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『アジョシ』
韓国で2010年度No.1大ヒット作!
強く切ない〈新たなるウォンビン〉主演で描く感動のストーリー。
「おじさん(アジョシ)、守ってね」
少女は、助けを求めた。
男は、命をかけると決めた。
【Introduction】
その熱狂は、ニュースだった。2010年、韓国。一本の映画が、女性たちの心をわしづかみにし、男性たちの情熱をかき立て、観客動員数630万人突破という一大ブームを巻き起こした。年間No.1ヒットの座を獲得し、数々の賞を総なめにした『アジョシ』だ。いったいこの作品の何が、それほどまでに人々を引きつけたのか?
オープニングから観る者を圧倒するのは、迫力のアクション・シーンの連続だ。息をのむリアルな戦闘シーンを披露するのは、かつて見たことのない“新しいウォンビン”。無垢な青年を演じて高く評価された『母なる証明』(09)から一転、心に深い傷を負い、愛と幸福に背を向けて生きる男テシクに扮した。ただ一人心を通わせる少女ソミを犯罪組織から救うために命を張るテシクを、鍛え抜かれた完璧な肉体を駆使して、ほぼスタントなしで演じ切ったウォンビンは大絶賛を浴び、韓国アカデミー賞〈大鐘賞〉主演男優賞に輝いた。
少女救出の緊迫の物語は、やがて人と人との絆をも描き出していく。韓仏合作映画『冬の小鳥』(09)で世界を驚愕させた天才子役キム・セロンがソミに扮し、愛を求める孤独な少女をけな気に演じ、涙を誘う。監督は『熱血男児』(08)のイ・ジョンボム。人は愛する者との絆があれば、生きていける──困難を走り抜く勇気をくれる、エンタテインメント作が誕生した──!
【Story】
悲しみを抱えて生きる男テシク、隣に住む孤独な少女ソミ。
誘拐されたソミを救うため、テシクはこの世で最も深い闇へと踏み込んだ──。
テシク(ウォンビン)は、自ら孤独を選んだ。都会の片隅で質屋を営み、世間を避けるように生きている。過去のある事件。が、彼から夢も希望も、未来すらも奪ったのだ。テシクの隣に住む少女ソミ(キム・セロン)は、いつも一人ぼっちだ。クラブダンサーの母は、娘の世話よりも自分の暮らしに忙しい。ソミはテシクを“アジョシ(おじさん)”と呼び、ただ一人の友だちとして慕っていた。ある日、麻薬密売に巻き込まれた母親と共に、ソミは犯罪組織に誘拐される。ソミを救出するために組織を追うテシクは、その背後に隠された恐るべき真実を知る。愛する者を二度と失いたくない──テシクはソミを守り抜くと決意するのだが──。
【CAST/STAFF】
監督・脚本/イ・ジョンボム『熱血男児』
ウォンビン『ブラザーフッド』『母なる証明』
キム・セロン『冬の小鳥』
キム・ヒウォン『亀、走る』『ミス・ギャングスター』
キム・ソンオ『甘い人生』
キム・テフン『女は男の未来だ』『パラレルライフ』
ソン・ヨンチャン『グッド・バッド・ウィアード』『渇き』
タナヨン・ウォンタラクン『闇の子供たち』
2011年9月17日〜丸の内TOEI 2ほか全国ロードショー