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『カメリア』 
オリジナルクリアファイルプレゼント!

・募集人数: 5名様

・締切 :2011年 11月 13日(日)

応募方法は→こちら

・作品紹介⇒ こちら 
・ソル・ギョング インタビュー⇒ こちら
・公式サイト⇒ 
http://www.camellia-movie.net/index.html

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アジアの才能が生んだ、時にあらがう三つの記憶の物語

1996年に創設され、いまやアジアで最も注目される映画祭に成長したといっても過言ではない韓国の釜山国際映画祭。その映画祭と、会場である釜山広域市では長年、釜山を舞台にした映画をつくりたいという思いがあった。2009年、両者の思いは〈釜山プロジェクト〉として具体的に動き出した。
オムニバス映画『カメリア』の舞台は釜山、テーマは「愛」。その2条件の中で監督たちに自由に撮影してもらう。監督は釜山国際映画祭と縁のある3人の映画監督を選び出した。

その3人とは、映画『怪盗ブラック・タイガー』などで日本でも知られるタイのウィシット・サーサナティアン、日本の行定勲、韓国は『地球を守れ!』でモスクワ映画祭ほか各国映画祭で賞に輝く実力派チャン・ジュナン。個性の違った3監督が、それぞれの釜山をスクリーンに映し出す。

サーサナティアン監督の「IRON PUSSY」は、1970年代の釜山にやって来たタイのスパイの悲恋物語。女装してスパイ活動をするアイアン・プッシー(ミシェル・シャオワナサイ)と韓国人のジホン(キム・ミンジュン)との結ばれぬ愛をコミカルに描く。暑い国出身の監督ならではの豊かな色彩に彩られた物語は、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさがある。

圧倒的な完成度で魅了するのは、行定監督の『Kamome』だ。映画をこよなく愛する昔気質の撮影監督が、不思議な少女と出会い、ほのかな恋心を抱くファンタジー。少女を演じた吉高由里子の透明感ある美しさと、撮影監督を演じた名優ソル・ギョングの視線、仕草、涙といった演技の一つひとつが心に沁みる。観光名所としての顔とは異なる夜の釜山の町並みは、どこか懐かしくやさしい気持ちにさせてくれる。日本人監督ならではの情緒が滲んだ作品に仕上がっている。

未来都市・釜山では記憶の売り買いができるー。チャン・ジュナン監督はそんなSFタッチの『LOVE FOR SALE』を撮り上げた。主演は釜山出身のカン・ドンウォンと、ソン・ヘギョ。ドンウォンが軍に入隊して間もなく1年になるだけに、本作はファンにとってはうれしいプレゼントに違いない。ストーリーも最近のドンウォン作品にはない恋愛モノだけに、ファンには見逃せない1本となっている。

個性溢れる監督たちがとらえた釜山を通して、私たちはどんな釜山を発見することができるだろうか。

『カメリア』
(2011年 タイ=韓国=日本 2時間23分)
監督:ウィシット・サーサナティヤン、行定勲、チャン・ジュヌァン 出演:吉高由里子、ソル・ギョング、カン・ドンウォン、 ソン・ヘギョ、ミシェル・シャオワナサイ他

2011年10月22日〜新宿バルト9、横浜ブルク13、梅田ブルク7他全国順次公開
(c) 2010 BALCON/SIDUS FNH
   
             
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