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『なんちゃって家族』

 
       

nanchatte-550.jpg『なんちゃって家族』

       
作品データ
原題 We're the Millers 
制作年・国 2013年 アメリカ 
上映時間 1時間49分 R15+
監督 ローソン・マーシャル・サーバー
出演 ジェニファー・アニストン、ジェイソン・サダイキス、エマ・ロバーツ、ニック・オファーマン、キャスリン・ハーン、エド・ヘルムズ、ウィル・ポールター、モリー・クイン、トメル・シスレー
公開日、上映劇場 2014年1月25日(土)~シネマート新宿、シネマート心斎橋 他全国ロードショー

 


~友達も恋人も心配してくれる家族もいない、そんな4人が求める幸せとは?~


 

 こんな憎めない抱腹絶倒の映画がなぜR指定なのか、わからない。確かにエッチでおバカな会話はある。麻薬にからむ密売・密輸に不法入国と、あらゆる違法行為をすこぶる明るく健康的に(!?)描いた、そんなファミリー映画は見たことない!バカバカしいが、『テッド』のような芸能界や映画にちなんだ皮肉やトリビアやジョークがバンバン飛出し、ケラケラ笑って楽しむしかなくなる。 昨夏全米公開時には、批評家酷評にもかかわらず大ヒットしたというから、その真価は見てみないとわからない。


nanchatte-2.jpg【STORY】
  イラつくほどマヌケな独身男でヤク密売人のデヴィッド(ジェイソン・サダイキス)は、アパートの前の騒動に巻き込まれ、ヤクの売上金を全て奪われる。そこで、元締めのブラッドの命令でメキシコから“少量”のブツを運ぶ羽目になり、家族を装ってキャンピングカーで密輸することを思いつく。同じアパートの住人で文無しのストリッパー:ローズ(ジェニファー・アニストン)と親に置き去りにされた18歳の童貞くんケニー(ウィル・ポールター)、そして、ホームレスの女の子ケイシー(エマ・ロバーツ)の4人でにわか家族“ミラー家”を装い、いざメキシコへ。

 ところが、ヤクは“少量”どころか2トンもあり、予定外の大量のブツをキャンピングカーに積み込み、重々しい武装地帯から無事に麻薬を運び出す。次はアメリカ入国ゲートを無事に通過するだけだが・・・ メキシコ国境にある税関は、「行きは良い良い帰りは恐い!」の世界。さらに本来2トンものブツを受け取るべき麻薬王(トメル・シスレー)に追われたり、おせっかいファミリーに付きまとわれたりと、危機また危機。ニセの家族のはずが、いくつもの危機を乗り越えるうちに、いつしか本当の家族のような絆が生まれてくる。

 


 

nanchatte-3.jpg ありえない!と言ってしまえばそれまでだが、これが案外愛すべき面々ばかりで、敵方にしてもバカバカしいドタバタアクションの果てに憎めない表情を見せたりする。特に、麻薬王を演じたフランスの大スター:トメル・シスレーには、悪役ながら魅了されてしまった。そして、最後は大団円を迎えるという微笑ましい結末が用意されている。それにしても、44歳のジェニファー・アニストンのナイスバディには恐れ入る。また、童貞息子ケニーの初恋をみんなで応援したり、 不良娘ケイシーの夜遊びに本気で心配して怒ったり、また、約束の時間までにブツを届けなければ報酬をもらえないデヴィッドの焦りなど、家族それぞれの面白いキャラが際立ち、なかなか見どころいっぱいの”もうけもん”の映画だ。

(河田 真喜子)

公式サイト⇒ http://wwws.warnerbros.co.jp/werethemillers/#home

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