原題 | UN HOMME À LA HAUTEUR |
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制作年・国 | 2016年 フランス |
上映時間 | 1時間38分 |
監督 | 監督:ローラン・ティラール(『モリエール 恋こそ喜劇』『プチ・ニコラ』) 脚本:ローラン・ティラール&グレゴワール・ヴィニュロン |
出演 | ジャン・デュジャルダン(『アーティスト』『アンナとアントワーヌ 愛の前奏曲』)、ヴィルジニー・エフィラ、セドリック・カーン、セザール・ドンボワ |
公開日、上映劇場 | 2017年6月17日(土)~新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、神戸国際松竹 ほか全国ロードショー |
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南仏マルセイユを舞台にしたとびきり可愛いラブコメは、男の価値とは?本当の幸せとは?心から信頼し愛し合えることとは?――我が身を振り返ることなく、相手への要求ばかりで恋する条件を測っていませんか?そんなあなたの心を試すような、真意を突いてくる大人のための胸キュン・ラブストーリーです。
ブロンドでパーフェクトボディのディアーヌ(ヴィルジニー・エフィラ)は、街を歩けば誰もが振り返るほどの美人弁護士。3年前に離婚した元夫と未だに同じ事務所で働いていて、その元夫と揉めた晩、彼女の携帯電話を拾ったという男から自宅に連絡が入る。普通なら不審がるところだが、あまりにも機知に富んだトークで彼女の不快な気分を晴らしてくれたので、警戒心より好奇心の方が勝って会う約束をしてしまう。指定されたレストラへ行くと、ちょこんと座った子供のようなアレクサンドル(ジャン・デュジャルダン)が待っていた。
特に背の高いディアーヌと歩くと、まるで親子。だが、会う度にサプライズが用意され、どこへ行ってもアレクサンドルは皆の人気者。しかもオペラ座建築を任されるほどの有名建築家で、ハンサムな息子とやんちゃな大型犬と郊外の大きな家で暮らすバツイチ男。ディアーヌはアレクサンドルの話に惹き込まれ、弾む気持ちを抑えられずにいた。だが、行く先々で奇異な目で見られ、さらに実母や元夫にもバカにされ、ディアーヌの心は揺れた。そんなディアーヌの迷いを察知してアレクサンドルは……。
実際は183cmのジャン・デュジャルダンが148cmのアレクサンドルを演じている。『アーティスト』('11)でフランス人男優としては初のアカデミー賞主演男優賞を受賞。あの笑顔から繰り出されるユーモアたっぷりの愛の言葉に抗える女はいるだろうか?日本人受けする若いイケメンではないが、放っておけない大人の男の色気とキュートさは格別。今回も心憎いほど胸キュンにさせてくれること間違いない。
ディアーヌを演じたヴィルジニー・エフィラはロマコメの女王としてフランスで人気急上昇の女優だそうだ。息子を演じたセザール・ドンボワは『ザ・ウォーク』('16)にも出演した注目株は、長身の超イケメン! 南仏マルセイユの陽光の下、アレクサンドルがもたらす幸せのシャワーは、ディアーヌだけでなく世界中の女性をも幸せにしてくれそうだ。あなたも是非劇場で、ハッピーシャワーを経験してみてください。
(河田 真喜子)
公式サイト⇒ http://otonanokoi.jp/
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