【第一部】追悼 名女優・高峰秀子(午前10:30〜)
『花つみ日記』
(1939年/製作:東宝京都=東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品/1時間13分)
監督:石田民三 原作:吉屋信子 脚本:鈴木紀子 撮影:山崎一雄
出演:高峰秀子、清水美佐子、葦原邦子、進藤英太郎、花沢徳衛、林喜美子、御船京子
【解説】戦前の大阪を舞台に、15歳の高峰秀子がはつらつとした表情が印象的な作品。ミナミ宗右衛門町の置屋の娘・栄子(高峰)が通う女学校に、東京からみつる(清水美佐子)が転校して来てふたりはすぐ友だちになるが、憧れの梶山先生(葦原邦子)をめぐって不仲になる。栄子は学校を辞めて舞妓として働くが、梶山先生からみつるの兄が召集されることを聞いた栄子は病気にも負けず街頭に立ち、道行く人に千人針をお願いする。大空襲で消失した戦前の大阪各地のロケ映像が貴重。
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