本音でトーク編集長河田がセレクトした読者レビュー、シネルフレライターによるオススメ映画をご紹介します。

読者の本音でトーク!(2012/8/18更新)

この夏の話題作を中心に、シネルフレサイト、映画館など映画にまつわるご感想をいただいた中から、編集長河田がセレクトした読者レビューをご紹介いたします。(赤字部分は編集長河田によるコメントです。)


★先日『桐島、部活やめるってよ』を観ました。観ようと思ったのは、タイトルに惹かれたことと、登場人物が全員自分と同じ高校生であることを知ったからです。
物語は金曜日の放課後から始まります。登場人物のそれぞれの視点から同じシーンが何度も繰り返されます。何度も繰り返されるのですが、それぞれの感じ方や思惑が、全然違うので飽きずに、どんどん引き込まれました。普段、自分以外の人の考えていることはわからないのですごく新鮮でした。中でも気になった登場人物はクラスで目立つグループに属しているけれど、グループのリーダー的女子の機嫌を伺い、本音を語れない東原かすみという女子です。一番こんな女子いるなぁと思いました。映画を観終わって、本当にこの作品は高校生のリアルな感情や心境を表現しているのでとても見応えがあって観てよかったなぁと思いました!(10代女性)

――― 私も東原かすみに注目しました。橋本愛さんが演じてましたが、彼女の持つ雰囲気や眼差しに意味深なものを感じて、彼女の視線の先にある人物や事の成り行きがとてもミステリアスなものとなっていきましたね。同じ感性でこの映画を見ると、こんなにも楽しめるんですよね~♪貴女にはもっといい映画を選んで見て頂きたいものです。

★映画館――特に単館の自由席の場合、自分の座る場所って決まってませんか?自分は別に足が長いわけじゃないけど、自由に足が伸ばせる両サイドの車椅子マークの後ろが気に入ってる席です、端だと観にくいのでは・・と、知り合いからよく言われますが、何故か不思議と落ち着いて鑑賞できます、そんないつでも空いてそうな席でもたまに、誰かが座ってたりすると、ショックで一日ブルーな気持ちになります、こだわりって皆さんも有りますよね。

★映画館の思い出。
私は映画館ではものを食べない派。でも、映画館に行くとそうでない人もたくさんいます。
それ自体は別にいいのですが・・・。静かなシーンに限って、コンビニのビニール袋をシャカシャカ音を立てながら、何か食べてるお客さんにはホントに迷惑です。なにも食べるなとは言いません!ただ集中して映画をみたい私のような人間もいるので、もう少し配慮して頂けると幸いです。(20代女性)

★「ヘルタースケルター」監督の蜷川実花さんの作品はとても好きです。彼女の映画はカラーが素晴らしい!その映像を見るだけでもとても楽しめます。映画の前半に出てくるりりこはそれはそれは完璧な美しさ!見るだけでため息が出るほどでした。でも、作り物は何時しか崩れてゆく恐怖が付きまとうものですね。でも、どうであれ最後はそれを生かして生きていく術を見つけていて、なんかホッとしました。(30代女性)

★沢尻エリカさん主演の「ヘルタースケルター」を最近見ました。彼女が個人的にとてもファンで、しかも監督の蜷川さんの写真もすきで、わたしにとってはモッテコイ!な映画でした。沢尻エリカさんの美しいこと、そこに蜷川さん得意の極彩色が加わり、終始見入ってしまいました。ストーリーはかなり現実とはかけ離れているような世界であまり共感は出来ませんでしたが、今作はストーリー重視というよりストーリーと映像美が5:5で楽しめる映画だと思いました。
沢尻エリカさんは例の“別に”言で、芸能界での活躍もあまり見られなくなってしまい、とても残念だったのですが、今回の作品を機に、またたくさんドラマや映画で活躍して頂きたいなと思いました。ヴィジュアルの美しさもさながら、演技力の優れた女優さんなのでこれからも応援したいなと思いました。(20代女性)

★「ヘルタースケルター」、沢尻だからリアル感を持ってできた作品だと思うが、この映画をやったがために自分の女優としての幅を狭めてしまったような気もする。(50代男性)

――― この映画は、沢尻エリカを嫌っていても“怖いもの見たさ”で見に行かれた方が多かったようです。あの美術と衣装は、邦画では群を抜いた素晴らしさでしたね♪ でも何より、外見の美しさだけを追求する見る側(読者)と見られる側(被写体)の人間のあさましさは、りりこのような怪物を生む――他人ごとではないお話だと思います。

★ひと足早く「天地明察」を試写会で鑑賞しました。滝田監督の人柄に触れることが出来た素敵な試写会でした。主演の岡田君もサプライズなスペシャルゲストで登場されると女性陣の悲鳴がすごかったです。作品自体は時代劇のわりにわかりやすくて面白く、笑いの要素もちりばめられていました。少し違和感があったのは女優の方の出演が極端に少なく驚いたくらいです。幅広い年代に楽しめる作品だと思いました。(40代女性)

★ちょっと前の話です。映画館での予告でファンタジー冒険物かと思い込み、「ヒューゴの不思議な発明」を観に行ったのですが、どちらかと言えばニューシネマパラダイス的な終わり方に観終わってから自分達の勘違いに友達と大笑いしてしまいました。映画自体は良かったのですが、いつ冒険にでるのかばっかり気になって話に入り込めなかったです。(女性)

――― ひょっとして、エンディングが流れると同時に大笑いしたのでは?予想外の内容に驚くことはよくあります。でも、まだクレジットが流れているのに大声で喋ったり大笑いしたりする人がいて、とても迷惑します。特に、この映画のような映画への愛情に溢れた感動作は、余韻に浸りたいものです。興醒めするような無粋な行為は止めましょうね。

★昨日『BRAVE HEARTS海猿』観てきました。公開して大分経つのにまだ結構いっぱいで驚きました。最近観た中では、『ピラニア・リターンズ』が面白かったです。バカっぽかったけど、最後にピラニアが歩き始めるのがちょっと面白かった。(20代男性)

★久しぶりのプレゼント申し込みですが、フォームが出来ててちょい戸惑いました。楽でいいなと。(笑)

先日、イベント?で「黒部の太陽」を観てきました。昔の映画ですが、これまでビデオやDVDが出た事もなく、ずっと観たかった念願の鑑賞でした。休憩入れると約4時間・・・長かった(笑)。でも堪能しました。こんなスケールの邦画は、もう作るのは難しいかもなあ。(30代男性)

★「あなたへ」高倉健主演。先日ひと足先に拝見しました。特にファンって訳ではありませんが、やはりマスコミの影響で久しぶりの映画出演って事で何かと話題になっていたので、注目してました。感動しました!ゆっくりと流れる時間はとてもいこごちが良くて時間がそのまま続くような錯覚になりました。特に健さんファンでなくても健さん映画のファンになること間違いないと思います。(30代女性)

★やっと昨日「ダークナイト・ライジング」を観ました、オープニングからエンディング
まで一気に見終えて大満足です。特にアメフト会場の崩壊シーンは見事でした。ただ難を言えば、バットマンとベインの戦いで、急にベインが弱くなった事、エッ!って感じでした、不死身と思ってたのに意外でした、続編が有りそうですね、楽しみです。(20代男性)

★韓国映画の「依頼人」を見ました。サスペンスの要素がとてもあり、ドキドキしました。この映画は、映画館の予告編を見て、見てみたいと思った映画です。予告編や雑誌の映画情報コメント欄はどの映画を選ぶかとても参考になるアイテムです。(30代女性)

★犬の名演技が評判の今年のアカデミー賞受賞作「アーティスト」と見に行って、白黒・トーキーとあまりに静かなシーンが続き、ものすごい眠気に襲われて寝てしまい、犬の演技シーンを見損ねた。(30代女性)

――― それは残念でした!大体、あの映画を見て寝てしまうなんて!(結構多かったみたいですが(笑))……私は感動して劇場へも2回見に行きました。セリフなしでも、CGなしでも、カラーでなくても、あふれる感情をモノクロ映像だけで饒舌に表現して、映画本来の素晴らしさが堪能できて、とても幸せな気分になれましたよ。

★「ダークナイト ライイング」評価が高かったので、前作をうら覚えで映画館に行きました。やはり後悔しました。冒頭から前作の続きだったからです。予習しておけば・・・これは絶対の予習をおすすめします。でも作品は良かった、次回作はないというけど、あるようです。(20代女性)

――― 「アメイジング・スパイダーマン」の方が分かりやすく見やすかったようですが、私は「ダークナイト ライジング」の方が格違いに良かったと思います。ビターな大人の映画でしたね。