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『天地明察』
「天地明察」 天の動きと地の位置を観測し、天文の原理を解明すること
米国アカデミー賞外国語映画賞に輝いた「おくりびと」の滝田洋二郎監督が、
本屋大賞第1位のベストセラー小説を映画化!
時代をひっくり返す大計画、それは日本初の暦を作ること!?
実在した人物・安井算哲の挑戦を描く、感動のエンタテインメント!
≪解説≫
2008年、日本中の人々が、かつて観たことのないテーマを扱った映画に心を奪われた。国内の映画賞を総なめにし、翌年には第81回米国アカデミー賞外国語映画賞の栄誉に輝いた、滝田洋二郎監督の『おくりびと』だ。異例の大ヒットを記録した社会現象から4年、国内外から熱い注目を集める滝田監督の受賞後初となる作品が完成した。滝田監督が選んだ、さらなる斬新なテーマ、それは“江戸×天文”。多くの人々が、地球が丸いことさえ知らなかった江戸時代に、星や太陽の観測をし、日本初の暦作りに挑戦した、実在の人物・安井算哲(後の渋川春海)の物語だ。
原作は、2010年本屋大賞第1位に輝いた、冲方丁のベストセラー小説「天地明察」。時代小説ファンのみならず、老若男女全ての世代から熱い支持を受けている話題作である。
物語の中心となるのは、私たちの日々の暮らしを支えている“暦”。江戸時代前期、この暦に大きなずれが生じ始めていた。この時代、暦は、季節とともに暮らす多くの日本人の生活の基盤である以上に、宗教、政治、経済にまで影響を及ぼし、暦を司る者が国を治めるというほど重要な意味を持つ存在だった。そんな暦の間違いを正し、新たな暦を作るという、国を揺るがす一大計画を任された男・安井算哲が、幾度もの失敗、挫折につまづきながらも、様々な人々と出会い、支えられ、導かれながら、決してあきらめずにひたむきに夢を追い続ける姿を、日本を縦断するダイナミックな天体観測、幕府と朝廷の権力争いなどのドラマティックな人間模様を背景に描きだす。
出演:岡田准一、宮アあおい、中井貴一、松本幸四郎
監督:滝田洋二郎
原作:冲方丁 「天地明察」(角川書店刊)
音楽:久石譲
共同配給:角川映画/松竹
(C)2012「天地明察」製作委員会
2012年9月15日(土)〜全国ロードショー