『ミロクローゼ』石橋義正監督インタビューはコチラ
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制作年・国 | 2010年 日本 |
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上映時間 | 1時間30分 |
監督 | 脚本・美術・編集・音楽:石橋義正 |
出演 | 山田孝之、マイコ、石橋杏奈、原田美枝子、鈴木清順、佐藤めぐみ、岩佐真悠子、武藤敬司、奥田瑛二 |
公開日、上映劇場 | 2012年11月24日(土)~シネクイント、12月1日(土)~シネマート心斎橋、テアトル梅田、2013年2月元町映画館、京都シネマ他全国順次公開 |
受賞歴 | ニューヨーク・アジア映画祭ライジング・スター・アワード(山田孝之) |
~恋せよ男子!五感で感じるマジカルワールドに飛び込め!~
とにかく強烈、とってもアート、音楽がめちゃくちゃカッコいい!山田孝之がファンタジーな世界の住人、おかっぱ頭のオブレネリ ブレネリギャー、毒舌、ワイルド、クールなダンスに目が釘付けの恋愛相談員熊谷ベッソン、そして驚異的な立ち回りを披露し時空を越えて恋人を捜し続ける浪人タモンの一人三役を熱演するマジカルムービー、『ミロクローゼ』。エッジの効いたキャラクターが繰り広げる、五感で感じるマジカルワールドだ。
美術や衣装、そして女性たちのヘアスタイルのフォルムもお見事。60年代に戻ったかのような盛りヘアや、タランティーノばりの血しぶきが飛ぶ時代劇、遊郭の豪華なセット、ジャパニーズビューティー揃い踏みなど、日本映画とは思えないボーダレスエンターテイメントは、海外で高く評価されるのも納得できる。
視覚的な楽しみをさらに刺激するのが、極上のミュージックだ。ただのBGMとあなどるなかれ!そのカッコよさと言ったら、映画を観ながらにしてどこか別の世界にトランスしてしまうぐらい刺激的。立ち回りのシーンにどんどんかぶさっていくmama!milkの音楽や、エンディングで流れるONE OK ROCK書き下ろしの主題歌、そして熊谷ベッソンのダンスミュージックにいたっては、石橋監督自らの作曲とそのこだわりようは只者ではない。
これだけ刺激的な演出を施しながらも、その中味は男が恋に猛進していたかつての姿を映す、「恋せよ男子」物語。そこもまた、恋を忘れた現代の若者たちへの強烈なメッセージに映るのだ。
(江口 由美)
公式サイト⇒http://www.milocrorze.jp/
© 2012 「ミロクローゼ」製作委員会