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『ホワイトハウス・ダウン』

 
       

 WHITE HOUSE DOWN-550.jpg『ホワイトハウス・ダウン』 

       
作品データ
原題 WHITE HOUSE DOWN 
制作年・国 2013年 アメリカ 
上映時間 2時間12分
監督 ローランド・エメリッヒ
出演 チャニング・テイタム、ジェイミー・フォックス、マギー・ギレンホール、ジェイソン・クラーク、リチャード・ジェンキンス、ジョーイ・キング、ジェームズ・ウッズ
公開日、上映劇場 2013年8月16日(金)~大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX京都、OSシネマズミント神戸 他全国ロードショー

 

 ~巻き込まれた父娘が大活躍するディザスター・アクションの決定版!~

 

WHITE HOUSE DOWN-2.jpg ワシントンD.C.の中心にあるホワイトハウスは、まさに権力(パワー)の象徴。世界を制するためには先ず狙われるターゲットのようだ。今年の6月には北朝鮮のテロリストに襲撃されたばかりなのに(『エンド・オブ・ホワイトハウス』)、またもや武装集団に占拠され、ワシントンD.C.を恐怖のどん底に突き落とす。だが、今度の破壊力は桁外れ! しかも、『マジック・マイク』(‘13/8/10公開)でセクシーダンスを披露し、2012年「ピープル誌」の「最もセクシーな男」に選ばれたチャニング・テイタムが、ダンスで鍛えた身体能力を活かした華麗なるアクションで魅了する。そのスケールの大きさは、この猛暑を吹き飛ばすほど痛快そのもの。

WHITE HOUSE DOWN-3.jpg 野党議員長官の警護の仕事をしているジョン(チャニング・テイタム)は、離婚した妻との間に一人娘のエミリー(ジョーイ・キング)がいた。いい父親でありたいと願うが、娘の機嫌を損ねる事ばかりしてしまう。そこで、第46代大統領ジェームズ・ソイヤー(ジェイミー・フォックス)の大ファンで、ホワイトハウス・オタクのエミリーの期待に応えようと、シークレットサービス(大統領警護官)の面接を受けるが、あえなく撃沈される。その罪滅ぼしにやっとの思いで入手したホワイトハウス見学ツアーのチケットで、エミリーを喜ばすことに成功する。

 ところが、長年SPとして勤めてきたマーティン・ウォーカー長官(ジェームズ・ウッズ)が、引退直前に武装勢力を引き入れテロリストと化してしまい、楽しいはずのホワイトハウス見学ツアーが一瞬にして恐怖の地獄めぐりとなってしまう。大統領と見学ツアー客を人質に身代金を要求するテロリストたち。果たして真の目的とは?真の黒幕とは?ジョンとエミリー父娘の運命は?

WHITE HOUSE DOWN-5.jpg 本作で特筆すべきは、このところ出演作が続くチャンニング・テイタムの逞しく優しい父親ぶりは勿論だが、11歳のエミリーを演じたジョーイ・キングの演技力にも注目して頂きたい。大統領が乗ったヘリコプターの音を聞いてワクワクさせる表情や、テロリストに銃を突きつけられ涙を流しながら抵抗するシーンなど、かなり長時間の撮影だったにもかかわらず、ずっと涙を流し続けていた。その緊張感を保つだけでも大変だったのではないかと想像される。芦田真菜もびっくりの泣きの演技だ。それから、ホワイトハウスに関するトリビアが次々と披露されるのも楽しい。

WHITE HOUSE DOWN-6.jpg それにしても、ホワイトハウスというアメリカ人にとって歴史とプライドを併せ持つ重要な建造物だけでなく、国会議事堂や大統領専用機や大統領専用車、特殊部隊など、大統領に関するものを徹底して破壊していくそのダイナミックさは爽快にすら感じてしまう。それもそのはず、『インデペンデンス・デイ』(1996年)、『デイ・アフター・トゥモロー』(2004年)、『2012』(2009年)などで、地球の危機を何度も描いたローランド・エメリッヒ監督だから、その破壊力の凄まじさは推して知るべし。期待以上のものが楽しめるはずだ。

(河田 真喜子)

 公式サイト⇒   http://www.whitehousedown.jp/