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キラー・エリート

(C)2011 Omnilab Media Pty.Ltd.
『キラー・エリート』 (KILLER ELITE)
〜ジェイソン・ステイサムの魅力さく裂!元SAS(英国特殊部隊)の知られざる真実に迫るアクションサスペンス〜

(2011年 オーストラリア 1時間57分)
監督:ゲイリー・マッケンドリー
原作: ラヌルフ・ファインズ著『キラー・エリート』ハヤカワ文庫刊
出演:ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン、
    ロバート・デ・ニーロ他

2012年5月12日〜新宿バルト9、梅田ブルク7、109シネマズHAT神戸、T・ジョイ京都他全国ロードショー
公式サイト⇒ http://killer-elite.jp/
 ジェイソン・ステイサム、ロバート・デ・ニーロ、クライヴ・オーウェンの男祭りと聞くだけでハードボイルドなアクションが頭をよぎるだろう。原作は元SAS(英国特殊部隊)隊のラヌルフ・ファインズによる極秘組織を描いた衝撃のノンフィクション。メキシコからはじまり、オーストラリア、イギリス、フランス、オマーンと国境をまたいだ壮大なスケールで国家の思惑すらからむスリリングなサスペンスが展開する。香港映画さながらの飛び降りアクションまで見せるジェイソン・ステイサムに、まずは注目してほしい。
 元殺し屋のダニー(ジェイソン・ステイサム)は、かつての相棒ハンター(ロバート・デ・ニーロ)が捕えられたことを知る。オマーン首長の息子たちを殺した犯人への報復という仕事を引き継ぐことを条件に、ハンターを解放するという条件をのんだダニーだったが、報復の相手はSAS(英国特殊部隊)の精鋭たちだった。そして彼らの背後には元SASのメンバーで構成された「フェザー・メン」という秘密組織が目を光らせていた。
 『トランスポーター』シリーズや、シルベスター・スタローン他マッチョスター競演で話題を呼んだ『エクスペンダブルズ』の準主役を演じたジェイソン・ステイサム。本作では愛する人と一緒になるために殺し屋稼業を引退した主人公ダニーを好演。ビルの屋上から次々飛び降りる生身アクションの数々は新鮮でワクワクする。「フェザー・メン」の一員、スパイク(クライヴ・オーウェン)とのカーアクションやガンアクションを交えた熾烈な闘いをはじめ、英国とオマーンとの政治的な関係に触れ、思わぬ黒幕が最後に登場するなどめまぐるしい展開で飽きさせない。
 ダニーの相棒ハンターを演じるロバート・デ・ニーロも、存在感のある”囚われの身”で、アクションは若い者に任せ、味のある身のこなしと余裕の笑顔で作品に華を添えている。一旦殺人に手を染めた者が、足を洗いその人生を変えられるのか。本作が初長編作品となるゲイリー・マッケンドリー監督が描いた元SASの裏事情を暴く激しいアクションストーリー。その最後は人間味のある元殺し屋ダニーらしい希望に満ちていた。

(江口 由美) ページトップへ

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