原題 | FINDING DORY |
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制作年・国 | 2016年 アメリカ |
上映時間 | 1時間43分 (2D・3D) |
監督 | アンドリュー・スタントン(共同監督:アンガス・マクレーン) |
出演 | 声:エレン・デジェネレス、アルバート・ブルックス、ヘイデン・ローレンス、エド・オニール 【日本語吹替】室井 滋、木梨憲武、上川隆也、中村アン、菊池 慶 |
公開日、上映劇場 | 2016年7月16日(土)~全国ロードショー |
~今度は、もの忘れドリーの家族捜しの大冒険!~
カクレクマノミのお父さんのマーリンは、妻と孵化前の卵を奪われ、たった一匹生き残ったニモを男手ひとつで育ててきました。そんな大切なニモが人間にさらわれ、臆病なマーリンが勇気を振り絞って命懸けのニモ救出大作戦を描いたのが『ファインディング・ニモ』(2003)でした。海のいろんな生物のキャラクターの可愛いらしさやスピーディな物語の展開に目を見張り、我が子を想うマーリンの親の愛やドリーの友情の絆の強さに誰しもが涙したことでしょう。そして、今回は、その何でも忘れるけど文字の読めるナンヨウハギのドリーが、急によみがえった記憶をたどりながら、ニモやマーリンを巻き込んでの家族捜しの新たな大冒険が始まるのです。
物語は、ニモが救出された1年後から始まります。相変わらず心配性なマーリンは、南太平洋のサンゴ礁でニモの成長を優しく見守りながら平穏な日々を過ごしていました。ある日、ドリーが海流にのって泳ぐエイの群れを見て急に幼い頃の記憶がよみがえり、「パパやママに会いたい!」と言い出して大慌て。「今度はドリーのために家族を捜してあげようよ」とニモにも促され、マーリンたちは再び海流にのってカリフォルニアまでやってきます。
ところが、ドリーの断片的な記憶だけでは家族を見つけるのは難しく、忘れっぽい上に楽天家のドリーに振り回されながら、ようやく海洋生物研究所へと辿り着きます。そこでニモたちとはぐれてしまったドリーは、研究所の中で新たな協力者となるタコのハンクに出会います。このハンクがまたただのタコではないのです。七変化や透明になったりして人間の目をごまかしながらドリーを守り、ドリーの家族の元へと懸命に導こうとするのです。そのしぶとくも健気なハンクや、ジンベエザメやシロイルカやアシカなど、みんながドリーに刺激されて大冒険へと踏み出していきます。
誰でも自分を育んだ両親や故郷へ帰りたいと思うことがあるでしょう。特に、過去の記憶を失くしてしまったドリーにとって、自分がどこで生まれて両親はどこにいるのか、なぜ人間の文字が読めるのか何も分からないことばかりで、さぞかし不安だったことでしょう。(いや、能天気なドリーにそれはないか!? )それが急に両親と過ごした幼い日の記憶がよみがえれば、居ても立ってもおられなかったはず。そんなドリーの焦る気持ちを激流のようなハイテンポな映像で見せてくれるのだから、一瞬たりともスクリーンから目が離せない! この夏、親子で安心して観に行ける映画の決定版!
* 日本語吹替版の上映が多いので、小さなお子様でも退屈することなくお楽しみいただけると思います。ですが、できれば、大人は字幕版も観てほしい。ドリーの幼い頃の声の可愛らしさときたら、もう悶絶もの!シーアの歌う「アンフォゲタブル」やダイアン・キートンのママの声やエド・オニールのハンクの声など、アニメーションの域を超える深みのある物語をご堪能いただけるはずです。
(河田 真喜子)
公式サイト⇒ http://www.disney.co.jp/movie/dory.html
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