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『パーマネント野ばら』 舞台挨拶

『パーマネント野ばら』  ゲスト:菅野美穂

(2010年 日本 1時間40分)
監督:吉田大八
出演:菅野美穂,小池栄子,池脇千鶴,宇崎竜童,夏木マリ,
    江口洋介

2010年5月22日〜新宿ピカデリーほか全国にて公開
関西では、シネ・リーブル梅田、なんばパークスシネマ、
MOVIX京都、シネ・リーブル神戸にて公開

公式サイト⇒ http://nobara.jp/
〜女は図太く生きるべし!幸せのお手本は、野ばらに集う女たちの“パンチ力”〜

 人気漫画家・西原理恵子が描く大人の女の恋物語を『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督が映画化。田舎で母・まさ子が経営する美容室「パーマネント野ばら」に、娘を連れて出戻って来たなおこと、彼女を取り巻く女性たちの“どうしようもない恋”の儚さと切なさをコミカルかつ叙情的に綴る。

 2010年4月26日、大阪市内の映画館で行われた先行試写会には、なおこを演じた菅野美穂が舞台挨拶に登場。「働きマン」「キイナ」「曲げられない女」など数々のテレビドラマを大ヒットに導き、女優として確固たる地位を築く菅野だが、映画の主演は北野武監督の『dolls』以降、実に8年ぶりとなる。しかし、本人曰く意識的に映画から遠ざかっていたわけではないそうで、「気がついたら8年経っていました。自分でもビックリ」と笑う。

 そんな久しぶりの映画となる西原作品について「女性の可愛らしさと、ファンキーな一面と、肉食の部分がきっちりと描かれていると感じた。本を読んだ後、みっちゃんか、パンチシスターズか、どの役を演じるのかなと考えていたら、なおこをやらせてもらえたので光栄です(笑)お芝居の上では、みなさんの楽しげな掛け合いをジッと見ているだけというのは“我慢の演技”でしたね。今まで自分から動く役が多かったので、受け身の演技はあらためて難しいなと感じました。」さらに、なおこのキャラクターについては「透明で儚さそうなんだけれど、母親としての逞しさもある。恋の炎も燃えてはいるのだけど、皆がメラメラと揺れる赤い炎だとすると、なおこの炎は青白いぼぉっとした炎かな」

 なおこには、夫の浮気癖にやきもきしながらフィリピンパブを経営するみっちゃん、心優しいが最強に男運の悪いともちゃんという2人の幼なじみがいる。2人はどんな時も側にいてくれるなおこの良き理解者だ。みっちゃんを小池栄子、ともちゃんを池脇千鶴が演じているが、プライベートでも仲はよかったと言う。撮影地となった西原の故郷・高知県の宿毛では「小池さんとは一緒にご飯を食べに行ったりしていました。栄子ちゃんが他の仕事で東京に帰らないといけない時は、すごく悲しくて「帰らないで」って(笑)池脇さんはずっと宿毛に滞在していたので、2人で土佐のカツオじゃなくマグロを食べに行きました(笑)」

 劇中で話す高知弁については「西のアクセントって情が伝わりやすい。「何で?」のひと言でも、柔らかい言葉のアクセントで可愛く聞こえるので面白いなと思った」印象に残っているセリフは「みっちゃんが言う「どんな恋でもないよりマシやき」っていうセリフです。とても綺麗な言葉だと思った反面で、そんな風に恋を追いかけるから傷ついたりするのになぁと両方の面で響きましたね。男の人から見たら女性の本音ってどう思うのか気になります。ぜひ映画を見た後は感想をツイッターでつぶやいてみてください!」

(中西 奈津子)ページトップへ

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