映画は、高校時代に学校爆破事件を起こした5人の落ちこぼれが、ある事件をきっかけに自分たちの人生をもう一度見つめなおそうと奮起する青春コメディ。出演は、小出恵介、勝地涼ら実力派若手俳優が揃う。

　会場入りする前『ミヤネ屋』の収録に参加し「一杯ひっかけてきた」という小栗は、ほろ酔い気味(？)でファンに笑顔を見せる。（なんと十三のバーで黒ビール３杯も飲んだとか！？）　最近は“監督”と呼ばれることにも慣れてきたようで、作品に対しても「僕自身が見たいと思える作品に仕上がった」と胸を張る。「(出演者の)5人もすごくいい表情をしていて最高でした。こういう風に撮ってくれるなら僕も出たいくらい(笑)」小西も「私も初めて試写で見た時、面白くて興奮しました。男の子たちの中に入りたいと思いましたね」

　小栗の監督ぶりを聞かれた小西は「とにかくよく走る。じっと座っている所を見たことがないです。自ら機材を運ぶし、ロングで撮っている時でも、遠くから走ってきて分かりやすく演出する。熱い監督です」と、その映画への情熱に驚いたようす。

　劇中で風俗嬢を演じている小西は、今まで着たこともないセクシーな衣装にも挑戦。「(今回の役は)チャレンジになりました。でも、脚本を読んで彼女のことが大好きになったんです。それぐらい脚本が面白かった」一方の小栗は、小西の役柄が風俗嬢ということで、初めは出演を断られるかもと心配していたらしい。しかし、その不安は杞憂に終わったようで「小西さんは何にでもチャレンジしてくれて、やりやすい女優さんでした」とコメント。さらに、小西演じる美沙には小栗の理想の女性像が盛り込まれている？との問いかけには「見た方がそう見えたのなら、そうなのかも知れません。自分も主人公の巧と同じ目線で、綺麗で素敵な女性として描きたいと思っていたので」と語った。

　そして、最後に小栗は「小西さんは凄く面白い映画だと言ってくれましたが、あまり期待せずに見て下さい(笑)とりあえず、勝地涼が下ネタを連発しまくります(笑)小栗旬の頭の中ってこうなんだ〜と思って下されば。宮根さんに「ヘラヘラ笑って前を向いて生きるってことが、どれだけ大事かということを教えてもらいました」と言ってもらって嬉しかった。どんな状態であれ、楽しく生きようとすることって結構いいことなんじゃないの！という映画です。楽しんで下さい。」と締めくくり舞台を後にした。