓喜させた。更に今回、トミー・リー・ジョーンズがプロモーションに参加するのは日本だけという事もあり、世界で唯一実現するMIBシリーズ最強コンビの姿をカメラに収めようと、会場には100名のマスコミが大挙して詰めかけ、会場はファンとマスコミの熱気に包まれた。 


『メン・イン・ブラック 3』ジャパン・プレミア概要

●日程:5月8日(火)
●場所:六本木ヒルズアリーナ
●登壇ゲスト:ウィル・スミス/トミー・リー・ジョーンズ/
ジョシュ・ブローリン/バリー・ソネンフェルド監督
●レッドカーペットゲスト: 黒にちなみ、黒谷友香、黒豆しば、くまモン(MIBバージョン)、
道端アンジェリカ&浦浜アリサ率いるWomen IN BLACK (黒を纏ったスタイリッシュな総勢26名のモデル)

【イベント概要】
『メン・イン・ブラック 3』レッドカーペットでは、ゲストが登場するたびに集まったファンからは大きな歓声が沸き起こり、ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズらは、握手やサインなどファンサービスにたっぷりと時間をかけていました。 アリーナ舞台挨拶では、「MIB3」の大きな3Dロゴからキャストが登壇。最後には本イベントをこの場にいるファンだけの特別なものとするために、会場にいる観客以外の記憶を消す、巨大な記憶消去装置「ニューララザー」も登場。 ファンと登壇ゲストらは、記憶が消されないようサングラスをかけ映画の世界観にあわせた大盛り上がりのイベントとなりました。 その後、TOHOシネマズ 六本木ヒルズでのプレミア試写前にも劇場の中で舞台挨拶を行い、レッドカーペットイベントでのハイテンションのままのトークに、観客の熱気も最高潮に達しました。

  【レッドカーペット・ステージ挨拶】

MC:一言ずつご挨拶をお願いいたします。
バリー・ソネンフェルド監督:本日はお集まりいただき、ありがとうございます。 『メン・イン・ブラック 3』はMIBシリーズの中で、最高の出来だと自負しています。しかも3Dです。 どの3D映画よりも最高の3Dです。 俳優陣がすばらしい演技を見せてくれましたし、笑って、最後には涙してしまう。そういう作品になっていますので、ぜひ楽しんでください。


MIB3-s3.jpgウィル・スミス:トーキョー!!!!(絶叫)本当に興奮してるよ! 観終わったあともずっと興奮が続く最高の映画をぜひ楽しんでください!

トミー・リー・ジョーンズ:こわいエイリアンもかわいいエイリアンも出てくるんだ。 僕はかわいいエイリアンが好きなんだけど、そのかわいいエイリアンを武器にするシーンもあるんだよ。期待して観て欲しいね。
ジョシュ・ブローリン:トーキョー!!サイコー!!!!(絶叫)ここに来られて本当にうれしい!
MIBシリーズでは下っ端だけど、すばらしい俳優と共演できて本当に光栄だよ。

MC:過去にはマイケル・ジャクソンなど、本作のシリーズはスーパースターのカメオ出演も話題のひとつですが、今回はどなたが出ていますか?
バリー・ソネンフェルド監督:そうだな……レディ・ガガ!(観客席から驚きの声)。それにジャスティン・ビーバー、ティム・バートンも出てるよ。他にもいろんなスターが出てるから、よーく目を凝らして本編を見て欲しいね!

MC:シリーズ初の3Dということで、特に注目してほしいシーンは?
ウィル・スミス:タイムスリップするときに、ニューヨークの高層ビルから飛び降りるシーンだね!!
足がすくむほどのビルの高さと、そこから落下する臨場感が、3Dで体験できるんだ!ここは絶対に見逃さないでほしい。

MC:エージェントKは無愛想な役柄ですが、演技のコツはありますか?
トミー・リー・ジョーンズ:コツなんかないさ(笑)。自分そのままだよ(ウィル・スミス爆笑)。まだまだ勉強中だよ。

MC:若き日のエージェントKを演じる上で、トミーの研究をしたそうですが・・・
ジョシュ・ブローリン:本人を目の前にして言えないけど、全然していないよ(笑)。でも、トミーは僕の演技を気に入ってくれたよ。

 

MC:続編のご予定は?
バリー・ソネンフェルド監督:昨日、ソウルで会見があって、そのときにウィルが僕にMIB4のアイデアが浮かんだとささやいたんだ。3も2のときのウィルのアイデアがきっかけだったから可能性はあるかもね!

MC:多彩な演技で魅了されます。どうしたらそんな演技ができるのですか?
ウィル・スミス:アリガトー!楽しんで演じていたら自然に生まれたんだよ。映画を観て楽しんでほしい。お客さんにそういう思いを差し上げるつもりでやっているんだ。

MC:トミーは今回、世界で唯一、日本にだけ来ていただいたんですよね。日本のファンにメッセージをお願いします。
トミー・リー・ジョーンズ:私は本当に日本が大好きです。来られて幸せです。
戦後65年、日本とアメリカは文化の交流をし、共通点もたくさんあります。私にとって日本は第二のふるさとです。ファンのみなさんがいてくれて、本当にうれしいよ。

MC:今回、MIBシリーズの新たなメンバーになったわけですが、監督やウィル、トミーに伝えたいことはありますか?
ジョシュ・ブローリン:このファミリーに入れて、そしてこの関係がこれからも続いていくかもしれないというのは、これ以上ないほど光栄なことだよ。


【TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 舞台挨拶】

MIB3-s2.jpgMC:一言ずつご挨拶をお願いいたします。
ウィル・スミス:一生懸命、この映画を作りました。観終わった後もずっと興奮が冷めない内容だから、楽しんで下さい!!
トミー・リー・ジョーンズ:(会場のお客さんが3Dメガネをかけているのをみて)サングラス、似合ってるね(笑)。いつもかけている僕たちの気持ちがわかると思うよ!
ジョシュ・ブローリン:今回は3Dが本当にすばらしいんだ、最高に楽しんでください!
バリー・ソネンフェルド監督:みなさん、おめでとうございます! 今までで最高の3D映画をご覧になれるのですから。 ここにいる三人の俳優は本当にすばらしい演技をしてくれました。
絶対に気に入っていただける作品に仕上がっています。

MC:本日は、ウィルの呼びかけで東日本大震災の被災地復興に携わった方をお招きしております。
ウィル・スミス:私たちにとって本当に大切なこと、それは助け合うことです。本日はこの映画のためにお越しいただき、本当にありがとうございます。

MC:ウィルとトミーは10年ぶりの再会ですが、撮影時のエピソードを教えてください。
ウィル・スミス:トミーとは16年の付き合いなんだ。3の撮影初日、時が過ぎていないような気がしたよ。
トミーは僕のことが大好きなんだ。だから気が合うのさ!
トミー・リー・ジョーンズ:(会場のお客さんといっしょに)リアリー?(本当?)

MC:楽しい撮影現場だったんですね。ジョシュは新しいメンバーですが、いかがでしょう?
ジョシュ・ブローリン:4時間ぐらい話せることがあるよ!映画が上映できなくなってしまうね。
バリー・ソネンフェルド監督:じゃあ、ストップ!(笑)みなさんお待たせしました!『メン・イン・ブラック 3』をぜひ楽しんでご覧ください!


【解説】
全宇宙の秩序と平和を守るため、人類にまぎれて地球に生息するエイリアンの行動を監視する政府の極秘組織=[MIB]。その第一線で活躍する黒づくめの敏腕エージェント"J"(ウィル・スミス)と"K"(トミー・リー・ジョーンズ)の抱腹絶倒コンビの活躍を描き、全世界1000億円を超えるメガヒットとなった超人気シリーズは、最新作でさらにスケールアップ。今回は時空を飛び越え、タイムスリップした「過去の世界」を舞台に壮大な戦いが繰り広げられる。さらに、エージェントKの無愛想な性格の秘密や、JとKの関係にまつわる驚愕の真実など、シリーズを通じてベールに覆われていたあらゆる謎の答えが、過去の世界で明らかになっていく!!

【STORY】
エージェント"J"と"K"のコンビは今日も奇想天外なエイリアンたちを監視し、その暴走を取り締まるべく奔走していた。ある日、Jは単独で事件を追うKを不審に思い、その真相を問い詰めるも全く取り合ってもらえない。翌日、不信感を募らせたJはKを探すが、どこを探してもKの姿が無い。さらにMIBの上司からは、「Kは40年前に亡くなった」という理解不能な発言が飛び出す。混乱するJ。何者かが過去を書き換えたのか?そして、時を同じくしてエイリアンの侵略が一斉に始まり、地球は未曽有の危機に陥る?果たしてKの身に何が起こったのか?そして、黒幕はいったい誰なのか?すべての謎を解き明かし、地球の危機を救うため、Jは40年前の世界にタイムスリップを試みる!
(東宝東和リリースより)

(C)2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.
 

 hotaru-1.jpg~心の故郷、大自然を舞台に、時代を超えた感動的な愛と絆の運命がめぐる少年の成長ファンタジー~

(2012年 日本 1時間45分) 
原作 川口雅幸
監督 宇田鋼之介
脚本 国井桂
2012年5月19日(土)~ 全国ロードショー
公式サイト⇒http://www.nijiirohotaru.com/

(C)川口雅幸/アルファポリス・東映アニメーション



 本作「虹色ほたる」は、著者川口雅幸の自身のホームページで連載し、人気投票サイトで上位にランクし、出版に至ったという読者と共に育ったシンデレラ小説が原作。2007年に出版され、現在では40万部を突破。 映画では、暖かな日本人の原風景と人と人との絆を、アニメーションならではの自然の描写、そして生き生きとした少年少女たちの姿を圧倒的な映像美で描き、5/19(土)より全国公開いたします。公開に先駆け、原作者の川口雅幸氏の地元大船渡にて、宇田鋼之介監督、梅澤淳稔プロデユーサーを迎え舞台挨拶を行いました。会場には市民約600名がかけつけ、制作エピソードに耳を傾けました。

■日程 :4月30日(月)
■場所 :大船渡市・市民会館リアスホール
■登壇者:川口雅幸、宇田鋼之介監督(46)、梅澤淳稔(52)

川口:今日改めてここに立ちましてすごいことになったんだなという実感がわいてきました。今日を迎えるにあたって宇田監督をはじめ関係者の方に感謝しております。(最初に映画化の話があったときは)正直“来た!”と思いました。ネット小説を書いているときから映像化ということを意識して書いていたので念願でした。キャストも実際の年齢に近い子役さんを使って頂いたのですごくリアルでした。(松任谷夫妻について)実は私、昔、大林監督の「時をかける少女」という映画に恋をしていたことがありまして。その映画音楽が松任谷正隆さんで、主題歌の作詞作曲が松任谷由美さんだったんですよ。だから今回の話は運命的なものに感じています。(最後に)これは2007年に書いたものなのですが、大切な人が亡くなったり住んでいた所が奪われたり、震災のことと重なる部分があります。観られる皆さんには何か感じるものがあるかと思います。テーマにもなっていますが「今を生きる」ということを映画から感じ取ってもらえればと思います。

宇田:今日はこんなに大勢いらっしゃって頂いて嬉しいです。ありがとうございます。(画の作り方について)ケンゾーは古い時代の子、ユウタとサエコは現代の子ということで時代の服装は意識しました。でもデザイン的なことよりも登場人物の人格や考え方は基準を作って考えましたね。最後の方はキャラクターたちが実在している人物のように感じてしまって、動いている彼らを借りているという感じでした。背景もダムに沈んだ村ということで狭い空間が感じられるような難しい注文をアニメーターさんにお願いして描いてもらいました。(最後に)登場人物にはいろんなことが起こりますが、彼らは一つずつ頑張っていこうとします。それを私たちスタッフのエールとして受け取って頂ければと思います。

梅澤: 「虹色ほたる」ができるきっかけは2007年の夏の終わりですかね。大雨にふられ雨宿りしようと思って本屋に入ったら奥の方が光っているんです。なんだろうと思って近づいたらそれが「虹色ほたる」だったんです。嘘ですよ(笑)でも僕には本が光っているように見えたんです。読んでみてこれはすごいよってことで社長に直談判して映画化することになりました。映像化にあたって川口先生には「すべてお任せします」と言われてしまい、なんてプレッシャーをかける人なんだと思いましたね。なのでそのまま監督に「すべてお任せします」とバトンタッチしました(笑)今回の映画の作画は一枚もコンピューターを使っておりません。ほたるのシーンも一枚一枚手で描いています。これが技術的な見どころですが、一番はストーリーなので是非楽しんで頂ければと思います。


   【STORY】
一年前に交通事故で父親をなくした小学6年生のユウタは、夏休みに一人、父親とよくカブトムシを取りに来た思い出の場所、山奥のダムへ昆虫採集に向かい、不思議な老人と出会う。
突然の豪雨で足をすべらせ、意識を失うユウタ。目を覚ましたユウタの前には、一人の小さな女の子、さえ子とダムに沈んだはずの村が。どうやら三十年以上前の村にタイムスリップしてしまったらしい。
ユウタを“いとこ”として、あたりまえのように扱うさえ子。ユウタと同い年のケンゾーも現れ、翌朝クワガタ虫を取りにいく約束をするユウタ。さえ子に連れられた家では、お婆ちゃんもユウタをさえ子のいとことして優しく出迎えた。何が起こっているのか、全くわからないユウタ。その夜、再び不思議な老人が現れ、ユウタは一ヶ月間、この時代に居続けなければならないことを告げられる。ユウタにとって、かけがえのないもう一つの夏休みのはじまりだった・・・・・・

1970年代の田舎の村の豊かな大自然。かけがえのない仲間たちと過ごす最高の日々。失われてゆく美しい日本の夏の風景の中、物語は涙のクライマックスへ。
さえ子が抱えている秘密とは? ユウタとさえ子の運命的な絆とは? そして【虹色ほたる】とは?
誰の心の中にもある永遠の夏休みの中で、【ひとりの少年の成長】と【人との絆】を圧倒的な映像美で描いた、懐かしくも切ない感動ファンタジーです。
(東映リリースより)


 『虹色ほたる~永遠の夏休み~』完成披露試写会レポート
 

 ■hotaru-2.jpg日程 :5月9日(水)
■登壇者:武井証、木村彩由実さん、新田海統、尾木直樹、石原良純、宇田鋼之介監督
 5/19(土)の全国公開に先駆けまして、映画「虹色ほたる~永遠の夏休み~」の、完成披露舞台挨拶を行いました。イベントには、本作に声の出演をされた子役の武井証さん、木村彩由実さん、新田海統さんの他、応援隊長を務める教育評論家の尾木直樹さん、さらには自然とダムをこよなく愛する応援隊副隊長・石原良純さん、そしてこの作品のメガホンを取った宇田鋼之介監督が登壇しました。

「武井さん」
いつもの演技は顔や体で演じるものですが、今回は声だけで感情を表すので、とても難しく、緊張してしまいました。良純さんの予報通り、“虹色ほたる現象”が起きてほしいなと思います!


「木村さん」
さえ子はお兄ちゃんが大好きな子なので、私もお兄さんほしいなと思いながら演じました。声優のお仕事は、自分のタイミングではなく、アニメの動きに合わせなくてはいけないのでとても難しかったです。横浜に住んでいるので、夜といったらイルミネーションばかりで、今までほたるを見たことがないので、ぜひ見てみたいです!この映画も、いろんな人に観てほしいなと思います。


「新田さん」
声だけのお芝居は、ほかの表現手段が全部ないので、とても難しかったですが、勉強になりました。一度、北海道に住んでいた時、暗幕の中でほたるをみたことがありますが、今度は自然の中で見てみたいです!(石原さんの“虹色ほたる前線”の予報を聞いて)さすが予報士!と思いました。これからは雨がたくさん降ったりする時期でもあるので、ぜひ映画館に『虹色ほたる』を観にきてください。


「尾木さん」
  この映画には、古き良き日本の自然豊かな時代が描かれているから、なつかしさや安心感を感じられると思うわよ。家族で観ればきずなも強くなるはず。それに、子どもにとって大事な原体験というものを映画を通して経験できる、教育的にもとてもいい映画。公開日に石原さんはお客さんの数かぞえに映画館いくっていってるから、私は一緒に呼び込みやろうかしら(笑)


「石原さん」
僕も声優やったことありますけど、おっちょこちょいのリス役だったんですよ!リスの気持ちもわかんないのに、その上おっちょこちょいって、ねぇ!この作品の声優さんは、始め大人の方がやっているのかと思ってましたが、皆さん予想よりお若くて驚きました!僕は逗子で育ったんですが、高台の水飲み場に毎年夏になるとなぜか一匹だけほたるを見つけるんですよ。だから、そのほたるを見ると、ああ夏だなぁと思ったりしていました。皆さん、公開日は私、映画館でお客さんの数かぞえてますからね。ぜひ観に来てくださいね!


「宇田監督」
この物語の中の時代って思ったより昔じゃないんですよね。作品の中には肌ざわり感みたいなものがほしくて、今風でなく、やわらかいタッチの画に仕上げていこうと思いました。実は、CGを一切使っていないんです。人物はもちろん背景もすべて一枚一枚手描きなんです。音楽監督の松任谷正隆さんにもそれをお伝えして、音楽でも肌ざわり感を大事にしてくださり、音楽も打ち込みなしのすべて生音・オーケストラを使っています。皆さん、どうぞ、よろしくお願いいたします。
(東映リリースより)

(C)川口雅幸/アルファポリス・東映アニメーション
 

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 (C)2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
 

テイラー・キッチュ、浅野忠信、リアーナ、ピーター・バーグ監督ほか登壇!
空母のフライトデッキで初の記者会見
■日時:4月2日(月)
■場所:米軍横須賀基地 原子力航空母艦ジョージワシントン
■登壇者:テイラー・キッチュ、浅野忠信、リアーナ、ブルックリン・デッカー、アレクサンダー・スカルスガルド、ピーター・バーグ監督
 


『バトルシップ』

(2012年 アメリカ 2時間10分)
監督:ピーター・バーグ『ハンコック』 
製作:ブライアン・ゴールドナー、ベネット・シュニアー、サラ・オーブリー、ピーター・バーグ
VFX:ILM
出演:テイラー・キッチュ『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』/浅野忠信『47RONIN』『マイティ・ソー』/リーアム・ニーソン『アンノウン』『シンドラーのリスト』/リアーナ(映画初出演) 
配給:東宝東和  
4月13日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー
公式サイト⇒
http://www.battleship-movie.jp/

【作品概要】
battleship-1.jpg台はハワイ。アメリカをはじめとする世界各国の護衛艦が集結して大規模な軍事演習が行われるなか、沖合に正体不明の巨大な物体が出現する。それは、地球からの友好的な呼びかけに応じて飛来したエイリアンの母船だった。
しかし、呼びかけを行った科学者たちの意図とは裏腹に、エイリアンは次々と未知の武器を繰り出し、激しい攻撃を仕掛かけてくる。その戦いの最前線に立たされたは、演習に参加していた米海軍の新人将校アレックス・ホッパーと、彼がライバル心を燃やす自衛艦の指揮官ナガタだった。

弱点も戦略も読めないエイリアンに対し、知力と体力の限りを尽くして立ち向かう海の精鋭たち。果たしてエイリアンの攻撃の目的は何なのか?アレックスとナガタはそれを阻止することができるのか?そして、彼らは地球を壊滅の危機から救うことができるだろうか!?


太平洋上に出現したエイリアンの侵略部隊と世界連合艦隊の壮絶な戦いを未曾有のスケールで描く本作は、『E.T.』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ジュラシック・パーク』といった映画史に残るヒット作を世に送り出してきたユニバーサル映画が100周年を記念して放つアニバーサリー超大作です。
この度、来日した本作主演のテイラー・キッチュ、世界の歌姫リアーナ、ブルックリン・デッカー、アレクサンダー・スカルスガルド、ピーター・バーグ監督、そして浅野忠信が一堂に会し、日本初となる空母ジョージワシントンでの記者会見を行いました。

原母ジョージワシントンのフライトデッキには、 日本が100名(スチール70名+ムービー30名)、海外が50名の あわせて150名ものプレスが集まりました。
米軍セーラーが敬礼で迎えるレッドカーペットは、 映画のワンシーンさながらに厳粛な雰囲気を醸し出すも、 主演のアメリカ海軍新人将校アレックス・ホッパー役のテイラー・キッチュ、 アレックスの部下・レイクス役のリアーナ、海上自衛隊の艦長・ナガタ役の浅野忠信、アレックスの恋人で理学療法士サマンサ役のブルックリン・デッカー、 アレックスの兄で司令官ストーン・ホッパー役のアレクサンダー・スカルスガルド、 そしてピーター・バーグ監督が次々に現れると一変、 会場は華やかなムードに包まれました。
会見では登壇者6名が本作にかける情熱や見どころ、 そして撮影の裏話などを語りました。
記者からの質疑応答では、時間内に収まりきらないほど 多くの質問が寄せられ、注目の高さがうかがえました。

【会見内容】
MC:一言ずつご挨拶お願いします。
ピーターバーグ監督:今日はこの場にお越しいただき、ありがとうございます。このときは僕だけでなく、みんなにとってエキサイティングな時間です。この映画の企画は、父が海軍マニアだったのもあって、少年のころから考えていたものです。この場にいる水兵のみなさんにも感謝を。空母ジョージワシントンの上で会見ができることを誇りに思っています。
リアーナ:こういったチャンスを与えてくれてありがとう!海兵のみなさんと同じレベルまで演じられたかわかりませんが、がんばりました。この艦を母艦としている兵士のみなさん、ホームに招いてくれてありがとう!
浅野忠信:2年前の今頃、海上自衛隊の艦に乗せてもらい説明を受けました。その後ハワイで撮影し、今この艦に乗れて幸せです。映画がヒットすることを願っています。
アレクサンダー・スカルスガルド:この映画に出られたことは栄誉であり、ありがたいことです。今日この日を楽しみにしていました。1年半ぐらい前に撮影が始まりましたが、多くの人のサポートがなければできなかったので、本当に感謝しています。
テイラー・キッチュ:パールハーバーで6か月間撮影し、兵士のみなさんとその家族を見て、いろいろな犠牲を払ってがんばっている姿に影響を受けました。今みなさんの前に立つことができて本当にうれしいです。

<質疑応答>
Q:(監督へ)日本初という空母での会見、ご感想をお願いします。
監督:『バトルシップ』は幸運にめぐまれました。海軍の空母や駆逐艦など使わせていただき撮影ができました。そして乗組員たちの力量に驚嘆しました。戦艦が持っている力は大きく、それを多くの人のために良いことのために使うことができることを、今この場で感じることができます。


Q:(監督へ)お父さんが海軍オタクだったそうですが撮影時、特にこだわったことはなんですか?具体的なシーンや事柄をおしえてください。
監督:『バトルシップ』のいちばん大切なことは、夏の娯楽作品だということです。ファミリーに観てほしいので、楽しい映画にしたいと思いました。海軍マニアな父の息子ですし、従軍している友人もたくさんいるので、この映画を観た水兵たちに「そうそう、こうなんだよ」と言ってもらえるような映画にしたくて、映画批評家ではなく水兵たちをまず念頭に置いて映画を作り上げました。

Q:(リアーナへ)初の女優としての経験はいかがでしたか。
リアーナ:最高の体験でした。もちろん緊張したし初めての撮影から台本になかったシーンで、ナーバスになる暇もありませんでした。本当にすばらしい共演者に恵まれました。また機会があったら、挑戦したいです!

Q:(テイラー、浅野さんへ)リアーナとの共演の感想をお願いします。
テイラー:どんな役者であっても、初だろうが60本目の映画だろうが、いちばん大切なのは、撮影時に心をオープンにして演じること。彼女は監督のプロセスに乗っ取って反応し演じていたので尊敬しました。
浅野:歌手として活躍されているので、最初から存在感がありましたね。すでに役柄として説得力があって、海兵そのものでした。

Q:(浅野さんへ)自衛隊の艦も見学されたとのことすが、日本とアメリカの艦の違いなどありましたか。
浅野:怒られてしまうかもしれませんが、日本はやはり真面目だからか、とてもきれいで、アメリカのほうはところどころラフなところが…コーラのキャップが挟まっていたり(笑)。汚いというわけではないんですよ!
監督:一言、付け加えさせてください。アメリカのほうはとてもクリーンなんです。日本のほうはさらにクリーンというだけですよ(笑)。
(東宝東和リリースより)
 



battleship-wp1.jpg『バトルシップ』ワールドプレミア上映 レッドカーペット・舞台挨拶
■日時:4月3日(火)
■会場:国立代々木競技場 第一体育館

■登壇ゲスト:テイラー・キッチュ、浅野忠信、リアーナ、ブルックリン・デッカー、アレクサンダー・スカルスガルド、グレゴリー・D・ガドソン、ピーター・バーグ監督、ドナ・ラングレー(脚本家)、ほか
エグゼクティブ・プロデューサー:ブレイデン・アフターグッド
プロデューサー:スコット・ステューバー、サラ・オーブレイ、ベネット・シュナイアー
ユニバーサルピクチャーズ会長:アダム・フォゲルソン
ユニバーサルピクチャーズ共同会長:ドナ・ラングレー


4月13日(金)より公開となりますユニバーサル映画100周年記念作品『バトルシップ』(東宝東和配給)のワールドプレミアを4月3日(火)、国立代々木競技場 第一体育館にて監督のピーターバーグをはじめテイラー・キッチュ、浅野忠信、リアーナ、ブルックリン・デッカー、アレクサンダー・スカルスガルド、グレゴリー・ガドソン元大佐ら豪華キャスト陣も勢揃いした、レッドカーペット、舞台挨拶を行いました。

【イベント概要】
ユニバーサル映画100周年記念超大作『バトルシップ』のワールドプレミア上映前にレッドカーペット、舞台挨拶を行いました。レッドカーペットをゲストが歩く様子が場内のモニタに映し出されると、会場からは大きな声援がわきおこり、早くも大盛り上がり。
舞台挨拶では、ユニバーサル映画100周年を記念した特別映像も披露され、ワールドプレミアに華を添えました。

【舞台挨拶】
ユニバーサル映画100周年記念スピーチ
ユニバーサルピクチャーズ会長:アダム・フォゲルソン
本日『バトルシップ』のワールドプレミアをここ東京で行うことができて大変嬉しく思います。立ち上がりから3年以上、日米の才能が集結し、素晴らしいキャストに恵まれたわが社の特別な年の特別な作品がこの場でお披露目できて、嬉しいです。

ユニバーサルピクチャーズ共同会長:ドナ・ラングレー
世界中どこにいても映画で繋がることができます。2012年はユニバーサル映画が設立され100年目の特別な年です。特別な年の特別な作品『バトルシップ』をご覧になる前に、ユニバーサル映画の歴史をまとめた映像をご覧ください。

【特別映像上映】
※ユニバーサル映画100周年の輝かしい歴史をまとめた特別映像を上映いたしました。

MC:輝かしいユニバーサル映画の歴史が詰まっていた、素晴らしい映像でしたね。ユニバーサル映画100周年記念超大作『バトルシップ』のワールドプレミア上映が日本で行われることとなりました。まず監督から一言いただきたいと思います。
ピーター・バーグ監督:こんなにたくさんの人にお集まりいただきましてありがとうございます。私たちは今日ここに来られてうれしいです。あらゆる人に楽しんでもらえる映画をつくったつもりですので、とにかく楽しんでご覧ください。
日本とアメリカは、協力し合い助け合っています。アメリカは本当に日本を愛しています。日本も同じだと信じています。ですから、日本とアメリカが手を取り合いエイリアンに立ち向かうという日米の絆を描いた作品を手がけられて本当に嬉しいです。

MC:それではキャストの皆様にご登壇いただき、一言ずつご挨拶をいただきましょう。
テイラー・キッチュ:皆さんこんばんは。温かく歓迎していただきありがとうございます。日本でワールドプレミアが行えて嬉しいです。楽しんでください。
浅野忠信:日本が世界で一番最初に一般の客様に観てもらえることになって、しかもこんな盛大な場所でワールドプレミアが行えるなんて夢のようです。
僕自身もこういう場所でみるのははじめてなので皆さん皆さん一緒に楽しみましょう!
リアーナ:ハロー!トーキョー!! 本当にこの場にいられてエキサイティングだわ! 初めての映画出演が、こんな超大作なんて誇りに思うわ!
私は男勝りの役なんだけど、アクションに是非注目して楽しんでね!!
ブルックリン・デッカー:日本に来るのは初めてで、このような大作のワールドプレミアで来られること、そしてこのような場に立てることは貴重な体験で嬉しく思っています。みなさん楽しんでください。
アレクサンダー・スカルスガルド:皆さんこんばんは。こんな大きなステージに立たせてもらい一曲歌いたいところですが、テイラーに止められました(笑)。
悪天候の中こんなにたくさんの人に来ていただきありがとうございます。是非楽しんでください。
グレゴリー・D・ガドソン:こんばんは、私は初めて出演する映画でこのような
場に立てて非常に光栄です。皆さん是非楽しんでください。

MC:浅野さんこれから映画をご覧になる皆さんに一言メッセージをお願いします。
浅野:本当に今日は楽しいです。小さいころから面白い映画を観るのが楽しみで、
そして今面白い映画に出させていただき、この場に立てることが最高です。
今日は存分に楽しんで、気に入ってもらえたら友人や家族と何度でも観てください。

(東宝東和リリースより)

(C)2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
 

chiisanaeigakan-4.jpg(2012.3.3 元町映画館)
ゲスト:森田恵子監督

(2012 日本 1時間55分)
監督: 森田恵子
協力:大黒座、蠍座、びばいシネマ、シネマ尾道
2012年2月25日~シネ・ヌーヴォX、3月3日~元町映画館、3月31日~京都みなみ会館、4月14日~シネマルナティック他全国順次公開
公式HP→http://www.chiisanaeigakan.com/


町から映画館が次々に消えていって久しい。町の映画館といった光景がもはや貴重体験となりつつある今、商店街の映画館として一昨年誕生した元町映画館で、北海道にある映画館のドキュメンタリーが上映される。

北海道の襟裳岬に近い人口1万4千人の浦河市にある大黒座。大正7年創業の93年目を迎える老舗映画館だ。廃館の危機にさらされながら、町の人や、大黒座を愛する人たちのサポートを得て、町になくてはならない存在として今も映画の灯をともし続けている。元町映画館公開初日となった3月3日上映後に本作の森田恵子監督が舞台挨拶を行った。その模様をご紹介したい。

chiisanaeigakan-1.jpg■いつもと変わらない大黒座を撮る。

90周年になっても特に何もしていない、いつもと変わらない大黒座を撮ってほしいというところからスタートしました。2008年9月から撮影を開始したのですが、ちょうどそのときに上映していたのが『潜水服は蝶の夢をみる』で、私はとても好きな映画だけれど、ここで上映してお客さんが入るのかなと思っていました。

浦河は千歳から3時間かかる不便な港町ですが、ぺてるの家という精神障害者の生活拠点を95年に撮影したことがあるので、そこに大黒座があることは話に聞いて知っていました。たまたま大黒座を応援する映画を作ってほしいという依頼があり、私は埼玉に住んでいるので道内の方に頼んだ方がいいのではとお返事したものの、是非とのことで1年半ぐらい撮影していたんです。

chiisanaeigakan-2.jpg■浦河の町の豊かさを再認識して、映画作りを続行。

ところが、依頼者の方がやめると言われました。すでに20人ぐらい浦河の町の人に話を聞いていて、浦河の町の豊かさを再認識したので、自分で映画を引き続き作ることにしました。国の助成金を急遽もらうことになり、その手続きをしたときに、助成の条件が映画館で2週間上映することだったのですが、大黒座の映画なのでそれはすぐにクリアできると。

■映画館はあって当たり前。「何が珍しいの?」と聞かれる。

どこも小さな映画館は大変です。浦河の人からすれば、映画館は生まれたときからあって、あるのが当たり前のものなので、私が撮っていると「何が珍しいの」と聞かれました。でも、地方で自分の住んでいる町に映画館がなくなった人はやはり寂しいとおっしゃっています。

chiisanaeigakan-s1.jpg■今の若い人に映画館ならではの体験を。

今の若い人には、映画館で映画を見ることを是非してほしいです。作品中で映画館主の奥さんである和子さんが「エイリアン2」を見て、外にでたらいつもの町の光景が広がって不思議な感じがしたと言っていましたが、そんな体験ができるのも映画ならではです。

シネコンと町の映画館は、ショッピングセンターと個人商店みたいなもので、町の映画館では店主の目利きや説明があります。そういう説明があったら、今まで見たことないけれど試してみようかなと思えます。それにスタッフの思いや気配りがあります。

こうやって、関西の人が北海道の小さな映画館の話を見ていただけるなんて、作った当初は思ってもいませんでしたが、偶然でも北海道の小さな映画館の映画を見ていただけて、うれしいです。


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舞台挨拶後は、場所を移して森田恵子監督を囲んでの食事会が開催された。この食事会には元町映画館スタッフや神戸映画サークルメンバーの方をはじめ、三木労音や三木町づくり協議会の方、そして愛媛より本作を上映予定のマネキネマの方など映画上映に携わるさまざまな立場の方が参加。舞台挨拶でも監督が触れた、若い人に映画体験をしてもらうにはどうしたらいいかといった話題や、学校現場で芸術鑑賞会の中に音楽、演劇関係は含まれても映画鑑賞の機会がなくなっている現実についても話が及んだ。

chiisanaeigakan-3.jpg森田恵子監督からは、本作や以前撮影した「ぺてるの家」で浦河の人たちと触れ合うときに、生まれたときからずっと町に映画館があること、精神障害者の拠点があることに慣れている町の人たちの精神的な豊かさを感じるとお話いただいた。短い時間ではあったが、監督を囲んで自らの映画実体験(「子供の頃は映画館のトイレの窓から忍び込んで映画を観た!」「学校鑑賞会を生徒会で運営し、アメリカンニューシネマの『イージーライダー』を上映した。」)も交えながら映画や映画館について語り明かした後は全員で記念撮影。映画館のドキュメンタリーが与えてくれた貴重な場に心から感謝したい。

この日の舞台挨拶や食事会を通して、映画館がある町に住んでいることがいかに幸せなことであるかを実感した。若い頃の映画体験は、間違いなくその人の人生を豊かにする。その機会を逃している世代にどうやって映画を観る機会を与え、映画の魅力を伝え、実体験してもらうか。『小さな町の小さな映画館』で映し出された大黒座と大黒座を支える人たちから、映画という文化によって心の豊かさが育まれる姿を目の当たりにし、まさに奇跡を見たような喜びが湧き上がる。町の映画館にとって冬の時代が続くからこそ、自分ができることで大黒座を支え続ける人たちの真っ直ぐな気持ちが、新しい大黒座ファン、しいては町の映画館ファンを作っていくことを切に願いたい。(江口 由美)

(2012.1.20 大阪ステーションシティシネマ) ゲスト:林遣都、駿河太郎

 

荒川1.jpg 中村光の人気コミック『荒川アンダー ザ ブリッジ』が、『荒川アンダーザ ブリッジ THE MOVIE』としてスクリーンで新しい世界を見せる。2011年夏にオンエアされたドラマと同時撮影をした本作は、ドラマ版とはまた違った見せ場を用意。主人公リクと金星人ニノのラブストーリーを中心にしたちょっとロックなファンタジーに仕上がっている。本作の初舞台挨拶が、出身地の関西からということでハイテンションの林遣都、駿河太郎を、会場から熱い「座長」コールがさらに盛り上げ、トーク前から『荒川アンダーザ ブリッジ』ワールドが全開。映画さながらのボケとツッコミを交えながら、撮影現場でのエピソードを披露してくれた。

 

(最初のご挨拶)

林:こんばんは。一ノ宮行(リク)をやらせていただきました林遣都です。今日は平日のお忙しい中お越しいただきありがとうございます。映画版初舞台挨拶ということで、地元関西でやれて幸せです。今日は太郎さんがいるのできっと幸せな時間になると思います。よろしくお願いします。

駿河:ラストサムライ役をやらせていただきました駿河太郎です。舞台挨拶自体が初めてで、僕関西でレギュラーやらせてもらっているんですけど、ここ大阪ステーションシティシネマでも早めにきて一人でその辺に座ってよく映画を見ています。こんなところに立たせてもらって座長、ありがとうございます。

━━━豪華キャスト勢揃いの中、座長と呼ばれるのにプレッシャーを感じませんでしたか?

林:今は何も感じなくなりました。もともと飯塚監督が僕からあまりモチベーションを感じられなかったからか、プレッシャーをかけてきて、「主演というのは座長だからな。頼むよ。」みたいな感じで。それを聞きつけた村長役の小栗旬さんが「おまえ座長なんだってな。」と、それを聞きつけたみなさんが悪用ですよ。(笑)

━━━なかなか不思議な世界観でしたね。

林:いろんなことを忘れて楽しめる映画なので、もうほんとに夢の世界に行ってきてくださいという感じですね。

━━━お互いの第一印象やその後の印象はいかがでしたか。

駿河:座長の風格があるといった感じですね。一回り年が違うんですけど、むっちゃしっかりしてるでしょ。遣都の横にいると年が一回り上と言うことを忘れるぐらいすばらしい人でしたね。

林:関西人だったということですごく接しやすかったし、僕ら二人はロケで泊まることが多かったので、太郎さんとは相当長い時間を共にしました。一回り上ですけど、お酒を飲んで「おっさん、何言ってるんだよ。」と言ってしまったこともあって。今日久しぶりに会ってちょっと失礼しすぎたかなと。

━━━独特のボケとツッコミが印象的でしたが。

駿河:撮影に入った当初は関西人ですし、こういうシュールな笑いは好きは好きですので、色んなことを考えていったのですが、そういうことを全員でやるとゴチャゴチャになるのでその中でラストサムライは何もせずに遠い目をするということで最終的には落ち着きました。本当はやりたいけれど、あえてしないというところでラストサムライという役に向き合ってました。

林:(唯一のツッコミで関西人としての血が騒いだかとの問いに)全然です。普段もあまりツッコんだりしないですし、関西弁もあまりしゃべらなくなったので・・・

~観客から「しゃべって!」とのツッコミに~

いやや!(場内大爆笑)

よくツッコミポジションと言われるんですけど、実際監督は原作にはけっこう激しいツッコミはあるけど、それは気にしなくていいと。これは人間ドラマであり、人間が演じるので、ああいった変なルックスをした人が目の前に現れた時のリアルな反応をしてくれと言われました。

━━━今回の撮影はテレビ版と映画版を同時進行で撮影されたそうですが、大変でしたか?

駿河:スタッフも含めて全員がそういった撮り方をするのがはじめてでした。映画版とドラマ版である箇所だけセリフが違うという撮り方もしていますが、ノリや空気感はブレがないですから、そこに関しては役者として戸惑いは感じませんでした。

━━━映画の中で一番気に入っているシーンは?

駿河:正直ラストサムライは何もしないことに重きを置いていたので、映画でも何もしていないんですよ。(笑)だから、ここは遣都に任せます。

林:ドラマの話をしていいですか?(場内大爆笑)

駿河:これだけドラマを観ている人が多いんですから、今から映画を観るのに映画のことを話すとネタバレになってしまいますからね。ドラマの話でいきましょう、裏話的な。

林:僕が『荒川アンダー ザ ブリッジ』を撮影して一番笑いが止まらなかったことがあったんです。それは太郎さんのシーンで、ピーコが村長にフラれてピーコに思いを寄せるラストサムライがピーコを励ましに行く。台本上に「ピーコの心が開く。ラストサムライが抱きしめる。」とト書きがあって、撮影前に太郎さんと孝之くんと話していると、太郎さんがふと「ピーコを抱きしめるっていうの、後ろからいきたいねんな。」と。

駿河:自分の中の絵的に後ろから女の人を抱きしめる方がぐっとくるなと思って、僕はそれを何の気持ちもなく、二人に話をしてたんです。

林:撮影がはじまってすぐ、太郎さんが飯塚監督に「抱きしめるっていうところ、後ろからでいいですか。」その瞬間、「本当に言ったんだ。」と笑ってたんですよ。すると監督は「いや、それはない!」と即却下。それを見て大爆笑で、そんなシーンがありましたね。

 

━━━最後に一言ずつお願いします。

駿河:『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』、大の大人がおおまじめにふざけまくっています。それだけではなく、人として考えさせられるすごく深いテーマを持っていますので、ぜひ最後まで楽しんで帰ってください。ありがとうございました。

林:2月4日、あと2週間で公開になります。今日観て面白かったと思ったら、一人でも多くの人に、見に来てくれる人が増えるように、よろしくお願いいたします。

舞台挨拶後のフォトセッションで「笑顔足りひんで!」と観客のあたたかいツッコミに思わず登壇者の笑みがこぼれる場面も見られ、和気藹々とした舞台挨拶となった。小栗旬のカッパの村長や、山田孝之のロックな星など個性的メンツが集まった『荒川アンダーザ ブリッジ THE MOVIE』。奇想天外な住人達や金星人ニノに翻弄されながらも恋をし、父親と向き合い、成長していく主人公リクの姿を見届けてほしい。

 

作品情報:『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』

2012 日本 1時間55分

監督: 飯塚健

原作: 中村光(掲載「ヤングガンガン」スクウェア・エニックス刊)

出演:林遣都、桐谷美鈴、小栗旬、山田孝之、城田優、上川達也、駿河太郎他

2012年2月4日~新宿ピカデリー、大阪ステーションシネマ、なんばパークスシネマ、神戸国際松竹、MOVIX京都他全国一斉公開

公式HP→http://autb.jp/

  wild7-s1.jpg

 (C) 2011『ワイルド7』製作委員会
 

 『ワイルド7』 (2011.11.29 IMPホール)
ゲスト:瑛太、椎名桔平

(2011 日本 上映時間記載)
監督: 羽住英一郎
原作: 望月三起也 原作記載
出演:瑛太、椎名桔平、丸山隆平、阿部力、深田恭子他
2011年12月21日~梅田ブルク7、大阪ステーションシネマ、なんばパークスシネマ、OSシネマズミント神戸、T・ジョイ京都他全国一斉公開
公式サイト⇒http://wwws.warnerbros.co.jp/wild7/index.html


  wild7-1.jpg 「週刊少年キング」の連載をはじめ、1972年にテレビドラマ化された、往年世代には懐かしい『ワイルド7』がバイクアクションを含めた爽快なアクション・エンターテインメントとして初映画化され、12月21日から全国一斉公開される。 舞台挨拶では黒のスーツで颯爽と登場したシークレットゲストの瑛太と椎名桔平に、会場から割れんばかりの大歓声がこだました。撮影現場での瑛太の意外な一面や、ロケ地大分の椎名桔平おすすめグルメなど、大阪の熱気をさらに盛り上げる楽しいトークが展開。また、大型バイクに乗ってのハードアクションを披露し、観終わったあと元気がでるという本作の撮影秘話や、震災翌日に撮影がスタートしたという本作への想いなどを語ってくれた。


     (最初のご挨拶)
瑛太:今までこんなに歓迎を受けたのは生まれて初めてかもしれない。本当にありがとうございます。
椎名:関ジャニの丸山です。今日は来ませんが(笑)。ここに急いで来たのですが、なんで急いでいるのかと考えると、関西に来たからなんですね。そんな雰囲気にさせられる大阪です。今日はどうぞよろしくお願いします。

wild7-s3.jpg━━━舞台挨拶以外で、大阪でどこか行かれたことがありますか。
瑛太:そうですね、今日初めて大阪城に行きました。なんか、あそこだけ江戸時代があるといった感じでした。
椎名:大阪ミナミ食堂園とかね、小さい頃よく行きました。ぼく、三重県の伊賀野(出身)なんです、車で1時間半ぐらいの。いい町ですよ、お城もあって、小さい大阪みたい。大人になるまで関西弁でしたし。

━━━大阪で美味しいものの思い出は?
椎名:小さいときに、こんなにうまいもんはない!と思ったのが、道頓堀の船のたこ焼きですよ。大蛸のね。
瑛太:(たこ焼きは)食べたことないです。

 wild7-s4.jpg━━━大阪のお客さんもテンション高いですか?
椎名:ラテンですね。東京の民族とは違う民族です。舞台で大阪の公演でくると、同じ舞台をするのに東京の反応と全然違うところで笑ったり、勝手なことを言ったり。

━━━今回はバイクに乗ったダークヒーローですが、男性はそんなヒーローに憧れるものですか?
瑛太:仮面ライダーとかそういった強いキャラクターに惹かれますよね。

━━━赤いマフラー(瑛太に「マフラーじゃない」と突っ込まれて)、赤いスカーフを巻いたユニフォームを見てどう思いましたか?
瑛太:みんな揃ったらカッコいいだろうなというのと、ちゃんとした皮のジャケットだったので、キツくて腕が上がらなくて、撮影が終わる頃にちょうどよくなったみたいです。

wild7-2.jpg━━━バイクのシーンも多いですが、普段もバイクは乗られるのですか?
椎名:ぼくは普段は乗っていないけれど、以前は乗ってました。みんな大型免許です。ぼくのは650cc、瑛太のは1100CCですね。

━━━ハードアクションが多いですが、撮影は大変でしたか?
瑛太:脚本に書かれている以上のことを監督から求められて、深田恭子さんをヘルメットせずに後ろに乗っけて、すごいスピードで・・・
椎名:まだ言っちゃだめ!

 wild7-3.jpg━━━メンバーのみんなでどんなご飯を食べに行ったりしてたのですか?
瑛太:よく行きます。桔平さんがいないときかもしれないけれど、みんなで餃子屋さんに行ったんです。鉄板に丸く餃子が並んで盛ってあって、メンバー6人ぐらいで行って、餃子が100個ぐらいあったけどぺろりでした。
椎名:たまたまいなかったか、誘われなかったか・・・
地方に行くといろいろおいしいモノがあって、今回北九州市から大分市に移動して、関さばの料理があるんですよ。甘ダレに漬け込んで、簡単な料理といえばそうなのですが、その名前が「琉球」って言うんですよ。絶対沖縄からきたと思うじゃないですか。聞くと沖縄はぜんぜん関係ないというし、なぜかと聞いても誰も知らないんですよね。大分に行った際には、是非「琉球」という料理を食べてください。

━━━普段からよく食べたり、自分で作ったりされますか。
瑛太:はい。得意料理は・・・カレーで!

wild7-s5.jpg━━━お互いのワイルドだなと思う部分は?
椎名:この作品で初めてお会いしたんだけど、お会いする前はマイルドな瑛太だったけど、なんかニュートラルじゃないですか。どちらでもいけるというか、映画ではワイルドな面がでるとは思いますけど。九州の現場で撮影もハードなスケジュールが多かったんですが、たまたま撮影がゆっくりの日があると瑛太は「山登りにでかける。」と言って、山登りに行ったりしてました。みんなに「一緒に行きましょう。」と声かけて、みんなはスルーしてましたが(笑)。そういうところがワイルドだなと思いますね。
瑛太:もう全体的にワイルドな先輩ですけれど、本当に優しいんです。すごく大きさみたいなものがあって、そこがワイルドだなと。

 ━━━最後に一言ずつお願いします。
椎名:今年の3月、正確に言うと3月12日から撮影が始まって、当日九州に飛ぶ予定だったんですが飛べなくて、翌日かけつけて撮影が始まりました。スタッフもみんなで100人ぐらいの大所帯でずっと九州に行きっぱなしだったんです。それぞれいろいろな事情があったのですが、この映画のために踏ん張って、撮影を続けて完成した作品です。そういう力がこの作品に入っていると思いますので、絶対にみなさんを勇気づけたり、何かのパワーをお渡しすることができる作品になったと思います。最後まで楽しんでいってください。
瑛太:原作を知らない方もいらっしゃると思いますけど、僕も映画を見終わったあと本当にみんなスッキリしたというか、いい元気をもらえる映画になっていました。大阪のみなさんが映画を見て本当に正直に感じたことを周りの人に伝えてもらえたら、全国に大きく広がっていくので、ぜひよろしくお願いします。今日は楽しんでいってください。ありがとうございました。 (江口 由美)