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★うまれる |
(C) 2010『うまれる』パートナーズLLP |
『うまれる』
〜生まれてきて良かった!そう実感できる映画〜
(2010 日本 1時間44分)
企画・監督・撮影:豪田トモ
主題歌:「オメデトウfeat.KOHEI JAPAN」つるの剛士(PONY CANYON INC.)
ナレーション:つるの剛士
製作:インディゴ・フィルムズ 配給:マジックアワー
2010年11月27日(土)〜テアトルテアトル梅田、12月11日から京都シネマ、シネ・リーブル神戸
にて公開
・お子様同伴上映会のお知らせは→こちら
・公式サイト⇒ http://www.umareru.jp
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正直、子供を授からなかった私にとって出産を扱った作品を見るのはつらいものがある。本作も積極的に見ようという気にはなれなかったが、先に試写を見た方に背中を押されて拝見した……それまでのわだかまりが一変に吹き飛んだ。生まれてきて良かった!生んでくれてありがとう!そして、子供を授からなかった人生も素直に受け入れる気持ちになれた。そう、この映画は見る人の心に生きる喜びを与えてくれる、感動のドキュメンタリーなのだ。
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豪田トモ監督は、家庭の事情で親からの愛情をあまり感じられずに育ち、自分の存在価値に疑問を抱いていた。そのため、結婚し家族を持つということを積極的に考えられなかったようだ。そんな彼が、ある講演会の撮影を依頼され、その産婦人科医の話の内容に衝撃を受けて、本作の企画がうまれたという。 |
「3歳前後の子どもの30%に、“体内記憶”がある」「赤ちゃんは雲の上で親を選んで生まれてくる」という非科学的ファンタジーな話。だが、「自分は好きでうまれてきたんじゃない」「子どもは親を選べない」とずっと思っていた彼は真逆の発想に驚き、震えるほど感動したという。人生にはそれまでの価値観をひっくり返すほどの衝撃的出会いをする時がある。まさしく豪田監督にとってその講演がそうだったのだろう。 |
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本作では、親に虐待されて育った女性と親からの愛情をあまり感じられなかった男性のカップルが初めて親になるまでの様子を主軸に、初めての子どもを死産するという悲しい経験をした夫婦が立ち直る様子を、また、難病をかかえる子供であることを承知で出産して明るく元気に子育てを楽しんでいる夫婦、さらに9年間も不妊治療に挑みながらも結局授からなかった夫婦の思いなどを、平等に絡ませて綴っている。 |
それぞれの夫婦が抱える複雑な思いに呼応するように、産婦人科医や出産コーディネーターや助産婦さんなどの意見を交え、素直な視点で丁寧に汲み取っているところはとても好ましい。さらに、オープニングや悲嘆から抜け出せない親の気持ちなどをアニメーションで表現してみせたり、挿入歌の「トツキトウカの旅」「泣いていいよ」や主題歌の「オメデトウ」など子どもと親の思いを優しい歌に込めたり、ドキュメンタリーの枠を越えた感動作に仕上がっている。
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新しい命を授かるということは何事にも勝る至福。親から子へ、子から孫へと続く命の連携こそ生まれてきた使命のひとつだろう。だが、望んでも授からない人や、望まぬ妊娠に苦慮する人がいることも事実。どうか身勝手な判断で大切な命を消さないでほしい。そして、うまれてきた子どもには、精一杯の時間と愛情を注いでほしい。もう覚えてないだろうが、自分がうまれた時も祝福されたのだから。 |
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NEWS!★『うまれる』
お子様同伴上映会のお知らせ! |
「うまれる」お子様同伴上映会の時間が確定しました。
■内容
・小さなお子様連れの方限定の上映会となります。
・空調や照明、音量をお子様向けに調整いたします。
・ベビーカー置き場やおむつ交換台、休憩スペースなどをご用意します。
■日時
12月16日(木)12:10の回
■料金
大人1,200円/お子様(3歳以上)800円
■チケット発売方法
11/27(土)より劇場窓口にてチケット発売開始
(※各日満席になり次第受付終了)
その他詳細は劇場までお問合せ下さい。
テアトル梅田 http://www.ttcg.jp/theatre_umeda/
〒530-0013 大阪市北区茶屋町16-7 梅田ロフトB1tel:06-6359-3200・1080 fax:06-6359-1081
theatre_umeda@theatres.co.jp
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