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2012年5月アーカイブ

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(左からバリー・ソネンフェルド監督、ジョシュ・ブローリン、ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ)


 『メン・イン・ブラック3』ジャパンプレミア開催!!~世界で唯一!日本にMIBメンバー総集結!!

MIB3-p.jpg■原題:MEN in BLACKIII(in3D)
■北米配給:ソニー・ピクチャーズ
■製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
■監督:バリー・ソネンフェルド 『メン・イン・ブラック』、『メン・イン・ブラック2』
■脚本:デヴィッド・コープ 『ジュラシック・パーク』、『ミッション:インポッシブル』、『スパイダーマン』
■出演:ウィル・スミス 『メン・イン・ブラック』、『メン・イン・ブラック2』、 トミー・リー・ジョーンズ 『メン・イン・ブラック』、『メン・イン・ブラック2』、 ジョシュ・ブローリン 『トゥルー・グリッド』、 エマ・トンプソン 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
2012年5月25日(金)~TOHOシネマズ 日劇ほか 日米同時公開
公式サイト⇒ 
http://mib-3.com/

(C)2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.
 

 スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮、ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ主演で贈る全世界待望のSFアクション・エンターテインメント『メン・イン・ブラック 3』(3D)のジャパンプレミアが、5月8日(火)に六本木ヒルズアリーナにて開催。MIBシリーズお馴染みのエージェントコンビ“J”と“K”ことウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズ、そして今回からシリーズに参加した若き日の“K”を演じるジョシュ・ブローリンや、MIBシリーズの生みの親、バリー・ソネンフェルド監督など『メン・イン・ブラック 3』のフルメンバーが総集結し、会場のファン500人を歓喜させた。更に今回、トミー・リー・ジョーンズがプロモーションに参加するのは日本だけという事もあり、世界で唯一実現するMIBシリーズ最強コンビの姿をカメラに収めようと、会場には100名のマスコミが大挙して詰めかけ、会場はファンとマスコミの熱気に包まれた。 


『メン・イン・ブラック 3』ジャパン・プレミア概要

●日程:5月8日(火)
●場所:六本木ヒルズアリーナ
●登壇ゲスト:ウィル・スミス/トミー・リー・ジョーンズ/
ジョシュ・ブローリン/バリー・ソネンフェルド監督
●レッドカーペットゲスト: 黒にちなみ、黒谷友香、黒豆しば、くまモン(MIBバージョン)、
道端アンジェリカ&浦浜アリサ率いるWomen IN BLACK (黒を纏ったスタイリッシュな総勢26名のモデル)

【イベント概要】
『メン・イン・ブラック 3』レッドカーペットでは、ゲストが登場するたびに集まったファンからは大きな歓声が沸き起こり、ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズらは、握手やサインなどファンサービスにたっぷりと時間をかけていました。 アリーナ舞台挨拶では、「MIB3」の大きな3Dロゴからキャストが登壇。最後には本イベントをこの場にいるファンだけの特別なものとするために、会場にいる観客以外の記憶を消す、巨大な記憶消去装置「ニューララザー」も登場。 ファンと登壇ゲストらは、記憶が消されないようサングラスをかけ映画の世界観にあわせた大盛り上がりのイベントとなりました。 その後、TOHOシネマズ 六本木ヒルズでのプレミア試写前にも劇場の中で舞台挨拶を行い、レッドカーペットイベントでのハイテンションのままのトークに、観客の熱気も最高潮に達しました。

  【レッドカーペット・ステージ挨拶】

MC:一言ずつご挨拶をお願いいたします。
バリー・ソネンフェルド監督:本日はお集まりいただき、ありがとうございます。 『メン・イン・ブラック 3』はMIBシリーズの中で、最高の出来だと自負しています。しかも3Dです。 どの3D映画よりも最高の3Dです。 俳優陣がすばらしい演技を見せてくれましたし、笑って、最後には涙してしまう。そういう作品になっていますので、ぜひ楽しんでください。


MIB3-s3.jpgウィル・スミス:トーキョー!!!!(絶叫)本当に興奮してるよ! 観終わったあともずっと興奮が続く最高の映画をぜひ楽しんでください!

トミー・リー・ジョーンズ:こわいエイリアンもかわいいエイリアンも出てくるんだ。 僕はかわいいエイリアンが好きなんだけど、そのかわいいエイリアンを武器にするシーンもあるんだよ。期待して観て欲しいね。
ジョシュ・ブローリン:トーキョー!!サイコー!!!!(絶叫)ここに来られて本当にうれしい!
MIBシリーズでは下っ端だけど、すばらしい俳優と共演できて本当に光栄だよ。

MC:過去にはマイケル・ジャクソンなど、本作のシリーズはスーパースターのカメオ出演も話題のひとつですが、今回はどなたが出ていますか?
バリー・ソネンフェルド監督:そうだな……レディ・ガガ!(観客席から驚きの声)。それにジャスティン・ビーバー、ティム・バートンも出てるよ。他にもいろんなスターが出てるから、よーく目を凝らして本編を見て欲しいね!

MC:シリーズ初の3Dということで、特に注目してほしいシーンは?
ウィル・スミス:タイムスリップするときに、ニューヨークの高層ビルから飛び降りるシーンだね!!
足がすくむほどのビルの高さと、そこから落下する臨場感が、3Dで体験できるんだ!ここは絶対に見逃さないでほしい。

MC:エージェントKは無愛想な役柄ですが、演技のコツはありますか?
トミー・リー・ジョーンズ:コツなんかないさ(笑)。自分そのままだよ(ウィル・スミス爆笑)。まだまだ勉強中だよ。

MC:若き日のエージェントKを演じる上で、トミーの研究をしたそうですが・・・
ジョシュ・ブローリン:本人を目の前にして言えないけど、全然していないよ(笑)。でも、トミーは僕の演技を気に入ってくれたよ。

 

MC:続編のご予定は?
バリー・ソネンフェルド監督:昨日、ソウルで会見があって、そのときにウィルが僕にMIB4のアイデアが浮かんだとささやいたんだ。3も2のときのウィルのアイデアがきっかけだったから可能性はあるかもね!

MC:多彩な演技で魅了されます。どうしたらそんな演技ができるのですか?
ウィル・スミス:アリガトー!楽しんで演じていたら自然に生まれたんだよ。映画を観て楽しんでほしい。お客さんにそういう思いを差し上げるつもりでやっているんだ。

MC:トミーは今回、世界で唯一、日本にだけ来ていただいたんですよね。日本のファンにメッセージをお願いします。
トミー・リー・ジョーンズ:私は本当に日本が大好きです。来られて幸せです。
戦後65年、日本とアメリカは文化の交流をし、共通点もたくさんあります。私にとって日本は第二のふるさとです。ファンのみなさんがいてくれて、本当にうれしいよ。

MC:今回、MIBシリーズの新たなメンバーになったわけですが、監督やウィル、トミーに伝えたいことはありますか?
ジョシュ・ブローリン:このファミリーに入れて、そしてこの関係がこれからも続いていくかもしれないというのは、これ以上ないほど光栄なことだよ。


【TOHOシネマズ 六本木ヒルズ 舞台挨拶】

MIB3-s2.jpgMC:一言ずつご挨拶をお願いいたします。
ウィル・スミス:一生懸命、この映画を作りました。観終わった後もずっと興奮が冷めない内容だから、楽しんで下さい!!
トミー・リー・ジョーンズ:(会場のお客さんが3Dメガネをかけているのをみて)サングラス、似合ってるね(笑)。いつもかけている僕たちの気持ちがわかると思うよ!
ジョシュ・ブローリン:今回は3Dが本当にすばらしいんだ、最高に楽しんでください!
バリー・ソネンフェルド監督:みなさん、おめでとうございます! 今までで最高の3D映画をご覧になれるのですから。 ここにいる三人の俳優は本当にすばらしい演技をしてくれました。
絶対に気に入っていただける作品に仕上がっています。

MC:本日は、ウィルの呼びかけで東日本大震災の被災地復興に携わった方をお招きしております。
ウィル・スミス:私たちにとって本当に大切なこと、それは助け合うことです。本日はこの映画のためにお越しいただき、本当にありがとうございます。

MC:ウィルとトミーは10年ぶりの再会ですが、撮影時のエピソードを教えてください。
ウィル・スミス:トミーとは16年の付き合いなんだ。3の撮影初日、時が過ぎていないような気がしたよ。
トミーは僕のことが大好きなんだ。だから気が合うのさ!
トミー・リー・ジョーンズ:(会場のお客さんといっしょに)リアリー?(本当?)

MC:楽しい撮影現場だったんですね。ジョシュは新しいメンバーですが、いかがでしょう?
ジョシュ・ブローリン:4時間ぐらい話せることがあるよ!映画が上映できなくなってしまうね。
バリー・ソネンフェルド監督:じゃあ、ストップ!(笑)みなさんお待たせしました!『メン・イン・ブラック 3』をぜひ楽しんでご覧ください!


【解説】
全宇宙の秩序と平和を守るため、人類にまぎれて地球に生息するエイリアンの行動を監視する政府の極秘組織=[MIB]。その第一線で活躍する黒づくめの敏腕エージェント"J"(ウィル・スミス)と"K"(トミー・リー・ジョーンズ)の抱腹絶倒コンビの活躍を描き、全世界1000億円を超えるメガヒットとなった超人気シリーズは、最新作でさらにスケールアップ。今回は時空を飛び越え、タイムスリップした「過去の世界」を舞台に壮大な戦いが繰り広げられる。さらに、エージェントKの無愛想な性格の秘密や、JとKの関係にまつわる驚愕の真実など、シリーズを通じてベールに覆われていたあらゆる謎の答えが、過去の世界で明らかになっていく!!

【STORY】
エージェント"J"と"K"のコンビは今日も奇想天外なエイリアンたちを監視し、その暴走を取り締まるべく奔走していた。ある日、Jは単独で事件を追うKを不審に思い、その真相を問い詰めるも全く取り合ってもらえない。翌日、不信感を募らせたJはKを探すが、どこを探してもKの姿が無い。さらにMIBの上司からは、「Kは40年前に亡くなった」という理解不能な発言が飛び出す。混乱するJ。何者かが過去を書き換えたのか?そして、時を同じくしてエイリアンの侵略が一斉に始まり、地球は未曽有の危機に陥る?果たしてKの身に何が起こったのか?そして、黒幕はいったい誰なのか?すべての謎を解き明かし、地球の危機を救うため、Jは40年前の世界にタイムスリップを試みる!
(東宝東和リリースより)

(C)2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.
 

 hotaru-1.jpg~心の故郷、大自然を舞台に、時代を超えた感動的な愛と絆の運命がめぐる少年の成長ファンタジー~

(2012年 日本 1時間45分) 
原作 川口雅幸
監督 宇田鋼之介
脚本 国井桂
2012年5月19日(土)~ 全国ロードショー
公式サイト⇒http://www.nijiirohotaru.com/

(C)川口雅幸/アルファポリス・東映アニメーション



 本作「虹色ほたる」は、著者川口雅幸の自身のホームページで連載し、人気投票サイトで上位にランクし、出版に至ったという読者と共に育ったシンデレラ小説が原作。2007年に出版され、現在では40万部を突破。 映画では、暖かな日本人の原風景と人と人との絆を、アニメーションならではの自然の描写、そして生き生きとした少年少女たちの姿を圧倒的な映像美で描き、5/19(土)より全国公開いたします。公開に先駆け、原作者の川口雅幸氏の地元大船渡にて、宇田鋼之介監督、梅澤淳稔プロデユーサーを迎え舞台挨拶を行いました。会場には市民約600名がかけつけ、制作エピソードに耳を傾けました。

■日程 :4月30日(月)
■場所 :大船渡市・市民会館リアスホール
■登壇者:川口雅幸、宇田鋼之介監督(46)、梅澤淳稔(52)

川口:今日改めてここに立ちましてすごいことになったんだなという実感がわいてきました。今日を迎えるにあたって宇田監督をはじめ関係者の方に感謝しております。(最初に映画化の話があったときは)正直“来た!”と思いました。ネット小説を書いているときから映像化ということを意識して書いていたので念願でした。キャストも実際の年齢に近い子役さんを使って頂いたのですごくリアルでした。(松任谷夫妻について)実は私、昔、大林監督の「時をかける少女」という映画に恋をしていたことがありまして。その映画音楽が松任谷正隆さんで、主題歌の作詞作曲が松任谷由美さんだったんですよ。だから今回の話は運命的なものに感じています。(最後に)これは2007年に書いたものなのですが、大切な人が亡くなったり住んでいた所が奪われたり、震災のことと重なる部分があります。観られる皆さんには何か感じるものがあるかと思います。テーマにもなっていますが「今を生きる」ということを映画から感じ取ってもらえればと思います。

宇田:今日はこんなに大勢いらっしゃって頂いて嬉しいです。ありがとうございます。(画の作り方について)ケンゾーは古い時代の子、ユウタとサエコは現代の子ということで時代の服装は意識しました。でもデザイン的なことよりも登場人物の人格や考え方は基準を作って考えましたね。最後の方はキャラクターたちが実在している人物のように感じてしまって、動いている彼らを借りているという感じでした。背景もダムに沈んだ村ということで狭い空間が感じられるような難しい注文をアニメーターさんにお願いして描いてもらいました。(最後に)登場人物にはいろんなことが起こりますが、彼らは一つずつ頑張っていこうとします。それを私たちスタッフのエールとして受け取って頂ければと思います。

梅澤: 「虹色ほたる」ができるきっかけは2007年の夏の終わりですかね。大雨にふられ雨宿りしようと思って本屋に入ったら奥の方が光っているんです。なんだろうと思って近づいたらそれが「虹色ほたる」だったんです。嘘ですよ(笑)でも僕には本が光っているように見えたんです。読んでみてこれはすごいよってことで社長に直談判して映画化することになりました。映像化にあたって川口先生には「すべてお任せします」と言われてしまい、なんてプレッシャーをかける人なんだと思いましたね。なのでそのまま監督に「すべてお任せします」とバトンタッチしました(笑)今回の映画の作画は一枚もコンピューターを使っておりません。ほたるのシーンも一枚一枚手で描いています。これが技術的な見どころですが、一番はストーリーなので是非楽しんで頂ければと思います。


   【STORY】
一年前に交通事故で父親をなくした小学6年生のユウタは、夏休みに一人、父親とよくカブトムシを取りに来た思い出の場所、山奥のダムへ昆虫採集に向かい、不思議な老人と出会う。
突然の豪雨で足をすべらせ、意識を失うユウタ。目を覚ましたユウタの前には、一人の小さな女の子、さえ子とダムに沈んだはずの村が。どうやら三十年以上前の村にタイムスリップしてしまったらしい。
ユウタを“いとこ”として、あたりまえのように扱うさえ子。ユウタと同い年のケンゾーも現れ、翌朝クワガタ虫を取りにいく約束をするユウタ。さえ子に連れられた家では、お婆ちゃんもユウタをさえ子のいとことして優しく出迎えた。何が起こっているのか、全くわからないユウタ。その夜、再び不思議な老人が現れ、ユウタは一ヶ月間、この時代に居続けなければならないことを告げられる。ユウタにとって、かけがえのないもう一つの夏休みのはじまりだった・・・・・・

1970年代の田舎の村の豊かな大自然。かけがえのない仲間たちと過ごす最高の日々。失われてゆく美しい日本の夏の風景の中、物語は涙のクライマックスへ。
さえ子が抱えている秘密とは? ユウタとさえ子の運命的な絆とは? そして【虹色ほたる】とは?
誰の心の中にもある永遠の夏休みの中で、【ひとりの少年の成長】と【人との絆】を圧倒的な映像美で描いた、懐かしくも切ない感動ファンタジーです。
(東映リリースより)


 『虹色ほたる~永遠の夏休み~』完成披露試写会レポート
 

 ■hotaru-2.jpg日程 :5月9日(水)
■登壇者:武井証、木村彩由実さん、新田海統、尾木直樹、石原良純、宇田鋼之介監督
 5/19(土)の全国公開に先駆けまして、映画「虹色ほたる~永遠の夏休み~」の、完成披露舞台挨拶を行いました。イベントには、本作に声の出演をされた子役の武井証さん、木村彩由実さん、新田海統さんの他、応援隊長を務める教育評論家の尾木直樹さん、さらには自然とダムをこよなく愛する応援隊副隊長・石原良純さん、そしてこの作品のメガホンを取った宇田鋼之介監督が登壇しました。

「武井さん」
いつもの演技は顔や体で演じるものですが、今回は声だけで感情を表すので、とても難しく、緊張してしまいました。良純さんの予報通り、“虹色ほたる現象”が起きてほしいなと思います!


「木村さん」
さえ子はお兄ちゃんが大好きな子なので、私もお兄さんほしいなと思いながら演じました。声優のお仕事は、自分のタイミングではなく、アニメの動きに合わせなくてはいけないのでとても難しかったです。横浜に住んでいるので、夜といったらイルミネーションばかりで、今までほたるを見たことがないので、ぜひ見てみたいです!この映画も、いろんな人に観てほしいなと思います。


「新田さん」
声だけのお芝居は、ほかの表現手段が全部ないので、とても難しかったですが、勉強になりました。一度、北海道に住んでいた時、暗幕の中でほたるをみたことがありますが、今度は自然の中で見てみたいです!(石原さんの“虹色ほたる前線”の予報を聞いて)さすが予報士!と思いました。これからは雨がたくさん降ったりする時期でもあるので、ぜひ映画館に『虹色ほたる』を観にきてください。


「尾木さん」
  この映画には、古き良き日本の自然豊かな時代が描かれているから、なつかしさや安心感を感じられると思うわよ。家族で観ればきずなも強くなるはず。それに、子どもにとって大事な原体験というものを映画を通して経験できる、教育的にもとてもいい映画。公開日に石原さんはお客さんの数かぞえに映画館いくっていってるから、私は一緒に呼び込みやろうかしら(笑)


「石原さん」
僕も声優やったことありますけど、おっちょこちょいのリス役だったんですよ!リスの気持ちもわかんないのに、その上おっちょこちょいって、ねぇ!この作品の声優さんは、始め大人の方がやっているのかと思ってましたが、皆さん予想よりお若くて驚きました!僕は逗子で育ったんですが、高台の水飲み場に毎年夏になるとなぜか一匹だけほたるを見つけるんですよ。だから、そのほたるを見ると、ああ夏だなぁと思ったりしていました。皆さん、公開日は私、映画館でお客さんの数かぞえてますからね。ぜひ観に来てくださいね!


「宇田監督」
この物語の中の時代って思ったより昔じゃないんですよね。作品の中には肌ざわり感みたいなものがほしくて、今風でなく、やわらかいタッチの画に仕上げていこうと思いました。実は、CGを一切使っていないんです。人物はもちろん背景もすべて一枚一枚手描きなんです。音楽監督の松任谷正隆さんにもそれをお伝えして、音楽でも肌ざわり感を大事にしてくださり、音楽も打ち込みなしのすべて生音・オーケストラを使っています。皆さん、どうぞ、よろしくお願いいたします。
(東映リリースより)

(C)川口雅幸/アルファポリス・東映アニメーション
 


11.25-s1.jpg (2011年 日本 1時間59分)
監督:若松孝二
出演:井浦新、満島真之介、岩間天嗣、永岡佑、鈴之助、渋川清彦、大西信満、地曳豪、寺島しのぶ
2012年6月2日(土)~テアトル新宿、テアトル梅田 他にて公開
・作品紹介⇒こちら
・公式サイト⇒ http://www.wakamatsukoji.org/11.25/

(C)若松プロダクション


 若松孝二監督(76)の「実録連合赤軍 浅間山荘への道程」「キャタピラー」に続く“昭和三部作”の第3作「11、25自決の日 三島由紀夫と若者たち」(6月2日公開)が完成し30日、大阪市内で若松監督と主演の井浦新(ARATA改め)が会見した。

━━━三島由紀夫の映画を撮る動機は?
若松監督:「連合赤軍」撮ってる時から、次は三島さんをやろうか、と思っていた。左(連赤)だけじゃなく、右も撮らなきゃいけないんじゃないか、と。映画の中で奥さん(寺島しのぶ)が言ってるけど、40年経って「何か起きたか」というと何も起きていない。


 11.25-s2.jpg━━━三島由紀夫氏の映画化には右も左もアレルギーがありそうだが。
若松監督:右翼の人からは「よく作ってくれた」と喜ばれた。偽名じゃなく、みんな本名使ったからね。左翼はインテリの割りにはアホなやつが多いな。パンフレットに出させてもらうために鈴木邦男さん(一水会顧問)や田原総一朗さん(ジャーナリスト)のコメントもらったら、この2人はベタ誉めだった。

━━━関係者から了解は取り付けた?
若松監督: (三島の)原作管理者に話はしたけど、原作を使うわけじゃないから。資料調べの時「盾の会」の人もいたけど、まだ5人残ってるからね。許可してくれなかった。三島さんの家で撮影したかったけど、それはだめだった。

 ━━━三島由紀夫役は大変だった?
井浦新:監督は4年前から準備していたそうですが、私は2カ月前まで聞いてなかった。うれしいより驚いた。「自分に出来るのか」と思った。監督の「俺は物まねとか再現を撮ろうと思ってない。お前の好きなようにやれ」という言葉に背中を押してもらった。その言葉で楽になった。三島さんは映像見てるし、60~70年代カルチャーに興味もあり知っていたけど(演じるにあたっては)引いて見ていた。本は読んだが、美しく描いた部分は全部排除して監督の台本をもとにした。監督には「どんな心を映し出すか」といつも言われている。三島だから、ではなく、いつもの若松組で、自決していった若者たちを夢想していった。


11.25-1.jpg━━━今回の撮影期間は?
若松監督:12日間。「キャタピラー」と同じ。1回目から「本番」だからね。うまくやろう、という気にさせないんだ。1回じゃないと三島さんの感じが出ない。打ち合わせは1回もやったことがない。

━━━三島由紀夫役の決め手は?
若松監督:誰が一番三島さんに近いか、いろいろ考えたがひと回りしてみると新のところに戻ってきた。候補は何人かいたんだよ。 

━━━三島役に決まってどうだった?
井浦:直前に右足を骨折して、出演を聞いたのはベッドの上。監督は「困る。とにかく治せ」と。追い込まれているうちに、撮影までには立って動けるようになっていた。気持ちがしっかりしていれば出来るのか、自衛隊での訓練シーンでは足を引きずり「もう俺はダメだ」というところは芝居じゃなく本当にしんどかった。

━━━三島由紀夫を演じて影響を受けたか?
井浦:日本に対して、自分のとらえ方を持っている人。日本の美しさを思う人だとは思うが、左右両サイドやっても、1回自分のフィルターを通しているので思想的に影響受けることはなかった。作品と監督のことしか考えてない。

━━━ARATAから井浦新に変わったが、この映画からか?
井浦: そうです。「三島由紀夫」の映画でエンドロールに「ARATA」が最初では美しくない、と思った。

━━━なぜ三島なのか? 彼は本当は何を考えてああいいことをしたのか?
若松監督: 連赤も(三島さんも)同じように、何かを変えようと思っていた。(割腹自殺は)三島さんの意思でやったのかどうか。(盾の会の)森田必勝に「いつやるのか」と追い詰められたのではないか。自衛隊が決起して革命が出来る、なんて三島さんも思ってなかった。死に場所を探していたと思う。だから、森田一人を連れて行った。永山則夫(永山則夫事件(1968年)=死刑判決→1997年執行)にも金嬉老(金嬉老事件(1968年)=無期懲役判決→のちに釈放)にも赤軍のハイジャック事件にも影響受けたけど(何故かは)僕自身もホントは分からない。

 ━━━その後に船戸与一(原作)の「海燕ホテルブルー」を撮っているが、連赤、三島を撮った後、何を撮りたいのか?
 
若松監督:次にやりたいのは「731部隊」だね。国家が隠そうとしているものをやりたい。残しておかなければならない。今の楽しみは映画撮ることだからね。
(安永 五郎)

(C)若松プロダクション
 

hikarinooto-s1.jpg (2011年 日本 1時間29分)
監督・脚本:山崎樹一郎
出演:藤久善友、森 衣里、真砂 豪
4/7(土)~シネ・ヌーヴォにて公開
公式サイト⇒http://hikarinooto.jp/


 


~“農”をつうじて“生の営み”を見つめる~

岡山県北、山深きところ。代々酪農を営む狩谷家の長男の雄介は音楽を志し東京で暮らしていたが、父のけがをきっかけに家業を手伝うため故郷に戻った。音楽への思いや酪農の現状、恋人との行き違いから、酪農家として生きていくのか迷いを抱えた雄介の葛藤とささやかな希望を描く…。

 岡山県北部の真庭市でトマト農園を営む山崎樹一郎監督。6年前、農業をするために大阪から真庭に移り住み、現在33歳。『ひかりのおと』は監督の初長編作品。「その土地と人の営みを見つめる"地産地生"映画」として、出演・製作とも多くの地域の方々が参加し、2年半かけて完成。昨年10月末頃から約5ヶ月間かけて岡山県内での51会場でキャラバン巡回上映を終え、大阪での一般公開を控えて来阪された山崎監督にお話をうかがった。今年3月に開催された大阪アジアン映画祭の特別招待作品部門の1本として関西初上映された際の客席との質疑の内容と併せてご紹介したい。


 hikarinooto-1.jpg■映画、そして農業…

――映画との出会いは?映画づくりはいつ頃から?
小さい頃、家族でお正月に寅さんとかの映画を観に行くのを楽しみにしていました。母が児童映画や人形劇などの親子劇場によく連れて行ってくれました。ピアノを習っていて、特に映画音楽をやりたいと思っていた時期があって、大学で映研サークルに入ってからもしばらくはそう思っていました。
京都国際学生映画祭で映画を撮っている人達と出会い、皆映画をつくるという感じで、僕も演出みたいなことをして何本か映画をつくりました。人類学を勉強していたので、祭りの記録のドキュメンタリーをつくったりして、京都でラーメン屋をやりながら映画監督をしている佐藤訪米監督のところで、シナリオをつくらせてもらったり、現場に行かせてもらったりして、劇映画もつくろうとしていました。

――岡山で農業をしようと思ったのはどんな経緯からですか?
劇映画をつくりたいと思いながらも、何を描いたらいいのか、なかなかテーマがみえてこず、映画がつくれなくて悶々としていました。そんなとき、日々食べているものが、どうやって種がまかれ、収穫され、どうつくられているのかを、ふと考えてもわからなかった。感覚的にこれではいけないと思い、まずは、食べ物をつくることを覚えたくて、農業と思い、京都を離れました。大阪育ちで、都会を離れたかったという思いもありました。父の実家が岡山の山の中にあり、26歳頃でしたが、農業はゼロからでしたので、最初は見よう見まねで、いろんな人から教えてもらいながら、地域に慣れるということと、寄り合いとか地域の行事を体験したりで、映画のことはすっかり忘れていました。
2年位、文化的なものに全く触れていなかったら、突如としてものすごく浴びたい欲求に駆られ、まずは映画を上映するチームをつくり、仲間ができてきて、映画づくりをやってみようと、短編映画『紅葉』(08)をつくりました。まずはトマトの映画をつくろうと、トマト農家の作品です。



■『ひかりのおと』ができるまで

――『ひかりのおと』で酪農を描こうと思ったきっかけは?
農業という視点は取り入れようと思っていて、たまたま若い酪農者と出会い、遊びに行ったら、山を切り開いた牧場と、すぐ隣に高速道路があって、ここを映画にしようと思い、映画づくりが始まりました。だから、酪農の映画というより前に、まず場所がありました。

――撮影はどれくらいかかったのですか?
1年目の年末年始に一期目の撮影を、翌年の年末年始に二期目として、それぞれ10日位かけました。一期目に撮った分で編集まで終わり、ほぼ完成していましたが、ニ期目を撮るにあたって、脚本はだいぶ書き換え、別の映画と思うぐらい大幅に変えました。

――ニ期目の撮影を行ったのは、どんな点が足りないと感じたからですか?
客観的にみて映画になっていない部分があったというか、前作の『紅葉』の時に「わからなかった」という感想が結構ありましたので、そうはなりたくない、特に地域の人たちにわかってほしいというのがあって、もう一回撮りたいと思いました。都会の映画好きにわかってもらえればいいというのではなく、田舎の山の中にいて、普段全く映画を観ないような、近所のおっちゃん、おばちゃんにわかってほしいというのが大きかったかもしれません。

――雄介が悩み、おじの義之とドライブインで話すシーンがよかったです。雄介役の俳優の藤久さんは普段からあんな感じで考えながらしゃべられるのですか?
これは二期目に撮ったシーンで、本当は全部ワンカットでもいいかなと思っていたのですが、リハーサルしたら15分位あって、さすがにカットを割ろうと、カメラマンやスタッフと相談してつくっていきました。「考えて出た答えは誰がなんと言おうと…」という義行のセリフは、2期目の撮影のためにシナリオを書いていたのですが、全然できなくて、僕自身に言ったみたいな…(笑)。義行に僕を救ってもらおうと思って、入れました。
藤久さんは、普段から大体ああいう感じです(笑)。彼は、僕が岡山に住み始めて最初の友人です。農協の職員で、野菜の苗をつくったり、農業に携わっていて、実際山の中に住んでいる彼の姿を見て映画をつくりたいと思いました。

――撮影で苦労したところは?
全部苦労しました(笑)。今回、演技の経験者は、雄介役の藤久善友さんが『紅葉』に続き2作目、おじの義行役の真砂豪さん、恋人の陽子役の森衣里さんの3人だけ。素人だから許されるということはできるだけしたくなかった。OKかNGを出すのが、唯一僕の仕事ですから、何回もやらせてもらったりして、一から細かく演出しました。自然にできるようになる、器用な人もいますが、最初、慣れるまでは、何回かテストを繰り返しました。若い人の方がすんなり役に入ることができた感じですが、やっているうちに、この人がどういうお芝居が得意かわかってきたので、時々脚本を書き換えながら、進めました。


 

hikarinooto-s2.jpg■『ひかりのおと』のタイトル、テーマについて

――『ひかりのおと』というタイトルの意味は?
トマトの栽培をやっていると、太陽がでたら、葉が元気になります。葉っぱをよく見ると、光の粒子がみえて、きらきらしたり、ちかちかしたり、とてもきれいで、おそらく光合成をやっているのでしょう。太陽があったら作物は大きくなって、食べ物ができ、生きてはいけます。太陽があれば生きてはいけるというのを、ひかりを「みる」というのでなく、より積極的に、その感覚を「とりこむ」というか、とらえられればと思います。光をそんなふうにとらえた時に、本来聞こえない音が鳴り始める、というか、雄介自身、太陽があれば生きてはいけるというか、小さな葛藤や悩みに向かって、光の音を聞いて一歩を踏み出すという思いを込めました。
ただ、大震災が起きてからは、太陽があっても作物をつくれない地域ができてしまい、僕の中でもどうとらえればいいのかわかりません。本作は震災前につくった映画なので、次の課題ということになるかもしれません。

――家族というのもこの映画のテーマですよね?
僕が真庭にいて、いろんな農家を見ながら思うのは、家族経営しているところはやっぱり強くて、酪農にしても最後まで残っています。家族もいろんなありようがあっていいと思うのですが、農業に限らず、家族経営が一番強いと思います。いろんな外的な状況の変化に耐え、柔軟に対応できるのは、家族という一つのチームで一緒に仕事する規模だろうなと思います。

――牛の出産シーンもよかったですし、男性が「父親になること」はすてきなことだなと感じました。
映画だからやっていいことと、やっていけないことがあると思います。そこのところは、僕の中で明確に線引きができていて、今回の映画に関しては、映画だからやらなくていいところは、そこまでみせなくていいと避けましたし、ドラマに抑揚をつけるために実際にないことを組み入れたりはしていません。実際の牛の出産シーンがなくても、映画として成立することは成立しますが、僕はあの場面が必要と考えました。産まれてくるときの音もすごくリアルです。生まれることとか、死ぬこととかは、農業にしてもそうですが、普遍的なことだと思います。

――年始の山登りをはじめ、家族の営みが描けていますね?
あの地域では正月に山に登るという習慣があります。僕が実際に知っていたり、経験したり、具体的に聞いた話でないと、演出はなかなか難しく、実際に経験して聞く話は、そこに住んでいる者と住んでいない者とでは全く違う解釈になると思います。今回は、実際に僕がこの土地で聞いた話、見たことを基にシナリオを書いており、この地域で、この人たちと、という限られたところでつくっていて、自分では、ドキュメンタリーに限りなく近いとは思っています。実際雄介のモデルになった酪農家の青年も音楽をやっていて、ああいう環境で育ち、実際あそこに住んでいると高速道路の音がすごくしていて、彼の部屋の窓ガラスも二重になっていて、爆音で音楽を聞いたり、音楽にこだわりをもっています。雄介の母のオルガンも実際にあった話で、地域では、出て行く女の人というのは、わりと目に付くのです。

――スピーカーを牛舎に持っていくところもいいですね。
雄介のモデルになった青年も牛舎にスピーカーを設置して、ヘビメタを聴いているんです(笑)。ミュージシャンの菊地成孔さんに一度真庭に来てもらい、ちょうどシナリオの段階で、映画の話をしたら、牧場まで一緒に来てくれて、場所にはすごく興味をもってくれました。高速道路がうるさいのとスピーカーはおもしろいと言って、「僕だったら高速道路にスピーカーを向けて、高速道路のノイズに対して、爆音で音楽を流す」と言われたのがずっとひっかかっていました。それがラストの、雄介が音楽を奪還して、牛舎にスピーカーを持ち込む行為、酪農のために都会の音楽を捨てて、こもっていたけれど、どちらかを選ぶのでなく、酪農しながら音楽もやっていくという宣言としてスピーカーを置くという行為に、つながりました。
 


■上映について


――地元の岡山県で約5か月間かけて51会場で巡回上映されたのですね?
東京で公開して大阪でやるという順当なルートも初めは考えていましたが、もともと東京の人達が地域に行って撮って、東京に持って帰って上映するということに違和感があって、住まないとわからない部分もあるだろうし、生活したがゆえにできる環境というのもあり、まず地域で先に上映したいというのは早くから、2期目の撮影開始前には思っていました。映画をつくった地域から上映を行うというのは、ごく普通の当たり前のことだと思います。
ここまでやろうと思ったのは3.11の大震災の後、僕らに唯一できることは、何が起こるかわからないの中で、いざという時のために、何かあらがえるようなネットワーク、人間関係みたいなものを、この映画をきっかけにつくっていきたいと思いました。映画だけじゃなく、なにかやりたいと思った人が手を上げれば、そういうものが動くようなネットワークができないかなと。

――地元での反応は?
頑張らないといけないと思ったとか、ひかりのおとが聞こえたような気がするとか、もちろん、難しかったとかわかりにくかったという感想もありました。今回、51会場で、100回以上上映し、毎回アンケート用紙を渡しましたが、アンケートの回収率がすごくよくて、半分の千枚以上が返ってきました。観たら何か言いたくなる映画なのかなと思いました。映画を観て終わりでは、もったいないと思い、「人と出会っていく」という意味でよかったと思います。

――観客の方々へのメッセージをお願いします。
本当は上映中全部行きたいのですが、農業が始まっていますので、限られた日しか劇場に行けません。一つのきっかけとして出会えればなあと、ぜひ僕にも牛にも会いにきてほしいと思います。映画をかろんじていうわけではないですが、映画をきっかけに人と人が出会っていくという、映画の一つの機能はやはりあっていいと思います。

――次の作品のイメージは?
時代劇で、今準備しているところです。江戸時代に、真庭を中心に美作地方で、山中一揆という大きな一揆が起こり、若者を含め50人ぐらいが処刑され、犠牲になりました。一揆というのは、怒りを表現したもので、いろんな感情を表に出せた時代といえます。今は、何によって封じられているかわかりませんが、なかなか感情を出せない時代のように思います。一種の感情を出せた時代の豊かさみたなことを描ければと考えています。
 



 「映画をつくりたいという気持ちが根本的にあり、農業もなかなかおもしろくて、まだまだ半人前ですが、農業をしながら映画を続けていこうと思っています。住みながらじゃないとつくれないという部分もあり、生活からあふれだすものがなければつくらなくていいとも思います」と語る山崎監督。最後、牛が横になって寝ているところを撮影するのも、結構大変だったそうだ。
牛のものいわぬ瞳に宿る光の奥深さも、本作の魅力の一つ。悩みや葛藤を抱え、これからまだ長い人生を生きてゆく雄介が次の一歩を踏み出す姿からは、答がすぐ見つからなくても探し続けることが大事だという心強いメッセージが伝わり、家族や人生についても深く考えさせられた。多くの人に観てもらい、映画づくりのあり方についても一考してほしい作品だ。 (伊藤 久美子)