原題 | A Walk Among the Tombstones |
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制作年・国 | 2014年 アメリカ |
上映時間 | 1時間54分 |
原作 | ローレンス・ブロック(「獣たちの墓」田口俊樹:訳(二見文庫刊)) |
監督 | 監督・脚本:スコット・フランク |
出演 | リーアム・ニーソン、ダン・スティーヴンス、デヴィッド・ハーバー、ボイド・ホルブルック、ブライアン“アストロ”ブラッドリー、ダニエル・ローズ・ラッセル |
公開日、上映劇場 | 2015年5月30日(土)~梅田ブルク7、なんばパークスシネマ、T・ジョイ京都、109シネマズHAT神戸、ほか全国ロードショー |
~最強オヤジキャラのリーアム・ニーソンが挑む、戦慄の猟奇殺人事件~
美しい女性を誘拐しては身代金を獲る。しかも犯して殺してバラバラにして捨てる。さらに、絶叫する様子を録音したテープを遺族に送り付ける。極悪の限りを尽くした猟奇的殺人事件が連続して起こるニューヨークで、もぐりの探偵マット・スカダーがこの交渉不可能なシリアルキラーたちを追い詰める。私立探偵シリーズの中でもかなりハードな内容だが、モデルとなった犯罪が実在するというから恐ろしい。アメリカの底知れぬ暗部を見るような、背筋も凍る戦慄のサスペンススリラー。
アルコール依存症で無許可の探偵マット・スカダーを演じているのは『96時間』シリーズですっかりアクションスターとなってしまったリーアム・ニーソン。62歳にして、その哀愁漂うタフガイは映画ファンの絶大な信頼を集めている。『THE GREY 凍える太陽』『アンノウン』『サード・パーソン』『ラン・オールナイト』などと、深みのある演技力と圧倒的存在感は、本作でも十二分に発揮されている。
また、イギリスの人気TVシリーズ『ダウントン・アビー』で人気急上昇のイギリス人俳優ダン・スティーヴンスが、妻を殺された麻薬ディーラーを演じている。『ザ・ゲスト』『ナイトミュージアム/エジプト王の秘密』『靴職人と魔法のミシン』、さらには実写版『美女と野獣』に出演予定だとか。ハリウッド作品が続くダンは、『ダウントン・アビー』は第3シリーズで卒業となるので、これからはスクリーンの中でハンサムな彼の活躍をお楽しみ下さい。
【STORY】
かつて敏腕刑事だったマット・スカダー(リーアム・ニーソン)は、アルコール依存症のせいで強盗殺人犯追跡中に通行人の少女を死亡させてしまい、刑事を辞め、今では私立探偵を無許可でひっそりとやっていた。ある日、依存症ケアサークルで知り合ったピーター(ボイド・ホルブルック)に依頼され、彼の弟ケニー(ダン・スティーヴンス)に会いに行く。何とケニーの妻が誘拐され、身代金を払ったにもかかわらず翌日バラバラ死体となって自宅前に放置されたという衝撃的な話を聞く。麻薬ディーラーをしているケニーは、警察には任せられないので、マットに密かに犯人を探し出して欲しいというのだ。
マットは図書館で知り合ったホームレスの少年TJの協力を得て、過去の類似事件を調査。バンの車を使って白昼堂々と拉致する手口や、レイプ・殺人の方法を分析しながら猟奇殺人を繰り返す犯人たちを追い詰めていく。そして、新たにターゲットとなったロシア系麻薬ディーラーの14歳の美しい愛娘ルシアが誘拐される。交渉余地のないシリアルキラー相手に、マットはひるむどころか威圧的な駆け引きを始める。何が何でも少女を殺させない! かつて犠牲にした少女の死に報いるためにも。
(河田 真喜子)
公式サイト⇒ http://yukai-movie.com/
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