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『すべては君に逢えたから』

 
       

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作品データ
制作年・国 2013年 日本 
上映時間 1時間46分
監督 本木克英 
出演 玉木宏、高梨臨、東出昌大、木村文乃、本田翼、市川実和子、時任三郎、大塚寧々、小林稔侍、倍賞千恵子
公開日、上映劇場 2013年11月22日(金)~新宿ピカデリー、大阪ステーションシティシネマ、梅田ブルク7、なんばパークスシネマ、神戸国際松竹、OSシネマズ神戸ハーバーランド、MOVIX京都、T・ジョイ京都他全国ロードショー


~東京駅が舞台に!クリスマスに贈るロマンチック群像劇~
 

subetehakimini-2.jpg オープニングから青山テルマが歌う『Silent Night』が流れ、まさにクリスマスムード全開!その次の瞬間に東京駅の雄大な姿が映し出され、物語が始まる前に、東京駅に恋をしてしまいそうになった。2014年に開業100周年を迎える東京駅やその周辺を舞台に、10人のキャストが織りなす「愛」のアンサンブルは、この冬大事な人と観て、感動を分かちあえること間違いない。

 

 

subetehakimini-4.jpg クリスマスにまつわる6つのエピソードを、倍賞千恵子、時任三郎らベテラン俳優陣から、東出昌大、木村文乃、本田翼ら現在ブレイク中の若手俳優陣まで多彩なキャストが演じ、それぞれの年代の等身大の悩みや歓びがリアルに伝わってくる。東北新幹線運転手だった余命わずかの父親(時任三郎)と学校で二分の一成人式を行う10歳の息子とのエピソードや、クリスマスイブには母親が来ると信じている養護施設の少女と職員(市川実和子)のエピソードなど、クリスマスを目前にした家族や家族のような他人との触れ合いから子どもたちが成長する姿がまぶしい。

 

subetehakimini-6.jpg 一方、すれ違う二人の姿に思わずヤキモキしてしまうラブストーリーの王道的展開のエピソードは胸キュン必須だ。孤高の王子様的存在のIT企業社長(玉木宏)と売れない劇団女優(高梨臨)とが織りなす「イヴの恋人」や、仙台支社で建築現場を担当している会社員(東出昌大)と東京で仕事に打ち込むウェディングデザイナー(木村文乃)の「遠距離恋愛」など、不器用なカップルが迎える恋の行方がロマンチックに描かれている。また、東京駅近くのケーキ屋で若き日に駆け落ちを試みたものの結局独身を貫くことになった初老のケーキ職人(倍賞千恵子)のエピソードからは、いくつになっても大切な人を想い続ける深い愛を感じることだろう。

 

subetehakimini-5.jpg これらハートウォーミングなストーリーの舞台となる東京駅のライトアップされた姿や空撮による全景、撮影のために特別走行させたという東北新幹線の雄姿、そして東北新幹線運転席で時任三郎演じる運転士がラスト走行するシーンなど、JR東日本の全面協力により鉄道ファンならずとも惹きつけられるショットがふんだんに盛り込まれているのも大きな見どころだ。歴史ある東京駅が舞台だからこそ描ける世代を超えた愛の姿は、大事な人に大切なことを伝える勇気を与えてくれた。

(江口由美)

公式サイト⇒http://wwws.warnerbros.co.jp/kiminiaeta/
(C) 2013 「すべては君に逢えたから」製作委員会