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『HOME 愛しの座敷わらし』

 
       

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(C) 2012「HOME 愛しの座敷わらし」製作委員会
 

       
作品データ
制作年・国 2012年 日本
上映時間 1時間50分
原作 荻原 浩「愛しの座敷わらし」(朝日新聞出版刊)
監督 和泉聖治
出演 水谷豊、安田成美、濱田龍臣、橋本愛、草笛光子
公開日、上映劇場 2012年4月28日(土)~全国ロードショー

~田舎の古い家、座敷わらしが紡ぐ家族愛~

 座敷わらしが見えた家は栄える…そんな古い言い伝えを「相棒」の水谷豊の“お父さん”で描いた家族再生映画。本来、妖怪のはずの座敷わらしの「ろくちゃん」がとても可愛く、バラバラになりかけた5人家族を結び付ける役目を果たす。

  “わさび入り豆腐”などけったいな商品を作って盛岡へ左遷された父親(水谷)が選んだ住居は、着いてびっくり、父親の言う「ログハウス」は藁葺き屋根、丸太むき出しの文化財級のシロモノで、妻(安田成美)も娘もげんなり。小学生の息子だけが大喜び、同居する祖母(草笛光子)は認知症気味でよく分からない。

  干からびた現代の日本人に必要なのは効率や便利な家じゃない、薪で炊く風呂や広すぎるほどの畑に家族団らんの囲炉裏、そしてちょっと不気味な?同居人・座敷わらし…と、家族に必要な条件を素敵に並べて見せる。

  お父さんの企画商品は実は上層部に評価されていて、意地悪上司と意見対立した時、普段気弱なお父さんが「食品に必要なのは愛だ!」とタンカを切る。このお父さんの真っ直ぐな主張が、座敷わらしと家族の“夢の共生”を導く。(安永 五郎)

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(C) 2012「HOME 愛しの座敷わらし」製作委員会
 

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