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『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』

 
       

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作品データ
制作年・国 2014年 日本 
上映時間 1時間54分
原作 原作:中村 航「デビクロくんの恋と魔法」(小学館刊)
監督 監督:犬童一心    脚本:菅野友恵         音楽監修:山下達郎  音楽:上野耕路          テーマ曲:山下達郎「クリスマス・イブ」(ワーナーミュージック・ジャパン
出演 相葉雅紀 榮倉奈々 ハン・ヒョジュ 生田斗真 小市慢太郎 渡辺真起子 塚地武雅 岸井ゆきの 市川実和子  温水洋一 クリス・ペプラー 劇団ひとり(声の出演)
公開日、上映劇場 2014年11月22日(土)~TOHOシネマズ(梅田、なんば、二条、西宮OS) ほか全国ロードショー

 

~♪ 名曲が奏でる“聖夜の奇跡”をあなたに ♪~

 

devikuro-2.jpg街中がイルミネーションで輝くこの季節になると、山下達郎の「クリスマス・イブ」がどこからともなく響いてくる。JR東海のCMでも使われ、愛する人を待ち焦がれる期待と不安が入り混じった胸の高鳴りを、時を経た今でも感じてしまう。この季節のテーマ曲とも言える名曲を主題歌にしたのが、映画『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』だ。近くにいるのに想いが伝わらない切なさを、榮倉奈々が名曲に負けない“オトコマエ女子”の魅力で、胸を熱くしてくれる。


優柔不断でマンガの世界に生きる光を演じるのは、本作が映画初主演となる嵐のメンバー・相場雅紀。光がいつも頼りにする幼なじみの杏奈に榮倉奈々。親しさから愛おしさに変わった想いを伝えられないまま、光の恋路の手助けをする姿が何とも意地らしい。光が憧れる運命の女性・ソヨンを演じているのは、TVドラマ『トンイ』で日本でもおなじみのハン・ヒョジュ。彼女の輝くような美しさが、イルミネーションのような華やかさを醸し出している。ソヨンの元カレで自信家の一路に生田斗真が扮し、美男美女が織りなす傷付いた恋の行方にも期待を持たせてくれる。クリスマスのメロディーが聞こえるこの季節だからこそ見たくなる、ロマンチック映画の決定版!
 


 【STORY】
devikuro-3.jpgマンガ大好きな光(相場雅紀)は、子供の頃にサンタクロースの闇の部分として孤独と悲しみの「デビルクロース=デビクロくん」を生み出し、自分の弱さをカバーするように、日々の思いを綴ったビラ「デビクロ通信」を近所中に張りまくっていた。そして、クリスマスケーキを選ぶ時も、いじめられた時も、何かにつけて向かいに住む同じ歳の杏奈(榮倉奈々)に助けてもらいながら生きてきた。杏奈も頼りない弟のような光のことを一番に考えて見守ってきた。杏奈の父親が亡くなった時は、光に秘密の場所へ連れて行ってもらったり、「デビクロ通信」の第一号をプレゼントされたりしたこともあった。

そんな二人の関係は大人になっても変わらず、本屋で働くようになった光は杏奈に頼ってばかり。杏奈は造形作家として父親が残した鉄工所で“ヒカリのモニュメント”作りに精を出していた。ある日、光は「デビクロくん」のお話の中に登場する“運命の女性”に出会う。それからというもの、杏奈の気持ちなどお構いなしに、恋い焦がれる彼女のことを夢中で話したり、杏奈相手にデートの予行演習をしたり、告白の練習をしたりしていた。

devikuro-4.jpgその運命の女性とは杏奈の仕事仲間のテ・ソヨン(ハン・ヒョジュ)で、化粧っ気のない男勝りの杏奈とは対称的な色白で輝くような美人だった。ソヨンもまた元カレの北山一路(生田斗真)への思いを断ち切れずに悩んでいた。光に杏奈にソヨンに一路、4人それぞれの想いが届かず消えそうになった時、デビクロくんが奇跡を起こす……。

 


   (河田 真喜子)

公式サイト⇒ http://miracle-movie.com/

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(C)2014『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』製作委員会 (C)2013中村航/小学館

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