「robot」と一致するもの





この度、2024 年 2 月9日 ( 金 ) より、新宿ピカデリー他にて全国公開される、エストニア・イギリス合作映画『Firebird ファイアバード』の本予告編が完成。

公開直前の 2 月 6 日にはエストニア出身のペーテル・レバネ監督と主演のトム・プライヤーと、ウクライナ・キーウ出身の主演俳優オレグ・ザゴロドニーの来日も決定いたしました。特にオレグ・ザゴロドニー氏の来日は、ウクライナが戦禍にある現在、海外渡航が非常に困難な中での訪日となります。


本作はロシアの無名の俳優セルゲイ・フェティソフが書き遺した回想録『ロマンについての物語』を、ペット・ショップ・ボーイズの “Together” や Mody の “Wait for Me”、BBC ワールド制作のライブドキュメンタリー『Robbie Williams:Fans Journey to Tallinn』の監督・プロデューサーとして知られている、エストニア出身のペーテル・レバネが映画化。『ブロークバック・マウンテン』や『アナザー・カントリー』を彷彿とさせる “秘められた愛” が、繊細かつ壮大なスケールで描かれています。


主演には東西欧州の新星イケメン俳優が競演。『博士と彼女のセオリー』『キングスマン』の “英国出身のアップカミングスター” トム・プライヤーと、“ウクライナの正統派二枚目俳優” オレグ・ザゴロドニーが、冷戦時代ソビエト占領下のエストニアを舞台に、当時決して許されるものではなかった愛の物語をリアルに演じています。


FB などの SNS を媒介にして、国籍性別を問わず世界の映画業界人たちが隠れた名作として拡散したことでも話題となった本作です。

 


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『ファイアバード Firebird』

ペーテル・レバネ監督・脚色作品 
共同脚色 : トム・プライヤー / セルゲイ・フェティソフ 
原作 : セルゲイ・フェティソフ 
出演 : トム・プライヤー / オレグ・ザゴロドニー / ダイアナ・ポザルスカヤ
[ 2021 年 | エストニア・イギリス合作 | 英語・ロシア語 | 107 分 | 1.85:1 | 5.1ch | DCP & Blu-ray ]
配給・宣伝 : リアリーライクフィルムズ 
宣伝デザイン : HYPHEN 
予告編監督 : 株式会社ココロドル 日本語字幕翻訳 : 大沢晴美 
関西地区営業・宣伝 : キノ・キネマ 
北海道地区営業・宣伝協力 : palmyra moon

公式サイト:https://www.reallylikefilms.com/firebird

2024年2月9日(金)~新宿ピカデリー、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、MOVIX京都、kino cinema 神戸国際、MOVIXあまがさき 他全国ロードショー

 


 

巨匠、スティーヴン・スピルバーグが“恐竜”に命をふきこみ、誰も観た事がなかったリアルでスリリングな映像体験に世界中の人々が心を躍らせ、映画史に偉大な足跡を残した『ジュラシック・パーク』、そして『ジュラシック・ワールド』シリーズ。累計 5000 億円以上の世界興行収入を記録しているこの「ジュラシック」シリーズに関して、全世界待望のシリーズ最新作にして完結編となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が 7 月 29 日(金)に日本公開いたします!

前作に引き続き、主人公オーウェン役にクリス・プラット、そしてヒロインのクレア役にはブライス・ダラス・ハワードが続投!先日解禁された最新予告では、『ジュラシック・パーク』シリーズで活躍したサム・ニール演じるアラン・グラント博士、ローラ・ダーン演じるエリー・サトラー博士、前作でカムバックしたジェフ・ゴールドブラム演じるイアン・マルコム博士といったレジェンドキャラクター達も登場し、さらには新キャラクター&新恐竜達の姿も明らかに!

大ヒットシリーズの最終章を飾るに相応しい、スケール感、映像技術、そしてエンターテインメント性など全てにおいてフルスケールアップを果たした本作に是非ご期待ください!
 


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シリーズ 1 作目の『ジュラシック・パーク』から29年。累計 5000 億円以上の世界興行収入を記録しているこの「ジュラシック」シリーズ最終章となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が2022年7月29日(金)に公開されます。

1993年7月17日(土)に大阪・梅田地区では北野劇場(現 TOHO シネマズ梅田)にてロードショー公開された「ジュラシック・パーク」。その後 29 年間すべての「ジュラシック」シリーズを公開してきた梅田地区は、「ジュラシック」シリーズの大阪の聖地。そんな「ジュラシック」シリーズの聖地にて、最終章となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の公開を記念して、キング・オブ・ダイナソー=ティラノサウルス・レックスの等身大頭部スタチューが日本で唯一、この梅田に出現しました!

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最新作となる本作では、第1作『ジュラシック・パーク』シリーズで活躍したサム・ニール演じるアラン・グラント博士、ローラ・ダーン演じるエリー・サトラー博士、前作でカムバックしたジェフ・ゴールドブラム演じるイアン・マルコム博士といったレジェンドキャラクター達もカムバック!

もちろん最新作にも登場する、シリーズのもうひとりの主役でもある最強の肉食恐竜T-レックスに是非会いに行ってください!
 


■T-レックス頭部等身大スタチュー設置概要

【設置場所】 : ホワイティうめだ サニーテラス広場

【設置期間】 : 2022年7月19日(火)―7月28日(木)

※一般通行者の通行可能時間は、AM5時から23時15分まで。


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■T-レックス頭部等身大スタチューサイズ
・高さ:2100mm
・横幅:1470mm
・奥行:3300mm
・重量:450kg


【出演】クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、サム・ニール、ディワンダ・ワイズ、マムドゥ・アチー、BD・ウォン、オマール・シー、イザベラ・サーモン、キャンベル・スコット、ジャスティス・スミス、スコット・ヘイズ、ディーチェン・ラックマン、ダニエラ・ピネダ
【監督】コリン・トレボロウ
【脚本】エミリー・カーマイケル、コリン・トレボロウ
【キャラクター原案】マイケル・クライトン
【ストーリー原案】デレク・コノリー、コリン・トレボロウ
【製作】フランク・マーシャル、パトリック・クローリー
【製作総指揮】スティーヴン・スピルバーグ、アレクサンドラ・ダービーシャー、コリン・トレボロウ
◆ティザーポスターコピーライト:TM & © 2020 UNIVERSAL STUDIOS & AMBLIN ENTERTAINMENT, INC.
◆公式 HP:https://www.jurassicworld.jp/
◆公式 Facebook: https://www.facebook.com/jurassicworld.movie.jp
◆公式 Twitter: https://twitter.com/jurassicworldjp

2022年7月29日(金)~ TOHOシネマズ 梅田 ほか全国超拡大ロードショー!


(オフィシャル・リリースより)

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■日 時: 9月23日(木・祝)

■会 場: TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン9

■登壇者: ムロツヨシ、奈緒、中田乃愛、永野宗典、金井純一監督(敬称略)

■M C: 本多力(敬称略)



mydady-pos.JPGCCCグループのカルチュア・エンタテインメント株式会社と、株式会社蔦屋書店が主催し、これまでに、 『嘘を愛する女』 、『哀愁しんでれら』 等、多くの良質な作品を世に生み出してきた映像クリエイター支援プログラム「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM(以下、TCP)」 の2016年準グランプリ受賞作品『マイ・ダディ』が、本日9月23日(木・祝)に公開致しました!本作の主人公・御堂一男を演じるのは、役者を始めて25年・今年45歳を迎えた俳優 ムロツヨシが、満を持して映画“初”主演をつとめ、愛する娘を救おうと奔走する、お人好しで誠実な父親を演じました。娘<ひかり>役には第8回「東宝シンデレラ」オーディション ファイナリストの新星・中田乃愛が演じています。また、ムロツヨシ演じる一男の妻であり、ひかりの母・江津子役には奈緒が出演。さらに、毎熊克哉臼田あさ美永野宗典、「平成ノブシコブシ」の徳井健太小栗旬光石研ら個性豊かな俳優陣も集結!本作にて監督・共同脚本を務めたのは、映像作家でもある金井純一。主題歌を、日本のトップアーティストが集結したドリームバンド・カーリングシトーンズが担当!

この度本作の公開を記念して、初日舞台挨拶が開催され、主演のムロツヨシ、妻役の奈緒、娘役の中田乃愛、永野宗典、金井純一監督が登壇した。

 



冒頭の挨拶でムロは笑顔を浮かべながら、「上映後なのでみなさん、作品の世界観に入っているところ申し訳ないのですが、マスコミの取材が入っている(舞台挨拶)なので、今から、ムロ、ふざけます!」宣言。奈緒は「今日、ムロさんたちはいくつか舞台挨拶をされた後ですが、私はここからの参加となります。作品の素晴らしさを伝えられるようにがんばります」とニッコリ。中田は「映画をご覧になってくださり、本当にありがとうございます。1人でも多くの方に作品をアピールしたいと思います」と微笑みながらも気合十分の様子。永野が「早速ですが『マイ・ダディ2』を待っています」と早くも、続編を期待していることを明かし、「本作でやり残したことを、ぜひ、リベンジさせていただきたいと思います。今回以上に気合を入れて役作りをするつもりです」とコメントしたところで、ムロが「この人は何を言っているのでしょうか? よくわからない挨拶で始まっていますが、大丈夫ですか?」とMCに確認し、舞台挨拶開始早々笑いを誘う場面も。金井監督は前の舞台挨拶で栄養ドリンクを飲んだことを明かし「気合を入れて(舞台挨拶)頑張ります!」と意気込みを見せた。


映画公開100日前から、作品にまつわる話をTwitterでつぶやいてきた金井監督は「公開初日の前日、昨日のつぶやきは最後の5行の頭文字がムロツヨシになるようにしてみました。でも、残念ながら誰もそれに気づいてくれなかったようで」と寂しそうな様子。「凝りすぎたラブレターを出したのにフラれてしまった、そんな気分です」とうつむきつつも、「今日から100日後が1月1日なので、ぜひ、主演のムロさんには年末の某歌合戦にゲスト出演していただき、そこでも映画を宣伝していただくといういい流れにしたい。それくらい長く上映してほしいと思っています」としっかりアピール。このコメントにムロも「まだ(某歌合戦からは)オファーは来ていませんが、出たらしっかりアピールします」と答えていた。


mydady-550.JPG初主演映画についてムロは「金井監督の夢から生まれた物語です。企画をし、映画を撮影し、公開された今日までが99。そして、無事公開された映画をお客様が観て、感想が生まれて100になる。ここで100点の映画になるんです。そのことをとてもうれしく思うと同時に悔しい気持ちもあります」と語りながら、一席空き状態の客席を見渡す。「僕は、“満席”が好きな男です。この状況下ではこれが満席と頭では理解していますが、やっぱり本当の満席ではないのが残念です」と強調。「いつか、この状況が落ち着いて、いろいろな宣言が解除され元の状態に戻ったら、どんな手を使ってでも、本当の満席の景色をここにいるキャストみんなに見せてあげたいです」とし、「どんな手を使っても、たとえお金を払ってでも!」とコメントしたところで、「ん?俺、お金払うの?」とおどけつつ、「それでもいいと思えるくらい本当の満席にしたいです。それを実現するために、この映画をロングランにすべく、これからも宣伝活動をしていきます」と宣言。「悔しさはありますが、今日、この状況下で映画を観に来てくださったみなさまには改めて感謝します。ここはアツくいかないと!と思っていたので、かなりアツく語らせていただきました」と説明する場面もあった。


mydady-sub2.jpg初の母親役について奈緒は「ずっとやりたかったし、憧れでした。母親役を家族がテーマの映画でやらせていただくことは、緊張もしたけれど、責任を全うしないといけないという気持ちでいっぱいでした」と振り返る。撮影前にムロから「(中田)乃愛ちゃんのこと、きっと奈緒ちゃんも好きになると思う、と聞いていました。その言葉通り、3人で会ったとき一瞬で乃愛ちゃん、の虜になりました。そこからはムロさんと2人でずっと(娘に)デレデレでした」とし、「乃愛ちゃん、そして子役の子、“ひかり”を演じた2人に引っ張ってもらって映画の中で母親役として立つことができました」と感謝を述べていた。ムロは赤ちゃんが生まれたシーンの撮影を振り返り、「撮影中、すごく印象に残ったシーンでした。自然と奈緒ちゃんとおでことおでこを合わせて心の距離が縮める、そういう演技ができたことがうれしかったです。初日までこの気持ちは言わずにおこうと思っていました。今日、やっと言えてよかったです。ポスターにもなっている素敵なシーンです」と奈緒との夫婦役に大満足の様子だった。中田は「試写を観た家族に感想を言ってもらえたのがうれしかった」とニッコリ。ムロが「久しぶりに会ったら、髪がのびていてよかったよ。17歳の女の子が髪を剃るなんてね」としみじみ語る中、中田は「特にそこは……」とサラリ。劇中さながらの父娘のやりとりに会場からは笑い声も。ムロが「まだ、思春期なのかな?」と戸惑いの様子で尋ねる場面もあった。


mydady-ive2-500-2.JPGムロとの共演について奈緒は「イメージ通り、やさしくておもしろい方でした。本当に会いたかった方なので、初日は少し緊張しすぎて無愛想だったかも」と反省しつつ「柔らかい空気を作ってくれる素敵な方。すぐに打ち解けられたのはムロさんのおかげです」と感謝の言葉を述べた。ムロがまだ奈緒を知らなかった頃、撮影スタジオですれ違ったときに、同じ撮影組でもないムロから「おつかれさまです」と挨拶されたこと、奈緒がまだ福岡に住んでいた頃に、「muro式.」の千秋楽を見に行っていたこと、その際に客席バックで撮影した写真に奈緒が映り込んでいたことなど、縁を感じずにはいられないエピソードもバンバン飛び出していた。


mydady-ive2-500-3.JPGここで、“家族のつながり“を描いた本作にちなみ、「マイ・ダディ」を作ろう!と題して、映画のタイトルパネルを全員で作成することに。永野が「マ」、中田は「イ」と「・」、ムロが「ダ」、奈緒が「デ」、金井監督が「ィ」の作成を担当し、できあがったパネルを手にフォトセッションを行った。


最後の挨拶で金井監督は「すごく楽しい時間を過ごせました。今日からがスタートです。この映画を全国に広めていただけたらうれしいです。ムロさん、そしてみなさんと走り続けたいと思います」と力強く語る。永野は出身地・宮崎県での上映館がないことに触れ、「この映画を観た人生と観ない人生では生き方が大きく違ってくると思います。作品からのメッセージを受け取るためにも、宮崎県の上映をお願いいたします!」と懇願。中田は「1人でも多くの人にこの作品が届いてくれたら、それだけでとてもうれしいです」と笑顔を浮かべ、奈緒は「これからもっともっといろんなところに届くといいなと思っています。みなさんの力を貸してください」と呼びかけた。ムロは「この状況下での公開をネガティブに考えず、何かしらプラスにしようと思っています。実現するのが、明日になるのか、1ヶ月後になるのか、1年後になるのか、10年後になるのかわからないけれど、状況が許せば、必ず“本当の満席”にしたいと思っています。それが実現する日が来るまで、いろいろな作品で頑張り続けます。そして、“ムロは満席好きなんだよな。あいつの作品なら観に行ってもいいかな”と思っていただけるように、これからも頑張っていきます。このような状況下ですが、みなさん、どうか毎日笑って過ごしてください。そして、この作品がロングランになるよう、クチコミで広げてください。ほめてください、けなしてください、みなさまの一言が誰かの“観てみようかな”に繋がります。誰かに繋げてください!」と締めくくり、イベントは幕を閉じた



出演:ムロツヨシ 奈緒 毎熊克哉 中田乃愛 臼田あさみ 徳井健太(平成ノブシコブシ) 永野宗典 光石研
監督:金井純一
脚本:及川真実 金井純一
制作プロダクション:ROBOT
主題歌:カーリングシトーンズ「それは愛なんだぜ!」
幹事:カルチュアエンタテインメント
配給:イオンエンターテイメント
コピーライト:©2021「マイ・ダディ」製作委員会

◆公式HP: https://mydaddy-movie.jp/

2021年9月23日(木・祝)~ 全国ロードショー
 


(オフィシャル・レポートより)

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<TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM 2016 準グランプリ受賞作品>


■日 時: 8月23日(月)

■会 場: イイノホール

■登壇者: ムロツヨシ、奈緒、毎熊克哉、中田乃愛、永野宗典、寺岡呼人、金井純一監督(敬称略)



CCCグループのカルチュア・エンタテインメント株式会社と、株式会社蔦屋書店が主催し、これまでに、 『嘘を愛する女』 、『哀愁しんでれら』 等、多くの良質な作品を世に生み出してきた映像クリエイター支援プログラム「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM(以下、TCP)」 の2016年準グランプリ受賞作品『マイ・ダディ』が、9月23日(木・祝)に公開致します!本作の主人公・御堂一男を演じるのは、役者を始めて25年・今年45歳を迎えた俳優 ムロツヨシが、満を持して映画“初”主演をつとめ、愛する娘を救おうと奔走する、お人好しで誠実な父親を演じました。娘<ひかり>役には第8回「東宝シンデレラ」オーディション ファイナリストの新星・中田乃愛が演じています。また、ムロツヨシ演じる一男の妻であり、ひかりの母・江津子役には奈緒が出演。さらに、毎熊克哉臼田あさ美永野宗典、「平成ノブシコブシ」の徳井健太光石研ら個性豊かな俳優陣も集結!本作にて監督・共同脚本を務めたのは、映像作家でもある金井純一。主題歌を、日本のトップアーティストが集結したドリームバンド・カーリングシトーンズが担当!


この度本作の公開を記念して、ジャパンプレミアイベントが開催され、主演のムロツヨシ、妻役の奈緒、娘役の中田乃愛、毎熊克哉、永野宗典、本作の主題歌を担当するカーリングシトーンズのリーダー・寺岡シトーンこと寺岡呼人、金井純一監督が登壇した。


mydady-ive-500.JPGインスタライブ用のカメラにピースしながら笑顔を浮かべるムロ。冒頭の挨拶で「主演をやらせていただきましたムロツヨシです!このご時世、イベントなどでは声を出して笑ってはいけないという風潮がありますが、笑い声が響かなくても僕がおもしろくないわけではありません。おもしろかったら拍手で気持ちを表現していただければと思います。30分楽しませたいです!」と意気込みを語りイベントはスタートした。

奈緒は「撮影が止まってしまったこともありましたが、クリスマスシーズンにクリスマスの画が撮れたりできました。結果的に、本当に幸せな映画になったと思います」とニッコリ。

「この挨拶で何を言おうか考えていたのですが、僕自身、お客様の前での舞台挨拶は、かなり久しぶりです。たくさん写真撮られながら、お客様の前であいさつできるのは、すごくいいことだと思っているところです」と感激の様子の毎熊だったが、準備していた挨拶内容を忘れてしまったと苦笑。

中田は「公開直前のイベントです。この映画をたくさんの方に、観ていただくために精一杯紹介していきたいです」と深々とお辞儀した。

中田が挨拶する様子を、まじまじと見つめていたムロが「ちゃんと言えた!ちゃんとあいさつできました。うちの娘です」と胸を張ると、会場は大きな拍手に包まれた。

永野が「給油を一筋に考えた役を一生懸命やりました」といきなり役へのアプローチを語り出す場面もあり、冒頭の挨拶から会場は和やかなムードに包まれた。

本作の主題歌「それは愛なんだぜ!」を手掛けた寺岡はムロと一緒に試写を観たことを明かし、「ラッシュなども観ていたはずなのに、声を出しておいおい泣きました」と告白。さらに「素敵な作品に関われたことをとてもうれしく思っています」と満足の表情を浮かべた。

金井監督は「こんな豪華な場所での試写で、たくさんのみなさんに観ていただけうれしいです。今日は寺岡さんもいらっしゃって、初日舞台挨拶よりも豪華になっているような気がします」と胸を張った。

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中田と親子を演じたことについて「父親になったことがないですし、何より嫌われたくない、という気持ちが先走っていました。撮影が延期となったタイミングで、思い切って連絡先を交換して、“父より”“娘より”を文末につけたメール、親子ごっこのような会話をずっと続けていました」と振り返るムロ。「(メールの中で)お父さんってよんでくれるんですよ」と終始目尻を下げるムロに対し中田は「ムロさんが寄り添ってくださったので、役をまっとうできました」と感謝する場面も。途中、ムロが「僕と(母親役の)奈緒ちゃんから誕生日プレゼントを“2回”もらったことは言わなくて大丈夫だよ。最初はエプロンだったよね。うんうん」とお礼をおねだりされると「今年は文房具セットをもらいました」と笑いを堪えながら報告していた。


ムロとの初共演について奈緒は「ムロさん本当に誰も緊張させない座長でいてくださって、思っていることをすべて口に出す方。だからこそ、他のみんなも言いたいことを言えるという雰囲気になっていました。初めてとは思えないくらいのチーム感があった現場です。それはムロさんが作り上げてくださったと思います」と振り返った。

ムロとの共演が多い永野は「今回の映画で、改めて孤独が似合う男だなと思いました。僕たちの前ではいつもファニーで明るいのですが、作中での孤立する姿に嘘がない。佇まいの真実が強烈に印象づけられて、役者としての振り幅を感じました。彼の生き様がそのまま反映された記録映画のように感じました」と解説した。

ムロとは2回目の共演という毎熊は「前回は優しい先輩、今回は怖いなという印象でした」役柄上、今回はなれなれしくしないようにと心がけていたという毎熊は「前回とは違うムロの印象に、ワクワクしました」と明かした。深夜ドラマでの共演後に毎熊のファンになったというムロは、今作での共演シーンを振り返り「毎熊くんとでないとできない“もぞもぞする”シーンがあります」と独特の表現で解説。「ストーリー上、それほど大事じゃないアイテムにこだわり演じる毎熊くんの姿を観て、“こんな役者好きだな”と改めて思いました」とムロが語るシーンは、ぜひ本編でチェックしてほしい。


主題歌の制作について「金井監督から、最後の曲はロックサウンドで明るく終わりたいというオファーがありました。カーリングシトーンズは、シリアスなラブソングは書けないタイプで(笑)。でも、ロックサウンドで明るくという曲はすぐにひらめきました。僕らしかできないラブソングができあがりました!」と胸を張る寺岡。金井監督は「オファーを受けてくれたこと自体に現実感がありませんでした。神曲です。今、話しながらも主題歌になっていることを信じられないです」と、レジェンドたちが関わってくれたことに感謝していた。楽曲の配信ジャケットにも登場しているムロは「これ以上ない曲が出来上がりました。泣きました」と何度もお辞儀しお礼を伝える場面もあった。

 



ここからは、ムロの役柄が牧師であることにちなみ、<ダディお悩み相談室!>と題し登壇者の悩みをムロが解決するというコーナーに。映画のタイトル『マイ・ダディ』にかけて、登壇者が「マイ・○○」という形でお悩みを告白。

金井監督のお悩みは「マイ・おつまみぃ」。家で飲むときのおつまみのローテーションに悩んでいるという金井監督に対し「“はんごろし”という野沢菜をすごく辛く漬けたやつがおいしいです!」とおすすめ。

永野は「マイ・ポテンシャル」とお悩みを挙げた理由を、金井監督から「本番が弱い」と言われたからと明かす。ムロは「本番前のテストで全部出し切るタイプだから、本番に弱いと言われているだけ。テストで出しきらないことを覚えましょう」と的確にアドバイス。

続いて寺岡が「マイ・飲酒」と答え、「家飲みが増えて、太りがちです」というお悩みには「僕も、飲みに行けないから太りがちです。でも太ることはできないので、気が向いたときにすぐに運動ができるようにヨガマットを敷きました。2日くらいは、やってみましたが、今はヨガマットの上で飲んでいます」と苦笑。さらに飲みにいけない寂しさから夜中に急に悲しくなることを明かし、「“つたー”って涙が流れるんです」と逆にお悩みを明かす場面もあった。

寺岡のお悩みが解決したのか疑わしい中、続いてのお悩みは毎熊の「マイ・スキン」。「また焼けたねと怒られます」と役者あるあるを告白。「いいスキンセットないかなと思いまして」という毎熊に「聞く相手間違ったね」とのこと。日焼け止めトークが思いのほか長引き、終わりが見えなくなると毎熊が「この答えはあまりよくないなと思っていたんです」と反省する場面もあった。

中田のお悩みは「マイ・トーク」。「ムロさんみたいに思ったことをすぐ話せるようになりたいです」という中田に「口下手なままでいい。そのままでいて! こなれて嘘ばっかりついている人間にならないで!」と懇願し、笑いを誘うと、

続く奈緒は「マイ・アンブレラ」と回答。傘を100パーセントの確率で忘れてしまうという奈緒には傘をやめ、カッパにすることを提案し「僕があなたのカッパを買います」と宣言する形で、コーナーを締めくくった。



mydady-ive-550.JPG無事に登壇者全員の悩みを解決したムロは、最後の挨拶で「このお話を生んでくれてありがとうございます」と金井監督に感謝を述べる。続けて「愛の映画です。いろんな愛の形があるということ、愛を提示してくれる映画です。ほんとにおもしろく泣いてしまう映画です。公開まで1ヶ月を切りました。公開時、世の中がどういう状況になっているか分かりません。“映画館に行って!”とは大声では言えない時代ですが、映画の存在はぜひ知ってほしいです。ある1人の役者が25年かけてたどり着いた初主演した素晴らしい作品です。ムロツヨシ、主演やりました、ありがとうございます! 」と最後にまとめたムロに、割れんばかりの大きな拍手が送られ、イベントは幕を閉じた。


この後行われたマスコミ向けのフォトセッションが終了すると、改めて、ステージで来場者に向けて挨拶をしたムロ。「いい形で、映画を広げてください」とお辞儀をするムロ。会場はこの日一番の拍手に包まれた。



出演:ムロツヨシ 奈緒 毎熊克哉 中田乃愛 臼田あさみ 徳井健太(平成ノブシコブシ) 永野宗典 光石研
監督:金井純一
脚本:及川真実 金井純一
制作プロダクション:ROBOT
主題歌:カーリングシトーンズ「それは愛なんだぜ!」
幹事:カルチュアエンタテインメント
配給:イオンエンターテイメント
コピーライト:©2021「マイ・ダディ」製作委員会

◆公式HP: https://mydaddy-movie.jp/

2021年9月23日(木・祝)~ 全国ロードショー
 


(オフィシャル・レポートより)

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『マイ・ダディ』オリジナルハンカチプレゼント!

 

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◆提供:イオンエンターテイメント

◆プレゼント数:3名様

◆締め切り:2021年9月30(木)

公式HP: https://mydaddy-movie.jp/

 

2021年9月23日(木・祝)~ 全国ロードショー
 


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誰も見たことのない【新しいムロツヨシ】に、
あなたはきっと涙する。


「確かめようのない過去、それでもひかりを救いたい。」
小さな教会の牧師・御堂一男は、中学生の娘・ひかりと2人暮らし。妻は8年前に他界した。ガソリンスタンドのアルバイトを掛け持ちしながら、決して裕福とはいえずとも、ひかりと2人、穏やかで幸せな日々を過ごす一男。だがある日、ひかりが白血病で倒れた。動揺する一男に追い打ちをかけるように、衝撃の事実が発覚する――。


多くの良質な作品を世に生み出してきた映像クリエイター支援プログラム「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM」で監督の金井純一が2016年に準グランプリを受賞し映画化された本作。


主人公・御堂一男を演じた俳優 ムロツヨシは満を持しての映画“初”主演。愛する娘を救おうと奔走する、お人好しで誠実な父親を演じた。一男の愛娘・ひかり役には期待の新星・中田乃愛が大抜擢。さらに妻・江津子役に話題作への出演が絶えない奈緒をはじめ、毎熊克哉、臼田あさ美、徳井健太(平成ノブシコブシ)、永野宗典、光石研など個性豊かな俳優陣がズラリ。誰もが応援せずにはいられない父娘を頼もしく支えている。


愛する娘を救いたい――。確かめようのない過去。妻の愛を信じたい。ひとり の父親 ・ひとりの男の切ないほどに必死な姿。
 


■出演:ムロツヨシ 奈緒 毎熊克哉 中田乃愛 臼田あさみ 徳井健太(平成ノブシコブシ) 永野宗典 光石研
■監督:金井純一
■脚本:及川真実 金井純一
■制作プロダクション:ROBOT
■主題歌:カーリングシトーンズ「それは愛なんだぜ!」
■幹事:カルチュアエンタテインメント
■配給:イオンエンターテイメント
■コピーライト:©2021「マイ・ダディ」製作委員会
公式HP: https://mydaddy-movie.jp/

2021年9月23日(木・祝)~ 全国ロードショー


(オフィシャル・リリースより)

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人材育成と実験の新レーベルで「メジャー映画では許されないことをどこまで追求できるか」
『ビューティフルドリーマー』本広克行監督インタビュー
 
 日本映画界の鬼才監督による野心的な企画と若い才能がタッグを組み、低予算で制約のない自由な映画づくりを目指す現代版ATGとも言える新レーベル<<シネマラボ>>の第一弾作品『ビューティフルドリーマー』が11月6日(金)よりシネ・リーブル梅田他にて絶賛公開中だ。
監督は『踊る大捜査線』シリーズから『サマータイムマシン・ブルース』『幕が上がる』まで、ヒットメーカーでありながら多彩な作品に取り組んでいる本広克行。押井守の脚本「夢見る人」を大学の映画研究会(映研)を舞台にした物語として映画化。いわくつきの台本の映画化に挑む映研メンバーの奮闘ぶりから、モノづくりの楽しさが伝わってくる青春映画だ。リーダー的存在で監督としてメンバーを引っ張るサラ役には自身も大学時代から映画サークルで映画を撮り、多彩な活動を行なっている小川紗良。他にも今注目の俳優から劇中劇に登場するベテラン俳優が本人役で出演。そして映画研究会の先輩役サイトウタクミで斎藤工も参加している。
 本作の本広克行監督にお話を伺った。
 
 

■「次は自分の番」自身のキャリア形成から感じた映画界の人材育成と、まず取り組んださぬき映画祭。

―――コロナ禍で映画監督自身が様々な活動や今までの枠に捉われない映画製作活動を立ち上げつつある中、それ以前にメジャー映画とインディペンデント映画の間に位置するような新しい監督絶対主義のレーベルを立ち上げ、作品を公開するのは非常に注目すべき動きだと思います。<シネマラボ>を立ち上げるにあたり、どのような問題意識をお持ちだったのですか?
本広:『踊る大捜査線』シリーズのようなビッグバジェットで、プロデューサーが10人もいて、芸能界のありとあらゆる人がキャスティングされるような映画を我ながらよくできたなと思うし、もう終わってもいいと思うぐらい達成感がありました。ただ自分が映画を撮ったりドラマを演出できたのは、引っ張り上げてくれる先輩たちがいたからであり、今度は自分がその立場になる番です。『海猿』の羽住英一郎をはじめ、後輩たちが皆ヒットメーカーになってきましたが、自分が所属していた会社(ROBOT)の直系の後輩ではなく、日本映画界全体を見渡して、素晴らしい才能を持ちながらも彷徨っている人たちがたくさんいるはずだと思ったのです。
 
―――監督という仕事はある意味孤独な職業ですから、かつての撮影所システムとは違い、先輩に教えてもらうということがしにくい環境になっていますね。
本広:映画界での人材育成について思いを巡らせていた頃、偶然山田洋次監督にお会いし、昔は小津監督や黒澤監督が映画サロンを作り、そこから新人を抜擢したり、映画の文化度を上げていったというお話を聞いたのです。そこで自分に何ができるかと考えたところ、思い浮かんだのが映画祭でした。当時現役の映画監督で映画祭を立ち上げたのは僕が最初だったと思います。さぬき映画祭では高松に色々な映画人を呼び、若い俳優たちと合わせ、そこに来れば仕事が見つかるような場所になっていきました。ちょっと落ち着いて周りを見渡すと、行定さんをはじめ、プロデューサーの方や俳優の方なども地方で次々と映画祭を立ち上げる動きが起こってきて、これなら大丈夫だなと思ったのです。
 
 

■大林監督に言われていた言葉、「君たちの世代でもう一度ATGのような映画を作れ」

―――確かに映画祭は映画人同士の交流から新しいプロジェクトや仕事が生まれる面も大きいですね。
本広:映画祭には7年間携わり、その後に構想しはじめたのが<シネマラボ>です。今、自主映画の制作費は200~300万円が相場で、一方東宝や東映、松竹などからオファーをいただくビッグバジェットの映画は2~3億円ぐらいです。やはり今まで低予算でしか映画を作ってこなかった人がいきなりビッグバジェットの映画を作るのはしんどいので、中バジェットのものを<シネマラボ>という新レーベルを掲げて作っていってはどうかと。また僕が大きな影響を受けている大林監督によく言われていたのが「君たちの世代でもう一度ATGのような映画を作れ」。
 
―――大林監督からそんな声かけをされていたんですね。
本広:僕にとっては神様みたいな人ですから、大林さんに褒められようと思って(笑)「お前、よく頑張っているな」とか、「お前の映画、面白かったぞ」といつも僕の頭を子どもみたいに撫でてくださるんですよ。山田監督の映画サロンにも参加しているのですが、山田監督は最近の若者はなかなか動かないとボヤかれる一方、僕のことを可愛がってださり、ベルリン国際映画祭への参加を断っても、さぬき映画祭には来てくれる(笑)やはり尊敬している先輩たちから言われたことを実行していきたいし、若者たちを引き上げる場を作ろうと今回は押井守さんに原案を書いていただきました。そこからは結構時間がかかりましたね。
 
 
 
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■小川沙良との出会いで「監督役がここにいる」と確信。

―――押井さんに依頼されたのはいつ頃だったのですか?
本広:みんなで一緒に湯河原の温泉に行って企画会議をした時、僕は文化祭の前日を何度も何度も体験する話にしたいと伝えると、押井さんが書いて下さったのは軽音楽部の部員が何度も文化祭の前日に戻る話だった。僕の構想と似てはいるのですが、映画研究部なら僕の経験も活かせるし、その頃に小川沙良さんと出会い「監督役がここにいる」と思った。そうやってタイミングが合うまで2年ぐらいかかりましたね。
 
―――さぬき映画祭で小川さんは監督作を持参したのですか?
本広:早稲田大学の映研に監督をしている小川沙良さんがいるというのは当時業界内でも有名だったんです。しかも小川さんは是枝ゼミで、是枝さんからも話を聞いていたので、僕からオファーしたところ快諾していただきました。監督役のエチュードができる人はなかなかいないでから、小川さんがいなければ映画づくりは難航していたと思います。
 
 

■ずっと“ビューティフルドリーマー”の人たちの物語。続編を作り、続けていきたい。

―――サラ役の小川さんは、聡明かつ決断力のある見事な監督ぶりでした。昔の映研は70年代の香りを引きずっているような異質な雰囲気がありましたが、本作の映研はとても明るい雰囲気ですね。
本広:早稲田大学の映研をはじめ、今は女子部員がクラブを引っ張っているんですよ。僕らの時代はモスグリーンの汚いジャンパーを羽織った男子部員がぞろぞろいたのですが、今の男子部員はもっぱらアッシー的存在ですよ。それもおもしろいなと思って、本作では描ききれなかった部分は「続編を作らせてください」と会社にお願いしているところです。ずっと続けていきたいし、この作品はずっとビューティフルドリーマーの人たちのお話でもあります。僕らも一つの映画が公開されても、また次の映画を作ってとずっと続いていくわけですから不思議な社会人だし、ビューティフルドリーマーってこういうことなのかなと。続編を作る時、小川さんが多忙を極めて出演するのが難しくなったら、次の世代の映研を育てればいい。小川さんには本作の斎藤工さんのような先輩部員として1日だけ撮影に参加してもらい、続けていくこともできるなと思っているんです。
 
―――セリフを書かず、エチュードの手法を取り入れての撮影だったそうですが、従来のビッグバジェット作品とは違う作り方を試みての感想は?
本広:演劇の演出をやっていることもあり、そんなに違和感はなかったですね。脚本どおりだとつまらないとか、セリフが停滞してしまうとき、どうやっておもしろくさせようかと考えてエチュードを取り入れることもあります。『UDON』(06)では実際にうどん屋で働いている人に、普段しゃべっていることを言ってもらい、お芝居をしていないドキュメンタリー的な作り方になったのですが、そういう演出のテクニックを今回は全て使えたのではないでしょうか。書かれたセリフを的確に言うのもおもしろいけれど、「こんな脚本なのに、こんなに面白くできるの?」というところを目指したいし、それを目指していつもやっていますね。
 
―――確かに、セリフのやりとりに躍動感がありました。
本広:若者の言葉は体の動かし方によって出てくる言葉も違ってくるので、それをなるべく生の状態で収録しています。今までの映画はガンマイクで上から音を拾っていましたが、最近は演者全員にワイヤレスマイクを付け、録音部がミキシングをするやり方が主流です。今回は録音部に若手を投入し、やる気を出しているので、次はビッグバジェットの映画に登用し、技術部門の新人育成も行えました。もちろん映画はヒットしてほしいですが、<シネマラボ>ですから俳優や映画に関わる各部門の人材育成の場でもありたい。自分が思っている以上に映画界はそう急には変われない。でも「実験ですから」と言うと色々な機材を貸していただき、様々なサポートをしていただけたのはうれしかったですね。
 
―――小川さんをはじめ、キャスティングは本広監督が直接オファーをするという形が多かったそうですね。
本広:全員思い通りのキャスティングできると、大ヒット作にはならなくても『サマータイムマシン・ブルース』(05)のようにずっと愛される気がします。『幕が上がる』(15)のメンバーとは今でもお付き合いがありますし、みんなで考えながら作った作品はお仕事という感じではなく、すごく愛情深いものになっていますね。
 
 
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■メジャー映画では許されない、ATG作品のようなメタ構造をどこまで追求できるか。

―――一見青春映画ですが、メタ構造にメタ構造が重なって、もう一度観たくなるような映画ファンを唸らせる奥深さがあります。ここまでメタにメタを重ねたのはなぜですか?
本広:メタ構造ものが好きなんです。演劇でいきなりひっくり返ったり、急に何かが起こったと思ったらそれもお芝居だったりするようなどんでん返しも大好きなのですが、映画ではなかなか急に空気は変わるようなものができない。どうすれば映画で物語を逸脱することができるのかをずっと考えていました。メタ構造は調べれば調べるほど深いところに入っていくんですよ。
 
例えば押井さんはアニメで初めてメタ構造を実践した人で、僕はそれを学生時代に見て大きな衝撃を受け「押井信者」になったのですが、その押井さんは演劇から影響を受けたそうです。それで寺山修司さんの映像や本に触れていくうちに、作品のことを考えることはおもしろいなと思えてきました。起承転結のある映画はずっとやってきたし、ちゃんと作れるのだけれど、そうではないものを作りたい。今村昌平さんの学校に行っていたのですが、今村さんも『人間蒸発』(67)でそういう作品を作っていて、今村さん自身が映画に登場し「このお話は全部嘘である」と言い放つと、セットがバラバラと崩れていくんです。本当に衝撃的でしたが、当時のATG作品は構造をぶっ壊すというコンセプトなので、普通のメジャー映画では絶対許してもらえないことができた。今のメジャー映画ではメタ構造といってもどうしても緩くなってしまうので、そこをどこまで追求できるか。今回はその面でも実験的な試みをしています。
 
 

■映画人の交流の場が大事。もっと混じり合い、新しい才能を発掘したい。

―――俳優の名前と役名も同じですし、色々な垣根が曖昧なのも魅力的ですね。
本広:大林監督の影響でもあります。遺作の『海辺の映画館―キネマの玉手箱』(20)はご自身も出演されているし、物語でありながらも僕らに「戦争を起こすな」という遺言を伝えているようにも見える。本当にすごいです。他の大ベテランの皆さんも本当に元気で僕の作品を「普通だな、もう見飽きたよ」とバッサリ。あまりにも尖ったものは作りにくいけれど、例えばこの作品を見て疑問を感じた人がググり、また違う感想と出会って、感想が育っていくという点でもこの作品の実験的側面を感じます。今、是枝さんが映画人の交流の場を作ってくださっていますが、これは本当に大事なんです。どうすれば皆がもっと混じり合うのか。小学生ぐらいでもすごい才能がいますし、そういう才能を発掘したいし、もっと外向きの考え方でありたい。今はそういう思いですね。
(江口由美)
 

 
<作品情報>
『ビューティフルドリーマー』
(2020年 日本 75分)
監督:本広克行
原案:押井守『夢みる人』  
出演:小川紗良、藤谷理子、神尾楓珠、内田倭史、ヒロシエリ、森田甘路、伊織もえ、かざり、斎藤工、秋元才加、池田純矢、飯島寛騎、福田愛依、本保佳音、瀧川英次、齋藤潤、田部文珠香、升毅
11月6日(金)よりシネ・リーブル梅田他全国順次公開
配給:エイベックス・ピクチャーズ
公式サイト → https://beautifuldreamer-movie.jp/
©2020 映画「ビューティフルドリーマー」製作委員会 
 

FRANK&ROBOT-550.tif『素敵な相棒 フランクじいさんとロボット・ヘルパー』

 

  STAR TREK-A-550-1.jpg『スター・トレック イントゥ・ダークネス』来日キャンペーン!!!①②③

 

原題:STAR TREK INTO DARKNESS 

(2013年 アメリカ 2時間12分)

監督・製作:J.J.エイブラムス

製作:ブライアン・バーク、デイモン・リンデロフ、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー

出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョン・チョウ、サイモン・ペッグ、カール・アーバン、ピーター・ウェラーほか

配給:パラマウントピクチャーズジャパン

2013年8月23日(金)~全国超拡大ロードショー

公式サイト⇒ http://www.startrek-movie.jp/index.php

© 2012 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED. STAR TREK and related marks and logos are trademarks of CBS Studios Inc.

 


 スタトレレポート①【“夏祭り” ジャパンプレミア開催】


 

  

 

  

STAR TREK-A-550-2.jpg夏だ!祭りだ!!スタトレだ!!!

エンタープライズ号の“キャプテン”J.J.監督&クルーが、“祭り男”オリエンタルラジオ藤森慎吾と和太鼓でスタトレテーマ曲演奏に挑戦、大賑わい!テーマ曲を“和太鼓”でコラボ演奏

 

<主演クリス・パイン、ザッカリー・クイント、アリス・イヴ、栗山千明他>

 日程|8月13日(火)

会場|TOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区六本木6-10-2)

ゲスト(予定)│J.J.エイブラムス(監督)&クリス・パイン(カーク役)&ザッカリー・クイント(スポック役)&アリス・イヴ(キャロル役)

日本語吹替え版声優:栗山千明(ウフーラ役)&お祭りMC:藤森慎吾(オリエンタルラジオ)

 

 

 8月13日、大ヒットに向けJ.J.エイブラムス監督を筆頭に、エンタープライズ号のクルー、主演キャプテン・カーク役のクリス・パイン、副長スポック役のザッカリー・クイント、才色兼備の科学者キャロル役のアリス・イヴ、プロデューサーのブライアン・バークの5名が集結。TOHOシネマズ六本木ヒルズで夏祭りジャパンプレミアを行った。

舞台挨拶前に行われたファングリーティングは熱気に溢れ、劇場に設営されたレッドカーペットならぬ“ホワイトカーペット”に日本中から駆けつけたファン350人へ、サインや写真撮影などのファンサービスを行った。その後の舞台挨拶では、オリエンタルラジオの藤森慎吾さんが、夏祭り男として盛り上げ役の使命を預かり、祭り男の姿(スタトレのハッピ姿)で元気よく登場。

J.J.エイブラムス監督が登壇すると、「温かい歓迎を受けて大変感謝しております」と挨拶。観客からは割れんばかりの拍手が沸き起こった。次にJ.J.から来日メンバーの紹介で、ブライアン・バーク、アリス・イヴ、ザッカリー・クイント、クリス・パインと次々に登壇すると、会場のスター・トレックファンからはこの豪華顔ぶれにさらなる大歓声と拍手が沸き起こり、会場全体が来場者全員に配られた特製スター・トレック団扇で埋め尽くされ、スター・トレックカラー一色となった。

主演クリス・パインは「再び日本に戻ることが出来て嬉しいです。何度もこの映画を観て欲しい!」と繰り返し猛アピール。

ザッカリー・クイントは「(日本の本作の公開日を)世界の国々で1番最後になってしまい申し訳なかったけれど、楽しみにしていて!」と挨拶すると、スポックファンから歓声が沸き起こった。

“祭り男”藤森さんは、J.J.エイブラムス監督に「(僕と)似ていますか?」と唐突に尋ね、「メガネは似ているね」とのJ.J.の返答に大感激。

日本語吹き替え版で美しき通信士・ウフーラ役を演じた栗山千明さんも会場に駆け付けた。残念ながらウフーラを演じたゾーイ・サルダナは今回の来日キャンペーンに参加できなかったものの、「監督とキャストの皆さんが日本にお越し頂いたことが嬉しく、このような大作に携われたことが光栄です。」と、エンタープライズ号のクルー達と会えたことに大喜び。

舞台上では日本の夏祭りを再現。全国で活躍する和太鼓演奏グループ「和太鼓破魔」のメンバーがスタトレクルーのカラーにあわせ、『赤・黄・青・黒』のハッピ姿で登場、スター・トレックのテーマ曲を太鼓の生演奏で披露すると、その迫力に来日メンバーは驚いたが、目の前で繰り広げられる日本古来の美しく力強い和太鼓演奏に興味津々で聴き入った。

藤森さんが夏祭り男として張り切って音頭をとり、全員で和太鼓演奏に挑戦!バチが配られると、各々が和太鼓破魔さんの説明に聞き入り、脚を広げて腰を落とすといった独特のスタイルで気合十分。J.J.エイブラムスは青いハッピを自ら着用し、気合十分!音楽が始まるとリズムをとるのに少々とまどいながらも、来日キャスト達はノリノリで太鼓を叩いた。見事に初めての和太鼓セッションが終わると、ハグをしあったり和太鼓の方々に和風のご挨拶をした。会場全体が大賑わいとなった。

最後に、J.J.エイブラムス監督から今日のジャパンプレミアに駆け付けてくれたスター・トレックファンの皆さんに「日本が大好きで、また来ることが出来て本当に感謝しています。これから楽しんでくださいね!」と挨拶し、今週末から始まる先行公開に先駆け、スタトレの“熱い”夏を十分に予感させる舞台挨拶となった。

 


 

■J.J.エイブラムス監督

日本に引っ越ししたいぐらい日本が大好き。今日も子供たちを連れてきました。日本でも今後撮影したいです。太鼓も本当に楽しかった!ずーっと叩いていたいです。(笑)

■クリス・パイン

日本はとても素晴らしい街で、尊敬できる人々がたくさんいます。仕事でもプライベートでもいつでも戻ってきたいです。J.J.がコメントする通り、お世辞ではなく本当に素敵な街です。

■ザッカリー・クイント

今回は超イケててぶっとんだスポックが登場します。肉体的というより体を使って走ったりするシーンが多く頑張りました。そんなところも楽しみにしていてください。

■アリス・イヴ

この作品に携われたことは全てが特別でした。言葉や文化の壁を越えて世界中でこの作品を観て頂けることは感慨深く、そのおかげで日本にも初めて来ることが出来ました。続編も楽しみにしています。

■ブライアン・バーク

この作品は日本でキャンペーンをキックオフして、世界中を回って大ヒットさせて、最後の地が日本となります。日本は特別な国であり、お気に入りの場所であり、住みたいと思うほど素晴らしいところなので、大ヒットさせたいです。

■栗山千明

皆さんとお会いするのは初めてなのでドキドキしています。スター・トレックの面白さをみなさんにも味わって頂きたいなと思います。

 

 


 スタトレレポート②【LIVEストリーミング転送会見】


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J.J.監督も「じぇじぇじぇ!」

会見史上初の90秒クイッククエスチョンに、J.J.エイブラムス&エンタープライズのクルーが大興奮!!!

マスコミ&ファンが生中継で制限時間の質問責め !

 

日程|8月13日(火)

会場|ニコファーレ(東京都港区六本木7-14-23セントラム六本木ビル地下1F)

ゲスト(予定)│J.J.エイブラムス(監督)&クリス・パイン(カーク役)&ザッカリー・クイント(スポック役)&アリス・イヴ(キャロル役)

 

 

全世界で大ヒットを記録している、この夏の大本命『スター・トレックイントゥ・ダークネス』がいよいよこの夏日本上陸。そしてこの度、7月のベネディクト・カンバーバッチの来日に続き、ファンが待ち望んだエンタープライズのクルー達と、本シリーズのキャプテンともいえるJ.J.エイブラムス監督が遂に来日した。

会見スタートと共に場内が暗転し、辺り一面が漆黒の宇宙空間に包まれた。AI(人工知能)が英語で今回のミッションがJ.J.監督とエンタープライズ号のクルー達への尋問であることを告げると、お馴染みのスター・トレックのテーマソングと共に、巨大なUSSエンタープライズ号が映し出され、ワープ航法に入った。辺りが一瞬静寂に包まれ、AI(人工知能)の秒読みが開始。すると映画の演出さながらに、宇宙よりJ.J.エイブラムス監督が会見場に転送されてきた。

エンタープライズ号の艦内そっくりの会見場に、「こんな素敵な会見場は今までに見たことごない!セットにいるような気分です!」と大興奮。本会見の目玉である90秒の制限付きクイッククエスチョンでは、“最近覚えた日本語は?”との問いに「ジェジェ!」と答え、思わぬ『あまちゃん』と監督とのコラボに大いに会場が沸いた。同時配信でこの模様を見ているファンからも“じぇじぇじぇ~”と書き込みが殺到。その反応を見た監督は、手を叩いてと大喜びし、コメントを書いてくれる方々にお礼意を言いたい、「ありがとう!」と日本語で発言。すると会場がまたもや“JJJJJJJ”の嵐となった。

続いて本作の主人公キャプテン・カークを演じるクリス・パイン、カークと並んでスター・トレックの顔ともいえるMr.スポックを演じたザッカリー・クイント、そして本来来日の紅一点で、才色兼備の女性科学者キャロル・マーカス役を演じたアリス・イヴが登場。他に類をみないクイッククエスチョンという形式に、多少焦りながらも、そこはやはりハリウッドスター。最初の数問でリズムを掴み、小気味よく質問に答えるクルー達。

クリスへ、“映画と同じモテキャラですか?”との質問に力強く「イエス!」と答えると、ザッカリーとアリスがあきれ顔で苦笑い。ザッカリーへ“久々に再会したクリスとの再会は?”の質問に「んーまあまあかな」と答えるとクリスからすかさず突っ込みが。久々の再開にも関わらず、大変中の良いエンタープライズ号のクルー達に会場から暖かい拍手が送られた。一般からの抽選によって選ばれた特派員クルー達が、緊張しつつ質問すると、J.J.やキャスト達は彼らの言葉に真剣に耳を傾け、一つ一つ真摯に答えた。その姿に、いい人!真面目!紳士的!と絶賛の書き込みで会場は溢れた。

会見後、会場の外では約200人のファンが集まっていたが、J.J. とキャスト達は一人一人にサインや握手、そして写真を撮るなど、夏の酷暑をものともせず、丁寧にファンサービスをしつつ会場を後にした。

 


 

■J.J.エイブラムス監督

「この大ヒットは、素晴らしい脚本と、人間性溢れるキャラクター、そして最高の俳優達によって完成されました特に、新キャラクター“ジョン・ハリソン”は人類最大の敵でありながら、共感できるという素晴らしキャラクターです。“ジョン・ハリソン”を演じたカンバー・バッチも素晴らしかったです。」「プレッシャーは常に感じています。家族と離れて過ごすチームのメンバーの為に彼が報われるような作品を撮りたいと常に思っています。しかし、全てのファンを満足させられてないことも分かっています。僕のスター・トレックは、新しいファンも楽しめるように作っています。気にいって貰えなかったらゴメンなさい。」「僕は元々スター・トレックのファンではありませんでしたが、今はヘビーなファンです(笑)オリジナルを作り直すのではなく、その精神や、キャラクター、ユーモア、そして対立や自己犠牲などの重要なテーマを引き継ぎながら、今日に置き換えるよう努力しました。SFの偉大なところは、様々な事象を比喩的に表現できる事です。それは政治や様々なことに当てはめることができる。だから不変なのです。」

STAR TREK-B-550-2.jpg■クリス・パイン

「素晴らしい会場を作ってくれてありがとうございます。このような大きなシリーズに関わることができて大変光栄です。好きなキャラクターはスポックです。スポックは熱い情熱や、感情を内に秘めながら、それをなかなか出すことのできない難しい役です。そのような難しい役をザッカリーはとても良く演じたと思います。自分の弱点は・・・ラーメンに対する愛です(笑)」

■ザッカリー・クイント

「また日本に来れて嬉しいです。4月からスタートしたキャンペーンの最後の地に、日本を訪れることが出来て光栄です。映画の枠を超え、ポップカルチャーにまでなってる本作に携われることはとても幸せです。どのキャラクターを選ぶかは大変難しいです。それはジーン・ロッテンベリが作った多様と協調の重要性を本作が教えてくれるからです。僕の弱点は集中力のなさです(周りのコメントを眺めながら)」

■アリス・イヴ

「日本に来るのは初めてです。母国イギリスの雰囲気に似ています。皆の力を一つにして、作品を作り上げるのは素晴らしいし、それを世界中の人々と分かち合えるのはとても光栄です。私の好きなキャラクターはスコッティです。彼はシリアスな状況でもユーモアを忘れないし、本作の重要な場面でヒーローになるのです。私の弱点は・・・やはり愛ですね。恋は人をモンスターにしてしまうから」

 

 

 


 

 スタトレレポート③【史上初!ギャラクシーカーペットイベント】

 


 

STAR TREK-C-550-1.jpgJ.J.監督とエンタープライズ号クルーらが 宇宙飛行士:毛利衛と惑星探査!

 

8月14日(水)19:00~20:30【ギャラクシーカーペットイベント】

<取材来場>スチール50台、ムービー30台、記者・マスコミ関係合計200名

会場|日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6)

ゲスト(予定)│J.J.エイブラムス(監督)、ザッカリー・クイント(スポック役)アリス・イヴ(キャロル役)

スペシャルゲスト:毛利衛(日本科学未来館館長・宇宙飛行士)

 

 

8月14日、公開に先駆けJ.J.エイブラムス監督を始め、副長スポック役ザッカリー・クイント、才色兼備の科学者役アリス・イヴ等エンタープライズ号のクルーらが登壇し、日本科学未来館で映画としては初めてのコラボが実現。世界初のギャラクシーカーペットや、巨大な地球ディスプレイ[ジオ・コスモス]を活用したギャラクシーイベントが開催されました。

STAR TREK-C-240-1.jpgこの日、暗闇の中浮かび上がる[ジオ・コスモス]の姿と壮大なオープニングでスタートしたギャラクシーイベント。応募総数2000通の中から選ばれたラッキーなファン500人と集まったマスコミがかたずを飲んで見守る中、オーバルブリッジに特設されたギャラクシーカーペットにゲスト達が登壇。待ちわびたファンからは大きな歓声が上がり、サインや写真撮影に丁寧に応じるJ.J.エイブラムス監督とクルー達。そして、会場が暗闇に包まれると、[ジオ・コスモス]の後ろの巨大スクリーンに次々と惑星の映像が映し出され、宇宙を思わせる美しい演出に会場のボルテージが急上昇すると、宇宙空間を感じさせる会場の特設ステージで舞台挨拶がスタート。美しい[ジオ・コスモス]に感激したゲスト達は「アメイジング!来日キャンペーンの締めくくりをこのような素晴らしい空間で迎えられて大変嬉しく思います!」と熱い歓迎に感動した様子。

さらに、本イベントに全面的な協力をした最先端科学技術と社会をつなぐ拠点、日本科学未来館の館長であり、宇宙飛行士の毛利衛さんが登場し、地球の未来と平和を願ってJ.J.エイブラムスとクルー達へ[ジオ・コスモス]を模した地球儀と、毛利さんが参加した宇宙のプロジェクトでしか作られていない記念ワッペンを贈呈。エイブラムスは「実際に宇宙に行ったことのある毛利さんにお会いできて光栄です!素敵なプレゼントにも感激しました!」とコメントするなど感動した様子。

お返しにJ.J.エイブラムスからは本作の製作会社であるBAD ROBOTのフィギュアが贈られた。毛利衛さんも「まるで皆さんと一緒に宇宙に行った気分になりました。今回の作品は心の問題を大切に扱っています。それはこの日本科学未来館のテーマでもあるので、作品とのつながりを深く感じました。今回来日してくださった皆さんに感謝します。」とコメントし、『スター・トレックイントゥ・ダークネス』と来日ゲスト達を絶賛。

最後に、サプライズプレゼントとして毛利衛さんからJ.J.エイブラムスへ[ジオ・コスモス]のコントローラーがプレゼントされ、月、そして今回がNASAから届いたばかりの初公開となる水星・金星の映像が映し出されると、お茶目に唸りながら触れるエイブラムスを始め、エンタープライズ号のクルー達も惑星を回転させたりと、さながら惑星探査をしているかのように大興奮! J.J.は「あたたかく迎えてくれてありがとうございます。惑星をいじったり動かす経験もさせてもらいました。日本大好きです!また必ず戻ってきます!ドウモアリガト!」と最後は日本語で締めくくり、大きな拍手と歓声の中で 来日キャンペーンの幕を閉じた。

 


 

■来日キャンペーンの締めくくりが日本科学未来館で行われる印象は?

J.J.エイブラムス:今回の来日キャンペーンで、日本に来るのを一番楽しみにしていました。日本大好き!キャンペーンが終わってしまうのは少し寂しいですが、この場所でこんな素晴らしい最後を迎えられて感激しています。

■スポックを演じるにあたって苦労した点は?

ザッカリー:「チョウジュトハンエイヲ!」(長寿と繁栄を)覚えたての日本語でバルカン人の挨拶に挑戦してみました。

(ファンからバルカンサインを掲げられる一面も)今回は戦闘シーンもあり、肉体的な稽古を沢山しました。スポックの動きもどこか省エネ的に見えるような動かし方を意識しました。作った私たちが楽しんだ同様、皆さまにも楽しんでもらいたいです。

STAR TREK-C-240-2.jpg■今回は初来日となりましたが、日本の印象はいかがですか?

アリス:日本は文化や文明のありかたなど、私の祖国イギリスにとても似ていて驚きました。食事も日本が世界で一番おいしいと思いますし、これから日本を堪能するのでとても楽しみです。

■宇宙飛行士から見た『スター・トレックイントゥ・ダークネス』の感想は?

毛利衛:今までの「スター・トレック」とは違い、今回は私たちの地球が舞台になっています。エイブラムス監督が今回扱っている“心の問題”は、日本科学未来館でも大切にしていることですので、「スター・トレック」との共通性を感じます。来日してくださった皆さまに感謝します。

■日本のファンへメッセージ

J.J.エイブラムス:映画はまるでジェットコースターに乗っているような楽しさがあります。素晴らしい映像はもちろんのこと、一番大事にしたのは「ハート」です。是非、映画館で楽しんでください!

 

 

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