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★『大阪アジアン映画祭2009』
記者会見 |
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今年で4回目を迎えた「大阪アジアン映画祭2009」が朝日放送新社屋内のABCホールで開催された。2005年の開催当初は日本と韓国の作品を主に上映していた本映画祭だが、多くの映画ファンの支持をうけ回を重ねるごとに規模を拡大。今年はタイ、マレーシアに続きインドネシア、フィリピン、台湾の作品も上映し充実をはかった。
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オープニング作品であり、日本での配給が決定済みの『チョコレート・ファイター』のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督を初め、8名の監督、プロデューサーらが大阪に駆けつけた。記者会見の席では、一同がこの場にいること名誉に思うと感謝を述べ、自身と日本の関わりについてなどを話した。 |
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プラッチャヤー監督は子供のころに初めて覚えた日本の地名が“おおさか”だったと言う。しかし、実はそれは“マッサージ屋”の店名でお母さんから「絶対に行ってはならない場所」ときつく言われていたのだとか。「“おおさか”に来られてうれしい」と会場の笑いを誘い挨拶した。 |
3本の腕をもつ青年の葛藤と苦悩を描いた『手あつくハグして』のコンデート・チャトゥランラッサミー監督は「日本の漫画は子供の頃から見ている。『ドラえもん』『ドラゴンボール』浦沢直樹の『プルートウ』など、ほかの作品も続編を楽しみに待っています。日本の映画やテレビドラマなどでグリコの看板もよく目にするし、かに道楽の看板も知っています。」と日本の文化に親しんでいることを紹介。 『100』のクリス・マルティネス監督も「日本の映画といえば黒澤明ですが、貞子が出てくる『リング』などホラーも上映されています。北野武のテレビ番組やアニメでは「NARUTOナルト」など、日本の文化はかなりフィリピンに浸透しています」と教えてくれた。 |
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日本から唯一の選出となった『彼方からの手紙』の瀬田なつき監督はアジアの監督たちに囲まれ「大阪出身なのに完全にアウェーな感じです」と緊張気味に挨拶。ゲストのなかで最年少となる『サイアム・スクエア』のチューキアット・サックウィーラクン監督は「名前が長いのでマー君と呼んでください(笑)映画ではいろんな愛の形を肯定的に描きました。家族で見て楽しめる作品です。」と話し多くの人に作品をみてもらいたいと抱負を語った。 |
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